応⽤用事例例にみる合意記述データベースの役割と 説明責任の遂⾏行行 June 25, 2014 横⼿手 靖彦(慶應義塾⼤大学) © 2014 Yasuhiko Yokote (2) 本⽇日の内容 n n n DEOSプロセスとデータベース n 合意記述データベース(D-‐‑‒ADD)とは? n 説明責任遂⾏行行とD-‐‑‒ADD n D-‐‑‒ADDによる説明責任遂⾏行行⽀支援 D-‐‑‒ADD UX n SNS型PMツールの拡張 n D-‐‑‒Caseの取り扱い まとめ n KL/D-‐‑‒ADD試⽤用提供 © 2014 Yasuhiko Yokote (3) DEOSプロセス 変化しつづけるシステムのためのプロセス n 合意:D-‐Case ⇒ 対応:D-‐Script n 整合性:合意記述データベース 合意形成 開発 要求抽出・ ステークホルダ リスク分析 合意 要求、リスク、D-‐‑‒Case 設計 実装 検証 テスト 仕様、設計、コード D-‐‑‒Case, D-‐‑‒Script 合意記述データベース スクリプト、ログ 障害対応 n 原因究明 迅速対応 エビデンス、D-‐‑‒Case 運⽤用⼿手順、状態監視 説明責任遂⾏行行 未然回避 予兆検知・ 障害発⽣生 ⽬目的変化・ 環境変化 © 2014 Yasuhiko Yokote 通常運⽤用 障害対応サイクル 変化対応サイクル (4) 合意記述データベースとは? n 説明責任遂⾏行行のために必要な操作・情報を提供する。 n 証憑と実績の整合性維持 n D-‐Caseとシステム監視結果の整合性からの逸脱を 検知し回復復を⽀支援する。 n n D-‐Case履履歴の管理理 n 開発から運⽤用までの全ライフサイクルでのステー クホルダー合意を維持・管理理する。 再発防⽌止⽀支援 n 過去の障害情報や類似障害の情報から再発防⽌止を ⽀支援する。 © 2014 Yasuhiko Yokote (5) 説明責任遂⾏行行 n 説明責任を果たすとは? n 「システムの開発と運⽤用が適切切に⾏行行われていること、ある いは、ある(またはいくつかの)原因によりシステムの開発 と運⽤用が適切切に⾏行行われなかったことを説明すること。」 (p.18) n 「社会的に合意できるだけの⼗十分な説明が必要である。」 (p.35) ⇒ 合意形成との連携が重要 説明責任 合意記述データベース D-‐‑‒ADD 確信 © 2014 Yasuhiko Yokote 根拠 (7) 合意されたD-‐‑‒Caseの変更更履履歴 n n D-‐Case記述に関する変更更管理理 n 記述を追加し、修正し、削除する。 n 追加部分と既存部分の整合性を検証する。 n D-‐Caseの付帯情報の変更更履履歴を管理理する。 過去のD-‐Case提⽰示 n 合意状態を提⽰示 する。 n 議論論を提⽰示する。 n 関連性を提⽰示す る。 (D-‐Case V.1) © 2014 Yasuhiko Yokote (D-‐Case V.2) (D-‐Case V.n) (9) D-‐‑‒ADD UX n SNS型プロジェクト管理理ツール (KnowledgeLine, KL)を拡張 n 基本モデル n プロジェクト(P) n ミッション(M) n タスク(T) n コメント(C) n 全てのデータを基本モデル で整理理し関連付ける。 n ビュー制御による情報提⽰示 n D-‐Case構造拡張 © 2014 Yasuhiko Yokote (10) D-‐‑‒ADD + D-‐‑‒Case n n n n n n D-‐CaseのPMTモデルよる再構成 n M:Goal n T:Context, Strategy, Evidence, … モニタ+アクション統合 n KLからモニタノードの値を参照で きる。 n KLからアクションノードを制御出 来る。 AssureNoteによる可視化 n 編集することも可能 n 複数ユーザでの編集はKLを利利⽤用す る。 合意形成 n コメント機能を利利⽤用する。 n KLの承認機能を利利⽤用して合意を確 認できる。 KL上での全てのアクションをエビデ ンスとして記録する。 D-‐Caseスナップショット © 2014 Yasuhiko Yokote デモ:D-‐‑‒ADD拡張KnowledgeLine (KL) © 2014 Yasuhiko Yokote (12) まとめ n 「説明責任を遂⾏行行する」ということに関して; n KnowledgeLineをD-‐ADDのUIとして利利⽤用し、あらゆる 情報を集約し、記録し、関係を整理理し、エビデンス として管理理する。 n D-‐Caseの構造をPMT構造に交換可能に変換し、記録し、 管理理する。 n AssureNoteとの連携 n そうなった根拠を記録から説明できる。 n テレビ局基幹業務におけるデータ移⾏行行計画で利利⽤用中 © 2014 Yasuhiko Yokote (13) お試し版の公開に関して n n 株式会社Symphony様のSaaS環境にて本発表のD-‐ADD拡 張KnowledgeLineを試⽤用できます。 簡単(電⼦子メールドレスとお名前)なユーザ登録をお願 いします。URLは; n http://urx.nu/9BY3 © 2014 Yasuhiko Yokote
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