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平成26年度
全国健康保険協会岩手県大会
プログラム
平成26年7月22日(火)13:30∼
盛岡市民文化ホール小ホール
❏式
次
第
13:30∼14:15
●第1部 全国健康保険協会岩手県大会
1
開
会
2
支部長挨拶
13:30
全国健康保険協会岩手支部
支部長
松
本
光
一
3
来賓紹介
13:35
4
来賓挨拶
13:40
・岩手県知事
・衆議院議員
・衆議院議員
・衆議院議員
5
達
鈴
高
階
増
木
橋
拓 也
俊 一
比奈子
猛
様
様
様
様
13:55
現状報告
全国健康保険協会岩手支部
企画総務部長
三
浦
弘
美
6
決
議
14:00
7
閉
会
14:15
≪休
憩≫
14:15∼14:30
14:30∼16:00
●第2部 職場のメンタルヘルスケアセミナー
∼健康でいきいきと働ける職場を目指して∼
【講
師】岩手医科大学医学部神経精神科
助教
橋
本
信一郎
氏
❏来賓のご紹介
・岩手県知事
・衆議院議員
・衆議院議員
・衆議院議員
・盛岡商工会議所副会頭
・岩手県商工会連合会専務理事
・岩手県中小企業団体中央会副会長
・岩手県社会保険労務士会会長
・岩手県社会保険委員会連合会副会長
・日本労働組合総連合会岩手県連合会会長
達
鈴
高
階
小
永
松
白
千
豊
増
木
橋
暮
井
田
木
葉
巻
拓 也
俊 一
比奈子
猛
信 人
英 治
博 之
和 久
胤 嗣
浩 也
様
様
様
様
様
様
様
様
様
様
❏協会けんぽの概要
全国健康保険協会(協会けんぽ)は、国民の3.6人に1人、約3,600万人の方が加入す
る、日本最大の医療保険者であり、被用者保険の最後の受け皿であります。当岩手県にお
いても、県民の3.1人に1人、約41万人の方が加入しております。
❏協会けんぽの財政状況について
現在、協会けんぽの財政状況は非常に厳しい状況にあります。加入者の給料の伸びを大
きく上回る医療費支出の伸びにより、協会けんぽは構造的に財政赤字であり、さらに高齢者
医療に対する現役世代の負担が極めて重く、現在の保険料率は全国平均で10.00%、岩手
県においても9.93%と過去に例を見ない非常に高い水準となっています。加入者、事業主の
皆さまに厳しいご負担をお願いしており、大変心苦しく思っております。
平成25年の健康保険法等の一部改正により、協会けんぽに対して暫定的な財政特例措
置が講じられ、平成26年度までは現在の保険料率を据え置くことが出来ましたが、平成27
年度以降の姿は決まっておらず、現在の財政構造のままでは再び多額の累積赤字を抱える
事が避けられない状況となっております。
❏今大会の趣旨・財政基盤強化に向けた今後の取組み
政府は、平成27年通常国会に医療保険制度改革法案の提出を目指すとされており、今年
4月から制度改正に向けた議論が本格化しています。
私ども協会けんぽとしては、何としてでも構造面から協会けんぽの赤字財政を改善する恒
久的措置、具体的には協会けんぽに対する国庫補助率20%の引上げと、高齢者医療制度
の見直しを実現させる必要があると考えており、平成26年度を「勝負の年」と位置付け、財
政基盤強化に向けた様々な活動を行うこととしております。
この度の『岩手県大会』は、その活動の大きな核となる大会です。この大会において、岩手
県の厳しい声を集約し、今年度後半に開催予定の全国大会へその声を届けましょう。
決
議 (案)
全国健康保険協会(協会けんぽ)は、加入者数約3,600万人、加入事業所数約170万事業所と
いう日本最大の医療保険者として、主に中小企業・小規模事業所で働くサラリーマンの医療を
保障し、日本の国民皆保険制度を支えているが、協会けんぽの財政は極めて厳しく、危機的な
状況にある。
急激な少子高齢化を背景に、現役世代の賃金の伸び率を大きく上回る伸び率で医療費が増
加し続けるという構造的な赤字要因を抱える中で、高齢者医療に対する負担も大変重く、加入
者、事業主の負担は既に限界にある。我々岩手県では、約41万人、約1万6,500事業所が協会
けんぽに加入し、その多くが県内の農林水産業、製造業などを支える中小企業・小規模事業所
だが、経営状況は依然として厳しく、「これ以上の保険料負担は到底受け入れられない」という
切実な声が寄せられている。
現在協会けんぽの保険料率は全国平均で10%、我が岩手県は9.93%であり、健康保険組合
や共済組合と比べても格段に高く、同じサラリーマンであるにもかかわらず、収入の低い者が重
い保険料率を強いられるという、社会保障とは到底言えない状態である。これ以上の負担は、中
小企業・小規模事業所の経営、従業員・ご家族の雇用と生活に直接影響する。協会けんぽの財
政問題は、一保険者の問題を超えた、地域経済、雇用に直結する極めて深刻な問題である。
また、高齢者医療に対する現役世代の拠出金負担も深刻である。高齢者医療の負担は広く社
会全体で支えるべきであり、負担能力に応じた公平なものとすべきである。
我々は、2年前に、協会けんぽの財政基盤の強化を図るための署名活動を実施し、全国で
320万筆、我が岩手県では8万7千筆を超える署名をいただき、内閣総理大臣に提出したが、未
だにその実現に至っていない。昨年成立した健康保険法等改正法附則や附帯決議、さらにプ
ログラム法で規定されているとおり、政府は、本年度中に協会けんぽに対する国庫補助率につ
いて検討し、所要の措置を講じることが決まっている。
国及び政府は、もはや一刻の猶予も許されない極めて厳しい現状を直視し、来年通常国会に
提出する医療保険制度改革法案において、構造的に脆弱な協会けんぽの財政基盤を改善す
る恒久措置を講じるべきである。我々は、県内の加入者、事業主その他協会けんぽ関係者の総
意をもって、下記の事項の実現を期し、決議する。
記
一、全国健康保険協会に対する国庫補助金の補助率を健康保険法が定める上限である20%
(現在16.4%)に引き上げること
一、公費負担の拡充をはじめ、高齢者医療制度を抜本的に見直すこと
平成26年7月22日
全国健康保険協会 岩手県大会