原料乳の品質とチーズ製造上の諸問題 帯広畜産大学 有賀秀子 国産の占める割合はナチュラルチーズベースで はじめに 17.9%であり,またプロセスチーズ原料のうち 近年,西欧タイフ。チーズ特にナチュラルチー 国産チーズの占める割合は 26%であった(表 1)。 ズに親しむ人々が増えてきている。国内でのナ 1 9 8 6年からの 6年間での国産チーズの生産の 9 9 1年に 2 . 7万トン チュラルチーズの生産高は 1 伸びは 2.6%で極めて低く,チーズの需給関係 で,そのうち約 35%が直接消費に仕向けられて の中で大きな伸ぴを示しているのは,直接消費 いる。一方,輸入ナチュラルチーズは同年に 用ナチュラルチーズ(国産・輸入)と輸入プロ 1 2 . 2万トンを超え過去最高量となった。これら セスチーズである。直接消費用輸入ナチュラル ナチュラルチーズからさらにプロセスチーズが チーズは 10%の伸びがみられ,国産直接消費用 9 9 1年で 1 6 . 3万ト 生産され,チーズ消費総量は 1 ナチュラルチーズの伸ぴは僅か 3.7%であるの ンに達した九これを日本人一人一日当たり消 で,直接消費用ナチュラルチーズの伸ぴは主に 費量に換算すると 3 . 7g程度となる。この中で 輸入に依存するところが大きい。また輸入プロ 表 1 日本におけるチーズの需給動向 8 9 9 0 t 司 ・ 占 JQd 庁 14 14FOFhd つω 1 d 告 司 ベU 000onu 1ム つU T i T i ム ハυ A U A U tnu ヴ t 可 つU 1 14 AtqO14 cuponU 9 7 . 2 1 1 6 . 8 1 0 9 . 2 1 1 1 . 6 1 2 2 . 3 4 2 . 2 4 5. 4 4 5 . 3 4 4. 4 4 9 . 1 7 . 2 7 5 5 . 0 71 .4 6 3 . 9 6 3 . 2 mU 京十一 6 0 7 一ぴ一 1 1 1 鉛伸一 8 8 つU 1 ム 戸 huβhuoo ハ unu-- 8 4 . 7 3 9 . 4 4 5 . 3 つU 1 i ょ h 戸 uoo QdQdnu qO つU 1 A FV RU + 産 B 量 生 ズ用 一料 チ原 ルズ C -フ一 ユチ用 チス費 ナセ消 産ロ接 国プ直 輸入ナチュラルチーズ総量 (E+G) D プロセスチーズ原料用 E 直接消費用 G 8 7 -l-Qd 1 9 8 6 (単位:千トン, %) 7 . 6 4 . 5 1 0 . 1 ーーーー・・ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・ーーーーーーーー・ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・ーー-ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー-ーーーーーーーーーーーーーーーーー・ーーーーー 直接消費用ナチュラルチーズ (C+D) H 5 3 . 3 6 3 . 1 81 .5 7 3 . 9 7 7. 4 8 2 . 8 国産プロセスチーズ生産量 6 5 . 2 6 9 . 7 7 2 . 8 7 3 . 6 7 3 . 9 7 8 . 6 I プロセスチーズ輸入総量 J プロセスチーズ総消費量 K チーズ総消費量 (H+K) L 国産チーズ使用率 プロセスチーズ原料用 B/ (B+E) ナチュラルチーズ全体 A/ (D+J) 0 . 0 5 6 5 . 3 0 . 0 5 6 9 . 8 0 . 1 9 7 3 . 0 0 . 4 3 7 4 . 0 2 . 0 7 5 . 9 9 . 2 3 . 8 2 . 2 1 0 9 . 3 8 0 . 8 4 . 4 1 1 8 . 5 1 3 2 . 9 1 5 4 . 5 1 4 8 . 0 1 5 3 . 3 1 6 3 . 6 6 . 7 2 8 . 8 2 8 . 6 2 6 . 4 2 7 . 3 2 9 . 2 2 6 . 3 2 2 . 0 2 0 . 5 1 8 . 4 1 9 . 8 2 0 . 1 1 7 . 9 日本乳業年鑑1 9 9 2年版(資料編入日本乳製品協会・畜産局牛乳乳製品課調べ - 1 7一 セスチーズでは実に 109%もの伸びであるが, 今モザレラが面白い。これもイタリアチーズ 国産プロセスチーズの生産は 3.8%増加してい である。イタリアは米と麺の文化を持つ点で我 るに過ぎない 1)。 々と共通している。チーズ生産の将来像の一端 このように近年のチーズ生産・消費の伸びは をかいま見るようで面白い。 輸入チーズの影響を大きく受けていると言わざ ここ数年,確実に消費者に浸透してきている るを得ない口しかし一方確かに我々の周囲に のが白かぴチーズである 210 一般にカマンベー は国産ナチュラルチーズ生産増の息吹が感じら ルと呼ばれるこのチーズはフランス原産である。 れる。(図 1 7 2)。 ここ十数年間,圏内の各乳業メーカーはしのぎ タタ ゴチ を削って国産のカマンベールチーズを作り上げ てきた。数か月前また新しいカマンベールチー 1 5 ズが市場に参入した。「十勝」という名のカマ 1 2 ンベールチーズも出回っている。東洋一を誇る 9 チーズ工場も更に大規模化と自動化を目指し増 6 築されている。今,北海道・十勝産というブラ 3 ンドが高い需要を得ている。これは製造技術も 。 さることながら,原料乳の確かさにもその原因 1 9 8 6 1 9 8 7 1 9 8 8 1 9 8 9 1 9 9 0 があると思われる D 乳製品は製造技術と同時に, 1 9 9 1 図 1 ナチュラルチーズ(ゴーダ・チェダー)の 生産量の推移(千トン) / 、 、 3 . 0 ' / ー一 ,;" ' . " , . . ,-" ι -,‘・ ‘ " / / 2.4 、 一、 、一 " ‘・・ 一 . ‘ ー ノ ノ 一一ーカマンベーノレ 一一一クリーム ー一一カッテージ ーーーークワノレク " ¥ 原料乳の品質が製品の品質を左右すると考えら れる。そこで本文では原料乳の品質がチーズの 製造特性に及ぼす影響について論述したい。 1.原料乳の成分的特性とチーズ製造に おける影響 - ---_ 、 / "、 、 ¥ , /' 1 . 8 / l .2 " 一 " 、 、、 、 、 良いフレーパーを有し " , , , , , を作るには生乳の品質が良好でなければならな , い。一般に牛乳は品質を低下させるような各種 ・ ー ・ , ー . . _ . ー ー ー ー ・ ・ 『 ・ ー ー ・ ・ ー ・ ・ ー ・ ・ ー ・ ・ 目 、 、 0 . 6 の臭いに対して非常に感受性が高い。それは搾 。 1 9 8 6 保存性の良いチーズ 1 9 8 7 1 9 8 8 1 9 8 9 1 9 9 0 乳環境の臭いであったり,後述するような乳中 1 9 9 1 細菌によるものであったり 図 2 ナチュラルチーズ(カマンベール・クリ ームチーズ・カッテージチーズ・クワル ク)の生産量の推移(千トン) 酵素による脂肪の 分解産物が原因であったり 3),実に多種の臭い を吸収する。 