商品情報と商品 DB の潮流と 今後の方向性

Contents
№158/2014
商品情報と商品 DB の潮流と
今後の方向性
商品情報と商品 DB の潮流
西山智章
<国内の商品情報と商品 DB の動向>
JAN コード統合商品情報 DB(JICFS/IFDB)の動向
銅直
正
酒類・加工食品業界の商品 DB の動向 仲小路啓之
日用品、化粧品、ペットフード、ペット用品、
OTC 医薬品業界の商品 DB の動向
家電業界の商品 DB の動向
井上美惠子
漁野俊宏
酒類・食品卸売業の協働事業における商品 DB の取組み
イオングループ商品情報一元管理システムの構築
井口泰夫
ジェンク・グロル
<国際の商品情報と商品 DB の動向>
商品情報の同期化と消費者向け商品情報の動向
パク・スーソク
<品質情報の動向>
食品業界における規格書・仕様書情報の動向
細田智之
特別報告
注目される海外流通企業をレポートする
富裕層を惹きつけ続けるニーマンマーカス
ジェイ広山
国際流通標準の動き
GS1 & EPCglobalレポート
国内の動き
流通政策の動き
産業界の動き
センターニュース
新春トップセミナー/卸研フォーラム
Books
流通レーダー
小売業
総合政策
物流
海外
調査研究
段ボールケースへの可変情報のバーコード・ダイレクト印字検証 森 修子
商品情報と商品 DB の潮流
と今後の方向性
商品情報と商品 DB に関する最近の動向を 紹 介 し、今 後 の 方 向 を
探る。
総論として、 商品情報と商品DB の潮 流」に お い て、こ れ ま で の
商品情報と商品 DB の利用の取組みには、約10年 を 周 期 と す る 2 回
の大きな波(商品 DB 構築の波、連携・ネッ ト ワ ー ク 化 の 波)が あ
り、現在は、B2C を原動力として次元の異なる商品情報利用の波が
押 し 寄 せ て き て い る と し、EU 新 食 品 表 示 規 制、GS1 の B2C(GS1
ソース)とデータ品質への取組み、さらに商品情報利用の新たな動き
(安 全 ・ 安 心 に 関 わ る 情 報 要 求 の 高 ま り、商 品 情 報 項 目 の 拡 大 等)
を紹介し、商品 DB の必要性はこれまで以上に高まると指摘する。
以下、各論として、
<国内の商品情報と商品 DB の動向>
JAN コ ー ド 統 合 商 品 情 報 DB (JICFS/IFDB )の 動 向」で は、
JICFS/IFDB 運用の経緯、商品情報の種類(共通情報、個別 情 報)
と 内 容、商 品 情 報 の 現 状 と 課 題、JICFS/IFDB の 概 要、JICFS/
IFDB と業界商品 DB の連携、GEPIR との連携等を紹介する。
酒 類 ・ 加 工 食 品 業 界 の 商 品 DB の 動 向」で は、酒 類 ・ 加 工 食 品
業界の商品データベースである株式会社ファイネットの「商品情報
デ ー タ ベ ー ス サ ー ビ ス(FDB)」の 概 要、流 通 業 界 全 体 で の 活 用 事
例、酒類・加工食品業界での活用事例(マスター情報項目、品質情
報項目)、課題と今後の取組みを紹介する。
日 用 品、化 粧 品、ペ ッ ト フ ー ド、ペ ッ ト 用 品、OTC 医 薬 品 業 界 の
商品 DB の動向」では、日用品・化粧品業界等の商品情報を提供する
株式会社プラ ネ ッ ト の 商 品 デ ー タ ベ ー ス に つ い て、ス タ ー ト の 背 景、
発 展 の 道 程、卸 売 業 と 小 売 業 の 業 務 効 率 化 の 支 援、新 た な 流 通 チ ャ
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流通とシステム No. 158 2014.3
商品情報の検索画面&検索結果例
ネル拡大への対応、 商品データベースプラス」等を紹介する。
家 電 業 界 の 商 品 DB の 動 向」で は、家 電 商 品 及 び 家 電 関 連 商 品
の商品情報データベースシ ス テ ム で あ る JD −NET シ ス テ ム に つ い
て、特徴、販売店での活用事例、登録メーカー数、利用流通企業・
団体数、登録件数の推移、今後の取組み計画と課題を紹介する。
酒類・食品卸売業の協働事業にお け る 商 品 DB の 取 組 み」で は、
酒類・食品卸売業の協働事業基盤である株式会社ジャパン・インフ
ォレックスの商品データベースについて、設立経緯、現状、新たな
方 向 性(ネ ッ ト 通 販、品 質 系 情 報 へ の 対 応 等)、WEB 型 検 索 シ ス
テム「Inforex TREASURE」、今後の課題等を紹介する。
イ オ ン グ ル ー プ 商 品 情 報 一 元 管 理 シ ス テ ム の 構 築」で は、イ オ
ングループにおける、商品マスター管理や標準化への取組みの経緯、
商 品 マ ス タ ー の 重 要 性、PIM の 取 組 み(PIM シ ス テ ム 導 入 の 取 組
み、導入実績等)、現状の課題を紹介する。
<国際の商品情報と商品 DB の動向>
商 品 情 報 の 同 期 化 と 消 費 者 向 け 商 品 情 報 の 動 向」で は、GDSN
の 現 状(GDSN 導 入 の 効 果 等)、消 費 者 向 け 商 品 情 報 の 必 要 性、
GS1 ソ ー ス の 概 要 と 課 題、デ ジ タ ル ID の 概 要、1WorldSync の 今
後の方向性を紹介する。
<品質情報の動向>
食 品 業 界 に お け る 規 格 書、仕 様 書 情 報 の 動 向」で は、酒 類 ・ 加
工食品業界における商品情報授受の標準化に向けた取組みの経緯、
商 品 情 報 授 受 標 準 化 会 議(PITS)の 設 立 と 2 つ の 分 科 会 設 置 の 背
景、今年度の成果(標準122項目の策定、PITS 標準フォームの 原 案
策定等)、今後の取組み予定等を紹介する。
流通とシステム
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