マーチ - New車の整備記録

ム一 A
日 産 自 動車株式
社
I REOF11A型 CVT
称 名
通
マーチ
概
エンジン型式
車両型式
H
I
U
2
DRA-KI3
適用時期
出
典
資
草
寺
新型型車解説 ~ (γOOPRIHHI J)
2
0
1
0
.
7
-
サービ スマニュアル C
O(1
、
O
O
S
M
lT
T
H1
J
)
要(図 1-1)
RE
OPllA刑 CVTは以下のコンセプ 卜で、開発を訂った。
①趨 ワイド ・レンジ化による低燃費,動力性能の両立
。
②フリクション低減による低燃費化。
i
化の実現υ
① 1IIなる小型 ・軒主;
環境.経済性の両面で世耕的な燃費向上要求はま すます高まって いる 3 法規的 にも日本│
ム1
1
へ
I
のグリー ン税制
jl同という自動車 メイン・マーケッ トでの:燃費規制の強化な どもますます厳
(優遇税制含む).北米,駄州. I
しく なっている。
.
EO
F
11
A型 CVTは超ワイド・
一方.白動市.が本来も っている 「走る楽しみ」も進化 しなければならない ω H
レシオ化に侭燃費と動力性能の両立. 更に小刑・ 怪量化を達成す るために世界初となる副変速付き CVTの
構造を採月 jしたc
的v
F
凶
d
a
4
hEESF
}
T
v
c
衆
型
従
(REOF11A裂 CVT)
国軍塞翠ヨ・
同宣b
一
一
告 さ=~・ =
区志"
p
砂
~LOW
愈LOW
エンジン回転速度
エンジン園伝速度
.,従来型
可 h 、.._/ CV
T
‘IlHI
I
lH
I
lJ滋
車速
図 1-1 概
-1
0
2-
要
-・・壇画面B厩 置
1
) 仕桟
HR12DE
エンジン型式
2WD
~I~動カ式
C '1WD
前進 2
段+スチール・ベルト式無段変速機後退 l
段
型式
REOFlli
¥
3]X9A
ユニット型式
モデル N
o
.世 l
3]XOA
操作か式
シフト位世
リモート
e
P
パーキング・ギヤ阿定(エンジン始動可)
R
N
D
後退
ニュートラル(エンジン始動可)
前進 2段+先lf;段変速
L
エンジン・プレーキ
ブ _1)t
t
前進
2
.
2
0
0~ 0
.
5
5
0
後辺
2
.
2
0
0
l
.
8
2
1
l速
変速比
凶変速機ギヤ比
2迷
.
1
0
0
0
l
.
7
1
1
0
.
9
6
7
3
.
8
8
2
後退
カウンタ・ギヤ比
トランス ・
アクスル
ファイナル・ギヤ比
市I
H
制
l
方式
電チ制移1
i
すき
i
すき
~i.丞制御
ライン j
上制御
機能
セレクト市J
I
術l
付き
ロックアップ制御
f
すき
向己診断機能
付き
フェイルセーフ機能
付き
スポーツ・モード制御l
付き
DレンジJ¥'アイドル制御
付き
アイドリング・ストップ・システム
オイル・ポンプ
フルード
3JXOB
コントロール・フロア・シフト(ケープル式)
1~ き
なし
なし
ベーン式ポンプ
型式
エンジン,スブロケット lえぴチェーンによる ~Ii 動
駆動方式
.
ニッサン C
VTフルード NS-2iU
名称
量('W
t
*
'
J6
.
9iU
注 1:モデル N
o
.とは. g
l
5品骨号 (31020XXXXx)の下 5ケタを示すc
i
よ2
:必ず指定銘柄の CVTフルード‘を使用すること υ 桁定銘柄以外の CVTフルードの使J+J..i(は混J+J.あるいは誤使則すると本
来の性能を発削できないばかりか重大な故│僚の原因となるおそれがある。
法3
:CVTフルード呈の同安であるの
2
)
特徴
J
.
f
t
日
内 容
変速性能の向上
・リニア・ソレノイドの油!干刑J
倒l
により応答件を向上
.CAN通信採J+Jによリエンジンとの協調制御の高)文化
運転性の向上
需j
変速機追加による業界トップ・レベルの変速比へ拡大
-1
0
3-
ー圃喧喧画面量哩・
3
) 主要技術
(
1
) 副変速機付き CVT(
図 1-2
,3
)
前後進の切り梓え機構しかもたない従来型 CVTの遊説荷車とはうでなり. REO
r
:
UA抑じ VTはベルト変速機
構の後流に前進 2段,後進 1段の変辿が n
J能な副変速機を有す。凶 1-2の刑変速機の構造は人力!如、度.令
長1
:
!
