第2学年 国語科学習指導案 1組 指 1 単 元 導 者 女子12人 白 濱 な 計23人 な み 読んで,せつめいのしかたを考えよう (教材「しかけカードの作り方」 2 男子11人 光村2年下) 単元について ⑴ 単元の位置とねらい この期の児童は,「たんぽぽのちえ」と「どうぶつ園のじゅうい」の二つの説明的な文章教材 を通して,時間の順序や理由付けの言葉に着目して読む能力や事柄の順序を考えながら読もうと する態度を身に付けてきている。また,読後の感想交流や文末表現に気を付けて自分の係活動の 紹介文を書く学習を経験してきている。 そこで,本単元では,しかけカードの作り方について説明された文章を,順序を表す接続語に 気を付けながら内容を読み取る能力や,しかけカードの作り方に興味をもち書かれていることを 読み取ろうとする態度を身に付けさせたいと考え,「読んで説明のしかたを考えよう」(教材「し かけカードのつくり方」)を設定した。 この学習は,自分が知っていることとつなげながら読む「知っていることとつなげて読もう」 の学習へとつながっていくものである。 ⑵ 指導の基本的立場 本教材は,しかけカードを実際に作ることが教材文で指示されていることから,児童が興味・ 関心をもって楽しく読み取ることができる教材である。また,カード作りを「作り方」と「使い 方」の項目に分けて説明するとともに,カード作りの手順では,順序を表す接続語や写真と文を 効果的に使って分かりやすく書かれていることから,作業の工程を正確に理解することができる。 そこで,本単元では,分かりやすい説明の仕方を見つけることを読みの目的とし,接続語に気 を付け,文と写真を照応させて作業工程を読み取らせていきたい。また,実際にカード作りも行 い,その活動を振り返る中で,分かりやすい説明の仕方について考えさせていく。 具体的には,分かりやすい説明の仕方について,読み取ったことを明確にするために,単元を 貫く言語活動として, 「運動会で使った紙花の作り方」を説明する活動を設定する。紙花作りは, 作る手順が明快で,運動会前に全員が作成しているので,作業を思い出しながら説明文を書くこ とができ題材として適している。また,表現活動の実際では,運動会前に作成したことを思い出 しながら,順序を表す接続語や効果的な言葉を使って順序よく書けているかを確認しながら説明 文を書かせるようにしていく。 これらの学習に見通しをもって取り組ませ,教材文に書かれていることと自分のカード作りの 活動を比べさせながらより良い説明の仕方を考え,表現させることで,自ら思考し,判断し,表 現する力を高めていきたい。 ⑶ 児童の実態 本学級の教材に関する意識や経験及び読むことや表現することに関する実態は次のとおりである。 【学習経験や教材に関する興味・関心に関する結果】 設 1 2 問 内 容 と 回 答 【読むことや表現することに関する結果】 率 設 説明書を読んで何かを作った経験がある。 1 説明書はわかりやすかった。 <理由> 問 内 容 と 正 答 率 時間の順序を表す言葉を見つける。82.6% 95.6% 2 書かれている内容を読み取る。 84.7% 71.4% 3 自分が考えたことを書く。 91.3% 自分の考えを発表できる。 82.6% 読みがなが書いてあったから。 一緒に絵が書いてあったから。 4 本学級の児童の実態としては,ほとんどの児童が日常生活や遊びの中で説明書を読んだり,読 みながら何かを作ったりした経験がある。また,説明書が分かりやすかったと感じた児童が多い ことから,教材と自分の経験とを結び付けながら,教材文を読み取っていくと考えられる。 読むことに関しては,多くの児童が時間の順序を表す言葉を見つけることができた。本単元で も,順序を表す接続語に注目させながら読み進めるようにする。また,ほとんどの児童が教材文 の内容を読み取ることができている。しかし,読み取る箇所は分かっていても,読み取った内容 を表現する際に言葉が不足している児童も見られたので,どこからどこまでが答えなのか確認し ながら読み取っていく必要がある。表現することに関しては,数名の児童が自分の考えをもてず, 発表に自信がないと答えている。考えを書くときのモデル文を提示したり,発表の前にペアやグ ループでの話合いを設定したりしていきたい。 ⑷ 研究仮説との関連 ア 仮説1について 挿絵や教師が作ったカードを提示して,教材への関心を高めさせる。そして,何か作るとき には説明書があると便利だということに気付かせ,単元名やリード文を読みながら学習するこ とを確認させる。読み取ったことを確認するためには,実際に説明文を書くことが必要である ことに気付かせ,言語活動を設定する。 学習計画を立てる際は,まず教材文を読んで分かりやすい説明の仕方を考え,それを確認す るために実際に説明文を書くという手順を確認しながら計画を立てていくようにする。 イ 仮説2について 自分の考えをもたせるために,一人調べの段階においては,視点を与えながら課題の答えや 根拠となるところ,大切な言葉などにサイドラインを引かせるようにする。