CA4129 フローシート flow sheet JFEのアクアソリューション 繊維ろ過ユニット 定流量弁 Suisen 制御盤 Suisen 処理水弁 排水弁 空洗ブロワ 洗浄排水弁 空洗弁 吊下げ機構付伸縮型繊維ろ過装置 High Speed Fiber Filtration Media 未ろ水弁 逆洗弁 処理水管 処理水 逆洗管 原水管(未ろ水管) 凝 集 剤 調整剤 pH 滅 菌 剤 原 水 流量計 Suisen 逆洗水 洗 浄 排 水 管 放流水 ※1 原水水質や処理の目的により、必要な場合のみ注入します。 ※2 緩速ろ過設備の前処理として使用する場合は注入しません 。 ※1 ※2 用 途 application 緩 速ろ過 設 備 Suisen 急 速ろ過 設 備 原 水 処理水 膜ろ過設備 原水中の濁質や色度が取り除か れます。 仕 様 method ろ材 長さ 1 ,0 0 0 mm シリーズ 装置 型 式 ろ過機内径 参考処理水量 洗浄排水量 洗 浄 時 間 本 体 材 質 配 管 材 質 自 動 弁 I P F - C F - □ - 310 φ300 34 ∼ 81m3/日・基 0.4m3/回・基 I P F - C F-□ -4 1 0 I P F-C F-□ -5 1 0 φ400 φ500 60 ∼ 151m3/日・基 94 ∼ 235m3/日・基 0.7m3/回・基 1.0m3/回・基 20 分 / 回 G-FRP HIVP( 一部 SUS) 電動式バタフライ弁(IP65 以上) I P F-C F-□ -6 1 0 φ600 134 ∼ 336m3/日・基 1.4m3/回・基 備 考 LV=480 ∼ 1,200日※1 標準洗浄工程 オプション:SUS304 ろ材 長さ 1 ,5 0 0 mm シリーズ 装置 型 式 ろ過機内径 参考処理水量 洗浄排水量 洗 浄 時 間 本 体 材 質 配 管 材 質 自 動 弁 I P F - C F - □ - 315 φ300 72 ∼ 144m3 /日・基 0.7m3/回・基 I P F - C F-□ -5 1 5 φ500 187 ∼ 360m3 /日・基 1.6m3/回・基 I P F-C F-□ -6 1 5 I P F-C F-□ -9 1 5 I P F-C F-□ -1 2 1 5 備 考 φ600 φ900 φ1,200 264 ∼ 528m3/日・基 600 ∼ 1,200m3/日・基 1,080 ∼ 2,160m3/日・基 LV=960 ∼ 1,920日※1 2.3m3/回・基 5.1m3/回・基 0.7m3/回・基 20 分 / 回 標準洗浄工程 SUS304 SUS304 電動式バタフライ弁(IP65 以上) 装置型式□はF(精密ろ過用)、S(一般用)、R(排水ろ過用)のいずれかになります。 ※1 水質によって異なります。弊社が責任を持って最適なスピードを選定します。 『すいせん』 一 次ろ過 装 置の新たな時 代の始まりです。 『すいせん』は、"上向流連続移動床式ろ過機に代わる処理装置"を目的に開発された一次ろ過装置です。 従来の直接ろ過方式にない特徴を持つ繊維の特性と、吊下げ機構というアイディアを付加することに よって、 ろ過速度・ろ過性能・逆洗性能を比類ないレベルで達成することが出来ました。 『すいせん』のもたらす様々なメリットにご期待下さい。 製品の仕様は性能の改良等の為、予告無しに変更することがあります。 CLEANING UP THE LIVING ENVIRONMENT アクアソリューション本部 上水プラント事業部 〒230-8611 横浜市鶴見区末広町二丁目 1 番地 Tel.045-505-8762 Fax.045-505-8769 BSY.2014-10-1.BSY.A High Speed Fiber Filtration Media Suisen 『すいせん』は は、今までの一次ろ過機の問題点を一 挙に解決するために開発された次世代の装置です。 大量の凝集剤が注入可能 ろ材の形状と種類 優れた繊維の特性と洗浄機構が、従来の砂による直接ろ過方式では実現出来なかった「色度 を除去出来る領域」までに大量の凝集剤が注入出来るようになりました。この結果、濁度の 除去という従来の一次ろ過装置の目的に加え、 「色度除去」という新たな領域への導入が 可能となります。 この装置の生命線ともいえる繊維モジュールは、一本の強力な 芯材に多量の繊維がループ状に織り込まれた形状です。 圧縮されて縮んだろ材が 少量の逆洗水と大量の空気を使用して ろ過原水 洗浄排水 モジュール: 長 1,000mm or 1,500mm(1本当り) 材 質: ポリプロピレン モジュールは 精密ろ過用(Type-F)、一般用(Type-S)、排水 ろ過用 (Type-R) の3種類あり、 それぞれの種類で長さの異なる モジュールをラインナップし、原水の水質や処理水の用途に よって、 6種類の組合せの中から最適なものをご提供出来ます。 Type-F(精密ろ過用) Φ120 Type-R(排水ろ過用) Φ160 Type-S(一般用) Φ120 吊下げ効果について 従来の一次ろ過機は砂を使用したものが 主流でしたが、通水速度に限界がある為、 設置スペースの確保や、洗浄排水量が多 い、装置が複雑等の問題点がありました。 