据付工事説明書

0909872HC9804
三菱ロスナイ
〈床置ビルトイン形ロスナイ 加湿付・加熱加湿付タイプ〉
据付工事説明書
販売店・工事店さま用
形 名
加湿付タイプ
LB-100KX3ー50(単相200V
LB-100KX3ー60(単相200V
LB-150KX3ー50(三相200V
LB-150KX3ー60(三相200V
LB-200KX3ー50(三相200V
LB-200KX3ー60(三相200V
ページ
据付けの前に
50Hz)
60Hz)
50Hz)
60Hz)
50Hz)
60Hz)
加熱加湿付(水コイル)タイプ
LB-100KC3ー50(単相200V
LB-100KC3ー60(単相200V
LB-150KC3ー50(三相200V
LB-150KC3ー60(三相200V
LB-200KC3ー50(三相200V
LB-200KC3ー60(三相200V
もくじ
50Hz)
60Hz)
50Hz)
60Hz)
50Hz)
60Hz)
この製品の性能、機能を十分発揮させ、ま
た安全を確保するために、正しい据付工事
が必要です。据付工事の前に、この据付工
事説明書をよくお読みください。
■据付工事は必ず専門の工事店で実施してください。
電気工事は電気工事士の方が実施してください。
(お客さま自身で取付けないでください。無資格者
の電気工事は法律で禁止されています)
給水配管工事は、所轄水道局(水道事業者)指定の
給水装置工事事業者の方が実施してください。
■据付工事部品は必ず付属部品および指定部品をご
使用ください。当社指定部品を使用しないと、故
障の原因となります。
別冊の「取扱説明書」はお客さま用です。
据付工事が終わりましたらこの据付工事説
明書と共に、お客さまに必ずお渡しして、
使用方法を説明してください。
据
安全のために必ず守ること …2∼3 付
け
各部のなまえと外形寸法図 ………4 の
前
に
据付工事
据付工事の前に …………… 5∼6
据付工事のポイント …………… 5
据付場所の選定 ………………… 5
防音方法 ………………………… 6
搬入方法 …………………… 6∼8
一括搬入方法 …………………… 6 据
分割搬入方法 ……………… 6∼8 付
工
据付方法 ………………… 9 ∼11 事
本体の据付け …………………… 9
ダクト工 事 ……………………… 9
給水配管・凍 結防止工 事 …… 10
ドレン配管工 事 ………… 10∼11
出入口配管工 事 ……………… 11
電気工事 ……………… 12 ∼ 20
機能設定 ……………… 21∼ 23
試運転
試運転…………………… 23∼25
試
運
転
保守点検
保
守
保守点検………………… 26∼28 点
検
安全のために必ず守ること
●誤った取扱いをしたときに生じる危険とその程度を次の表示で区分して説明しています。
誤った取扱いをしたときに死亡や重傷
などに結びつく可能性があるもの
● クレーンによる吊り上げ作業中は、製品に近づかない
禁 止
(落下によるけがの原因になります)
● 改造や必要以上の分解はしない
分解禁止
(火災・感電・けがの原因となります)
● 浴室など湿気の多い場所には、本体・リモコンスイッチとも取付けない
風呂・シャワー室
での使用禁止
(感電および故障の原因になります)
● 定格電圧、制御容量範囲内で使用する
(指定以外で使用すると火災や感電の原因になります)
●外気の取り入れは、燃焼ガス等の排気を吸い込まない、積雪で埋もれたりしない位置を選ぶ
(新鮮な空気が取り入れられず、室内が酸欠状態になるおそれがあります)
● 本体の据付工事は十分強度のあるところを選んで確実に行う
(転倒によりけがをすることがあります)
● 端子台接続部は、指定の電線を使用して、抜けないように確実に接続する
(接続に不備があると火災のおそれがあります)
●電気工事は、電気工事士の資格のある方が、「電気設備に関する技術基準」、「内線規程」および据
付工事説明書に従って取付けし、必ず専用回路とし、かつ定格の電圧・ブレーカーを使用する
(電源回路容量不足や取付不備があると感電、火災の原因になります)
指示に従い
必ず行う
● 金属製ダクトがメタルラス張り、ワイヤラス張り、ステンレス板などの金属と電気的に接続しな
いように取付ける[電気設備の技術基準 解釈 第167条3項]
(接続されていると漏電した場合、火災の原因となります)
● 電気工事の際は必ず分電盤のブレーカーを切る
(通電状態では感電やけがをすることがあります)
● 保守点検の際は必ず分電盤のブレーカーを切る
(通電状態では感電やけがをすることがあります)
● 搬入時の吊り上げは、アイボルトに強固なロープを通して吊り上げる
(確実に行わないと落下によるけがの原因になります)
● 凍結のおそれのある地域では必ず凍結防止工事を実施する
(凍結防止工事をしないと電磁弁・配管などが破損し、水漏れの原因になります)
● アースを確実に取付ける
(アースを取付けないと事故や漏電のときに感電の原因になります)
アース線接続
2
誤った取扱いをしたときに傷害または
家屋・家財などの損害に結びつくもの
● 直接炎があたったり、油煙の多い場所には据付けない
禁 止
(火災のおそれがあります)
●外気温度ー15℃∼40℃の使用範囲を守る
(使用範囲以外で使用すると漏電・火災のおそれがあります)
● 制御ボックスカバーは施工後、必ず取付ける
(ほこり・湿気などにより漏電・火災の原因になります)
● 室外側ダクトは室外に向かって下りこう配(1/30以上)になるように取付け断熱処理を確実
に行い、外壁にも雨水浸入防止の処理を行う
(雨水の浸入による漏電・火災や家財の損傷のおそれがあります)
据
付
け
の
前
に
● 据付け後長期間使用しない場合は、必ず分電盤のブレーカーを切る
(絶縁劣化による感電や漏電火災の原因になります)
● 電源系統に漏電しゃ断器を入れる 指示に従い
必ず行う
(漏電しゃ断器を入れないと火災・感電の原因になります)
● 据付けの際は手袋を着用する (着用しないとけがの原因になります)
● 保守点検の際は手袋を着用する (着用しないとけがの原因になります)
● 保守点検後の部品の取付けは確実に行う (確実に行わないと落下によりけがをすることがあります)
●ドレン配管工事は据付工事説明書に従って確実に行う (確実に行わないと水漏れの原因になります)
●給水・ドレン排水工事は各市町村の条例に従ってください。
据付場所のお願い
次のような場所には据付けないでください。(故障の原因になります)
●高温(40℃以上)になる場所
●湿気(80%以上)または油煙の多い場所
●機械および化学工場など酸・アルカリ・有機溶剤・塗料など有害ガス・腐食性成分を含んだガスが
発生する場所
●塩害・温泉害等の発生している場所
3
各部のなまえと外形寸法図
※図はLB-200KC3を示す
P
Q
600以上
A
R S
T
N
エレメント
高性能フィルター
エアフィルター
送風機,電磁弁
加湿エレメント
メンテナンススペース
パイプガイド先端径 φV
電源コード,通信線
接続穴(3か所)
OA (外気)
EA アイボルト(M12)
(4か所)
(排気)
U
L
M
制御回路部
φW
エアフィルター
高性能フィルター取付位置
D
水入口 200
(PT3/4メネジ)
65
F
RA (還気)
送風機メンテナンスパネル
給気用送風機
減圧電磁弁
SA (給気)
加湿エレメント Z個
ロスナイエレメント部
メンテナンスパネル
加湿部 メンテナンスパネル
ドレン排水口 (PT3/4オネジ)
65
(本体固定用穴位置)
4−φ20ヌキ
(本体固定用穴)
ドレンパン
X
25
※430
1220
C
ストレーナ (PT1/2オネジ)
ロスナイエレメント
(標準形上下ユニット分割可能位置)
35
E 131
H
Y
水出口 (PT3/4メネジ)
排気用送風機
80
J
※1351(加湿部上下ユニット分割可能位置)
K
ダンパー板
熱交換器
25
G(本体固定用穴位置)
1300
B
※寸法430、1351はLB-100KX3、100KC3にはありません。
■変化寸法表 単位(mm)
形名
外形
A
B
C
LB-100KX3 480 1300 1690
LB-150KX3 590 1730 1860
LB-200KX3 590 1730 1997
パイプガイド位置
配管位置 固定用穴位置
F
G
H
J
K
L
M
N
P
Q
パイプガイド径
R
D
E
ー
350 1250 225 800 665 260 160 229 890 181 191 110 179
ー
ー
460 1680 640 982 238 340 330 651 808 271 213 136 241 130 348 348
47 1080 6
ー
ー
460 1680 640 994 363 340 270 651 808 271 227 122 241 130 398 398
47 1080 8
92
T
182
U
85
85
V
個数
ー
LB-100KC3 590 1300 1860 133 143 460 1250 278 1200 382 182 212 229 890 181 316
S
ドレン ストレーナ
