M JM PP, AG GP の Uソ HP ル Cソ バ リ ーに ュ ー 対 シ 応 ョ し ン ま が し あ た な 。 た の 解 析 環 境 を 大 き く 変 え ま す 。 2014年4月 今求められているのは、 現象を正確にとらえること JMAGは電気機器の設計・開発のための シミュレーションソフトウェアです。 機器内部の複雑な物理現象を正確にとらえ、高速に分析します。 解析経験の少ない方にも熟練者にも使いやすく、 少ない操作で迷わず確実に結果を得ることができます。 強力な解析機能が設計・開発に新しい価値を創造します。 詳しい情報と30日間無料トライアルのお申し込みはこちら www.jmag-international.com/jp/ JMAGについて JMAGは弊社が開発した電気機器設計、開発のためのシミュレーションソフトウェアです。 1983年以来、数多くの企業、大学のユーザーのご支援をいただきながら利用されてきました。 JMAGは機器内部の複雑な物理現象を正確にとらえ、高速に分析します。 解析経験の少ない方にも熟練者にも使いやすく、少ない操作で迷わず確実に結果を得ることができます。 産業/分野別 JMAGは私たちの生活を支える多くの産業 / 分野でご活用いただいております。 自動車 家庭用電気製品 上流工程における より厳密な レビューのために 電力機器 製品の最終性能を 事前予測 厳しい条件下での性能評価 現代の自動車は沢山の電動機を積んでいます。各 エアコンや冷蔵庫、洗濯機、電磁調理器、掃除機な 電力を生み出す発電機から、中継制御するトラン 部の電動化が進み、窓の開閉、シートの調整などか どの家電製品の開発現場でJMAGが活躍してきまし ス、送電線、 スイッチギアなど、電力系統内のキーデ らはじまり、パワーステアリング、エンジンや駆動系 た。 バイスの開発でも長年使われています。 の制御にモータやアクチュエータが当たり前に使わ れ、その開発にJMAGは貢献しています。 また、地球温暖化問題の切り札とされるハイブ デジタル機器 ファクトリー・オートメーション リッドカー、FCV、EVの根幹となるパワーエレクトロ ニクスの開発にもJMAGは大きく貢献しています。 実測による性能評価が 難しい機器にも 実際の制御状況における 機器の振舞いを予測 小型で実測による性能評価が難しいデジタル機 最近精力的に研究開発が進められているロボット 器用のモータ、アクチュエータ、センサーなどにシ 分野でもモータやアクチュエータの高性能化と制御 ミュレーションが威力を発揮します。 性が鍵となるためJMAGが利用されています。 適用分野、解析機能 JMAG Group JMAGは電気機器の複雑な物理現象を解析するために、磁界を中心に、熱・構 JMAG Groupはグローバルに展開しており、地域ごとのきめ細かなサービスの 造・電界・パワーエレクトロニクスの問題に対応しています。領域をまたがるマル 提供とともに、近年の企業のグローバル化にともなう国際的な業務運営にも対 チフィジックス解析も可能です。 応します。 適応分野 解析機能 インタフェース ● モータ ● 磁界解析 ● 主要CADソフトウェア ● 発電機 ● 電界解析 ● 制御回路シミュレータ ● トランス ● 構造解析 ● 最適化システム ● リアクトル ● 熱解析 ● その他CAEツール ● ソレノイド ● 連成解析 ● アクチュエータ etc. 02 JMAGの4つのコンセプト シミュレーションは、 ミクロの世界を覗く顕微鏡や宇宙の果てに ソルバーの高速性はますます重要になってきています。速さ ある星を捉える望遠鏡に例えられます。 は精度に直結します。速ければ速いほど、そのパワーによって、 よ シミュレーションを通すと、それまでは見えなかった電磁界など り完成度の高いモデルを使ってより正確に現象を捉えることがで が手に取るように見えてきます。 きます。 この新しい情報がものづくりに新しいアイディアをもたらします。 今日の製品開発競争では、細部にいたるまでムダのないメカ 製品内部で起こっている現象をしっかりと捉え、正しく分析するた ニズムが要求されています。 めには精緻なモデリングが必要です。 小さな設計変更が性能に大きく影響することもあります。解析 モデルの精度を上げるにしたがって、解析の分解能が高くなり、 にはその詳細を捉える精度が求められています。 微妙な形状・特性の違いが生み出す影響や細かい現象を感度よく また、速さが実現するものは精度向上だけではありません。設 キャッチすることができます。 計の信頼性も向上させます。 JMAGには、複雑な形状はもちろんのこと、多様な材料特性、電 より多くの設計パラメータの組み合わせについて解析を行う 磁界を中心に熱や構造に渡る幅広い物理現象を正確にシミュレー ことで設計をより確実なものにします。 ションモデルに取り込むための多くの工夫がなされています。 JMAGの高速ソルバーはその要求に応えます。 JMAGはその高い分析力でものづくりを支援します。 効率の高いアルゴリズムの研究開発、解析目的に適した解法 の研究開発、最新のハードウェアやアーキテクチャの利用など、 私たちは常に最高の速度を達成するために努力を続けており、 高い分析能力 高速で安定したソルバーを提供します。 高速計算 オープン インタフェース 高い生産性 私たちはそれぞれのユーザーにとって最適な解析環境を提 提 供したいと考えています。 JMAGは優れた統合環境を提供しますが、それは決して閉じ 便利な機能がたくさんあるのは知っているけれど、 どう た世界ではありません。 やって辿り着けばよいのかわからない… とてもオープンに設計されています。 複雑化した今日のCAEツールは、住み慣れた人には便 ユーザーのスタイルに応じていろいろなソフトウェアやシス 利でも訪問者には冷たい大都市のようです。 テムと組み合わせて使うことができます。 私たちは複雑性を否定しません。それは価値あるCAEに 組み合わせることで解析する力が何倍にもなります。 は必要だからです。 組み合わせることでとても使いやすくなるかもしれません。 しかし、初めて訪れる人たちにもわかりやすく安全な 私たちはオープンであることが最適な解析環境を提供する ユーザーインタフェースが必要だと考えています。 第一歩であることを理解しています。 JMAGは直感的なGUIに加え、親切なヘルプシステムと 評価 システム CAD 操作アクションに対する適切なフィードバック機能によっ パワエレ て、ユーザーの解析業務をしっかりとガイドします。 初めての人にも優しく、毎日使う人達にも使い勝手の良 い、それがJMAGの目指し続けるユーザーインタフェース です。 その他 最適化 CAE 設計 システム 03 JMAGシミュレーションテクノロジー JMAGは高精度と高速を両立させます。複雑な現象を表現するために必要となる高品質メッシュを生成する技術があ ります。 また、CADや他のCAEツールとシームレスに連携する技術、マルチフィジックスなどの精緻なモデリング技術の開 発も進められています。 高速ソルバー JMAGは計算アルゴリズムの開発、チューニングにより高速化への取り組みを続けています。 