数学2B基礎No3

数学ⅡB基礎 No3
( )組( )番 名前( ) 1 xy 平面において,点 0 2,1 1 を通り x 軸と y 軸に接する円の半径を求めよ。
20log 2 x 1 2 +3log 2 x -2=0
0log 2 x +21 02log 2 x -11 =0
解説
よって log 2 x =-2 ,
x 軸と y 軸に接し,点 (2,1) を通るから,円の中心は第 1 象限にある。
1
2
1
ゆえに x = ,U2
4
円の中心の座標を 0 a,b 1 ,半径を r とすると,a >0,b >0 で
a = b = r
1
x >0 ,x ' 1 であるから,解は x = ,U2
4
よって,円の方程式は 0 x - r 1 2 + 0 y - r 1 2 = r 2
点 (2,1) を通るから 0 2 - r 1 2 + 0 1 - r 1 2 = r 2
6 関数 f 0 x 1 = x 3 + ax 2 -4x + b が x =2 で極小値 -5 をとるとき,次の問いに答えよ。
整理すると r 2 -6r +5=0 これを解くと r =1,5
(1) 定数 a,b の値を求めよ。 (2) 関数 f 0 x 1 の極大値を求めよ。
したがって,求める円の半径は 1,5
(3) 3 次方程式 f 0 x 1 =0 を解け。
2 a は,a >0 を満たす定数とする。実数 x,y に関する条件 p,q を次のように定める。
8
p:x 2 + y 2 ( 1 q: x -
1
2
1
9 + 8y - 2 9 ( a
2
2
2
解説
(1) f 0 x 1 = x 3 + ax 2 -4x + b から f - 0 x 1 =3x 2 +2ax -4
条件 q が条件 p であるための十分条件となるとき,a の値の範囲を求めよ。
x =2 で極小値 -5 をとるから f 0 2 1 =-5,f - 0 2 1 =0
よって 4a + b =-5 ,4a +8=0 これを解くと a =-2 ,b =3
解説
ゆえに f 0 x 1 = x 3-2x 2 -4x +3 …… ①
条件 p,q が表す領域をそれぞれ P,Q とする。
条件 q が条件 p であるための十分条件となるとき,命題 q
逆に,関数 ① が条件を満たすことを示す。
p が真であるから,
f - 0 x 1 =3x 2 -4x -4= 0 3x +2 10 x -2 1
QWP となる。
また,QWP となるための条件は,2 円x 2 + y 2 =1 ,
8
1
x2
1
+ y2
1
9 8 9
1
1
]8 2 9 +8 2 9 (1-a
2
2
= a 2 の中心間の距離について
2
2
f - 0 x 1 =0 とすると x =- ,2
3
y
1
2
したがって,関数 ① は x =2 で極小値 -5 を
Q
とり,条件を満たす。
O
2
0< a ( 1- U
2
-
f - 0 x1
+
f 0 x1
9
よって a =-2 ,b =3
2
よって a ( 1- U
2
a >0 であるから,求める a の値の範囲は
…
関数 ① の増減表は右のようになる。
P
2
x
1
2
(2) 増減表より,f 0x 1 は x =-
1 x
3
4
1
であるとき,cos a cos b ,sin 2 a + sin 2 b の値を求め
4
…
2
…
0
-
0
+
121
27
:
-5
9
2
121
で極大値
をとる。
3
27
(3) f 0 x 1 =0 から x 3-2x 2 -4x +3=0
よって 0 x -3 10 x 2 + x -11 =0 ゆえに x =3 ,
3 cos 0 a + b 1 = ,cos 0 a - b 1 =
2
3
-1 $U 5
2
7 3 次方程式 2x 3 -2ax 2 +27=0 が異なる 2 つの正の解をもつ a の値の範囲を求めよ。
よ。
解説
8
解説
f 0 x 1 =2x 3 -2ax 2 +27 とすると f - 0 x 1 =6x 2 -4ax =6x x -
3
1
cos 0 a + b 1 = ,cos 0 a - b 1 = から
4
4
2
a
3
9
2
4 1 5 3 a =0 すなわち a =0 のとき
cos a cos b -sin a sin b =
3
…… ①
4
f - 0 x 1 =6x 2 ) 0 より,f 0 x 1 は単調増加であるから,正の解は多くても 1 つである。
cos a cos b +sin a sin b =
1
…… ②
4
2
4 2 5 3 a <0 すなわち a <0 のとき
1
0 ① + ②1 & 2 から cos a cos b = 2 …… ③
x >0 において,常に f - 0 x 1 >0 であるから,f 0 x 1 は単調増加する。ゆえに,正の解
は多くても 1 つである。
1
0 ② - ①1 & 2 から sin a sin b =- 4