排出口 位置
W
X
Y
Z
242 258
37
129
5
242 258
47
119
4
LB-150KC3 590 1730 1860 100 150 460 1680 640 982 238 340 330 651 808 271 213 136 241 130 348 348
47 1080 5
LB-200KC3 590 1730 1997 100 150 460 1680 640 994 363 340 270 651 808 271 227 122 241 130 398 398
47 1080 7
4
据付工事の前に
据付工事のポイント
本体据付けのポイント
参照ページ
●防音対策を実施する ……………………………………………………………………………………6ページ
●分割搬入の際は連結後、すき間がある場合シリコン等で、コーキングする………………………8ページ
●室外側ダクト(2本)は、結露防止のため必ず断熱処理をする………………………………………9ページ
●室内側ダクト(SA)は、結露防止のため必ず断熱処理をする(加熱加湿タイプのみ)……………9ページ
水配管工事のポイント
参照ページ
●給水配管に凍結防止用ヒーター(市販品)を巻き凍結防止をする ………………………………10ページ
●給水配管工事の際、切り屑などが入らないよう真水できれいに流してから配管するか、
配管途中に排水バルブを設ける………………………………………………………………………10ページ
●ドレン配管の配管こう配は1/100以上とする ……………………………………………………10ページ
●ドレン配管は、ドレン排出口の根元より確実に断熱処理をする …………………………………10ページ
●水出口・水入口の配管には確実に結露処理をする(加熱加湿タイプのみ)………………………11ページ
電気工事のポイント
参照ページ
●伝送線と他の伝送線および電源線とは50mm以上離して配線する…………………………… 12ページ
●制御ボックス内の主/従切換スイッチ(SW1)、
試運転/パルス入力スイッチ(SW2)の確認 …………………………………… 16・17・18・22ページ
●試運転時に送風機の回転方向を確認する……………………………………………………………25ページ
据付場所の選定
ダクト工事
ができる
スペース
600以上
10
1. 基礎は堅固で水平な面とする。
アンカーボル
ト用ナットの
締付けができ
るスペース
エアフィルター・エレメント
送風機・加湿エレメント
電磁弁・水コイル
メンテナンススペース
2. 本体に雨水がかからない場所、またダクトか
ら雨水の浸入がない場所に据付ける。
3. 据 付 場 所 の 周 囲 温 度 が 0 ℃ ∼ 4 0 ℃ 、 湿 度
80%以下の条件となる場所に据付ける。
4. 左図のスペースがとれる場所に据付ける。
単位(mm)
5
据
付
工
事
据付工事の前に
つづき
防音方法
■製品設置場所が静かな環境に隣接する場合には、周辺へのもれ音・反響音が少な
くなるように次のような対策を行ってください。
扉のすき間防止
壁
ダクト
鋼板2mm
室内
ロスナイまたは
空調機
廊下または室内
1例
点検扉
断熱材を巻きつける
(例:グラスウール50t)
● 製品と室内の間の壁および扉の材質は、音響
透過損失の高い材質を使用し、密閉構造とす
る。
● 扉のすき間は音もれのない構造とする。
● 製品の給排気ダクトには、風の流れる音を消
音するため、防露工事(室外側ダクトには断熱
工事を必ず行う)を兼ねて、吸音率の高い材質
をダクトに巻きつける。
● 加熱加湿付タイプはSA
(給気)ダクトに結露防
止の断熱をする。
ロスナイ
※図はLB-100KX3を示す
搬入方法
一括搬入方法
対角ロープ角度
60°以下
アイボルト(M12)
1. 4か所のアイボルトに強固なロープを通す。
2. 対角ロープ角度が60°以下になるようロー
プの長さを調節して、ていねいに吊り上げる。
お願い
●上部のダクト接続フランジを付けてロープで吊
り上げないでください。変形する原因になりま
す。
※図はLB-100KX3を示す
分割搬入方法
1
ロスナイエレメントをはずす
※図はLB-100KX3を示す
ツマミネジ
エレメント
メンテナンスカバー
6
エアフィルター
ロスナイエレメント
1. エレメントメンテナンスカバーのツマミネジ
をゆるめ上側に持ち上げてはずす。
2. ロスナイエレメント、エアフィルターを上の
段から順に取りはずす。
2
コネクターをはずす
LB-100∼200タイプの場合
1. 送風機メンテナンスカバーの段付ネジをゆる
めて上側に持ち上げてはずす。
ダンパーからのリ
ード線接続コネク 2. 給気、排気送風機からのリード線接続コネク
ター
ターをはずす。
※図はLB-150KX3を示す
減圧電磁弁からの
リード線接続コネ
クター
LB-100KX3タイプの場合
LB-150・200タイプの場合
減圧電磁弁から
のリード線接続
コネクター
1. 制御ボックスカバーの段付ネジ2本をゆるめ
上側に持ち上げてはずす。
2. ダンパーからのリード線接続コネクターをは
ずす。(LB-100KX3のみ)
3. 減圧電磁弁からのリード線接続コネクターを
はずす。
水検知センサー
からのリード線
接続コネクター
点検カバー
LB-150・200タイプの場合
1. 点検カバーの段付ネジをゆるめてはずす。
送風機メンテ
ナンスカバー
リード線接続
2. 減圧電磁弁からのリード線接続コネクターを
コネクター
排気送風機
段付ネジ
3
給気送風機
上部ユニットと下部ユニットの分割
※図はLB-150KX3を示す
M12ボルト
LB-100タイプの場合
B部
上部ユニット
排気送風機 A部
上下連結部品
M12ボルト
はずす。
3. 水検知センサーからのリード線接続コネクタ
ーをはずす。
1. ダンパーメンテナンスカバーの段付ネジをゆ
るめて、上側に持ち上げてはずす。
2. 上下連結部品のどちらか一方を取りはずす。
もう一方は上側のネジをはずす。
3. A部のM12ボルト2本およびB部M12ボルト
4本をはずす。(接続時に必要ですので無くさ
ないでください)
4. 上部ユニットから排気用送風機のネジをはず
し、送風機を取り出す。
お願い
上側のネジをはずす ●上部ユニット底面の変形を防止するために、必
ず排気送風機(上側)から取り出してください。
段付ネジ
ダンパー
メンテナンスカバー
給気送風機
下部ユニット
5. 下部ユニットから給気用送風機のネジをはず
し、送風機を取り出す。
(送風機脱落防止のため、下側送風機をはずし
ます)
ロープ
アイボルト
60°
アイボルト
上部ユニット
下部ユニット
6. 上部ユニットのアイボルト4か所に強固なロー
プを通す。
7. 対角ロープ角度が60°以下になるように、ロ
ープ長さを調節して、ていねいに吊り上げ上
下ユニットを分割する。
8. 上下ユニット分割後、上部ユニットの4か所の
アイボルトをはずし、下部ユニットに付け換
える。
7
据
付
工
事
搬入方法
つづき
分割搬入方法 つづき
4
搬入と組立て
1. 下部ユニット搬入後、アイボルトを上部ユニ
ットに付け換える。
2. A部のM12ボルトを下部ユニット下側からね
じ込む。(位置合わせ用)
上部ユニット
3. 上部ユニットを下部ユニットへ吊り上げて乗
排気送風機
M12ボルト B部
せ、上下連絡部品を確実に締め付ける。
コネクター位置
(排気側)
●連結後すき間がある場合は、シリコン等でコ
ダンパーリード線
接続コネクター位置
M12ボルト
ーキングをします。
(LB-100タイプ)
A部
4. 取りはずした部品を元通り取付ける。
段付ネジ
●給気送風機→排気送風機→リード線接続コネ 点検カバー
クター
ダンパー
●
ロスナイエレメント→エアフィルター(エア
上下ユニット
メンテナンスカバー
接続時
フィルター取付位置図参照)
ツマミネジ
●LB-150・200タイプのみダンパーからのリ
ード線と減圧電磁弁からのリード線接続コネ
エレメント
メンテナンスカバー
クターを接続する。
●LB-100タイプのみ水検知センサーからのリ
ネジ
給気送風機
送風機
ード線と減圧電磁弁からのリード線接続コネ
メンテナンスカバー
上下連結部品
コネクター位置
(片方のみはずす) クターを接続する。
(給気側)
●B部のM12ボルト4本を元通り締付ける。
下部ユニット
5. 各メンテナンスカバーを元通り取付ける。
※図はLB-150KX3を示す
LB-100KX3 LB-100KC3 LB-150タイプ LB-200タイプ
ネジ種類
送風機メンテナンスカバー
19本
26本
26本
28本
段付ネジ(M4)
エレメントメンテナンスカバー
12本
16本
16本
16本
ツマミネジ(M5)
ダンパーメンテナンスカバー
16本
21本
21本
21本
段付ネジ(M4)
上下連結部品(2個)
8本+(片側4本) 14本+(片側7本) 14本+(片側7本) 14本+(片側7本) ネジ(M5左右片側)
加湿部メンテナンスカバー
16本
16本
18本
18本
段付ネジ(M4)
点検カバー
ー
ー
8本
10本
段付ネジ(M4)
給気3本
給気3本
給気4本
