日本耐震天井施工協同組合認定工法 (国土交通省 告示第 771 号対応 JIS19 JIS19 形・JIS 形・ JIS25 JIS25 形仕様) 標準施工要領書 標準施工要領書 2014.10 現在 ver.N er.N- 1 410 0 ! 安全に関するご注意 (取扱注意事項) ケガや事故防止のため、以下のことを遵守すること。 1.搬入時、資材の落下やずり落ちによるケガを防ぎ、腰を痛めないようにすること。(現場での小運搬は無理のないよ うにご注意すること。) 2.鋼材の切り口は鋭利であり、また、切断時にはバリも生じ易いので、手を傷つけないようにすること。(軍手等の保護 手袋を着用すること。) 3.素手による取扱い、または素肌の露出部はケガをする恐れがありますので注意すること。(素肌をなるべく避けるよ うな服装にすること。) 4.梱包用スチールバンドおよび針金等の切断時のはねあがり等によるケガが生じますので注意下さい。(梱包をとく場 合は状況判断して作業すること。) 5.搬入時や保管時について次のような事項に注意すること。 ①原則として、屋内の湿気の少ない場所に保管すること。(やむを得ず屋外に置く場合には防水シートをかけること。) ②製品は地面に直接置かず、平らなところにかい木をして水平に置き、積み重ねる場合は間木を施して荷崩れを起 こさないように置くこと。 ③クレーン荷揚げ等の運搬に関しては、布製平型吊りバンドを使用するなど、製品の角や表面の損傷に注意するこ と。また、製品の上に重いものを乗せないこと。 6.天井に重量物を固定すると落下、脱落により、思わぬケガをしたり天井面を破損したりすることがあるため、原則設 置しないこと。 7.壁に資材を立てかけたりすると倒壊により思わぬケガをすることがあるので、壁には資材を立てかけないこと。 8.天井に乗ったり、ぶら下がったりすると落下、脱落によりケガをすることがあるため、危険な行為はしないこと。 9.天井から物を吊るしたり、物を載せたりすると落下や脱落によりケガをしたり、天井周辺を破損することがあるため、 原則設置しないこと。 ! 設計・施工上の重要品質基準 設計上の留意事項 1.強風地域やピロティの天井等で強風の影響を受ける場合などについては、耐風圧性を考慮した設計とすること。 2.鋼 製 天 井 下 地 材 の構 造 は、照 明 器 具 や各 種 設 備 機 器 類 の荷 重 を考 慮 されていないため、これらの機 器 類 は、 個々に所定の強度・剛性を有する構造および取付け方法とすること。 3.特殊な場所や環境性能を要求される場所は、耐食性などを配慮した設計とすること。 施工上の留意事項 1.鋼製下地材のく(躯)体への取付けやインサートとの接合は確実に堅牢に行うこと。 2.配管、空調ダクト、空調機器、照明器具等と鋼製下地材とはそれぞれ独立して取付けること。 3.建築物の屋外で特に強度が必要な場所に使用される天井下地は、強度、安全性を更に増した所定の構造にて施 工すること。 1 目 第1章 一般事項 1-1 適用範囲 1-2 部材の名称 1-3 材料仕様 第2章 標準施工要領 2-1 墨出し 2-2 吊りボルトの取付け 2-3 野縁受けの取付け 2-4 野縁の取付け 2-5 ブレースの取付け 2-6 開口部の補強 2-7 勾配部の補強 2-8 点検・検査 2-9 養生 第3章 納まり施工例 3-1 端部クリアランス 3-2 段差部クリアランス 3-3 開口補強例 第4章 4-1 第5章 5-1 付録 次 ブレース(斜め補強)配置例 ブレース配置の一般事項 ブレース(斜め補強)適応部材の算定 ブレース材算定の一般事項 施工チェックリスト 2 第1章 1-1 一般事項 適用範囲 この施工要領書は、耐震性を考慮した天井の鋼製下地(以下、耐震天井下地という。)の 標準施工方法について規定する。 1-2 部材の名称 各部材および附属金物の名称は、次による。(図 1-1 参照) 図 1-1 耐震天井(例図) また、斜め部材(ブレース材)取付けおよび、性能上必要となる附属金物については、材 料仕様および2章以降に詳細を規定する。 1-3 材料仕様 各部材の性能は以下に示す物と同等以上とする。 部材名称 ①吊り材(3/8”吊りボルト) 品 3/8”吊りボルト・3/8”ナット 名 規格・材質 JIS G 3505 表面処理 JIS H 8610 1 級以上、JIS H 8625 1 級 CM1A 以上 備 ボルト[有効径 8.1 ㎜以上]・ナット[8.0 ㎜以上] 考 部材名称 ②野縁受け 品 CC-19 [C-38×12×1.2]、CC-25 [C-38×12×1.6] 名 規格・材質 表面処理 備 JIS G 3302 SGCC または SGHC Z12 考 3 部材名称 ③野縁 品 CW-19 [19×50×0.5]、CW-25 [25×50×0.5] 名 規格・材質 表面処理 備 JIS G 3302 SGCC Z12 考 部材名称 ④吊り材(ハンガー) 品 RPハンガー(C38 用)[t3.2 ㎜]、 名 RPフリーハンガー(C38 用)[t3.2 ㎜](勾配用) 規格・材質 JIS G 3302 SGHC 表面処理 Z12 備 附属部品:アップセットボルト(M6) 考 (勾配用) ※RPフリーハンガーは、上下に計 2 個の 3/8”ワッシャー (外径 22 ㎜以上)を使用すること。 