No.6 No.6

平成27年 1 月1日号
宮古市教育委員会だより
No.6
発行 宮古市教育委員会
〒028―2101
宮古市茂市第 2 地割112番地 1
☎ 0193 ―62 ―2111
川井小学校
川井西小学校
江繋小学校
小国小学校
平成 27 年 4 月 1 日に川井西小学校、江繋小学校、小国小学校が川井小学校に統合となります。
年頭のごあいさつ
宮古市教育委員長 坂 下 昭 弘
明けましておめでとうございます。皆さまには、健やかに新春を迎えられたこととお喜び申し上げます。
昨年中は、本市教育行政の運営並びに活動に対し、ご理解ご協力を賜り、厚くお礼を申し上げます。
これまで最優先で取り組んでまいりました東日本大震災からの教育環境の再建ですが、昨年 12 月に市民文
化会館が3年9ヶ月ぶりに復旧することができました。また、児童生徒が生涯を通じて学び続ける資質や能力
(「生きる力」)に必要な「確かな学力」、「豊かな心」、「健やかな体」を育み成長できるよう、被災学校施設の
復旧はもとより、一人ひとりの状況に応じたきめ細やかなケアに努めるなど、学校教育の充実を図ってまいり
ました。
一方、宮古市の教育行政を取り巻く環境においては、震災対応としての児童生徒の心身のケアは言うまでも
なく、少子化に起因する問題等、今の子育てをめぐる状況をより良い環境へ改善するよう、取り組まなければ
ならない課題も山積しており、教育委員会の果たすべき役割と責任は、ますます重要になっております。
新しい年を迎えるにあたり、このような課題解決に向け、教育の果たす役割の重責を強く感じながら「教育
立市」の実現に向けて、子どもたちにとってより良い方向に進むような教育環境づくり、そして市民の皆さま
が「いつでも・どこでも・誰でも」自由に学習機会を選択し、その成果を活かす
ことができるよう教育行政に取り組む所存でありますので、なお一層のご支援、
ご協力をお願い申し上げます。
結びに、新しい年が皆さまにとりまして幸多き年となりますことを心からお祈
り申し上げ、新年の挨拶といたします。
サーモンくんとみやこちゃん
1
みやこ・イングリッシュ・キャンプ
∼子どもたちの英語コミュニケーション能力の育成をめざして∼
現在文部科学省は、グローバル化 ※ に対応した教
育環境づくりの一環として、小学校の英語教育の拡充
と中学校・高等学校の英語教育の高度化を図る計画を
進めています。
この計画では、英語によるコミュニケーション能力
を養うことを目指しており、小学校3年生から英語に
触れる活動を取り入れ、小学校5年生になると、教科
としての英語の授業が始まります。中学校では、英語
の授業を原則英語で行い、さらに、高等学校では、生
徒が英語で発表や討論をすることを重視する方向で、
外国人と英語で会話ができる力の育成を目標としてい
宮古のいいところを集めたスーパーヒーロー作りの発表風景
ます。
子どもたちにより高いコミュニケーション能力を身
平成26年度みやこ・イングリッシュ・キャンプ概要
に付けさせることは、日本の将来にとって極めて重要
①中学生対象…平成 26 年8月4日(月)
であることから、
このような計画が進められています。
②小学生対象…平成 27 年1月7日(水) ※募集は、学校を通じて行いました。
【内 容】
①ポケモン・ゲーム
緊張をやわらげるウォームアップ
②ミヤコ・ブック
参加生徒のプロフィールを集める活動
③宮古のスーパーヒーロー
宮古のいいところについて考え、発表し合う活動
子どもたちは、初対面の外国人講師や他校の生徒と
の活動のため最初はかなり緊張していましたが、緊張
英語で活動の説明を受ける中学生
から解放されるにつれてお互いを理解し合い、一生懸
「みやこ・イングリッシュ・キャンプ」は、こうし
命英語でコミュニケーションをとっていました。
た状況を背景に小学生と中学生を対象にして今年度か
最後は、どの生徒も一日中英語を使って活動した充
ら始まった事業です。
実感と自信が感じられる満面の笑顔で、
「楽しかった」
外国人講師や他校の子どもたちとの交流を通して、
「いい体験だった」という感想でいっぱいでした。
英語や外国の文化について理解を深めるとともに、積
極的にコミュニケーションを図る姿勢を育成すること
を目指しています。 今年度8月4日に開催した「イングリッシュ・キャ
ンプ」には宮古市内の中学校8校から 32 名の生徒が
参加し、8名の外国人講師の指導を受けながら、3つ
の活動を行いました。
※「グローバル化」… 従来の国家・地域の垣根を
