24/04/2014 ! ! 展覧会 ! [El Camí de Tohoku –Natura, Tradició i Innovació]! 東北への道 ∼自然・伝統・イノベーション ! Barcelona 2014! ! 企画書! ! ! ! Organized by NPO法人支倉プログラム+ Anywhere Door + みやぎ地場産品開発流通研究会! !! 1.概要! !日本スペイン文化交流400周年にあたり、2014年7月から2ヶ月間、スペイン・バルセロナ中心部に位置 するカタルーニャ州政府管轄の展示施設「PALAU ROBERT」にて、東北地方に生まれた新旧の優れた 工芸品や技、その背景等を紹介します「El Camí de Tohoku」(仮題)と題した展覧会を開催いたしま す。また同時に、日西デザイナーによるデザインワークショップ「トウホ・コラボ@FAD フエスティバ ル&ファブラボ10」を開催します。! !2011年3月11日の東日本大震災は、私達の生活における真の価値、自然と共存し歴史と向かい合うこと の大切さを再考するきっかけとなりました。日常生活に根付き、伝統工芸が育まれてきた東北地方では、 多くの工房が津波被害に遭い、需要の低迷や後継者不足問題に追い打ちをかけるように、さらに厳しい 状況と追い込まれました。現在、少しずつ復興も進み、世代を超えた協力体制の下、伝統の見直しと新 しいアイデア・クリエーションとの融合によって、未来へ繋がる作品が続々と生まれています。! !本展覧会では、そうした伝統とイノベーションの両面から生まれ、叡智と魅力に満ちたプロダクトデザ インを通して、将来への可能性を開拓する東北地方の人々の姿や、その暮らしを取り巻く自然や環境に ついて、海外へ発信することを目的としています。また、被災地の持続的な復興・振興を促進し、世界 へと繋がるビジネス交流の契機となる事を念頭にワークショップの開催を実施致します。! !! 2.基本情報! ! • 展覧会! タイトル: EL CAMÍ DE TOHOKU - Natura, Tradició i Innovació ! ! 日本語タイトル 「東北への道 ∼自然・伝統・イノベーション」! 会期: 2014年7月3日∼8月31日 (予定)! 会場: Palau Robert / Sala 4 Cotxeres (Passeig de Gràcia, 107 08008 Barcelona, Spain)! 開館時間: 月∼金10-20h, 日・休日10-14:30h! !1 24/04/2014 入場料: 無料! 主催: ! NPO法人支倉プログラム、 Anywhere Door、 みやぎ地場産品開発流通研究会! 協力:! Generalitat de Catalunya (カタルーニャ州政府), 復興大学、東北工業大学、! 在バルセロナ日本国総領事館! ! 後援: ! 国際交流基金,! 協賛: ! Canon España, CAPSA, MUJI ! ! • 支倉2.0第4ミッション! タイトル: トウホ・コラボ@FAD フエスティバル&ファブラボ10! 子供の為のワークショップ、地元のデザイナーとのコラボ作品の制作ワークショップ、伝統工芸の実演 会等を予定。! ! 日程: 2014年6月30日・7月6日! 会場: Design Hub, Fira de Barcelona, Palau Robertなど! 主催: NPO法人支倉プログラム! 協力: FabLab Barcelona, FAD! ! *上記内容は変更される場合があります。! ! ! !2 24/04/2014 !! 3.会場Palau Robert(パラウ・ロベルト)について! ! ・Generalitat de Catalunya カタルーニャ州政府管轄施設! ・バルセロナ中心部に位置する、重要な文化展示およびイベント施設! ・面積: 1000m2 に大小4つの展示室、講演ホール、ツーリストオフィス、庭園を備える! ・平均来訪者数2000人/1日! ・過去の主要な展示Ferran Adria i El Bulli (2012‐13)! Palau Robertサイト http://www20.gencat.cat/portal/site/PalauRobert?newLang=en_GB! Google Map http://goo.gl/maps/MO4Iq! ! 