シングルコアの計算が速いことに加 え、大規模なモデルに対してはハードウェアを有効に活用しノード間の通信量を抑えながら並列化する技術があります。 大規模モデルの計算 ・共有メモリ型(マルチCPU、 マルチコア) ・高並列(MPP)ソルバー ・GPU JMAG は非並列の状態であっても、辺要素の利用 25,000 や高速な ICCG 法を用いることで速さを追及してい 抑える技術を開発しています。 これにより、 クラスタシス テムにおいて、 高い並列度数で演算を実現しています。 20,000 時間 (sec) 速度向上比 ます。 また、高並列化に取り組み、ノード間の通信量を 15,000 10,000 5,000 1 2 4 0 8 並列度数 8core 1GPU CPU core / GPU 2GPU あらゆる問題に対して安定して解析 大量のモデルの計算 複雑な物理現象を高速に解析計算 非線形反復 分散処理 時間周期補正法(EEC) 非線形計算および ICCG の収束性を向上させるた 形状や材料特性を変更したパラメータサーベイを 磁界解析における変動場の時間的な周期性を利用 めに最新の技術を導入しています。 また、サブサイクリ 行うためには、多数ケースの解析が必要です。JMAG に して、過渡解析の初期に生じる過渡状態を抑制し、少な ング手法により、時間ステップの異なる連成解析問題 は、多数ケースの解析を複数のマシンに自動的に振り いステップで定常解を算出します。JSOL 版 EEC 機能 も安心かつ高速に解くことができます。 分ける分散処理機能があります。 は、 どの様な解析対象にも効果があります。 従来 残差 トルク(Nm) 高速反復ソルバー 反復回数 6 5 4 3 2 1 0 -1 -2 ECC使用 ECC未使用 0 0.05 0.1 0.15 0.2 0..2 0 .2 解析時間 (sec) メッシュ CADモデルをJMAGに読み込めば、様々な電磁気現象を正確に表現できるメッシュが生成できます。独自開発された形状認識機 能などメッシュ生成技術によって、解析精度と高速性を両立させています。 スライドメッシュ / 回転機メッシュ 薄板メッシュ レイヤーメッシュ ・複雑な設定なしにコギングトルクに適したメッシュ ・変圧器の遮蔽板 ( 積層鋼板 ) のモデリングに用いる ・指定したソリッド面に平行な層状のメッシュを生成し を自動生成します。 ・ギャップ中には格子状のメッシュを自動生成し、回 転機解析をサポートします。 ・回転機の形状に応じて、部分的なスライドメッシュ や積み上げメッシュも利用できます。 ・スキューにも対応しています。 ことで、精度良く計算するのに必要な層状のメッシュ アダプティブメッシュ 表皮厚メッシュ ・JSOL 独自開発の手法により、回転機のアダプティブ ・境界層メッシャーで生成された表面のメッシュに 解析を高速に、また高精度に行います。従来に比べ、 よって、モデル表面近傍に集中する渦電流の表現が 最大で 10 倍以上の高速化を実現しています。 可能です。 パッチメッシュ 空間自動メッシュ ・ステップ毎にメッシュを生成する、運動を伴う解析の ・既存のメッシュを変更することなく、空間部分のみに ための手法です。 ・電磁リレーなど、スライドメッシュでは扱えないモデ ルにも適用可能です。 04 ます。積層鋼板内を詳細に分析する際に便利です。 を簡単に作成することができます。 対してメッシュを生成します。 ・他の解析で使用したメッシュを利用して、磁界解析用 のメッシュを生成することが可能です。 マルチフィジックス JMAGで行うマルチフィジックス解析は、各解析モデルで異なるインタフェースやファイル操作など煩わしい操作が不要です。 シー ムレスなマルチフィジックス解析のインタフェースを用いて詳細な連成解析を可能にすると共に、1次元解析の技術を用いて短時間 に複合的な物理の影響を見ることもできます。 ● 誘導加熱プレス加工解析 ( 磁界 - 構造双方向連成解析) ● 温度依存性モータ特性解析 (1 次元熱等価回路モデルを組み込んだ磁界解析 ) 大 ● ● ● (電流) ● 小 変形前 ● 変形後 (圧縮) ● ワークの渦電流損失密度分布の変化 ● Coil V 熱1次元モデル 磁界モデル スピーカの音圧レベル評価 ( 磁界 - 構造 - 音の連成解析 ) 音圧レベル (dB) ● Coil U Coil W バスバーの温度、変形解析 ( 熱モデルと構造モデルを用いた熱応力解析 ) 80 60 40 20 0 -20 10 音圧レベル 100 1000 10000 周波数 (Hz) 加速度分布 温度分布と変形 オープンインタフェース JMAGはユーザーのスタイルに応じて、いろいろなソフトウェアやシステムと組み合わせて使うことができるようインタフェースを整 備しています。 また、 それぞれの解析で最適なモデルが異なるため、 モデル間のデータマッピング機能も装備しています。 さらに、情報量が大きく なりがちな大規模なモデルにおいても、精度を損なわず、かつハンドリングしやすいよう、 ファイルサイズ圧縮に取り組んでいます。 CAD との連携 JMAG は、CAD のインタフェースを熟知しています。形状処理技術を使って、CAD 連 携機能を開発しました。 これにより、JMAG での材料設定、条件設定を保ったまま、 ダイレクトインタフェース Abaqusとの連携 (磁界-構造、磁界-熱) LMS Virtual.Labとの連携 (磁界-音響) CAD で形状を修正できます。 CAE ソフトウェアとの連携 JMAG とさまざまな CAE ソフトウェア間で、解析に必要な物理量を受け渡し可能で す。 自社開発したメッシュ生成技術を使い、他の CAE ソフトウェアのメッシュに対して も適切に JMAG の結果をマッピングします。 また、受け渡しする際のファイルサイズの 圧縮に取り組んでいます。正しく物理現象を理解しているからこそ、精度を維持するの CAD データ提供:高周波熱錬株式会社 に必要な情報を極限まで絞り込むことができます。 汎用インタフェース (多目的入出力ファイル機能) JMAG-RT を利用した HILS/MILS/SILS との連携 JMAG-RT は 3 次元のモデルを精度を落とすことなく、1次元のプラントモデルに変 換します。 これにより、制御、システムレベル設計でも、精度の高いプラントモデルを A JMAG 使ってシミュレーションを行うことができます。 B ASCII C スクリプトを使った連携 プリ・ポストプロセッサーおよびソルバーをスクリプトでコントロールできます。解 析モデルや結果にアクセスできる API を使うことで、最適化をはじめインハウスのシ ステムなどを構築できます。 Nastran, ANSYS-Mechanical, OptiStruct, RADIOSS Star-CCM+, Fluent, Acusolve, SCRYU/Tetra....... E D 05 JMAGのソリューション 誘導加熱現象を用いた設計 誘導加熱は、焼入れ、焼嵌めなどの生産技術から電磁調理器の設計開発まで、様々な用途で利用されています。