第 1 回イングリッシュ・キャンプの参加中学生と外国人講師
越え、地球規模で資本や情報のやり取りが行わ
れること。
担 当 学校教育課(68 - 9116)
2
子 ども ・子育て支援新制度の学習会を行いました
平成 24 年 8 月、日本の子ども・子育てをめぐる様々
学習会では、認定こども園制度を始めとした新制度
な課題を解決するために、「子ども・子育て支援法」
の概要とともに、地域の実情に応じた子ども・子育て
が制定されました。
支援のあり方等を学ぶことができました。
この法律と、関連する法律に基づく「子ども・子育
会場には、宮古市内はもとより、洋野町から釜石市
て支援新制度」が平成 27 年 4 月から本格的にスター
までの関係者 70 名以上が集まり、地域の事例を織り
トし、幼児期の教育や保育、地域の子育て支援の拡充
交ぜながら子育て支援に関する意見交換が行われ、熱
や質の向上が進められていくことになります。
気に包まれた学びの場となりました。
市と教育委員会では、この
「子ども・子育て支援新制度」
によって、「何がどう変わるの
か」「これからの子育て支援の
方向性」などについて学ぶた
め、平成 26 年 8 月 19 日に内
閣府子ども・子育て会議委員
である奥山千鶴子さんを講師
子ども・子育て支援新制度学習会の様子
に迎え、子育て支援機関、子
※子ども・子育て新制度の詳しい情報は、「内閣府子
育てサークル、そして行政・
市議会関係者を対象に、宮古
ども・子育て新制度」のホームページで発信されて
講師の奥山千鶴子さん
います。
(http://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/
市役所本庁舎6階大ホールにて学習会を行いました。
index.html)
学校教育課 こども発達支援センター
担 当
(68 - 9117)
※宮古市の状況については、広報みやこ平成 26 年
11 月 15 日号をご覧ください。
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第71回国民体育大会(希望郷いわて国体)レスリング女子が正式競技に追加決定!
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平成 28 年に開催される「希望郷いわて国体」から、レスリング競技女子フリースタイル 53
㎏級が正式競技として追加されることが決定しました。
女子競技の追加は、2020 年東京オリンピックに向け
た女子選手の充実強化を促進するために検討が進められ
てきたものです。
平成 26 年 11 月 23 日(日)には、市民総合体育館
でいわて国体レスリング競技の宮古市開催に向けた選手
育成強化と国体 PR のため、オリンピックで3連覇した
吉田沙保里選手を招いて「レスリング教室」が開催され
ました。正式競技に追加される女子 53㎏級は、吉田選
手の参加が見込まれる階級です。
当日はジュニア選手向けのレスリング教室のほか、初
心者向けの体力づくり教室も行い、参加した子どもたち
は吉田選手と一緒にマットで汗を流しました。
3
タックルを実演する吉田沙保里選手
生涯学習課
担 当 いわて国体推進室
(77 - 5117)
公民 館 少年教育事業「やる気ッズくらぶ」
公民館で開催する少年教育事業「やる気ッズくら
い!」との感想もありました。
ぶ」は 10 年目を迎え、これまで多くの体験学習の機
【第4回】10 月「三鉄に乗ってピクニック♪」 会を提供してきました。
市内小学生を対象に、学区外や異学年間の児童同士
三陸鉄道北リアス線の佐羽根駅で下車、陶芸等を体
の交流から自主性、社会性などを育成し心身の成長を
験しました。初めて三陸鉄道に乗車する児童が半数
図ることを目的として開催しています。
で、長∼いトンネルも楽しくてしょうがない様子でし
今年度は5回開催し、延べ 133 人が参加しました。
た。陶芸体験では、家でお皿のデザインを考えてきた
人もいるほど!
【第1回】5 月「まったり・ほっこりきっず茶会」
野外活動センター
1回目のやる気ッズくらぶは、茶道にチャレンジ!
では、広い敷地をな
畳の上で少し緊張気味の表情でしたが「真・行・草」
ぞなぞゲームで走り
のおじぎの仕方や畳の歩
回り、お弁当もお腹
き方を学び、2つのチー
いっぱいいただいて
ムで互いにたてたお茶を
帰りました。
ごちそうし合いました。
【第5回】11 月「炭焼きランチクッキング」
和の心に触れる2時間で
した。
陶芸にチャレンジ!
