鳥取FK式貫入試験器による作業道の 盛土の簡易検査法 鳥取県農林総合研究所林業試験場 森林管理研究室 【背景と目的】 【林業の機械化に不可欠な作業道】 【路肩に生じた亀裂】 盛土の締め固めが 不十分だと・・・ 【路肩が崩壊し下方の斜面も被災した事例】 豪雨時に 路肩が崩壊 作業道開設延長(km/年) 【鳥取県の作業道開設延長の推移】 140 120 100 80 60 40 20 0 急増中 事前検査の必要性 10 15 20 目的:盛土の締め固めの簡易検査法を開発し,災害を防ぐ 25 年度(平成) 【方 法】 <安価な貫入試験器を製作> 中 心 路 肩 1箇所 30秒で できる 現地検査 おもり 市販品15万円 中心と路肩で錘を50cmの高さから5回連続して落 下させ,貫入量(土に何cmささったか)を測定します。 鳥取FK式4万円 【測定結果による盛土の判定】 70 <優良施工> 路肩・中心共に貫入量が25cm未満。 締固めが最も良好。 亀裂の生じる危険性は極めて少ない。 亀裂なし 60 路肩の貫入量(cm) 亀裂あり 50 <路肩軟弱> 路肩は,25cm以上貫入し,かつ,中心の3倍以上 貫入している。路肩の締固め不良が顕著で,亀 裂が生じやすい。 40 30 <全体軟弱> 路肩は25cm以上貫入している。路肩・中心共に 締固め不良。中心付近に達する亀裂が生じる危 険性あり。 20 10 0 0 10 20 30 40 50 中心の貫入量(cm) 60 70 【マサ土の調査結果をもとに盛土の施工状態を区分した図】 <中心軟弱> 路肩より中心の貫入量が大きい。亀裂の生じる 危険性は少ないが,中心の締固め方法に対して 指導が必要。
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