給気4本
送風機固定ネジ(給気・排気)
排気3本
排気3本
排気2本
排気2本
8
据付方法
本体の据付け
■本体のベース設置面図
本体を水平に据付け、市販のワッシャー・ナッ
ト(M16)で確実に固定する。
お願い
C
D
50
50
●図のベース部分すべてで製品質量を支えるよ
うに据付けてください。
A
B
単位(mm)
形 名
LB-100KX3
LB-100KC3
LB-150KX3、KC3
LB-200KX3、KC3
A
1250
1250
1680
1680
B
1300
1300
1730
1730
本体
C
350
460
460
460
D
480
590
590
590
アンカーボルト
(M16)
ナット
ワッシャー
ダクト工事
※図はLB-100KX3を示します。
OAダクト EAダクト
取付ネジ
ワッシャー
ダクト接続フランジ
RAダクト
SAダクト
アルミテープ
形 名
LB-100タイプ
取付ネジ
ワッシャー
8本 ー
LB-150タイプ
16本 16個
LB-200タイプ
12本 12個
1. 付属の取付ネジおよびワッシャーを使用して
OA・EA用のダクト接続フランジを取付ける。 据
付
2. 接続部より風漏れのないよう、アルミテープ
工
を巻き付ける。
事
3. ダクトはロスナイ本体に力が加わらないよう
固定する。
4. 室外側ダクト(2本)は、結露防止のため必ず断
熱処理を行う。
●LB-100∼200KC3の場合、室内側ダクト
(SA)も結露防止のため必ず断熱処理を行う。
5. ダクトに厚さ50mm程度のグラスウール(吸
音材)を巻き付ける。
●風の流れる音を消音することも兼ねます。
お願い
●ダクト接続をする前にダクトの中に切り粉、異物(紙・ビニールなど)が入っていないことを確認してくだ
さい。
●ダクトが全閉に近い条件では使用しないでください。(異常音発生の原因になります)
●RAダクト接続フランジは、はずさないでください。はずされる場合は、RA接続ダクトフランジ固定用
のネジを元のもの(M4タッピングネジの長さ8mm以下)をお使いください。
●下図のようなダクト工事はしないでください。
(風量低下や異常音発生の原因になります)
●極端な曲げ
●多数の曲げ
●吐出口のすぐそば
での曲げ
●ダクト径を極端に
しぼる
9
搬入方法
つづき
給水配管・凍結防止工事
1
●給水は、市水または上水を使用し防露工事を行
う。(凍結のおそれのある場合は断熱工事を行う)
給水配管工事をする
●給水圧力は水道管に接続する場合、シスター
ンタンクを使用する場合、いずれの場合も2×
104Pa∼49×104Paになるように設定する。
●ストレーナ近くにサービス弁・排水バルブを
設置して給水配管を行う。
※図はLB-100KX3を示す
ストレーナ
サービス弁
お願い
●給水配管工事は、所轄水道局(水道事業者)指
換算のしかた
1Pa=1.01972×10ー5kgf/cm2
目安として
1kgf/cm2≒100kPaで換算し
てください。
2
定の給水装置工事事業者の方が指定された配管
材料を使用して施工してください。
●ストレーナへの給水は公共の水道管に直接接続
することもできます。
●給水用銅管に力が加わらないよう給水配管を固
定してください。
●給水配管工事の際、切り粉などが入らないよう真水
できれいに洗い流してから配管するか、配管途中に
排水バルブを設け、水の白濁がなくなるまで十分予
備排水を行ってください。(排水が不十分な場合は
加湿エレメントの寿命がいちじるしく低下します)
●配管工事用切削油・洗浄液が混入しないようご
注意ください。(電磁弁故障の原因になります)
凍結防止工事をする
給水配管に凍結防止用 ヒーター(市販品)を
巻き凍結防止を行う。
凍結防止用ヒーター
●冬期(加湿時期)にはヒーターの電源を必ず入れ
てください。
● 凍結のおそれのある地域では必ず凍結防止
工事を実施する
ドレン配管工事
1
ドレン配管工事をする
(水漏れの原因になります)
1. PT3/4メネジ鋼管または、塩ビパイプをドレ
ン排水口に接続する。
2. ドレン配管は、ドレン排出口の根元より確実
に断熱処理を行う。
ドレン排水口
断熱材
お願い
●ドレン配管から水が漏れないように工事を行っ
てください。
●配管こう配は下りこう配1/100以上とってく
ださい。
●ドレン配管途中に水が溜まらないように工事を
塩ビパイプ
行ってください。
●ドレン配管の先端は必ず排水可能なところまで
エア抜き
ドレン排水→
10
山越え
ドレン排水→
臭気トラップ
導きドレンが排水できることを確認してくださ
い。
●左図のようなドレン配管はしないでください。
(ドレンが排水されなくなります)
2
排水性の確認のしかた
最終出口部
1. メンテナンスカバー(加湿用)をはずす。
2. ドレン受皿に約1000cc注水する。
3. ドレン配管の最終出口部でドレンが排水する
ことを確認する。
4. メンテナンスカバー(加湿用)を取付ける。
ドレン配管
出入口配管工事(LB-100KC3∼200KC3のみ)
水出入口配管工事を行う
水の出入口を間違わない。
(下側入口、上側出口)
● 水出入口には必ずバルブを取付ける。
(メンテナ
ンスに便利)
● 水出入口配管には、根元より確実に防露処理
を施す。なお、防露材の端面は結露水が防露
材内部に浸入しないように端面処理をする。
(シリコン系シール材などでコーティングする) 据
付
● 水コイルの最高使用温水温度は60℃です。
60℃以上の温水を通水させないでください。 工
事
● 水コイルに使用する循環水の水質は日本冷凍
空調工業会基準「冷凍空調機器用水質ガイド
ライン〈JRA-GL-02〉」に準じてください。
● 通水の際はエア抜きバルブを開いて水コイル
内部の空気を抜く。
● 工事期間中に水張りテストを実施した場合に
は、テスト終了後必ず水を抜く。(冬期に水を
抜かないと凍結して熱交換器や配管が破損す
ることがあります)
● 配管接続終了後、エア抜きバルブにて水コイ
ル内部の空気を抜いた後にエア抜きバルブを
閉めて、同梱部品の断熱材を上から貼り付け
る。
●
水出口
(PT3/4メネジ)
バルブ
水入口
(PT3/4メネジ)
11
電気工事
この製品はシステム構成により電気工事の方法が異なります。
それぞれ必要な部分の電気工事を行ってください。
《制御回路部のなまえ》
電源用速結端子(TM1)
特強・強切換スイッチ(給気側)
(SW4)
特強・強切換スイッチ(排気側)
(SW3)
通電表示ランプ(LED4)
主/従切換スイッチ
(SW1)
点検表示ランプ
(LED1、LED2)
M-NET伝送線
給電表示ランプ(LED6)
機能切換スイッチ(SW2、SW5)
外部加湿制御入力
モニタ出力端子台(TM3)
M-NET
伝送線入力端子台(TB5)
アドレス設定スイッチ(SA1、SA2)
リモコン伝送線入力
(PZ-42SM等)
端子台(TM2)
外部制御入力
お願い
●複数の伝送線を多芯ケーブルで配線しないでください。
●同一電線管に複数の伝送線を入れるときは、シールド線を使用してください。
●伝送線と他の伝送線および電源線とは50mm以上離して配線してください。
●漏電ブレーカーの選定は誤動作防止のために最大負荷電流の1.2∼1.5倍程度を目安にしてください。
12
漏電保護用に電源側に漏電ブレーカーを設けてください
■結線図 ※太線および破線部分を接続する。
LB-100KX3
LB-100KC3
(LB-100KX3は、SV1が1か所のみです)
異常モニタ出力
運転モニタ出力
最大 AC100V1A
AC200V1A
DC 2
4V1A
最小
AC100V100mA
AC200V100mA
DC 5V100mA
最大 AC100V2A
AC200V2A
外部加湿制御入力
DC 24V2A
(ヒューミディスタット等)
最小
AC100V100mA
AC200V100mA
DC 5V100mA
TM3
7
8
9 10
ムラサキ
ムラサキ
アカ
アカ
無電圧
a接点
3
DC12V、24V
又はシリアル信号
(無極性)
キ
キハ ク チ
イ ロ ャ
線
送
伝
TB5
SW5
(機能切換)
SW2
(機能切換)
CN8-2
特強
強
(特強/強切換)
(特強/強切換)
SW3
SW4
排気用
給気用
SA2
(1の位)
M−NET伝送線
SW1
M−NET伝送線
S2
CN32
シールド
チ
ャ
CN6
CN5
CN16
強
強
(アドレス設定)
リモコン伝送線
A1
(無極性)(10S
の位)
6
ア
カ
CN8-1
特強
5
S
CN10
CN9
ア ア ク ク
オ オ ロ ロ
チ
ャ
シ アダ ア
ロ オイ カ
ダ
イ
(制御回路基板)
4
B
本体2台目以降
CN4
外部制御入力
3
伝送線 A
M−NET
フリープラン用
ロスナイリモコン
(PZ-52SF3等)
シ アダ ア
ロ オイ カ
ダ
イ
11 12
X7
X8
シアダ ア
ロオイ カ
ダ
イ
2
伝送線
本体2台目以降
シシキ
ロロ
ア
オ
CN11
1
加湿連動運転
無電圧a接点入力
別売リモコンスイッチ
(PZ-42SM等)
SV1
ア
オ
TM2
1
(排気) (給気)
C M1
C M2
SV2 W.
