ノ ,、姻睡 旨h 謬垢 舗ド:撫簗ll講 平成13年1月 あなたのカルテは万全ですか? (その1) カルテは歯科医の診療行為を裏付ける唯一のものです。カルテ開示が迫る中ご自分のカ ルテは十分に整備されていますか?今回と次回の二回に分けてカルテ記載時のチェック項 目を掲載します。 1.カルテ記載について (1)鉛筆書きの記載がありませんか?また、訂正は二本線で訂正していますか? (2)診療行為を一行一項目で記載していますか? (3)記載内容は、診療の手順に従って記載していますか? (4>診療行為を裏付ける記載となっていますか? (5>症状の記載や手技の記載がありますか? (6>略称や略号は定められた用語で記載されていますか? 2.カルテの1号用紙の一面について (1)傷病名欄の略称は、正しいですか?(レセプトの略称傷病名は使用できません) (2)診療開始・終了年月日・転帰欄の記載はしていますか? (3)口腔内所見(歯式図)欄に現症の記載をしていますか? (4)主訴の欄は、患者の言葉で記載していますか? 3.一部負担金の徴収・日計表について (1)カルテの点数とレセプト請求の点数が一致していますか? (2)一部負担金を必ず日計表に記載していますか? 1)一部負担金を減額したり徴収しないということはありませんか? 2)一部負担金徴収額に間違いはありませんか? 4.診療情報提供書について (1)控えは必ずカルテに添付していますか? (2)様式は要件に合っていますか? 5.技工指示書について (1)技工指示書の記載要領は満たされていますか?層 1)医療機関名・住所・電話番号・開設管理者氏名・複数の歯科医師がいる場合に は指示した担当医の氏名の記載 2)発行年月日の記載 恥 3)指示内容(設計等)の記載 4)作製方法の記載 5)使用材料名の記載 (2)指示した内容と納品伝票が一致していますか? (3)指示した内容とカルテの内容が一致していますか? (4>技工指示書、納品書は一人一枚ずつ書いていますか? 6.基本診療料について (1)初診料・再診料の算定は要件にあっていますか? 1)初診料を算定する場合、前回診療日からの間隔は、十分ですか? 2)一日二度来院の場合、算定要件を満たしていますか? (2)電話再診について 1)電話再診の場合、患者に指示した内容や治療上の意見は記載していますか? 2)診療についての相談や説明は算定要件になりません。 (3)障害者加算について 1)障害者加算を算定した要件は満たされていますか? 2)障害者加算を算定した理由を記載していますか? (4)時間外、深夜加算:について 1)来院時刻を記載していますか? 7.各種指導管理料について (1)指導内容は記載してありますか? (2)指導内容の要件は満たされていますか? (3)指導内容が治療に反映されていますか? (4)指導内容は前回の指導内容に比べ発展性がありますか? (5)治療の効果が上がっていますか?効果がなければその原因と思われる記載がありま すか? 8.歯科衛生士業務記録について (1)業務記録簿の性格は、歯科医の診療姿勢を衛生士が患者に発露するものです。従 って、患者の経過が追えるようなものになっていますか? (2)指示した内容をカルテに記載していますか? (3)実地指の項目だけの記載ではなく具体的に指導した内容を記載していますか? (4)実施時刻や衛生士の署名はありますか? (5)染め出しチェック(チャート)の結果を記載していますか? 9.在宅医療について (1)歯科訪問診療を行った日付、開始した時刻及び終了した時刻を記載していますか? (2)歯科訪問診療を行った訪問先を記載していますか? (3)歯科訪問診療を行った(通院困難な)理由を記載していますか? (4)歯科訪問診療1、歯科訪問診療2の算定要件を満たしていますか? 10.各種検査について (1)検査結果を記載していますか? (2)検査結果が診療内容に反映されていますか? ll.画像診断について の (1>診断できる状態の画像ですか? (2)撮影した目的や所見をカルテに記載していますか? (3) 「∼の疑い」と言う病名で撮影した場合もその結果を記載してください。 (4)診断するための撮影が患者の被爆のリスク以上に必要なものですか? 医馨 国 「 ▲ 』昭 ’灘慧難}蕪:[}1窯i 含ま紗撫 あなたのカルテは万全ですか? 平成13年2月 (その2) 1.歯内療法について (1)抜髄前の普通処置は鎮静を目的としたものに限られます。 (2)根管治療の薬剤名を記載していますか? (3)加圧根分の算定について 1)根充は充分ですか? 2)根充後確認のX−Rayを撮影してますか? (4)消炎処置について 1)消炎処置を行った場合、その必要性を記載していますか? 2)消炎処置は、実態に応じた算定になっていますか? 3)必要に応じた投薬をしていますか? (5)ラバーダムの使用について 1)使用目的や方法を理解されていますか? 2.歯周治療について (1>歯周病の診断と治療のガイドラインに沿った治療がなされていますか? (2)治療計画を立てていますか? (3)指導管理の内容の要点をカルテに記載していますか? 1)P翠黛は、初診月に算定をしていますか? 2)Pの治療計画を立て、患者に説明していますか? 3)2回目以降の指導内容がステップアップしていますか? (4)歯周組織検査について 1)歯周組織検査の算定要件を満たしていますか? ①動揺度の記載がありますか? Moの場合も記載していますか? ②急性症状がある場合や切開を行った日に検査をしていませんか? 2)目的のある検査がなされていますか? 3)歯周組織検査データに対する評価の記載はありますか? 4)歯周組織検査に基づいた所見を記載していますか? 5)歯周組織検査の間隔は十分ですか? 6)歯周組織の治癒機転を充分考慮した上で行ってください。 (5)スケーリング・SRP・PCurの区分オーバーや歯数オーバーはありませんか? (6)FOp・GEct等の歯周外科処置は、その術式等を記載していますか? (7)歯周外科後のケアがなされていますか? 3.