.
縮のためラピニヨ遊訟を採用しコンパクトに収めた。
REOF11A型 CVTに採用した遊品向車機構は. 1速:1
.
8
21
. 2速:1
.0
. Rev:1
.
7
1
4というギヤ比を街ーする c
従来型 CVTに対して Lowプレーキ,サン・ギヤ各一つの要素を追加した。また.走れ頻度が多い 2迷走1
i
時に遊 h
l向車を直結し,遊里曲 i
P
:の動力伝迷を l速
, Rev走行時のみとした。この結果,遊 h
l
甫車機構の 1
I
肩
を小さくでき、
レイアウト効率の良い構造を実現することができた。
LOVlI
s
High
JC
図 1-2 副変速機
通常の CVTに副変速機を迫加することで¥既存のじ VT
,
ぶぃレシオ・カバレッジ(妓小
八Tの
'1'で最も J
~ REOFllA
,
悼大の
1
I
両)を長現し低燃'{T(.動 )
J性能の両立へ長献している
•
7.
0
v
。ー
ー
ー
s
•
長 ω
五
ー--A
「 一-
目
・
I
、
(
レ 5.
0
0
一 一 一i一
g
~t
‘
'
t
o
.
.
.~I
_
一
一
一
一
一Iー
一
一
一
¥
五
,
一
一
一
一
ー
ー
ー-g
ジロ
。
CVT
i
一一ーし
AT(FF)
AT(F
R
)
図 1-3 レシオ・カバレッジ
(
2
) プーリの小型化
REOFllA明 CVTはベルト&プーリによる変速と遊 i
i
iギヤ式の副変速を併用することによりユニットの
トータルで 7
.
3のレシオ・ガパレッジを尖現した c ベルト必プーリの変速比を 1.
1
0とすることによりプーりの
外経&ストローク長さを小さくして.小型車のエンジン・ルームへの搭載を可能としたの克に CVTの'1'
で
大刑部品であるプーリの重量を従来 Jt 約 :~O% 低減し軒斗化にも員献した。
(
3
) フリクション低減技術(図 1-4)
REOFIIA 型 CVT は l~'
2軸聞をカウンタ・ギヤ. 2
",
3帆聞をベルト&プーリ.
3~4 軸問をリダクショ
ン・ギヤの自己 i
起とした。
通常第 l軸にあるプーリ入力制のプライマリ・プーリは従来の CVTに刻しユニット I
.
.
h配出とした ω
これによりプライマリ・プーリがオイル油1I
i
1と接触しない向転運動が可能となり.オイルのかくはんによる
フリクション・ロスを f
止減させることができたの
1
0
4一
四
.
,
.
・
a
また. CVTは定常走訂状態において,プーリ比1.
0付近がベルト・フリクションの観点で長も効率がよい。
REOF1JA型 CVTは,副変速機の l速を用いることで発進性能に有効な総減速比を佐保で、きるので.従来型
CVTよりも手冬j
成速比を小さくすることカtできる。
これにより. 2速で走行する鋲域において. 1ft) 一車速では従来型 CVT よりもベルト&プ~ 1
)の効率がよい
プーリ比1.
0付近を多JIjでき. CVTのフリクションが低減できた。
・
・
・
・
・
・
・・
・
・
・
・
・
・
・宮
司
富
田
哩
・
・
・
・
・
・
・
・
・
. 需E 理盟理置E
高速で回転する回転部がオイルをかくはん
する湯合がある
E
ブーリがオイルをかくはんしない
プライマリ・プ-,
オイル面
との路線
を確保
トランスミッション・才イル
図 1-4 フ 1
)クション低減技術
2 構造・機能
1) 構成部品の配置(図 1-5
,6,7
)
発進要素はトルク・コンパータを採川し,エンジンからの人力ト jレクは.このト jレク・コンパータからカウ
ンタ・ギヤを介し,変速機構であるベルト&プーリへ伝達される。
そして副変速機構と前後進切梓え機構 m
sを 介し リダクション・ギヤダJIを介して.デフ・ギヤにより左,f-j・ 0)
駆動輪を駆動するの
l
l
r
圧を発牛.させるオイル・ポンプは l紬の│、"
J
iに配宿され,エンジンと商品i
Jされ
トルク伝達や変速のための i
た人力軸から,チェーン・システムを介して駆動される。制御系の油圧阿路は従米同様,ケース F
方のオイ
j
レ・パン内に配置した s
動ブヲ伝i
室経路
副変速徴4
骨
セ先ンダリ・ プーリ
ファイナJレ
/
リダクション・ギヤ
図 1-5 断面図
-1
0
5-
-・E彊~.昭・
i
主:アイドリング・ストップ・システム付き車
図 1-6 t
毒成部品の配置
1
0
6
し一一一〉一 一 一 1
包Ea
>
一
一J
図
li l
i-,.