牛に良質のサイレージを給与すると良い品質 今から 2年程前,爆発的に人気のでたテラミ の字しを?尋ることカ宮できる 4)。しかし, ピートや ス,これはソフトタイプのナチュラルチーズの かぶのトップあるいは根部を与えると,乳中に 生産を身近に感じさせてくれ,マスカルポーネ 苦みフレーパーを生じさせる原因となることを というイタリア産のクリームチーズを認識する B a s s e t t eら5)は報告している。 機会を我々に与えてくれた。 またチーズ製造時に用いられる乳酸菌スター -1 8ー ターのタンパク質分解活性は製品のチーズに苦 ボ 、 づ40 みをもたらす。チーズの製造過程で,カゼイン と 末端に疎水性のペプチドを伴った分子量 は c- テ ク ス 1, 400ダルトン程度までの低分子ペプチドに分 解されるべ :一般に適当な: :ボディーとテ: :クスチャー 3 0 チ ヤ Fーカゼインの C一末端の部分は 3 5 ~ 2 5 イ 寸 特に苦みを有し刊,ゴーダチーズの苦みペプ 長2 0 チドの主な原因となっている 7.9)。したがって, 主人 0 . 6 6 : 10 . 6 7 : 10 . 6 8 : 10 . 6 9 : 10 . 7 0 : 10 . 7 1 : 1 0.72:10.73:1 カゼイン/脂肪比率 チーズのように苦みフレーパーが製造過程で、生 図 3 原料乳の脂肪とカゼインの比率から見た チーズの格付点数 S c o t t,R . ,C h e e s e r n a k i n gP r a c t i c e,119,1981 . じやすい乳製品に用いる原料乳では,飼料給与 に十分注意を払わねばならない。 レンネット凝固チーズ製造においては先ず原 の範囲で得られることを示唆している則。 料乳中のカゼイン,つまりたんぱく質の含量と その性質が製造特性に影響を与えると考えられ また R e r n e u fら叫は,乳の理化学的性質がチ るロチーズ製造時には一般に原料乳の標準化と ーズ収率やチーズ製造特性に与える影響を調べ いう操作がなされる。これは製品が国際規格に た。まず原料乳の理化学的特性値間の相関を求 適合したものになるようにということと,チー めたところ,総カゼイン量とたんぱく含量との ズのボディ一つまり,物理的特性あるいは官能 聞に極めて大きな正の相互関係が認められ,ま 的特性が適正なものになるようにという理由か た κ ーカゼイン量と らである。 含量との聞にも正の高い相関が認められた。一 チーズカードの構造を作り上げている主成分 方 , κ ーカゼイン B一変異体の αsーカゼインとだーカゼイン B一変異体, はカゼインであるが,脂肪,水分,塩類および カゼインミセル直径サイズと κ ーカゼイン B一 ホエー蛋白などの各成分をどのようにこのカー 変異体の量との聞には,明らかな負の相関がみ ド中に取り込むかにより製品の品質は大きく異 られた。次に,レンネット凝固パラメーターと なることが考えられる。これら各成分の中で, 原料乳の理化学的特性値との相関を見ると(表 製品の品質に特に大きな影響を与えると思われ 2 ),乳固形分の回収率,チーズの最終重量と るのはカゼインに対する脂肪の比である。原料 原料乳のたんぱく質含量,総カゼイン含量との 乳の脂肪含量に対する無脂固形分の比は 1: 相関は高く,ゲルのかたさにたんぱく質と総カ 0.36から 1 :0.47が良いという報告が多い則。 ゼイン量が影響を与える可能性も認められた D この比はホエー中に失われる乳糖並びにホエー また,レンネット凝固性パラメーター聞には表 蛋白を含んでいるので,カゼインに対する脂肪 3のような相関が見られた 比 1 :0.70が,チェダーチーズの原料乳として メーターと原料乳の理化学的特性値との聞には 適当であることを示唆している。図 3は,種々 表 4に見られるような相互関係が認められ,こ の脂肪に対するカゼイン比の原料乳から製造さ れらの結果から,レンネット凝固チーズでは, れたチーズのボディーに対しての格付け点数を カードのかたきはカゼインミセルのサイズとカ 示したものである。これによると熟成後の良好 ゼイン含量の影響を大きく受け,またカード形 なボディーあるいはテクスチャーのチェダーチ 成の速度はできたカードのかたさと正の相関が ーズは,脂肪 1に対してカゼイン 0.69から 0.71 あり,カードのかたさは乳固形分の回収量と, - 1 9一 D また酸凝固性パラ 表 2 レンネット凝固パラメーターと原料乳の理化学的性状との関係 凝固時間 たんぱく質 総カゼイン αsーカゼイン 戸ーカゼイン K ーカゼイン s.A2カゼイン κ.Aカゼイン I C . Bカゼイン ミセルサイズ コロイド Ca 可溶性Ca Caイオン pH 0 . 3 8 0 . 3 9 ゲル化 速 度 ゲルの かたさ 乳固形分 回収率 0 . 3 3 -0.54 0 . 4 4 0 . 4 8 -0.51 0 . 3 9 0 . 6 7 0 . 6 7 -0.52 0 . 3 0 -0.37 0. 4 0 -0.38 40 0. チーズの 最終重量 0 . 5 4 0. 45 0. 4 2 0. 4 2 -0.43 0 . 5 0 -0.46 0 . 3 4 -0. 41 -0.37 0 . 5 2 0 . 3 6 Remeufら , L a i t, 7 1 :397-421( 1 9 9 1 )から抜粋 表 3 レンネット凝固パラメータ一間の相互関係 ゲル化 速 度 凝固時間 ゲル化速度 ゲルのかたさ ホエーの固形分 乳固形分回収率 最終カード重量 ゲルの かたさ カードの 水分含量 ホエーの 固形分量 -0. 4 4 0 . 8 0 -0.63 0 . 7 0 -0.50 -0.51 0 . 7 9 0 . 3 9 , L a i t ,7 1 :397-421( 1 9 9 1 )から抜粋 Remeufら 表 4 酸凝固パラメーターと原料乳の理化 含量がカードの粘性係数と高い正の相関があっ 学的性状との相互関係 粘性係数 たんぱく質 総カゼイン カルシウムイオン 可溶性クエン酸 0 . 7 7 0 . 8 5 た。また両タイプのカードにおいてカード中へ の乳固形分の回収率は,乳中のタンパク質含量, 乳固形分 回収率 カゼイン含量および Fーカゼインの割合の高い 0 . 8 5 0 . 8 8 もの程大になる傾向のあることを報告した。 N i k iらは凶 2種のサイズのカゼインミセルを 用いレンネット処理をして形成されるカードの -0.38 性質を調べた結果 Remeufら , L a i t, 7 1 :397-421( 1 9 9 1 )から抜粋 カード形成速度は小ミセル の方が速く,特に凝固初期において速やかにか 乳固形分の回収量はカード形成速度とそれぞれ たさを増すこと,小ミセルのカードのかたさは 正の相関が認められた。また酸凝固カードにお 大きなミセルに対して常に高い値を示したこと いては,原料乳のタンパク質含量と総カゼイン を明らかにしている。 - 20 ー 通常レンネット凝固性の弱い乳は,チーズ収 1m1以下が全体の 99.1%を占めており,この 率を減少させ,水分含量が高く,かつ非常に苦 内 3万1m1以下は全体の 85.4%となっている。 