口腔外科について (1)外科的処置を行うに当たっての診断した内容をカルテに記載していますか? (2)外科手術の術式や経過を記載していますか? (3)切開の内容状況を記載していますか? (4)難抜歯、埋伏歯抜歯及びWZ摘出の方法をカルテに記載していますか?またそれら の方法は、算定要件を満たしていますか? (5)必要に応じた投薬はありますか? 4.歯科麻酔について (1)麻酔を行った場合には麻酔の記載がありますか? (2)麻酔方法・薬名・量の記載がありますか? 5.充填について (1)充填材料名を記載していますか? (2)充填部位(窩洞形態)を記載していますか? 6.補綴について (1)補管の期間中ではありませんか? (2)Core setだけで終わっている場合、理由を記載していますか? (3)自費に移行した場合は、カルテに自費移行と記載していますか? (4)補綴物の材料名・形態・種類を記載していますか? (5)補診の内容の記載をしていますか? (6)新製義歯調整指導料や有床義歯調整・指導料の算定について 1)有床義歯調整・指導のガイドラインに基づいた調整・指導をしていますか? 2)算定要件が満たされていますか? 3)調整・指導内容を記載していますか? 7.投薬について (1)症状に応じた投薬がなされていますか? (2)薬剤の用法・用量を記載していますか? (3)薬剤情報提供料について 1)処方した薬剤の名称・用法・用量・効能・効果・副作用及び相互作用に関する 主な情報を文書により提供していますか? 2)薬剤情報提供料を算定した場合は、薬剤情報を提供した旨を記載していますか? まとめ (1)カルテ記載は、診療行為や点数だけでなく、使用した保険医療材料やその使用量も 記載し、また、診療行為の根拠となる症状や所見も記載してください。 (2)第三者が判読できるよう丁寧に記載してください。 (3)診療行為の手順に従って行間をあけずに記載してください。 (4)黒または青のインクやボールペンで記載してください。 (5)OA機器による診療録作成を行った場合、担当医の署名または押印をしてください。 (6)診療録は、治癒または中止の日から5年間の保存の義務があります。 _盤響…懇総 平成13年3月 Ql 会員からの質問に答えて(Q&A) X−Ray(D)による全顎撮影におい Al 貴見の通りです。 て歯数等により9枚以内の撮影に際 しては、48×枚数で算定してよいことにな りましたが、歯周治療など長期にわたる治 療においては、同一初診期間中に疾患の治 癒経過の確認のために再度全顎撮影の必要 r にせまられます。この場合前回と同様の48 ×枚数の算定でよいですか。 Q2 A2 重度の歯周疾患に罹患した上顎大 保険診療においては1歯として包 臼歯において、骨縁下欠損の進行に 括されるために主たる治療行為で算 伴い、口蓋根に上行性の歯髄炎から歯髄壊 定します。 疽へと病状が進展し、急激な痙痛を訴える ことがあります。このような場合口蓋根 は感染根管処置、頬側2根は抜髄処置にな ることがあります。病名と算定方法を教え て下さい。 Q3 A3 即時義歯装着→T.cond→義歯裏 即時義歯を装着して早期(3カ月 装は可能でしょうか。また、その期 以内)に裏装を行う場合は、修理で 間はどのくらいでしょうか。裏装時に調B 算定します。T.condも算定できます。3 の算定は可能でしょうか。 カ月以上経過した場合は、即時義歯でも裏 装が算定可能です。裏装時の調Bは算定で きます。 司(前装冠)未装着請求後にコの Q4 歯根破折で来院した場合、祠 未装着のため補管の請求がされて のブリッジの製作は認められますか。 支えありません。 A4 いないので、ブリッジの製作は差し Q5 A5 2回目の検査は歯周基本検査と言 医師の裁量権に委ねられますが、 われていますが、1,2回目ともに 実態に応じて検査を行ってください。 歯周精密検査を行うことはできませんか。 一般的には、歯周精密検査は中等度以上の 歯周炎に対して実施されるものです。 Q6 A6 3回目の歯周組織検査の結果、あ 可能ですが、しっかりした治療方 る部位は補綴を、ある部位は再SRP、 針をカルテに記載し、医学的常識に 他の部位は歯周外科と治療を並行してもか 基づいて診療してください。 まわないでしょうか。 Q7 A7 インプラント周囲歯肉に炎症が認 インプラント体のキュレッテージ められたので、歯肉縁下のインプラ は保険給付外となり、算定できませ ント体のキュレッテージと投薬を行いまし ん。投薬に関しては、インプラント周囲炎 た。この場合の算定方法はどうしたらいい という病名で算定可です。 ですか。 Q8 の充実が叫ばれています。特に指導 ・ カルテには、歯科衛生士に行った 管理料算定の際の指導内容の記載が義務づ い。指導の内容は、歯科衛生士が業務記録 けられていますが、歯科衛生実地指導料算 簿に記載し、主治の歯科医師に報告するこ 定の際のカルテ記載はどうしたらいいので とになっています。この業務記録簿には指 すか。実際の指導内容を書いておけばいい 導の内容のみならず、患者の口腔内の状況、 のですか。 指導の実施時刻、担当者の署名を明記する カルテ開示も目前に迫り、カルテ A8 指示内容等の要点を記載してくださ ことが必要です。 壁康 囲陥・漕 平成13年6月 摘要欄【明細書に記載する事項について】その1 基本診療料他 解釈および留意事項 記載事項 (1)保険種別変更 (医保→国保など) ・診療継続中に保険種別等の変更があった場合。 ・初診料の算定はできない。 ・診療開始日の記載はケースにより異なるため注意すること。 (2)当該患者の前回治療 ・かかりつけ歯科医初診料を算定した患者であって、治療計画に基 つく一連の治療が終了した日を含む月の翌月から起算して2か月 を超えた場合に、当該患者に再度のかかりつけ歯科医初診料を算 終了年月 幸する場合。 (3)B傷病の診療開始日 ・A病治癒後、1か月以内にB病が発生した場合、A病の初診料算 定から1か月を経過していれば、B病の初診料が算定できる。 (診療開始日は、A病の開始日) 例) A病開始 治癒 B病開始 l l…’………→ 「一一一一 4/10 5/6 5/30 C司Pul) 歯冠修復(完) (「i多Perico) (4>親子継承ヤ ・保険医療機関の親子継承時に記載する。 ・医療機関コード番号が変更になる。 ・初診料は算定せず、診療開始日は継続患者の最初の再診日。 (5)1日2度来院 ・病状などの変化により1日2回来院した場合。 ・それぞれ再診料および処置料を算定。(実日数は1日) ・補綴に係る一連の行為に関しては、再診料は算定できない。 (6)電話再診×回数 ・患者またはその看護に当たっている者から電話等により治療上の 意見を求められ指示した場合に算定。(指導料等は算定不可) ・時間外・休日・深夜加算、乳幼児・障害者加算も算定可。 ・診療行為のない日…実日数1日加算する。 ・診療行為が同日にある場合…実日数に加算しない。 ・TEL×回数 ・同日TEL×回数 (7)月遅れ請求、請求漏 ・請求漏れの明細書を月遅れで請求する場合。 れ等 (8)「号泣のため治療不 能」等 ・乳幼児等が号泣等のため治療ができなかった場合。 ・病名は「()の疑い」と記載。 ・治療困難などの理由での障害者でない患児への障害者加算は、算 定できない。 、 (9)右下に赤色で㊥ ・老人被爆者の場合に表示。 (1◎㊥ ・生保と原爆併用の場合に表示。 ・全額原爆単独分として一般の明細書(②公費①単独②本外)で支 払基金に請求。 (11)()月()日6 歳 (拗傷病名 ・月の途中で満6歳となり、乳幼児加算を算定しなくなった場合、 「氏名」欄に生年月日まで記載するが、「摘要」欄記載でも可。 ・傷病名が「傷病名部位」欄に書ききれない場合。 鴨 指導管理料 記載事項 解釈および留意事項 (1)診療情報提供料の算 定日 ・紹介先医療機関ごとに患者一人につき月1回に限る。 ・保険医療機関相互間において保険給付の範囲の限られる。(矯正 等では算定できない) ・情報提供した理由が病名等では不明な場合は、「摘要」欄で説明 した方が望ましい。 ※情報提供先 (2)初回の継続的歯科口 腔衛生指導料を算定 した年月 ※保険医療機関以外の機関へ情報提供を行った場合に記載。 ・継続的歯科口腔衛生指導料を算定した患者に対し、初回の継続的 歯科ロ腔衛生指導を行った日から起算して1年間以内に新たな翻 蝕が認められなかった場合。(240点算定時) 在宅医療 (1)日付、開始した時刻 および終了した時刻、 訪問先、通院困難と なった理由 ・訪問診療を行った場合。 ・居宅の2人目以降や、施設複数で訪問診療時間が30分に満たない 場合でもすべて記載が必要。 (2)(⑩ ・社会福祉施設等で複数の患者に歯科訪問診療2(400点)を算定し た場合は、1人目の患者に限り記載する。 (3)㊨ ・介護保険に相当するサービスのある診療を行った場合に、当該患 者が要介護i者または要支援者である場合には記載する。 (4)訪問先、通院困難な ・老人訪問口腔指導管理料(訪問口腔430点)を算定した場合。 刻 理由、指導の実施時 (5)訪問診療および外来 診療の日付 ・同一月内に歯科訪問診療と外来診療が混在する場合は、それぞれ 明確に区分できるように記載する。 (6下付、訪問先、通院 困難な理由、指導の 開始および終了時刻・ ・訪問歯科衛生指導料(二二二二500点、二丁丁丁80点)を算定した (7)直近の歯科訪問診療 ・無論指を算定した月と同一月に訪問診療がない場合に記載する。 場合。 を行った月日 (8)1日2回訪問 ・後出血等病状の急変のため1日2回訪問診療した場合。 ・訪問診療料は「1日につき」の算定なので、1日2回訪問を行っ た場合はどちらか一方を訪問診療で算定し、他方は再診料を算定 する。 お 知 ら せ 次の医薬品が供給停止となりました。 医療用解熱鎮痛剤・「セデスG」 ・「サリドン錠」及び「サリドン粉末」 〔理由〕 当該医薬品に含まれるフェナセチンが長期・大量服用により重篤な腎障害等の副作用 を引き起こす可能性があるため。 なお、承認された「用法・用量」「使用上の注意」に基づいた適正使用については特に 安全性に問題はないため、手持ちの在庫品については使用して差し支えありません。 欝 灘.誹 鐸垢 灘 購 難難鋤 r ( 平成13年7月 摘要欄【明細書に記載する事項について】その2 画像診断 解’ 記載事項 (1)後日パノラマ、後日全 @顎 、 i2)開口障害・嘔吐など ゚および留意事項 ・標準X線を撮影後に緊急の処置を行い、その後症状が落ち着いた時 _において総覧的診断のためパノラマまたは全顎撮影を行った場合。 ・口内法による撮影が困難なためパノラマ撮影を行った場合に、その │記載する。 投薬 (1)薬名、規格・単位(%, ・所定単位の購…入価格が205円を超える投薬を行った場合に記載する。 ml, mg)および使用量 (2)算定の日付および理由 ・同一患者に対して、同一診療日に、一部の薬剤を院内において投薬 し、他の薬剤を院外処方箋により投薬する事は緊急やむを得ない場 合および抜歯後等に頓服薬を投与する場合を除き認められない。 ・万一緊急やむを得ない事態が生じ上記のような方法による投薬を行 つた場合に記載する。 (3>当該ビタミン剤の投与 が必要かつ有効と判断 した趣旨 ・入院時食事療養費に係る食事療養を受けている患者または入院中の 患者以外の患者に対してビタミン剤(ビタミンB群製剤およびビタ ミンC製剤に限る)を投与した場合。 ・病名によりビタミン剤の投与が必要かつ有効と判断できる場合を除 き、趣旨を記載する。 (4)当該長期投与の理由 ・長期の旅行等特殊の事情がある場合において、必要があると認め、 必要最小限の範囲において、内服薬または外用薬について14日を超 えて投与した場合に記載する。 処置・手術・麻酔他 (1)時間外加算等の処置名、 手術名または麻酔名お よび加算の種類 ル急のため時間外、休日または深夜に処置・手術を行った場合。 ・処置・手術が全体として一体と考えられる処置・手術を行った場合 には、個々の所定点数が150点に達しなくとも、それらの合算点数 が150点以上のときは加算が認められる。 ・加算点数(時間外40/100、休日または深夜80/100)は、各項の「そ .・ の他」欄に記載する。 (2)抜歯中止および日付 ・再度抜歯および日付 ・完全抜歯が困難となりやむを得ず抜歯を中止した場合に抜歯の所定 雨 点数を算定し、中止の日付を記載する。 ・ ・再度抜歯した場合も、その日付を記載する。 ・根未完成の永久歯の予後観察のための晶晶的根充を行った場合、1 (4)ヘミセクション(分割 ・残存歯根は根管数に応じて歯内療法の算定可。 ・上顎の大臼歯または小臼歯の1根のみを残した場合の補綴物は保険 填 (3高間根管充填 ・暫間根管充填後根管充 抜歯)および部位・抜 歯した歯根名 回に限り算定できる。 ・暫問根管充填後に、根管充填を行った場合についても同様。 給付外。 ・処置・手術の「その他」欄で、ヘミセクション460×回数 解釈および留意事項 記載事項 (5障害者の薬物塗布 ・障害者等で、比較的年齢の高い患者の永久歯初期う蝕に対して薬物 塗布を行った場合、その旨記載する。 (6>部位および日付 ・同月内に日を異にして同じ部位を2度切開した場合。 (同部位の2度切開) (7)「血友病」、「紫斑病」 など全身疾患 ・部位および日付を記載する。 ・抜歯後に限らず、歯肉弁切除後の出血、全身疾患等で出血性素因が ある患者で、歯肉からの異常出血など簡単に止血しない場合、後出 血処置が算定できる。 ・病名は「歯肉出血」等。 (8)「失活抜髄()」 実際に行った歯髄鎮静 ・失活抜髄の場合は、抜髄処置前において歯髄の鎮静を目的として行 つた普通処置について()書きで付記する。 に係る内容を()書 きで付記 (9三根貼 ・根管充填後、再度歯内療法を行う必要が生じた場合。 ・根管充填については再度の算定はできない。 ⑳歯式および日付 ・症状および経過により、知覚過敏処置が3歯以下と4歯以上とが混 (知覚過敏処置) 在する場合。 ・病名が4歯以上で、知覚過敏処置が3歯以下の場合も同様。 ⑪「後継永久歯なし」お よび部位 働旧義歯利用 ・後継永久歯が欠如している乳歯が骨植堅固の場合、歯内療法および 歯冠修復を永久歯の所定点数で算定、加圧根充等流定可。 ・旧義歯を利用して咬合挙上を行った場合。 ・調整200点を算定。 ・病名は「顎関節症」 ⑯()後再度知覚過敏 (Hys) ・知覚過敏処置後に、スケーリング,SPR, PCur, FOp等の処置で再 度知覚過敏を起こした場合も、知覚過敏処置は算定できる。その旨 記載する。 (14保存可能となり根管治 品(歯内療法) ・抜歯を前提とした消炎処置120点を算定後、稀ではあるが経過が良 好になり保存可能になった場合の算定法は、特に月をまたがった場 合の算定の取り扱いは、感染根管処置は重複算定できないが、根管 貼薬処置から根管数の実態に応じて算定でき、その旨記載する。 ㈲転位歯等理由(萌出期 ・正常に萌出できない歯牙で、必要があり萌出期を過ぎた年齢で弁切 を行った場合に、その旨記載する。 を過ぎての弁切) α⑤酸素購入単位(単位銭) および使用量(単位の・ 窒素の使用量(単位の ・酸素の算定式 ・処置等に伴って使用した酸素および窒素の費用を請求する場合は、 地方社会保険事務局長に届け出た購入単位(単位銭)(酸素のみ) および当該請求に係る使用量(単位:のを記載する。 ・酸素の費用に係る請求については、地方社会保険事務局長に届け出。 た酸素の単価、当該請求に係る使用量および補正率を以下の例によ り記載する。 [記載例(単価0.15円の場合の酸素の購入価格)] 処置名 酸素吸入 65×1 酸素の加算 6×1 (届け出た購入単価) (使用量) (補正率) ( 0.15円 × 3004 × 1.3 )÷10=6 (注〉()において端数整理を行った後、10円で除して再度端数 整理を行うこと。(四捨五入) 鍮 一け ▲. 7﹄ 國■ 隠 霧}1鱗i誓1亭亭1∫髪1 平成13年8月 摘要欄【明細書に記載する事項について】その3 歯冠修復および欠損補綴 解釈および留意事項 記載事項 (1)事前届出受理番号 ・地方社会保険事務局長に事前に模型等を提出した上でブリッジを製 作した場合の受理番号。 (2>1歯分間隙 ・欠損でない1歯相当分の間隙のある場合に補綴を行った場合は、間隙 を欠損とみなした傷病名とし、当該部位に△を記し、その旨記載する。 (3)「後継永久歯なし」お ・後継永久歯が欠如している乳歯が骨植堅固の場合、歯内療法および 歯冠修復を永久歯の所定点数で算定(補管算定不可)。 よび部位 (4)中切歯が支台歯にでき ない理由 (5)間隙狭くポンティック 1歯 (6)補綴物維持管理料を算 課した年月日および補 綴物の種類 (7)(歯冠形成、印象採得 後の)抜歯事由 (8)品形(インレーKP) 後歯牙ハセッのため生 PZ(失PZ) ・中切歯が支台歯として使用できない理由がある場合に限り、 ②3④⑤のブリッジが認められる。 ・魑④、①1①23④、①②34⑤など間隙狭くポンティックを 1歯としたBrが可。 ・筆管を算定している保険医療機関において、補管を算定した補綴物 の再製作を行う場合。 ・傷病名は、「傷病名部位」欄に記載する。 ・歯冠形成および印象採得後、偶発事故等止むを得ない事情により歯 冠形成歯を抜歯した場合は、当該歯牙に装着予定の完成している歯 冠修復物、欠損補綴物について請求しても差し支えない。 ・インレーの形態により修復する予定で、印象、歯冠修復物製作後、 歯牙破折等により不適合となり全部鋳造冠に変更した場合、歯冠形 成料からの算定は、医師の責任によらない場合には認められ、その 旨記載する。 ・既に製作した歯冠修復物は算定できない。 ・人工歯料の算定に当たって、同「組の人工歯を月をまたがって分割 使用し、既に請求済である場合であって、当該月には人工歯料の請 求がない場合にはその旨を記載する。 ⑳部分的再評価済等の説 ・全顎的に歯周外科が必要な症例の場合、全ての部位の外科が終わり 病状の安定を持ってその後に補綴するのが理想的だが、治療上ボス テリアストップを得るために例えば臼歯部の外科の後、先に臼歯の 補綴をし、その後前歯部の外科をし安定を持って前歯部を補綴する 場合、その旨記載する。 