、4
〈、~
"
>
1
、
11
、
主
宗
議
国
主
事
3
猛
.
.
、
.
s
、
l
ヲt
記
=
t、~
)
J
.
,
.
、
主
4
X
'
洲
、
1
1
3
P
樹
f
晴
匿ヨ
与
す
チ2エサ的)
一一一+電気信号
一_
.
._ー傷事事系
一一一ー油圧系
=-:a-=-=-=-,,~" CAN通信
~
aE
盟理歯
2) 構成部品の構造・機能
能
-変速フィ ーリングの向 k
やエンジン回転数の低「防止などの制御を行うため, E
C
l
v
l
とTCM
の問で制御信号の相瓦通信を行い.草刈の走行状態に応じたリアル ・タイム
ν l'総合制御)
連携制御を行っている c (エンジン ・C
-.J~ ンジン ・ CVT 総合制御信号
惇妻子IECMとTCM問での相団側トルク ・ダウン f(oT,トルク ダウン献など)
の総称である じ
.
TCI
v
Iは車両の走行状態を判断するために.下;
!
I
f
:
;
号をE
C
l
I
'
J
:
から CAN通信で受信す
る
ひ
ーエンジン向転数信号
ーエンジン・トルク信号
レ関皮信号
ーアクセ J
ーアイドル信号
.TCMはDレンジ Nアイドル市J
I
仰を行うために. 卜 ~i3 fë;りを ECM と CAN 通信で送受
信している n
-::-.rアイドル制御信号
'1
‘
CMはアイドリング・スト ップ糸を行うために. I
、
R
己信号を EC
.
¥
t
lとCi
¥N通信で送
受信している c
ーアイドリング・ストップ許可信号(受信)
アイドリング・ストップ吋能信号 (送桝)
名祢
機
ECM
TCMは車内の走行状態を判断するために . t記信号をI3CMから CAN通信で受信する の
-ストップ ・
ラ ンプ・スイッチ信号
-ターン・シグナル表示信号
TC
.
'
v
l
は車両の走行状態を判断するために.下記信号を A
BSアク チュエー タ .C
!Uから
CAN通信で受信するの
-車速信号 (
A
BS
)
.
ABS作動信号
TCMは運転者の運転袋求を判断す るために. ド記{B'~. をコンビネーシ ョン・メータか
らC
A
'
:
、
l
通信で受信する 。
-スポーツ・モード・スイ ッチ信号
※:ア イドリング・ス トップ・システム付き寧
BC~叫
AHSアクチュエータ.C
/
U
コンビネ ーション ・メータ
(
1
) TCM(トランスアクス jレ・コントロール・モジューJ
レ
)
各セン サ,スイ ッチ.及 びほかのコントロール・ユニットか らの析号により
I
I
(
阿走行状態を判断し最適に
トランス アク スルを制御ーするよ
(
2
) トランス ミッション ・レンジ・スイッチ
-トラ ンスミッション ・レンジ ・スイッチは
トランスアク スル ・ケ}スの k部に取り付 けた G
-トラン スミッション ・レンジ ・スイッチは.セレクト・レバーの伶 i
嵐を検出するの
(
3
) プライマリ・プーリ回転センサ
・プライマリ ・プーリ凶転セン サは, トランスアクスルのサイ ド・カパ}に取り付け たc
-プライマ 1
) .プー リ凶転セ ンサは, プライマリ・プー リの同転 数 を検出する。
r
・プライマ リ・ ブー リ凶転セン サは. 回転速度が上がると ,変化刷!
明が早 くなる J
とい う回転速度に比例した
ON-O
FFパルス(短波 形)信号を発!fてする。 TCMはそのパルス信号の変化刷期から凶転速度を判断する 。
(
4) セカンダリ・プーリ回転センサ
) ・プーリ阿転セン サは,
・セカ ンダ 1
トランスアクスルのサ イド ・カバーに取り イ
4
・
けた ο
・セ カンダリ・ プー リ問 。
桁 センサ は,セカンダリ・プーリの回転数 を検出する c
・セカ ンダ リ・ プー リ向転セン サは. rr!!l車l~ 速度がトがると, 22化周期が中.く なる」とい う同転速度に比例した
ON-OF
Fパルス(似波形)信号を発生する οTCMはそのパルス信 号の変化周期から向転速度を判断する c
(
5
) アウトフ。ツ ト回転センサ
・アウ トプット凶転センサは,
トランスアクスル・ケース後部に取り付けたっ
-1
0
8-
...
