御中 防水工事 エクセルテックス 105工法 施工要領書 ユニオン建材工業

2014.3.6 改訂
御中
防水工事
エクセルテックス
105工法
施工要領書
(PA-1仕様適合
軽歩行用仕上げ/日本建築学会)
ユニオン建材工業株式会社
第1章 使用材料
3-1
製造業者
会社名
ユニオン建材工業株式会社
所在地
大阪市北区大淀南1丁目5番1号
3-2
使用材料
種
別
防水材
仕上塗料
特殊プライマー
品
名
荷
エクセルテックスET-100
エクセルテックスET-1号
エクセルテックスET-25
ETプライマー
姿
18kg 缶
14kg ケース
20kg 缶
16kg 缶
摘
要
変性エチレン酢酸ビニルエマルジョン
特殊配合セメント(アルミナ系)
骨材入りアクリル系水性塗料
カチオン性アクリルエマルジョン
※プライマーは、ET-100/ET-1 号を調合したトモプライマー又は ET プライマーを選択
第2章 作業管理
4-1 材料保管
(1)保管場所は、床を地面より上げて設置する。
(2)雨・湿気等を防ぐ囲い板かシートで覆いをする。
(3)冬期の保管に注意し、0℃以下の場所に置かない。
4-2 施工環境
(1)降雨・降雪・強風等の場合又はそれらが予想される場合は、監督者の承認を受け施
工を中止すること。
(2)気温が5℃以下の場合は、施工を中止すること。
4-3 下地の状態
(1)平滑で、亀裂・浮き・目違い等のないこと。
(2)レイタンス、塵埃・油脂類・汚れ・錆等のないこと。
(3)表面水がないこと。
(4)欠損部・脆弱化部分のないこと。
(5)出隅、入隅部は通りがよいこと。
(6)排水口は、堅固にドレンが取り付けられ、欠損がなく水はけがよいこと。
4-4 下地の処理
(1)鉄筋・鉄線等の露出部分は切断し、その他突起物などの不要部分は取り除く。
(2)ゴミ・砂・油分等の付着物は取り除き十分に清掃する。
(3)レイタンス及びドレンその他金属面の錆は、サンダー、ワイヤーブラシ等で除去す
る。
(4)表面水はウエス等で完全に拭取る。
(5)クラック部分はその状況に応じてⅤカットし、シーリング材による充填処理を行っ
た後、必要に応じて補強布を増貼りする。
補強布の増貼りは、6-1(1)のプライマー塗布後、6-2(1)の下塗り材で
補強布(ETメッシュ又はETクロス)を貼り付ける。
(6)役物回り等で補強を要する部分は、補強布、堅練材等で補強する。
堅練材は、ET‐100/1:ET‐1 号/1.5~2 の配合比で混練したものを使用する。
第3章 工
5-1 エクセルテックス105工法
程
工程断面構成図
4
トップコート
0.55kg/㎡
3
上塗り
0.85kg/㎡
2
下塗り
0.85kg/㎡
1
ET プライマー
0.20kg/㎡
(トモプライマー使用の場合
0.30 ㎏/㎡)
下地
5-2 エクセルテックス105工法
工
程
標準工程表
使用材料
(ET プライマー):推奨
ET プライマー
水
1
プライマー
2
下塗り
3
上塗り
4
トップコート
計
(トモプライマー)
ET-100
ET-1 号
水
ET-100
ET-1 号
水
ET-100
ET-1 号
水
ET-25
水
(ET プライマー)
ET プライマー
ET-100
ET-1 号
ET-25
水
(トモプライマー)
ET-100
ET-1 号
ET-25
水
配合比・塗布量
(kg/㎡)
16
16
18
14
28
18
14
2
18
14
2
20
2
0.100
0.100
用
具
乾燥時間
20℃・60%RH
刷毛
ローラー
約 1 時間
0.450
0.350
0.050
刷毛
ローラー
約 4 時間
0.450
0.350
0.050
刷毛
ローラー
約 4 時間
0.500
0.050
刷毛
ローラー
(養生時間)
約 24 時間
0.090
0.070
0.140
0.100
0.900
0.700
0.500
0.250
0.990
0.770
0.500
0.290
※プライマーは、ETプライマー又は ET‐100/ET‐1 号を調合したトモプライマーを選択。
第4章 施
工
6-1 プライマー工
(1) トモプライマー又はETプライマーを選択し、規定の配合比によりプライマー材を
