―造影CT・MR検査前の腎機能検査についてのお願い― 日頃より本院へのCTまたはMR検査の御依頼ありがとうございます。市立吹田市民病院放射 線科から造影CT・MR検査における検査前の腎機能検査施行のお願いを申し上げます。 背景: 造影CTまたはMR検査における腎機能が 低下している症例での造影検査による重大 な副作用が、最近放射線科学会では関心事 項となっております。今後本院でも造影 CT・MR検査前の腎機能検査を徹底し、腎 機能の程度による適切な造影剤の使用によ り、造影剤による合併症を極力おこさない ようにしようと考えています。 具体的な内容: 造影CTで使用するヨード造影剤はヨー ド造影剤のガイドライン【腎障害患者にお けるヨード造影剤使用に関するガイドライ ン】によると腎糸球体濾過量(eGFR)が 45未満の場合は、ヨード造影剤による造 影剤腎症の発生が有意に増加します。これ を予防するためには、検査前後で輸液負荷 が必要となります。しかしながら、病診連 携での検査では検査の流れの上で、本院の 検査前後の輸液負荷の実行が困難な状況で あります。したがって、病診連携での造影 CT検査では、腎糸球体濾過量が45未満の 場合は造影検査を基本的にはお受けできな くなります。 どうしても造影検査が必要な場合は、本院当 該科への紹介を頂き、適切な輸液負荷の上で造 影検査をしたいと考えております。 造影MR検査では、腎機能低下のある患者で は皮膚硬化性線維症を生じることがあります。 腎糸球体濾過量が30以下の場合は、造影MR検 査をお受けできなくなります。《【腎障害患者 におけるガドリニウム造影剤使用に関するガイ ドライン】から引用》 eGFR値は年齢とクレアチン値がわかってい れば、成人の場合では算出することが可能です ので、造影CT・MR検査を依頼される場合は、 1か月以内のクレアチン値(18歳未満、小児を 除く)を測定してください。この値が確認され ない場合は、ガイドライン上、患者さまの安全 を考え造影検査は施行が困難となります。 また、1か月以内にクレアチン値が測定でき ない場合は、まず単純でのご依頼をしていただ き、その後必要に応じて造影検査をご依頼いた だければ幸いです。患者さまの安全な造影検査 を実施するため、ご理解ご協力よろしくお願い 申し上げます。 市立吹田市民病院 時間外の救急患者について 救急外来に紹介される場合は、診察をスムーズに行うため、 事前に連絡をいただきますようお願いいたします。手術適応と診 断した場合でも、諸事情により手術が不可能な場合もありますの で、ご理解ご協力をお願い致します。 【開業医専用直通電話:17:00~翌朝8:30】 電話:06-6387-3313 FAX:06-6387-6095 (一般の方はご利用いただけません。) 放射線科 部長 三上恒治 市立吹田市民病院 地域医療連携部 〒564-0082 吹田市片山町2丁目13番20号 TEL06-6387-3805 (直通) 06-6387-3311 (内線2151) FAX 06-6387-3315 (直通) 受付時間 月~金 9:00~20:00 土 HP e-mail 9:00~13:00 http://www.city.suita.osaka.jp/hospital [email protected] 第2回 市民公開講座を開催しました 5月17日(土)午後13時30分より千里市民センターで 以下の内容で市民公開講座を開催しました。今回のテーマ は「新しいがん検診~胃がん・大腸がん~」でした。94名 の市民の方に参加して頂き、好評を博しました。 第96回 臨床セミナーのご案内 日時 6月19日(木)17:00~18:00 場所 吹田市民病院 新館3階 講義室 演題 「患者・家族と医療者との 「 「 「 「 ピロリ菌ってなーに? -ピロリ菌と胃がんの関係- 」 外科 主任部長 戎井 力 ちいさな傷でおこなう胃がん手術 」 外科 医長 岡田一幸 内視鏡室ってどんなとこ? -受けよう検査、まずは検診- 」 放射線科 看護師 平尾郁子 大腸CT検査(大腸仮想内視鏡) -大腸癌は早期発見で完治する- 」 放射線科 部長 三上恒治 よりよい信頼関係をめざして ~医療事故被害者から院内相談員へ~」 講師 阪南中央病院 患者情報室「とまり木」 北田 淳子 第1回 CPCセミナーのご案内 日時 6月26日(木)17:00~18:00 場所 吹田市民病院 新館3階 講義室 演題 「心不全で紹介入院となり、 第4病日に死亡した90代女性」 講師 臨床病理部 部長 大石 一人 臨床担当医 美濃地貴之 革島真奈 当日の様子 5月14日(水)~16日(金)まで看護フェアを行い ました。患者さまやご家族の方へ向けて実際に体験して いただくコーナーを設けました。今年も大盛況のうちに 終わりました。 当院では本年4月より地方独立行政法人化に伴い、保険 医療機関コード番号が下記のとおり変更されました。また 診療科名の一部も名称変更しております。なお、診療内容 に変更はございません。 旧 新 《保険医療機関コード番号》 16-03270 → 16-08428 「一次救命処置を学ぼ う!」では参加された方が 真剣に学ばれていました。 今年は「長生き体操」を行 い。市のマスコットすいた んも参加しました。 循環器科 → 循環器内科 腎臓・泌尿器科 → 腎泌尿器科 お薬手帳ご持参下さい 当院受診される患者さまで、お薬手帳をお 持ちでないために、問い合わせ等でご迷惑を おかけする場合がございます。当院受診の際 にはお薬手帳をご持参頂くように 毎年人気の「肺年齢測 定」では当院の医師も参 加しました。 編 集 後 記 「経腸栄養試飲会」では魚 のカレイ味やタラ味のやわ らか食品も登場しました。 よろしくお願い致します。 第2回の市民公開講座を行いました。来て頂いた方の熱心にメモを取る姿や積極的に質問する姿には敬服いたします。地域医療連携部職 員も負けずに日々、医療知識について勉強をしていきたいと思います。さて、6月からサッカーワールドカップが始まります。日本の裏側、 ブラジルが舞台ですので、キックオフの時間帯が明け方から午前中にかけてです。寝不足の日々がはじまりそうです。
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