その際,説明文の 教材において読み取りが十分できていなかった児童を中心に個別指導を行うようにする。練り 上げの段階においては,自分と友達の意見の比較や答えとなる根拠の話合いをグループや全体 で行っていく。練り上げを通して,「接続語や数字を使って順序よく書く」など,分かりやす い説明に必要な工夫を確認するとともに,紙花の作り方を実際に書く際には,自分の表現に生 かしていけるようにする。 ウ 仮説3について 紙花の折り方を説明する際は,「前書き」・「材料と道具」・「作り方」・「使い方」の構成で書 くことを確認する。「作り方」の部分では,順序を表す接続語を正しく使って,読む人が分か りやすいように書くことを意識して書かせるようにする。 書き終わったあとは,書いたものを友達同士で読み合い,書き方が良かったところや自分と 違う書き方を見つけさせる。また,見つけた工夫を使って書くことができたか自己評価をさせ, 次の単元へ生かそうとする意欲を高めていく。 【モデル文】 前書き 材料と道具 これは,かざりようの ・花紙 紙花です。作り方を せつめいします。 5まい ・わゴム 作り方 使い方 まず,花紙を 5まい かさねます。 つぎに,2㎝くらいの はばで,おもてとうらに こうたいずつおります。 それから,おりまげた 紙の わゴムを ちょうど真ん中に こんどは,花びらを 1まいずつ さいごに,花の形を きれいにして 教室の ることが かざりつけを できます。 つけます。 もち上げていきます。 できあがりです。 したり,ダンスのときに 手につけて おどったりす 3 目 ⑴ 標 しかけカードの作り方に興味をもち,作る手順を読み取り,作り方を分かりやすく説明しよう とする。 ⑵ (関心・意欲・態度) しかけカードの作り方について,説明の順序を表す接続語や数字,絵,写真の使用などの効果 的な表現の工夫を読み取ることができる。 ⑶ (読む能力) 「まず」,「次に」などの順序を表す接続語や効果的な表現を工夫しながら,「紙花の作り方」 を手順に沿って書くことができる。 ⑷ (書く能力) 「まず」,「次に」などの順序を表す接続語のはたらきを理解することができる。 (言語についての知識・理解) 4 単元の評価規準 国語への関心・意欲・態度 ① 読む能力 書く能力 しかけカードの作り ① 接続語をもとに,手順 ① 言語についての知識・理解・技能 紙花の作り方を, ① 順序を表す接続語 方に興味をもち,書か ・事柄の順序などに気を 接続語や効果的な表 のはたらきを理解し れていることを読み取 付けて読んでいる。 現を工夫しながら順 ている。 ろうとしている。 ② 写真と文を照らし合わ 序よく書いている。 せながら読んでいる。 5 過 程 単元の指導計画及び評価計画(全6時間) 場 時 見 か 通 む し 【評価規準(評価方法)】 学習目標の設定と学習計画を立てる。 ○ 1 つ 教師の手立て 主な学習活動 教材への関心を高めるために,教科書 (1) 単元と出会う,教材と出会う。 の写真や教師が作ったしかけカードを提 (2) 学習目標について話し合う。 示して教材文と出会わせる。 1 分かりやすいせつめいのしかたを ○ 学習の見通しをもたせるために,単元 名やリード文をもとに学習目標や計画を 考え,「紙花の作り方」を書こう。 設定させていく。 【関心・意欲・態度①(発表)】 (3) 学習計画を立てる。 2 2 「しかけカードの作り方」を読む。 ○ ⑴ 教材文を読み,作り方の順序を調 材文をバラバラに提示し,気付いたこと べ,作り方の見通しをもつ。 ⑵ 3 べ る り 上 げ 4 ⑶ 「作り方」を読みながら,しかけ ○ 本 ⑷ ) 時 5 カード作りを思い出しながら,工 ○ 3 表 「作り方」の説明の中で,何度も ○ 6 説明の工夫を見つけさせるために,前 時で行ったカード作りを想起させる。 と思うところを話し合う。 【読む能力①②(サイドライン・ノート)】 説明書の構成やそれぞれのまとま ○ 【読む能力②(サイドライン・ノート)】 ○ 見つけた工夫を使って,紙花の作 書いた説明文を読み合い,相互評 価・自己評価を行う。 四つの項目の必要性を考えさせるため に,作り方だけの説明書を提示する。 工夫をまとめる。 り方の説明文を書く。 ⑵ 説明の工夫を見つけさせるために,学 読み返したところや工夫されている 紙花の作り方を説明し合う。 ⑴ 【読む能力②(作品)】 習の手引きを基にして視点を与える。 りの必要性について話し合う。 ⑹ 作る参考になったところに印をつけさ せる。 夫だと思うところに印をつける。 ⑸ 現 について話し合わせる。 【読む能力①(ワークシート)】 カードを作る。 ( 調 練 接続語を意識させるために,写真と教 作業の見通しをもたせるために,モデ ル文や手順ごとの写真を提示する。 ○ 読み取った工夫を生かせているか確認 するために,自己評価や相互評価をさせ る。【書く能力①(観察・ワークシート)】 6 本時(4/6時間) ⑴ 目 標 前時のしかけカード作りを振り返り,分かりやすい説明の工夫を見つけることができる。 ⑵ 指導に当たって 一人調べの際に,個々の児童が自分の意見をもてるように,学習の手引きに沿った視点を与え るようにする。また,一人一人の意見を比べさせるために,グループ内で考えを出し合う時間を 設けるようにする。その際,一人調べでは気付かなかった部分にも目を向けさせるようにする。 ⑶ 実 際 過 程 1 つ 指導上の留意点(◆評価) 形態 本時の学習場面を確認し,めあてに ついて話し合う。 か む 時間 主な学習活動 分かりやすくせつめいするために, どんなくふうをしているのだろう。 ○ 画表を確認させたり,前時に作ったカード 3 (全) 本時の見通しをもたせるために,学習計 を提示したりする。 ○ 学習意欲をもたせるために,児童から出 てきた言葉を使ってめあてを設定する。 見 2 通 す ⑴ 説明の工夫を見つける。 ⑵ 意見を出し合う。 (グループ) ⑶ 工夫をまとめる。 (全体) 3 (一人調べ) べ る 5 書いてあったから作れた。 ・ これがあって分かりやすかった。 ・ 順序が分かった。 ○ (個) 点を提示したりする。 ◆ 説明の分かりやすいところを見つけて, 短冊に書くことができたか。 グループで意見を発表し合い,同じ 意見や似ている意見を整理する。 5 説明の分かりやすいところを見つけさせ るために,カード作りを想起させたり,視 ○ 4 見通しをもった学習に取り組ませるため に,時間や学習の進め方を提示する。 7 ・ 学習範囲を確認させるために,5人を指 名し,段落ごとに音読させる。 (全) ○ しかけカード作りを思い出しながら, 見つけた工夫を短冊に書く。 調 ○ 学習の進め方と学習方法を確認する。 7 向けさせるために,グループを作らせ意見 (グ) 全体でわかりやすい説明の工夫につ 自分では気付かなかったところにも目を を比較させるようにする。 ○ いて話し合う。 考えに根拠をもたせるために,教材文の どこに書かれているかを確認したり,説明 の中に書かれていなかった場合を考えさせ 深 6 め 学習のまとめをする。 ・ る じゅんじょを ばを あらわす つかう。 ・ 数字を ・ ちゅういすることを ・ しゃしん(絵)を 8 こと 17 (全) たりする。 ○ 説明の分かりやすいところを整理するた めに,児童の言葉を使いながらまとめる。 入れる。 書く。 ◆ 入れる。 に気付くことができたか。 本時の学習を振り返り,次時の学習 振 への見通しをもつ。 り ⑴ まとめたことを確認する。 返 ⑵ 学習して思ったことを書く。 る ⑶ 次時の学習について知る。 一人調べや話合いを通して,四つの工夫 ○ 分かりやすいところを明確にするために, まとめたことを音読する。 6 ○ 本時を振り返るために,自己評価を行わ せる。 (全) ○ 次時の見通しをもたせるために,次時は, 教材文全体の工夫を見つけることを伝える。 ⑷ 評 価 前時のしかけカード作りを振り返り,分かりやすい説明の工夫を見つけることができたか。 第3学年 国語科学習指導案 3組 男子 20 人 女子 15 人 計 35 人 指 導 者 木 佐 貫 あ か ね 1 単 元 せつめいのしかたを考えよう (教材「すがたをかえる大豆」 光村 3 年下) 2 単元について ⑴ 単元の位置とねらい この期の児童は,教材「イルカのねむり方」「ありの行列」で「はじめ・中・終わり」の文章構 成を基に,段落の働きについて考えながら文章の内容を読み取る能力を身に付けている。また, 「仮 説-検証」の文章構成の工夫や問いに対する答えの関係を読み取ったり,観点を決めて感想を書い たりする学習を経験している。 そこで,本単元では,文章の内容を的確に理解するために,中心語句や説明の中心になる文に着 目させながら段落相互の関係をとらえる能力や内容を大きくまとめたり細かい点に注意したりし ながら読もうとする態度を身に付けさせたいと考え,本単元を設定した。 この学習は,まとまりごとに内容を読み取り,小見出しを付ける「かるたについて知ろう」の学習 へと発展するものである。 ⑵ 指導の基本的な立場 本教材は,大豆の加工法を紹介した文章で,大豆の味と栄養を保つための工夫としての加工法を 五つの事例で説明した文章である。大豆の加工食品は,見ただけでは大豆からできているとは思え ないものも多く,児童が興味・関心をもって読み進め,初めて知ることの喜びを味わうことのでき る内容である。 そこで,本単元では,大豆が様々な食べ方をされていることに関心をもたせ,「はじめ・中・終 わり」の文章全体の組立てをとらえながら読ませるようにする。五つの事例で説明された解説型の 文章であることから,段落の中心になる語を抜き出したり,意味を短い言葉でまとめたりして内容 を整理することができるようにする。また,接続語や文末表現に着目させながら段落の順序や中心 になる文を確かめながら読み進めるとともに,文末表現の工夫や具体例を取り入れた分かりやすい 説明の仕方について考えさせていくようにする。 