炭焼きジャンボピザと焼きリンゴ作りに挑戦。バ
茶道の所作等を学んだ茶会
ターやピザ生地から協力して作り、トッピングの野菜
【第2回】6 月、8 月
なども自分たちで上手に切りました。熱い炭を載せた
「わくわく♪ドキドキ!浄土ヶ浜☆ナイトハイク」
かごを持つのは大変でしたが、大きなピザが完成し、
夜の水産科学館見学や薄暗い臼木山をナイトハイ
みんなで美味しくいただきました。段ボール箱のオー
ク。聴診器や拡大鏡を使い、木の音や皮を観察し新た
ブンで作った焼きリンゴは、子ども達の土産話と一緒
な発見ができました。
に持ち帰りとなりました。
【第3回】7 月「集まれ!未来の昆虫博士」
今後も子どもたちの豊かな情操や創造力を養うた
チョウの標本づくり学習をメインに、ヘラクレスオ
め、様々な内容で開催していきますので、多数のご参
オカブトやハナムグリの観察などを行いました。
加をお待ちしております。
初めての標本作り作業に最初は悪戦苦闘していまし
担 当 生涯学習課 社会教育担当(68 - 9119)
たが、きれいな標本を何個も作り「また作ってみた
山口小学校・茂市小学校が文部科学大臣表彰を受賞!
平成 26 年度の優れた「地域による学校支援活動」として、山口小学
校の「山口小学校支援地域本部」と茂市小学校の「茂市小学校支援事業」
が、文部科学大臣表彰を受賞しました。
山口小学校では地域住民による学校支援ボランティア活動が、茂市小
学校では地域住民による学校支援ボランティア活動と放課後の学習支援
もちつき体験(茂市小学校支援事業)
活動等が、優れた活動として評価されました。
今後も、学校や家庭、地域が連携した教育活動の模範として、さらな
る活動の充実が期待されます。
担 当 生涯学習課 社会教育担当(68 - 9119)
4
登下校安全指導
(山口小学校支援地域本部)
震 災の記憶・伝承
東日本大震災記憶伝承事業報告会
③山東正昭調査員(日本民話の会)
日影町在住で津波にのみこまれ流された被災者の体
平成 26 年 10 月5日(日)、シートピアなあど2階
験を語りました。文字・写真や映像とは違って、参加
研修室で、東日本大震災記憶伝承事業で調査を委託し
者の心に響く「語り」の効果が印象的でした。
ている先生方から中間報告をいただきました。
災害に強いまちづくりの研究や防災意識の啓発・教
④小川直之委員(国学院大学教授)
育活動に活用が期待され、参加した市民の皆様とも情
各先生の講演をまとめたうえで、自然災害が頻発す
報共有いただき、これからの宮古市のまちづくりを共
るなか被災者一人ひとりから聞き取って記録すること
に考えるための一助としてもらえるよう、山本正徳宮
の重要性を強調、包括的な記録でなく一人ひとりから
古市長が呼び掛けました。
聞き取りを行っている宮古市の取り組みを「宮古モデ
ル」と評価しました。
①神田より子委員長(敬和学園大学教授)
調査地区やテーマについて 15 名の担当者のねらい
を含めて説明し、田老町史として記録が残っていない
田老地区の民俗と、明治の津波以後受け継がれてきた
伝承についても記録することに言及しました。
②南正昭副委員長(岩手大学教授)
防潮堤や区画整理などインフラ整備のプロセスを中
心に説明、宮古市が住民説明会を重ね丁寧に住民と共
同で進めていることを強調しました。コミュニティー
東日本大震災記憶伝承事業の中間報告会
再生のため被災者自身が小さな活動を積み重ねること
が大切だと指摘されました。 ■■■■■■■■■■■
担 当 文化課 市史編さん室(62 - 6447)
東日本大震災記憶伝承事業
■■■■■■■■■■■
震災の記憶を風化させることなく、後世の教訓として伝えるた
め、
『東日本大震災宮古市の記録』第1巻《津波史編》を刊行し、
その【概要版】を平成 26 年9月に市内全戸に配布しました。
本編では、明治・昭和三陸地震津波、チリ地震津波の被災状況
や写真、市内各地の津波記念碑、古代からの地震・津波の記録を
収録しており、市立図書館で閲覧できます。
平成 27 年度は、第2巻を刊行予定で、市民の皆さんの体験談
や復興の努力、支援・ボランティアなど様々な活動について、聞
き取りや取材を継続しています。
公共施設や家屋の復旧・復興だけでなく、「心の復興」に震災
の記録が役立つよう努力していきます。
東日本大震災宮古市の記録