S
ダ
イ
ダ
イ
ダ
イ
ダ
イ
チ
ャ
CN7
CN16 CN2 ア
(2次側) カ
キ
ダ
イ
ダ
イ
ク ク ク ク
ロ ロ ロ ロ
CN1
(1次側)
シ
ロ
※ご注意
TH2TH1
(還気温用(外気温用
サーミスタ)サーミスタ)
ア
カ
TM1
シ
ロ
据
付
工
事
TR
LS
GM
弱
強弱切換端子(無電圧a接点)
ク
ロ
S1
(製品本体)
電 源
単相 200V
TM1∼TM3,
TB5,
CN16,
CN32は現地接続、TM1は速結端子(φ1.
6∼φ2.
0VVF用)
TM2,
TM3,
TB5はネジ端子接続となります。
※外部制御入力は“従”設定されたロスナイには接続できません。
(「主」設定時のみ接続可)
5 に接続してください。
6
※別売リモコンスイッチPZ-42SM等をご使用の場合は、TM2端子台の ,
フリープランシステムでご使用の場合は、TB5端子台の ,
A に接続してください。
B
記号説明
記 号
名 称
送風機用電動機(排気)
M1
送風機用電動機(給気)
M2
コンデンサ
C
GM
バイパスダンパー用電動機
リミットスイッチ
LS
TH1 サーミスタ(外気温度検知)
TH2 サーミスタ(還気温度検知)
SW1 主/従切換スイッチ
SW2 機能切換用スイッチ
SW3 特強−強 切換スイッチ(排気側)
*1はフリープラン制御の場合に設定してください。
記 号
SW4
SW5
SA1
SA2
TB5
TM1
TM2
TM3
CN16
名 称
特強−強 切換スイッチ(給気側)
機能切換用スイッチ
アドレス設定用スイッチ(10の位) *1
アドレス設定用スイッチ(1の位) *1
端子台(M-NET伝送線接続:無極性) *1
端子台(AC200V入力)
記 号
名 称
CN32 コネクタ(遠方入力)
TR
制御回路用トランス
S1,S2 ファストン端子(速結端子接続用)
X7
リレー接点(運転モニタ出力用)
X8
リレー接点(異常モニタ出力用)
W・S 水検知センサ
端子台(伝送線・外部制御入力接続) SV1 減圧電磁弁
端子台(モニタ出力・外部加湿制御入力) SV2 排水電磁弁
コネクタ(強弱切換入力)
13
電気工事
つづき
■結線図 ※太線および破線部分を接続する。
漏電保護用に電源側に漏電ブレーカーを設けてください
LB-150KX3、LB-200KX3
LB-150KC3、LB-200KC3
(LB-200KC3は、SV1,SV2が4か所です)
(LB-150KX3・LB-200KX3は、SV1が2か所のみです)
ムラサキ
SV2
異常モニタ出力
最大 AC100V1A
AC200V1A
DC 24V1A
最小
AC100V100mA
AC200V100mA
DC 5V100mA
TM3
7 8
運転モニタ出力
最大 AC100V2A
AC200V2A
DC 24V2A
最小
AC100V100mA
AC200V100mA
DC 5V100mA
ムラサキ
ムラサキ
外部加湿
SV2
ムラサキ
制御入力
ムラサキ
(ヒューミディ
スタット等) SV2
ムラサキ
1
3
ア
オ
9 10
M1(排気)
W.
S
SV1
キ シ シキ
ロロ
ア
オ
11 12
M2(給気)
ク
ロ
シ
ロ
ア
カ
ク
ロ
シ
ロ
ア
カ
ク
ロ
シ
ロ
ア
カ
キ
ア
オ
ミ
ド
リ
ク
ロ
シ
ロ
ア
カ
ク
ロ
シ
ロ
CN4
XM1
X7
XM2
アカ
(制御回路基板)
外部制御入力
XM1
4
線
送
伝
線
T伝送
M−NE
フリープラン用
ロスナイリモコン
(PZ-52SF3等)
X8
3
伝送線
本体2台目以降
アカ
SV1
2
加湿連動運転
無電圧a接点入力
別売リモコンスイッチ
(PZ-42SM等)
アカ
SV1
CN11
1
DC12V、
24V
又はシリアル信号
(無極性)
アカ
アカ
アカ
TM2
無電圧
a接点
アカ
(アドレス設定)
5
SA1
リモコン伝送線
(10の位)
6
(無極性)
SA2
TB5
(1の位)
A
M−NET伝送線
本体2台目以降
S
SW5
(機能切換)
SW2
(機能切換)
キ ハ
イ
ア
カ
CN8-1
SW1
チ
ャ
CN10
CN9
SW3
CN8-2
SW4
S2
S1
CN32
シールド
チ
ャ
チ
ャ
CN7
CN1
(1次側)
クロ シロ アカ
CN6
CN5
CN16 CN2 ア
カ
(2次側)
ア ア ク ク
オ オ ロ ロ
ク ク ク ク
ロ ロ ロ ロ
ダ
イ
ダ
イ
TH2 TH1
(還気温用 (外気温用
サーミスタ) サーミスタ)
キ
シ
ロ
シ
ロ
T S R
TM1
ダ
イ
ダ
イ
TR
LS
※ご注意
シ ア
ロ オ
M−NET伝送線
B
XM2
GM
(製品本体)
電 源
三相 200V
TM1∼TM3,
TB5,
CN32は現地接続、TM1は速結端子(φ1.
6∼φ2.
0VVF用)
TM2,
TM3,
TB5はネジ端子接続となります。
※外部制御入力は“従”設定されたロスナイには接続できません。(「主」設定時のみ接続可)
5 6
※別売リモコンスイッチPZ-42SM等をご使用の場合は、TM2端子台の , に接続してください。
フリープランシステムでご使用の場合は、TB5端子台の , に接続してください。
A B
記号説明
記 号
名 称
M1
送風機用電動機(排気)
M2
送風機用電動機(給気)
GM
バイパスダンパー用電動機
LS
リミットスイッチ
TH1 サーミスタ(外気温度検知)
TH2 サーミスタ(還気温度検知)
SW1 主/従切換スイッチ
SW2 機能切換用スイッチ
SW5 機能切換用スイッチ
*1はフリープラン制御の場合に設定してください。
14
記 号
名 称
記 号
名 称
SA1 アドレス設定用スイッチ(10の位) *1 S1,S2 ファストン端子(速結端子接続用)
SA2 アドレス設定用スイッチ(1の位) *1 X7
リレー接点(運転モニタ出力用)
リレー接点(異常モニタ出力用)
TB5 端子台(M-NET伝送線接続:無極性) *1 X8
XM1 電磁接触器(排気送風機)
TM1 端子台(AC200V入力)
TM2 端子台(伝送線・外部制御入力接続) XM2 電磁接触器(給気送風機)
TM3 端子台(モニタ出力・外部加湿制御入力) W・S 水検知センサ
SV1 減圧電磁弁
CN32 コネクタ(遠方入力)
SV2 排水電磁弁
TR
制御回路用トランス
*上記結線図中、電磁弁の個数は形名によって異なります。
共通工事
1
脚立を用意する。
脚立の用意
お願い
●
2
制御ボックスカバー・点検カ
バーを取りはずす
段付ネジ
制御ボックスカバー
足元の不安定な状態での部品の着脱は行わな
いでください。
1. 段付ネジを取りはずす。(2本)
2. 制御ボックスカバーを取りはずす。
(下部に引掛部があります)
LB-150・200タイプの場合
点検カバー
3
●
電源線を接続する
※図はLB-200KX3を示す
電源線
電源用速結端子(TM1)
コードクリップB
コードクリップA
点検カバーも取りはずす。
1. 電源線 (単線φ1.6∼φ2.0例VVF) を電源
用速結端子に表示されている皮むきゲージに
合わせ皮むきし、電源用速結端子に確実に差
し込む。
2. コードクリップBのネジ(1本)をはずし、コ
ードクリップBを取りはずす。
3. 電源線をコードクリップBで固定する。
4. 伝送線をコードクリップAで固定し元の位置
にネジ止めする。
LB-150・200タイプの場合
●
伝送線は、点検カバー内の真中のリード線が
通っているコードブッシュに通して端子台に
接続する。
お願い
電源線と伝送線は誤動作防止のため50mm以
上離して配線してください。
● 接続後、電源線を引っ張って抜けないことを
確認してください。
● 電源(TM1)への接続は確実に行ってください。
(LB-150・200タイプは欠相すると電動機が
焼損します)
● LB-150・200タイプは、試運転の項(24ペー
ジ)にて回転方向が正転であることを確認して
ください。
●
伝送線
電源線
4
アース工事をする
※図はLB-200KX3を示す
アース線
●アース線は、必ずアース専用端子に接続する。
アースネジ
5
風量を切り換える※LB-100タイプのみ
排気用
特強/強切換スイッチ
給気用
風量を多く必要とする場合やダクト管が
長い場合は、特強/強切換スイッチ「強」
