Lc R イコライザ・アンヲ

 ∴
∴ ∴ /
鑑 :∴ ∴ ∴
穴 水 忠 昭
識発
議
∴ ∴ 讃 蕊 軸
∴∴
E 球 で 構 成
“
\
滝
∴
∴一 ∴∵. 高
鋤\:
/
一一 、
つ
、
黒
繁
蒜閏 へ ●
∴∴∴
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一∴ ∴ ∴ ∴
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≒ ∴
i
∴
∴
・
∴
一
∴
:
i衰
∴∴
Lc R イコライザ・
アンヲ
直熱管LCRイコライザをオール
ウエスタン球で製作したらどうなる
か,試してみました比べるために,
半分は前回の回路を残して.47を
使ってトランスを使わなかった方だ
け作り直しました前回,前々回の
記事も合わせて見ていただければわ
W E lO 2 L
3 A / 10 8 A
(1)前回と同じ3段増幅で
製作
◆初段
3A/108Aと似ているのはWE
lO2Lです比べてみると,
Vf
f
0.
25A
rp
46 kQ
〟
30,
2(
Ip =0 .
65 m A 時)
2V
0.
25A
50 kQ
30 (
Ip =0 .
6 5 m A 時)
す.(ソケットも同じ)笑はそのために,
フィラメントを2.05Vにして作っ
てあります.ということで前回と
同じ回路で球だけ差し替えました
念のために負荷線を引いて確認した
のが第1回です.
特挫曲線は
負荷抵抗150kQ
プレート供給電圧180V
プレート電圧105V
プレート電流0,5mA
/
使いましたが ウエスタンには同じ
ような球がありません以前何かに
使えるかと思って買っておいた球
で WElOIFAというのがありま
す.
よく使われる10lLよりも少し増
幅率が大きいものです.これにイコ
ライザ素子ドライブ用のトランスを
負荷にします.負荷線を引いてみる
と第2図のようになります.
特陸曲線は
http://www.westemelectric.com/
SpeC_Sheets/101FA.pdf
バイアスー1.2V
で動作させます.この時の増幅度は
ちょうど20倍になります.
◆2段目
Vf
ー
2段目には前回は3A/110Bを
かりやすいと思います.
2.
1V
とても良く似ています.ほとんど
そのまま差し替えできるくらいで
した
Ⅱ
を使いました バイアスの深い部分
が書かれてありません構 いっはい
いっぱいの入力でもカットオフはし
ないように見えます.
プレート供給電圧183V
10 1 F A
4.
15V
0.
5A
〃
9
rp
4.
8 kQ (
Ip =9 m A 時 )
SpeC」Sheets/102Lpdr
10 1 L
4.
15V
0.
25 A
6.
5
5.
2 kQ (
Ip =10 m A 時 )
を使いました
101F
4.
15V
0.
5A
6.
5
5 kQ (
Ip こ10 m A 時 )
http://www.westemelectric.com/
22
ラ ジオ技術
0 6−∴∴∴’ 8 4
∽]生山dW<〓﹂−ミZ−±黒幕を⊃∪]トく﹂d
l
if=250
M iLLIA M PEa ES.0 .
C.
/
I
I
Ec 0
8
−12
/
−le
20
l
i
4
28
40 60 80 100 120 140 100 180 200 220 240 200
pLATE VoLTAcE
〈第3図〉3段目10lLの負荷線を引く
ら∋emU
l⇒=4
1
7
e
U
い
E
l
e
l
F
f
i
.
t
a
4
u
l
の
e
m
V
二
三
1
2
1
∪
u
E
m
l
U
e
l
L
m
J
−
e
3
3
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B
e
・
4
7
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2
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…
1
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謹
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:
1
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k
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一
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k
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1
回
k
te Beh
の.5m曾
l
o
e
u
:
事
D
U
〈第4回〉オールウエスタンとした電源部を除く全体回路
を10lLにして組んでみました.そ
の為に全体の増幅度は少し低下し
て.33dB位になりました 特性曲
線は
http://www.westemelectric.com/
SpeC_Sheets/10lL.pdf
を使いました
負荷線を引いてみると第3図のよ
うになります.
管のバラツキなどで 計算したのと
電圧が若干違っています.電源回路
も真空管に合わせて少し変えて第5
図のようにしました
この状態で イコライザをドライ
ブするトランスまでの特性は 前回
と比べて低域側は同じ 高域側は20
プレート供給電圧186V
プレート電圧115V
kHzで前回が−2.2dB今回は−l
dBになりました.3A/110Bよ
り101FAの方が雷極間の容量が少
ないこと,増幅度が低いことなどに
プレート電流6mA
バイアスー6V
よるものと思われます.歪み特性は
同じようなものです.RIAA偏差も
で動作させます.
