㮈染方式により更なる涼体感(吸湿冷感)を提案できます。

パラクールIDPは、接触涼感性能と吸湿涼感性能の2つの涼感効果を兼ね備えた、新規の涼感プリ
ント剤です。
パラクールIDPは吸湿吸熱効果のあるエリスリトール・キシリトールと人間の快適温度付近で相変換
するパラフィンマイクロカプセルの2種類の涼感成分の相互作用により、着用時の涼感効果 (接触涼感)、
と発汗(蒸気)による涼感効果(吸湿涼感)を付与し、衣服内環境を快適にする加工剤です。
パラクールIDPの涼感効果機構
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性状
外
観 : 乳白色液体
P
H
: 5.0±1
<コーティング処方及び加工条件>
パラクール IDP
100
パラキャット PF-5
2
パラゾール V-20
2.4
合計(部)
104.4
供試布:綿ブロード
加工条件:プリント→乾燥:110℃×3分→熱処理130℃※×2分
※主成分が昇華するため熱処理温度は 130℃以下で行ってください
<接触冷感:q-max>〔J/cm2・sec〕
原布
q-max 値
0.16
パラクール IDP プリント布
初期
HL-10
0.374
0.238
通常 q-max 値が 0.2 以上あれば接触冷感効果があると言われています。
〔 試験方法 〕
精密迅速熱物性測定装置(KES-F7・サーモラボⅡ型)使用
試験室の温湿度:20℃×65%RH
温度検出器と試験片の温度差:20℃
洗濯条件:JIS L-0217 103 法
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<冷感性能試験:大原法>
(℃)
ブランク
0 秒
加工布
初期
ブランク対比
HL-10
ブランク対比
26.6
26.7
0.1
26.6
0
30 秒
26.9
26.9
0
26.6
0
60 秒
29.0
28.5
-0.5
26.7
-0.3
90 秒
31.6
30.2
-1.6
31.0
-1.0
120 秒
33.6
31.9
-2.0
32.7
-1.5
150 秒
35.1
33.3
-1.8
34.3
-1.0
180 秒
36.0
34.2
-1.8
35.4
-0.6
210 秒
36.5
35.1
-1.0
36.0
-0.5
240 秒
36.7
35.7
-1.0
36.4
-0.3
270 秒
36.8
36.0
-0.8
36.7
-0.1
300 秒
36.8
36.3
-0.5
36.7
-0.1
最大温度差
―
-2.0
-1.5
℃
(℃)
39
37
35
33
ブランク
31
加工布
初期
加工布 HL-10
29
27
25
0
30
60
90
120 150 180 210 240 270 300
秒
〔 試験方法 〕
1. 温度センサーを試料布(10cm*10cm)で包み、室温条件(25~27℃×40%RH)で放置し、
温度を安定させる。
2. 35℃90%RH 条件の恒温恒湿機に移し、30 秒毎の温度変化を測定する。
(夏にクーラーの効いた室内から屋外に出て汗を掻いた時を想定)
洗濯条件:JIS L-0217 103 法
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<赤外写真によるプリント部分の涼感効果>
室温(27℃×40%RH)で放置後
室温に放置後、腕に乗せた直後
プリント部分
プリント部分
プリント部分は非プリント部分に比べ、温度が低
く、さらに腕に乗せた瞬間も温度が低いため、涼
感効果を確認することが出来ました。
<注意点>
1.加工処方・処理される繊維により、風合および染色堅牢度の低下性が若干異なりますので、
実際の使用に際し、充分に予備試験のうえ使用してください。
2.加工処理布の最終工程時において、スチームアイロン等を使用される場合は、水分が
布に残った状態で袋詰めされますと成分の特質上、白化を引き起こす可能性がありま
す。必ず乾燥させた状態での処理をお願いします。
3.各種併用薬剤との相溶性は、事前にチェックしてください。
4.保存は5℃~35℃で直射日光を避け、冷暗所に保管してください。
ここに記載された資料内容は、細心の注意を払って行った社内試験に基づくものですが、
御使用に際しましては充分に御試験の上、御使用下さい。
取扱いに関しましてはSDSを御参照下さい。
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