UNIVERGE PFシリーズ OpenFlowの概要 OpenFlowとは、従来スイッチに実装されていた経路制御機能をコントローラに集約することで、ネットワークを集中制御する次世代ネットワーク技術です。 OpenFlowスイッチは、コントローラから設定されたフローテーブルを元にパケットを転送します。 フロー単位のパケット転送機能 経路制御機能 OpenFlowスイッチ OpenFlowコントローラ フローテーブル OpenFlow Flow 1. プロトコル Rule Rule Rule パケット パケット Rule (exact & wildcard) フローテーブルにな い 通 信を受 信した 場 合 は、そ のスイッチがコントローラに 対し問 合 せを実 施 。 パケット コントローラは宛先までの最適経路を計 算し、その計算結果に基づいたフローテー ブルを経路上の各スイッチに登録する。 OpenFlowのスイッチング方式 を元に、特定の通信トラフィックを識別し、その 転送ポリシー( Action) に従った最適な経路を Statistics Default Action Statistics 柔軟なフロー フィルタ定義 (例) フローに対する 処理定義 (例) Port、VLAN ID、 L2、L3、L4、… フロー統計情報 (例) ユニキャスト、 マルチキャスト パケット数、 バイト数、 セッション継続時間 【従来のスイッチング/ルーティング方式】 L2/L3のレイヤーの宛先アドレスに従ってスイッチング/ルーティング L2 (MAC)スイッチング MAC アドレスや IP アドレス、ポート番号などの 任意の組みあわせによって定義される「フロー」 Action MAC 宛先 アドレス Port /λ/VC/ Wireless MAC 送信元 アドレス 選択します。 L3 (IP)ルーティング IP 宛先 アドレス VLAN タグ IP 送信元 アドレス L4 宛先 ポート 番号 L4 送信元 ポート 番号 DATA これらの任意の組み合わせ: 「フロー」 【 OpenFlowによるスイッチング】 フローをもとに最適な経路を選択してスイッチング/ルーティング 仕様一覧 ● ProgrammableFlowコントローラ ● ProgrammableFlowスイッチ OpenFlow Version 1.3.1 対応 ● ProgrammableFlow仮想スイッチ OpenFlow Version 1.3.1 対応 ■主な仕様 製品名 UNIVERGE PF6800 製品名 UNIVERGE PF5240 RAID ○ スイッチング容量 電源冗長 ○ 転送性能 482.4mm × 908.2mm × 44.4mm (フロントベゼル/スライドレール/突起物含む) 外形寸法(W×D×H) 質量(最小/最大) 15.2kg / 23.0kg 消費電力(100V最大構成 時, 25℃高負荷時) 10/100/1000BASE-T インタ 1000BASE-X SFP(SX/LX/ZX) フェース 10GBASE-R SFP+(SR/LR/ER) 176Gbps 131Mpps 48 4 4 UNIVERGE PF1000: Windows Server 2012 Hyper-Vの仮想スイッ チをOpenFlow化する拡張ソフトウェア。 UNIVERGE PF1000の詳細情報、提 供 方法・注 意事項については、UNIVERGE PFシリーズ総合 Webサイトをご参照ください。 UNIVERGE PFシリーズ総合Webサイト: http://jpn.nec.com/univerge/pflow/ 674V/669W 消費電力(100V最大構成 時,最大電力) 795VA/790W 温度条件 動作時:10∼35℃、保管時-10∼55℃ 湿度条件 動作時:20∼80%、保管時:20∼80% (動作時、保管時共に結露しないこと) UNIVERGE PF シリーズは、NEC の環境配慮基 準を満たす製品に付与する環境ラベル「エコシン ボルスター」取得製品です。エコシンボルスター については下記 URL を参照ください。 その他にも各種のスイッチを取り揃えています。 詳しくは「 UNIVERGE PF シリーズ スイッチ」カタログをご覧ください。 本製品の環境効果 環境負荷低減の 内容 http://jpn.nec.com/eco/ja/product/soft/ トータルで、 導入後を導入前と 比較すると・ ・ ・ CO2 削減率 13%減 ※ ※数値は当社による計算から得られた削減率です。 詳しくは下記URLを参照ください。 http://jpn.nec.com/eco/ja/product/eco/ お問い合わせは、下記へ UNIVERGEインフォメーションセンター E-mail:[email protected] http://jpn.nec.com/univerge/pflow/ ● UNIVERGE は、日本電気株式会社の登録商標です。 ●「ProgrammableFlow」は、日本電気株式会社の登録商標です。 ●その他の社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 ●本製品の輸出(非居住者への役務提供等を含む)に際しては、外国為替及び外国貿易法等、関連する輸出管理法令等を ご確認の上、必要な手続きをお取りください。