ここまでで 全体の回路図は第4
高域がイコライザ出口側のトランス
の影響でほとんど同じように落ちて
図のようになりました 回路図には
実際の電圧を書いてあります.真空
いますが 前回より0.5dB程度改
善されています
24
聴いてみて
きっそく前回の回路と聞き比べを
してみました 増幅段数,イコライ
ザ素子等同じですが増幅度は少し違
います.増幅度の違いはパワーアン
プの入り口で合わせて瞬間的に切り
替えて聞いてみました 実はウエス
タンの方が厚みのある力強い音が出
るのではないか,と期待していたの
ですか 予想に反して前回の回路の
方が音の広がり,のびのびした感じ
厚み,スケール感などの点で わず
かですが良いように感じられまし
た.まだ ウエスタン球の方が低域
のピソゴゾ…‥というノイズが若干
多いです.ただし球を差し替えれば
ラ ジ オ技術
荷線を引いてみたのが第11図です.
プレート供給電圧180V
プレート電圧120V
プレート電流0.6mA
バイアスー1,5V
付近で動作させます.
◆4段目
4段目も(2)とは!調じ動作です.
その結果の回路が第12図です.全
体の増幅度は43dBほどで(2)と
は!調じです.
◆電源部
電源部もこの回路に合わせて手直
ししました
B電源の出力側に10W20kQを
入れていますがB電流に余裕があ
ること.B電圧を下げたいこと,電
源OFF後は真空管の健康のために
なるべく早く電圧が下がって欲しい
こと,などから入れてあります.
フィラメント電源ですが 4.15V
取り出すのにトランスがAC4Vの
ところは倍電圧整流にしてありま
す.もしトランスが6V位であれば
倍電圧の必要はありません.初段の
102L用電源は電源部で4.15Vを
作り.イコライザ本体側に更に3端
子レギュレークを入れて2.1Vに下
げて使っています.ここはノイズが
かなり小さくでも影響が大きいの
でレギュレークを2段にしました
3段目の1102L用はAC4VからDC
Y霜⋮−\\同調
2.1Vを作るので10000〟Fを入
れています.はじめ0.25Aなので
大丈夫だろうと思って1000〟Fに
したのですが それだと少レヽムが
出ました シリコンダイオードの出
口と3端子レギュレークの入り口に,
1000〟Fが入ってるのに10uFも入
れています.これはダイオードと3
端子レギュレークの間が10cm以上
になる物もあるので安全のために入
れてあります.ダイオード側が
1000〟F.レギュレーク側が10〟F
29
2 1
十 十
︵出p︶淵嘩<<〇倍
i
i
入力 号 m v
R L = 100 k
S
←〈第14図〉
RIAAの周波数特性
”K
O
8
6
6 81k 2 4
4 6 8100 2 4
周 波数(Hz)
測 定 周 波 数 :1
kH zi
R L = 10 0 k Q
/
/
00
/
\ _
08 6 4
←〈第15図〉
本横の雑音ひずみ率
特性
︵SE〃>︶坦唖R配
︵*︶既を定TP帥塑
1 1 ,
○
波 数 :lk H z
韻U
RL
00 k n
i i
〈第16図〉一
本機の入出力特性
/
1
i
S
4 6 810 2 4 6 8100
入力電圧(mVrms)
4 6 810 2 4
6 8100
入 力(mVrms)
です.こうして改造した回路が第
13図です.
組み立てについて
製作する途中でうっかりショック
マウントを4個壊してしまったので
シャーシーはスペーサーで浮かせて
ケースにネジ止めしています.初段
のケースだけはショックマウントで
浮かせています.それでも特にショ
ックに弱いということも無かったの
で今はこの状態です.
製作して,電源も2mほど延長し
て.片側はハムはほとんど出なくな
りました.しかし反対側のチャンネ
ルだけ少しですが50Hzのハムが出
ます.同じ回路で同じ条件で どう
して片方だけ出るのか不思議でした
が いろいろ調べたら.電源トラン
スからの磁気誘導でした3端子レ
MAY 2014
ギュレークできれいになったフィラ
メント電源の酉靭敬がトランスの近く
を通っているために,50Hzが誘導
していたものです.電源トランスか
ら10cm弱離して解決しました手
持ちの小さいケースを使った為に窮
屈でこうなってしまったのですが
やはり余裕を持っだ大きめのケー
スの方が良いと思います.また,固
定バイアスにすれ!シヽムに対しては
もう少し楽になるはずです.
真空管のソケットはST管の
UX用4Pのものを,フィラメント
Hzで−0.7dBで高域は同じです.,
受け側トランスを通さないので高
域側が大分改善されています.歪み
特性は第15図のようになりました
トランスで受けるタイプより若干多
いですが,問題になるほどの値では
ありません.負荷線からすると,4
段目はもう少し高いB電圧で動作さ
せた方が歪みが減るかも知れませ
ん 入出力特性は第16図のように
なりました
聴いてみて
(2)の4段型と同じような感じで
す.ウエスタン球の方が音場の広が
RIAA偏差は第14回のようにな,
りました.これはカンノのイコライ
り,音の伸び などの点でほんの少
し良いか,同じか,という感じです.
受け側のトランスが無くなって高域
側が改善されたはずですが その違
いはほとんど感じられませんでし
ザ素子を使った物です.ハットオー
ディオのコイルを使った物だと30
た 年のせいで高域の聴覚が落ちて
いるのかも知れません それにして
ピンだけ少し狭くして便いました
測定結果
31