部材名称 ⑤斜め部材(ブレース材) 品 WB-19 [C-19×10×1.2]、CC-19 [C-38×12×1.2]、 名 -チャンネル- CC-25 [C-38×12×1.6]、C-38×15×1.6(折曲加工)、 C-40×17×1.6(折曲加工)、C-40×20×1.2(折曲加工)、 C-40×20×1.6、C-40×20×2.3 規格・材質 表面処理 備 JIS G 3302 SGCC または SGHC Z12 考 部材名称 ⑤斜め部材(ブレース材) 品 AS-25×19×5×1.0、AS-40×20×10×1.6、 名 -リップ付チャンネル- AS-50×23×10×1.6(折曲加工)、 AS-50×28×10×1.6(折曲加工)、AS-60×30×10×1.6 規格・材質 表面処理 備 JIS G 3302 SGCC または SGHC Z12 考 部材名称 ⑥野縁受けジョイント 品 CC-19 用ジョイント[t1.0 ㎜]、CC-25 用ジョイント[1.0 ㎜] 名 規格・材質 表面処理 備 JIS G 3302 SGCC Z12 考 部材名称 ⑦野縁ジョイント 品 CW-19 ジョイント[t0.5 ㎜]、CW-25 ジョイント[t0.5 ㎜] 名 規格・材質 表面処理 備 JIS G 3302 SGCC Z12 考 4 部材名称 ⑧附属金物(クリップ) 品 RP-Wクリップ(C38 用)[上板、下板 t2.3 ㎜] 名 規格・材質 JIS G 3302 SGHC 表面処理 Z12 備 附属部品:根角ボルト(M6)、ナット(M6) 考 部材名称 ⑨附属金物(クリップ)補強 品 RP-Wカバー [t1.6 ㎜] 名 規格・材質 表面処理 備 JIS G 3302 SGCC または SGHC Z12 考 部材名称 ⑩斜め部材(ブレース)下部金具 品 ブレース金具RP [t1.6 ㎜] 、 名 ブレース金具RP [t1.6 ㎜](勾配用:受注生産品) 規格・材質 JIS G 3302 SGCC または SGHC 表面処理 Z12 備 ※2.5 寸勾配以上は特注品とし、5.0 寸勾配まで対応可能 (勾配用) (受注生産品) 考 ※勾配用は側面にリブ付きの形状 部材名称 ⑪斜め部材(ブレース)上端取付金具 品 BKGスライド 名 規格・材質 JIS G 3131 SPHC 表面処理 JIS H 8610 電気亜鉛めっき 1 級以上 備 ※対応角度:30°~60°(使用可能ブレース材は P11 参照) 考 部材名称 ⑪斜め部材(ブレース)上端取付金具 品 BKG-42(受注生産品) 名 規格・材質 (受注生産品) JIS G 3302 SGHC 表面処理 Z12 備 ※対応角度:30°~60°(使用可能ブレース材は P11 参照) 考 部材名称 ⑪斜め部材(ブレース)上端取付金具 品 ブレース金具KF 名 規格・材質 JIS G 3302 SGHC 表面処理 ユニクロメッキ 備 ※対応角度:30°~60°(使用可能ブレース材は P11 参照) 考 部材名称 ⑪斜め部材(ブレース)上端取付金具 品 キャッチャーボルト(4070、6070) 名 規格・材質 JIS G 3302 SGHC 表面処理 Z12 備 附属部品:HTB(ハイテンションボルト)L=70 ㎜ 考 ※BKGスライドと組合せで使用(使用可能ブレース材は P11 参照) 5 部材名称 ⑫セルフドリリングビス 品 KIRII 耐震ビス(PAN:4×16 ㎜以上) 名 KIRII 耐震ビス(PAN・HEX:5×25 ㎜以上) 規格・材質 JIS B 1124 認証品 又は JIS B 1124 準拠品 表面処理 備 考 ・日本パワーファスニング㈱製: PAN4×16 エコシール、PAN4×16 三価 ZN、 PAN5×25 MB テクス、HEX5×25 MB テクス ・㈱ヤマヒロ製:JKY416、JIS-PJB25 ・若井産業㈱(オノダネイル製):KRI416N、KRI525H ※下穴が無く、総板厚が 3.2 ㎜を超える場合は、5×25 ㎜ 以上のビスを使用すること。 (例)ブレース(C-40×20×2.3)とブレース金具RP(t1.6) を留め付けるビス等 部材名称 ⑬追加野縁受け(野縁受け繋ぎ材) 品 C-40×20×1.6 名 規格・材質 表面処理 備 JIS G 3302 SGCC または SGHC Z12 考 部材名称 圧縮補強材 品 □-19×19×1.2、□-19×19×1.6、□-25×25×1.6、 名 C-40×20×1.6 規格・材質 STKMR 表面処理 Z08 同等以上 備 ※□-19×19×1.2、□-19×19×1.6、□-25×25×1.6 仕様 考 時はワッシャー(外径 30 ㎜以上)を使用すること。 部材名称 ボルト取付金具 品 ボルトホルダー[2.0 ㎜] 名 規格・材質 表面処理 備 JIS G 3302 SGHC Z12 考 6 第2章 標準施工要領 2-1 墨出し 建物の基準墨や地墨などにより、所定の位置に墨出しを行う。 2-2 吊りボルトの取付け 標準施工要領書の通りとする。ただし、周辺部は壁等から設定クリアランス寸法 60 ㎜以 上 *1(以下クリアランス寸法)又は構造検討で承認された寸法以上のクリアランス+150 ㎜ 以内とする。また、吊りボルト上部は適切な工法で躯体に堅牢に取付け、吊りボルトは鉛直 に取り付ける。 *1 設定クリアランス寸法:設計者図書による。 2-3 野縁受けの取付け 野縁受けの向きは同一方向に配置し、設置間隔は@900 ㎜程度とし、周辺部の壁等から設 定クリアランス寸法+150 ㎜以内とする。