い風味のチーズを作りやすいので用いない方が これを前年と比較すると 1 0万以下で 0 . 2ポイン 良いと言われている則。 . 6ポイントも増加しており, , ト 3万以下では 4 ホエーたんぱく質は,カード形成時にその一 細菌数の低い乳の割合が高まってきている制。 部がカード中に取り込まれる。高熱で殺菌処理 ここでいう細菌数は中温細菌をもって表現して された原料乳からのチーズは,熱変性を受けた いるもので,生乳が通常貯蔵される低温下では, ホエーたんぱく質のカード中での含量が高まり, むしろ低温菌の存在に意を払わなければならな 軟弱なカードを作りやすい。 し ヨ 。 低温細菌はバルクの貯乳温度範囲で明らかに また原料乳中のカルシウムイオンが減少する 増殖が可能であり ことは,カードの収率に影響を与える。 かっ乳成分を基質としてこ 一般に原料乳を殺菌すると溶解相のカルシウ れらを変性させる酵素を低温下で産生する能力 ムイオンがコロイド相に移行する。この変化は の高い菌属が野外調査でよく検出される。一般 冷却することにより一部可逆的であるが,加熱 に中温菌数が高い環境では低温菌数も高い生乳 条件が過酷になると不可逆的な反応となり,カ が得られるので,通常,細菌的乳質を考える場 ルシウムイオンは明らかに低下する。チーズカ 合の指標として中温菌数を用いているが,処理 ードは , IC ーカゼインによって保護されていた 後の乳質に与える影響の大きさから見ると,低 カゼインミセルが,酵素キモシンによって生じ 温菌それ自体を観察することが大切である。 たパラ κ ーカゼインとカルシウムの反応により 通常バルク乳から検出される低温細菌として 凝固沈澱して形成されるものである。したがっ , M i c r o c o c c u s科,腸内細 は , Pseudomonas属 て,十分な遊離カルシウムの存在によりボ、デイ 菌科, ーのしっかりした収率の高いチーズを得ること Aeromonas属 , Achromobacter属などで,いず ができる。 れもバルククーラーの貯乳温度下で増殖可能な J e n ら14), Lombard , S t o r : r y ら16), G r a n d i 1 5 ) A l c a l i g e n e s属 , coryneb a c t e r ium属 , 菌である。低温菌が乳質との関連で問題になる s o nら17),McMahonら18)および Okigdoら19)はカ のは,貯乳温度条件下で増殖し,この環境でタ ゼインミセルにカルシウムを添力日すると,カー ンパク質や脂肪を分解する酵素を産生すること, ドのかたさが明らかに大なることを報告してい この酵素が乳質を著しく低下させ,かつ原料乳 る 。 の殺菌程度の熱に耐える性質を有するものがあ このため,カード形成時に塩化カルシウムを るということによる。 03レベルと 十勝管内で採取した低温菌数が 1 加えるのが一般的なチーズの製造で行われてい 1 02レベルのバルク乳 2試料を用い , 2Cから 6Cまでの温度下で低温菌の増殖を観察した制。 0 る 。 0 l l . 原料乳の細菌的品質とチーズ製造特 性 その結果バルク乳中での低温菌の見かけの世代 03レベルの試料を 2Cで 時間は,初発菌数が 1 0 原料乳の細菌数は近年著しく減少の傾向にあ 保存した場合 1 3 . 8時間となり, 1 02レベル乳で り,北海道生乳検査協会の北海道の合乳につい は1 4 . 5時間となった。つまりこの温度条件では 0万 平成 3年度の平均で 1 初発菌数の少ないバルク乳では世代時間の延長 ての成績によると -2 1- 1 0乳で 1 1 . 9時間, 1 0乳では 1 1 .8時間と初発菌 ーの変化や粘質化その他の欠陥を生じることに 3 口 刊 , 3 4 , ι い3口日 6 印 , 幻 3 7, 38 , 3 ついての報告がみられる 3川口丸 数の 1対数差は世代時間に影響を与えることは 仏 “ 叫)o これらの欠陥は様々な発現のしかたをす なく,この傾向は酪農家でのバルク乳の貯乳温 るが,タンパク質分解においては,風味の変化 効果が認められた。しかし 4Cの保存では, 0 3 2 度範囲である 6Cまで同様であった。 2Cに比 の中で特に苦みの発生が大きな影響を与える 35, べると 4Cでは約 8 5%. 5-6o Cでは 50%前後 45, 4 6 ) 0 0 0 。 M c k e l l a r47)は乳中での苦みの発現を,脂肪分 までに世代時間が短縮された。 三河2幻は,低温細菌として生乳中に多く出現 する Pseudomonasの世代時間についての試験 の結果, OOCに対して 4-5Cでは世代時聞が 0 5C で の 世 代 時 間 は 0 Pseudomonasが 約 6時 間 ると,苦みが明らかに認識されるには, F l a v o b a c t e r i u mが トリク ロロ酢酸可溶性遊離アミノ酸量がUHT 乳では o . 2 8 9-0. 544μmol 45%程度まで短縮されることを報告している。 また笹野却は, 解を測定することによって報告した。それによ 低温殺菌乳では 0. 49 9- 0.746μmolが必要であるとされている。また カッテージチーズの市場過程で,可溶性窒素の 1 1 . 8時間, K l e b s i e l l aで 6 . 6時間, A l c a l i g e n e s 増加と低温菌の増殖によって苦みフレーパーが で 9 . 2 時間, しばしば増加する叫ことが観察された。 A c h r o m o b a c t e r .9 . 3 時間, 低温菌のプロテアーゼはホエータンパク質よ Aeromonasが 1 0.4時間であったことを報告し ている。このように低温細菌はバルククーラー りむしろカゼインの変性に大きく関与し,特に の設定温度付近の僅か 1o Cの温度差であっても, Fーカゼイン,次いで、 αーカゼイングループ, その増殖速度を変えるという傾向が観察されて K いる。したがって 良質な生乳を生産するには ーカゼイン , y一カゼインの順にその影響が 及ぶとしい司寸う報告が多くみられる 4刊 , 4, ω 口 9 札町 5 日 , ,九 , い 札,丸叫 ,仏 ,,刈 , “ 凶 戸ーカゼインから生じたペ バルククーラーの温度管理に十分注意を払わな 民 5 ι 6杭 5 7丸 5 8札 5 96 0札 616 26 3 64 )o ければならない。 プチドは特に苦みの原因となるので,低温菌の C o u s i n sら叫によると,生乳の初期のミクロ 増殖は極力抑制されることが望ましい。 フローラは,低温性のグラム陰性梓菌が10%以 低温菌の牛乳脂肪に対する影響は,主に乳中 内を占めているに過ぎない。しかし低温下に貯 脂肪の酸化分解により生じた遊離脂肪酸に由来 蔵すると速やかに優勢菌種となってしまう。こ 6 するランシツド臭である 35, Lawらお)によって AL し . I 臼 Sha ぬ b i 出 b 凶i ら伺 6 7 η )は炭素数 4カ か ミ ら 8の脂肪酸は, 報告されている。