株式会社ディー・エヌ・エー - NetSuite (ネットスイート)

NetSuite お客様導⼊入事例例 株式会社ディー・エヌ・エー グローバル No.1 の モバイルインターネットカンパニーを⽬目指す DeNA グループが選んだクラウドベースの業務基盤 世の中に新しい価値をもたらすサービスを作り続けてきた株式会社ディー・エヌ・エー(以下 DeNA)。同社は、⽇日本で成功した世界
トップクラスのモバイルインターネットのノウハウで、グローバル No.1 を⽬目指しています。現在、世界 10 カ国に拠点を置いて、
グローバルでの事業を推進しています。同社では、2011 年年から経営企画本部による業務改善に取り組み、事業と経営を強化できる
業務基盤として NetSuite OneWorld を採⽤用しています。 グローバルで No.1 になるための業務基盤 DeNAは、モバイルゲーム、eコマースなどのインターネットサービスを中⼼心に様々な事業
株式会社ディー・エヌ・エー 展開をしており、事業領領域にこだわることなく新しいサービスも次々と⽴立立ち上げています。
同社は、「新しいことに挑戦し続けること」を企業の成⻑⾧長エンジンにしています。 所在地: 「グローバルでNo.1になっていくために、どの
〒150-‐‑‒8510 東京都渋⾕谷区渋⾕谷 2-‐‑‒21-‐‑‒1 渋⾕谷ヒカリエ 設⽴立立⽇日:1999 年年 3 ⽉月 4 ⽇日 ようなコーポレートのプロセスや仕組みがあれ
ばいいのかを戦略略的に考えてきました。そのミ
ッションは、グローバルにおいて、よりスピー
資本⾦金金:103 億円 97 百万円 ド感をもって業務や経営が推進できる環境の実
代表取締役社⻑⾧長兼 CEO 守安 功 現にありました」と経営企画本部 IT戦略略部の
従業員数: 村上部⻑⾧長は切切り出します。 連結:2,108 名(単体:935 名) Web サイト: http://dena.com 1999年年の創業から、事業領領域にこだわることな
く次々とサービスを⽣生みだし、それらが成⻑⾧長を
牽引するエンジンとなり、圧倒的なスピードで
進化してきたDeNAは、以前は事業部やチーム
単位で個別のツールを利利⽤用する等、個別部⾨門ご
との最適化が進んでいました。 村上 淳⽒氏 株式会社ディー・エヌ・エー 経営企画本部 IT 戦略略部 部⻑⾧長 © 2014 NetSuite K.K. All rights reserved.
1 「会社の成⻑⾧長を⽀支えていくためにも、経営情報の迅速な共有の仕組みや、グローバルで柔軟
に事業展開できる会計や⼈人事など業務基盤の構築は不不可⽋欠でした。同時に、なるべく業務を
シンプルにしていくためのオペレーションの効率率率化も求められていました」と村上⽒氏は業務
システム刷新に向けた取り組みについて振り返ります。 グローバルでの成⻑⾧長と発展を⾒見見据え 業務の統⼀一プラットフォームとして
NetSuite OneWorldを採⽤用 IT戦略略部グローバルオペレーショングループの橋元グループリーダーは、同社の業務基盤と
なるITプラットフォームの選定という取り組みについて、次のように話します。 「システムの選定にあたっては、当初はゼロベース
で考えていきました。社内にも優れたエンジニアが
数多くいるので、⾃自社開発による構築と、汎⽤用パッ
ケージを使ったオンプレミスでの運⽤用、そしてクラ
ウドベースでのサービスの利利⽤用という、三つの選択
肢からどれが当社のIT戦略略に合致しているかを検
討し議論論しました」 グローバルで統合化された業務システムのプラッ
トフォーム選定において、IT戦略略部ではいくつかの
条件を定義しました。 橋元 伸太郎郎⽒氏 株式会社ディー・エヌ・エー 経営企画本部 IT 戦略略部 グローバルオペレーショングループ グループリーダー 「まず、スピード感をもって当社の業務の変化に耐
えられるプラットフォームであることが重要でした。
また、国内だけではなく、海外の⼦子会社も使える共
通のサービスとして使える点を中⼼心に選定しまし
た。」と橋元⽒氏は選定の範囲について説明します。 同社が検討を開始した2年年前には、財務会計よりも⼈人事管理理システムの導⼊入が優先されてい
ました。当時、グローバルで急激な成⻑⾧長を続けている最中で、同社にとって最⼤大の資産であ
る⼈人材を世界的な規模で把握しマネジメントできるシステムが求められていました。 © 2014 NetSuite K.K. All rights reserved.