誘導 加熱による発熱は渦電流を利用した技術であり、渦電流を精度よく制御することが設計上の鍵になります。 しかし渦電流は形状、材料特性、周波数、温度などに依存しているため、 その振る舞いは複雑であり、発生する渦電流 の量や場所を適切に制御することは容易ではありません。 JMAGは複雑に変化する誘導加熱現象を正確に再現し可視化することで、誘導加熱を利用した様々な用途に対する 最適設計を可能にします。 評価項目 温度分布、発熱密度分布、 ワーク内の渦電流分布、 コイル内の電流の偏り、磁束密度、磁束線、加熱効率、入力電力、発熱量、電磁力 事例/機能 クランクシャフトの高周波焼入れ 歯車の高周波焼入れ クランクシャフトを回転しながらピストンとの接触部を高周波焼き入れにより急速 歯車は精密部品のため、焼き入れ時の熱変形に伴う 加熱します。温度分布の結果から、硬化した領域を評価します。 寸法公差を正確に求めることが要求されます。 JMAGの機能:複数周波数指定 電源周波数を制御することで、歯車の歯先 JMAGの機能:回転運動 と歯元の両者を加熱することができます。 ピストンとの接触部におけるム CADデータ提供: 高周波熱錬株式会社 JMAGの機能:熱-磁界連成解析機能 ラのない均一な焼き入れを解析 で再現するには、回転による移動 高周波焼き入れでは、 ワークの温度が常温からキュ 加熱を考慮した解析が必要です。 リー点を超える高温までを扱います。解析では物性値 の温度変化を含めた熱-磁界の双方向による連成解析 JMAGの機能:表皮メッシュ機能 が必須となります。 最適な局所加熱を実現するには、被加熱体 の表面近傍に集中する渦電流を正確に制御 する必要があります。表皮メッシュ機能は、高 通電加熱による鋼板の損失解析 周波焼き入れの過程を再現するのに必要な渦 鋼板の電気抵抗を利用した通電加熱(抵抗加熱)解析を行い、ジュール損失分布、温 電流分布を表現できるメッシュを生成します。 度分布を求めます。 JMAG の機能:ジュール損失分布解析 電磁現象と伝熱現象を同時に解くことでジュー エッジヒータの最適設計のための損失解析 ル損失分布を求めます。 エッジヒーターの設計では、最適なコイル形状や通電条件、送り速度が設計上の 重要な指標になります。 エッジヒーティング解析では、順次流れていく十分に長い鋼板の加熱状態を再現し ます。 IH 調理器の均一熱解析 鍋底に生じる渦電流損失分布から、均一加熱が実現できているかを検討しています。 JMAG の機能:並進運動 漏れ磁束が周囲の電子部品に影響を及ぼさないかを 3 次元的に磁束線から確認しま す。 圧延鋼板の熱処理では、鋼板の長手方 向に沿った移動加熱が必要になります。 JMAG の機能:材料モデリング JMAG の機能:電力素子 実際に流れる電流、電圧がわからない 場合には、電力を直接指定できます。 焼き入れ処理に伴う、磁化特性、電気特 性、 比熱などの各種物性の温度変化を考慮し た詳細な材料モデリングに対応しています。 JMAG の機能:漏れ磁束の計算 空気領域内の任意の座標点における漏れ 磁束を積分法に基づいて高精度に求めるこ とができます。 06 JMAGのソリューション パワートランス設計 パワートランスに関する問題には、基本特性を満足するといった設計に関するものだけでなく、試験や保守に関わる ものも多く含まれます。例えば、大容量化に伴う漏洩磁束は、 タンクにおける局所的な漂遊損失を生じます。巻線の絶縁 耐性は、局所的に発生する最大電界により決める必要があります。 また、電磁力や磁歪に起因する振動現象は形状や磁 束分布が影響します。 JMAGは現象を可視化することで要因分析を進めやすくします。 また、測定が難しい、物体内部の温度上昇や騒音の 定量評価を可能にします。 評価項目 磁気飽和、渦電流、誘起電圧、漂遊損失、鉄損、磁歪力、電力、効率、温度、電界 事例/機能 コアに発生する鉄損分布 発熱現象 発 コア形状に応じた鉄損分布を確認できるだけでなく、 コアの鉄損、巻線の銅損、タンクの漂遊 鉄損を構成するヒステリシス損失とジュール損失に分け 損を熱源とした熱解析により、コアやタン 損 ることで、それぞれの寄与度を評価します。 ク壁などにおける温度分布を確認します。 ク 磁化容易方向 磁化困難方向 JMAGの機能:異方性磁化特性 方向性電磁鋼板に対して、容易方向と困 難方向にそれぞれ磁化特性、鉄損特性を 定義します。 JMAGの機能:磁界と熱の連成解析 部品各部で生じた銅損、鉄損および漂遊損を 発熱源とした温度を求めます。 JMAGの機能:磁歪特性 JMAGの機能:薄板メッシュ λ 磁束密度に対する歪量を定義 できます。 タンクや遮蔽板などに対して層状 磁界と構造の連成解析、LMS メッシュを自動生成します。 Virtual.Lab連携により、部品各部 に働く電磁力、ローレンツ力、磁 JMAGの機能:ディフィーチャリング B 歪等価力を加振源とした振動、騒 音が評価できます。 ステップラップ鉄心などの複雑形状を簡略化します。 振動/騒音 振 コアに発生する電磁振動と磁 漏れ磁束と漂遊損失の評価 磁気回路として評価が難しい漏れ磁束を正確 歪 振 動をそれぞ れ 求 めること に捉え、 タンク壁に生じる漂遊損失を評価します。 で、振動現象に対する寄与度を 損失分布を見ることで、 タンク形状やトランスとの 比較します。 比較 最適な位置関係を考慮した設計が可能です。 JMAGの機能:電磁力の計算 コイルを流れる電流に働くローレンツ JMAGの機能:電界解析 力、 コアに働く電磁力を計算します。 巻線間に働く電界強度から絶縁 巻線に発生する電磁力の評価 耐性を計算します。 電力投入時に発生する過渡的な電流は、 絶縁耐久性を評価 ます。また、絶縁皮膜の局所的な摩滅を予 局所的な電界分布から、巻線を含むト 測評価します。 巻線に対して大きなローレンツ力を発生し ランスの絶縁耐性を評価します。 07 JMAGのソリューション コンバータ / ワイヤレス給電 コンバータやワイヤレス給電機器は電力変換効率、伝送効率の評価が極めて重要です。設計検討を行うためには、 な ぜそのような結果が得られたのかを機器内部だけでなく空間中の現象に着目した分析が必要です。JMAGは素線内部 の電流の偏りから空間中に漏れ出す磁束まで可視化し対策することを可能にします。 評価項目 自己インダクタンス、相互インダクタンス、誘起電圧、負荷電流、電力、銅損、鉄損、効率、送電効率、温度分布 事例/機能 リッツ線による撚り効果の評価 高周波電源トランスでは、コアからの漏れ磁束による素線 JMAGの機能: リッツ線の効果を考慮 内部の渦電流損失を低減するため、 リッツ線が広く用いられ ています。 巻線の設計では、 リッツ線の使用による損失値の低減だけ 撚り線を考慮した解析をボ でなく、損失の局所的な分布を評価します。 タン一つで設定できます。 撚り線による巻線内の電流 分布を高速に計算します。 JMAGの機能:トランス専用テンプレート 専用のGUIからトランスのコア、ボビンの形状を作 成します。 JMAGの機能:熱−磁界連成解析 コアおよびコンダクタ内部に生じた 損失を発熱源として、加熱、冷却の状態 を求めます。 