直面~
-アウトプット岡転センサは.ファイナ J
レ・ギヤの向転数を検出する。
TCMは フ ァ イ ナ ル ・ ギ ヤ の 凶 転 数 か
ら車速を判断する。
・アウトプット凶転センサは.
I
回転速度が十がると.変化周期がヤ-くなる」という向転速度に比例した ON-
OFFパルス(短波形)倍以・を発冷する。 TCMは そ の パ ル ス 信 号 の 変 化 周 期 か ら 回 転 速 度 を 判 断 す る
t
(
6
) Gセ ン サ
'Gセ ン サ は . イ ン ス ト ル メ ン 卜 ・ ロ ア ・ カ バ ー 下 の フ ロ ア に 取 り 付 け た
・Gセンサは.
0
i
p
:
両 に 作 用 す る 前 後 GJ
tび傾斜を検問している。
'Gセ ン サ は , 車 両 に 作 川 す る 前 後 G及び傾斜を当汗信号に変換するじ TCMは,その電!上信すから車向の前
後 G及び傾斜角を判断する。
(
7
) スポーツ・モード・スイッチ
・スポーツ・モード・スイッチは,セレクト・レバー・ノブに取り付けたの
・コンビネーション・メータ内のスポーツ表示灯が消灯しているときにスポーツ・モード・スイッチを判│すと
スポーツ・モード状態になりスポーツ表示灯が点灯する。
・コンビネーション・メータ内のスボーツ表示灯が点灯しているときにスポ}ツ・モード・スイッチを押すと.
スポーツ・モード状態が解除されスポーツ表示灯が消灯する c
(
8
) SPORT表 示 灯
.SPORT北京灯は. コンビネーション・メータ内に配置ーされている υ
・パルプ・チェックのため,キー・スイッチを
ONと し た と き に 一 定 時 間 点 灯 し そ の 後 消 灯 す る υ
条f
l
(
状態)
SI
'
OHT表示灯
キー・スイッチ 0
1
'
ν時
消灯
キー・スイッチ ON時
点灯
キー・スイッチ ONから約 2秒後
消灯
セレクト・レバーが D レンジで SPORT衣ぷ灯が消灯しているとき.スポーツ・モード・
スイッチを押す(システム正常時)
点灯
セレクト・レバーが D レンジで SPORT 衣ノl~ :J:rが点灯しているとき.スポーツ・モード・
スイッチを押す
セレクト・レバーが nレンジで S1'owr表示灯が点灯しているとき,セレク卜・レバーを
ほかのレンジヘシブトする。
?
r
I
:
l
:r
消
;
J
:J
(
9
) 故 障 警 告 灯 (MIL
)(
図 1- 8
)
~I埠誓白灯 (MIL) は.コンビネーション・メータ内に
配置されているの
エンジンを回転させない状態でキー・スイッチを
すると.
ONに
MTLは点灯する。これはパルプ点検であるの
エンジン始動後.
二口 二
MTLは消灯する。 M
T
J,が点灯えは点
滅 し 続 け て い る 場 合 は . OBDシステムが排出カ、、スに影
響 を 及 ぽ す DTCを検出している。
.MIL点 灯 又 は 点 滅 の DTCを 記 憶 す る コ ン ト ロ ー ル ・ モ
DTCご と に 記 憶 さ れ る コ ン ト ロ ー ル ・ モ
ジュ}ル (
)
ジュールは異なる ο
-ECM
-TCM
-1
0
9-
図 1-8 故障警告灯 (
M
I
L
)
.胸喧喧&;
..
昭・
1
(
倒電動オイル・ポンプ
'TCMからの指示信号でアイドリング・ストップ中に駆動しエンジンのリスタート時に必要な油 j
上をトラ
ンスアクスルに内蔵されているメカニカル・オイル・ポンプの代わりに確保する。
こ状態信サ (Duty)を送信している。
-駅動Ijrは TCMt
〈電動オイル・ポンプ状態信号特性〉
状態信号 (DtJt
y
)
状態
0%
電動オイル・ポンプ電波、 OFF
1
0-20%
ー
30%
正常停止中
40%
起動 r
l
'
60%
i
f
_常駆動中
60-100%
不貝合の可能性あり
例) 電動オイル・ポンプ・リレー
-電動オイル・ポンプ・リレーは車速が llkm/h以上になると OFFになり,中速 6km/h以ドになると ONに
なる。
'TCMが行う'屯動オイル・ポンプの駆動準備を n
J能とする υ
3
)
油圧システム(図
1-9)
トランスアクスルの必速機構を作動させるために必要な泊1
宅は,オイ Jレ・ポンプ, i
l
H
圧コントロール・パル
プ,ソレノイド・パルプなどによリ作り出される υ
│オイルポンプ│
ト一一一一一一一一一一一ァ---------一一ー一一一一一一一一一一一一一一……叶セカンダリブーリ│
│ザ弓J マ 岬 「 川 町 一 ル パ3げ
l
一一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 - - -,プライマリブーリ│
r-l3zzr九しブトー--~ロー ・ ブレーキ|
;一一一一一一
-j
一一寸
守ニユア1
い勺レブ
1
;一一一一
1ハイ・クラ ッチ│
:一一一 一 -
守
1
I ロッヲアップ・ソレノイド・ I~)"プ|
f
j
一 一 一 ' 一.