本単元で読み取った説明の仕方を生かして,大豆について説明する文章を書くという言語活動を 設定し,「まだまだすがたをかえる大豆」という題で文章を書かせていく。 これらの学習に見通しをもって取り組ませ,教材文から読み取ったことや,理解したことを基に, 意欲をもって思考・判断しながら,自分の考えを表現する能力を高めていきたい。 ⑶ 児童の実態 本学級の教材に関する意識や経験及び読むことや表現することに関する実態は次のとおりである。 【学習経験や教材に関する興味・関心に関する結果】 設 【読むことや表現することに関する結果】 問 内 容 回 答 率 設 問 内 容 と 正 答 率 1 文章を書くのが好きである。 76.4% 1 段落を数える。 91.1% 2 友達と交流することは楽しい。 91.1% 2 接続語を入れる。 88.2% 3 大豆はどんなものに形を変えるか。 ・ 豆腐 82.3% ・ 納豆 67.6% 3 4 指示語を考える。 要点を考える。 79.4% 76.4% 5 自分の感想を理由を入れて書く。 67.6% ・ もやし 41.1% ・ みそ 35.2% 本学級の児童は,文章を書くことが好きだと答えている児童が多くいるが,苦手意識が強かった り書くことを思いつかなかったりして好きでない児童もいる。しかし,自分の考えを交流すること は楽しいことだと感じている児童が多い。 読むことに関する技能においては,ほとんどの児童が接続語の使い方が分かり,段落を数えるこ とができる。しかし,自分の感想に対して理由を付けて書くことや指示語の指し示す内容を指摘し たり,要点を読み取ったりする力が十分でない児童が見られる。そこで,指示語の役割を考えさせ たり,中心になる語や文に気を付けて読ませたり,書くときに例を提示して文章を書かせたりする ようにする。 ⑷ 研究仮説との関連 ア 仮説1について 給食の献立表を見て,普段の給食でどのような食べ物を食べているかを発表させた後,実は多 くの食べ物には大豆が使われていることを知らせたり,大豆を枝に付いたさやの状態で提示した りすることで教材に対する興味・関心を高める。また,既習の「イルカのねむり方」, 「ありの行 列」について想起させ,どのように説明されていたかを振り返らせ,本単元の学習への意欲をも たせる。 リード文や学習の手引きを参考にして,どのような説明の仕方があるのかを読み取る学習であ ることを意識付け,学習目標「説明の仕方の工夫について考え,それらを生かして書いてみよう」 を設定する。そして,表現活動についても話し合わせ「まだまだすがたをかえる大豆」の交流会 を開くという具体的な活動へ向け,学習計画を立てさせる。 イ 仮説2について 自分の考えをもたせるために,一人調べの段階においては,説明的文章教材において読み取り が十分にできていない児童を中心に個別指導を行ったり,これまでに学習してきた分かりやすい 説明の工夫等を掲示したりしておく。 全体の交流では,「どんな書き方が分かりやすかったか」という発問で「次に,また,このよ うに」という言葉に着目させながら練り上げを行い,分かりやすい説明の仕方について自分の考 えの質的向上を図っていく。 ウ 仮説3について 表現の場においては,大豆の他の姿を子どもたちに提示し,説明の仕方の工夫を使って表現さ せる。テーマを絞ることで,取り組みやすく,自分の表現に生かせるようにしたい。 【モデル文】 はじめ 大豆は,いろいろな食品にすがたをかえています。 まず,豆にゅうです。大豆を一ばん水にひたし,なめらかになるまですりつぶしま 中 す。これに水をくわえて,かきまぜながらねっし,ぬのを使って中身をしぼりだした しるが豆にゅうです。 次におからです。ぬのの中にのこっているものがおからです。 終わり このように,大豆は,工夫されていろいろなすがたになって食べられているのです, 「まだまだすがたをかえる大豆」の交流会では,自己評価をさせることにより,自分の考えの 根拠や表現の深まりを実感させる。また,相互評価により,一人一人の感じ方の違いに気付かせ, 自分の表現へ生かそうとする意欲を高めていく。 3 目 ⑴ 標 大豆の加工品に関心をもち,「はじめ・中・終わり」の文章構成を理解しながら読もうとしてい る。 (関心・意欲・態度) ⑵ 中心となる語や文をとらえ,段落相互の関係を考えながら文章の内容を的確に理解したり,内容 を大きくまとめたり,必要なところは細かい点に注意したりしながら読むことができる。(読む能力) ⑶ 教材文の表現の工夫や書き方を生かして, 「まだまだすがたをかえる大豆」の文章を書くことがで きる。 (書く能力) ⑷ 友達と文章を読み合い発表し合うことで,自己評価・相互評価をすることができる。 (書く能力) ⑸ 文章中の「次に,また」という接続語や「くふう」という言葉に注目し,辞書を使って調べたり, 自分の表現に使ったりすることができる。 (言語についての知識・理解・技能) 4 単元の評価規準 読む能力 国語への関心・意欲・態度 ① 文章の内容に ① 関心をもち,文 中心となる文や大事な言葉 書く能力 ① に気を付けて音読している。 