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特色オーバープリントの印刷位置ずれを調整する
カラーの下に白を印刷した場合、カラーと白の位置がずれたり、白色の画像のサイズが縮んだりすることがあります。
このような場合、下記の手順で印刷位置及び画像サイズを調整すると、ずれを軽減できることがあります。
⿟⿟ 画像サイズの調整は、バージョン 1.0.3 以上のプリンタードライバーと、バージョン A01.07_0_4 以上のファームウェアとを組み合わせた
場合に実行可能です。
⿟⿟ Windows PS/PCL/XPS プリンタードライバーのバージョンについては各プリンタードライバーの設定画面にある［バージョン情報］ボタ
ンをクリックすることで確認できます。
⿟⿟ Mac OS X PS プリンタードライバーのバージョンについてはアップルメニューから [ システム環境設定 ] ＞ [ プリントとスキャン ] ＞ [ オプ
ションとサプライ ] を開き、[ 一般 ] タブの [ ドライバのバージョン ] より確認できます。
⿟⿟ ファームウェアのバージョンについてはプリンターの操作パネルのメニューから［プリンター情報］＞［システム情報］＞［ファームウェアバー
ジョン］と選択することで確認できます。
⿟⿟ 画像サイズの調整を行うと、印刷時間がかかる場合があります。
⿟［バージョン情報］ボタンの場所については
⿟
C941dn ユーザーズマニュアル「便利な機能編」の「プリンタードライバーの機能一覧」を参照
してください。
■■印刷位置と画像サイズを調整する
⿟⿟ 位置のずれや画像サイズの縮みは用紙と用紙トレイによって異なるため、テスト印刷にも実際の印刷に使用する用紙と用紙トレイをお使いくだ
さい。
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お使いになる用紙を、お使いになる用紙トレイにセットします。
操作パネルで、［給紙トレイ］にお使いになる用紙トレイを設定します。
(1)［Fn］キー、［8］、［0］、［OK］ボタンを押します。
(2) お使いになる用紙トレイを選択し、［OK］ボタンを押します。
操作パネルで、お使いの用紙トレイの用紙厚、用紙サイズ、用紙種類を設定します。
スクロールボタン
または
を押します。
［プリンター情報印刷］を選択し、［OK］ボタンを押します。
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［テスト印刷‐3］を選択し、［OK] ボタンを押します。
印刷結果の中央の黒い線と白い線のズレの量を確認します。
用紙の⿟
走行方向
⿟⿟ 黒い線が読取りにくい場合は、読取りやすい色の線と対応する白い線をお使いください。
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黒い線の位置を白い線に合わせるように調整します。
ここで下図のようにズレている場合を例に説明します。
(1) 下の調整方向図から、X 方向は＋の方向に 0.75mm、Y 方向は‐の方向に 0.5mm 調整するこ
とを確認します。
-0.5mm
調整方向図
(2)［Fn］キーを押します。
数値入力画面が表示されます。
(3) 設定する給紙トレイの機能番号を入力します。
⿟⿟ マルチパーパストレイの場合⿟
機能番号［2］、［2］、［0］を押して、［OK］ボタンを押します。
⿟⿟ トレイ１の場合⿟
機能番号［2］、［2］、［1］を押して、［OK］ボタンを押します。
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+0.75mm
⿟⿟ トレイ 2 ～ 5 の機能番号については、以下のとおりです。
-- トレイ 2 の場合⿟
［Fn］キー、［2］、［2］、［2］
、［OK］ボタンを押します。
-- トレイ 3 の場合⿟
［Fn］キー、［2］、［2］、［3］
、［OK］ボタンを押します。
-- トレイ 4 の場合⿟
［Fn］キー、［2］、［2］、［4］
、［OK］ボタンを押します。
-- トレイ 5 の場合⿟
［Fn］キー、［2］、［2］、［5］
、［OK］ボタンを押します。
(4)［特色オーバープリント X 補正］を選択し、［OK] ボタンを押します。
(5) スクロールボタン
または
を押して［＋ 0.75］を選択し、
［OK] ボタンを押します。
⿟⿟ 補正できる範囲は‐2.00mm ～＋ 2.00mm で、0.25mm 単位で設定できます。
(6)［戻る］ボタンを押します。
(7) スクロールボタン または
タンを押します。
を押して［特色オーバープリント Y 補正］を選択し、［OK] ボ
⿟⿟ 補正できる範囲は‐2.00mm ～＋ 2.00mm で、0.25mm 単位で設定できます。
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(8) スクロールボタン
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または
を押して［-0.50］を選択し、［OK] ボタンを押します。
(9)［オンライン］ボタンを押します。
手順 6 の印刷結果（テスト印刷 3）で、カラー画像に対する白色の画像のサイズの縮み度合いを確認
します。
(1) 用紙の走行方向に沿った線の中からできるだけ離れた位置にある 2 本の黒い線を選びます。
用紙の⿟
走行方向
X 方向
(2) 黒い線の間隔と対応する白い線の間隔を測り、次の計算式で X 方向の縮み率を求めます。⿟
“白い線の間隔÷黒い線の間隔”
白い線の間隔: 238.3mm
黒い線の間隔: 239.8mm
238.3 ÷ 239.8 ＝ 99.37% ：X 方向の縮み率
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(3) 用紙の走行方向に直交する線の中からできるだけ離れた位置にある 2 本の黒い線を選びます。