明 (9)人工歯料算定済 日 ⑳新製部位および装着月 ・[調A]が装着した翌月に算定された場合に記載する。ただし、 「傷病名部位」欄等で判断可能である場合は、装着月日のみの記載 で可。 二二A算定済 ・新製義歯装着後他部位の新製義歯を装着した場合で、最初の新製義 歯装着後1か月を経過している場合の[調B]算定時。 ・ 解釈および留意事項 記載事項 ⑯「4歯欠損5歯配列」 など ⑯破損防止 ・義歯に欠損歯数と補綴歯数が異なり算定点数が異なる場合は、その 旨記載する。 ・スルフォン床義歯(修理または新製時)に補強線を使用した場合に 記載する。 ㈲残根上義歯および部位 ・残根上に義歯を装着した場合は、その旨記載する。 ㈹旧義歯の歯式に追補 ・旧義歯に追補した場合に記載し、追補部位を欠損病名とする。 oの修理日 ・同月に同一義歯を2回以上修理した場合、修理日を記載する。 ⑯再形成した欠損部位 ・咬合面再形成した歯数と欠損歯数が異なる場合。 ・病名は「義歯咬合面不適合」 働即時義歯 ・模型上で抜歯を推定して有床義歯を作製した後、抜歯を行って装着 する場合。 ・即時義歯は長期的に使用できるものを言うのであり、暫問義歯の給 付は認められない。 ・歯肉の退縮等により比較的早期に床裏装を行った場合は、装着から 3か月以内は有床義歯修理の点数を算定し、3か月経過後は床裏装 の点数を算定する。 ㈲6か月以内の義歯 ・特殊事情により6か月以内に同部位の義歯を新製した場合に、その 事由を記載する。 ・遠隔地への転居のため通院不能、急性の歯牙疾患のため喪失歯数変 更、承諾番号、保険者承認など。 ⑳㊧(未装着請求) ・補綴物完成後1か月以上経過したにも係らず患者が来院しない場合 に請求する。「平成 年 時分」欄は製作月を記載し、「診療実日数」 欄は0とし、「転帰」欄は中止とする。 ・死亡の㊧ (死亡時の未装着請求) ・患者の死亡が明らかな場合は、1か月を待たずに請求できるが、そ の旨記載する。製作月で請求、実日数は実施通りまたは0、転帰欄 ・部位および「連結冠」 ・連結冠の未装着は、ブリッジと同様に装着料を差し引かずに請求で は中止。 (連結冠の未装着請求) 求 吻Br仮着後未来院㊧請 きるが、その旨記載する。 ・ブリッジ仮着後患者が来院を中止した場合は、未装着請求と同様に 取り扱う。 ・レセプトの「平成 年 二分」欄は仮着月とする。 ㈲()月未装着請求済 ・補綴物を作製後患者が未来院のため、未装着請求を既に行った後に 来院し、当該補綴物を装着した場合(補二二定可)。 再 ※ 内訳を記載するに当たって、「摘要」欄に書ききれずに付せんを付す必要がある場合には「摘要」 欄の下に「摘要」欄の幅の付せんを貼り付けるとともに、上に折り返しておくこと。この場合に おいて、付せんに代えて続紙として、明細書と同じ大きさの用紙(用紙の色は白色で可とする。) の下端を50㎜程度切りとったものに、診療年月、医療機関コード、患者氏名、保険種別番号(例 :1社・国 1単独 2回外)、保険者番号(公費負担医療のみの場合は第1公費の公費負担番号)、 被保険者証・保険者手帳等の記号・番号(公費負担医療のみの場合は第1公費の公費負担医療の 受給者番号)を記載した上、内容を記載し、当該明細書の次に重ね、左上端を貼り付けてもよい。 ※ その他の治療内容等で、第三者に説明が必要と思われる事項を記載してください。 一 7﹄ 轄 医腎 愈より 平成13年9月 Ql 老人保健制度改正後のQ&A Al 新たに開設される診療所について は、開設前に定額制の届出があれば、 開設の日から定額制を採用して差し支えあ 初日からでしょうか。 りません。 医科と歯科が併設されている診療 所は、どちらか一方の診療科のみ定 額制を選択することができますか。 Q2 A2 可能です。 一部負担金の徴収において定率制 を選択していましたが定額制に変更 する場合はどのようにしたらよいのですか。 都道府県知事に対して、定額制を 選択する旨の届出(届出年月日、所 在地、名称、開設者名)を行うことが必要 です。また、定額制から定率制に変更する Q3 新たに開設される診療所が定額制 を選択する場合、定額制を採用でき るのは届出のあった日の属する月の翌月の A3 場合も同様です。 定率制、定額制の変更届はいつ出 したらよいのですか。 Q4 届出は随時受理されますが、変更 は月単位となりますので、届出のあ った日の属する月の翌月の初日から、定率 制または定額制に変更となります。 Q5 できません。一律に全患者が対象 となります。原則としては定率制で すが、定額制の届出をした診療所のみ全患 者について定額制による一部負担金徴収と 一部負担金は患者ごとに、定率、 定額とに分けて徴収できますか。 A4 A5 なります。 Q6 A6 1日の診療費が800円に満たない 場合は、実額を徴収します。この場 を徴収するのですか。 合は380円の徴収となります。 定率制を選択している医療機関で、 10円未満の端数は四捨五入して徴 Q7 定額制の診療所において、たとえ ば、再診料38点のみの場合、800円 一部負担金に10円未満の端数が生じ た場合、10円未満の端数まで徴収するので すか。 A7 収します。 Q8 の徴収はどのようになりますか。 1日2度来院の場合、一部負担金 A8 Q9 定率制と定額制では取り扱いが異 なります。定率制の場合、来院の都 び 度かかった医療費の1割を一部負担金とし て徴収します。定額制の場合は、1日につ き800円の徴収となりますので、同日再来 院の場合、すでに800円を徴収していれば 一部負担金は発生しませんが、800円未満 の徴収であったならば、残りの金額を徴収 します。 A9 定率制の医療機関において、すで に一部負担金の上限額3,000円まで 徴収した患者に、その後、投薬の必要が出 て、院外処方しました。この場合の一部負 同月内に院外処方した場合は、一 部負担金の上限額が1,500円になり ます。したがって、すでに徴収している 担金はどのようになりますか。 