また低温下で優勢を占めるの r a n c i df l a v o r )をもたらし, 1 0か ランシツド臭 ( は , Pseudomonasの菌種であることが多くの報 ら1 2の脂肪酸は不潔臭 ( u n c l e a nf l a v o r ),石け 告者によって明らかにされている仏紙 27,制。十 ん臭 ( s o a p yf l a v o r )の原因となり,炭素数 1 4か 勝管内のバルク乳を用いた我々の最近の調査結 ら1 8まではフレーパーにあまり関与しないと報 果でも,同様な傾向を観察している。 告している。脂肪から分解された不飽和脂肪酸 のミクロフローラの変化は 多くの低温細菌は,低温下で貯乳中に,菌体 は酸化されやすく,その結果,厚紙臭 ( c a r d - 外プロテアーゼ,リバーゼを産生する能力を有 boardyf l a v o r ),酸化臭 ( o x i d i z e df l a v o r ),金属 する則的。 臭( m e t a l l i cf l a v o r )など,異常風味 ( o f ff l a v o r ) 乳や乳製品の品質に対する低温細菌のプロテ を高める原因となるアルデヒド類やケトン類を アーゼやリバーゼの影響については,プレーパ 生じる倒。低温菌が混入している生乳の低温貯 -2 2一 蔵中に遊離脂肪酸濃度が高まるという報告があ 6 るが刷,その風味に対する影響は菌数が 1 0か 7 告している。彼らが生乳から分離した Pseudomonas, 腸 内 細 菌 科 , M o r a x e l l a . A l c a l i g e n e s, ら1 0/m1以上でないと検出し得ないという。 F l a v o b a c t e r i a . A c i n e t o b a c t e r 低温細菌による脂肪分解活性は,菌株の違いに Aeromonas,Achromob a c t e r,B a c i l l u sの 2 9株 の より大きく異なると報告されている制。 結果から,低温菌の産生するほとんどのプロテ 多くの低温菌は,低温殺菌により細胞は死滅 アーゼは耐熱生を有するが, B a c i l l u sc e r e u sと , するが,耐熱性の菌体外プロテアーゼやリパー B a c i l l u sf i r m u sのプロテアーゼは, UHT 殺菌で ゼを産生する。 Adamsら制が生乳から分離し a r c i aらはその後の 失活するといっている。 G た低温細菌プロテアーゼのすべては, 1 4 9C1 0 報告で明,一年間以上にわたって大小規模の乳 秒で失活せず, UHTの殺菌条件では不活化で 株の低温細菌 製品工場への生乳試料から, 398 2 1C1 0分間でも不 きないことを示した。また 1 を分離した。その中の 266株の Pseudomonasか 活化しないプロテアーゼが生乳から分離された, ら菌体外プロテアーゼとリパーゼを回収して, 0 0 7 九さらに,生乳から という報告も見られる 45, その熱安定性について調べた。低温菌の 67%が 3株の産生し 分離した低温性の Pseudomonas1 Pseudomonasで占められ,そのうちの 70%の菌 たプロテアーゼの活性は 77C17 秒間の加熱後 0 から回収されたプロテアーゼとリバーゼは, に 55~65% が, 1 4 0C 5 秒間の加熱後にも 20~ 1 3 0C1 5 秒間の加熱処理に耐えたと述べている。 40%が残存していたことを G r i f f i t h s ら叫が報 一定の加熱温度で,初期の酵素活性を 10%に 0 0 表 5 Pseudomonasから分離したプロテアーゼの種々の緩衝液中での D値 プロテアーゼ 分離源菌株 ーしゅ a 止沈 凶 X 07 の 寸 F 防 d7 ﹁ - 23 一 附 7 0 1 4 0 7 0 1 4 0 A P r o t e i n a s en r 7 0 1 4 0 tenQU rs ai a ロ ︼ .d , Z ) )k) 0 , 防・ 11a 1 ・ ‘ ・ 且 4nFd r n 1 / n ・1 7 . P r o t e i n a s en 1 1 8 0 . 6 5 9 2 0 . 3 0 2 3 7 0 . 9 0 L ふ 1AHJ AFT21 P r o r t e i n a s e1 は 1u14 P s e d o m o n a ss p p . 21B MC60 7 1 .4 1 2 0 1 4 0 1 5 0 7 0 1 4 0 7 4 1 3 0 7 4 1 4 9 ム AFT36 9 5 0 9 1 .0 0 . 5 2 1 9 1 .0 1 6 0 8 . 8 3 0 4 1 .5 引用文献 Z11 L /LAftS/LK NCDO2 0 8 5 加熱温度 1huηIaQdo y 7 c 7QP 8h aQdH deQdS P s .F l u o r e s c e n s P 2 6 D値 (分) Adamse ta l( 1 9 7 5 )70) S t e p a n i a ka n dFox ( 1 9 8 5 )77) まで低下させる時間,つまり D値について,表 % 5 0 符 伐 町 玩 5 口 . 町 7 5, 6のような報告がみられる“仏.町ι7 この表から, Pseudomonasからのプロテアーゼ, チーズ製造において,原料乳中の低温細菌が • ハ U a4 チーズの収率や製品の品質に大きな影響を与え るという報告が多数見られる 35.4帆 札 79.80.81.8開 A Fhu とが明らかである。 訓告 チlズ中の水分 リバーゼはともにかなり高い耐熱性を有するこ 8 5 .8 6 .8 7 .8 8 .89.ω) 。 3 5 H i c k sは制,チーズ収量は原料乳の貯蔵期間 )。 収量は減少したことを報告している(図 4,5 3日もしくはそ れ以上保存した原料乳からのカードの水分含量 が増加することに注目した。低温細菌の菌種が 異なることによって たんぱく質や脂肪の分解 6 8 1 0 生乳の貯蔵期間(日) 中の水分含量の増加に伴うもので,乳固形分の Chamanら お ) , Yanら91.92) も , 4 2 が長くなるにつれて増大したが,これはカード 図 4 生乳の貯蔵がチーズ中水分量に与える影 響 H i c k s,C .L .Onuorah,C .,O ' L e a r y,] .and L a n g l i o i s, B . E ., J . D a i r y S c , . i 6 9 : 649-6571986. 0-0:gradeA milk m a n u f a c t u r i n gm i l k . ・ : 速度は大きく異なる 81.則。一般にチーズ収量に 対する低温細菌の影響は,初発低温菌数の大き でにおいて,固形分の回収率は一日当たり約 さと,生乳の保存期間の長さによって異なる o 0.5%低下した。