大小2つの円に接する円 大小2つの円に接する円に関する話題を展開しよう。 ここでは、 「成立することは確かめてはある」あるいは「図から成り立ちそう な」話を載せます。証明等は省略します。 1 スタートの話 図において 円 O に点 A で内接する円 P と 円 O に点 B で内接する円 Q とが 点 M と点 N で交わっている。 この節ではこの状況で、成り立ちそ うな話を 述べてみよう。 [図1−1] MN の延長と円 O との交点を T とおき AT と円 P との交点を C とする。(A と異なる) BT と円 Q との交点を D とする。(B と異なる) [図1−2] 1 図1−2と同じ記号の下 CD は円 P と接し CD は円 Q と接している。 [図1−3] 図1−2と同じ記号の下 CD の延長と PQ の延長が 点 R で交わっているとき AB の延長は R を通る [図1−4] 図1−4と同じ記号の下 A, B, D, C は 同一円周上にある。 [図1−5] 2 図1−4と同じ記号の下 R から円 O に引いた接線の 接点を K とおくと RK = RM = RN である。 [図1−6] 2 交わっている大小2つの円 スタートの問題と同様な問題を、裏側から見てみよう、記号は少し変わっ ています。 ここの話を利用するとスタートの話が確かめられます。 図において 大小2つの円 P, Q が交わっている。 [図2−1] 2本の共通接線が R で交わっていて E , G は円 P での接点とし F, G は円 Q での接点とする。 R を通る直線をひき 円 P との交点を A, C とし 円 Q との交点を B, D とする。 この状況で成り立つことを幾つか述べていこう。 3 [図2−1] と同じ記号の下 AE と BF との交点を K AG と BH との交点を L とするとき AKBL は円に内接し その円は 円 P に接し、 円 Q に接している。 [図2−2] [図2−1] と同じ記号の下 これも成り立っています。 [図2−3] [図2−2][図2−3] と 同じ記号の下 KL は図の残りの 4点を通っている。 [図2−4] もう少し易しい話をしよう。 4 [図2−1] と同じ記号の下 ABFE は円に内接し CDEF も円に内接 している。 [図2−5] [図2−1] と同じ記号の下 円 P と円 Q の交点の の一つを I とおくと RI は 4 ABI, 4 CDI, 4 EFI, 4 HGI, の外接円に接している。 (図には 4 ABI は省いてあ ります) [図2−6] 今までの話の根拠になるものは次の話である 相似の中心に関するものです。 [図2−1] と同じ記号の下 BF と CE DF と AE BH と CG DH と AG これらは平行である 「図2−7] 今までの図において R は PQ を円 P の半径と円 Q の半径の比に外分した点でした。 5 3 離れている大小2つの円 今度は大小2円が 離れている場合を 考えてみよう。 [図3−1] 交わっているときと 同様なことが 成り立っていますね [図3−2] 4 離れている大小2つの円と共通内接線 下図で、何がおきますか? 大小の円 P, Q が図のように 離れてある。 図のように2本の共通接線が S で交わっている。 S を通る直線が図のように 円 P, Q と A, C, D, B で 交わっている。 [図4−1] 6 S は PQ を円 P の半径と円 Q の半径の比に内分する点である。 [図4−1] と同じ記号の下 B, G, C, H が 同一円周上にある ように見えますね [図4−2] [図4−1] と同じ記号の下 AE と FD との交点を K AG と HD との交点を L とおくとき A, K, D, L は 同一円周上にあり その円は円 P と円 Q に 接している。 [図4−3] [図4−1] と同じ記号の下 これも成り立っています。 [図4−4] 7 [図4−3] と [図4−4] と 同じ記号の下 K, M, N, L は一直線上にあ る。 [図4−5] 5 交わる大小の円と内分点 S は線分 PQ 上の点で PS : QS = 円 P の半径 : 円 Q の半径とする。 図 [5−1] のように S を通る直線が円 P と A, C で 円 Q と B, D で交わっているとする。 A で円 P に内接し D と円 Q 外接する 円がある。 