野縁受けは一方向に配して、ハンガーに確実に取 付け、連結には野縁受けジョイントを使用しビスにより止め付ける。また、野縁受けの端部 は壁等から 60 ㎜以上のクリアランス寸法をあけて配列するか、躯体まで届くように配列し た後、切断等により 60 ㎜以上のクリアランスを確保する。(図 2-1、2-2 参照) ※施工誤差は認められないので、必ず 60 ㎜以上又は構造検討で承認された寸法以上のク リアランスを確保すること。 吊りボルト 吊りボルト (周辺部) 吊ボルトは端部から クリアランス寸法 +150mm以内 (周辺部) 吊ボルトは端部から クリアランス寸法 +150mm以内 クリアランス寸法 60㎜以上 又は 構造検討により承認 された寸法以上 RPハンガー 野縁受け クリアランス寸法 60㎜以上 又は 構造検討により承認 された寸法以上 RPハンガー 野縁受け 切断部分 図 2-1 図 2-2 予めクリアランス を設ける場合(例図) 切断によりクリアランス を設ける場合(例図) ※各納まりの詳細は、P21 参照。 ※端部クリアランス金物に関する詳細は、P22 参照。 7 野縁受けの継手には、野縁受けジョイントを用いビス止め(計 4 本)とする。隣り合う野 縁受けのジョイント位置は、互いに1m以上離して千鳥状に配置する。(図 2-3 参照) 1m以上 野縁受け KIRII耐震ビス(4×16) (計4本) 野縁受け ジョイントの位置 野縁受けジョイント 図 2-3 2-4 野縁受けの継手 野縁の取付け 設計者の指示による野縁のピッチ(設置間隔は@303 ㎜以下)を野縁受けに墨を出し、野 縁を配置する。野縁と野縁受けの止付けには、ネジなどにより外れ防止措置を施したクリッ プを使用し、クリップ施工時は以下の点に留意すること。(図 2-4 参照) ・クリップのネジ部を緩め、上から野縁へ押し込む。 ・下板を野縁受けの裏側に回りこませる(その際上板の方向に注意する)。 ・ネジ部を締め付けて下板を引き上げて固定する。 ① ネ ジを 緩 め る 野縁 野縁 野縁 受 け 野 縁 受け ③ 下板 を 野縁 受 け の裏 側 に回 り 込 ませ る ※ 上 板の 方 向に 注 意 する こ と( 注 1 参照 ) ② R P- W ク リッ プ を野 縁 へ 押し 込 む ※ 1: 折 曲げ 部 を 野縁 受 け側 に 設 置 逆 「へ 」 の 字の 形 六角 ソ ケ ット ( 10㎜ ) 野縁 ※2 : 下板 を 野 縁受 け の背 側 に 隙 間 無く 回 り こま せ る ④ネ ジ 部を 締 め 付け て 下 板を 引 き 上げ 固 定す る ※ ナ ット を 回す 際 は 下板 を 持ち 上 げ ない 注 1 :R P -W ク リ ップ の 取り 付 け 詳細 図 2-4 野 縁受 け クリップ(一般部)の施工方法 8 野縁のジョイントには野縁ジョイントを使用し、隣り合う野縁のジョイント位置は、互い に1m以上離して千鳥状に配置する。(図 2-5 参照) 1m以上 野縁 野縁 ジョイントの位置 野縁ジョイント ※野縁ジョイントはビス固定不要 図 2-5 2-5 野縁の継手 ブレースの取付け 天井面の水平方向への移動を抑制することを目的とするブレースは、必要数量・設置方法 等、設計者の指示による施工図に従って決定すること。ブレース設置箇所のハンガーには、 ブレース下部取付金具(ブレース金具RP)を設置する。(図 2-6 参照) ・ハンガーのナット(上側)を緩め、ハンガーに添ってブレース金具RPを設置する。 ・ナット(上側)を締め付け、ビス(計 2 本)により野縁受けに止め付ける。 ブレース金具RP 吊りボルト 吊りボルト ブレース金具RP ナット(上側) KIRII耐震ビス(4×16) (計2本) RPハンガー RPハンガー 野縁受け 野縁受け 図 2-6 ブレース金具RPの取付 9 野縁受け直交方向にブレースを取付ける箇所には、ブレース下部の固定位置近傍の野縁受 けを繋ぐ「追加野縁受け(野縁受け繋ぎ材)」をビス(各 2 本/箇所)固定により設置する。 また、追加野縁受けには必ず指定部材もしくは同等以上の部材を用い、2 本以上の野縁受け を繋いで接続すること。(図 2-7 参照) 吊りボルト RP-Wクリップ RPハンガー 追加野縁受け (野縁受け繋ぎ材) 野縁受け KIRII耐震ビス(4×16) (各2本=計4本) 野縁 a)追加野縁受け 2 本繋ぎ 吊りボルト RPハンガー RP-Wクリップ 追加野縁受け (野縁受け繋ぎ材) 野縁受け KIRII耐震ビス(4×16) 野縁 (各2本=計6本) b)追加野縁受け 3 本繋ぎ 図 2-7 野縁受け繋ぎ材の設置 10 ブレース上部の取付けは専用金物(BKGスライド、BKG-42、ブレース金具KF) を使用し、各種のブレース材に対応した金物を使用すること。ブレース上部金物の対応種別 については、組合せ一覧に従って施工を実施すること。(表 2-1 参照) 表 2-1 ブレース上部金具の組合せ一覧 ・「BKGスライド」、「BKG-42」と「キャッチャーボルト」の組合せにより使用する 際は、両側面に各 3 本=計 6 本ビス固定する。(図 2-8a 参照) ※但し、ブレース材に「AS-60×30×10×1.6」を使用する際は、ブレース材の背側に 2 本+ 両側面に各 2 本=計 6 本ビス固定すること。