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社会福祉法人
横浜市瀬谷区社会福祉協議会
仲丸 朋子
NPO法人 ワーカーズわくわく
秋田 美也子
横浜市瀬谷区について
・横浜市には18区ある
・瀬谷区は人口12万6千
・65才以上の割合 24.8%
・保護世帯は2364世帯
保護率30.3%
・母子世帯 956世帯
1.9%
・障害者 6284名
4.8%
瀬谷区の概況
・5つの地域ケアプラザ
・12の地区に分かれている
・東西に相鉄線が走っている
(三ツ境瀬谷・瀬谷駅)
・南北はバスのみ
・市営・県営・公団の団地が多い
・米軍の通信隊がある
食を介しての支援
・給食が唯一1日の栄養源という子ども
・昼頃登校する子ども
・春・夏・冬などの休みになると心配な子ども
地域の中で解決できないか
・春休みお楽しみ昼食会の開催
・夏休み支援 料理教室&工作
・夕食の支援 お弁当プロジェクト
負の連鎖
春休みおたのしみ食事会
夏休み支援
料理教室&工作
夕食支援 ~お弁当プロジェクト~
社協事業を通じての支援
 生活福祉資金貸付事業の相談者への支援
生活困窮者・障害者・母子世帯など低所得世帯
への貸付
条件が合わず貸付できないケース
・失業中および手持ち金なし
・収入が安定せず、生活も荒れている
・ライフライン(電気・ガス・水道)の料金未納
緊急に食の支援が必要な場合
食料のパッケージ
 現在までに9件の支援依頼
パッケージを受けた方から
の手紙
11日の日曜日の昼頃荷物
が届きました。
空腹から救われたのはも
ちろんですが、今の状況の
自分を気にかけ心配してく
れる人がいるということが
ありがたく精神的に本当に
助けられ元気づけてもらい
ました。
ありがとうございました。
瀬谷区支えあい家族支援事業
 困難を抱える青少年のための寄り添い型支援事業
「子どもの生活塾」
目的
母子家庭・保護者が精神疾患・生活困窮があるなど、
生活困難な家庭に寄り添い、きめ細やかに寄り添う。
「伴走機能」を発揮した支援を通して、
地域社会で安定した生活を送ることができるようになる。
子どもの特徴
① 食事の乱れ
・ 家では食事の用意ができていない
・ 親からお金をもらってコンビニ弁当を買う
・ 一日3食ではなく、空腹になったら各々が手近な
物(スナック菓子など)を食べる
・ 食べても食べても、いつも空腹感
・ お弁当の中はご飯だけ
ゴキブリが何匹も入っている
② 生活リズムの乱れ
・ 一家で昼夜逆転 → 起床できず学校に遅刻
(母が服用している薬の副作用かもしれない)
③ 健康管理が不十分
・ 体力不足 転びやすい 免疫力が低め
・ 虫歯が多い
・ 近視や乱視に気づいていない
(不登校のため、視力検査の機会を逃してしまった)
④ 清潔観念が身についていない
・ うがい 手洗い 歯磨き 入浴 整髪 散髪
排便後のお尻の拭き方
生理の後始末
衣服や靴 着た服のまま寝て、そのまま出かける
⑤ 生活意欲や気力が乏しい
・ 姿勢の保持が難しい (食事や学習時、歩行時)
・ 集中力が続かない
「だりぃ」「べつに~」「・・・・・(無言)」
・ 将来像がイメージしにくい
「今のままでいい」
⑥ 学習意欲が乏しい
・ 不登校ぎみのため、勉強がついていけない
登校できても、教室にいられない
⑦ 語彙が乏しい
・ 家庭内の会話が少ない
・ 自己表現がうまくできず、奇声をあげる
ケンカになったり、物に当たって壊す
⑧ ネグレクト(虐待)を受けている
・ 継父・継母・実母・今カレ
・ 子ども自身は人権侵害されていると気づいていない
支援内容
1.生活体験
挨拶 食育 入浴 洗濯
季節の行事 夏に宿泊
園芸や農作業
2.学習支援
宿題・プリント・テスト勉強・漢字・九九・音読
3.アシスタント派遣
登校支援(起床の声かけ・校門まで同行)
4.配食サービス
相談支援
「なぁ~んちゃって実家」
対象・・・・ 母親・父親・本人・兄弟
孤立している不安感を丸ごと受けとめる
休息できる場
悩みやグチを共有できる場
家事のノウハウを教え合う場
「ママクッキング」
料理教室と昼食交流
事業の効果
子どもにとって
① 食事が摂れるようになった
② 自力で登校できるようになった
③ 学習意欲が高まった
④ 乱暴な行為が減った
⑤ 他人と交流できるようになった
⑥ 進路や、将来の夢を語るようになった
親にとって
① 孤立感が和らいだ
② 虐待死や一家心中のような事件が起きなかった
これから・・・
貧困、保護の連鎖を食い止める。
地域でこどもを育てる。
行政、社会福祉法人、地域、
企業の連携
ご静聴ありがとうございました