振動数と防振

技術紹介資料 No.201
振動数と防振
お困りではありませんか?
・ モーターの回転振動が筐体に伝わってしまう
・ 市販の防振ゴムシートでは振動を防ぎきれない
・ 防振ゴムの取り付けスペースが限られる
⇒ 解決策あります
振動数と防振の関係を考慮して設計します
振動数 F の防振には、
F > Fn × 2
(F: 振動源の周波数、Fn: 共振周波数)
材料、形状、双方から取り組みます
例: サスペンション用防振ゴム
- 動倍率を低減⇒Kd 低下
が必要です(下図)。
Kd
M
3
(Kd:動的弾性率、M:振動源質量)
であるため、防振性能には Kd の制御が重要で
す。Kd は振動時の剛さを表します。
ゴム材料では、Kd と、十分ゆっくり変形した時
の剛さ(Ks:静的弾性率)との比
Kd
(動倍率) =
も重要な指標となります。
Ks
15%
低減
2.5
動倍率
ここで、Fn ∝
材料による動倍率の改善
2
興国インテックは
・ 独自の配合技術、設計技術で防振性能を制
御します。
・ 社内で評価、解析を行います。
⇒ お困りのこと、なんでも御相談ください
技術資料 201_防振_振動数と防振_100216YK
改良材
1.5
1
0
50
100
周波数、Hz
150
例: 防振ゴムブッシュ
- より柔軟な形状で Kd を低減
防振ゴム
図.振動数と防振特性
防振には(振動伝達率)<1が必要です。
従来材
動倍率
Kd
振動
100Hz
伝達率
200Hz
%
1,000Hz
モデル A
1.20
1.64
23.9
11.3
7.9
モデル B
1.20
0.86
5.1
2.6
1.9
25%改善
お問合わせ先:
興国インテック株式会社
本社営業部
〒102-0083 東京都千代田区麹町 2-7
Tel:03-3230-4661、Fax:03-3261-4560
URL: http://www.kokoku-intech.com
モデル C
1.20
0.62
0.2
0.1
0.1