2 「⼈人事システムの選定にあたって、我々が重視したのは単独の機能としての優劣劣ではなく、
将来を⾒見見越したときに、経理理や販売など他の業務システムとも連携できる統合化されたプラ
ットフォームとしての可能性でした。NetSuiteのERPには、従業員を管理理するためのデー
タベースだけでなく、ワークフローや財務会計のモジュールが⽤用意されていたので、採⽤用を
決めました」と村上⽒氏は当初の選定理理由を話します。 ⾃自社開発かオンプレミスかクラウドかという三つの選択肢の中で、同社のIT戦略略部はグロー
バルでの迅速な展開と、財務会計との連携を⾒見見据えて、NetSuite OneWorldの⼈人事管理理の導
⼊入を決断したのです。 「⾃自社の要件に対して、どこまで標準の機能で対応できるかは、慎重に検討しました。最終
的には、NetSuite OneWorldをプラットフォームとして、ウェブ技術に精通した当社のエ
ンジニアがギャップ分を開発することで、我々の⽬目指す⼈人事管理理システムを構築できると考
えたのです」と橋元⽒氏は補⾜足します。 グローバル対応の⼈人事管理理システムによる リアルタイムでの⼈人材把握と管理理を実現 新たな企画やプロジェクトが発⽣生するたびに、スタッフが適時割り当てられていく同社では、
所属する部⾨門や部署によって、アクセスできる権限も変化します。これまでは、そうした移
動に伴うアクセス権などの管理理は、個別のツールを使って⼿手作業で⾏行行われていました。また、
グローバルでの⼈人の異異動や増減なども、迅速に把握することが困難でした。 「NetSuite OneWorldの⼈人事管理理システムを導⼊入したことにより、グローバルで従事する
約2000名の社員をすべてリアルタイムで把握できるようになりました。そして部⾨門や部署
の異異動に対しても、迅速にアクセス権の変更更などを⾏行行えるようになり、社内のセキュリティ
体制やコンプライアンスの強化にもつながっています」と橋元⽒氏は導⼊入の成果を評価します。 またグローバルで統合化された⼈人事管理理システムの構築は、同社の経営にとっても⼤大きな成
果が得られたといいます。 「NetSuiteを導⼊入したことにより、グローバルで従事する約2,000名の社員の基礎情報や
⼊入退社異異動をすべてリアルタイムで把握できるようになりました。これにより、たとえば⼈人
事データを元にして同じ基準で原価計算ができるようになり、⾃自社で開発するソフトウェア
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3 の原価を⾃自動的に算出することが可能となっています。DeNAが提供するゲームタイトル別
の収益やキャッシュベースの原価を迅速に把握できることは、当社の経営にとって⾮非常に⼤大
きな助けとなります。」村上⽒氏は説明します。 ワークフローと統合化された 財務会計システムの実現 ⼈人事管理理システムの導⼊入が完了了した後に、⼀一般会計と債権債務の管理理システムの導⼊入が⾏行行わ
れ、2014年年2⽉月から国内のグループ数社を⽪皮切切りに本格稼動を開始しました。 「会計システムの導⼊入にあたって、我々が重視したのはERPとワークフローの連携でした。
以前は、会計システムとワークフローが、別のシステムになっていたので、会計システム側
で伝票修正した場合に、整合がとれているかを確認するための業務負荷が発⽣生していました。
この問題をWFとERPのデータを⼀一元管理理することで解決できると期待して、導⼊入を進めて
きました」と振り返ります。 我々は、NetSuite OneWorldという統合化されたプラットフォーム上でワークフローと会計
システムの整合がとれたシンプルな業務プロセスを⽬目指しました。 「構築された会計システムは、ERPとワークフローが⼀一つになったことで、事業側も経理理側
も整合性のとれた同じ情報を同時に⾒見見られるようになりました。」 より社員やパートナーに喜ばれる業務基盤を
⽬目指していく 「当社の社⾵風として、新しいことに挑戦し続け、変化し続ける集団でありたいという考えが
根底にあります。そのため、今回のNetSuite OneWorld導⼊入は新たなスタートであり、今
後、より使いやすくなるとか業務の効率率率があがるなど、いい⽅方向での変化を継続しなければ
なりません。よりユーザーに喜ばれる取組を続けたいですし、NetSuite OneWorldもより
良良い⽅方向にバージョンアップしていくことを期待しています」と村上⽒氏は今後に向けた期待
を語ります。 © 2014 NetSuite K.K. All rights reserved.
4 事業のスピード感を何よりも⼤大切切にし、変化を恐れることなく挑戦を続ける同社にとって、
NetSuite OneWorldによる業務⾰革新は、これからのさらなる成⻑⾧長に向けた第⼀一歩となりまし
た。 「当社はモバイルインターネットの領領域で、NetSuite社はクラウドERPという分野で、互
いにグローバルでのNo.1を⽬目指している会社です。今回の両社の取り組みは、互いの⽬目標の
実現にとって、⼤大きな意義のあるものだと受け⽌止めています。グローバルでERPを導⼊入する
というのは、DeNAとしては初めての経験でしたが、より業務を改善していくための基礎だ
と思っています。今後はさらに、エンタープライズのシステムであっても、社内のユーザー
が使いやすいようにしていくのが⼤大事だと思っていますし、引き続き頑張っていきたいと思
っています」と村上⽒氏は抱負を語りました。 DeNAのグローバル事業をITで⽀支える村上⽒氏 (左)と橋元⽒氏(右) 同社オフィスにて © 2014 NetSuite K.K. All rights reserved.
5 本事例例および製品やサービスについてのお問い合わせ ネットスイート株式会社 〒107-‐‑‒0052 東京都港区⾚赤坂 2-‐‑‒5-‐‑‒27 SKI ビル 2 階 お電話:03-‐‑‒5545-‐‑‒7663 http://www.netsuite.co.jp © 2014 NetSuite K.K. All rights reserved.
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