章構成を理解し ② 「はじめ・中・終わり」の文 ながら読もうと 章構成に注意し, 「中」に書か している。 5 過 程 文章中の表現や言葉に着目し,例 場 を挙げて分かりやすい説明の文章を ま た 」と い う接 続 書いている。 語や「くふう」と ② いう言葉に着目 れた具体例を整理しながら読 ところを見付けたり,間違いなどを し,辞書を使って んでいる。 正したりしている。 調べている。 学習目標について話し合い,学 1 習計画を立てる。 ⑴ 単元と出会う,教材と出会う。 ⑵ 学習目標を設定する。 通 し 2 通 教師の手立て 【評価規準(評価方法) 】 主な学習活動 見 ・ 見 説 明の 仕方 の工 夫につ い て考 え,それらを生かして書いてみよ ○ 教材文に興味・関心をもたせるために,普段 の食事で大豆が多く使われていることに気付 かせる。 ○ 学習の目的を明確にさせるために,単元名や 学習の手引きを読み,学習目標を設定させる。 ○ 既習の説明的文章教材の学習から,児童の言 葉を基に学習計画を立てさせる。 う。 す 【関心・意欲・態度①(発表)】 ⑶ 学習計画を立てる。 2 「すがたをかえる大豆」につい て,筆者の伝えたいことや説明の 3 工夫を読み取る。 ⑴ 「はじめ・中・終わり」で説 明されていることを整理しなが 練 調 ら,文章全体の組み立てをとらえ り ⑵ 4 上 ○ 「はじめ・中・終わり」の文章構成の工夫を とらえさせるために,それぞれの大まかな内容 と役割,中心になる文や接続語を理解させる。 ○ 「問い」の形をとらない話題提示があること を理解し,文章で説明されていることを整理さ せる。 る。 べ 段落の順序や中心になる文を 【読む能力②,言語①(発表・ワークシート)】 ○ 確かめながら読む。 見つけさせる。 【読む能力①,言語①(発表・ワークシート)】 げ ⑶ 5 6(本 時) 表 め 7 現 接続語に着目して段落の順序を確かめたり, 具体例を整理したりして説明の仕方の工夫を る る 文章中の「次に・ 書いた文章を友達と交流し,良い 時 む 深 ① 単元の指導計画及び評価計画(全 7 時間) 1 つ か 言語についての知識・理解・技能 3 言葉の使い方に注意し,分か ○ 具体例を整理しながら読んだり,写真の役割 りやすい文章の表現について考 について考えさせるために,文末表現の工夫や えながら読む。 例示の書き方に着目させる。 【読む能力②,言語①(発表・ワークシート)】 分かりやすい文章にするための ○ 読み取ったことを基に説明の仕方を整理し 工夫を考え,「まだまだすがたをか て掲示しておき,想起させる。 える大豆」のテーマで文章を書く。 ○ 文章に書かせるために,例を挙げて説明する 文章の分かりやすい書き方を確認する。 【書く能力①(発表・ワークシート)】 4 「まだまだすがたをかえる大豆」 ○ 一人一人の感じ方や考え方に気付くために, の交流会を開く。 交流会を開き,相互評価をさせる。 ⑴ グループで交流会を開く。 ⑵ 自己評価・相互評価をする。 ○ 学習を振り返り,自己評価を行い次単元への 意欲をもたせる。 【書く能力②(ワークシート) 】 6 本時(6/7時間) ⑴ 目 標 「はじめ・中・終わり」の文章構成や接続語の使い方などを生かして,分かりやすい文章を書く ことができる。 ⑵ 指導に当たって これまでの学習で,まとめてきた書き方の工夫を振り返り,どのような書き表し方の工夫が文章 の中で使われてきたかを発表させる。その分かりやすい書き方を生かして,「まだまだすがたをか える大豆」を題名にして文章を書かせるようにする。 ⑶ 実 際 過 程 1 つ か む 時間 主な学習活動 学習計画を基に,本時の学習場面を確認 し,めあてについて話し合う。 せつめいのしかたをくふうして,分かり やすい文章を書こう 2 ○ 3 (全) 学習の進め方と学習方法を確認する。 通 ⑵ す ○ (全) 3 説明の工夫を生かして,文章を書く。 (全) 書いた文章を読み返す。 (個人) ○ 「はじめ・中・終わり」で書いている。 ○ ○ 4 文をつなぐ言葉が使われている。 ~です。~ます。 豆乳とおからはどのようにできるのか確 5 「はじめ・中・終わり」で文章を書いた 返 る 7 文章を書きやすくするために,接続語 でのワークシートをヒントにさせる。 ○ 豆乳もおからも豆腐を作るときにで きるものであることを確認する。 ○ 書くことに戸惑っている子へ,机間指 導をしながら助言していく。 ○ 書き終わった文章を読み返し,文章構 18 (個) り,つなぎ言葉を使ったりすると,分かり やすい文章になる。 振 り ○ (全) 分かりやすい文章の書き方を生かして「ま 合い,文章の書き方をまとめる。 例文を提示して文章を書くヒントに させる。 に焦点を当て,書き方を話し合わせる。 ○ 説明の工夫を振り返るために,これま だまだすがたをかえる大豆」の文章を書く。 6 友達の文章の分かりやすい書き方を話し め る ○ 18 (個) 認する。 深 書くことを確認させる。 ○ 終末に 2〜3 作品の紹介をすることも 伝える。 3 例文を参考に分かりやすい文章にするた めの工夫と文章の書き方を話し合う。 調 べ 分かりやすい文章の書き方を生かし て,豆乳とおからのことについて文章を (個人) ⑶ 前時までの学習を振り返らせ,文章を 読み取りながら,説明の工夫を考えてき たことを確認させる。 ⑴ 分かりやすい説明の書き方を考える。 見 る 指導上の留意点(◆評価) 形態 本時の学習を振り返り,次時の学習への見 通しをもつ。 3 ○ 次時は「まだまだすがたをかえる大豆」 (全) 成や接続語を視点にして推敲させる。 ○ 2〜3人よい作品を紹介し,参考にさ せる。 ◆ 書き方の工夫を使って書いている。 ○ 本時の学習への取組を振り返らせ,学 習の充実感と次時への意欲をもたせる。 の交流会をする。 ⑷ 評 価 分かりやすい文章の書き方を生かして,「まだまだすがたをかえる大豆」の文章を書くことがで きたか。 第5学年 国語科学習指導案 3組 男子 20 人 女子 18 人 計 38 人 指 導 者 1 単 元 福 ヶ 迫 真 利 恵 説明のしかたについて考え,感想を発表しよう (教材「天気を予想する」 光村5年) 2 単元について ⑴ 単元の位置とねらい この期の児童は,「生き物は円柱形」において,文章構成に着目して要旨をとらえて読む能力や,筆者 の考えに対して自分の考えをもちながら読もうとする態度を身に付けてきている。また,筆者の考えに対 する自分の考えを明確にもち,友達と意見を交流する学習も経験している。 そこで,本単元では,文章構成の特徴や表など資料の効果的な使用,数値を挙げての説明など,説明の 仕方について着目しながら読むことを通して,書かれている内容を確かに読み取る能力や説明の工夫に対 して自分の考えをもち,感想を発表しようとする態度を身に付けさせたいと考え,本単元「説明のしかた について考え,感想を発表しよう」(教材「天気を予想する」)を設定した。 この学習は,文章中の例を身近な例に置き換えながら読んだり,教科書の表現を生かしながら自分の考 えを書いて交流したりする「自分の考えを明確にしながら読もう」の学習へと発展するものである。 ⑵ 指導の基本的立場 本教材は,身近な天気予報を題材として扱っており,自分の知識や経験と照らし合わせながら,興味を もって読み進めることができる教材である。また,問いと答えが3回繰り返される構成で,資料を効果的 に用いて事実を説明している。これらのことから,既習事項を使って段落相互の関係をとらえたり,事実 と考えを区別して読んだりしやすく,さらに,説明の工夫について考えるのに適した教材である。 そこで,本単元では,説明の工夫に対する自分の考えをもつことを読みの目的とし,文章構成や資料・ 数値の活用に着目させ,その効果を考えさせながら読ませることで,説明の工夫について読み取らせる。 このようにして読み取った説明の仕方の工夫を,自分の表現に生かすことができるようにするために, 「説明のしかたについて自分の考えをもち,感想を交流しよう」という言語活動を設定し,感想の交流会 を通して,自分の考えを深めたり広げたりできるようにする。 これらの学習に見通しをもって取り組ませ,教材文から読み取ったことを,友達と比較,分析させなが ら思考,判断し,明確になった自分の考えを表現させることで,自ら思考し,判断し,表現する能力を高 めていきたい。 ⑶ 児童の実態 本学級の教材に関する意識や経験及び読むことや表現に関する実態は次のとおりである。 【学習経験や教材に関する興味・関心に関する結果】 【読むことや表現することに関する結果】 設 問 内 容 と 回 答 率 設 問 内 容 と 正 答 率 1 急な天気の変化を予想するための方法 ・ 自分の目で雲や空を観察する。 39% ・ 性能の良い機械を開発する(ロケット等)。 24% ・ 天気予報を見る(聞く) 。 2 天気に関することわざ等を知っている。 1 表現の効果を考える。 84% 2 筆者の考え(要旨)を読み取る。 68% 3 自分の考えを書く。 8% ・ 自分の考え 92% 26% ・ 理由を書く 68% ・ ツバメが低く飛ぶと雨が降る。など 本学級の児童は,読むことに関する技能については,表現の効果を読み取ったり自分の考えを書いたり することはできている。しかし,題材である天気予報について,自分なりの知識やこれまでの生活経験を 用いて予想しようとする児童は多くない。また,要旨の読み取りが十分でなく,自分の考えの理由が適切 に表現できていない児童もいる。そこで,教材に対する関心が高まるような導入をしたり,教材文で筆者 の考えの根拠や理由が書かれているところの表現の仕方に着目させたりしながら読ませていきたい。 ⑷ 研究仮説との関連 ア 仮説1について 天気に関する知識や経験を話し合わせることで,教材文を自分の体験や経験と照らし合わせながら読 もうとする意識をもたせる。また,学習の手引きに「説明のしかたを考え,感想を発表しよう」と設定 されていることを参考に,文章構成の工夫や表・写真・図・グラフを用いて説明することの効果などに 着目して,説明の仕方を読み取ることに気付かせる。 