1
ロックアグ 1 ントロール・パルプ ト一一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一一 │トルク・コンバータ・
│
ロ y クアップ締結
t
│トルク 1 ンパーナレギユレータ・川ブ
I
i一一一一一一一一一一一一一一一一一一_. -' ト)v~ コンバータ・
一 ロックアップ非締結
一一ー酔油圧経路
図 1-9 油圧システム
-1
1
0-
.圃E彊;~昭・
部品名 Æ~
機能
n
1
十
/
[
¥
)
+
.
力
を
走 状態に比、じた完全!ifiな )
Jカ(ライン庄)に
オイル・ポンプからの1
調圧する。
トルク・コンパータへの供給'
.
1を走わ状態に!必じた緑i
査な圧力に調圧するの
ライン圧を淵圧して,れソレノイド・パルブの作動に要する 定の){力(パ
イロット J
1
Jを作る ο
必じて. クラッチ及びプ.レー t
.l
'
I
i
!
J
l
)
JJ
I
:(ノミイロッ
作セレクト・ポジシ当ン』こ j
Jを各回目指に配送するー
ト
I
l
ハイ・クラッチとリパース プレーキの l
u
l路を切り梓える
ロックア y プ・ソレノイド・パルプによリ作動し. トルク・コンパータの
tJ")クアップ・ 1
:
:ストンの締結 '
1
:,非締結 L
lを調 j
ムする υ
1
1
プライマリ圧ソレノイド・バルブによリ作動しプライマリ・ブーリへの 1
:
給J{を調 l
卜するひ
プレッシャ・レギ J レータ・パルプ
トルク・コンノ Tータ‘レギコレータ・パルプ
パイロット・ノりレブ
マニ 3 アル・ノすルブ
H/R切り替えバルブ
ロックアップ・コントロール
d
e
,J¥J
レ
ブ
プライマリ圧コントロール‘バルブ
4
) 副変速機の変速制御(図 1-10)
CVTは ATと比較して変速ショックのないスムースな加速が好庁'
l
を得ており,副変速機省する R
E
O
F
1
1i¥舟!
CVTでも従来と t
i
J様のスムースな加速が中まれる。スムースな変速を実現するためには,白lJ変速機の変速
q
lにおいてもエンジン回転やトルクの変動を抑制する必裂があり,その実現千法としてベルト&プ}リと副
采崩したの
生速機の変速を協調させる制御を J
このような協調生速をれう場合,副生述機の生迷進行をきめ細かく制御する必姿があるので,開放側クラッ
J
1
1圧応答特性を補止する多機な宇宙制御.
J 変速進行をリ
チ,締結側クラッチそれぞれの特性バラツキや作動 i
アル・タイムにフィードパックする制御を採用しているの
)の金速比が舟 H
IGll付近
更に,副変速機の変速は変速時のトルク変動を最小限とするため,ベルト&プー 1
で
, 1速から 2速へ変速させる。走行頻度の多い低閃皮側では,伝達効半のよい 2速を多崩できるように,
O
W
1
H
I
Jで変速するように切り特える制御を採用することで盗速ショックと高効半の両立
ベルト&プーりが L
を遥成している。
総変速比
副変速機
ギヤ比
!
'
Lowト』回目白"“自由ー1
.
1
'
, /i
I
X!
