MCナイロン®と鋼材を独自の高周波融着法で接合させた複合素材です

MCナイロン®芯金融着丸棒
MCナイロン®と鋼材を独自の高周波融着法で接合させた複合素材です。
したがって、●内側はキー溝、ベアリングセット等に鋼材の特長が生かせ、
●外側はギヤ、ローラー等にMCナイロン®の自己潤滑性および耐摩耗性が生かせます。
特長
種類
1.
MCナイロンと金属の強さを兼備
2.
用途に応じて芯金の選択が可能
3.
特注サイズでの対応が可能
MCナイロン®
芯金材質
材質
MC9-FCロッド
用途例
MC9-SCロッド
MC901
車輪・ローラー・ギヤ
MC9-SUSロッド
芯金の特性
FC250
加工性に優れている
S25C
粘り強さに優れている
SUS303 耐蝕性に優れている
融着径と強度の関係
融着品の融着強度(接着強度)は融着面積によって変わります。
融着径とラジアル強度(トルク)の関係を左下図に、融着径とスラスト
強度の関係を右下図に示します。
融着径とラジアル強度の関係
融着径とスラスト強度の関係
(kgf・m /融着幅
(kgf・m
1cm)
/融着幅 1cm)
1000
700
500
400
300
700
500
400
300
70
50
40
30
20
0
2
200
100
70
50
40
30
20
0
3 4 5 72 103 4 20
5 730 4050
10
20 30 4050
融着径(cm)融着径(cm)
7000
7000
5000
4000
5000
4000
3000
2000
スラスト強度
100
(kgf /融着幅
(kgf
1cm)
/融着幅 1cm)
スラスト強度
200
ラジアル強度
ラジアル強度
1000
3000
2000
1000
1000
0
0
~
~
2
3
4 52 7 3 10
4 5 7 20 1030 40 50
20
融着径(cm)融着径(cm)
30 40 50
注意
・工具材は「超硬」を使用して下さい。
・切削油を十分に用いて、加工部位を冷却して下さい。
・ドリルによる穴加工は、穴ぐりバイトを挿入するのに必要最少径のものを使用し、以降の穴径拡大は穴ぐりバイトを使用して下さい。
・MC9-SUSロッドの切削時は極力発熱をきたさないよう条件を低くし、特にドリル加工の際には切削速度を5m/min.以下で行って下さい。
・ドリルによる穴加工の際には、ドリルの出し入れを繰り返し、くずの排出をこまめに行って下さい。
・芯金から排出される熱せられたくずが、MCナイロン®に接触しないように配慮して下さい。特にMCナイロン®部が仕上げされた状態の場合は
要注意です。