B で円 Q に内接し C と円 P 外接する 円がある。 [図5−1] EF, GH を 図 [5−1] の二つの円の 共通外接線とし K, L を各々 EF, GH の中点とすると K, S, L は一直線上にある [図5−2] 8 直線 AB を このように選んでも 上の図と 同じように見えますね [図5−3] [図5−3] と同じ記号の下 D, B, H, G が 同一円周上にある ように見えますね [図5−4] [図5−4] がなりたてば A, C, H, G も 同一円周上にあり ますね [図5−5] 9 この場合も A, C, H, G も 同一円周上にあり そうだね [図5−6] S を通る直線をもう一本引こう。 図において E, F, S は一直線上にある。 このとき A, F, E, D は 同一円周上にあり B, C, F, E は 同一円周上にある [図5−7] これは、上の図の 特殊化したものです [図5−8] 上の二つは座標幾何では確かめてあるのですが。 10 6 大きい円の内部にある小さい円 この節では大きい円 P のなかに小さい円 Q が入っている状況で話を進めよ う。二つの円は同心円ではないとしておく。 円 P 上の点 A をとる。 A で円 P に接し 円 Q に接する円を作図しよう。 [図6−1] PQ を 円 P の半径と 円 Q の半径の比に 外分する点を R 内分する点を S とする。 R と S が大きな働きをします。 [図6−2] A と S を通る直線を引き 図のように B, C, D をとる。 A で円 P で接し D で円 Q で接する円がある。 C で円 P で接し B で円 Q で接する円がある。 [図6−3] 11 図のように GH を図 [6−3] の 2円の接線とする。 D, B, G, H は同一円周上にある。 AG と CH の延長は 円 P 上にある。 GD と HB の延長は 円 Q 上にある。 G, M, H, T は平行四辺形になる。 [図6−4] A と R を通る直線を引き 図のように B, C, D をとる。 A で円 P で接し B で円 Q で接する円がある。 C で円 P で接し D で円 Q で接する円がある。 [図6−5] [図6−5] の図での二つの円の 交点をとおる直線は R を通る。 [図6−6] 12 アレンジ問題 7 ここでは、今までの話を表現をかえたり発展させたりして問題にしてみよ う。 下の問題は実は [図5−8] そのものです。 三角形 ABC において D は BC 上の点で AD は 4BAC の二等分線 4CAE において CA = CE F は DE 上の点で BA = BF とする。 このとき DA は 4AFE の外接円に 接している。 [図7−1] 次は、[図6−3][図6−4] に関係した問題です、図からは成り立ちそうなの ですが。 大円 P の中に小円 Q がある S は PQ を 円 P の半径 と 円 Q の半径との比に 内分した点である。 図のように 円 P の円周上に点 A を とり 直円 AS と二つの円との交点を C, B, D とする。 A で円 P と接し、 D で円 Q と接する円と C で円 P と接し、 B で円 Q と接する円とを描く この二つの円の二つの外接線 の交点を J とおくと [図7−2] J は AS 上にある。 J は P の取り方によらず 定直線上にある 13 左の図は [図6−6] の 発展したものです。 もっとも、小円はもっと 小さくしてありますが 大円に内接し、 小円が内接する 八個の円が描いてあり、 それらの交点を通る 4本 (+1本) の直線の図です。 次からしばらくは この図を描く手順です [図7−3] 出発の図です例により、R は外分点です。 [図7−4] R を通る直線を描き A, B, C, D をとる。 [図7−5] 二つの円の交点を通る この直線をもとに R を通る新しい直線を描く 2つの円を描く。 [図7−7] [図7−6] 14 その直線をもとに二つの円を描く 4つの円を描いた [図7−9] その交点は始めの直線を定める [図7−8] 新たに加わった2本の直線から 4個の円を描く 大円と小円に8個の円を描くこと ができる。 これが [図7−3] である。 新たに1本 R を通る直線が引いて あります。 あと3本ありそうですね。 