一 途t
t HI的 J
V
1
一一一一一ー
Tlme
図 1-10 副変速機の変速制御
3 点検・整備のポイント
1
) TCM交換時の作業
(
1
) 概要
TCMを交換した場合は, I
、ー記の作業を行う c
(
イ
) キャリプレーション・データ読み込みの確認
TCMは
, IWM1
¥出 '
y(コントロール・パルプ内)が記憶している各ソレノイド‘のキャリプレーション・デー
タ(同右特性値)を取り込むことで.正佳な制御を可能にする。 TCMを交換した場合は, TCM
がiF常にキャ
リプレーション・データを読み込んだか確認する
-1
1
I-
-圃図面B四・
同) Gセンサ・キャリプレーション
TCMは. Gセンサのキャリプレーション・データ(l
'
I
l
i
令.特性値)を記憶することで正確な制御を可能にする ο
そのため. TCMを交換した場合は Gセンサのキャリプレーションを実施する必要がある。
川 電動オイル・ポンプの工ア抜き(アイドリング・ストップ・システム付き車)
TCMを交換した場合は. TCMに記憶されている電動オイル・ポンプ・エア抜き状態もリセットされてい
るため,データ・モニタには“未完了"と表示されてしまう。その伯を“完
r
"にするためにエア抜きを実施す
る必要があるり
直童日
TCMとトランスアクスル Aば y~-t '.'1 ト交換する場合は j
ランスアクス jレAss'yを先に交換してから TCM
を交換すること 3
もし先に TCMをつと換してしまった 1
品合は. 1Gセンサキャリプレ}ション」を実施した後.
1
トランスアクス
S
S
Y交換時の作業」を実施すること。
ルA
{
2
} 作業手I
1
慎
①
作業内容の確認
TCMのみ交換))②へ
トランスアクス jレA邑s
'
yを交換した後. TCMを交換))②へ
TCMを交換した後,
②
トランスアクスル Ass'yを交換))①へ
電動オイル・ポンプの工ア抜き
μ
電動オイル・ポンプのエア抜き作業予順"を参照。
))①へ
③
キャリプレーション・データの読み込み
のセレクト・レバーを Pレンジにする c
@キー・スイッチを OKにする c
。コンビネーション・メータのシフト・ポジション・インジケータに I
P
Jが表示することを催認する。
ヨE
セレクト・レバーを P レンジ l こしてから約 4~5 秒後に表示する c
シフト・ポジション・インジケータに I
P
Jが去刀之されるか?
Y
E
S
)
)I
Gセンサキャリプレーション」を尖施する c
“
Gセンサキャリプレーション作業手)
l
l
f
t
"を参照。
NO)
)(
見
へ
④ 不具合項目の検出
下記頃 Hを点検する。
'TCMとトランスアクスル Ass'y内の ROl
V
IAss'y聞のハーネスの断線.又はショート
・コネクタ・ハウジングからの端了・抜け,緩み,曲がか笹~れなど
点検結果は i
f常 か ?
YES))①へ
NO))小具合間所を修理n
. 又は交換する。
⑤ Gセンサ・キャリプレーション実施
Gセンサのキャリプレーションを実施する。“センザキャリプレーション実施作業千J
I
I
Q
"を参!!柱。
)
)I
Gセンサキャリプレーション」を実施後. Iトランスアクス jレASSY交換時の作業」を実施するの
“トランスアクスル A
SSY交換時作業千}
l
r
i"を参!
ι
-1
1
2-
-・軍司u
・
M
2
) トランスアクス jレ
A
s
s
'
y交換時の作業
(
1
) 概要
トランスアクスル A
s
s
'
yを交換 した場合は,下記の作業を行 うυ
(
イ
) キャリブレーション・データの消去
TCMは
, ROJ
¥
:
IA
s
s
'
y(コントロール ・パルプ、
内)が記憶している各ソレノイドのキャリプレ ーション・デ}
f
能にする。そのため,
タ(問有特枠イ直)を取り込むことで. 正確な制御を p
トランス アクス JレA
s
s
'
yを交換し
た場合は. TCMが記憶しているキャリプレー ション・ データを消 去 し 新 た に キャリプ レーション・デー
タを読み込 ませる必要がある。
同学習値データの消去
TC
M は. トランスア クス jレ^
s
s
'
yに合った制御を するため に指示 j
上などの学習 を し 学背怖を記録してい
る。そのため,
s
s
'
yを交換した場合は. TCMが記憶してい る学習値を消去する必要が
トランス アクスル A
ある。
川 CVTフルード劣化度データの消去
TCMは.車両の走行状態から算出 した CVTフルードの劣化度合を記録している。そのため,
トランスア
s
'
yを交換し た場合は, TCMが記録している CVTフルード劣化度データを消去する必要がある υ
クスル As
に
) 電動オイル ・ポンプの工ア抜き(アイドリング・スト ップ ・システム付き車)
電動 オイル・ポンプはオイル・パンからサブ・ストレ ーナ を介してオイルを吸い上げる ため,サブ・スト
レ}ナ 内にエアが入っ ている場合, 油 j
工を発生させることがで きないのでエア抜 きを行う 必要があるの
(
2
) 作業手順
① TCM初期化の実施
CONSUL
T-i
lを使用する
ωパーキン グ・プレーキを作動させるじ
⑪キー -スイッチを ONにするの
の“ AT/CVT"の“作業サポ} ト"を選択す る
。
@“記憶データ消去"を選択する の
@下~t!条件を締持しながら,“開始"を選択する の
-車向停止状態
・エ ンジン停 l
ト.状態
-セレクト ・レバー:l
(レンジ
・アクセル ・ペダル:踏む
直E
“開始・ を選択後.約 2
0秒以内に終 fする。
“元了しました"が丘示されるか?
