ワークショップ 2「粘膜治癒を目指した炎症性腸疾患の診療~診断・治療~」 司会 松井敏幸(福岡大学筑紫病院消化器内科) 城 卓志(名古屋市立大学大学院消化器・代謝内科学) 炎症性腸疾患(IBD)のうち、潰瘍性大腸炎性(UC)では古くから内視鏡的粘膜 治癒(MH)が観察されてきた。一方、クローン病(CD)では最近になり MH が観察 され、診断手順が論じられ、治療目標とされ始めた。本ワークショップでは、主と して技術的な面からみて、MH の定義、治療法、観察時期、観察範囲、その長期的 意義や臨床寛解などとの関係を論じたい。特に CD における MH の定義が問題にさ れることになろう。もちろん、科学的な側面から、臨床指標や内視鏡指標などが適 切に選択される必要もあろう。
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