BIBooster ® business intelligence made easy NTTデータによるQlikView導入事例 2014年10月10日 株式会社NTTデータ 法人コンサルティング&マーケティング本部 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation サマリ 1. グローバル経営分析事例 2. 販売チャネル分析事例 3. グローバルPSI分析事例 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 2 グローバル経営分析とQlikView Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 3 グローバル規模の情報収集 経営情報の分析はもちろん経営判断の要、でもグローバル規模では? 収益性 キャッシュフロー計算書(C/F) 安全性 貸借対照表 (B/S) 損益計算書 (P/L) 効率性 グローバル規模の情報収集でよく聞かれる課題 海外拠点の情報は月イチの報告のみ 手作業が介在し、信頼性が低い 各国の報告フォーマットがバラバラ システムがバラバラで、統合するには時間がかかる 手作業で報告資料を作成する負荷が高い 海外拠点が数字を出したがらない Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 4 (参考)グローバル企業の基幹システムと分析システムの構造 グローバル規模の 統合基幹システム 分析システム グローバル分析基盤 スモールスタート型 分析基盤 BIツール BIツール グローバルDWH 基幹システム US EMEA JP APAC 基幹システムでデータが集約 されており、分析システムへの データ連携は比較的容易 基幹システム統合は難度高 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 基幹 システム US EMEA 基幹 JP 基幹 APAC グローバルでデータを収集・蓄 積するDWHを構築し、その データを分析に用いる 拠点数・ソースシステム数に よってプロジェクト規模が拡大 する傾向にあり 基幹 システム US EMEA 基幹 JP 基幹 APAC DWHを介さず、直接BIツー ルにデータを吸い上げて分析 データマネジメントレベルはや や劣るが、スモールスタートが 可能 5 グローバル経営分析とQlikView 経営情報の見える化はグローバルデータ経営の最初の一歩 データ収集に時間が かかるのでは・・・? グローバル横串の経営 指標をすぐには決められない コード変換や連結 処理・・・課題がいっぱい 大規模なDWH構築が 本当に必要ですか? 最初にすべての要件を 決めてしまう必要はありません 一人で悩まないで下さい なら、導入した後、見たい切り口で のグローバルコード統一・変換ノウハ なら、ETL機能が充実。 ウやグローバル連結経営管理のフ どんどんレイアウトを変更できます。 大規模なDWHを構築せず、 QlikViewでデータ収集が可能です。 まずは、見たいものから始めましょう。 レームワークで支援します QlikViewならでは、のグローバル規模の経営情報の見える化が可能 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 6 販売チャネル分析とQlikView Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 7 分析対象の拡大 – より消費者に近いデータとは 販売チャネルの多様化する中で、消費者に近いマーケティングを実現するために 小売店 セ ル ア ウ ト スーパー 飲食店 百貨店 専門店 B to B 一次卸 セルスルー セルイン 二次卸 direct 商社 indirect ディスカウントストア コンビニエンスストア メーカー 代理店 セルスルー セルイン 代理店 B to C バラエティストア 直販 個人商店 販社 オンライン EC 店舗販売 直販 販売における流通チャネルの多様化と多段階化 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 8 販売チャネル分析とQlikView 販売チャネル分析で、より消費者に近い分析を データの形式が異な るから同じ基準で分 析できない・・・? データの意味から分析基準の 統一までお任せ下さい。 アジア現法で分析システム 分析対象が増えると 導入はまだ早い・・・? 何を分析していいか分からない 発展スピードが速く、土地勘 のないアジア現法でニーズを いち早く知るために、分析シス テムの導入が始まっています なら、メーカーから小売、更にソーシャ なら、小規模導入から始めることが ルメディアまで販売チャネル上の様々 可能。更に、ユーザビリティの高さで なソースデータの取扱いが可能です。 現地拠点での活用も現実的です。 そんなときこそQlikViewの 力が発揮されます。 の連想技術、検索機能をご存知で すか。