JSS Ⅳ 10 - 2014 高力ボルトの遅れ破壊評価法

「高力ボルトの遅れ破壊評価法ガイドライン」正誤表
修正箇所
誤
正
付-21頁
E.5 VC14鋼で作製した高力ボルトの破断率
E.5 VC14鋼で作製した高力ボルトの破断率
-0.21
-0.49
ここでは,JSSCテクニカルレポートNo.91の4章と付録Cに報告されている水素トラップ量の
ここでは,JSSCテクニカルレポートNo.91の4章と付録Cに報告されている水素トラップ量の
表E.3,
偏差積和
多いVC14鋼(引張強さ σ B = 1455MPa )を用いてM22,JISメートル並目ねじの高力ボルトを作製
多いVC14鋼(引張強さ σ B = 1455MPa )を用いてM22,JISメートル並目ねじの高力ボルトを作製
付-21頁
した場合の遅れ破壊破断率を推定する.なお,本ボルトは実際に暴露試験を実施していないので
した場合の遅れ破壊破断率を推定する.なお,本ボルトは実際に暴露試験を実施していないので
* 2
* 2
( S ξC ) = 0.084
比較する破断率データはない.
E.2.3項,
4行目
!
( S ξC ) = 0.459
比較する破断率データはない.
!
E.5.1 CSRTによる HC* の評価
E.5.1 CSRTによる HC* の評価
ここでは一例として,
付-28頁,
2行目
E.1.1と同様の手順で表E.6を得る.
E.1.1と同様の手順で表E.6を得る.
ここでは,
!
!
付-28頁
表E.6 VC14鋼の局所水素濃度と最大軸方向応力
表E.6 VC14鋼の局所水素濃度と最大軸方向応力
表E.6
HC *
σ max*
x=
y=
(ppm)
(MPa)
ln(HC* )
ln(σ max* )
1
2.52
3081
0.92
8.03
2
3.74
2904
1.32
7.97
3
4.76
2608
1.56
7.87
n
4
5.27
2840
1.66
7.95
5
9.68
2256
2.27
7.72
6
10.59
2004
2.36
7.60
7
10.93
2115
2.39
7.66
8
15.30
1711
2.73
7.44
x, y
1.90
7.78
Sxx , S yy
2.74
Sxy
!
!
0.30
-0.87
!
E.5.2 HC に対する σ
*
*
max
E.5.2 HC* に対する σ max* の標本回帰直線の算定
の標本回帰直線の算定
E.1.2項と同様の手順で表E.6から算定した標本回帰直線を図E.10に示す.
E.1.2項と同様の手順で表E.5から算定した標本回帰直線を図E.10に示す.
!
E.5.3 Sσ
*
max
!
E.5.3 Sσ max* から S HC* の逆推定
から S H の逆推定
*
C
本ボルトは一般的な使用条件である引張強さ σ B の75%( 標準ボルト軸力)で締め付けられて
本ボルトは一般的な使用条件である引張強さ σ B の75%( 標準ボルト軸力)で締め付けられて
2
いると仮定する.M22のねじ部有効断面積は
A e = 303mm 2 でなので引張軸力は S N = 331kN と
いると仮定する.M22のねじ部有効断面積は A = 303mm でなので引張軸力は N = 331kN と
e
S
E . 1 . 3 項,
と軸
同方
様向
に最
して
,力
ね じ 底 部 の 公 称 応 力 Sσ N = 1091MPa , 軸 方 向 最 大 応 力
な る . E . 1 . 3 項 と 同 様 に して , ね じ 底 部 の 公 称 応 力な
大応
σる =.1091MPa
S N
*
*
* 7.61 を 得 る . 以 上 か ら 得 ら れ る
*
,
σ
=
2158MPa
y
=
HC* の 統 計 量 S λC* = 2.233 ,
る H の 統 計 量S λ = 2.233 ,
σ
= 2158MPa , y = 7.61 を 得 る . 以 上 か ら 得 ら Sれmax
S
S
max
S
S
C
S
C
* 2*
) )=が求まる.
0.046 を用いて,図E.11に示す S HC* の確率密度関数 fC (H * ) が求まる.
( S ξC* )2 = 0.046 を用いて,図E.11に示す S HC* の確率密度関数( fSCξ(H
C
!
!
E.5.4 浸漬試験による S HE* の評価
E.5.4 浸漬試験による S HE* の評価
4章の手順と同様の方法でVC14鋼試験片の浸漬試験を実施した結果が文献[1]の図7.22に示さ
4章の手順と同様の方法でVC14鋼試験片の浸漬試験を実施した結果が文献[1]の図7.22に示さ
れており,試験片内の平均侵入水素量
れており,試験片内の平均侵入水素量 HE は1.71ppmである.最大静水圧応力
σ * = 1325MPa HE は1.71ppmである.最大静水圧応力 Sσ m = 1325MP
S m
から局所侵入水素濃度 S HE* は4.90ppmとなる.これより対数正規分布する局所侵入水素濃度
から局所侵入水素濃度 H * は4.90ppmとなる.これより対数正規分布する局所侵入水素濃度
*
S
E
HE* の統計量として S λE* = −1.589 , ( S ξE* )2 = 0.04 を得る.この統計量から図E.11に示す S HE* の
HE* の統計量として S λE* = −1.589 , ( S ξE* )2 = 0.04 を得る.この統計値を用いて(5.20)式により図
S
確率密度関数 fE (H * ) が求まる.
E.11に示す H * の確率密度関数 f (H * ) が求まる.
S
!
S
E
!
E
E-!10
E-!10