YES))②へ
NO)
)キー・スイッチ を 0.
1
:
'
1
"
に
し 1
0秒以卜.待ってから再度作業を実施する の
② TCM初期化後の確認
CONSUL
T
i
l
lを{
史用する
F
Fにし, 1
0秒以 k待つ 0
@ セレクト・レバーを Rレンジにした状態でキ}・ スイッチを O.
0・セレク ト・レバーを Rレンジにした状態でキー・スイッチを ONにする。
直 E エンジンは始動させないこと
3
Qy"AT/CVT"の“特殊機能"を選択する
c
=
)“キャリプレ ーション デ}タ"を選択する。
@"
キャリプレ ーション データ"の去不値が│、・記と同 じであることを確認する 。
-1
1
3
四
項H
名
じN
1
Tキャリブレ I
D
l
CN
!Tキャ リプレ TD2
じN
lTキャ リブレ 1
D
:
l
l
J
N
1
Tキャ リブレ TD4
UN
lTキャリプレ lD5
(
J
N!TキャリプレlD6
U
N
I
1'キャリプレ I
D
7
U
N
I
Tキャリブレ TD8
UN
T1'キャ リプレlD9
U
N
I
Tキャリプレ TD10
U
N
T
TキャリプレlDl
l
LUキャ リブゲイン
。。
。。
。。
。。
ぷ/
;
,
値
0
0
∞
∞
α)
00
。。
00
J
J
l
:I
=
l
名
H
C
/
R
Bキャリプマップ :
.
¥
'
0
L/s
キ"1'リプマ yプ NO
L
Uキャ リプオフセット 2
P
Lキャリブオフ セット 2
P
R
Iキャリブオフセヅト 2
Hl
Rキャリブオフセット 2
Ll
Rキャリプオフセット Z
HRイニシャライズオフセット A
HRイニシャライズオフセット防
HRイニシャライ ズオフセ ットじ
HRイニシ ャライズオフセット n
2
5
6
Hl~ イニシャラ イズオフセヅト E
['1.キャリブゲイン
2
5
6
P
R
lキャリプゲイン
HC
/
RBキャリプゲイン
L
II3キャリプゲイン
LUキャリブオフセット
P
Lキャリブオフセット
2
5
6
HRイニシ ャライズオフセット F
Lsイニシャライズオフセット A
LBイニシャライズオフセ ット ち
wイニシャライズオフセット C
L
Bイニシャライズオフセ ッ トD
L
sイニシャライズオフセ ット E
L
Bイニシャ ライズオフセ ットド
l
'H
Jキャ リプオフセット
H
C
/
R
sキャリブオフセット
L
/
Rキャリブオフセット
LUキャリプマップ NO
I
'
Lキャリプマップ1¥0
P
R
Iキャリプマップ NO
2
5
6
。。
。
。
。
。
。
。
o
。
o
。
o
。
o
。
。
。
表示他
00
。
o
。
。
。
HCショ キガクシュウチ
-1
-1
00
Lsショキガク シュヴユオン
ド
ド
∞
∞
日Cショキガクシュウユオン
FF
2
5
6
Ll3ショキ ガクシュウチ
“キャリプレ ー シ ョ ン デー タ"の表示値 は 同 じ か ?
Y
E
S>>(
3
)
へ
1
¥
0)
>
くりへ
お
( キ ャ リ ブ レ ー シ ョ ン ・ データ の 読 み 込 み
。〉セレクト ・レバーを Fレ ンジにする。
4
合コンビネ ー シ ョ ン ・ メ ー タ の シ フ ト ・ ポ ジ シ ョ ン ・ イ ン ジ ケ ー タ に f
P
Jが表示することを確認する。
l笠亙セレクト・レバ-~.Pレンジにしてが渦 4-5秒後にがする。
シ フ ト ・ ポ ジ シ ョ ン ・イ ン ジ ケ ー タ に f
P
Jが ぶ 示 す る か ?
YES)>③へ
NO>)④へ
④ 不具合項目の検出
、記
│ 以1
1を 点 検 す る 。
'TCMと ト ラ ン ス ア ク ス ル /
¥
s
s
'
y内 の ROMA
s
s
'
y聞 の ハ ー ネ ス の 断 続 又 は シ ョート
・コネクタ ・ハウ ジ ン グ か ら の 端 チ 肱 け , 緩 み . 曲 が り , 倒 れ な ど
点 検 結 果はiF.常か?