ことになります。 QlO同簾罷償鷺繍諜諸 AlOを累騨圭響難器欝 を支払っていた場合、当院での一部負担金 はどのようになりますか。 れの場合も、それぞれの医療機関で月額上 限に達するまで一部負担金を徴収します。 Qllの墨門門解門門 All町凹凹凹凹蓼顯 取り扱いはどのようにしたらよいですか。 担金の月額上限は変わりません。変更の前 後を通算して月額上限を適用してください。 この場合、レセプトの「摘要」欄に「保険 者変更」等の記載をしてください。 3,000円との差額1,500円を患者に返還する 二。巳川1川llh。llllll●1川晦611川1’1川1いolllll’111111’川lll’川lll’胡llll州lll州川’1川1’川II州lll’川lll川llll川II駒川lll’川111川lll卜川llrll開1レ川肺1●llllll‘1豊llll’1川11’llllll川11101111品川llll’1Illll匿llllll’呵Illl’llllll’llllll。o咀1」 新薬使用上のこ注意 鎮痛剤“ロルカム“について 大正製薬の鎮痛剤赴ロルカム、の使用説明書には以下のような注意書きがあります ので、ご使用前に今一度ご確認ください。 用法、用量に関連する使用上の注意 手術後、外傷後及び抜歯後の消炎・鎮痛に用いる場合、1回8mg、1日24mg及 び3日間を超えて、投与された経験はなく、安全性は確立されていないので、 用法・用量を遵守すること。 上記“ロルカム、に限らず、 く見直してみて下さい。 一’ 日頃先生方がお使いの薬の使用説明書をもう一度詳し ?hI’1川ll’‘lllll’111川・川II・1川ll。■llIll・■lllll川llll・川II・川II・εllIll・川且ll・1川1・川lll・開IIII。gll肪1・川ll噛IllIII・■ll開1・川lll・llllll・ll川い川ll・11川い1川Il・1肛llll・■lllIl・llllll岨川II川Ill・lul且1・llllll川1川川lll・川IIl・川II・鴫lI「 墾 二り ▲。 ﹁﹄ 胃・ 國. ・:医 {七 平成13年11月 訪問診療における指導料のまとめ 訪問の依頼 施設等 ← /\ 要介護(要支援)の 認定がなされている 要介護(要支援)の認 定がなされていない \ 医療保険 介護保険 居宅療養管理指導1(940単位) Pか月に1回限り 歯科医師による指導 ヲ訪問の50/100加算 歯周疾患指導管理料 @あり 負ネ口腔衛生指導料 i※P基管90点、※P継管130点) i※口衛指90点) 負ネ特定疾患療養指導料 i150点) 歯科医師による指導 i老人) 老人歯周疾患基本指導管理料 i老P基90点+50点加算) V人訪問口腔指導管理料 i訪問口腔430点) V人歯科慢性疾患生活指導料 i190点) 歯科衛生士等 書﨤テ養管理指導(500単位) 歯科衛生士による指導 訪問歯科衛生指導料 i訪衛指簡80点) i訪衛置処500点) 市町村や介護支援事 ニ者等への情報提供 診療情報提供料(A)220点 Pか月に4回を限度 情報提供(940単位に含まれる) カ書または口頭 カ書で提供 問:グループホームまたはケァハウスに入所している複数の患者に対して歯科訪問診療を 行った場合の算定上の取扱いは如イ醜 答:グループホームまたはケアハウスに入所している複数の患者に対して同日に歯科訪問 診療を行うことは、極めて稀であると考えられますが、介護保険との整合性を図る観点 から、当該施設は居宅として扱い、1人目の患者についてのみ歯科訪問診療1を算定し、 .2人目以降の患者については歯科訪問診療料を算定せず、初診料(かかりつけ歯科医初 診料を含む)再診料(かかりつけ歯科医再診料を含む)および特掲診療料を算定する取 り扱いとなります。 グループホーム(痴呆対応型共同生活介護)とは 5∼9人程度の痴呆性老人(要介護者であって痴呆の状態にあるもの)が、地域の中 で家庭的な環境で共同生活を送ることができるよう、その営むべき住宅において、介護 従事者により入浴、排泄、食事等の介護その他の日常生活上の世話および機能訓練が行 われる小規模な場のことです。 ケアハウス(介護利用型出費老人ホーム)とは 自炊ができない程度の身体機能の低下等が認められ、または高齢等のため独立して生 活するには不安が認められる者で、家族による援助を受けることが困難な者を入所させ る施設です。食事、入浴、生活相談、緊急時の対応等が行われ、構造設備面では車いす の利用を容易にするなど高齢者にとって住みやすい環境整備に配慮されています。 《介護保険と医療保険の給付調整》 る 1.訪問の依頼があり居宅を訪問診療した場合は、患者が介護保険の要介護または要支援 の認定を受けているか否かの確認を行ってください。 2.介護保険の認定を受けている場合、居宅を訪問して療養上の管理および指導を行った ときは、「居宅療養管理指導費」として介護保険にて請求を行います。’ 3.居宅で介護保険の認定を受けていない場合や、施設入所者、医療機i関への入院患者へ の訪問診療時の指導料は、医療保険にて請求を行います。 4.介護保険は医療保険に優先しますので、居宅療養管理指導費を介護保険で算定した場 合は、下記の指導料は医療保険では算定できません。 (1)歯周疾患指導管理料(P基管90点、P継管130点) (2)歯科口腔衛生指導料(口衛指90点) (3)歯科特定疾患療養指導料(150点) (4)老人歯周疾患基本指導管理料(老P基90点) (5)老人訪問口腔指導管理料(訪問口腔430点) (6)老人歯科慢性疾患生活指導料(190点) (7)訪問歯科衛生指導料(訪衛指簡80点、訪衛指複500点) (8)歯科衛生実地指導料(実地指80点) (9)診療情報提供料(A)220点 医馨 囲 陥 ◇より 平成13年10月 Ql 会員からの質問に答えて(Q&A) 老人保健の歯周治療において、口 腔内写真の算定はできますか。 Al 口腔内写真検査の取り扱いが加算 点数から項目として新設されたので 算定できますdか初診の場合は算定要件に ご注意ください。 