さらに生乳の保存期間を延長 6 初発低温菌数が1 0 レベ させるとチーズ固形分の収率は低下し,この低 ルの生乳を用いた時,原料乳の保存期間 4日ま 下と生乳中の菌数の増加との聞には関連が認め H i c k sら閣の実験では 表 6 合成乳清緩衝液とりん酸緩衝液 (pH6.6) 中で加熱した Psedomo・ nasf l u o r e s c e n sAFT36から分離した精製リバーゼの D値 C 加熱温度, . 5 0 5 5 6 0 6 5 7 0 8 0 9 0 1 0 0 1 2 0 1 4 0 1 5 0 D値 1 / 2活性の加熱時間 乳清緩衝液 リン酸緩衝液 乳清緩衝液 リン酸緩衝液 6 0 0 1 2 9 3 6 . 3 1 8 . 0 7 . 5 6 . 0 1 2 . 0 7 . 7 2 . 6 6 0 . 9 5 0. 48 1 2 7 1 3 . 5 1 .0 2 0 . 4 8 0 . 8 8 1 .2 6 4 . 8 7 7. 43 1 .9 5 0 . 8 0 0 . 3 6 1 0 5 3 8 7 . 8 6 . 7 5 1 .8 7 0 . 7 5 0 . 9 3 2. 4 4 0 . 5 8 0 . 2 8 0 . 1 5 3 9 3 . 9 0 . 6 8 0 . 1 8 0 . 2 6 0 . 2 8 0 . 2 8 0 . 6 8 0 . 3 3 0 . 2 6 0 . 1 0 F o x .P .F .a n dS t e p a n i a k .L ., j .D a i r yR e s .5 0 :77-891 9 8 3 . - 2 4- に集約される。 6 . 5 ホエーたんぱく質,加水分解されたカゼイン やペプチド,非蛋白態窒素などからなるホエー 固 形 分 6 . 0 の総窒素は生乳の保存期間が長くなるにつれて, また貯蔵乳中に低温菌が存在している場合に増 自5.5 加することが認められている ω,ぉ刈。また,貯 収 量 乳期聞が長くなると凝乳時聞が延長され,低温 5 . 0 菌が混在している生乳ではやわらかいカードと なるということも観察されているお.84.87.9九 4 . 5 0 2 4 6 8 チーズ品質は,生乳を約一日保存した場合僅 1 0 かに(統計的には有意差は認められない)向上 生乳の貯蔵期間(日) 図 5 生乳の貯蔵がチーズ中固形分回収量に与 える影響 H i c k s,C .1 .Onuorah,C .,O ' L e a r y,J .and L a n g l i o i s, B . E . , J . Dairy Sc , . i 6 9 : 649-6571 9 8 6 . 0-0:gradeA milk m a n u f a c t u r i n gmi 1k ・ ・ : られた。この収率の低下は低温菌の産生した菌 体外酵素によるたんぱく質と脂肪の分解により する。しかし,その後速やかに低下すると言わ れている。 6日以上貯蔵した生乳から製造した チーズは,一般にガス発生が見られ,ペースト 状なボディーとなる 79)。そしてフレーパーは果 実臭から極度の不潔臭となり,苦みフレーパー が増大する。これらの変化は,芽胞形性能を有 する低温細菌が生残し増殖することによるもと 9 4 )。 の判断される 84, 引き起こされたものである。たんぱく質の分解 Yanら叫は,低温菌数が1 06より多い場合, はカード中の水分の増加に伴って引き起こされ 十分量の栄養細胞,芽胞,耐熱性酵素が熟成過 た 。 程で優勢を占めることになり,この耐熱性酵素 H i c k sら閣の数種の試験の結果, 24時間から が多分苦みフレーパーを強め かつベースト状 36時間貯蔵した生乳では,チーズ収量の僅かな のボディを作るのに関与しているのであろうと 増加(統計的に有意差は認められないが)が観 述べている。 察された。この現象は A l iら93)によっても報告 低温菌で極度に汚染されている生乳中の低温 されている。これは貯乳の初期において,温度 菌由来の耐熱性プロテアーゼ,リパーゼはカー やpHの影響でカゼインの溶解性,特に Fーカ ド中に保持され,熟成過程でボディーやテクス ゼインの溶解性が低下したことによると説明さ チャーに影響を与え,品質の低下をもたらすと れている。高品質の生乳(初発低温細菌の割合 いわれているお刈。 が全菌数の 1 0から 20%を占めるような)を貯蔵 我々は十勝管内のバルク乳を用いてカッテー した場合, pHが徐々に低下して収量の僅かな ジタイプチーズ(試験 1)とゴーダタイプチー 増加をもたらすものと判断された。 ズ(試験 2 ) を調製し 低温菌数とチーズ製造 結局,低温菌のチーズ収量に対する影響は, 特性との関係を調べた制。試験 lでは中温菌の 原料乳中の初発菌数の多少,チーズ製造までの 05レベルの生乳を用 初発菌数が1 03レベルと ,1 貯乳期間,生乳の貯蔵過程で優勢になる低温菌 いた。前者の試料では , 5Cでの生乳保存 5日 種とそのたんぱく質分解性と脂肪分解性,など 固まで,菌数の増加はほとんど認められなかっ 0 -2 5- 6 とやや増加 たが,後者の試料では 5日目で 1 0 1 0 レベ した。一方,低温菌数は極めて少ない 1 3 0 レベルの試料(後者) ルの試料(前者)と 1 乳質より細菌的乳質が大きな影響を与え,特に 日常の生乳保存条件下においてもその影響が十 分起こり得ることに注目しなければならない。 5 であった。保存 5日目には前者で約1 0近くまで, 後者で 1 06を超えるまで増加した。ここで検出 5Cより 4Cが , 4Cより 2Cの貯乳が細菌 0 0 0 0 的乳質を高めるのに明らかに効果的であった。 チーズ製造技術は大きく進展しているが,そ された低温菌のうち蛋自分解能を有する菌の割 5Cのインキューベートで判定し 合は , 5Cと2 の技術を生かして高品質の製品を作るには,先 た結果, 5日目で両試料とも約70%程度であっ ず高品質の原料乳を供給しなければならない。 た。一方,脂肪分解能を有する菌は, 5日目に この点から乳質改善の努力はますます必要にな は100%近くに達した。このような原料乳から ってくる。 0 0 調製したカッテージチーズの収率は,生乳の保 生乳の生産環境を充実することが,チーズを 存日数とともに 10~20% 程度低下した。また固 初めあらゆる飲用乳,乳製品の品質を向上させ 形分収量も約90%前後に低下した。物理特性値 る基本的な条件と考えられる。 の測定の結果から,原料乳の保存期間が長くな ると,ペースト状なボディーのチーズとなった。 この傾向は初発低温菌数の高い生乳から得られ 参考文献 1) 日本乳製品協会,日本乳業年鑑 1 9 9 2年版 資料編, 1 8 1 9,日本乳製品協会。東京1 9 9 2 . たもので顕著であった。 3 次に初発低温菌数が1 0 レベルの生乳を 9日 2) 日本乳製品協会,日本乳業年鑑 1 9 9 2年版 間まで 5Cで保存した。生乳の菌数は 9日目で, 資料編, 2 0 2 1,日本乳製品協会。東京1 9 9 2 . 0 7 1 0 にまで増加した。