p.26 協和機電工業株式会社 (海水淡水化処理施設) [PDF

協和機電工業株式会社
水
日本国内最大の海水淡水化プラント建設・運転管理の実績を持つ
「水」と「電気エネルギー」の分野で蓄積してきたコア技術を活かし、
中国、インドネシアへ設備導入!今後も海外事業展開を推進!
1. 技術の概要
水とエネルギーをコア事業と位置づける協和機電工業株式会社は、市場の拡大が見込まれる海水淡水化事
業に早くから取り組んできました。特に高圧逆浸透(RO)膜を使ったプロセス設計には実績があり、技術の
蓄積も豊富です。製品の品質の高さもさることながら、施工、管理まで一貫して行う技術力を持っていま
す。海外展開にも積極的で、中国に水処理会社を設置し、現地の技術者雇用を進めています。インドネシア
には小規模の海水淡水化設備導入の実績があります。海外展開においては、現地化も進めており、高いコス
ト競争力も同社の強みの一つです。
2. 技術の強み
→
高圧ROユニット
「海水淡水化処理施設」
● 高圧逆浸透(RO)膜を利用したプロセス設計力
従来、2段処理が必要であった逆浸透膜プロセスを1段処理としたことで、イニシャル、ラ
ンニングコストを大幅に低減することができました。また、前処理に限外ろ過(UF)膜処理
を用いており、安定的な運転を可能にしました。
● 開発から施工、管理までの技術力
同社は、海水淡水化設備の小規模検討を早期から進めており、海水淡水化設備の開発技術、
管理技術をひとつひとつ着実に蓄積してきました。国内最大の福岡県内設備の運転管理も8年の実績があり、開発~維持管理まで
一貫して行うことが可能です。また中国をはじめとした海外展開も積極的に行っています。商習慣の違いなど、海外ビジネスには
様々な困難が付きま
とう中で、同社は誠
心誠意、対応を進め
てきました。この姿
勢が評価され、海外
のビジネスネット
ワークは大きく拡大
しています。
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日本最大の海水淡水化処理施設である「海の中道奈多海水
淡水化センター」。50,000m³/日の生産水量を誇る。
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同社の海水淡水化処理設備の標準フロー
3. 用途・想定ユーザー
● 国内では福岡県、長崎県、沖縄県での導入実績のほか、インドネシアにも小規模設備を導入しました。
● 飲料水の少ない地域での活用のほか、海に近い地域の中には、地下水に塩分が混じり、飲用水として利用
できない地域があります。こうした地域での利用が期待されています。
企業データ
協和機電工業株式会社
(代表者)
代表取締役 坂井秀之
(設立年月) 昭和23(1948)年6月
(資本金)
5,000万円
(連絡住所) 福岡県福岡市博多区博多駅前1-6-16西鉄博多駅前ビル7F
(電話/mail) 092-292-0039/[email protected]
(企業ホームページ) http://www.kyowa-kk.co.jp/
(主な海外拠点)中国・協和環保科技(深圳)有限公司 http://www.xiehehb.cn/
メッセージ
環境創造企業『KYOWA』は、持続可能な社会実現
のために、水とエネルギー技術をコアに、アジアの玄
関口「福岡」から社会環境保護及び省エネルギー社
会を実現するための事業を展開しています。(福岡支
店支店長 竹市浩)
竹市浩
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