から「特強」へ切り換える。
●給・排気それぞれ切り換え可能です。
●工場出荷時は「強」にしてあります。
15
据
付
工
事
システム構成
……必要なところを接続する
1 リモコンスイッチ(PZ-42SM等)と接続する
2 「空調機などの外部機器」と連動する
3 外部機器からの信号でロスナイの加湿器を運転する
4 ビル管理システム等パルス出力機器と連動する
5 ロスナイを複数台運転する
6 複数の外部機器と連動する
7 異常信号を取り出す
8 電動ダンパーなどと接続したり、運転信号を取り出す
9 ヒューミディスタット等と接続する
1
0 遠方/手元切換・発停入力(レベル信号)を使用する
1
1 外部で強弱ノッチ切換をする(CO2センサーなどと接続する)※LB-100タイプのみ
1
2 三菱フリープラン空調機、ロスナイリモコン(PZ-52SF3等)または、三菱ビル空調管理システム
(MELANS)と接続する
1 リモコンスイッチ(PZ-42SM等)と接続する
※ロスナイの集中管理を行う場合はPZ-42SM等は使用
できません。
3等)
の結線方法に従いロスナイリモコン(PZ-52SF
1
2
をご使用ください。
リモコンスイッチからの伝送線(PVC線φ0.65∼φ1.2
または、より線0.3㎜2∼1.25㎜2電線)をリモコン伝送
線入力端子(TM2)の⑤⑥に確実に接続する。(無極性)
●リモコンスイッチが2つある場合も同様に接続してく
ださい。
リモコン
スイッチ
電源
メモ
リモコン伝送線
入力端子
●伝送線の総配線長は500m以内とします。
●1つの入力端子に接続できる伝送線は、PVC線φ0.65
または、より線0.3㎜2の場合は4本まで、その他の場合は
2本までです。
伝送線
2 「空調機などの外部機器」と連動する
外部機器
(1)外部機器の出力信号線を外部制御入力端子(TM2)に
接続する。
外部機器の出力信号のタイプにより接続方法が異なり
ます。
(2)パルス入力スイッチ(SW2-2)が「OFF」になっ
ているか確認する。
(出荷状態は「OFF」に設定されています)
電源
外部機器用
リモコン
リモコン
スイッチ
電源
当社製ミスタースリムエアコン+MAリモコンのとき
ロスナイ
外部制御入力端子(TM2)
ロスナイ連動コネクタ
(別売:PAC-SB81VS)
シロ
アカ
16
500m以内
CN2L
ミスタースリム
エアコン
……シリアル連動
ロスナイ連動ケーブルのコネクタ側をスリム室内機基板
上のCN2Lに接続し、リード線側をロスナイ外部制御入
力端子(TM2)の①、②に接続する。(無極性)
●ロスナイ連動ケーブルと電源線は、誤動作防止のため、
50㎜以上離して配線してください。
メモ
●このシステムではロスナイのリモコンスイッチは使用できません。
●ロスナイの運転/停止および風量の切り換えはMAリモコンに
て行ってください。
●換気モードは「換気モード自動切換」になります。
MAリモコンとは……ミスタースリムエアコンのリモコンです。
電気工事 つづき
外部機器の運転信号が有電圧DC12Vまたは24Vとき
外部機器の運転信号が無電圧a接点のとき
●別売の遠方出力取出部材を介して外部機器からの運転
信号を外部制御入力端子(TM2)の①②に接続する。
(無極性)
●別売の遠方出力取出部材を介して外部機器からの運転
信号を外部制御入力端子(TM2)の①③に接続する。
外部制御入力端子(TM2)
ロスナイ
遠方出力取出部材
外部制御入力端子(TM2)
ロスナイ
1 2 3 4 5 6
遠方出力取出部材
1 2 3 4 5 6
外部機器
外部機器
DC12V
または24V
接続総延長
(外部機器の説明書に従ってください)
無電圧
a接点
お願い
500m以内
●無電圧a接点にフォトカプラ等の有極性接点を使用す
+
−
る場合は○側を③に○側を①に接続してください。
3 外部機器からの信号でロスナイの加湿器を運転する
外部機器の信号が有電圧DC12Vのとき
外部機器の信号が無電圧a接点のとき
●外部機器の加湿信号を別売の遠方出力取出部材を介し
て取り出し、更にシステム部材のリレーボックス
(PZ-12RB)を介し、外部制御入力端子(TM2)の③④
に接続する。(無極性)
●外部機器の加湿信号を別売の遠方出力取出部材を介し、
外部制御入力端子(TM2)の③④に接続する。
外部制御入力端子(TM2)
遠方出力取出部材
1 2 3 4 5 6
外部機器
外部制御入力端子(TM2)
1 2 3 4 5 6
遠方出力取出部材
リレーボックス
PZ-12RB
1
A
5
B
外部機器
DC12V
加湿信号
500m以内
無電圧
a接点
加湿信号
接続総延長
500m以内
据
付
お願い
工
●無電圧a接点にフォトカプラ等の有極性接点を使用す 事
+
−
る場合は○側を③に○側を④に接続してください。
(外部機器の説明書に従ってください)
4 ビル管理システム等パルス出力機器と連動する
1
SW2
2
3
4
5
6
7
8
ON
OFF
(1)パルス入力スイッチ(SW2-2)を「ON」にする。(機能
設定 1 「パルス入力の設定」参照)
(2)ビル管理システム等のパルス信号出力を外部制御入
力端子(TM2)に接続する。
パルス信号のタイプにより接続方法が異なります
2
項「外部機器の運転信号が有電圧のとき」または、「外
部機器の運転信号が無電圧a接点のとき」を参照してく
ださい。
●パルス幅は200msec以上必要です。
17
5 ロスナイを複数台運転する
(1)ロスナイ1台目から2台目へ2台目から3台目へ…
最高15台までを伝送線(PVC線単線φ0.65∼φ1.2
または、より線0.3㎜2∼1.25㎜2)で接続する。
外部機器
外部機器用 電源
リモコン
(2)2台目以降のロスナイの主/従切換スイッチを「従」
に切り換える。
主/従切換スイッチ
を「主」に設定
リモコンスイッチ
メモ
伝送線
電源
主/従切換スイッチ
を「従」に設定
●1つの入力端子に接続できる伝送線は、PVC線φ
0.65または、より線0.3㎜2の場合は4本まで、その
他の場合は2本までです。
●「主」ロスナイのみ外部機器の運転信号・パルス信号の
接続ができます。
●各ロスナイはそれぞれに電源を接続してください。
●伝送線の総配線長は500m以内とします。
ロスナイは最大15台
まで接続できます。
主/従切換スイッチ
を「従」に設定
電源
1台目リモコン入力
伝送線端子(TM2)
主/従切換スイッチ(SW1)
「主」のとき「従」のとき
2台目
リモコン入力
伝送線端子
(TM2)
リモコン
スイッチ
3台目
リモコン入力
伝送線端子
(TM2)
(工場出荷時は主)
6 複数の外部機器と連動する
当社製ミスタースリムエアコンのDC12Vシリアル信号は複数台運転できませんので、
遠方出力取出部材を介して無電圧a接点信号を利用してください。
外部機器の運転信号が有電圧DC12Vのとき
外部機器の運転信号が無電圧a接点のとき
●システム部材(別売)の4回路入力ボックス(PZ-4PRB)
を使用して、外部制御入力端子(TM2)の①②に接続す
る。(無極性)
●無電圧a接点で遠方出力取出部材を介して外部制御入
力端子(TM2)の①③に接続する。
お願い
●無電圧a接点にフォトカプラ等の有極性接点を使用す
+
−
る場合は、○側を③に○側を①に接続してください。
外部制御入力端子
(TM2)
外部制御入力端子
(TM2)
18
電気工事 つづき
7 異常信号を取り出す
モニタ出力端子
(TM3)
結線図を参照してモニタ出力端子(TM3)の⑦⑧
に接続する。(無極性)
電源
ランプまたは
管理機器
接点定格
最大 AC 100V/200V
DC 24V
最小 AC 100V/200V
DC 5V
1A
1A
100mA
100mA
8 電動ダンパーなどと接続したり、運転信号を取り出す
結線図を参照して電動ダンパーからの電源線をモニ
タ出力端子(TM3)の⑨⑩に接続する。(無極性)
モニタ出力端子
(TM3)
電源
メモ
電動
ダンパー
●外部入力信号に対する応答時間は、下表のようになります。
接点定格
最大 AC 100V/200V
DC 24V
最小 AC 100V/200V
DC 5V
ランプ
2A
2A
100mA
100mA
外部信号形態
レベル信号
パルス信号
応答時間
最大7sec