用紙の⿟
走行方向
Y 方向
(4) 黒い線の間隔と対応する白い線の間隔を測り、Y 方向の縮み率を求めます。
白い線の間隔:159.2mm
黒い線の間隔:160.0mm
159.2 ÷ 160.0 ＝ 99.50% ：Y 方向の縮み率
⿟⿟ 黒い線が読取りにくい場合は、読取りやすい色の線（但し 2 本を必ず同じ色の線とする）と対応する白い線をお使いください。
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印刷したいファイルを開きます。
［ファイル］メニューの［印刷］を選択します。
[ 詳細設定 ]（または［プロパティ］）をクリックします。
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印刷に使用するプリンタードライバーの特色トナーの設定画面にある［重ね合わせの順序］の［白の
サイズ調整］に手順 9 で算出した X 方向の縮み率を X の調整値、Y 方向の縮み率を Y の調整値とし
て指定します。
⿟⿟ 補正できる範囲は 99.00% ～ 100.00% で、0.01% 単位で設定できます。
⿟［カラーの下に白を印刷］が有効の場合にのみ、
⿟
［白のサイズ調整］を指定することができます。
⿟⿟ 画面は Windows PS プリンタードライバーを例にしています。
⿟⿟ 各プリンタードライバーの特色トナー設定画面を表示するための操作については巻末の「プリンタードライバーの機能一覧」を参照してくださ
い。
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開いたファイルの印刷を行い、印刷結果を確認します。
印刷位置のずれが解消されない場合は、手順 14 で印刷した結果を元に 8 の手順で再調整します。
⿟⿟ 再調整を数回行ってもずれが解消されない場合は、ずれが最も少ない設定値を採用してください。
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■■アプリケーションから白の画像を調整する
アプリケーションから印刷したいファイルを調整することで、印刷位置ずれが目立たなくなることがあります。位置
とサイズの調整を行ってもずれが解消しないときは、アプリケーションで白の画像を調整してください。ここでは
Adobe Illustrator を例に調整方法を紹介します。
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白の印刷位置ずれが発生するデータを開きます。
新規レイヤーを作成します。レイヤーの名称は「SpotColor」とし、一番上に作成します。
スウォッチウィンドウを開き、“新規スウォッチ”ボタンをクリックします。
名称に［SpotColor_White］と入力し、カラータイプで［特色］を選択します。
⿟⿟ 名称は上記の通りに入力してください。誤って入力すると、ホワイトトナーが認識されません。
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特色ホワイトで塗りたいオブジェクトを、レイヤー「SpotColor] にコピーします。
コピーしたオブジェクトを選択し、塗りを「SpotColor_White:100％」、枠線を「SpotColor_
White：0％」と設定します。
線の場合は、「オブジェクト」-「パス」-「パスのアウトライン」を選択し、オブジェクトに変更して
から、塗りと枠線を設定します。
属性ウィンドウを開き、
［塗りにオーバープリント］と［線にオーバープリント］にチェックを入れます。
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［ファイル］-［プリント］を選択します。
［プリンター］で［OKI C941（PS）
］を選択します。
［詳細］-［オーバープリント］で［シミュレート］を選択します。
［プリンター］をクリックします。
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［詳細設定］をクリックします。
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［カラー］タブの［特色］クリックします。
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［使用方法］で［アプリケーション指定］、重ね合わせの順序で［カラーの下に白を印刷］を選択します。
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［OK］をクリックして印刷します。
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プリンタードライバーの機能一覧
ここではホワイトトナーを取り付けた場合の各プリンタードライバーの特色トナー設定を説明します。
プリンタードライバーの［デバイスの設定］タブ、または［デバイスオプション］タブで特色トナーを選択すると、
以下の画面が表示されます。
■■Windows PS プリンタードライバーをお使いの方
特色トナーを設定する画面は [ カラー ] タブの [ 特色 ] をクリックすると表示されます。
項目
使用方法
重ね合わせの順序
使用しない
ホワイトトナーを使用しないで印刷します。
ページ全体
印刷するページ全体にホワイトトナーを使用します。
データ部分 ( 白を除く )
白部分を除いたデータ部分にホワイトトナーを使用します。
データ部分（白を含む）
白い部分を含んだデータ部分にホワイトトナーを使用します。
特色トナーのみで印刷
ホワイトトナーのみで印刷します。
アプリケーション指定
アプリケーションでホワイトトナーの指定ができるようになり
ます。PS プリンタードライバーのみの機能です。