本館外観! ! ! ! ! ! ! ! 敷地全体図! ! ! ! ! ! 展示室 Les Cotxeres 庭園! ! !3 24/04/2014 !! 4.展示構成について! ! • 展示の軸となるもの! 東日本大震災から3年が経過し、東北地方を中心に生まれた多彩なイノベーションのかたち・あり方をデ ザイン・クリエーションの観点から展示する。! 生活に寄り添い発展してきた東北地方の「衣・食・住」の優れた伝統文化と未来の形を示す事で、経済 危機、自然災害など世界が抱える様々なクライシスから脱却するための可能性を示唆し、問いかける。! ! • 3つのカテゴリー! ①.東北の伝統工芸・技術・自然・生活! ②.伝統と技術のイノベーション! ③.地域コミュニティーのイノベーション! !5.展示作品! !①.東北の伝統工芸・技術・自然・生活! ・1−A.宮城県を中心とした東北地方のアノニマスな伝統工芸品(日用生活品、行事、玩具):約 10~15作品 雄勝硯、竹・編み細工、鳴子塗器、こけし、仙台箪笥、柳生和紙、仙台張子、等! !②.伝統と技術のイノベーション! 伝統工芸や技術から現代のイノベーション作品 :約10作品! 石: ! ! 雄勝石皿(硯を作る技術をお皿作りに応用)! 木: ! ! こけしLED,こけしキャップ、こどもの玩具(こけし制作技術を用いた新しい用途)! 紙:! ! 手すき和紙とレザーの融合! ! ! たちあがれペン(赤べこと起き上がりこぼしの技術を用いたペン)! 塗り:! ! 玉虫塗り(ガラス器や風鈴への応用)! ! ながしず漆タイル、漆とレーザー3Dカッターの融合作品! ! 鋳鉄:! ! 南部鉄器、KIWAシリーズ(新しい形体、用途への応用)! ! ペーパーナイフ「一、」one & dot (仙台箪笥の金具の彫りの技術)! ! !③.地域コミュニティーのイノベーション : 2例! ・KUMIKIプロジェクト/気仙沼スギの間伐材の再利用、伝統的かつ革新的なカッティング方法によ り子供からお年寄りまで自由に組み立てられる家具や建材への適応。! ・OCICA / 牡鹿半島の地域産業の発展と雇用の創出、デザイナーと地域住民のコラボレーション! ! !4 24/04/2014 !6.展示方法! 展示陳列品: 合計約20∼25作品を予定。その他展示パネル、ビデオ映像(隣接するオーディオルームに て)を用いて作品の生まれた背景や詳細を紹介する。! !! 7.展示空間アイデア *展示品の内容により変更の可能性あり! 展示面積! !! メイン展示室:60m2、オーディオルーム:20m2、屋外庭園内展示スペース:10m2! 平面図! !! !! !! !! !! !! !! !! ! イメージパース (上:メイン展示室、下:屋外庭園展示室) *用いる材料により変更の可能性あり。! !! !! !! !! !! ! ! ! ! ! ! !5 24/04/2014 ! 9.連絡先! ・展覧会全体についてのお問い合わせ! ! 小塙芳秀 Yoshihide Kobanawa (Anywere Door)! ! ! ! e-mail: [email protected]! www.kobfuji.com! http://anywheredoorarchi.wordpress.com/! ! ! ・支倉2.0第4ミッションについてのお問い合わせ! ! レナータ・ピアッツァ Renata Piazza (NPO法人支倉プログラム)! ! ! e-mail: [email protected]! htpp://hasekuraprogram.com! !! !! !6 24/04/2014 !! 8.主催者について! ! 共同主催者であるNPO法人支倉プログラムとAnywhere Doorは、バルセロナを拠点に国際交流を目的とした 活動をおこなってる団体です。