最大200msec
9 ヒューミディスタット等と接続する
1.モニタ出力端子(TM3)の⑪⑫にネジ止めされている短
絡片をはずす。(短絡片は不要になります)
2.外部加湿制御入力用の無電圧a接点
ヒューミディスタット等をモニタ出力端子(TM3)の⑪⑫
にはずしたネジで接続する。
ネジ
短絡片
AC100VまたはAC200V
接点定格1A以上
ヒューミディスタット等
(加湿許可時:閉)
例 山武社製 (H615A2036)
モニタ出力端子
(TM3)
⑫
⑪
⑩ モニタ出力端子
(TM3)
⑨
⑧
⑦
10 遠方/手元切換・発停入力(レベル信号)を使用する
ロスナイ制御基板上のCN32へ別売の遠方発停用アダプター(PAC-SE55RA)を差し込む。
遠方制御盤
リ
レ
ー
電
源
遠方発停用アダプター(別売)
PAC-SE55RA
リレー回路
ダイダイ1
スイッチ2
X
X
スイッチ1
Y
Y
アカ2
チャ3
配線長は最大10mまで
ロスナイ制御基板
CN32
スイッチ1 ON時は手元リモコン(PZ-52SF3等)
での運転/停止ができません。
スイッチ2 スイッチ1 ON時 スイッチ2のONで
ロスナイ運転、スイッチ2のOFFでロ
スナイ停止ができます。
スイッチ1:遠方/手元切換スイッチ
※PZ-41SK・PZ-41SKTを使用する場合は、遠
方/手元切換は使用できません。
スイッチ2:発停スイッチ
X.Y:リレー(接点定格DC1mA)
19
据
付
工
事
11 外部で強弱ノッチ切換をする(CO2センサーなどと接続する)※LB-100タイプのみ
市販のCO 2センサー等を使用し図のように、コネクタ(強弱切換用)CN16へ別売の遠方発停用
アダプター(PAC-SE55RA)を差し込んで結線する。
CO2センサー例:富士電機社製 形名
ZFWIAY11(後継機種)……AC100V用
ZFWIAY21(後継機種)……AC200V用
外部で強制強ノッチ運転させる
外部で強制弱ノッチ運転させる
スイッチ ON時はリモコンの設定に関係なくロスナイの
風量は強ノッチとなります。
常時弱運転で換気を行い、外部のセンサーで室内空気の
汚れを検知したときに強運転になるような使いかたをし
ます。
スイッチ ON時はリモコンの設定に関係なくロスナイの
風量は弱となります。
常時強運転で換気を行い、外部のセンサーで室内空気の
汚れが少ないときに弱運転となるような使いかたをしま
す。
CO2センサー等
(CO2増加時:閉)
遠方発停用アダプター(別売)
PAC-SE55RA
ロスナイ制御基板
ダイダイ1
スイッチ
遠方発停用アダプター(別売)
ロスナイ制御基板
PAC-SE55RA
CN16
ダイダイ1
CN16
アカ2
アカ2
スイッチ
チャ3
スイッチ:強ノッチ運転スイッチ
(閉時、強ノッチ運転します)
CO2センサー等
(CO2減少時:閉)
チャ3
強弱切換
使用しない為
確実に絶縁処理する
強弱切換
スイッチ:弱ノッチ運転スイッチ
(閉時、弱ノッチ運転します)
使用しない為
確実に絶縁処理する
配線長は最大10mまで
配線長は最大10mまで
12 三菱フリープラン空調機、ロスナイリモコン(PZ-52SF3等)または、三菱ビル空調管理システム(MELANS)と接続する
※本項の結線に従い集中管理を行う場合リモコンスイッチ(PZ-42SM等)は使用できません。
アドレス設定が必要です。(機能設定参照)
M-NET伝送線入力端子台
TB5
M-NET伝送線……空調機リモコン、ロスナイリモコン
または三菱ビル空調管理システム
(MELANS)のいずれかをロスナイに
つなぎます。
種類(シールド線 CVVS・CPEVS)
線径 1.25㎜2∼2.0㎜2
●M-NET伝送線を伝送線入力端子台(TB5)の A B に
確実に接続する。
三菱フリープラン空調機を連動する
空調機
空調機
空調機用
リモコン
ロスナイ
M-NET伝送線
ロスナイリモコン(PZ-52SF3等)またはMELANSと接続する
●給電ユニットを接続する。
給電ユニット
MELANS
M-NET伝送線
ロスナイ
(別売)
※伝送線の総配線長は500mまでとしてください。なお、
ロスナイと給電ユニット(別売)または室外機との配線
長は200mまでとしてください。
20
ロスナイリモコン
機能設定
三菱フリープラン空調機、ロスナイリモコン(PZ-52SF3等)、MELANSと接続する場合は
アドレス設定が必要です。
アドレス設定のしかた
ロスナイ専用のアドレス設定をする場合は下記により行
ってください。
ユニットアドレスの決めかたについては現地のシス
テムにより異なりますので技術資料等を参照してく
ださい。
1.ネジ1本をはずしてコントロールボックスカバーを
開ける。
2.基板上のアドレス設定スイッチを、マイナスドライ
バー等で回す。
●(SA1)は10の位、(SA2)は1の位を示します。
●工場出荷時は「00」です。
※アドレス番号を変更しますと、メモリ内のデータが自
動的にリセットされます。
機能切換スイッチ(SW-2、5)の切り換え
基板上の機能切換スイッチ(SW-2、5)にて必要な機能設定を行います。
●いつでも設定変更ができます。
(SW2)
(SW5)
ON
ON
1 2 3 4 5 6 7 8
送
風
機
・
電
磁
弁
試
運
転
パ
ル
ス
入
力
設
定
バ
イ
パ
ス
ダ
ン
パ
ー
試
運
転
風
量
制
御
方
式
の
切
換
ス
イ
ッ
チ
電
源
発
停
加
湿
自
律
有
効
の
設
定
加
湿
操
作
設
定
1 2 3 4 5 6 7 8
遅
延
設
定
給
気
送
風
機
モ
ニ
タ
空
調
機
霜
取
時
排
気
送
風
機
停
止
停
電
自
動
復
帰
フ
ィ
ル
タ
ー
メ
ン
テ
ナ
ン
ス
時
間
設
定
連
動
モ
ー
ド
設
定
設定項目
1 パルス入力の設定
2 風量制御方式の切換設定(LB-100タイプのみ)
3 電源発停機能(PZ-41SK・PZ-41SKT使用時は設定できません)
4 加湿自律有効の設定(外気温度12℃以上での加湿運転禁止)
5 加湿操作の設定(リモコン、空調機等がない場合の加湿器自動運転)
6 遅延の設定(空調機冷暖房起動時の遅延動作)
7 給気送風機モニタ
8 空調機霜取時排気送風機停止
9 停電自動復帰の設定(PZ-41SK・PZ-41SKT使用時は設定できません)
1
0 フィルターメンテナンス時間の設定
1
1 連動モードの設定
21
据
付
工
事
2 風量制御方式の切換設定(LB-100タイプのみ)
1 パルス入力の設定
スイッチ
SW2
設 定
ON
OFF
モ ー ド
パルス入力なし
(工場出荷時)
スイッチ
設 定
SW2
ON
2
モ ー ド
通常(工場出荷時)
4.OFF (リモコン・MELANS等
5.OFF の操作に従い運転)
4 5
パルス入力あり
ON
ON
4.ON
5.OFF
ON
2
強固定モード
(常に強ノッチ)
4 5
ON
弱固定モード
4.OFF (常に弱ノッチ)
5.ON
4 5
3 電源発停機能
(PZ-41SK・PZ-41SKT使用時設定不可)
4 加湿自律有効の設定
スイッチ
モ ー ド
スイッチ
無効(工場出荷時)
電源投入時、SW5-4の設
定に応じて停止または運
転する
SW2
SW2
設 定
ON
OFF
6
ON
ON
設 定
ON
OFF
モ ー ド
許可(工場出荷時)
外気温度12℃以上での加
湿運転許可
7
有効
電源入・切で運転可能
ON
ON
6
禁止
外気温度12℃以上での加
湿運転禁止
7
5 加湿操作の設定(加湿器自動運転)
6 遅延の設定(空調機冷暖房起動時の遅延動作)
スイッチ
(PZ-41SK・PZ-41SKTを使用する場合は、リモコン側で設定します)
SW2
設 定
ON
OFF
モ ー ド
自動運転しない
(工場出荷時)
スイッチ
設 定
SW5
ON
OFF
8
ON
ON
ON
ON
8
1
スイッチ
SW5
設 定
ON
OFF
モ ー ド
スイッチ
運転モニタ出力(TM3⑨⑩)
排気送風機に対応
(工場出荷時)
SW5
設 定
ON
OFF
モ ー ド
空調機除霜時運転
(工場出荷時)
3
ON
ON
22
遅延動作30分
※停止後2時間以内に運
転した場合は遅延動作
しません
8 空調機霜取時排気送風機停止
2
2
遅延動作なし
(工場出荷時)
1