読み取った説明の仕方の工夫を表現へと生かす場として,学習の手引きを参考に,筆者の論の進め方 や説明の仕方について自分の考えをまとめ交流する言語活動を設定する。そこで,学習目標を「説明の しかたについて考え,分かりやすい説明のしかたについて感想を交流しよう」と設定する。学習目標を 基に,既習の説明的な文章教材の学習や学習の手引きを参考にさせ,児童自らが学習計画を立てられる ようにする。 イ 仮説2について 一人調べの段階では,実態調査の結果を踏まえ,説明的な文章教材において読み取りが十分にできて いなかった児童を中心に個別の指導を行い,問いと答えの文や資料と対応している文の指摘,ワークシ ートへの書き抜きなどを通して,一人一人が,まとまりごとの内容をとらえ,説明の工夫について自分 の考えをもつことができるようにする。また,机間指導をしながら,座席表を使って児童の考えを把握 しておき,練り上げの際に多様な考えを引き出せるようにしておく。 全体での練り上げでは,お互いの考えを比較させたり,叙述を手がかりに分析させたりすることを通 して,問いに対する答えを正しく読み取らせたり,資料の効果に気付かせたりする。 ウ 仮説3について 表現の場では,読み取った説明の工夫に対する自分の感想が書けるように,各時間の学習で読み取っ た文章構成の工夫や資料の効果などについて,ワークシートや掲示物で振り返らせる。また,書かせる 際は,まず「使いたい説明の工夫について」,次に「説明の工夫を使う理由(教材文を根拠に)」,最後 に,これまでに自分が書いた意見文や新聞記事などを振り返らせ,「説明の工夫を生かす具体的な場面 について」という3段落で書かせるようにする。 【モデル文】 ① 使いたい説明の工夫 私は,分かりやすい社会科新聞にするために,グラフを使いたい。 なぜなら「天気を予想する」でも,突発的な天気の変化の回数をグラフ ② 理由(根拠) で示しているので,読みながら突発的な天気の変化がとても多いことや 10年ごとの平均が増えていることを確かめることができたからだ。 ③ 説明の工夫を生かす具 体的な場面 だから,私が書いた社会科新聞でも,水産業を仕事にする人が減ってい ることを読み手に実感させるために,グラフを付け加えるといいと思う。 交流会では,相互評価により,説明の仕方の工夫に対する理解を深めさせる。自己評価では,交流活 動を通して自分の考えの深まりや広がりを実感させ,自分の表現に生かそうとする意欲を高めていく。 3 目 標 ⑴ 天気についての題材や筆者の考え,文章の書かれ方に興味をもって読もうとする。(関心・意欲・態度) ⑵ 文章の内容を的確に押さえて要旨をとらえ,筆者の考えに対する自分の考えを明確にしながら読むこと ができる。 (読む能力) ⑶ 文章構成や図表などの資料を用いて説明することの効果など,筆者の説明の仕方の工夫に着目しながら 読むことができる。 (読む能力) ⑷ 説明の仕方の工夫に対して,根拠を明確にして自分の考えを書くことができる。 (書く能力) ⑸ 語と語のまとまりや文の組立てに気を付けて,文の意味を捉えることができる。 (言語についての知識・理解) 4 単元の評価規準 国語への関心・意欲・態度 読む能力 書く能力 言語についての知識・理解・技能 ① 題材や筆者の考え, ① 要旨をとらえ,筆者の考え ① 説明の仕方の工夫 ① 語と語の関係に気 文章の書かれ方に興 に対する自分の考えを明確 に対して,根拠を明 を付けることで,文の 味をもって読もうと にしながら読んでいる。 確にして自分の考 意味がとらえやすく えを書いている。 なることに気付いて している。 筆者の説明の仕方の工夫 ② に着目しながら読んでいる。 いる。 時 場 過程 5 単元の指導計画及び評価計画(全 6 時間) 主な学習活動 教師の手だて 【評価規準(評価方法)】 1 学習目標を設定し,学習計画を立てる。 ○ 天気予報の必要性や身近さを実感させるた 1 見通す つかむ・見通す ⑴ 単元・教材と出会う。 めに,天気に関する知識や経験を想起させる。 ⑵ 初発の感想を書く。 また,教材への興味を高めるために,雲の写真 ⑶ 学習目標について話し合う。 や筆者のホームページを提示する。 説明のしかたについて考え,「分かり ○ 単元名・リード文から学習目標を設定する。 やすい説明のしかた」について感想を交 ○ 説明的な文章教材の学習経験や学習の手引 流しよう。 ⑷ 学習計画を立てる。 きから学習計画を立てさせる。 【関心・意欲・態度①(観察・ワークシート)】 2 「天気を予想する」を読み,まとまり ○ 文章構成をとらえるために,問いの文にサイ 2 ごとの要点と説明の工夫を読み取る。 ドラインを引かせる。答えを落とさずに読める ⑴ 「的中率が高くなった理由」と「天 ように,接続詞や指示語に着目させる。 