東日本大震災発生後は、東北地方支援目的に数々のイベントを海外にて継続 的に開催してきました。! ! • 「支倉2.0プログラム」http://hasekuraprogramjp.wordpress.com/ の運営は、バルセロナ州登録 のNPO法人支倉プログラムが行います。「支倉2.0プログラム」は、ビジネス交流を通じて東北地方 の活性化を推進する、社会起業家、中小企業、自治体のためのプログラムです。支倉常長の精神を 21世紀に受け継ぎ、国際舞台で活躍する東北のビジネスパーソンの支援を目指します。本プログラ ムは、日本・スペイン両国の外務省から「日本スペイン交流400周年事業プロジェクト」に認定され ています。 ! レナータ ピアッツア Renata Piazza 設立者・理事代表 シチリア生まれ。ヴェネチア大学日本語学科卒業、早稲田大学政治経済学部客員研究員、ロンドン大学東洋 アフリカ研究学院(SOAS)卒業。全日空、東京三菱銀行(ロンドン)を経て、スペイン外務省直轄外交機関カ サアジアにプロジェクト・コーディネーターとして勤務。以後日本ならびにアジア各国関連の講演会、展示 会、セミナーなど経済・文化交流活動に従事。3.11以降、バルセロナにて被災地を支援するイベント、セミ ナーを開催。東北と欧州のビジネス交流を通じた復興支援を自らのミッションとして、2013年NPO法人「支 倉プログラム」を設立。〈スペイン・カタルーニャ州にて認証申請済)。東北地方に数度に渡り長期間滞在 し、強固なネットワークを築くとともに、復興地の現状、ニーズを把握している。アジア諸国の文化や政 治、経済、市民運動、持続可能な開発、建築、まちづくり、再生エネルギー、地球温暖化の問題、マクロビ オテイクダイエットなどに深い興味を持つ。! 宮森千嘉子 Miyamori Chisako ディレクター 青山学院大学文学部、英国アシュリッジビジネススクール(MBA)卒。その後HP、 GEの日本支社にて、社 内外をターゲットとしたコミュニケーションとパブリック・アフェアーズを統括。一方、ビジネスプレゼン テーション、グローバルコミュニケーション、リーダーシップコミュニケーションなどのテーマで研修・講演 多数、受講生アンケートで高い満足度を得る。現在は、国境を越えて人と人とが響きあい、成長する場の提 供を目指し、企業、教育機関のコミュニケーションに関わると共に、プロフェッショナルコーチとして、グ ローバル舞台での活躍を目指すリーダーをサポートする。.共著に「個を生かすダイバーシティ戦略」(マー サージャパン)。名古屋商科大学MBA客員教授(非常勤)3.11以降、設立者レナータ・ピアッツァと共に スペイン・バルセロナをベースとした東北復興支援活動を行っている。! 西井香織 Nishii Kaori コミュニケーション・マネジャー 立教大学経済学部修士課程修了。外資系広告代理店にてメディアプランナー、営業としてコミュニケーショ ン戦略立案・広告制作に携わる。2009年バルセロナ大学にて文化コミュニケーションマスターコースを修了 し、カサアシアにて文化事業のコーディネーションを行う。現在はwebデザイナー、e-マーケティングプラン ナーとして活動中。2011年の震災後、日本人音楽家によるチャリティコンサートシリーズForça Japó!のコー ディネートや、震災2周年復興支援イベントKOREKARA JAPONを主催するなど、復興支援活動を行ってい る。! !7 24/04/2014 マリベル・イスキュー Maribel Izcué スペインプレス担当 バスク大学(UPV)ジャーナリズム学を専攻、マドリッドのコンプルテンセ大学にて国際関係とコミュニ ケーション学の修士号を獲得。過去12年間にわたって、アヘンシアエフェの特派員として、フィリピン、イタ リア、インドへ赴き、2009年から2013年にかけて日本に滞在する。2011年6月より2013年のスペイン帰国ま で、東京オフィスのディレクターとして同年3月に発生した地震や津波関連の情報を扱う。また、震災発生 後、記者として東北に何度か訪れている。ペリオディコ紙のカタルーニャ版への執筆協力も行っている。! ジョゼップ・アベリャン (Josep Abellán)プロジェクトマネージャー 経済学学士、IESEビジネススクールにてMBAを取得。