担 当 文化課 市史編さん室(62 - 6447)
第1巻《津波史編》
5
文化・文化財
賞 名
受賞者名
崎山貝塚縄文の森賞
小 岩 光 太
千徳小学校
ユ ー モ ア 賞
若 狹 壮 汰
津軽石小学校
文まつり」を開催しました。
関 村 凌
津軽石小学校
上方落語家の桂九雀さんによる縄文落語会、宮古の
大 森 望 生
津軽石小学校
刀匠 辻和宏さんによる鍛冶体験講座、火おこし選手
白 乃 愛
津軽石小学校
権、弓矢、ペンダント作り等の各種体験、ドングリ団
佐々木 陸
津軽石小学校
橋 田 里 菜
津軽石小学校
作品の展示や、広場では崎山小学校児童による「崎小
澤 田 優 斗
千徳小学校
ソーラン」がまつりを盛り上げ、多くの来場者で会場
三 浦 健 伸
津軽石小学校
は賑わいました。
千 田 知 哉
千徳小学校
中 村 吏
高浜小学校
第 15 回崎山貝塚「縄文まつり」
平成 26 年 11 月 3 日(月)、崎山貝塚を会場に「縄
子、縄文食の試食などを行いました。
努
展示コーナーでは、縄文の風土器コンテストの入賞
力
賞
学 校 名
最優秀賞を受賞した
三浦優作さん
(高浜小学校6年)
の作品
縄文落語『縄文さん』を演じる桂九雀さん
崎山貝塚の整備工事を行っています
国指定史跡崎山貝塚は、公園と施設の整備を行って
います。公園は史跡の保護のための盛り土や、史跡の
案内表示などを行い、車いすの方でも自由に出入りで
きるように遊歩道を整備します。
また、国道 45 号に面した部分には、崎山貝塚の展
示ガイダンスや体験学習室、埋蔵文化財センター、崎
ドングリ団子づくりを体験
山出張所、公民館が一体となった複合施設を建設する
予定です。
完成は、平成 28 年7月頃を予定しています。施設
第14回縄文の風土器コンテスト入賞者
(敬称略)
賞 名
受賞者名
最 優 秀 賞
三 浦 優 作
高浜小学校
優
賞
白 石 華 彩
津軽石小学校
よく出来たで賞
岩 間 千 尋
高浜小学校
ユ ニ ー ク 賞
沼 里 正 大
津軽石小学校
縄 頭 手 賞
坂 本 海 斗
津軽石小学校
縄文人も喜ぶで賞
村 上 雄 聖
津軽石小学校
秀
では、宮古の歴史学習や体験
学習を行うことができ、市内
学 校 名
児童生徒だけでなく、地域住
民や多くの市民や観光客が自
由な活動や相互交流を行うこ
とのできる施設を目指してい
ます。
担 当 文化課 文化財担当(68 - 9122)
6
北上山地民俗資料館から
市民文化会館が復旧しました
平成 26 年 10 月 25 日(土)から 11 月 30 日(日)
までの期間、北上山地民俗資料館の開館 20 年を記念
し、企画展『「もの」からのメッセージ∼有形民俗資
料が語る生活文化∼』を開催しました。展示では、当
館の 20 年の歩みや、地域の皆さんにご協力いただい
た調査の様子を写真パネルで紹介しました。また「民
俗考古学からみた北上山地の民俗技術」をテーマに、
岩手大学人文社会科学部非常勤講師の名久井文明さん
の研究成果に基づいて、北上山地各地の有形民俗資料
や全国各地から提供していただいた出土遺物の写真を
展示しました。
復旧した市民文化会館の大ホール
例えば、現在も産直などで売られている「押しグ
リ※ 」と同じ形状のものが縄文や弥生時代の遺跡から
宮古市民文化会館は、東日本大震災による津波で被
出土しています。このことから、縄文時代の人たちも
災し休館しておりましたが、12 月に復旧工事を終え、
クリを乾燥させて殻を取り除いて長期保存し、食用に
平成 26 年 12 月 21 日(日)に復旧記念式典・市民
していたことが推測できます。この他にも木の皮のは
による舞台芸術発表を行いました。
ぎ取り方の種類や、金矢で木を割る技術などについ
記念式典は、司会を宮古高等学校放送部が担当し、
て、出土遺物と民俗資料がそっくりで、技術が縄文時
多くの市民が芸術文化の拠点の再開を祝いました。
代から続いているということが一目見てわかる展示を
続いて磯鶏・宮古・千徳の各小学校児童、津軽石中
行うことができました。
学校、宮古高等学校音楽部による合唱、芸術文化団体
によるピアノ・ヴァイオリン・三曲などの演奏、宮古
市芸能団体連合会の祝舞、国指定重要無形民俗文化財
「黒森神楽」の「榊葉」、重茂中学校の「トド埼太鼓」、
市民合同合唱団による合唱が披露されました。最後に