2
4 3 5 3 a >0 すなわち a >0 のとき
したがって cos 2 a cos 2 b = 0 1 - sin 2 a 1 0 1 - sin 2 b 1
x >0 における f 0 x 1 の増減表は次のようになる。
=1- 0 sin 2 a + sin2 b 1 + sin 2 a sin 2 b
1
=1- 0 sin 2 a + sin 2 b 1 + 4
8 9
=
③ より cos 2 a cos2 b =
17
- sin2 a + sin 2 b 1
16 0
1
17
1
であるから - sin 2 a + sin 2 b 1 =
4
16 0
4
よって sin 2 a + sin 2 b =
…
2
a
3
…
f - 0 x1
-
0
+
f 0 x1
:
極小
9
x
2
2
f 0 0 1 =27 であるから,f 0 x 1 =0 が 2 つの正の解をもつ条件は f
a <0
3
8 9
13
16
2
2 3
2 2
8
f
a =2 ・ a -2a ・ a +27 =- a 3 +27<0
3
3
3
27
8 9
4 実数 x が 4 x + 4 -x =7 を満たすとき,8 x + 8 -x の値を求めよ。
解説
x
-x 2
x 2
x
-x
-x 2
x
-x
0 2 + 2 1 = 02 1 + 2 ・ 2 ・ 2 + 02 1 = 4 + 4 + 2= 7 + 2 = 9
0
8 9
8 9
36
9
よって a 3 > 3 したがって a >
2
2
1
2
8 2 つの放物線 C:y = x 2 ,D:y =-0 x - a 1 2 を考える。a は正の実数である。
1
(1) C 上の点 P t, t 2 における C の接線 を求めよ。
2
8
2 x + 2 -x > 0 であるから 2 x + 2 -x = 3
したがって 8 x + 8 -x = 02x1 3 + 02 -x1 3 = 0 2 x + 2 -x1 60 2 x1 2 - 2 x ・ 2 -x + 02 -x1 27
9
(2) (1) において,がさらに D とも接するとき,を C と D の共通接線という。
= 0 2 x + 2 -x1 0 4 x - 1 + 4 -x1 = 30 7 - 1 1 = 18
2 本の (C と D の)共通接線 ,
1
2 を求めよ。
5 方程式 log 2 x 2 - log x 4 +3=0 を解け。
(3) (2) のとき,共通接線 ,
1
2 と C で囲まれた図形の面積を求めよ。
解説
解説
真数と底の条件から x >0 ,x ' 1
1
(1) y = x 2 から y - = x
2
2
log 2 x 2 - log x 4 +3=0 から 2log 2 x +3=0
log 2 x
-1-
数学ⅡB基礎 No3
( )組( )番 名前( ) 1
よって,点 P t, t 2 における C の接線 の方程式は
2
8
9
y -
a k = ar k-1 , 0 -1 1 k-1a k = 0 -1 1 k-1ar k-1 = a0 -r 1 k-1 ,
0a k1 2 = 0 ar k-11 2 = a 20r 21 k-1
1 2
1
t =t0 x - t 1 すなわち y = tx - t 2 …… ①
2
2
(2) ① と y =-0 x- a 1 2 から y を消去すると tx 整理して x 2 + 0 t -2a 1x +a 2 -
a 1 - r n1
[1] r '1 のとき S n = 0
1-r
1 2
t =-0 x - a 1 2
2
Tn は初項 a,公比 -r ,項数 n の等比数列の和であるから,n が奇数のとき
a 1 - 0 -r 1 n7
a 1 + r n1
T n = 6
= 0
1 - 0 -r 1
1+r
1 2
t =0
2
が放物線 D とも接するとき,この x についての 2 次方程式の判別式は 0 であるから
U n は初項 a 2,公比 r 2 ,項数 n の等比数列の和であるから
1
0 t - 2a 1 2 -4 a 2 - t 2 =0
2
U n =
8
9
整理すると t0 3t -4a 1 =0
4
よって t =0, a
3
[2] r =1 のとき S n = an,U n =a 2n
n は奇数であるから T n = a - a + …… + a = a
よって U n = S n ・ T n
4
4
8
,
a を ① に代入して y =0,y = ax- a 2
1
2 の方程式は,t =0,
3
3
9
(3) 接線 y =
a 26 1 - 0 r 21 n7
a 2 1 - 0 r n 1 27
a 1 + r n1 a01 - r n1
= 6
= 0
=S n ・ Tn
・
1+r
1- r
1-r 2
1-r 2
4
8
ax- a 2 と x 軸との交点の x 座標は,