脂肪分解菌,たんぱく分 3) L e m i e l 民 L .and Simard,P .E .,B i t t e rf l a - 解菌の全低温菌数に占める割合は,ともに生乳 v o u ri nd a i r yp r o d u c t s .1 .A r e v i e wo ft h e の保存日数が長くなるにつれ高くなり , 9日目 f a c t o r sl i k e l yt oi n f l u e n c ei t sd e v e l o p m e n t, には 80~90% 程度となった O また原料乳の低温 m a i n l yi nc h e e s em a n u f a c t u r e, L a i t, 7 1 菌叢は,保存一日目ですでに Pseudomonasが 599-6361991 . 65%を占め, M i c r o c o c c u s科がこれに次いでい 4) P o l a n s k y,J .,E f f e c to fd a i r ycown u t r i t i o n た。保存期聞が長くなるにつれ Pseudomonas on c e r t a i nb l o o dc h a r a c t e r i s t i c s and p a r a - の割合が増し, m e t e r so fm i l kq u a l i t y,Z i v o c i s n aVyroba ,34 9日目では80%を超えていた。 :491-4971 9 8 9 . 原料乳の全窒素に対する非蛋白態窒素の割合は, 保存日数とともに増加し,プロテオース・ペプ 5) B a s s e t t e,R . , Fung ,D .Y .C .and.Mantha,V . トン画分およびアミノ態窒素面分もともに増加 R . , O f f f l a v o r si nm l l k,CRC.C r i t .R e v .Food した食用適期にチーズの物理特性値を測定した S c i .N u t r .,24:1-521 9 8 6 . 結果,原料乳の保存日数の長いものほど脆弱な 6) Matoba,T . and H a t a,T .,R e l a t i o n s h i pb e - ボディーとなり,特に, 9日保存乳から調製さ t w e e nb i t t e r n e s so fp e p t i d e sandt h e i rc h e m i c - れたチーズは,他の試料と比べ明らかに品質の a l s t r u c t u r e s, A g r i c . B i o l . C hem., 36 劣るものであった。 1423-14311 9 7 2 . 以上,これら多くの報告や我々の試験結果か 7) V i s s e r,S .,S l a n g e n,K ., . ] Hup,G .andS t a n - ら,生乳のチーズ製造特性に対しては,成分的 d h o u d e r s,J .,Butlerflavori nc h e e s e .3 .Com- -2 6- p a r a t i v e g e l c h r o m a t o g r a p h i c a n a l y s i s o f Owen,A .J .and Ford,G .D .,C h e m i c a lc o m - h y d r o p h o b i cp e p t i d ec h e e s ea n di d e n t i f i c a t i o n p o s i t i o n and c o a g u l a t i n gp r o p e r t i e so fr e n - o fb i t t e rp e p t i d e si s o l a t e df r o mac h e e s emade n e t e dm i l k sf r o md i f f e r e n tb r e e d sands p e c i e s w i t hS t r e t t o c o c c u sc r e悦 o r i ss t r a 伽 HP ,N e t h . .D a i r yR e s .,50 :215-229 o fr u m i n a n t,J 9 8 3 . M i l kD a i r yJ .,37:181-1921 1 9 8 3 . 8) S h i n o d a,, . 1 O k a i,H . andF此 1止 S .,B i t t e r 1 7 )G r a n d i s o n,A .. S .,Ford,G .D .,Mi l 1a r d,D . t a s t eo fH-V a l -V a l -V a l -P r o -P r o -P h e -L e u - .J .,Chemical composition and and Owen,A OH c o r r e s p o n d i n gt ot h ep a r t i a ls e q u e n c e c o a g u l a t i n gp r o p e r t i e so fr e n n e t e dm i l k sf r o m ( p o s i t i o n s8 2 8 8 )o fb o v i n e sc a s e i n,a n dr e - cowsd u r i n ge a r l yl a c t a t i o n,J .DairyR e s .5 1: l a t e dp e p t i d e s,A g r i c .B i o l .' C h e m .,50:1255- 404-4151 9 8 4 . 12601 9 8 6 . . JR i c h a r d s o n, 1 8 ) MacMahon,D ., . J BrownR ., 9) V i s s e r,S .,S l a n g e n,K .J .,Hup,G .,E x t e r - G .H .andEmstrom,C .A . , E f f e c t so fc a l c i u m, k a t e,F . A. a n dS t a n d h o u d e r s,J .,Theb i t t e r u l kc u l t u r em e d i a on m i l k p h o s p h a t e,and b f l a v o u rd e f e c ti nc h e e s e;somec h e m i c a land . Dairy S c , . i 67 : c o a g u l a t i o np r o p e r t i e s,J m i c r o b i o l o g i c a la s p e c t s,N e t h .M i l kD a i r yJ ,. 930-9381 9 8 4 . 37:250-2511 9 8 3 . 1 9 )O k i g b o,1 .M.,R i c h a r d s o n,G .H .,Brown,R . 