新たに R を通る直線が2本見つか る。 [図7−10] これは図 [6−3]、[図6−4] から派生した図です。 KT は S を通っている。 [図7ー11] 15 図 [7−11] の記号もと K, I, M, J を通る円があり、それは 大円と小円に接している。 T, Z, L, W を通る円があり、それは 大円と小円に接している。 [図7ー12] 図 [7−11] の記号もと K, I, M, J を通る円があり、それは 大円と小円に接している。 T, Z, L, W を通る円があり、それは 大円と小円に接している。 [図7ー13] 図 [7−12] の記号もと E, J, I, F, H, W, Z, G は 同一円周上にある。 その円の中心は PQ の中点である。 その円の半径は A の取り方によら ず一定 (かな?) [図7ー14] 16 前の図の「一定かな?」の部分が 正しそうなのを図で見てみよう。 QP の延長上に A をとり、 二つの円を引き 図のように2円の共通接線 EF, GH を引き PQ の中点を O とする。 E, F, G, H は O を中心とする 一つの円の円周上にある。 オレンジ色の円がそうです。 [図7ー15] オレンジ色の円は前図のものです。 円 P 上の別の位置に A を選んで 同様に二つの円を選んで、 E, F, G, H を作ってみると E, F, G, H はオレンジ色の円上に ありそうですね。 [図7ー16] 前の図の A を少しづつずらして 絵を描いていた図です。 どう見ても、主張は正しそうですね もっと、これの拡張が 成り立ちそうですね。 [図7ー17] 17 4 OEF は A の取り方によらず 皆同型である。 [図7ー18] 8 円の中の円続き 今までの話を別の角度から見てみよう。同じような図が出てきます。 [図6−3] から派生した図です。 [図7−11] とよく似ています。 S を通る円 P の弦 AC により、 円 P と円 Q に接する二つの円を描き、 の共通の接線 EF, GH を 図のように描き EF と HG の中点を通る 円 P の 弦 IJ を図のようにとる。 このとき IJ は S を通っている。 (IJ は図 [7−11] の KT に一致します) [ 図8−1] 上の IJ は AC と密接な関係がありそう。 IJ を AC の「連れ合い」ということにします。 18 上の図において E, F, G, H は A の取り方によらず 定円の円周上にある。 その円の中心 O は PQ の中点である。 (図 [7−14] の主張と同じ) [ 図8−2] E は線分 AI 上にある。 (図 [7−14] の主張の裏側だね) [ 図8−3] IJ が AC の「連れ合い」のとき AC は IJ の 「連れ合い」である。 AC と IJ は「連れ合い」である。 といってもいいね。 [ 図8−4] 19 大円の S を通る弦 AC に付随する 2円の2本の接線と AC の「連れ合い」に付随する 2円の2本の接線とで 作られる四辺形を考える。 その対角線を通る大円の弦が 2本できる。 その2本の弦は共に S を通る。 [ 図8−5] [図8−5] で得られた2本の弦は 互いに他の「連れ合い」である。 この「連れ合い」を元の「連れ合い」に 部髄する 「連れ合い」ということにする。 「連れ合い」に部髄する「連れ合い」に 部髄する 「連れ合い」はもとの連れ合いである。 [ 図8−6] 20 9 円の中の円続き2 大円の中に小円があり 大円の中にあり大円に接し 小円を含み小円に接する円 について、再考しよう。 それは大円と小円の中心を その半径の比に外聞する点を R とおくとき そのような円は R を通る弦により定まる。 R と通る弦に対してはその様な円は 2円ある。 この2円をこの弦に付随する 2円ということにする。 [ 図9−1] R を通る弦 AC に付随する2円の交点は PQ の中点 O を中心とする円の 円周上にある。 この円は A の取り方によらず定円であ る。 この円を大小2円 P, Q の定める円 とでもいうことにしましょう。 [ 図9−2] 21 大小2円 P, Q の定める円の中心は R を通る弦 AC に付随する2円の中心の 中点である。 [ 図9−3] R を通る弦に対して それに付随する円の 2つの交点を通る大円の弦は R を通っている。 