その問題を解決する方法として、チップ状 の繊維を使った一次ろ過装置が市場化 されましたが、経年に従って濁質抑留量 の減少等、性能の低下が問題となって いるのが実情です。 当社の一次ろ過装置『すいせん』は、一次 ろ過装置としての本来の目的を達成 させ、且つ既存の砂や繊維による装置の 問題点を一挙に解決する為に開発された 装置です。 処理水 逆 洗 水 洗浄空気 原水中のSSをキャッチします 短時間で強力な洗浄効果が得られます 理想的な繊維ろ材による 濁質抑留量の増加 優れた洗浄機構 洗浄に際しては、水と併用して、大量の空気 を使用します。洗浄効果は主に空気によるも ので、疎水性の良好なポリプロピレンろ材と 相まって、濁質の剥離性が良いのが特徴で す。又、逆流洗浄に合わせて (圧密状態の)繊 維が初期状態に戻ろうとする作用も、洗浄効 果に貢献しています。 ろ材の特徴と吊下げ機構によって、通水時に は繊維の圧密化が上部から下部に向かって 進行。 この結果、 「粗から密へ」の理想的な全 層ろ過となるため、濁質抑留量が大きく、一 般的な砂ろ過に比べて5∼8倍の捕捉量が 得られます。 繊維の「圧密」 という特性を最大限に発揮させるために必要となった通水速度。超高速の由来 はむしろ従属的なものでした。 ろ過速度の設定はここから出発したのです。 この発想から最適化 された設計ろ過速度 (LV) は、LV=480 ∼ 1,920m/日(20 ∼ 80m/h)という領域にまで飛躍的に 高まり、省スペース化を実現しました。 □処理量4,000m /日の比較 3 移動床上向流式 通水初期 通水初期 圧密が早く、 ろ過時間が短く なってしまう 通水終期 十分に濁質が取り 除かれ、繊維が元 の通りに伸びきる 繊維の圧縮が抑制 され、差圧の上昇 が緩やかになる 順調に濁質を 捕捉する 再生後 通水終期 十分に濁質が取り 除けず、繊維が元 に戻りにくい 繊維が圧縮し過ぎ て、差圧の上昇が 激しい Suisen 記号 単位 砂ろ過機 移動床上向流式 すい せん 1,572 ろ 過 機 速 度 LV m/d 150 240 ろ 過 機 内 径 D mm 2,950 2,800 900 基 礎 寸 法 DIM m W18.5×D5.5 W11.0×D5.0 W7.0×D2.6 A m2 101.8 55.0 18.2 Ra1 − 100% 54% 18% − − 100% 33 kN 1,420(144.8tf) 1,619(165.0tf) 149(15.2tf) Rw1 − 100% 114% 10% Rw2 − − 100% 9% Ra2 運転荷重(基礎不含) W 同 上 比 率 再通水 順調に濁質を 捕捉する 再生後 通水前 同 上 比 率 CLEANING UP THE LIVING ENVIRONMENT 再通水 ○ろ材長を長くする 基 礎 面 積 吊下げ効果1:× 吊下げなしの場合 通水前 吊下げ効果2:濁度成分が多いフロックの場合 項 目 繊維が圧縮し過ぎて差圧の上昇が早く、逆洗時においても十分に伸び きらず、この結果、濁質がスムーズに剥離しません。 『すいせん』は数 ある種類のうち、唯一吊下げ機構を有するもので、通水に伴う圧密と、 洗常時の回復(伸長)作用が、他の装置に比べて大きく異なる点で あり、ろ過速度とろ過性能、この相反する性質を高次元で両立出来る 機構を備えています。 通水前 超高速ろ過による省スペース化 優れた環境性能 ※1 Q=4,000m3/日、原水濁度15度の場合における当社比 ※2 CO2 排出係数 0.37kg-CO2/kwh 2006年度東京電力より 吊下げ効果1:○吊下げありの場合 初回と同じよう にろ過出来る 砂ろ過機 □低洗浄排水比による環境負荷の低減 上向流移動床式の 1/7※1 □低電力消費による省エネルギー及び CO2 削減効果 上向流移動床式に比べ ・年間消費量 6%ダウン※1 ・CO2 削減量 2,967kg/年※2 繊維ろ過装置は、数種類が存在し、 大別すると次のように分類できます。 ① 棒状チップ状の繊維を充填したもので下向流式と上向流式 ② 棒状の繊維を配置したもので吊下げ機構のあるものとないもの ①は、洗浄時の濁質がスムーズに剥離せず、経年に従って濁質抑留量 の減少が問題となります。一次ろ過装置を納入し、問題を抱えている のはこのタイプです。②のうち、吊下げ機構のないものは、通水時には 吊下げ効果2:色度成分が多いフロックの場合 ○ろ材長を短くする 通水終期 通水前 通水終期 ○繊維下部における濁 質の堆積が少なく、 ろ材長を 差圧も上昇しにくい 長くする! ×ろ材長を長くする ×ろ材長を短くする 通水前 ろ材長を 短くする! ○繊維下部で堆積する ことにより、上から の壊れたフロックを 食い止め、差圧の上 昇も大きくならない 通水中期 ×堆積下部での濁質の 堆積が激しく、差圧 ろ材長が の上昇が早い 短いと・・・ 通水前 通水中期 ろ材長が 長いと・・・ ×フロックが繊維下部 で捕捉されず、処理 水にリークする
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