Q2 A2 のHys処置は算定できません。 どちらも算定できますが、set時 鎮静目的で浸麻後、当日EZ等で A3浸麻料+普処で算定できます・ Q3 生PZ後のHys処置、 set時の浸麻 料は算定できますか。 処置した場合、’浸麻料+普処で算定 できますか。 Q4片灘璽編麓灘ま瓢 Q5 根充後、痙痛がでた歯牙に過重負 担軽減のため咬調を行った場合、算 A4 れも算定はできます。 破折片除去、感根処、浸麻料いず A5 算定できます。 Q6 定できますか。 根充後、舌痛等で再度歯内療法を 行った場合、再度根充は算定できま 再度無恥は算定できません。但し A6三管貼は算定できま萱。 すか。 Q7 小臼歯に対してHJKを補綴すると きはどのような場合でもよろしいで A7 と判断された場合です。 咬合圧等を十分考慮のうえ適応症 すか。 Q8 ロ 歯根分割された大臼歯を根管治療 り の し、支台歯とするブリッジを装着し た場合の算定方法を教えてください。 算定してください。 A8 ブリッジの場合、すべて1歯分で 単冠の場合、根管治療、補管は1歯分。 支台築造、歯冠形成、鋳造冠、印象、装着 材料は小臼歯2歯分となります。 総義歯の咬合採得において1日2 度来院で「困難なもの」の加算は算 Q9 1日2度来院では算定できません。 A9 自を異たしそ2回以上の咬合採得 定できますか。 を行った場合のみ算定できます。 QlO要灘艶鷺欝瀦野饗 AlO差し支えありません・ よいですか。 Qll両三二三三三三二 All欠損歯数が変われば認められます・ 製は認められますか。 Q12離瓢欝鍵欝馨鍔遊 A12算定できます・ Q13)潜認補綴の提出先を教えてくださ A13以下のとおりです・ 国保 〒812−8534 TEL(092)415−3689 福岡市博多区博多駅前3丁目25−21 博多駅前ビジネスセンター2F 福岡社会保険事務局保険課医療係 国保 〒812−0045 TEL(092)651−1111 福岡市博多区東公園7番7号 福岡県保健福祉部国保援護課 生保 〒812−0045TEL(092)651−1111 福岡市博多区東公園7番7号 福岡県保健福祉部監査保護課 (福岡市、北九州市は、当該市民 生部保護課) 歯冠修復、ブリッジによる欠損補綴の 自費診療について , ら ら り の 歯冠修復、ブリッジによる欠損補綴は支台築造、歯冠形成および補診から患者 の自己負担となります。ご注意ください。 医階 凹 【雛よ鯉}1 平成13年12月 郡市区担当者会(13年8月開催)の石刑彦から その1 レセプト・カルテの開示、医療保険制度改革と我々を取り巻く環境が急速に変化をし ている中で、日常、患者のために行っている診療を正しく請求することは時代を問わず これからも大切なことです。診療報酬請求に誤りが起こる要因として、診療録の記載不 備、診療録記載と明細書内容の不一致、診療者の明細書チェック不備などがあり、その ため返戻・査定、保険者からの再審査請求が多くなっています。そこで、郡市区担当者 会の研修内容を2回に亘り解説します。 1.・保険診療の仕組み (1)医療保障制度(医療保険制度、老人保健制度、公費負担医療制度) 1)医療保険は職域保険と地域保険に大別されます。 ’購 T欝難1::1黙::離隔籍等自衛官等 ・地域保険・………………・・…・……………・…・………・……・・区市町村国民健康保険 (退職者医療制度) 2)公費負担医療制度 生活保護i法、児童福祉法、母子保健法などがあります。 (2)保険診療の診療方針 1)法による規定 健康保険法第46条ノ6の第1項の抜粋「保険医療機関において診療に従事する保険 医は、命令の定める所により、健康保険の診療に当たるべし」と規定され、この診療 方針を定めたものとして、療養担当規則が定められています。保険医として登録され た歯科医師が健康保険法以外の医療保険各法(国民健康保険法、船員保険法、共済組 合法など)又は老人保健法による診療を行う場合にも、それぞれ療養担当規則に定め られた方針に従って診療に従事しなければなりません。これに違反して取り扱った場 合には社会保険事務局長は第43条の13の規定に基づいて保険医の登録を取り消すこと ができることになっています。 2)療養担当規則とは 保険医としての診療の一般的方針、療養及び指導の基本、特殊療法等の禁止、使用 医薬品及び歯科材料、特定の保険薬局への誘導の禁止などが定められています。 2.受付業務 (1)保険証及び資格の確認 1)本人のものか、名前の記載があるか、有効期限内か,を確認します。 2)確認ができない場合はIO割負担とし、確認できた段階で精算します。 (2)カルテへの転記 1)保険医療機関として1号用紙上半分に必要事項を転記します。 2)特に患者氏名、記号・番号等は楷書で間違いなく転記し、保険証のコピーを行う場 合は患者の承諾を得る必要があります。 (3)一部負担金の徴収 診療報酬として、歯科及び老人歯科診療報酬点数表より1点単価10円として費用の 額を算出し、一部負担金をそれぞれ徴収します。 一部負担金は受領する権利を有するとともに、収納義務を負うものです。ダンピン グあるいは患者獲得の手段として徴収しない場合は独占禁止法に抵触する恐れがある と共に門守規則等各法の違反となります。一部負担金を徴収しないことで本人はその 医療費の額を知ることができなくなり行政から不当な取り扱いとして指導される恐れ があります。 3.診療 (1)主訴への対応の後、1口腔単位の診療を行います。 歯科医師の裁量権はありますが、診療は患者に説明と治療の同意を得て行います。 画像診断・P側管・歯周組織検査などのパターン化した診療には注意する必要があり ・ ます。 (2)1号用紙の下半分や療法処置欄は保険医として、歯科医師の責任で記載をします。 ・カルテの記載では「医療保険だより」13年1,\2月号を参考にしてください。 4.診療報酬請求(支払基金を主に記載) (1)明細書記載上の注意点’ 1)明細書は原則として患者1人について1枚を使用しますが、月の途中で保険者番号 の変更があった場合は、保険者番号毎にそれぞれ別の明細書を作成します。 