(図 2-8b 参照) ②KIRII耐震ビス固定 (固定は位置任意) φ4-16×計6本 (両側面各3本) ②KIRII耐震ビス固定 φ4-16×計6本 ①ブレース材 を差し込む a)キャッチャーボルト4060 図 2-8 ①ブレース材 を差し込む b)キャッチャーボルト6070 キャッチャーボルト施工詳細 11 ・ 「ブレース金具KF」 に対しては、ブレース材の背側に 3 本のビス固定をするか、同等以 上の取付け強度を有する施工方法とする。(図 2-9c 参照) インサート ブレース上端取付金具 (BKG-42) インサート KIRII耐震ビス φ4-16×計6本 (3本×2箇所) ブレース材 吊りボルト KIRII耐震ビス φ4-16×計6本 (3本×2箇所) ブレース上端取付金具 (BKGスライド) ブレース材 吊りボルト a)「BKGスライド」、「BKG-42」(+キャッチャーボルト) インサート インサート ブレース上端取付金具 (BKGスライド) KIRII耐震ビス φ4-16×計6本 (2本×3箇所) ブレース上端取付金具 ) (ブレース金具KF) ブレース材 吊りボルト KIRII耐震ビス φ4-16×計3本 ブレース材 吊りボルト b)「BKGスライド」 c)「ブレース金具KF」 (+キャッチャーボルト) (AS-60×30×10×1.6 仕様) 図 2-9 ブレース上部取付け詳細 ブレースの設置角度θは、30°~60°の範囲となるように設置し、ブレース上部取付金具 の取付位置は、インサート、スラブに金具が当るまでとする。(図 2-10 参照) デッキの凹凸、設備機器の影響により、その位置に設置できない場合は、設計者の指示に 基づいて他に移動して設置することとする。また、耐火被覆や断熱材等によりブレース上部 取付金具がインサート、スラブに当たるまで充分に上げられない場合は、耐火被覆を取り除 く等の対応が必要となる為、耐火被覆の除去および復旧に関しては、別途監理者の指示に従 い行うこと。 30°~60° 30°~60° ブレース材 【BKG-42】 ブレース材 【BKGスライド】 図 2-10 ブレース設置角度 12 30°~60° ブレース材 【ブレース金具KF】 野縁受け方向のブレース下部の取付けは、野縁受けに直接固定し、ブレース 1 本に付き ビス 2 本で固定する。(図 2-11a 参照) 野縁受け直交方向へのブレース材の取付けは、ブレース 1 本に付きビス 2 本で固定し、 追加野縁受け 2 本繋ぎの場合は、専用金物へ直接固定し、追加野縁受け 3 本繋ぎの場合は、 追加野縁受けに直接固定する。(図 2-11b 参照) KIR II 耐 震 ビス ( 4× 1 6) ( ブ レ ー ス1 本 /2 箇 所= 計 4 本 ) a)野縁受け方向 ブレース材 追加野 縁受 け ( 野縁受 け繋 ぎ材 ) 吊りボ ルト 野縁 受け 野縁 RP -W クリ ップ RPハ ンガ ー K IRI I耐 震 ビ ス (4 × 16 ) (ブ レ ー ス 1本 / 2箇 所 = 計 4本 ) 【追加野縁受け2本繋ぎ】 ブレース材 追加野 縁受 け ( 野縁受 け繋 ぎ材 ) 吊りボ ルト 野縁 受け RP -W クリ ップ RPハ ンガ ー 野縁 K IRI I耐 震 ビ ス (4 × 16 ) (ブ レ ー ス 1本 / 2箇 所 = 計 4本 ) 【追加野縁受け3本繋ぎ】 b)野縁受け直交方向 図 2-11 ブレース材取付け詳細 13 ブレースの取付は図 2-12~13 の例を参考に行う。野縁受け直交方向にブレースをV字に 取付ける場合、ブレース下部の固定位置近傍の野縁受けを繋ぐ「追加野縁受け」を必ず設置 すること。また、ブレース設置の際は、ブレース留め付けビスの内-内間の距離が 200 ㎜以 内になるように設置すること。 ブレース上部 取付金具 吊りボルト ブレース上部 取付金具 吊りボルト ブレース材 ブレース材 100mm 100mm 以内 以内 RPハンガー ブレース 金具RP 野縁受け 野縁 追加野縁受け (野縁受け繋ぎ材) 200mm 以内 RPハンガー 野縁 RP-Wクリップ a)野縁受け方向 b)野縁受け直交方向①(追加野縁受け 2 本繋ぎ) ブレース上部 取付金具 吊りボルト ブレース材 200mm 以内 ブレース 金具RP 追加野縁受け (野縁受け繋ぎ材) RPハンガー 野縁 c)野縁受け直交方向②(追加野縁受け 3 本繋ぎ) 図 2-12 ブレース取付け例① ブレース上部 取付金具 200mm 以内 吊りボルト ブレース材 ※10㎜以上 2 00m m 以内 RPハンガー ※ブレース材の固定時は、 ビスの縁から10㎜以上の へりあきがあること。 野縁受け 野縁 RP-Wクリップ 野縁受け方向 図 2-13 ※10㎜以上 ブレース取付け例② 14 ブレース周辺部のクリップには必ず「クリップ補強ピース」を用い、クリップの補強箇所 については、図 2-14 の例を参考に行うこと。 ブ レース 材 ・野縁受け方向に設置された 吊 りボルト ブレース材に対しては、左 右各 2 個=計 4 個のクリッ 野縁受 け 野縁 RP-Wクリッ プ RPハンガ ー プ補強をすること。 ク リ ッ プ補 強 ピ ー ス 設 置 箇 所 a) 野縁受け方向 ブ レース 材 追加野縁受け (野縁受け繋 ぎ材) ・野縁受け直行方向に設置さ れたブレース材に対して は、追加野縁受け 2 本繋ぎ 吊 りボルト の場合は、追加野縁受けの 両側各 2 個=計 4 個のクリ 野縁受 け ップ補強をすること。 