その弦を元の弦の「連れ合い」 ということにする。 図においては、 IJ は AC の「連れ合い」である。 [ 図9−4] IJ が AC の「連れ合い」のとき AC は IJ の「連れ合い」になっている。 その意味で AC, IJ は「連れ合い」である といっても良い。 [ 図9−5] 22 弦 AC と IJ が「連れ合い」のとき 当然 AC に付随する2円の二つの交点 IJ に付随する2円の二つの交点 これら4点は大小2円 P, Q の 定める円の円周上にある。 [ 図9−6] 弦 AC と IJ が「連れ合い」のとき AC に付随する円と IJ に付随する円との組み合わせは 4組ある。 その各々に交点が2点ずつある。 計8点できる。 この8点を 「連れ合い」AC, IJ の定める 8点ということにしよう。 [ 図9−7] 「連れ合い」の定める8点のうち 4点づつが 大円の R を通る弦上にある。 大円の R を通る2本の弦が定まる。 [ 図9−8] 23 上の2本の弦は「連れ合い」に なっている。 この「連れ合い」を 「連れ合い」AC, IJ の定める 「連れ合い」ということにする。 「連れ合い」の定める「連れ合い」の定 める「連れ合い」は 始めの「連れ合い」に戻る。 [ 図9−9] 「連れ合い」AC, IJ の定める8点の内 4点は小円を含み、円 O に含まれる 円の円周上にある 大小の2円が定まる。 各々「連れ合い」AC, IJ の定める 大円、小円ということにする。 [ 図9−10] 「連れ合い」AC, IJ の定める 大円、小円と 「連れ合い」AC, IJ の「連れ合い」 の定める大円、小円とは 一致する。 この大小の2円は、「連れ合い」の 選び方によらず定まる。 [ 図9−11] 24 大小2円 P, Q の定める円と 「連れ合い」AC, IJ の定める 大小2円の定める円とは 一致する。 大小2円に対して その「連れ合い」の定める 大小2円をもとの2円の 子供2円ということにしよう。 [ 図9−12] 大小2円の定める円と 子供2円です。 子供ではだめかな? ネーミングを変えないと! [ 図9−13] 先ほどの図に 二つの円を追加しました。 どの様な性質をもつ円なのか 今までの話を再構築しながら 調べて行こう。 [ 図9−14] 25 円 P 上の2点 E, F に対して 大円 P 上の点 E に対して 円 P 上の点 G で GR が 円 P と点 E で接し ER で定まる円と FR で定まる円との交点とを 円 Q を内部に持ち接している円を 通るものを考える。 ER で定まる円ということにする。 ただし F, G, E が反時計回りに並ぶとする このとき RG を ERF の擬二等分線と いうことにする。 [ 図9−15] [ 図9−16] 円 P の R を通る弦 AC に対して AR で定まる円と CR で定まる円との交点は A の取り方によらず 定円上にある。 その円は PQ の中点を 中心とする円である。 その円を円 P と円 Q の 中円ということにする。 [ 図9−17] 26 円 P の R を通る弦 AC に対して ER を ARC の擬二等分線とする。 AR で定まる円と ER で定まる円との交点は 各々 A の取り方によらず 定円上にある。(二つの定円) この大小の円を 円 P, Q の擬90度の定める大小の円 ということにしよう。 [ 図9−18] 円 P, Q の中円と 円 P, Q の擬90度の定める大小の円 の 中円は一致する。 [ 図9−19] こちらの図のほうが 分かりやすいかな? [ 図9−20] 27 円 P の R を通る弦 AC に対して ER を ARC の擬二等分線とする。 FR を ERC の擬二等分線とする。 AR で定まる円と FR で定まる円との交点は 各々 A の取り方によらず 定円上にある。(二つの定円) この大小の円を 円 P, Q の擬135度の定める大小の 円 ということにしよう。 [ 図9−21] 円 P, Q の中円と 円 P, Q の擬135度の定める大小の 円の 中円は一致する。 [ 図9−22] 10 円の中の円続き (擬等角) 前の節の話を一般化しよう (証明無しのお話です) 大円 P の中に小円 Q があり R は PQ を大円小円の半径比に外分した点である。 擬等角という概念を展開しよう。 28 図のように、大円の円周上に点 A, B, C, D がある。 