高松市一般廃棄物処理基本計画の変更

高松市一般廃棄物処理基本計画の変更
~ 計 画 変 更 の 概 要 ~
1 計画変更の趣旨
高松市では,平成20年4月に平成20年度から平成29年度までの本市におけるごみ処理に関する計画
である高松市一般廃棄物処理基本計画(以下「基本計画」という。)を定めたが,この計画の中間年である
平成24年度実績において目標と実績に大きな乖離が生じていること,平成25年5月に国が第三次循環型
社会形成推進基本計画と廃棄物処理施設整備計画を閣議決定したこと,平成25年8月に香川県から地震・
津波被害想定報告書が出されたことなどから,現基本計画の一部を見直すものである。
2 主な変更内容
(1) 計画目標と実績の乖離に対する目標値の変更と更なる減量化を目指すために小型家電リサイクル
および溶融スラグの利用促進など3Rの取組みの強化
(2) 処理施設の老朽化や新たな整備状況等を踏まえ,施設整備関係に関する内容の見直し
(3) 東日本大震災以降の動きを踏まえ,災害廃棄物等の発生量の推計や処理方法等の見直し
3 目標値の変更
(1) ごみ処理の目標
目
(※ 資料-1,2参照)
標
項
目
当初目標
ごみの減量
家庭系ごみ
(1人1日当たり)
事業系ごみ
(1日当たり)
考
95g
81g
資源ごみを除くごみ排出量
450g
400g
421g
資源化(リサイクル)量
240g
204g
197g
10%削減
22%削減
14%削減
26.0%
24.9%
20.4%
ごみ排出量
(2) 生活排水処理の目標
目
標
(※ 資料-3参照)
項
目
当初目標
公共下水道
変更目標
参
考
(H24 実績)
274,533 人
67.8%
118,235 人
29.2%
12,232 人
3.0%
265,952 人
66.1%
120,283 人
29.9%
16,113 人
4.0%
266,479 人
62.5%
131,639 人
30.8%
28,589 人
6.7%
汲 取 りし尿 量
8,500 kl/年
12,710 kl/年
14,641 kl/年
浄化槽汚泥量
27,350 kl/年
35,570 kl/年
38,018 kl/年
(構成比率)
浄
化
槽
(構成比率)
し
尿
(構成比率)
し尿・汚泥の量
参
(H24 実績)
60g
リサイクル率(資源化率)
処理形態別人口
変更目標
1
4 施設整備関係の主な変更点
(1) 中間処理施設
区
分
西部クリーンセンター
現 計 画
今後の整備方針を検討。
平成 25~27 年度 施設整備
平成 28 年度
稼働開始
変更後の計画
現施設の延命化工事を実施し,平成 44
年度まで利用。
平成 27~29 年度 施設整備
西部および南部クリーンセンターの2施
設体制の維持を図る。
国の廃棄物処理施設整備計画や今後の
ごみ処理量の動向等を踏まえ,広域的に
処理することも含め,今後の施設整備の
あり方の検討を始める。
中間処理の方向
(2) 最終処分施設
区
分
現 計 画
変更後の計画
第2処分地は,平成24年度頃の埋立終 第2処分地は,平成26年度に埋立終了
了が見込まれており,最終処分場の確保 予定であり,平成25年度から新たに整備
が急務となっている。
した第3処分地の供用を開始。
陶最終処分場
南部クリーンセンター
埋立処分地
平成25年度頃に第2区画が埋立終了予
定であり,第3区画の埋立地拡張計画を
検討。
第3区画の整備を行う。
平成 26 年度 実施設計
平成 27 年度 整備工事
(3) し尿処理施設
現
計
画
変更後の計画
衛生処理センターは,施設操業後20年が経過している
こともあり,処理量の減少や,し尿と浄化槽汚泥の処理
割合など,今後の変化に効率的に対応できる し尿お
よび浄化槽汚泥処理の方策を検討していく必要があ
る。
衛生処理センターは,施設操業後26年が経過してお
り,今後のし尿等の処理量の減少傾向等を踏まえ,より
効率的な処理方法として,東部下水処理場において下
水とし尿等を共同処理する「汚水処理施設共同整備事
業」を行う。
平成 25 年度
実施設計
平成 26~27 年度 施設整備
平成 29 年度
本格稼働
5 災害時廃棄物処理計画の主な変更点
(1) 災害廃棄物等の発生量
現 計
(解 体 棟 数)
(が れ き 発 生 量)
画
変更後の計画
(解 体 棟 数)
6,100棟
(災害廃棄物発生量)
約537,000㌧
(津波堆積物発生量)
約 595,000~953,000 ㌧
8,939棟
約625,000㌧
2
【資料-1】
家庭系ごみ減量目標の変更に伴うごみ排出量の目標
(t/年)
(g/日・人)
120,000
699
680
115,000
700
652
636
629
618
1人1日当たりの
ごみ減量化実績
ごみ排出量
110,000
613
604
95g
600
2,669
105,000
6,970
9,687
100,000
95,000
626
11,168
12,051
13,133
432
464
451
424
418
資源ごみを除く排出量
90,000
106,602
10,781
500
14,598
400g
421
425
104,037
85,000
99,756
資源化量
400
409
300
97,150
95,843
96,374
95,180
212
208
204
197
204
H21
H22
H23
H24
H26
92,992
90,846
80,000
235
229
220
75,000
204g
70,000
200
100
H18
H19
家庭系ごみの総排出量
H20
減量化分
1人1日当たりのごみ排出量
1人1日当たりの資源ごみ
H29
1人1日当たりの資源ごみを除く
【資料-2】
事業系ごみ減量目標の変更に伴うごみ排出量の目標
(t/年)
(t/日)
100,000
90,000
200
176
163
80,000
160
156
153
153
151
144
136
70,000
22%削減
4,467
60,000
5,664
7,208
8,241
8,170
9,051
11,605 減量化分
14,402
50,000
100
40,000
30,000
64,138
59,671
58,474
56,930
55,897
55,968
55,087
52,533
49,736
H22
H23
H24
H26
H29
20,000
10,000
0
0
H18
H19
H20
H21
事業系ごみの総排出量
減量化分
3
1日当たりのごみ排出量
【資料-3】
生活排水処理形態別構成率の推移
(%)
70.0
60.0
55.3
56.4
57.7
59.1
60.3
61.5
62.5
65.1
66.1
29.3
29.9
50.0
40.0
35.4
34.7
33.9
32.8
32.5
31.3
30.8
30.0
20.0
9.3
10.0
8.9
8.4
8.1
7.2
7.2
6.7
5.6
4.0
H20
H21
H22
H23
H24
H26
H29
0.0
H18
H19
公共下水道
浄化槽等
4
し尿
(年度)