野縁 RP-Wクリッ プ RPハンガ ー ク リ ッ プ補 強 ピ ー ス 設 置 箇 所 b)野縁受け直交方向①(追加野縁受け 2 本繋ぎ) ブ レース 材 追加野縁受け (野縁受け繋 ぎ材) ・野縁受け直行方向に設置さ れたブレース材に対して は、追加野縁受け 3 本繋ぎ 吊 りボルト の場合は、追加野縁受けの 両側各 2 個=計 6 個のクリ 野縁受 け ップ補強をすること。 野縁 RP-Wクリッ プ ク リ ッ プ補 強 ピ ー ス 設 置 箇 所 RPハンガ ー c)野縁受け直交方向②(追加野縁受け 3 本繋ぎ) 図 2-14 クリップの補強箇所 15 また、ブレース下部取付部近傍の「補強部」の野縁と野縁受けの止付けには、ネジなどに より外れ防止措置を施したクリップ上からクリップ補強ピース(RP-Wカバー)を用いビ ス止め(計 3 本)により滑り防止対策をすること。(図 2-15 参照) ①RP-Wカバーを クリップの上から被せる 野縁受け 野縁受け 野縁 野縁 ②ビス固定(3本/箇所) RP-Wクリップ KIRII耐震ビス(4×16) ※1:クリップと野縁受けを 直接ビス固定 KIRII耐震ビス(4×16) 野縁受け (計1本) 野縁 RP-Wカバー ※2:RP-Wカバーと 野縁を止めつける(2箇所) KIRII耐震ビス(4×16) (計2本) RP-Wクリップ 注1:RP-Wカバーの取り付け詳細 図 2-15 ブレース下部クリップの補強方法 16 ブレースの配置上、補強クリップの取り付け箇所が重なった場合は、重なった箇所の補強 を省略することが可能。(図 2-16 参照) a)標準配置例 補強クリップ重複箇所 b)省略配置例 図 2-16 補強クリップの省略例 17 2-6 開口部の補強 設備等の開口部(正方形 600×600 ㎜以下、長方形 1250×400 ㎜以下)の補強方法は次の 通りとする。 a)野縁が切断される場合(図 2-17 参照) ・野縁は野縁受けから 150 ㎜以上はね出さないこととし、やむを得ず 150 ㎜以上と なる場合は、補強野縁受け(野縁受け同材)を設置する。 ・補強野縁(野縁と同材)を追加し、RP-Wクリップにて固定する。 ※開口補強の為に使用するRP-Wクリップは、RP-Wカバー及びビス止めは不要 とする。 野縁 RPハ ンガ ー 1 50m m未満 点検 口押 さえ ※必要に 応じ て設置 野 縁受 け は ね 出し 150m m以 上 開口 30 0×3 00 点検口 押 さえ ※必要 に応 じて 設置 補強 野縁 受け 開口450 ×45 0 開 口60 0× 600 補 強野 縁受 け 455 mm未 満 455㎜以 上 補強野縁 図 2-17 4 55㎜ 以上 補強野 縁 開口部の補強(野縁が切断される場合) b)野縁受けが切断される場合(図 2-18 参照) ・野縁は野縁受けから 150 ㎜以上はね出さないこと。 ・野縁受けの持ち出しが 150 ㎜以上の時は、増し吊りを行う。 ・補強野縁(野縁と同材)を追加し、RP-Wクリップにて固定する。 ・補強野縁の間隔が 455 ㎜以下とする。 ※開口補強の為に使用するRP-Wクリップは、RP-Wカバー及びビス止めは不要 はね出し150mm以上 補強野縁受け 補強野縁 はね出し150mm以上 455mm以下 持ち出し150mm以上 とする。 照明開口等 RPハンガー 野縁受け増し吊り 野縁 図 2-18 野縁受け 開口部の補強(野縁受けが切断される場合) 18 切断された野縁受けの通りに、ブレースが設置されていないことを確認し、ブレースの設 置がある場合は別途補強等の検討を行い、補強時は以下の点に留意すること。 ( 図 2-19 参照) ・立ち上がりの限界高さは 200 ㎜以内とする。 ・接合箇所はそれぞれビス 3 本以上により留め付けること。 開口専用補強プレート C-100×12×2.3(折曲加工) 又は同等以上の強度の部材 補強野縁受け ブレース材 200mm以内 吊りボルト 開口部 図 2-19 (参考例)野縁受けが切断される場合の補強 天井下地へ天井下間仕切りを接合する場合は別途補強等の検討を行い、補強時は以下の点 に留意すること。 ・野縁方向へ天井下間仕切りを設置する場合は、壁下地上部へ補強野縁『25形Wバ ー (0.8)』を設置し、@455 ㎜ピッチでビス固定すること。(図 2-20a 参照) ・野縁受け方向へ天井下間仕切りを設置する場合は、壁下地上部を野縁へ直接@303 ㎜ピ ッチでビス固定すること。(図 2-20b 参照) RPハンガー 補強野縁 25形Wバー(0.8) 野縁受け 野縁 10mm以下 野縁 10mm以下 仕上げ材 ランナー 仕上げ材 ランナー KIRII耐震ビス(4×16) @455㎜固定 スタッド KIRII耐震ビス(4×16) @303㎜固定 スタッド a)野縁方向 b)野縁受け方向 図 2-20 天井下間仕切り下の接合方法 19 2-7 勾配部の補強 ブレース金具RPを勾配部に使用する場合、角度をつけられる方向が決まっているため、 施工の際、ブレース金具RPの設置方向に注意すること。(図 2-21 参照) □勾配天井施工例(野縁受け方向) ※ 勾 配の 方向 によ って 、ハ ンガ ー ・チ ャン ネル の向 きが 変わ るの で 注意 する こと 。 □詳細 ブレース金具RP 野縁受け RPフリーハンガー 吊りボルト ブレース材 RPフリーハンガー RP-Wカバー 野縁受け 2 10 クリップ補強箇所 野縁 RP-Wクリップ 吊りボルト 野縁受け RPフリーハンガー □詳細 野縁受け ブレース材 野縁 RPフリーハンガー RP-Wカバー 2 10 RP-Wクリップ クリップ補強箇所 □詳細 ブレース金具RP 吊りボルト ブレース金具RP H=95タイプ (受注生産品) ブレース材 野縁受け RPフリーハンガー RP-Wクリップ RPフリーハンガー 野縁受け 野縁 5 RP-Wカバー 10 ※5寸勾配以下であること クリップ補強箇所 吊りボルト □詳細 野縁受け ブレース材 ブレース金具RP H=95タイプ (受注生産品) 野縁受け RPフリーハンガー RP-Wクリップ RPフリーハンガー 5 野縁 10 ※5寸勾配以下であること RP-Wカバー クリップ補強箇所 図 2-21 勾配部の補強例 20 2-8 点検・検査 耐震天井下地の施工完了後における点検、検査は、水平精度の検査および目違いなどの点 検を行うと共に、チェックリスト(本書巻末に添付)により行う。 特に、周辺部(下地端部)と段差部については、下地材、仕上げ材とも 60 ㎜以上又は構 造検討で承認された寸法以上のクリアランス、及び段差部クリアランス 10 ㎜以上が確保さ れている、又は後工程で切断等によりクリアランスを確保することが可能であるかを確認す る。(図 2-22、図 2-23 参照) (周辺部) 吊ボルトは端部から クリアランス寸法+150mm以内 (周辺部) 吊ボルトは端部から クリアランス寸法+150mm以内 吊りボルト クリアランス寸法 60㎜以上 又は 構造検討により承認 された寸法以上 RPハンガー 野縁受け 吊りボルト クリアランス寸法 60㎜以上 又は 構造検討により承認 された寸法以上 RPハンガー 野縁 仕上げ材 仕上げ材 a)野縁受け方向 図 2-22 b)野縁受け直交方向 クリアランスの確認(端部の例図) 吊りボルト クリアランス 120mm~150㎜ RPハンガー 吊りボルト 段差部 500㎜以下 仕上げ材 クリアランス 10㎜以上 野縁受け 仕上げ材 野縁受け同材 ボルトホルダー 野縁受け同材 RPハンガー 野縁受け CS-19 又は CS-25 野縁 仕上げ材 ※段差施工の限界高さは、500 ㎜までとし、段差部における仕様も別途構造検討が必要と なるので注意すること。 図 2-23 2-9 クリアランスの確認(段差部の例図) 養生 重量物の落下等による衝撃を加えないようにすると共に、水や湿気などに充分注意する。 21 第3章 納まり施工例 3-1 端部クリアランス 吊りボルト RPハンガー 野縁受け 野縁 (周辺部) 吊ボルトは端部から クリアランス寸法+150mm以内 吊りボルト クリアランス寸法 RPハンガー 60mm以上 又は 構造検討により承認 野縁受け された寸法以上 125mm廻り縁 (Power L125及び Power L90145P) (周辺部) 吊ボルトは端部から クリアランス寸法+150mm以内 クリアランス寸法 60mm以上 又は 構造検討により承認 された寸法以上 野縁 75mm廻り縁 (Power L75) ※Power L75は、地震時に石膏ボード 及び見切の破損・脱落の可能性がある。 a)廻り縁を使用した場合 吊りボルト クリアランス寸法 60㎜以上 又は 構造検討により承認 された寸法以上 RPハンガー 野縁受け 野縁 野縁受け 固定ピース 仕上げ材 目隠し材 500㎜以下 b)スリットを設けた場合 ※壁際に固定した幅 500 ㎜以下の部分については、吊り材等で吊られたものであっても建 物と一体的に挙動することが期待できるため、 「特定天井」の対象となる吊り天井から除 外しても差し支えない。但し、固定される壁は構造体と同等以上の剛性を有しているも のとし、鋼製間仕切り壁等を除く。 図 3-1 端部クリアランス 22 3-2 段差部クリアランス 吊りボルト 吊りボルト クリアランス 120mm~150㎜ RPハンガー RPハンガー 吊りボルト 野縁受け同材 仕上げ材 ボルトホルダー 仕上げ材 段差部 500㎜以下 野縁受け同材 クリアランス 10㎜以上 段差部 500㎜以下 吊りボルト 野縁受け RPハンガー 野縁受け TP出隅バー パース図 CS-19 又は CS-25 野縁 クリアランス 10㎜以上 野縁受け 仕上げ材 クリアランス 120mm~150㎜ 仕上げ材 野縁受け同材 野縁受け同材 CS-19 又は CS-25 ボルトホルダー RPハンガー 野縁受け 仕上げ材 TP出隅バー 野縁 仕上げ材 a)中間折上げ(直角)の場合 吊りボルト RPハンガー クリアランス 60mm以上 仕上げ材 段差部クリアランス 10㎜以上 野縁受け 補強材 (野縁受け同材) 野縁受け 補強材 (野縁受け同材) 固定ピース 野縁受け 野縁受け 固定ピース 仕上げ材 b)周辺折上げ(斜め)の場合 ※段差施工の限界高さは、500 ㎜までとし、段差部における仕様も別途構造検討が必要と なるので注意すること。 