調合し、撹拌機でよく混合した後、刷毛・ローラー等を用いてむらなく塗布する。
(2) ◇ETプライマー
ETプライマー
水
配合比(㎏)
16
16
例)ET プライマー2Kg と水 2Kg を1:1の割合で混合します。(約 20
㎡分)
◇トモプライマー
ET-100
ET-1号
水
配合比(㎏)
18
14
28
例)ET-100 を 1.8Kg と ET-1 を 1.4Kg と水 2.8Kg で混合します。(約 20
㎡分)
(3) 施工の目安は、トモプライマーの場合、ET-100・ET-1 号/1セット(32 ㎏)あたり 0.16
㎏/㎡(プライマー材 水混合液 0.30 ㎏/㎡)の塗布量で約 200 ㎡。
ET プライマーの場合は、1 缶(16 ㎏)あたり、0.10 ㎏/㎡(プライマー材 水混合液 0.20 ㎏
/㎡)の塗布量で約 160 ㎡。
(4) 乾燥時間は目安として 20℃・60%RH で約 1 時間であるが、施工環境や気象条件
により変化するので約 30 分~2 時間の幅で乾燥の確認を行い次工程に進む。
6-2 下塗り工
(1)規定の配合比により下塗り材を調合し、撹拌機でよく混合した後、刷毛、ローラー
等を用いてむらなく塗布する。
◇下塗り材
ET-100
ET-1号
水
配合比(㎏)
18
14
2
例)18Kg の混和液の半分(9Kg)と硬化材(粉:7Kg)1 袋と水 1Kg を
混合します。(約 20 ㎡分)
(2)施工の目安は、ET-100・ET-1 号/1 セット(32kg)あたり 0.8 ㎏/㎡(下塗り材 水混合 0.85
㎏)の塗布量で約 40 ㎡。
(3)乾燥時間は目安として 20℃・60%RH で約4時間であるが、施工環境や気象条件に
より変化するので約3~6時間の幅で乾燥の確認を行い次工程に進む。
6-3 上塗り工
(1)規定の配合比により上塗り材を調合し、撹拌機でよく混合した後、刷毛・ローラー
等を用いてむらなく塗布する。
◇上塗り材
ET-100
ET-1号
水
配合比(㎏)
18
14
2
例)18Kg の混和液の半分(9Kg)と硬化材(粉:7Kg)1 袋と水 1Kg を
混合します。(約 20 ㎡分)
(2) 施工の目安は、ET-100/ET-1 号 1 セット(32kg)あたり 0.8 ㎏/㎡(下塗り材 水混合 0.85
㎏)の塗布量で約 40 ㎡。
(3) 乾燥時間は目安として 20℃・60%RH で約4時間であるが、施工環境や気象条件
により変化するので約3~6時間の幅で乾燥の確認を行う。
6-4 トップコート工
(1)規定の希釈率によりトップコートを希釈し、撹拌機でよく混合した後、刷毛、ロー
ラー等を用いてむらなく塗布する。尚、希釈率は季節・気象条件により 0~10%の
範囲で調整を行う。
□トップコート
配合比(㎏)
ET-25(トップコート)
20
水
2
例)ET-25 を 10Kg と水 1Kg を混合します。(約 20 ㎡分)
(2)施工の目安はET-25/1 缶(20kg)で 0.5 ㎏/㎡(トップ材 水混合:0.55 ㎏/㎡)
の塗布量で約 40 ㎡。
(3)乾燥時間は目安として 20℃・60%RH で約2時間であるが、施工環境や気象条件に
より変化するので約1~3時間の幅で乾燥の確認を行う。
(4)施工後、24時間程度雨にかからないように養生を行う。
《注意》
仕上塗料を塗布する前の防水層が夜露や降雨に合い乾燥した場合、凹部の防水層表
面に光沢が見られる場合があります。これは水溶性の樹脂が凹部で抽出・濃縮され
て乾燥して祈出されたもので、この上に仕上塗料を直接塗布するとひび割れが発生
する場合があります。
その場合、ETプライマー(原液換算 0.1 ㎏/㎡)を塗布・乾燥後に仕上塗料を塗布
してください。
第5章 安全管理
(1) 防水工事に携わる作業者は、常に安全第一に心がけ、服装は正しく清潔に保つ。
(2) 安全用具は常に着用し、危険な箇所での作業は、安全対策を協議して行う。
(3) 作業所の就業規則、安全規則、労働安全衛生法、労働基準法に基づき、指示事項打
合せ事項を遵守し作業する。
(4) 危険作業については、各作業の有資格責任者を配置し、災害防止に努める。