直感的にクリックしていくことで、 必要な情報にたどり着けるツールです。 QlikViewならでは、の販売チャネル分析が可能 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 9 サマリ 1. グローバル経営分析事例 2. 販売チャネル分析事例 3. グローバルPSI分析事例 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 10 目的・ねらい グローバル製造業においてお客様が抱えている課題をご紹介し、その課題を QlikViewを用いてどのように解決したのかご理解頂く QlikView導入プロジェクトにおいて、ユーザー企業/NTTデータがそれぞれどのような 役割を果たしたのかご理解を深めて頂き、今後QlikViewの導入を検討される際の 参考にして頂く Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 11 プロジェクト概要 1. 背景 2. グローバル 製販一元管理 3. グローバルPSI DWH/BI 構築 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 12 1. 背景 お客様はグローバルに製造拠点/販売拠点を持つ大手製造業 全ての拠点で他の生産拠点から部品の買い入れを実施 サプライチェーンが長くなり、P(生産)S(販売)I(在庫)管理も煩雑、拠点任せ 部品 自 他 社 拠 点 製品A - - 製品B ○ - 製品 自他 社拠 点 -- ○- 製品A 製品B 部品 製品 自 他 自 他 拠 社 点 社 拠 点 ○ ○ ○ - - - - - 製品C ○ ○ ○ ○ 製品C ○ - ○ - 部品 製品 自 他 自 他 拠 社 拠 点 社 点 製品A ○ ○ ○ ○ 製品B - ○ - ○ 製品C - - - - 他拠点生産 自拠点生産 部品 製品 自 他 自 他 拠 社 拠 点 社 点 製品A ○ ○ ○ - 製品B - ○ ○ ○ 製品C - ○ - ○ 部品 製品 自 他 自 他 拠 社 拠 点 社 点 製品A ○ ○ ○ ○ 製品B - ○ - ○ 部品 製品 他 他 自 拠 自拠 社 社 点 点 製品A - ○ - ○ 製品B ○ ○ ○ ○ 製品C - - - - 製品C - ○ ○ - 製品C - ○ - ○ 製品C ○ - ○ - 部品 製品 自 他 自 他 拠 社 拠 点 社 点 製品A ○ - ○ - 製品B - ○ ○ - 製品A 製品B 原料 製品 他 自 他 自 拠 社 拠 点 社 点 - ○ ○ - - ○ ○ - 部品 製品 自 他 自他 拠 社 拠 点 社点 製品A ○ ○ ○ ○ 製品B ○ ○ ○ - 製品C ○ - ○ - 部品 製品 他 他 自 拠 自 拠 社 点 社 点 製品A ○ ○ ○ ○ 製品B - ○ - ○ 製品C - ○ - ○ 部品 製品 自 他 自他 拠 社 拠 点社点 製品A ○ ○ ○ ○ 製品B - ○ - ○ 部品 製品 自 他 自 他 拠 社 拠 点 社 点 製品A ○ ○ ○ - 製品B ○ ○ ○ - 製品C - ○ ○ - 製品C - - - - 拠点任せの管理からの脱却、グローバル製販一元管理の実現が課題 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 13 2. グローバル 製販一元管理 グローバル本部にPSI情報を集約し、需給の最適化を目指す 販社 工場 販売実績、 在庫に基づく 所要量予測 販社/工場間 の受発注 判断・決定 グローバル本部にPSI情報を集約、一元化 戦略立案・生産指示 グローバル本部 PSI情報を集約するグローバル PSI DWH/BI構築へ Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 14 3. グローバルPSI DWH/BI 構築 各拠点のデータを情報種別毎にPSI見える化DBに集約、QlikViewで見える化 販社 工場 Source System グローバルPSI 見える化 DB Source System 販社PSI実績 工場PSI実績 販社PSI計画 工場PSI計画 Source System 販社PSI見込 工場PSI見込 Source System レポーティング マスタ情報 品番M 相手先M Source System • データ集約 • コード付与(PL/SQL) Copyright © 2014 NTT DATA Corporation • 分析用の演算 (ロードスクリプト) 15 NTTデータによるQlikView導入 1. プロジェクトにおけるポイント 2. QV構築における役割分担 3. BI業務テンプレート 「BIBooster」 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 16 1. プロジェクトにおけるポイント プロジェクト実施におけるポイントは以下の2つ 役割分担 