1 0 )S c o , 抗 R . , C h e e s e m a k i 昭 p r a c t i c e ,A p p l i e d J .andErnstrom,C .A .,E f f e c t so fpH,c a l c i u m S c i e n c eP u b l i s h e r sL t d .L o n d o n .1981 . c h l o r i d e, and chymosin c o n c e n t r a t i o n o n 1 1 ) Remeuf ,F .,C o s s i n,V .,D e r v i n,C .,L e n o i r,J . c o a g u l a t i o np r o p e r t i e so fa b n o r m a l and n o r - a n dTomassone,R .,R e l a t i o n se n t r el e sc a r a c - m a lm i l k,J .D a i r yS c i .,68 :2527-2533 h i m i q u e sd e sl a i te tl e u ra p t i t e r e sp h y s i c o一c 1 9 8 5 . t u d ef r o m a g e r e,L a i t ,7 1:397-421 .1991 . 2 0 ) 北海道生乳検査協会,平成 3年度事業成績 i k i,R,a n dArima,S .,E f f e c t so fs i z eo fc a ・ 1 2 )N s e i nm i c e l l eo nf i r m n e s so fr e n n e tc u r d,J p n .J . 書 , 3 4 3 5,北海道生乳検査協会,札幌, 1 9 9 2 . 2 1 ) 有賀秀子,西部潤,酪農家の実態調査より Z o o t e c h .S c i .,55:409-4151 9 8 4 . みた衛生的乳質改善への考察,乳質改善ハン 1 3 )O k i g b o,L,M .,E v a l u a t i o na n di m p r o v e m e n t , ドブック第 3号 2-40,ホクレン農業協同 o fc o a g u l a t i o np r o p e r t i e so fm i l kf o rm a n u f a c - 組合連合会・北海道乳質改善協議会, 1 9 8 9 . t u r i n g,P h .D .t h e s i sD i s s,A b s t r .I n t .B . 46, 2 2 ) 三河勝彦,牛乳低温細菌の特性,酪農科学 2 5 1 5 .O r d e rNoDA85236771 9 8 6 . ・食品の研究, 26: A1 5 3 -A1 6 3 1 9 7 7 . 1 4 )J e n,J .J .a n dAshworth,U .S .,F a c t o r si n ・ 2 3 ) 笹野貢,低温保存の原料乳に関する研究, f l u e n c i n gt h ec u r dt e n s i o no fr e n n e tc o a g u - 低温細菌の性状とその乳質に与える影響,学 l a t e dm i l k .S a l tB a l a n c e,J .D a i r yS c i .,53: 位論文, 6 5 6 6 1 9 8 5, 1201-12061 9 7 0 . 2 4 )C o u s i n s,C . M. and Bramley,A .J ,D a i r y 1 5 ) Lombard,S .H .,F a c t o r sa f f e c t i n ge n z y m a t i c M i c r o b i o l o g y,V o 1 . 11 1 9 -1 6 3( E d .R .K . c o a g u l a t i o no fm i l ka n ds y n e r e s i s,i nM i l e s AnnualC h e e s e m a k e r sSymposium,1 9 8 2 . R o b i n s o n )London,A p p l i e dS c i e n c e,1981 . 2 5 ) Law,B .A .,C o u s i n s,C . M. S h a r p e,M. E . t o r r y,J .E .,G r a d i s o n,A .S .,M i l l a r d,D ., 1 6 )S -2 7ー .L .,C o l dt o l e r a n tm i c r o b e si n a n dD a v i e s,F s p o i l a g eandt h ee n v i r o n m e n t ,1 37-152但d s . o fe x t r a c e l l u l a rp r o t e a s ei nm u t a n t so fV i b r i o A . D . R u s s e l l and R . F u l l e r ) London, p a r a h a e m o l y t i e n s ,M i c r o b i o l,Immuno , . l 23 : AcademicP r e s s .1 9 7 9 . 415-4181 9 7 9 . 2 6 ) Richard, , . JP s y c h r o t r o p h i cM i c r o o r g a n i s m s 3 5 ) Law,R .A .,Sharpo,M.F .,andGharomap, i nS p o i l a g eandP a t h o g e n i c i t y,117-124但d s, H .R . , The e f f e c to fl i p o l y t i cG r a m n e g a t i v e T .A .R o b e r t s,G,Hobbs,J .H .B .C h r i s t i a n p s y c h r o t r o p h si ns t o r e dm i l kont h ed e v e l o p - and N .S k o v g a a r d ) New Yo r k, Academic mento fr a n c i d i t yi nCheddarc h e e s e,J .D a i r y P r e s s,1981 . R e s .,4 3:459-4681 9 7 6 . 2 7 ) Mol,H . and V i n c e n t i e,H . M.,P s y c h r o t - 3 6 ) Mayerhofer,H .J ., Characterization o fa r o p h i c M i c r o o r g a n i s m s i n S p o i l a g e and h e a t s t a b l e p r o t e o l y t i c enzyme f r o m a E d s .T .A .R o b e r t s,G . P a t h o g e n i c t y,97-108( s .