PowerPoint プレゼンテーション

LS-DYNAによる
Softlayer稼働検証結果ご報告
(株)JSOL
エンジニアリングビジネス事業部
CAE技術グループ
伊田 徹士
ご報告内容
 LS-DYNAご紹介
 SoftLayer検証環境ご説明
 LS-DYNAによるSoftlayer稼働検証結果ご報告
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動的非線形解析
大規模動的非線形解析
準静的非線形解析
静解析
 まとめ
 SoftLayerを使ってみた感想
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LS-DYNAとは
 構造解析ソフトウェア
– 線形・非線形
– 静的・動的
– 目指すもの
• Multi-Physics(複合領域)、Multi-Stage(複数工程)、Multi-Process(並列計算)
 開発責任者 John O. Hallquist博士
– 米国国立Lawrence Livermore研究所において、構造系解析プロダク
トDYNA3Dを開発
– 1987年 Livermore Software Technology Corporation(略称
LSTC)を設立。DYNA3DをベースにLS-DYNAを開発。
– LSDYNA最新バージョン LS-DYNA R7。
 主な使用事例
– 自動車の衝突解析
– その他多数
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LS-DYNA概要
衝突解析
プレス成形解析
自動車
転倒解析
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LS-DYNA概要
自動改札切符搬送解析
流体連成解析
ゴム強度/接触解析
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SoftLayer検証環境
 SoftLayer検証環境
Internet VPN
JSOL
SoftLayer
・dy1のローカルHDDを
dy2~dy4でNFSマウント
・並列計算のためのSSH設定
dy1
dy2
dy3
dy4
Windows 7 64bit
SSH クライアント
SFTP クライアント
4ノードの並列計算環境
インターコネクト:10GbE
インストールモジュール
LS-DYNA:Ver.971 R6.1.2
MPI:IBM PlatformMPI
※1ノードあたりのスペック
OS:Cent OS 5.10
CPU:E5-2690v2(10core) x 2CPU
Memory:64GB
HDD:500GB
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SMPとMPP
 SMP (Memory Shared Parallel)での計算
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SMPとMPP
 MPP (Massive Parallel Processor)での計算
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検証データ1:モデル概要
 自動車の衝突解析1(動的非線形解析)
– Neon refined model(Top Crunch)
http://www.topcrunch.org/tc-uploads/neon_refined_revised.tar.gz
SMP並列の
限界
十分な高速化
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ディスクI/O
通信の卓越
検証データ2:自動車の衝突解析2
 自動車の衝突解析2(大規模動的非線形解析)
– car2car model(Top Crunch)
http://www.topcrunch.org/tc-uploads/car2car-ver10.tar.gz
十分な高速化
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通信の卓越
IBの利用に期待
検証データ3:塑性加工解析1(板成形)
 塑性加工解析1(板成形)(準静的非線形解析)
– Cross member model(Numisheet 2005)
http://www.numisheet2005.org/bm2_download.htm
実用的な並列数で
よい効率
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検証データ4:塑性加工解析2(スプリングバック
 塑性加工解析2(スプリングバック)(静解析)
– Cross member model(Numisheet 2005)
http://www.numisheet2005.org/bm2_download.htm
MPPの利用で
十分な高速化が可能
I/Oの問題か?
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まとめ
 LS-DYNAご紹介
 SoftLayer検証環境ご説明
 LS-DYNAによるSoftlayer稼働検証結果ご報告
– 動的非線形解析
問題なく動作。SMP並列は4~8並列。MPP並列は40並列程度まで高
速化した。これ以上高速化しない理由としてI/Oや通信速度の卓越が考
えられる
– 大規模動的非線形解析
MPP並列で64並列まで高速化した。InfiniBandが利用できればさらに
高速化が期待できる。
– 準静的非線形解析
一般に期待される並列度で十分な効率が得られていると考える
– 静解析
陰解法のMPP並列も問題なく実行できている。計算速度の高速化には検
討が必要だが、大規模モデルの静解析に期待できる
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SoftLayerを使ってみた感想
 サーバーのレスポンスは思っていた以上に快適
– ストレスなく環境の設定、ベンチマークテストが実施できた
 ソフトウェアのインストールや計算環境の構築にはある程度
の知識が必要
– ある程度設定済みのOSイメージ等の用意を期待
 Pre-Post環境の提供もご一考いただきたい
– 計算結果をローカルに転送する手間などを省きたい
– 最適化されたリモートデスクトップ環境など
 小~中規模の並列効率は十分
– 大規模並列にトライ
– Infiniband環境もトライしてみたい
この度は、SoftLayerを検証する機会を与えていただきありが
とうございました!
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