JMAGの機能: コンバータの回路構成 プッシュプルやフライバックなどの任意の電源回路 を構成できます。 コンバータの昇温評価 コンバータ内の発熱による各部の温度上昇は、電気伝導 率などの物性値に影響を及ぼします。 熱解析を行うことで、放熱し難い内側の巻線で温度が高 くなっていることが分かります。 JMAGの機能:共振回路の構成 ワイヤレス給電システムの電力伝送効率 送電コイルと受電コイルの相対角度を変えた解析により、 送電コイル 回路機能により、漏れインダクタンスをはじめ、浮 電力伝送性能を、相互インダクタンスから検討しています。 遊容量を含めた共振現象を再現するのに必要な解 析モデルを構築できます。 JMAGの機能:パラメトリック機能 受電コイル 形状寸法や配置、条件を自動的に振ることで必要 自己インダクタンス 相互インダクタンス 18 0.6 す。 15 0.5 12 0.4 9 0.3 6 0.2 3 0.1 インダクタンス (μH) となる多ケースの解析をまとめて行うことができま 0 電位源 送電側コイル 受電側コイル コンデンサ コンデンサ 抵抗 0 0 30 60 角度 (deg) 90 JMAGの機能:インダクタンスツール コイルに流れる電流の周波数、振幅、位相、巻数を 指定して、自己/相互インダクタンスを自動的に算出 します。 08 JMAGのソリューション ソレノイド / リニアモータ ソレノイドやリニアモータは、エンジン用インジェクタからFA用搬送機器まで、様々な用途で利用されています。動作 は往復運動による加減速を常に伴うため、解析でも運動を正確に表現することが求められます。 また、利用目的から高 速応答性、高い位置決め精度が要求されるため、 システムに組み込まれた状態での評価も必要です。 JMAGは、 ソレノイド、 リニアモータの微細形状や渦電流が応答特性に及ぼす影響を詳細に検討、分析することができ ます。 また、機器ごとの詳細な現象分析だけでなく、 システムレベルでの性能検討を可能にします。 評価項目 コギング力、推力、吸引力、応答性、渦電流、残留磁化、電流制御、誘起電圧、効率、損失、発熱、振動、騒音 事例/機能 ソレノイドの詳細解析 駆動システムの動作確認 渦電流および残留磁化がソレノイドの応答特性に影響 駆動システムシミュレーションを通じて、制御部が出す位置指令を受けた結果、回路 を及ぼします。 ヨーク表面にスリットを入れることで渦電流 に流れる電流波形、 ソレノイドの応答の遅れを評価しています。 が低減する様子を確認できます。 ソレノイドはJMAG-RTでモデル化されています。 JMAGの機能:運動方程式 どを外力( )として定義することができます。 Fex 2 M d y = − K ( y − y0 ) − Mg + Fem + Fex dt 2 0.8 0.6 0.4 0.2 0.0 0 指令値 0.20 位置(m) 可能です。電磁力( )に加えて、 反発力や流体力な Fem 電流 (A) 運動方程式により詳細な過渡応答特性の評価が 1.0 0.05 0.10 時間 (sec) 0.15 0.20 可動部位置 0.15 0.10 0.05 0.00 0.00 0.10 0.20 0.30 時間(sec) 残留磁化による応答への影響 残留磁化があることでヨークに発生する電磁力が 大きくなり、応答特性に影響を及ぼします。 残留磁化 無 11 残留磁化 有 Position command value JMAG simulink interface Direct current voltage 電磁力 (N) 9 Chopping frequency 7 5 0.002 0.003 0.004 時間 (sec) 0.005 JMAGの機能 : ヒステリシスバンド電流制御 電流上下限値を指定することで、電流制御下での SRMやソレノイドの応答特性を評価します。 JMAGの機能:JMAG-RT リニアモータやソレノイドなどのプラントモデルを含む駆動システムの検証を 行います。 システムレベルシミュレーションを通じて制御アルゴリズムの動作確認 を行います。 JMAGの機能:回路直接連成 JMAGの機能:断面解析 JMAG-FEA(3次元)もしくは、JMAG-RT(1次元)モデルを組み込んだ制御・回路シ 2次元モデルが必要なとき、3次元モデルから2次元モデル ミュレーションを実行します。MATLAB/Simulink, Saber, PSIM, AMESimなどが利 に変換します。解析条件も自動的に引き継がれるため、即座 用可能です。 に解析可能です。 リニアモータの電磁力解析 可動子‐磁石間の詳細な電磁力分布やコ ギング力、 リップルを評価しています。 コギング力 (N) 3 2 1 JMAGの機能: 並進スライドメッシュ 0 -1 -2 -3 0 4 8 12 16 20 24 28 32 36 距離 (mm) メッシュの切直しが不要なため、ロバスト でメッシュノイズのない解析を実現します。 09 JMAGのソリューション モータ モータはHV/EVの駆動用モータのように出力、効率を追求したものから、電動工具用モータのように小型化、 コストパフォーマンスが要求されるものまで様々です。前者の目的では、1%の効率を検討するために高精度な鉄 損評価が必要になります。後者では、小型化による発熱の問題、 コストを抑えるための材料選定が必要です。 JMAGは両方の目的を達成するための機能が備わっています。実際にモータを設計、製造、評価するプロセス をバーチャルに、かつ、高速・詳細・簡単に行うことが可能です。 評価項目 誘起電圧、 コギングトルク、負荷トルク、 インダクタンス、 コイル鎖交磁束、鉄損、 コイル損失、磁石損失、着磁、 減磁、パーミアンス、温度、偏心、 スキュー、応力、振動、騒音 力 心 タ遠 ロー ド モー 固有 モータテンプレート モータの形状作成、条件設定 レートベースで行います。 振動騒音 音 布 力分 電磁力分布を加振力とした 振動や騒音を検証できます。 電磁 圧 レ ベ ル パ ー ミ ア ン ス 係 コ ギ ン グ ト ル ク 数 分 磁 布 分布 温度 β = 60 ギ ャ ッ プ 内 損 漂遊 断 面 磁 束 分 布 鉄 磁 損 磁 束 束 線 密 度 分 分 布 コ イ ル 損 失 効 率 マ ッ プ 束線 3D磁 β = β = 0 30 電 流 積 層 N-T特性、効率マップ 駆動域ごとに制御方法を指定して、 N-T特性や効率マップを瞬時に描画します。 10 ジ ュ ー ル 損 調 波 分 析 形 鋼 鈑 の 渦 電 失 波 鉄損 流 分 布 スタインメッツをベースとした従来の鉄損評 方法では困難であった直流偏磁状態や歪波形 対しても対応しています。 コンセプトデザイン モデリング アイデアをすぐに試せるよう、 瞬時にモータ特性を抽出します。 JMAGは複雑な形状はもちろんのこと、多様な材料特性、 電磁界を中心に熱、構造に渡る幅広い物理現象を正確に シミュレーションモデルに取り込むための工夫がなされて います。 メッシュモデリング 3次元形状を自動認識し、層状のメッシュを自動生成します。 層状のメッシュを生成することで、計算精度を保ちつつ、要 素数を大幅に削減します。 