テンプレートの活用 • Discovery BI(QV含む)はユーザー 企業(業務部門)が中心となって構築 していく事が特徴 • とはいえ、NTTデータが適材適所で支援 することで、効果的にプロジェクトを遂行 • グローバルPSIの見える化は「通貨切替」 などの機能の実装が必要 • NTTデータのノウハウを集約したBI業務 テンプレート「BIBooster」を活用 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 17 2-1. PSI見える化構築における役割分担(画面) スライダの値未満を アラート表示 画面は業務部門が主体的に検討 欲しい項目が決まっている (売上、利益、前年比 等) 業務部門 60% 分析の切り口が決まっている (国別、月別 等) ダミー データ 55% 40% サンプル データ マスタ IT部門 データ作成の稼動大 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 18 2-2. PSI見える化構築における役割分担(データ) 分析向けのデータ加工 PSI Star Schema Data Model Dimension 拠点毎に異なる コード体系の整備 生産者 製品 Fact 区分値の付与 拠点毎のテーブル集約 時系列 顧客 レート マスタの非正規化 合成キーの排除 BIに特化したデータモデルで分析性能を向上 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 19 3. BI業務テンプレート 「BIBooster」 業務テンプレート「BI Booster」を複雑な機能の実装に活用 拠点間取引の相殺 BI Booster とは ・・ 連結対象 拠点A NTTデータのBIのノウハウ・実績に基づいて 業務別の分析指標・ダッシュボード・データ モデルを定義した業務テンプレート 相殺 拠点B 通貨切替 実績/見込の自動切替 日本円 JPY 決算通貨 USD 自由に切替 拠点C 6月 現地通貨 BRL 7月 1-6月 実績 1-7月 実績 7-12月 見込 8-12月 見込 業務テンプレートの利用で構築期間を大幅に短縮 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 20 導入効果 1. 導入効果 2. 課題点 3. まとめ Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 21 導入効果 本プロジェクトの効果は以下の2点 PSI情報の グローバル一元化 /可視化 • 国内/国外、販社/工場など 拠点毎がそれぞれ複数のシステムで 別々に管理していた情報をグローバルDBとして一元化 • 一元化された情報をQlikViewを用いて見える化 対象業務を拡大 /他事業本部への 横展開 • PSI見える化で培ったQVノウハウを用いて、連携するシステムの追 加や、新たなレポートを追加 • 構築はユーザー企業(IT部門)が中心(QVは扱いやすい) • また、本案件事例を元に同様のしくみを他事業本部へ横展開 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 22 課題点 QlikView導入によりPSIの見える化は達成したが、課題もあり データ整備不足 の発見 BI定着化 • DB一元化よって拠点間のデータのばらつきも見える化 • グローバル組織による受発注の一元化・需給の最適化まで至らず ⇒インプット側の業務システム改修や業務改善が必要 • 既存レポートからの業務移行は難易度が高い • 現地キャラバン等、BI定着化を地道に行う必要あり グローバルの見える化にはあらかじめ上記課題の備えが重要 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 23 まとめ <プロジェクト概要> 事業のグローバル化に伴い、サプライチェーンが長大化、PSI管理は拠点任せ 需給最適化に向けてグローバルPSI情報の一元化 DWHに Oracle フロントをQlikViewで構築 <QV構築> プロジェクトのポイントは「役割分担」「テンプレート化」 「画面」は業務部門が中心にポンチ絵程度 「データ」はNTTデータが分析に特化したデータモデルを構築 複雑な機能は業務テンプレート「BI Booster」を活用 <導入効果> 拠点毎にバラバラに管理されていたPSI情報を集約、見える化 本案件を元に他事業部向けにユーザー企業が中心となり横展開(QVは扱いやすい) 構築だけでなく「データ整備」「BI定着化」にも注力 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 24 Copyright © 2011 NTT DATA Corporation Copyright © 2014 NTT DATA Corporation
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