BRC の擬中線と ARD の擬中線が一致するとき ARB と CRD は擬等である ということにしよう。 [ 図10−1] 図において ARB と CRD は擬等である CRD と ERF は擬等である このとき ARB と ERF は擬等になって ほしいですね。 [ 図10−2] この図では 上の主張が正しそう に見えます。 [ 図10−3] 29 ARB と ERF が擬等で BRC と DRE が擬等のとき ARC と DRF は擬等である これは擬等の定義より明らかだね [ 図10−4] ARB と DRE が擬等で BRC と ERF が擬等のとき ARC と DRF は擬等である (図からは正しそうに見えます) [ 図10−5] ある擬角が与えられたとき ARB がその角と擬等のとき AR で定まる円と BR で定まる円の 交点は、A の取り方によらず 始めに与えられた擬角に 依存する二つの大小の 定円上にある。 図10−6] 30 擬角が与えられたとき 上図により、その擬角により 定まる大小の円の中円は 元の大小の円 P, Q の中円に一致する。 [ 図10−7] 大きい擬角が与えられた時の図 [ 図10−9] [ 図10−8] 小さい擬角が与えられた時の図 [ 図10−11] [ 図10−10] 31 11 円の中の円続き (もう一つの型の擬等角) 前の節の話のアナロジーとして、大円に内接し小円に外接する円の関して の擬等角の話をしよう。[図6−3]、[図6−4] 及び [図7−11] から [図 7−17] に関連した話です。 今までと同様に、大円 P の中に小円 Q が 入っていて (同心円ではない)、S は PQ を 大円 P の半径と小円 Q の半径の比に内分 した点で O は PQ の中点とする。 [ 図11−1] A, B, C, D を大円 P 上の点とする。 A 及び B における大円 P の接線の 交点を W とする。 C, D, S, W が一直線線上にあるとして A, C, B, D が反時計回りに並んでいると する。 このとき CS を ASB の中線といい DS を BSA の中線ということにする。 [ 図11−2] A 及び B における大円 P の接線が平行の とき CD はその接線と平行な S を通る大円 P の弦とする。 32 上の定義において AS で定まる円と BS で定まる円が 交わる時 CD はその交点を通っている弦である。 [ 図11−3] A, B, C, D を大円 P 上の点とする。 BSC の中線または CSB の中線が ASD の中線と一致しているとき ASB と CSD は擬等であるということに する。 ASB と CSD が擬等のとき ASC と BSD も擬等である。 [ 図11−4] 上の図に共通外接線を付け加えました。 中線上に交点が乗っている。 ように見えますね [ 図11−5] 33 ASB と CSD が擬等のとき AS で定まる円と BS で定まる円の 2本の外接線の4個の接点 及び CS で定まる円と DS で定まる円の 2本の外接線の4個の接点 の計8個の点のうち 外側の4点及び内側4点は 各々同一円周上にある。 [ 図11−6] 一つの擬角が与えられたとき ASB が与えられた擬角と擬等のとき AS で定まる円と BS で定まる円の 2本の外接線の4個の接点のうち 外側の2点及び内側の2点は 各々 A の取り方によらない 定円上にある ASB が一直線上にないときとき 大円と小円が定まる。 ASB が一直線上にあるときは 一つの円、中円が定まる。 [ 図11−7] 一つの擬角 (平角ではない) が与えら れたとき 上のように、 その擬角で定まる大小の円の中円と 元の大小の円の中円とは一致する。 [ 図11−8] 34 この図からも 物語が できそうですね [ 図11−9] 次は擬等という言葉を使っても 良いことを保証する図です。 BSC と DSE は擬等で ASB と ESF が擬等のとき ASC と DSF は擬等である。 定義より明らかですね。 [ 図11−10] ASB と DSE は擬等で BSC と ESF が擬等のとき ASC と DSF は擬等である。 図から正しそうに見えます。 [ 図11−11] 35
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