図 3-2 段差部クリアランス 23 凡例 45 0× 45 0 増 し吊 り 箇 所 45 0× 45 0 補 強 野 縁受 け 4 50× 4 50 4 50× 45 0 補 強 野縁 30 0× 30 0 60 0× 60 0 6 00 ×6 00 点検 口 取 付 用チ ャ ン ネル (メ ー カ ー 取付 方 法 によ る ) 3 00 ×3 00 6 00 ×6 00 図 3-3 @ 303 ㎜ 以下 R P ハン ガ ー 野 縁受 け 野縁 3-3 開口部補強例 照明 開 口 等 照明 開 口 等 ※開口部の最大補強寸法は、それぞれ正方形 600×600 ㎜、長方形 1250×400 ㎜とする。 開口部補強例 24 @ 90 0㎜ 以 下 第4章 4-1 ブレース(斜め補強)配置例 ブレース配置の一般事項 天井面の水平移動の抑制を目的とするブレースは、設計者により算出された負担面積に対 して、野縁受け方向に2本、野縁受け直行方向に2本の計4本(1組)配置する。この4本 (1組)のブレースを設計者により、釣合い良く配置すること。(図 4-1 参照) 目安として、おおむね50㎡以下の均等かつ整形な範囲(XY方向それぞれ2列以上)に 分割(ゾーニング)し、当該分割された範囲におおむね同じ組数のV字状の斜め部材が配置 されているような状態が望ましい。 約 50㎡ 約50 ㎡ 野縁 受 け方 向 縁 野 受 け 直 行 向 方 野縁 受け 野 縁 受 け 行 直 方 向 方向 天 井全体におお むね同じ組数 の V 字状の斜め部 材を均一で配 置 野縁 受け 方向 野 縁 受 直 け 行 方 向 ※ブレース材のゾーニングに関しては、全て設計者が実施し、施工時にブレース材の設置箇所 を変更する際は必ず監理者の指示に従うこと。 図 4-1 ブレースの配置例 25 第5章 5-1 ブレース(斜め補強)適応部材算定 ブレース材算定の一般事項 ブレース材算定上の吊りボルト長さ(以下、「算定吊りボルト長さ」という)は、野縁受 けの中心までの距離とし、図 5-1、図 5-2、図 5-3、図 5-4 の図中に示されている「吊りボル 吊 りボ ル ト 長さ (算定吊りボルト長さ) 天 井 ふ とこ ろ 寸 法 ト長さ」=「算定吊りボルト長さ」となる。 ブレ ー ス 吊 り ボ ルト 野縁受け (算定吊りボルト長さ) 吊 り ボル ト 長さ 天井 ふ と ころ 寸 法 図 5-1(1スパン) 吊 り ボ ルト ブレ ー ス 野縁受け 図 5-2(2スパン) 吊 り ボ ルト 吊 り ボ ルト 長 さ (算定吊りボルト長さ) 天 井 ふと こ ろ寸 法 ブレ ー ス 野 縁受 け 図 5-3(3スパン) 吊 りボ ル ト (算定吊りボルト長さ) 吊 り ボ ルト 長 さ 天井 ふ と ころ 寸 法 ブレース 野縁受け 図 5-4(4スパン) 26 KIRII新耐震FullPower天井施工チェックリスト 点検日 V er.CC141014 ※最新のものをダウンロードしてご使用下さい。 平成 年 月 日 点検時間 am/pm : ~ am/pm : 施工部屋名 建物名称 点検箇所 天井高 天井面積 CH= . m (6m超注意) 面積= ㎡ (200㎡超注意) 設計上のクリアランス □設定 mm (60mm以上) 設計上の工法 建物階数・施工階 地上 階、 地下 階、 施工階 階 天井入力加速度 □設定 水平 G、垂直 G ブレース検討書 □検討書 ㎡/組 (ブレース支配面積) □耐震の特記仕様 (□有り) □新耐震FullPower天井 □水平屋根 □水平屋根(水勾配程度=5/100以下) □水平天井 □勾配屋根 勾配 約 度 □傾斜天井 勾配 約 度 (5寸勾配まで=26.5度以下) ふところ寸法 mm、天井材質量 kg/㎡ 吊り長さ寸法 mm 仕上材( t= mm) 捨張り材( t= mm) 設計上の屋根形状 (上階スラブ・吊り元) 設計上の天井仕様 ※点検結果 (※チェック 項目が下記表中に無い場合及び チェック 項目があっ ても 該当しない場合はN G判定) 診断部位 点検内容(該当する部分を全てチェック) チェック □RCインサート □デッキインサート(飛び出し寸法10mm以下) □鉄骨母屋 □鉄骨ぶどう棚 (□アン □アン グル材) グル材 OK・NG □あと施工アンカー(□無し □有り) □金属系 □全体の3割(□以下 □超) □1割以上の強度検査済み OK・NG □吊り元間隔は全て900mm以下 □1㎡に1本以上(ダクト等が有る場合等の1㎡あたりのボルトの数) OK・NG □吊りボルト端部は周囲の端からクリアランス寸法+150mm以内に設置されている (要寸法計測) OK・NG □全て鉛直方向に取り付けられている OK・NG □全ての間隔(XY両方向とも)は900mm以内 OK・NG □吊りボルト外径9mm以上 [有効径8.1mm以上] である (□全ネジ □両ネジ) OK・NG □各吊りボルトの吊り長さは概ね均一 吊り長さは概ね均一である (5/100程度の水勾配まで) □吊り長さは不均一だが構造検討済み 吊り長さは概ね均一 OK・NG □ブレース検討書通りの野縁受け (□C□C- 4 0 x 2 0 x 1 .6 □CC-25 □CC-19 □その他) OK・NG □野縁受けチャンネルジョイント部ねじ留め (□全箇所有り □ねじ留め4本以上 □ジョイント無し) OK・NG □ブレース検討書通りのハンガー (□ビス付ハンガー □ビス付ハンガー(勾配用)) OK・NG 野縁受け間隔 □全て900mm以内 OK・NG 野縁受けジョイント位置 □離れ1m以上 □千鳥状配置 □ジョイント無し OK・NG □ブレース検討書の通りの追加野縁受け設置(野縁受け直行方向) ( ( □C- 