P ur if yi ng

市内の浄化槽設置状況
大 島
水環境をきれいに保つ
ために「合併処理浄化槽」
を通じて発生する排水のことです。
生活排水とは、私たちの日常生活
微生物のチカラで生活排水を浄化!浄化槽の汚水処理の仕組み
大きく分けて、水洗便所汚水とそ
の 他 の 生 活 雑 排 水︵台 所 排 水、洗 濯
排 水、風 呂 な ど︶か ら な っ て い ま す。
通常、生活排水が側溝などに流さ
れると、自然水と混ざり、時間の経
過とともに自浄作用によって浄化さ
れます。しかし、自浄作用の能力を
超える汚濁物質が流された場合、全
てを浄化できず、水質汚濁が進行し
てしまいます。
自然に流される汚濁物質を抑える
方法としては、下水道などの汚水処
理施設が挙げられますが、平戸市で
は、財政負担が大きく、整備が進ん
※改築に対する補助金は、事務所や店舗など
を除く専用住宅に限ります。
でいない状況にあります。
939,000円
そこで、汚水処理人口普及率の向
939,000円
上︵ ︶
※を 目 指 し、公 共 用 水 域 の 水
質汚濁の防止と快適な環境づくりの
11∼50人槽
一環のため、下水道などに代わるも
748,000円
のとして、各家庭などに合併処理浄
548,000円
化槽の設置を推進しています。
∼10人槽
汚
下水道、農
※水処理人口普及率
業集落排水、コミュニティプラン
614,000円
ト︵浄 化 セ ン タ ー︶を 利 用 で き る
414,000円
人口に、合併浄化槽を利用してい
∼7人槽
合併浄化槽とは、水洗トイレからの汚水(し尿)や台所・風呂などからの生活雑排水
を微生物の働きなどを利用して浄化し、
きれいな水にして放流するための装置です。
この浄化槽で、生活排水の汚れを減らすことが可能です。
る人口を加えた値を人口で割って
532,000円
■お問い合わせ 市民課生活環境班 ☎内線2529
算出した、汚水処理施設の普及状
332,000円
ng
i
y
if
r
u
P
況の指標です。
5人槽
平戸市浄化槽設置整備事
改築
業補助金を活用しませんか
新築
市内に合併浄化槽を設置する人ま
人槽
たは事業所に対し、次のとおり補助
平戸市浄化槽設置整備事業補助金
を行っています。
補助金交付を受けるための手続き
補助金交付申請書の提出
浄化槽の工事
実績報告書の提出
補助金交付請求書の提出
補助金の交付
は次のとおりになります。
補助金交付のフローチャート
田 平
24
本市における汚水処理人口普及
生 月
平戸南部
.7 %
平戸中部
24
年度末現在
平戸市全体 平戸北部
75
率 は、平 成
0%
︵県内平均 .9%︶と県内でも低い
5.2% 5%
水準となっています。
10%
理施設の整備が進んでいないことが
15%
要因の一つに下水道などの汚水処
20
考えられます。そのため、本市にお
21.1% 20.5% 18.0% 16.3% いては合併処理浄化槽による汚水処
20%
理人口普及の推進を図っています。
22.7% 20.0% 市内における浄化槽の設置状況に
25%
ついては、約 %となっています。
平戸市地区別浄化槽設置状況(平成25年度末現在)
30%
消毒槽
では、塩素
消 毒 を し て、
衛生的に安全な
合併浄化槽は、微生物の働きを利用して汚水を処理する装置であるため、微生物が活動しやすい環境
水として放流し
流入
を保つように維持管理を行うことが重要となってきます。
放流
浄化槽の維持管理は、大きく法定検査・保守点検・清掃の3つに分かれますが、法令(浄化槽法)でそ
ます。
れぞれ定期的に実施することが義務付けられています。 これらの維持管理を適切に行わなかった場合、放流水の水質の悪化や、悪臭が発生するなど、逆に生
沈殿槽
活環境を悪くする原因になってしまいます。
で は、浄 化
した処理水に
皆さん、浄化槽の維持管理は適切に行いましょう!
含まれる固形物を
沈 殿 さ せ、き れ い
な上澄み水を消毒
槽へ送ります。
© 環境省
①法定検査
▼第7条検査(初回のみ)
(3カ月を経過した時点で
正常に働いているか)合併
浄化槽の使用開始後3カ月
∼8カ月の間に1回
▼第11条検査(年1回)
(保守点検・清掃が適性に
行われているか。正常に働
いているか)
②保守点検
保守点検では浄化槽の機
能を維持するために、機
器類の調整や消毒剤の補
充などを毎年3∼6回実
施します。(処理方式や
処理対象人員によって回
数は異なります。
)
③清 掃
浄化槽には、少しずつ水
に溶けない固形物や汚泥
が溜まってきます。これ
らをそのままにしておく
と、臭いや水質悪化の原
因になります。清掃では、
汚泥の引き抜きなどを年
に1回以上行わなければ
なりません。
嫌気ろ床槽
では、汚れた水 に含まれる浮遊物を
ろ 材 が 取 り 除 く ほ か、
嫌気性微生物が汚水中
アンモニア
の有機物を分解し浄
化します。
炭酸ガス
メタン
Hirado City Public Relations,2014.9
付着する生物膜を
利用して、ブロアによ
浄化槽の汚水処理は、
大きく分けて4つの
工程に分けられます。
り汚水をばっ気しながら
接触材に循環接触させて、
汚水中の有機物をさらに
分解します。
炭酸ガスと水
硫化水素
食べるスピードが遅い
「嫌気性微生物」が活躍
11
接触ばっ気槽
で は、接 触 材 に
食べるスピードが速い
「好気性微生物」が活躍
広報ひらど 平成26年9月号
10