形状モデリング パラメータからコイルエンド 形状を自動的に作成します。 結果を一覧で表示 傾向をすぐさま把握します。 定をテンプ ス テ ー タ ー の 磁 束 束 密 分布 度 の温 磁石 密 度 分 布 2.0 1.0 度 磁束密度(T) ロ ー タ ー の 磁 分 布 -500 -200 0.0 100 400 -1.0 -2.0 磁界(A/m) 材料モデリング 磁石渦電流解析 温 度 変 化 制 御 分 布 評価 形に 電磁鋼板の直流磁化特性、鉄損特性、磁気ヒステ リシス特性をデータベースとして搭載しています。 着磁工程を再現することにより、詳細な着磁状態 の磁石をモデリングします。 磁石に生じる渦電流分布を高速に 解くための機能を用意しています。 回 路 磁界 vs 磁束密度 断面解析 3次元モデル内で断面を指定する ことで、その断面での2次元解析を 自動で行えます。 イ ン バ ー タ 回 インダクタンス 路 Ld Ld/Lqの特性を、電流振幅と 進み位相ごとに自動的に算出します。 Lq 回路制御連成 分析 JMAGの高い信頼性により、測定をする様に シミュレーションいただけます。 物体内部や、ある瞬間、局所的に起きる現 象を可視化します。 各種パワエレシミュレータでインバータや制御回路を モデル化することで、実際の駆動状態でのモータ特性を解析します。 11 汎用電磁界解析ソフトウェア JMAG-Designer 初めての方にも使いやすく、慣れている方にも使い勝手が良い、 これがJMAGが目指すユーザーインタフェースです。 直感的なGUIと高度なモデリング機能、多彩な結果表示機能を搭載しています。 またこれらを効率的に進めるための 自動化機能が用意されています。 進化を続ける プリ・ポストプロセッサー 条件設定 形状作成 解析条件をドラッグ&ドロップで設定できます。解析に必要 な全条件設定を使いまわすための、解析テンプレートが利用 2次元のスケッチをベースに、例えばコイルエンドを含めた 可能です。 3次元形状の作成が可能です。 ・CADシステムとの連携 ・ドラッグ&ドロップによる条件設定 ・形状エディタ ・プロジェクトツリー ・ギャップ / 絶縁 ・電気回路 / 熱回路 ・コイル素線 ・断面解析(3Dから2D) ・コイルエンド ユーザーガイド CADデータ内にメッシュ生成の障害と 材料モデリング 材料データベースから材料名を選択するだ けで詳細な材料特性を定義できます。着磁プ ロセスを考慮した磁石の設定も可能です。 ・材料データベース ・積層 / 異方性 ・着磁 / 減磁 ・応力 / 温度依存 ・ヒステリシス ・磁歪 なるような箇所を発見し、修正方法を示す など、操作を支援します。 ・CAD診断 ・条件チェック ・計算のモニタリング ・クイックヘルプ ・自己学習用e-ラーニング:JMAG-SLS 自動化 ・パラメトリック解析 ・最適化 ・解析テンプレート ・スクリプト 12 結果評価 物体内部の局所的な現象も含めて可視化しま す。例えば、 カット面を利用して3次元形状の内部を 覗き込み、分布量に対して周波数分析を行い、要 因分析を行うことが可能です。 大量の設計案を効率的に JMAGのパラメトリック解析、 最適化計算 形状作成から結果評価までの一連の操作を効率的に行えます。多ケースを同時に表示し比較検討いただけます。 パラメトリック解析 最適化計算 ・寸法、材料、各種起磁力などの設計変数の組み合わせを一括設定できます。 ・パラメトリック解析設定の延長でそのまま最適計算までを実行可能です。 ・ 設計変数に対する物理量の変化をグラフで概観できます(応答グラフ) 。 ・定義した設計変数と目的関数、制約条件から応答曲面法に基づいて最適解を算出 ・多数ケースの解析をまとめたレポートによりケースごとの比較も可能です。 ・多ケースの計算結果からそれぞれの違いを詳細に分析することが可能です。 ・差分コンター ・FFTコンター します。 ・形状、材料特性、 メッシュなどユーザーが入力するパラメータすべてを設計変数とし て定義することが可能です。 ・パレート図による解の分布の確認やコンター図による差分表示が可能です。 ・ユーザーコンポーネント 13 モータ設計ツール JMAG-Express JMAG-Expressはモータ設計ツールです。 電卓のように、瞬時にモータ特性を計算し、要求を満足する設計仕様を出力します。 設計ノートのように、設計変更を全て蓄積し、いつでも見直すことができます。 JMAG-Expressがあなたのアイデアをかたちにします。 対象モータ IPM SPM IM (単相) IM (三相) SRM DCブラシモータ 出力 機能 N-T特性、 トルク/効率、銅損/鉄損、インダクタンス、電圧、起磁 力分布、 トルク定数、誘起電圧定数、 磁束密度(ティース/バックヨーク/ギャップ) サイジング、モータ特性計算、パラメトリック計算、特性比較、感 度計算、形状テンプレート、 カスタムテンプレート、材料DB、巻線 占積率計算、巻線抵抗計算、補正係数、デザインシート表示、 グ ラフ表示、 レポート表示 設計案テーブル 変更パラメータと機器特性を 履歴で表示します。 結果グラフ 複数の設計案をグラフで表示、 比較が容易です。 仕様テーブル インダクタンスやKt,Ke,Ld/Lq, 平均磁束密度分布 (ティース/バックヨーク/ギャップ) 等も確認いただけます。 モデル組み合わせ モデル組み 形状は200種類以上のテ ンプレートを用意してい ます。 14 高精度プラントモデル JMAG-RT JMAG-RTはシステムレベルおよびリアルタイムシミュレーションのための高精度プラントモデルです。 JMAG-RTを利用することで、例えば、HV、EV用駆動モータドライブシステム開発において、 モータの試作品を待たずに システム設計フェーズから制御アルゴリズムの検証を始めることができます。 システム設計フェーズの中でも設計の詳細 度により必要となるモデルの再現性も異なります。JMAG-RTは、各フェーズの詳細度に応じた再現性をもつモデルを提 供するだけでなく、SILS/MILS/HILSに対応しています。 特長 ・モデル自動生成 JMAGにはJMAG-FEAをベースに高精度プラントモデルを自動的に生成する枠組みがあります。 ・形状、材料情報を秘匿 モデルを部署間、会社間で共有するために形状や材料などの情報は秘匿されます。 ・主要なSILS, MILS, HILSのシステムでサポート JMAG-RTは産業界で実績のあるシステムレベルシミュレータやリアルタイムシミュレータで利用できます。 事例 HV駆動用モータドライブシステム ECUの制御アルゴリズム検証とテスト 駆動中にインバーターのIGBTが破壊 HV用駆動モータドライブシステムのECUはエンジンとモータのパワーバランスを モータドライブシステムのECUのテストケースとして断線による故障検知が挙げら 最適に制御することが求められます。 れます。 インバータの配線の一部が断線した場合、モータに異常な電流が流れます。 この事例では、詳細度の低いモータモデルを使用した場合、低回転数域ではトルク この例では、U相上アームが0.05秒で短絡している様子がわかります。 