ご不明な場合、または輸出許可等申請手続きにあたり資料等が必要な場合には、 お買い上げの販売店またはお近くの弊社営業拠点にご相談ください ●本カタログに掲載されている内容は、改良のため予告なくデザイン・仕様を変更することがあります。 日本電気株式会社 〒108-8001 東京都港区芝5丁目7-1(NEC本社ビル) SDN対応製品 UNIVERGE PFシリーズ Flow N. Action Statistics Action Statistics フローテーブル パケット Rule (exact & wildcard) atistics Action St UNIVERGE PFシリーズ Ver.6 2014年11月現在 Cat.No. E04-14111097J Ver.6 14113001 BCC405 クラウドコンピューティング時代の 革新的ネットワーク。 クラウド時代へ向けて ネットワーク制御の概念を根本から変える NECの「ProgrammableFlow」 UNIVERGE PFシリーズ シンプル化 コントローラの集中制御によるリソースプール化の実現 仮想化 コントローラによる通信経路制御の集中管理により、従来のよ WAN/インターネット うなデータの流れの中にネットワークアプライアンスを組み込 可視化 むようなサイロ型のネットワーク構成は不要。リソースをプー ル化することで、物理構成にとらわれないシンプルなネット ワークを実現します。 ネットワークプール また、このようなシンプルなネットワーク上でフローを柔軟に 社外からの アクセス 制御できることから、特定のフローだけをアプライアンス クラウドコンピューティングが進展する中、現在のデータセンター/企業のネットワークの運用は、 社内からの アクセス プール経由で通信させることも可能。実際の需要に併せた ますます多様化・複雑化し様々な課題が生じています。 柔軟なリソース配置を実現します。 「ProgrammableFlow 」は、OpenFlow 技術をベースにSDN( Software-Defined Networking )を実現し、 ネットワークをシンプル化・仮想化・可視化することで、先進的で効率的なネットワークを実現します。 サーバリソース プール アプライアンスリソースプール シンプル化 仮想化 Software-Defined Networking(SDN)が実現するマルチテナント環境 複雑化する現状のネットワークには課題が山積 可視化 物理構成情報をコントローラが集約し、複数のProgrammable VM_11 VM VM_21 VM 仮想ネットワーク Flowスイッチをあたかも1 台の大きな仮想的なスイッチと A して管理可能。 ルータ ネットワークの複雑化 プロビジョニング 帯域制御 運用管理の煩雑化 初期導入コストの増大 V SDN のコンセプトを採用したネットワーク定義により、個々 V V に独立した論理的なトポロジー(仮想テナントネットワーク: VM_22 VM VM_31 V V VM VTN )を組むことができ、この VTN 上に物 理トポロジー の L2スイッチ 中から必要な機器をマッピングすることで、物理構成を意識 ファイアウォール しない仮想ネットワークを実現します。 仮想ネットワーク V B このように、物 理 環 境と整 合 性 のとれた複 数 の 仮 想ネット Server1 ワークを容易に構築できることから、シンプルかつ安全性の Server2 Server3 高いマルチテナント環境構築を可能とします。 ロードバランサ L2スイッチ L3スイッチ サーバ シンプル化 VM(仮想マシン) VM VM VM VM VMマイグレーション 物理サーバ追加 仮想サーバ追加 によるネットワークなら 物理ネットワーク 仮想化 可視化 障害を早期解決 可視化 通信経路を可視化することで、通信異常や遅延の発生などの 品質低下を検出でき、運用管理者の負担を軽減します。 ProgrammableFlowでは、データの流れをGUI上で確認す 仮想化 VTN1 VTN2 VTN3 VTN4 ProgrammableFlow WAN/インターネット コントローラ 集中制御・一括設定 ることが可能なので、統計情報を視覚的に把握し、問題点の早 期検出を実現します。 ProgrammableFlow コントローラ 可視化 ProgrammableFlow スイッチ UNIVERGE PFシリーズの導入効果:コスト大幅削減の実事例 ロードバランサ ファイアウォール アプリケーション 仮想スイッチ OS ロードバランサ ファイアウォール アプリケーション OS プライベートクラウド化推進の一環として UNIVERGE PF シリーズを導入。シンプルな機器構成が可能になっ (U) 35 アプリケーション たことで、設置スペースや消費電力などハウジング費用 30 OS の 70 % ~ 80 % が削減されました。さらに設定変更も簡 25 Virtual Machine 単になったことで、運用コストも大幅に削減されました。 20 シンプル化 設置スペース (KW) (コアスイッチ他) 15 32U 約70% 削減 15 10 10U 10 消費電力 約14KW 約80% 削減 5 約2.5KW 5 ネットワークの シンプル化・仮想化・可視化 を実現 0 既存NW機器 0 ProgrammableFlow 既存NW機器 ProgrammableFlow
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