4 0 x 2 0 x 2 .3 □C- 4 0 x 2 0 x 1 .6 ) OK・NG □CW-25(0.8) □CW-25 □CW-19 ※JI ※JI S 材同等以上のWバー のみ OK・NG □耐震RP-Wクリップ(□全体) □耐風圧Wク □耐風圧Wク リップ C4 0 用( □全体) OK・NG ブレース下部の規定の位置の(□RP-Wカバー+□ねじ留め3箇所、□TBN□TBN- Wカバー +□ねじ留め 4 箇所) 箇所 OK・NG □全ての野縁ピッチが(□3 □3 0 3 mm以下=□ブレース検討書の通り) (野縁間隔の寸法計測) mm以下 OK・NG □耐震クリップ等により追加補強有り ※□または開口部無し OK・NG 吊り元(インサート)等 吊りボルト 野縁受け 野縁 開口部の補強 付録 施工チェックリスト 27 天井仕上げ材 □ねじ留め 間隔( □1 0 0 ~1 5 0 mm程度以下、□1 5 0 ~2 0 0 mm程度) ( ねじ留め 間隔の寸法計測) OK・NG ブレース □有り(取付け角度 度) ※30度~60度以内 OK・NG □LG6 0 x 3 0 x 1 0 x 1 .6 □C4 0 x 2 0 ( □2 .3 □1 .6 ) □AS-25 □CC-25 □CC-19 □全てV字 □全てV字 (□その他検討書の通り) □全てV字 OK・NG □開口部等で切断された野縁受けにはブレースが取り付けられていない □または野縁受けの切断部に規定の補強有り OK・NG 上部: □キ ャッチャー ボルトま たはブ レー ス金具K Fにねじ留め 下部取付け方法:□野縁受け及び下部金具にねじ留め OK・NG 上部ブ レー ス金具BK Gま たはK FをRCスラブまたは支持構造部に金具が当るまで上げられているか □良 F OK・NG 下部の取付位置:野縁受け下端またはブレース下部金具まで下げられているか □良 OK・NG ブ レー ス1 本当たりの下部のビ ス数: □CC- 1 9 及び CC- 2 5 仕様はねじ留め 2 本 □C4 仕様はねじ留め3 3本 本 □C4 0 仕様はねじ留め OK・NG 設計者が指示す る ブ レー ス配置図の通り施工されている か □良 OK・NG 壁際 :□全周クリアランス有り OK・NG 天井面設備 :□設備等と天井面の取り合い部分全周にクリアランス有り □または設備機器無し OK・NG 天井裏設備 :□天井裏の空調機・ダクト等と下地・ボルト等にクリアランス有り □または天井裏に空調機・ダクト等無し OK・NG 段差 :□全周水平方向クリアランス有り □または段差部分無し OK・NG 段差 :□全周鉛直方向クリアランス有り □または段差部分無し OK・NG □風圧力についても考慮されている □または該当無し(室内部分の天井) OK・NG □高耐食性めっき鋼板(スーパーダイマ等) □ステンレス製 □該当無し(プール・温泉等以外) OK・NG ブレース クリアランス (壁・設備・段差部等) 外部天井等の補強 プール・温泉等の天井 計測結果一覧表 ( ※段差部分や設備機器等該当項目が無い場合はOK判定) ブレース上部(BKG,KF)隙間 10mm以下 実測値( )mm 判定 □OK □NG 野縁受けジョ イント間隔 1,000mm以上 実測値( )mm 判定 □OK □NG 吊りボルト間隔(野縁受け) 900mm以下 実測値( )mm 判定 □OK □NG 野縁間隔 303mm以下 実測値( )mm 判定 □OK □NG 吊りボルト間隔(ハンガー) 900mm以下 実測値( )mm 判定 □OK □NG 野縁受けの跳ね出し 150mm以下 実測値( )mm 判定 □OK □NG 吊りボルト端部の離れ 150mm以下 実測値( )mm 判定 □OK □NG 野縁の跳ね出し 150mm以下 実測値( )mm 判定 □OK □NG 吊りボルトねじ外径 9.0mm以上 実測値( )mm 判定 □OK □NG ボードねじ間隔(周辺) 150mm以下 実測値( )mm 判定 □OK □NG 天井ふところ 3,000mm以下 実測値( )mm 判定 □OK □NG ボードねじ間隔(中央) 200mm以下 実測値( )mm 判定 □OK □NG 吊り長さ 3,000mm以下 実測値( )mm 判定 □OK □NG クリアラ ンス(壁際・設備) 60mm以上 実測値( )mm 判定 □OK □NG 900mm以下 実測値( )mm 判定 □OK □NG 120・10mm以上 実測値( ・ )mm 判定 □OK □NG 野縁受け間隔 (構造検討済みは可) クリアラ ンス(段差・上下) (構造検討済みは可) 提出日 付録 施工チェックリスト 28 平成 年 月 日 新 耐震 Full Power 天井 (国土交通省 告示第 771 号対応 JIS19 JIS19 形 ・JIS25 JIS25 形 仕様) 施工要領書 2014年 5月 7日 初版発行(ver.N-1405) 2014年10月16日 第2版1刷(ver.N-1410) 2014年10月21日 第2版1刷(ver.N-1410) 株式会社桐井製作所 〒100-0011 東京都千代田区内幸町 1-1-1 帝国ホテルタワー18F TEL.03-3539-6650 FAX.03-3539-6660 29
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