その後ミシガン大学ロスビジネススクール、サンディ エゴ大学アリアントビジネススクール、上海CEIBSスクールにて勉学をおさめる。外資系金融業界にて15年 以上の勤務経験をもち、近年ではアジアにていくつかのビジネスを立ち上げているほか、CUNEFにて起業に ついてのセミナーを開催している。15年前に東京に在住経験があり、自他ともに認める日本好きである。北 海道から九州までの縦断旅行を行ったこともある。! 籠島 弥生 Kagoshima Yayoi バイオリニスト! 国立音楽大学バイオリン科卒業。ホアン・ペドロ・カレーロ音楽院にてマスターコース、室内楽コース修了。 現在ジョアン・ジョンゲラス音楽院バイオリン科講師、バリェス交響楽団メンバー。 2011年の震災後、日本人音楽家によるチャリティコンサートシリーズForça Japó!を立ち上げて以来、バルセ ロナにおける復興支援活動に関わり続けている。! ! • Anywhere Door http://anywheredoorarchi.wordpress.com/ は日本人とポルトガル人の建築家4人 により2006年結成。建築を通して日本と様々な国の相互間の文化交流を行う事を目的に自主企画、 制作、空間構成を行い、数々の展覧会や講演会を実施。! ! 小塙芳秀 Yoshihide Kobanawa (建築デザイナー、Anywhere Door 代表)! 1997年東京芸術大学美術学部建築科卒業。2001年カタルーニャ州立工科大学建築ランドスケープ科修士課程 修了(スペイン政府奨学金)。1999-2005年Arata Isozaki & AssociatesSpain 勤務。2005-08年RCR Aranda Pigem Vilalta Arquitectes勤務 (文化庁新進芸術家海外留学制度)。2006年建築展覧会企画制作チーム"Anywhere Door" 設立。2009年 建築設計事務所KOBFUJI Architects 共同設立。スペイン建築実施コンペで最優秀 賞(2009年)を獲得したスマラガ郷土資料館が間もなく竣工。Barcelona Architecture Center講師。共著「海外 で建築を仕事にする」(学芸出版2013年)! ! 藤井香 Kaoru Fujii 建築デザイナー! 1997年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。2002年カタルーニャ州立工科大学歴史的建造物保存修復科修 士課程修了(スペイン政府奨学金)。2002-09年RCR Aranda Pigem Vilalta Arquitectes 勤務。2009年Anywhere Door 参加。2009年 小塙芳秀とKOBFUJI Architects 共同設立。! ! 過去の実施事業! • 2006年 "Continuity vs. Mutation"! 第7 回ブカレスト建築ビエンナーレ内参加日本現代建築展覧会 [ブカレスト]! !8 24/04/2014 • 2009年 “(IN) Visible Process"日本現代建築展覧会 [リスボン]! • “(IN) Visible Time" 国際デザインビエンナーレEXPERIMENTA 内招待参加! 日本現代建築展覧会 [リスボン]! • 2011年 東日本大地震復興支援建築チャリティーイベント"We Support YOU" [バルセロナ]! • 2011年 "RESET 11.03.11#New Paradigms" 国際デザインイベント第4回! BOOMDESIGN 招待参加日本現代建築展覧会[サンパウロ, リオプレト,ブエノスアイレス]! • 2012年 "RESET 11.03.11#New Paradigms" 東日本大震災から1年 [バルセロナ]! *空間デザインにおいてスペインのFAD賞(テンポラリーデザイン部門)にノミネート! • 2012年 在バルセロナ日本国総領事館主宰東日本大震災追悼式典パネル展 [バルセロナ]! ! !9
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