運転時、外気温度12℃以
下で自動的に加湿運転す
る
7 給気送風機モニタ
モ ー ド
運転モニタ出力(TM3⑨⑩)
給気送風機に対応
空調機除霜時停止
ON
ON
3
機能設定 つづき
9 停電自動復帰の設定
1
0 フィルターメンテナンス時間の設定
(PZ-41SK・PZ-41SKT使用時設定不可)
想定される発生塵埃量に合わせてフィルターのメ
ンテナンス時間を設定する。
(PZ-41SK・PZ-41SKTを使用する場合は、リモ
コン側で設定する)
スイッチ
SW5
設 定
ON
OFF
モード(動作)
自動復帰なし(工場出荷時)
復帰後停止
スイッチ
4
ON
ON
設 定
SW5
自動復帰あり
復帰後停電前のモードで運
転
5 6
5.ON
6.OFF
(PZ-41SK・PZ-41SKTを使用する場合はリモコン側で設定します)
設 定
ON連動
外部機器が運転すればロス
ナイも運転。停止はリモコン
スイッチまたは、MELANS
による。
7.OFF
8.ON
OFF連動
外部機器が停止すればロス
ナイも停止。運転はリモコ
ンスイッチまたは、
MELANSによる。
7 8
ON
7 8
外部入力優先
ON
5 6
モ ー ド
7.ON
8.OFF
ON
1500時間
ON
1
1 連動モードの設定
SW5
3000時間(工場出荷時)
ON
5.OFF
6.OFF
4
スイッチ
7.ON
8.ON
モ ー ド
4500時間
ON
5.OFF
6.ON
5 6
ON
5.ON
6.ON
無制限
(リモコンのフィルターク
リーニング表示なし)
5 6
外部機器の運転・停止によりロスナイが運転・停止する。
外部機器の停止時のみリモコンスイッチまたはMELANS操作
有効。
7 8
ON/OFF連動(工場出荷時)
ON
7.OFF
8.OFF
据
付
工
事
外部機器の運転・停止によりロスナイが運転・停止する。
リモコンスイッチまたはMELANSによる後押し操作可能。
7 8
試運転
システム全体の設置完了後、天井板を張る前に誤結線がないか確認し、各システムのリモコ
ン(リモコンスイッチ・外部機器用操作スイッチ)の取扱説明書を参照して試運転を行う。
システム全体の中でのロスナイ試運転
■空調機または外部機器と連動運転システムの場合
●空調機のリモコンスイッチまたは外部機器用操作スイッチを利用して空調機とロスナイの連動を確認する。
●遅延設定されている場合は(フリープラン空調機の場合は冷暖起動時)遅延時間経過後にロスナイの運転を確認する。
■MELANSシステムの場合
●三菱ビル空調管理システム(MELANS)にてロスナイの運転を確認する。
23
試
運
転
試運転 つづき
ロスナイ単独の試運転
試 運 転 動 作
ON
SW2
1 2 3
1
SW2-1
送風機用電動機(M1、M2)に通電され強ノッチで運転開始と同時に電磁弁が開き給水開始
SW2-3
バイパスダンパー用電動機に通電されダンパー板が動作する
2
運転開始と加湿確認
1.ロスナイに電源を供給する。
2.送風機・電磁弁試運転スイッチ(SW2-1)を「ON」にする。(強ノ
ッチで運転します)(給水開始します)
3.加湿エレメントへの給水チューブを1か所はずし水が供給されて
いるか確認する。
換気モード切換動作確認
1.バイパスダンパー試運転スイッチ(SW2-3)を「ON」にする。
(普通換気状態になります)
2.ロスナイ本体内のダンパーが切り換わるか確認する。
3.メンテナンスカバーを開けダンパーの動作を確認する。
(動作音で確認する)
確認終了後SW2-1、SW2-3をOFFにする。
リモコンスイッチ(PZ-42SM・PZ-52SF3等)を使用する場合の試運転
PZ-52SF3の場合のメモ
●ロスナイのみのシステムの場合は、給電ユニット(別売)が必要です。
●ロスナイ、
リモコンスイッチのアドレス設定およびグルーブ登録をします。
アドレス設定、
グルーブ登録の方法はMELANS、
またはリモコンスイッチの取扱説明書および据付工事説明書を参照してください。
運転開始
PZ-42SM
1
→
1.ロスナイに電源を供給する。(「HO」が45秒以内点滅)
2.「HO」表示消灯後、運転ボタンを押す。
(運転ランプが点灯し、ロスナイ運転開始)
運転/停止
PZ-52SF3
運転ボタンを押す。(運転ランプが点灯し、ロスナイ運転開始)
●リモコンの表示が何もされない場合は、給電ユニットが接
続されているか確認してください。
●「HO」表示がでるときは、グループ登録されているか確認し
てください。
運転/停止
2
風量の切換え動作の確認 ※LB-100タイプのみ
PZ-42SM
PZ-52SF3
風量
強/弱
風量調節
換気モードの切換え動作の確認
PZ-42SM
3
1.換気モード切換ボタンを押す。
(押すたびに「熱交換」固定→「普通換気」固定→「自動切換」
→「熱交換」固定と切り換わります)
2.ロスナイ本体内のダンパーが切り換わるか確認する。
3.メンテナンスカバーを開けダンパーの動作を確認する。
●外気温度が8℃以下のときは、普通換気に切り換わりませ
ん。
●ダンパーが動作する前に排気換気扇が約30秒停止します。
(ダンパー動作をスムーズにするため)
熱交換
自動切換
普通換気
換気モード
PZ-52SF3 換気 自動
熱交換 普通 4
5
24
加湿動作の確認
PZ-42SM 加 湿
熱交換
自動切換
入/切
PZ-52SF3
運転停止
加湿
加湿
換 気 自動
熱交換 普通 加湿
運転/停止
1.風量切換ボタンを「強・弱」に切り換える。
(押すたびに強→弱→強が切り換わります)
2.ロスナイの給・排気の風量が強/弱に切り換わるか確認する。
(SW2の3・4・5がONに設定されていた場合はそれぞれ
の設定に従います)
1.加湿ボタンを押す。
表示部に「加湿」が表示され、加湿を開始する。
2.メンテナンスカバー(加湿用)をはずす。
3.加湿エレメントへの給水チューブの1か所をはずし、
水が供給されているか確認する。
4.再度加湿ボタンを押すと「切」になり、表示が消灯
する。
運転ボタンを押す。
(運転ランプが消灯し、ロスナイ運転停止)
●試運転終了後、給水バルブまたはサービス弁を閉止し、加湿器の乾燥運転を行ってください。加湿器の乾燥運転は、加湿「切」、
「ロスナ
イ換気」、
「強」ノッチ運転で累計24時間以上運転してください。乾燥運転を行わないと残留水が腐敗し、異臭を生じることがあります。
●異臭の発生した加湿エレメントは交換が必要になります。
回転方向の確認
※LB-150タイプ、LB-200タイプの場合のみ確認してください。●
回転方向
送風機メンテカバーを取りはずし給気用送風機の羽根の
回転方向を確認する。
(回転方向は、送風機の羽根ケーシング部の表示を参照ください)
この方向から回転方向を
確認してください
● 排気用送風機の回転方向は、給気用送風機の回転と同じです。
回転方向の確認は必要ありません。
お願い
排気用送風機
送風機
メンテナンス
カバー
● 回転方向が逆回転の場合、本体への電源接続の結線を入
れ換えてください。
給気用送風機
試運転時異常があった場合
現 象
リモコンスイッチ(PZ-42SM等)
の運転スイッチを押しても運
転しない
処 置
●電源確認(指定電源単相200Vまたは三相200V、線径φ1.6以上、開閉器容量)
●伝送線の短絡、断線の確認(伝送端子間電圧がDC9∼15Vを確認)
●伝送線と電源線および他の伝送線とが50㎜以上離れているか確認
●試運転スイッチ(SW2-1)にてロスナイ単独で運転を行いロスナイ運転を確認する
ロスナイは運転する
ロスナイは運転しない
→ 伝送線を点検
→ 電源の確認
●リモコンスイッチ(PZ-42SM等)が3個以上取付けられていないか確認(最大2個まで)
ロスナイリモコン(PZ-52SF3等)
に「HO点滅」
●ロスナイリモコン(PZ-52SF3等)またはMELANSにて登録操作を行う
(ロスナイリモコン、MELANSの据付工事説明書による)
ロスナイリモコン(PZ-52SF3等)
またはMELANSの運転スイッ
チを押しても運転しない
●電源確認(指定電源AC100VまたはAC200V、線径φ1.6以上、開閉器容量)
●給電ユニットの有・無および電源が入っているか確認(ロスナイのみのシステムの場合、給電ユニットが必要です)