「花は咲く」「故郷(ふるさと)」を参加者総出演で合
唱し、宮古市の芸術文化の新たな船出を誓いました。
企画展の様子
当館で展示している有形民俗資料は、いわゆる「民
具」と呼ばれる昔の生活用具ですが、現代ではその多
くが使われなくなってしまったものです。しかし、使
う人や職人が木や木の皮など自然のものを利用して
作った道具には、素材や技術に関するさまざまな情報
が詰まっています。今回の企画展をとおして、地域の
12 月 27 日(土)には復旧記念事業として劇団四
伝統的な生活文化を記録することの重要さに加えて、
季によるファミリーミュージカル「魔法をすてたマ
民俗資料に見られる技術が相当古い時代までさかのぼ
ジョリン」が行われました。
るのだという視点を持って調査する必要があるという
平成 27 年2月 11 日(水・祝)には、昨年に引き
認識を新たにしました。
続き「みやこ復興寄席」が行われる予定です。ぜひご
来場ください。
※「押しグリ」… 生栗を干して臼と杵(きね)で
担 当 文化課 文化担当(68 - 9121)
殻や皮を取り除いた保存食。
担 当 北上山地民俗資料館(76 - 2036)
問い合わせ 市民文化会館(63 - 2511)
7
宮古市読書ボランティア研修会
平成27年 成人式
27 年1月 11 日(日)午後2時
● 日 時 平成
午前9時 30 分∼正午
● 場 所 宮古市民文化会館
● 内 容 20
歳を迎える成年をお祝いし、激励
● 場 所 山口公民館
します。
問い合わせ
● 内 容 パネルシアター、手遊び、紙芝居
生涯学習課
社会教育担当(68 - 9119)
問い合わせ
生涯学習課
社会教育担当(68 - 9119)
第10回宮古市小学生縄跳び選手権大会
― 宮古市教育振興運動の集い ―
● 期 日 平成
27 年 2 月 7 日(土)
● 場 所 宮古市民総合体育館
● 内 容 市内の小学生が普段から取り組んでい
る縄跳びの回数を競い、体力の向上を
図ります。
一般財団法人
宮古市体育協会
(62 - 6000)
生涯学習課
社会教育担当(68 - 9119)
第10回ふるさと博物館企画展
「南部鼻曲りのふるさと津軽石・復興関係の発掘調査」
「南部鼻曲り鮭」を代表し、本州屈指の鮭川で知られる津軽石川の鮭漁、江戸との交易、鮭の資源保護
に努力した津軽石地区の歴史を、盛合家の文書を中心に紹介します。
また、現在進められている復興事業に伴う発掘調査について紹介し、大阪府堺市との復興支援交流展示
を行います。
【企画展】
● 日 時 平成 27 年2月7日(土)∼ 22 日(日)
月曜日(10 日・17 日)休館
● 場 所 市立図書館2階 展示室
● 展示内容 登録有形文化財である主屋と登録記念物である庭園を
有する津軽石地区の盛合家についての展示と復興事業
に伴う発掘調査で出土した土器などの展示を行います。
【講演会】
● 日 時 平成 27 年2月 22 日(日)
午後1時から
● 場 所 市立図書館2階 展示室
● 講演内容 津軽石地区盛合家についての講演会と堺市からの派遣
職員による復興支援交流展示の解説を行います。
環境に配慮した植物油インキを使用しています。
津軽石川での鮭漁(昭和 10 年)
問い合わせ
文化課文化財担当(68 - 9122)
ユニバーサルデザイン(UD)の考えに基づいた
8
見やすいデザインの文字を採用しています。
27
発行 宮古市教育委員会 〒028 ・2101 岩手県宮古市茂市第2地割112 番地1 ☎ 0193 ・ ・2111
問い合わせ
平成 年1月1日
27 年 1 月 25 日(日)午後1時
● 場 所 宮古市民文化会館大ホール
● 入場料 無料
● 内 容
①事例発表
「地域による学校支援活動について」
発表者:山口小学校支援地域本部
地域コーディネーター 佐々木 良恵 氏
②講演
「生涯スポーツ ゴルフの魅力について」
講 師:プロゴルファー 深堀 圭一郎 氏
プロゴルファー 金谷 嶺孝 氏
● 日 時 平成
第6号
宮古市生涯学習市民講演会
問い合わせ
27 年2月4日(水)∼6日(金)
郷土をおこす人づくり
● 日 時 平成
宮古市教育委員会だより
イベント・各種事業のお知らせ
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