また、3相それ を過大評価、高回転数域では過小評価しています。JMAG-RTを使用することで、制御 ぞれにアンバランスな電流も確認できます。 アルゴリズムの詳細な検証、テストが可能になります。 インバータ モータ Ld/Lq JMAG-RT システム テスト システム 要求 32 トルク (Nm) 28 JMAG-RT 24 20 ECU 16 12 0 2000 4000 6000 8000 故障 機能 テスト 機能設計 15.0 10.0 電流(A) 回転数(rpm) Iu Iv Iw 5.0 0.0 0.00 -5.0 0.05 0.10 0.15 -10.0 実装 -15.0 Machine design 対応システム、 対応モデル 時間 (sec) 対応システム 対応モデル SILS/MILS ・MATLAB/Simulink ・PSIM ・LabVIEW ・GT-SUITE ・三相永久磁石同期モータ ・三相誘導電動機 ・リニアソレノイド ・MapleSim ・Saver ・AMEsim ・SimulationX(予定) HILS ・OPAL-RT ・ディエスピーテクノロジー ・dSPACE ・スイッチドリラクタンスモータ(3∼5相) ・二相ステッピングモータ ・三相永久磁石リニアモータ ・National Instruments ・富士通テン ・ETAS ・エー・アンド・デイ(予定) C++で構築される汎用アプリケーション ・詳細はWEBサイトに掲載した動作環境をご覧ください。 JMAG-RTの作成方法 / 確認方法 ・JMAGの有限要素法解析機能を用いて、実機がない状態で作成することができます。 ・モータの実測値から作成することも可能です。 ・JMAG-RT モータモデルライブラリよりプラントモデルを入手することも可能です。 JMAG-Express JMAG-Designer 測定 JMAG-RT モータモデルライブラリ 15 JMAG-VTB (Virtual Test Bench) JMAG-VTBはマルチフィジックスのような複雑な解析を簡 単に実行できるツールです。JMAG-VTBは目的の解析をすぐ に実行いただけるよう、解析ノウハウ、 ワークフローをシナリオ として搭載しています。 また、解析結果を一覧表示できるダッ シュボードからJMAG-Designerやその他ソフトウェアにシー ムレスに接続、容易かつ詳細に結果を検討いただけます。 設計パラメータによるテーブル入力 解析データベース ・普段使用している設計パラメータを入力するだけで ・解析に関わるデータ(形状データや計算データ)は、 解析できます。 解析目的に則したレポート表示 (ダッシュボード) 全てデータベースで管理されます。 ・JMAG-Designer に搭載されている材料特性も自由 ・解析目的に則した解析結果を一覧で表示します。 ・設計パラメータや解析結果、計算日時での検索によ に選択できます。 ・ダッシュボードから JMAG-Designer を起動し、詳 り、要求に合致した設計案の検索が簡単にできます。 細な検討もできます。 ・回路の結線パターンも設計パラメータに登録できま す。 操作手順のガイド機能 解析条件や材料特性の自動設定 豊富なシナリオ ・入力モデルの設定や JMAG-Designer での操作が ・設計パラメータの情報から解析条件や材料特性を自 ・モータやトランスなどあらゆるアプリケーションに 必要なタイミングで操作方法を説明するガイドが表 動で設定します。JMAG-Designer の設定や操作手順 特化したシナリオが豊富に搭載されており、目的の 示されます。 を知らなくても可能です。 ・ガイドの内容に従うことで簡単に設定できます。 解析をすぐに実行することができます。 ・設計パラメータからメッシュサイズも自動で決定され ・シナリオのカスタマイズやユーザーオリジナルシナ ます。 リオの作成も可能です。 設計者のための解析ツール CATIA®で電磁界解析 JMAG-Bus JMAG for CATIA V5 JMAG-Designerをベースに、皆様の設計業務に合わせたイ ンタフェースを構築します。解析手順を自動化し、設計に必要 なパラメータをWEBブラウザを使って入力するだけで結果を 得ることができます。 モータのトルク解析 トランスの漏れ磁束解析 ・少数の設計パラメータを入力するだけで結果を得ることができます。 ・解析のノウハウは不要です。 ・お客様の個々のワークフローに適合したシステムをカスタマイズによって実現します。 IHクッキングヒータのコイル形状最適化 ・従来に比べ短時間、低コストでシステム構築を実現します。 ・構築後の仕様変更にも柔軟に対応します。 インジェクタの渦電流解析 見通しの良いGUI 解析のリモート実行 ・ひとつのパネルで、全ての解析条 ・外部の計算サーバの利用が可能です。 件設定が行えるため、解析初心者 でも操作が簡単です。 JMAG-Designer&Bus 電磁リレーの応答性解析 ・設定内容の不足や矛盾をシグナル 例) - 解析ケース数が多い場合 - コンピュータの負荷を減らしたい場合 が警告します。 Webブラウザ ・設定を一覧で表示します。 ・回路エディタが利用可能です。 JMAG-Designerでの利用 ・書き出した設定ファイル (JCF) は JMAG 断面解析 ・3 次元形状を基にして 2 次元解析 Webブラウザ Webブラウザ 16 が可能です。 ・計算コストを低減します。 WEB ベースなので JMAG をインストールしていないPCからでも使えます で読み込み可能です。 ・条件を追加し詳細な解析が可能です。 JMAG 製品構成 JMAGはコンセプト設計から、詳細設計まで幅広くツールを提供しています。 汎用電気機器設計シミュレーションソフトウェア JMAG-Designer JMAGの中核を担う高速高精度なFEAソフトウェアです。 直感的なGUIと高度なモデリング技術、多彩な結果表示機能を搭載して います。形状はもちろん、材料特性、駆動条件などを自由自在に操り、多様 な設計アイディアを多面的に評価できます。 モータ設計ツール JMAG-Express ・モータの特性を瞬時に抽出します。 CATIAで電磁界解析 JMAG for CATIA V5 ・FEA(JMAG-Designer)による計算もシームレスに行えます。 ・CATIA V5上でJMAGが使えます。 ・解析のための手動モデル分割や CAD CAD 連携 ・SolidWorks プリ・ポスト ソルバー ・形状エディタ ・材料データベース ・磁界 ・回路エディタ (電気・熱) 大手材料メーカの ・電界 ・モータテンプレート デジタルデータ ・熱 ・トランステンプレート 850 種類以上搭載 ・構造 ・コイルエンド 積層 / 異方性 / 着磁 / ・インダクタンス計算 解析モデル作成のための専 減磁 / 応力 , 温度依存性 モータ/インダクタ/バスバー / ヒステリシス / 磁歪 / ・分散処理 ・HPC/GPU/SMP ・CATIA V5 用形状モデラーを完備してい ・CREO, Pro/ENGINEER 加工歪 / 透磁率分布他 ます。 ・NX ・メッシャ 手軽に形状を作成できます。 ・結果評価 CAD モデルインポート 安定したアルゴリズム、高 セクショングラフ ・SAT プローブ ・DXF ・IGES ・CATIA V4 / V5 簡略化が不要です。 モデラー 問題にも対応しています。 FFT CADインタフェース スキューグラフなど JMAG での条件設定を ・CREO, Pro/ENGINEER 精度高速演算により、大規模 保持したまま、 CAD システム 様々な解析タイプに応じ 内で形状を変更できます。 た条件をドラッグ&ドロップ マルチフィジックス エンジン で簡単に設定いただけます。 複雑な現象を、簡単か つ高速に解きます。 SILS/MILS/HILS CAE ・Nastran ・MATLAB/Simulink ・Abaqus パラメトリック・最適化 ・PSIM ・LabVIEW/VeriStand ・LMS Virtual.Lab モデル生成からレポート機能まで、大量の設計案を容易に検討いただける機能が充実しています。 ・MpCCI ・LMS Image.Lab ・SPEED ・GT-SUITE ・modeFRONTIER ・MapleSim JMAG-RT 汎用インタ フェース スクリプト ・SystemVision 実機に極めて近い ・VB Script ダイレクト インタフェース ・OPAL-RT RT-Lab 高精度プラントモデル JMAGの解析結果 ・Python ・ディエスピーテクノロジー 専用の IF により適 です。形状などを秘匿 を他のソフトウェアで ・Jscript ・dSPACE 切な情報量で、より して提供できます。 利用いただけます。 ・SaberRD ・Optimus 容易に連携します。 ・National Instruments ・富士通テン ・ETAS RTTファイルビューアー JMAG-RT Viewer ・モータ設計者が公開を許可したファイルの ヘッダー情報を確認いただけます。 ・制御方法を指定すると、Ld/Lq マップの作成と N-T 特性の算出します。 ・無料(要登録) サードパーティシステム ・modeFRONTIER ・RADIOSS ・Optimus ・Star-CCM+ ・Nastran ・Acusolve ・Abaqus ・SCRYU/Tetra ・LMS Virtual.Lab ・汎用バッチシステム等 ・Actran ・OptiStruct モデリング、操作手順を自動化 JMAG-VTB JMAGをWEBブラウザで利用 JMAG-Bus 17 解析機能モジュール概要 モジュール ソルバー ST 静磁界解析 概要 出力 電流などの起磁力および物体の位置が時間的に変化しない場合に適 磁束密度/磁束/電磁力/ 用できます。 蓄積エネルギー/磁化/入力電流分布 線形および非線形材料を扱うことができます。 TR FQ DP 過渡応答磁界解析 周波数応答磁界解析 電流などの起磁力および物体の位置が時間に依存する場合の3次元 磁束密度/磁束/電磁力/ 解析を行うことができます。 蓄積エネルギー/磁化/入力電流密度/ また、材料の非線形性も厳密に扱えます。 入力電流損失/渦電流密度/ 回転運動や並進運動を扱うこともできます。 渦電流損失/ローレンツ力/電圧/電流 電流などの起磁力が周期的に変化する場合の磁界解析を行うことが 磁束密度/磁束/電磁力/ できます。 蓄積エネルギー/磁化/入力電流密度/ 材料特性としては線形性を仮定しますが、非線形データを与えること 入力電流損失/渦電流密度/ により擬似的な非線形解析およびヒステリシスループを考慮した解析 渦電流損失/ローレンツ力/ が可能です。 ヒステリシス損失/電流/電圧 2次元及び 電流などの起磁力および物体の位置が時間に依存する場合の2次元 磁束密度/磁束/電磁力/磁化/ 軸対称過渡応答磁界解析 解析を行うことができます。 入力電流密度/入力電流損失/ FEMとBEMの結合解法を利用した場合、空間部分のメッシュ分割が不 渦電流密度/渦電流損失/ 要になります。 ローレンツ力/電流/電圧 材料や運動については3次元解析と同様に扱えます。 HT 熱伝導解析 定常状態および非定常状態の熱伝導解析ができます。 温度/熱流束 このモジュールは磁界解析モジュールとの連成解析を考慮して作られ ていますので、磁界解析によって得られた渦電流損失などを入力とし た連成解析が簡単にできます。 EL 電界解析 導体、誘電体等の静電場解析/電流分布解析を行うことができます。 電場/電流分布/表面電荷分布/電磁力 DS 構造解析 構造物の固有値解析をはじめ、静的な荷重や定常加振状態にある時 応力/音圧/加速度/速度/変位 の変位や応力を求めることができます。 さらに、磁界解析によって得られた電磁力や熱解析によって得られた 温度を荷重として考慮することもできます。 ツール LS 鉄損計算 磁界解析の結果を利用して、鉄損を算出するためのツールです。 鉄損 (ヒステリシス損、 ジュール損) CB 任意点電磁界解析 磁界解析や電界解析の結果に含まれる磁化ベクトル、電流密度、電荷 磁束密度/電界 のデータを利用して、指定した位置 (空気中)での磁束密度、電界を積 分法によって算出するためのツールです。 RT Pi 制御・回路シミュレータ用 磁界解析を実行し、回路/制御シミュレータ専用のモータモデルを出 ビヘイビアモデル モータモデル生成 力するツールです。 トルク・インダクタンステーブル バスバーインダクタンス計算 導体のインダクタンスを詳細に計算するために、導体をいくつかの 部分インダクタンス パーツに分割して、各パーツ及びパーツ間の部分インダクタンスを計 全体インダクタンス 算します。 PA2 分散処理、 分散処理機能、並列ソルバー(SMP/DMP)に対応します。複数のマシン 並列計算機能(共有メモリ型(SMP)、 リソースを活用して、 より短時間で解を得ることができます。 分散メモリ型(DMP)共通) JMAG-Designer Ver.12.0より正式にGPUに対応しております。 同時実行1ライセンス MPP 高並列ソルバー 高並列計算に対応します。 TS トランススタディ トランス、 リアクトル、インダクタなどに特化した電磁界解析を実行し 巻線インダクタンス (コアテンプレート、 ます。 巻線直流抵抗 コイル損失計算) コア・ボビン・巻線を選択することで3次元の解析モデルを作成するこ とができます。 リッツ線を含む巻線損失を、表皮・近接効果を考慮した上で高速に解 析することができます。 Efficiency モータの効率マップ計算 Map 任意の電流ベクトル制御を適用し、電圧制限や電流制限を考慮しなが 効率/鉄損/銅損マップ/Ld/Lqマップ ら、効率マップやトルク速度曲線を描くことができます。 トルク速度曲線(N-T) d/q軸電流-速度曲線 (N-Id/Iq) 電流振幅-速度曲線 (N-Iam) JMAG-Express モータの基本特性計算 モータの基本特性を計算するツールです。 形状・材料・巻線を選択することで、 コギングトルク解析や効率マップ の算出、磁石の渦電流損失解析などの解析モデル作成から結果出力 までを行うことができます。 