3
9
4
8
2
ax - a 2 =0 を解いて x = a
3
9
3
以上から,n が奇数のとき U n = S n ・ T n
11 (1) n を正の整数とする。不等式 2 n ) n 2 + n はどのような n に対して成立し,どのよ
y
うな n に対しては成立しないかを推測せよ。
(2) (1) で推測したことを数学的帰納法によって証明せよ。
C
,
1
2 と C で囲まれた図形は右の図の斜線部分であ
るから,求める面積を S とすると
S =
=
=
4
a
3
Q
0
解説
1 2
1 4
2
1 4
x dx a- a ・
a
2
2 3
3
2 3
8
1 3
x
6
< =
4
a
3
0
9 8 9
O
2
x
2
4
a
a
3
3
(1) 正の整数 n の最初のいくつかについて,2n と n 2 + n の値を調べると,次の表のよ
うになる。
1 2
8
・ a・ a 2
2 3
9
n
1
2
3
4
5
6
7
8
n
2
4
8
16
32
64
128
256
2
6
12
20
30
42
56
72
2
n 2+n
32 3
8 3
8
a a = a3
81
27
81
よって,不等式 2 n ) n 2 + n は n =1 および n ) 5 に対して成立し,n =2 ,3,4 に対
9 辺の長さが 1 の正四面体 OABC において,辺 AB を 2:1 に内分する点を P,辺 OC を
しては成立しないと推測される。
5:1 に内分する点を Q とする。a =OA ,b =OB ,c =OC とおくとき,次の問いに答
(2) 2 n ) n 2 + n …… ① とする。
えよ。
2 1 ) 1 2 +1 であるから,n =1 のとき ① は成り立つ。
0 1 1 OP を a と b で表し,線分 OP の長さを求めよ。
0 2 1 4POQ= h とするとき,cos h の値を求めよ。
2 2 < 2 2 +2 ,2 3 < 3 2 +3 ,2 4 < 4 2 +4 であるから,n =2 ,3,4 のとき ① は成り立たな
い。
0 3 1 線分 PQ の長さを求めよ。
n ) 5 に対して ① が成り立つことを数学的帰納法で証明する。
[1] n =5 のとき
解説
0 1 1 AP :PB=2:1 から OP=
a = b =1 ,a ・ b = a
2
よって OP 2 = OP =
左辺 = 2 5 =32, 右辺 = 5 2 +5=30
1
2
a+ b
3
3
b cos 60, =1 ・ 1 ・
よって,① は n =5 のとき成り立つ。
[2] n = k 0 k) 5 1 のとき ① が成り立つ,すなわち
1
1
=
2
2
1
4
4
2
a + a・b+
b
9
9
9
2
=
2 k ) k2 + k …… ②
と仮定する。n = k +1 のとき,① の両辺の差を考えると,② により
1
2
4
7
+ + =
9
9
9
9
左辺 - 右辺 = 2 k+1 - 6 0 k+ 1 1 2 + 0 k+1 17
7
OP>0 であるから OP= U
=2・2 k - 0 k+ 1 1 2 - 0 k +1 1
3
0 2 1 OQ:QC=5:1 から OQ=
) 20 k 2 + k1 - 0 k+ 1 1 2 - 0 k+1 1
5
c
6
=2k0 k+1 1 - 0 k+1 10 k +2 1
= 0 k+1 10 k -2 1
1
0 1 1 と同様にして, c =1 ,a ・ c = b ・ c = であるから
2
k) 5 であるから 0 k +1 10 k-2 1 >0
1
2
5
5
5
5
5
5
OP ・ OQ= a + b ・ c =
a・c+ b・c =
+
=
3
3
6
18
9
36
18
12
8
9
よって,n = k +1 のときにも ① は成り立つ。
[1],[2] より,不等式 ① は 5 以上のすべての自然数 n について成り立つ。
5
5
OQ =
c =
6
6
5
12
3 7
よって cos h =
=
= U
14
7
5
U
OP OQ
・
3
6
OP ・ OQ
2
2
2
2
0 3 1 PQ = PQ = OQ - OP = OQ -2OQ ・ OP+ OP
=
5
6
8 9
2
-2 ・
5
7
+ U
12
3
2
8 9 = 36
2
23
23
PQ>0 であるから PQ= U
6
10 数列 6a n7 は等比数列で,その公比は 0 以上の実数であるとする。自然数 n に対して,
n
n
n
k=1
k=1
k=1
S n = P a k ,T n = P 0 -1 1 k-1a k ,U n = P a k 2 とするとき,n が奇数ならば,
S n ・ T n = U n が成り立つことを示せ。
解説
等比数列 6a n7 の初項を a,公比を r (r )0 ) とすると
-2-