また、月の途中で市町村番号や老人医療の受給者番号、公費単独の場合で公費負担 番号や受給者番号が変わった場合や入院と外来があった場合も同様です。 2)保険者番号、記号、番号の転記誤りに注意してください。 入力ミスや手書きの場合は楷書で書くなどに注意します。 3)誤って記載した数字等は二線で抹消し、正しい数字等を記載します。 4)黒もしくは青のインク又はボールペンを使用します。 5)具体的記載については、「保険診療の手引き」の「請求事務編」、「適正なレセプト 提出のためのハンドブック」(社会保険診療報酬支払基金)等を参考にしてください。 (2)診療報酬明細書の流れ(支払基金) (本部) (支部) レセプトの受付 レセプトの受理、受付件数の把握 ↓ (診療翌月の10日まで) 審査録の添付、レセプトの事務点検 事務点検 ↓ 特別審査委員会 審査委員会 (翌月の16日から) ↓ レセプトの審査(審査運営委員会、審査 専門部会、再審査部会、面接懇談、審査 研究会)審査済の確認、事務再点検 審査委員会後の事務処理 ↓ 計算事務 ↓ 増減点連絡書の作成、医療機関別支払額 計算、保険者別請求額計算 保険者あて請求 ↓ (診療翌々月の5日まで) 保険者からの収納 ↓ (診療翌々月の20日まで) 医療機関への支払 (診療翌々月の21日) (3)審査機関の役割 保険者は保険医療機関から請求された明細書の請求内容を審査の上、支払いを行い ますが、請求内容が専門的技術的な事柄であるために審査事務を社会保険では社会保 険診療報酬支払基金(支払基金)に、国民健康保険は国民健康保険連合会(国保連合 会)に委託しており、これらの審査機関が各都道府県に設置されています。 (4)審査委員会 1)審査委員会の種類 ①審査運営委員会:診療担当者、保険者、学識経験者の各代表からなる数名の小委員 会で、審査委員会の初日と月末の2回開かれます。審査委員会あ運営に関する事や 再審査処理、面接懇談に関する事項を協議します。 ②審査専門部会:1件当たりの点数が8万点以上の高点数や診療内容等に専門的審査 を必要とする医療機関の審査を行います。主に、大学病院等の入院分が該当し、歯 科診療所での外来分が該当することはほとんどありません。 ③再審査部会(現在は独立していません):保険者又は医療機関からの「再審査」申 し出を処理します。保険者からの再審査は黒月審査では判明しなかった事柄が縦覧 点検によって発見されます。現在、支払基金では同一審査委員が再審査も行い、協 議会を経て決定しています。 ④審査研究会:全審査委員により診療内容の進歩、疑義解釈、法律改正等に対し審査 上の処理を適正に行うために開催し、審査方針の統一、個人差の調整をしています。 ⑤特別審査委員会:厚生労働大臣が定めた高額レセプトが対象で、支払基金本部や国 保中央会に設置され、歯科では20万点以上が審査対象となります。 ⑥第二次審査委員会:第一次審査で疑義のあった事例(査定・返戻・原審の処理未決 気分)、特に問題があると思われる事例(傾向診療、過剰診療)、面接懇談を行った 事例結果などについて全審査委員で協議(合議制)し、決定しています。 2)審査について 審査における訂正、返戻付せんの記載には、審査委員は1次審査は赤色、再審査は 茶色、事務員は緑色の鉛筆又はボールペンを使用することになっています(但し、疑 義申し出分は青色)ので明細書の訂正などではそれらの色は使用しないでください。 3)審査録 、 亀 事務的には取り扱い件数、1件当たり点数、総点数や査定件数、返戻件数、県平均 に対する割合などが記載されます。 審査記録所見には、査定内容、返戻内容、傾向診療内容、過剰診療内容などが記録 されます。電話連絡、文書連絡、面接懇談も記録されます。 4)査定 「査定」とは、保険診療の算定において取り扱いが不当なものについて請求額から 減額することを言い、査定内容に不服がある場合は再審査請求ができます。審査委員 会で査定が確定した場合は、増減点連絡通知書(3年間の保存義務)が送付されます ので毎月査定事項について確認してください。 5)返戻 事務的には「青付せん」で資格喪失や保険者番号と記号の不一致・記載漏れ等の理 由で行われ、診療内容についは「赤付せん」に理由が記載されます。再請求する場合 は、「赤付せん」は剥がさず、レセプトの疑義が解消されるように摘要欄記載するな どレセプト自体を整備してください。 6)文書連絡 査定・返戻・傾向診療・過剰診療等が中長期的にわたり改善されない場合に連絡事 項として行われます。面接懇談の前兆と考えるべきです。 7)面接懇談 審査委員会が行いますが、指導監査の選定との大きな違いは面接懇談は診療内容の みで行われることです。 実際には、保険診療の取り扱いを思い出す場となっており、軌道修正が行われると 考えて差し支えありません。 (5)保険者からの再審査請求について 保険者のレセプト点検の結果、診療内容等に疑義が生じた場合は保険者のみでは審 査決定権がないので、審査代行機関である審査委員会に再度の審査依頼が行われるこ とがあります。通常2∼3ヶ月分について縦覧点検が行われています。 1)保険者の点検項目 受給資格等、給付発生原因、重複請求、重複受診、請求点数、縦覧点検などです。 点検項目については、調査確認が行われています。 2)明細書点検調査の事後処理 ①保険者から支払基金、国保連合会へ返戻されます。 過誤整理と再審査とが行われます。 ②保険者から行政庁に調査依頼するもの(事故調査) ・死亡後の請求。 ・診療事実のないもの。 ・重複請求、初診料誤り等が同一医療機関で多くみられたもの。 ・被保険者の訴えによるもので保険者で解決のつかないもの。 ・特に医療機関に事情を聞かなければ判断のつかないもの。 ③患者指導を行うもの ・資格喪失後の受診。 ・重複受診について。 ・第三者行為の疑義のあるもの。 、 喝 ④医療費通知 患者毎の医療費が通知されます。
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