気予報が100%的中するのが難しい ○ 説明の仕方の工夫に気付かせるために,表や 理由」のまとまりの内容と説明の仕方 【読む能力①②(発表・ワークシート) 】 ⑵ 「突発的・局地的な天気の変化を予 ○ 数値の効果と体験や例を入れて説明する良 3 練り上げ 調べる の工夫を読み取る。 写真,図,グラフの効果を考えさせる。 想する手立て」と「筆者の考え」のま さに気付かせるため,前半部分と後半部分の書 とまりの内容と説明の仕方の工夫につ かれ方の違いに着目させる。 いて読み取る。 【読む能力①②(発表・ワークシート) 】 【言語についての知識・理解・技能①(ワークシート)】 4 ⑶ 筆者の伝えたかったことをまとめ, ○ 筆者の主張を理解するために,自分の経験と 筆者の考えに対する自分の考えを書 く。 照らし合わせながら読み取らせる。 【書く能力①(発表・ワークシート) 】 3 説明の仕方の工夫に対する自分の感想 ○ 全員が書けるように,これまでの学習のまと 5 深める をまとめる。 めを掲示して活用したり,書く視点を示してワ ⑴ 使いたい説明の工夫 ークシートに書かせたりする。 ⑵ 理由(教材文を根拠に) 表現 ⑶ 説明の工夫を生かす具体的な場面 ○ 本単元で学習した説明の仕方の工夫は,どの 教科の学習でも使えることを確認させる。 【書く能力①(発表・ワークシート) 】 6(本時) 生かす 4 まとめた考えを交流する。 ○ 意見交流において,意図的なグループ編成を ⑴ グループ交流・相互評価 行うことで自分の考えとの違いや共通点に気 ⑵ 全体交流 付かせる。また,全体の場では,多様な生かし ⑶ 自己評価 方を発表させ整理していくことで,自分の表現 に生かすための視点をもたせる。 【読む能力②(発表・ワークシート)】 6 本時(6/6時間) ⑴ 目 標 説明の仕方の工夫に対しての感想を交流し合うことで,説明の仕方の工夫に対する理解を深め,自分の 表現に生かすための視点をもつことができる。 ⑵ 指導に当たって 意見交流においては,意図的なグループ編成を行うことで自分の考えとの違いや共通点に気付かせる。 また,全体の場では,多様な生かし方を発表させ整理していくことで,自分の表現に生かすための視点を もたせる。 ⑶ 実 際 過 主な学習活動 程 時間 形態 1 学習計画を基に,本時の学習場面を確認 つかむ し,本時のめあてについて話し合う。 説明のしかたの工夫を,自分の表現に生か 指導上の留意点(◆評価) ○ 本時の学習場面を確認させるために,学 3 (全) すには,どうしたらいいだろう。 習計画表を活用する。 ○ 意欲をもたせるために,感想文の内容が 多岐にわたっていたことを紹介し,交流の 必要性や効果などに気付かせる。 見通す 2 学習の進め方と学習の方法を確認する。 ⑴ グループで意見交流(グループ) ⑵ 全体で意見交流(全体) ○ 児童が見通しをもち,進んで学習に取り 3 (全) 組むように,学習の進め方を子どもから引 き出す。 ⑶ 自己評価(個人) 3 グループで意見を交流する。 ⑴ 交流の視点に沿って相互評価をする。 ・ 良い生かし方だと思ったところ ⑵ ○ お互いの感想文を読み合いながら,良い 6 (グ) 意見文や社会科新聞を書く際に生かそ うと思う説明の仕方を話し合う。 8 調べる 仕事が分かりやすくなりそう。 さらに工夫できるところについて,理由を 明確にしながら話し合わせる。 ○ 児童の考えをさらに広げたり深めたり ・ 意見文で「一つは」,「もう一つは」等 できるように,グループ交流で出た意見を の言葉を使うと分かりやすくなりそう。 4 本時のまとめをする。 思う理由を付箋に書かせて交流する。 ○ 社会科新聞や意見文を見せ合いながら, ・ ○○さんのように写真を使うと漁師の (グ) ⑶ 全体の場で発表する。 説明の工夫の生かし方を見つけて,良いと 全体の場で紹介させる。 15 (全) ◆ 友達の考えを聞くことで,説明の工夫の 新たな生かし方に気付くことができたか。 ○ 交流会を通して見つけた説明の工夫の ・ 文章の構成や表現を工夫する。 ・ 意図に合わせて,より良い資料を選ぶ。 生かし方を整理させるために,発表した子 ・ 文章と資料を対応させる。 どもの言葉を基に本時のまとめをする。 5 自己評価をする。 ○ 自分の考えの広がりや深まりを実感で 深める ⑴ 交流を受け,説明の仕方に対して広がっ たり深まったりした考えを書く。 きるように,交流会を通して,新たに生ま 8 ・ これからは,伝えたいことによって良 (個) い資料を選びたい。 想を書かせる。 ◆ 自分の表現に生かすための視点をもつ ⑵ 書いたことを発表する。 振り 返る 6 本時の学習の振り返りと,次単元の学習へ れた考えや変化のあった考えを中心に感 ことができたか。 2 ○ 本単元で身に付けた説明の工夫を使っ の見通しをもつ。 て次の単元を学習することを伝える。 (全) ⑷ 評 価 説明の仕方の工夫に対しての感想を交流し合うことで,説明の仕方の工夫に対する理解を深め,自分の 表現に生かすための視点をもつことができたか。
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