カラーの上に白を印刷
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックトナーの上にホワイト
トナーを重ねて印刷します。
カラーの下に白を印刷
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックトナーの下にホワイト
トナーを重ねて印刷します。
白のサイズ調整 *
特殊
説明
ミラー反転
「カラーの下に白を印刷」設定で印刷を行う場合に、白色での印
刷サイズを微調整します。
他の色に対する白の縮みの度合いを入力してください。
水平方向に反転して印刷します。
* ： Windows PS プリンタードライバーバージョン 1.0.3 以上で追加された機能です。
バージョン A01.07_0_4 以上のファームウェアと組み合わせた場合に利用可能です。
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■■Windows PCL プリンタードライバーをお使いの方
特色トナーを設定する画面は [ 特殊設定 ] タブをクリックすると表示されます。
項目
使用方法
重ね合わせの順序
使用しない
ホワイトトナーを使用しないで印刷します。
ページ全体
印刷するページ全体にホワイトトナーを使用します。
データ部分 ( 白を除く )
白部分を除いたデータ部分にホワイトトナーを使用します。
データ部分（白を含む）
白い部分を含んだデータ部分にホワイトトナーを使用します。
特色トナーのみで印刷
ホワイトトナーのみで印刷します。
カラーの上に白を印刷
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックトナーの上にホワイト
トナーを重ねて印刷します。
カラーの下に白を印刷
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックトナーの下にホワイト
トナーを重ねて印刷します。
白のサイズ調整 *
特殊
説明
ミラー反転
「カラーの下に白を印刷」設定で印刷を行う場合に、白色での印
刷サイズを微調整します。
他の色に対する白の縮みの度合いを入力してください。
水平方向に反転して印刷します。
* ： Windows PCL プリンタードライバーバージョン 1.0.3 以上で追加された機能です。
バージョン A01.07_0_4 以上のファームウェアと組み合わせた場合に利用可能です。
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■■Windows XPS プリンタードライバーをお使いの方
特色トナーを設定する画面は [ カラー ] タブの [ 特色 ] をクリックすると表示されます。
項目
使用方法
重ね合わせの順序
使用しない
ホワイトトナーを使用しないで印刷します。
ページ全体
印刷するページ全体にホワイトトナーを使用します。
データ部分 ( 白を除く )
白部分を除いたデータ部分にホワイトトナーを使用します。
データ部分（白を含む）
白い部分を含んだデータ部分にホワイトトナーを使用します。
特色トナーのみで印刷
ホワイトトナーのみで印刷します。
カラーの上に白を印刷
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックトナーの上にホワイト
トナーを重ねて印刷します。
カラーの下に白を印刷
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックトナーの下にホワイト
トナーを重ねて印刷します。
白のサイズ調整 *
特殊
説明
ミラー反転
「カラーの下に白を印刷」設定で印刷を行う場合に、白色での印
刷サイズを微調整します。
他の色に対する白の縮みの度合いを入力してください。
水平方向に反転して印刷します。
* ： Windows XPS プリンタードライバーバージョン 1.0.3 以上で追加された機能です。
バージョン A01.07_0_4 以上のファームウェアと組み合わせた場合に利用可能です。
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■■Mac OS X PS プリンタードライバーをお使いの方
特色トナーを設定する画面は［特色］パネルを選択すると表示されます。
項目
使用方法
重ね合わせの順序
使用しない
ホワイトトナーを使用しないで印刷します。
ページ全体
印刷するページ全体にホワイトトナーを使用します。
データ部分 ( 白を除く )
白部分を除いたデータ部分にホワイトトナーを使用します。
データ部分（白を含む）
白い部分を含んだデータ部分にホワイトトナーを使用します。
特色トナーのみで印刷
ホワイトトナーのみで印刷します。
アプリケーション指定
アプリケーションでホワイトトナーの指定ができるようになり
ます。PS プリンタードライバーのみの機能です。
カラーの上に白を印刷
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックトナーの上にホワイト
トナーを重ねて印刷します。
カラーの下に白を印刷
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックトナーの下にホワイト
トナーを重ねて印刷します。
白のサイズ調整 *
左右反転
説明
「カラーの下に白を印刷」設定で印刷を行う場合に、白色での印
刷サイズを微調整します。
他の色に対する白の縮みの度合いを入力してください。
水平方向に反転して印刷します。
* ： Mac OS X プリンタードライバーバージョン 1.0.3 以上で追加された機能です。
バージョン A01.07_0_4 以上のファームウェアと組み合わせた場合に利用可能です。
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