YES))①へ
NO>)不 具 合 情 所 をr
i
多聞 .λ は 交検 す る ω
⑤ CVTフ ル ー ド 劣 化 度 デ ー タ 消 去 の 実 施
CONS1JL
T一凹をイ史j
討する
-l
l
4
由
o
,
a
.
..
(
1
)"
AT/CVT"の“作業サポート"を選択する 0
@"CVTF劣化度確認"を選択する。
モ
Y消去"を選択する υ
アイドリング・ストップなし 11
:>
>作業終了
アイドリング・ストップ付き卓>>⑤へ
(
⑤ 電動オイル・ポンプのエア按き
J
l
n
"を参照。
“電動オイル・ポンプのエア抹き作業手J
>>作業終 f
3
) Gセンサ・キャリプレーション
(↑)概要
TCMは.Gセンサのキャリプレーション・データ(固有特性値)を記憶することで正確な制御を可能にする。
そのため,下記作業を行った場合は .Gセンサのキャリプレーションを実施する必要があるの
・Gセンサの脱着.又は交換
'TCMの交換
(
2
) 作業手順
①
キャリプレーション実施前の準備
@中;両を水平な場所に置く
υ
⑪すべてのタイヤ空気汗を規定圧に調整する。
>
)(おへ
(
2
) キャリプレーション実施
CO
:
J
SULT一国を使用する
CZ〉キ~ .スイッチを O
:-Jにする c
直室ロエンジンは始動させないこと 3
@"AT/
じv
T"の“作業サポート"を選択するの
の“ Gセンサキャリプレーション"を選択するの
@"開始"を選択する。
j
'は開を揺らさないこと c
直室口 "Gセンサキャリブトション"を実施 r
"
完
fしました"が表示されるか?
YES>>①へ
NO>>再度ステップ①
①
(診を実施する。
自己診断実施
CONSGLT-Iを使)J
I
する
(
1
)キー・スイッチを O
FFにし.約 1
0秒間待ツ υ
ゆキー・スイッチを ONにする。
Q
Y
'
A
T
/
C
V
T
"の"向己診断結呆"を選択する。
“
P
1
5
8
6ぺ 又 は 下 1
5
8
8
"が検出されるか?
YES>>Gセンサの点検を行う
NO>)キャリプレーション終 f
1
1
5-
-・圏直面B聞 置
4
) 電動オイル・ポンプの工ア抜き
(
1
)概 要
電動オイ J
レ・ポンプはオイル ・パンからサブ・ストレー ナを介 してオイルを吸い上げるため.サブ ・スト
レーナ内にエアが入っている場合,油圧を発生さ せ ることができないのでエア抜きを行う必要がある 。
(
2
) 作業手順
①作業前準備
④エンジンを始動し,帳機する。
。暖機先了後,エンジンを停止し 6
0秒以卜.符つ。))②へ
②
電動オイル・ポンプの工ア抜き
CONSULTI
Dを使用する
③キー・ スイッチを O
Nにする。
直重ロ エンジンは始動させないこと u
@セレクト・レバーをPレンジにする υ
の“ i
¥
T/CVT"の“作業サポート"を選択する υ
OH
電動オイルポンプエア抜き "を選択するの
⑮“開飴"をタッチする。
打差童]実行中はエンジンを始動させない こと 。
l
重罰
完了するまで約 2
0秒程度かかる場合がある
p
“元了"が表不されるか?
YES)
)おへ
(
NO))キー -スイッチ を OFFにし. 1
0秒以上待ってか ら再度作業を尖施する。
①
電動オイル・ポンプの工ア抜き完了確認①
CONSULT-閣を使用する
@エンジンを始動する。
@10秒間符つo
t
.
3
0キー・ スイッチを OJ
.
7
Fにする。
白1
0秒間符つ。
@ キー・ スイッチを
ONにする。
唾 豆│エンジンは始動させないこと。
。“ AT/
じVT"の"データモ ニタ"を選択する。
:
y
(
j 電動 O
Pエア抜き状態"を選択する。
.
.
元
了"が表示されているか?
YES))0
Y
'
NO))キー ・スイッチを OFFにし. 1
0秒以上待ってから舟度作業を尖施する。
④
電動オイル・ポンプのエア抜き完了確認②
@エン ジンを始動する。
@中両を アイドリ ング ・ストップ状態にする。
アイドリング・ ス トップ状態になるか?
YES>>作業終了
NO))“電動オイ ルポンプ"を,点検するハ
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