●伝送線の短絡、断線の確認(伝送端子間電圧がDC20∼30Vを確認)
●伝送線と電源線および他の伝送線とが50㎜以上離れているか確認
●試運転スイッチ(SW2-1)にてロスナイ単独で運転を行いロスナイ運転を確認する
ロスナイは運転する
ロスナイは運転しない
空調機または、外部機器と連
動しない
→ 伝送線を点検
→ 電源の確認
●パルス入力スイッチ(SW2-2)が「OFF」になっているか確認
●空調機または外部機器とロスナイ間の伝送線の総延長を確認(技術資料等を参照してください)
●外部制御入力端子(TM2)の接続を確認
有電圧DC12Vまたは24V出力機器の場合 外部制御入力端子 ①②に接続
外部制御入力端子 ①③に接続
無電圧a接点出力機器の場合
外部制御入力端子 ①②に接続
当社製ミスタースリムエアコンの場合
●空調機リモコン、MELANSにて登録操作を行う
(空調機リモコン、MELANSの取扱説明書による)
●連動モード設定がON連動または、OFF連動になっていないか確認(ON/OFF連動または、外部入力優先に設定し直す)
●遅延設定されていないことを確認
●外部機器とロスナイ間の信号線の総延長を確認(技術資料等を参照してください)
●外部機器からの信号線を外部制御入力端子からはずして確認
有電圧DC12Vまたは24V出力機器
無電圧a接点出力機器
当社製ミスタースリムエアコン
ロスナイが停止しない
制御ボックス内部の点検表
示ランプ(LED1緑)が点滅し
ている
運転信号
DC12Vまたは24V
抵抗0Ω
DC2∼6V(パルス信号)
停止信号
DC0V
抵抗無限大Ω
DC2∼6V(パルス信号)
●ロスナイ複数台運転で外部制御入力端子に接続されているロスナイの主/従切換スイッチが主設定になってい
るか確認またはその他のロスナイは従設定になっているか確認
●試運転スイッチ(SW2-1)が「OFF」になっているか確認
2回
3回
4回
5回
6回
7回
ロスナイ側回路の故障
ダンパーモータ関係の故障
ロスナイ(OA側)サーモ関係の故障
ロスナイ(RA側)サーモ関係の故障
加湿コネクタのはずれ
加湿器の故障
点灯
遅延中
電源を切ってお買上げの販売店にお申しつけくだ
さい。
リモコンスイッチ(PZ-42SM等)がない場合は、
30分経過後消灯(運転)します
制御ボックス内部の点検表示
ランプ(LED2赤)が点滅してい
る
1回
電源を切ってお買上げの販売店にお申しつけくだ
∼
M-NET通信上の異常
さい。
8回
登録操作をしていない
点灯
コントローラにて登録操作をしてください
※M-NETを使用しない場合は、LED2の点滅・点灯は異常ではありません
加湿しない
●サービス弁が開いているか確認
●空調機が暖房運転中か確認(暖房時に加湿器が運転します)
●加湿自律有効設定(SW2-7がON)されているか確認(自律有効設定されている場合、外気温度12℃以上では加湿しません)
■リモコンスイッチに点検ナンバーが点滅表示したときはリモコンスイッチに付属の据付工事・取
扱説明書または「ロスナイ技術資料」に従って処置する。
■リモコンスイッチを使用しない場合はロスナイに電源が投入されてから約45秒後に運転を開始する。
25
試
運
転
保守点検
長い間ご使用いただくため、1年に1回を目安に下記の点検を工事店にご依頼ください。
●保守点検の際は必ず分電盤のブレーカーを
切る
(通電状態では感電やけがをすることが
あります)
点検部品
ストレーナ
加湿エレメント
点検項目
●保守点検の際は手袋を着用する
(着用しないとけがの原因になります)
●保守点検後の部品の取付けは確実に行う
(確実に行わないと落下によりけがをすることがあります)
保 守 点 検 内 容
処置方法
ごみによる目づまりの 目づまりが生じている場合は洗浄
点検
Oリング亀裂の点検
亀裂が生じている場合は交換 ※注1
加湿エレメント表面 加湿エレメント表面から水が吹き出す場合は交換
※注2
からの漏水点検
加湿エレメント表面の ほこりで風路がふさがれている場合は掃除機にて傷つけ
ごみ・ほこり点検
ないよう清掃、または27ページを参照し水洗いをする
保守を怠った場合
加湿不能
水漏れ
水漏れ
風量低下
加湿能力低下
※注1……交換用Oリング:市販品P22ー1A
※注2……結露等により少量の水がでる場合がありますが異常ではありません。
加湿エレメントの交換時期について
水道水内の不純物や混入物質が加湿エレメント内に堆積するため、加湿能力は徐々に
低下します。
●使用過程において加湿量が少なくなった場合は、加湿エレメントの交換(お客さまご負担)を検討願
います。
●交換時期については、運転時間・水質条件によって異なりますが、加熱加湿付(KC3)タイプは5年
(5000時間)、加湿付(KX3)タイプは7年(7000時間)を目安としてください。
ストレーナの清掃のしかた
キャップ
※図はLB-150KX3を示す
フィルター
平皿座金
ストレーナー
お願い
キャップ
フィルター
平皿座金
26
1. サービス弁を閉じる。
(残留水の飛散防止のため)
2. ストレーナのキャップをスパナ(工具)などで
はずす。
3. フィルターをはずして、内側に付着した汚れ
を水で洗い落とす。
4. 取りはずしと逆の順序で、平皿座金・フィル
ター・キャップを取付ける。
5. サービス弁を開く。
ストレーナ
●
キャップは、水漏れしないよう確実に締め付
けてください。
平皿座金の方向性
図のように平皿座金のへこんだ側がフィル
ター側になるよう取付けてください。
加湿エレメントの目視点検
加湿部メンテナンスパネルをはずし、加湿エレメント表面に漏水・目づまり
がないか点検する。
漏水………加湿エレメントの交換が必要
目づまり…掃除機で清掃する
⋮
…水洗いをする
加湿エレメントの水洗いのしかた
バケツなどに水を入れ加湿エレメントを4∼5回揺
らすように上・下させて、ごみ・ほこりを洗い流
す。(加湿エレメントの水入口部は水につけない)
お願い
たわしでこすることはしないでください。
直接ホースで水をかけないでください。(加湿
エレメントが破損し水漏れの原因となります)
● 40℃以上の湯や洗剤は使用しないでください。
●
●
たわし
ホース
加湿エレメントの交換のしかた
1
加湿部メンテナンスパネルをはずす
加湿部メンテナンスパネル
●ネジをはずして、手前に引きはずす。
ネジ
2
減圧電磁弁の給水チューブをはずす
※図はLB-150KX3を示す
加湿エレメント
●減圧電磁弁から出る給水チューブを左図のよう
にはずす。
減圧電磁弁の数量
LB-100KX3
LB-150KX3
LB-200KX3
LB-100KC3
LB-150KC3
LB-200KC3
減圧電磁弁
給水チューブ
1個
2個
2個
1個
3個
4個
※加湿エレメント内に水が残っている場合は、
その水が流出するので注意する。
27
保
守
点
検
保守点検
3
つづき
加湿エレメントを引き出す
給水チューブ
1. 手前の加湿エレメントに入る給水チューブを
はずし、加湿エレメントを取り出す。
2. 奥の加湿エレメントも同様に給水チューブを
はずしてから取り出す。
LB-150・200タイプの場合
ネジ
●
一番下の加湿エレメントを取りはずすときは
ネジ2本をはずす。
加湿エレメント数量
加湿エレメント
お願い
●
4
LB-100KX3
LB-150KX3
LB-200KX3
LB-100KC3
LB-150KC3
LB-200KC3
給水チューブは、折り曲げ・引っ張りなどし
ないでください。
1列
3列
4列
1列
3列
4列
5個
6個
8個
4個
5個
7個
新しい加湿エレメントを取付ける
●
給水チュープ
奥の加湿エレメントから順に、給水チューブ
を取付けながら入れる。
ネジ
加湿エレメント
5
減圧電磁弁に給水チューブを取付ける
6
加湿部メンテナンスパネルを取付ける
●
取りはずしと逆の順序で行う。
点検後の確認
1.サービス弁を必要に応じて開けます。
●夏期は加湿を必要としない場合が多いため、サービス弁を閉じておくことをおすすめします。
2.冬期(加湿時期)は凍結防止用ヒーターの工事がしてある場合はヒーターの電源が入っているか確
認してください。
中津川製作所 〒508-8666 岐阜県中津川市駒場町1番3号 電話0573-66-2111
この説明書は、
再生紙を使用
しています。