18 p.14をご参照ください JMAGアプリケーションカタログ(解析事例) ユーザー限定WEBサイトではアプリケーションノートとモデルデータがダウンロードできます。 解析初心者の方や新しい分野の解析に取り組もうとされる方がスムーズに解析業務を立ち上げられるよう、事例が ガイドします。 IPM モータ/SPMモータ コアレスモータ 磁気シールド 永久磁石渦電流解析/偏心解析/熱減磁解析/熱解析/ 圧入応力を考慮した鉄損解析/着磁解析/鉄損解析/ 遠心力破壊解析/コギングトルク解析/熱減磁解析/ インダクタンス解析/感度解析/圧入解析/音圧解析/ トルク成分の分離解析/浮遊容量解析/ベクトル制御解析 トルク解析 磁気遮蔽解析 ベアリング 磁気ヘッド 浮遊容量解析 渦電流を考慮した記録磁界解析 三相誘導機/単相誘導機 シャフトモータ 磁石 推力解析 吸引力解析/着磁解析 RFID 遮断器 インダクタンス解析 真空遮断器の電磁反発力の解析/ 真空遮断器のアーク磁気駆動力の解析 鉄損解析/ラインスタート/基本特性解析/N-T特性解析/ 始動特性解析/トルク解析/トルク特性解析 リニアモータ コイル可動型リニアモータのコギング解析/推力解析/ 永久磁石型リニアモータのコギングトルク解析/ 速度制御解析/始動推力特性解析 ケーブル 超電導体 インピーダンス周波数特性解析 SRモータ 交流損失解析 コンデンサ 制御シミュレータとJMAG-RTを用いた駆動シミュレーション/ トルクリップル解析/振動解析 通電加熱 静電容量解析 アキシャルギャップ形モータ 抵抗加熱解析 センサー 基本特性解析 電磁リターダ 磁界解析 (速度センサー/磁気センサー) シンクロナスリラクタンスモータ 制動トルク解析 トランス・リアクトル 基本特性解析 AL値解析/応力解析/鉄損解析/音圧解析/熱解析/ 電流分布解析/絶縁評価解析/損失解析/ インダクタンス解析/直流重畳特性解析 ステッピングモータ 着磁を考慮した特性解析/ディテントトルク解析/ スティフネストルク解析/プルイン・プルアウトトルク解析/ HB型ステッピングモータの基本特性解析 バスバー 発電量解析 加熱解析 ブラシモータ・ユニバーサルモータ ワイヤレス給電 リニアソレノイド/リニアアクチュエータ ユニバーサルモータの基本特性解析/ ユニバーサルモータの始動特性解析/ 2ブラシ6極19スロットモータの基本特性解析 電磁弁 (吸引力解析/応答特性解析) 高周波焼入れ解析 (ドライブシャフト/クランクシャフト/ 鋼板/鋼線/プリンタローラ/丸棒/ 等速ジョイント/歯車/IH調理器) 誘導炉の磁気遮蔽解析/鉄板の表面加熱解析 ストローク解析 基本特性解析 送電特性解析 誘導加熱 圧電アクチュエータ スピンドルモータ 電磁成形 発電機 ヒータ ボイスコイルモータの静推力解析/ スピーカーの音圧解析 動作時間解析 電磁成形解析 インダクタンス解析/熱解析 スピーカー・ボイスコイルモータ 電磁リレー 基本形状 熱伝導解析/ 構造解析/電磁反発力解析 9.0 トルク (Nm) 8.0 駆動トルク 負荷トルク 7.0 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 IPMモータの永久磁石渦電流解析 0.0 -1.0 0.00 スキューを考慮した 三相誘導電動機のトルク解析 丸棒の高周波焼入れ解析(回転焼入れ) 0.30 0.60 0.90 1.20 1.50 時刻 (sec) 制御シミュレータとJMAG-RTを用いた 誘導電動機のラインスタートシミュレーション 0.5 0.5 0.2 0.4 0.1 0.3 0 -0.2 トルク (Nm) 磁束密度 (T) 0.4 0.3 -0.1 磁化一定 着磁工程を考慮 -0.3 -0.4 -0.5 0 15 30 45 60 75 90 角度 (deg) SPMモータの組込み着磁解析 0.2 0.1 0.0 -0.1 -0.2 -0.3 -0.4 スピーカの音圧解析 -0.5 0.00 0.90 1.80 2.70 3.60 4.50 5.40 6.30 7.20 回転角度 (deg) HB型ステッピングモータの基本特性解析 渦電流の低減を検討した インジェクタの動作時間解析 アウターロータモータの振動解析 クローポール型オルタネータの発電量解析 その他150以上の事例を紹介しております。JMAGのWEBサイトをご覧下さい www.jmag-international.com/jp/catalog/ チョークコイルの電流分布解析 速度センサーの磁界解析 etc. 19 JMAG-INTERNATIONAL(WEBサイト)のご案内 JMAGのWEBサイトは情報が充実しています。 日々コンテンツを追加していますので、ぜひ、一度アクセスをしてください。 適用事例:アプリケーションカタログ アプリケーションカタログでは、JMAGで適用可能なアプリケーションや解析機能をお客 様に知っていただくため、様々な事例をご紹介しています。解析初心者の方や新しい分 野の解析に取り組もうとされている方にも簡単に解析を行っていただけるよう、ユー ザー限定WEBサイトにはアプリケーションノートとモデルデータをご用意しております。 動画チュートリアル JMAGの操作をスムーズに実感できるよう視覚的なチュートリアルを用意してあります。 各チュートリアルは目的ごとに分かれてJMAGの起動から結果の評価までの段階的なガ イドを行います。 JMAG Newsletter JMAG Newsletterは最新の技術情報に加えて、JMAGの導入から利用までの明快なユー ザーインタビューを記載しています。 JMAG-INTERNATIONAL(WEBサイト/ TOPページ) 論文紹介 JMAGの技術者がおすすめする論文を紹介しています。 JMAGセミナー資料、 ユーザー会講演資料(ユーザー様限定) JMAGTVJapan 最新技術のご紹介や、ユーザーによる事例発表の資料をご覧いただけます。 テクニカルFAQ(ユーザー様限定) JMAGのご利用にあたり、 よくある共通課題の操作や解決方法などをより多くの方々に 提供できるよう、テクニカルFAQを継続的に更新しています。 自己学習システム (JMAG-SLS)(ユーザー様限定) JMAG導入初期におけるトレーニングをスムーズに開始して頂くことを目的としていま す。 アプリケーション別の解析例を通したJMAGの操作方法、解析モデルを作成する際のパ ラメータの導き方などを学ぶことができます。 学習内容や学習時間に合わせたモードを選んで学ぶことができます。 30日間無料トライアル受付中 〒104-0053 東京都中央区晴海2丁目5番24号 晴海センタービル7階 TEL : 03-5859-6020 FAX : 03-5859-6035 〒460-0002 名古屋市中区丸の内2丁目18番25号 丸の内KSビル17階 TEL : 052-202-8181 FAX : 052-202-8172 〒550-0001 大阪市西区土佐堀2丁目2番4号 土佐堀ダイビル11階 TEL : 06-4803-5820 FAX : 06-6225-3517
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