βu o r e s c e n sa ndi t s p s y c h r o p h i r i cs t r a i no fP .H .B .C h r i s t i a n. a n dN .S k o v g a a r d ) H o c c s,J e f f e c to nt h es t o r a g e a b i l i t yo fs k i m -m i l k, NewYork,AcademicP r e s s1981 . D i s s .A b s t r .I n t .B .,3 1:61581971 . 2 8 ) Terada,A .,Tanaka,S .andUchida,K .,B u l - 3 7 ) Mayerhofer,H .J .,Lu,M.,Marshall,R .T . l e t i nNipponV e t e r i n a r yZ o o t e c h n i c a lC o l l a g e, a n dWhite,C .H .,H e a ts t a b l ep r o t e a s e sf r o m N o .29,97-102,1 9 8 0 . . Dairy s c , . i 54 : p s y c h r o t r o p h i cb a c t e r i a,J a i r b a i r n,D .J .andLaw,B .A .,P r o t e i n a s e s 2 9 )F . 7631971 o fp s y c h r o t r o p h i cb a c t e r i a:t h e i rp r o d u c t i o n, 3 8 ) Morgan,M.E .,Thec h e m i s t r yo fsomem i c - p r o p e r t i e s,e f f e c t sandc o n t r o l,J .D _ a i r yR e s ., r o b i a l l yi n d u c e df l a v o rd e f e c t si nm i l k and 5 3 :1 3 9 1 7 7,1 9 8 6 . i o t e c h n ol .B io e n g .,1 8 :953d a i r yf o o d s,B 3 0 )S t e a d,D .,M i c r o b i a ll i p a s e s :t h e i rc h a r o l ei nf o o ds p o i l a g eandi n d u s t r i a l a c t e r t i c s,r 9651 9 7 6 . .J .andB a r r e t t,E .L .,Gramnega3 9 ) Morton,D .DairyR e s .,5 3:481-5051 9 8 6 . u s e s,J t i v er e s p i r a t o r yb a c t e r i awhich c a u s e sr o p y ' 31 ) Cheung,B .A .andW e s t h o f f ,D .C .,I s o l a t i o n m i l kc o n s t i t u t e ad i s t i n c tc l u s t e rw i t h i nt h e and i d e n t i f i c a t i o no fr o p yb a c t e r i ai n raw g e n u s Acine如何c t e r ,C u r r e n tM i c r o b i o , . l 7: J .D a i r yS c i .,6 6 :1825-18341 9 8 3 . m i l k, 107-1121 9 8 2 . 3 2 ) Crawford,R .J . M. and Mabbit,L .A ., 4 0 ) 斎藤善一,生乳のリポリシスと風味劣化, 乳技協資料, 3 2:2 1 2 1 9 8 2 . Growth o fp s y c h r o t r o p h i c o r g a n i s m s and a s s o c i a t e de f f e c t so n raw m i l k and market 4 1 ) Wang,J .j .a ndFrank,J .F .,C h a r a c t e r i z a - 8:3 3 3 8 1 9 6 8 .) m i l k (乳技協資料, 1 t i o no fp s y c h r o t r o p h i cb a c t e r i ai s o l a t e df r o m . Dairy S c i ., 63 c o m m e r c i a lb u t t e rm i l k,J 3 3 ) Haukka,J .J .andHarper,W.J .,Thee f f e c t ( s u p p l .1 ) :391 9 8 0 . o ft h ep s y c h r o t r o p h i co r g a n i s m sandt h ea g e o ft h em i l kont h ep r o d u c t i o no fa c e t a l d e h y d e 4 2 ) Wang ,J .J .andFrank,J .F .,C h a r a c t e r i z a - i j e r i and d i a c e t y li nc u l t u e r db u t t e r m i l k,M t i o no fp s y c h r o t r o p h i cb a c t e r i ac o n t a m i n a t i o n -10 1978 t i e t e e l l i n e nA i k a k a u s k i r j a,36:1 .D a i r yS c , . i 64: i nc o m m e r c i a lb u t t e rm i l k,j ( D a i r yS c i .A b s t r .,4 1:[ 7 8 3 3 ] .1 9 7 9 ) . 2154-21601981 3 4 ) 1ω, I 1S . and Tanaka,S .,H y p e r p r o d u c t i o n 4 3 ) White,C .H .,B u l t h a u s,M.andM a r s h a l l,R . -2 8- T .,D e f e c t ac a u s e d by a d d i n gp r o t e a s e -p r o - R .L .J r . and Marth,E .H .,M o d i f i c a t i o no f .D a i r y d u c i n gp s y c h r o t r o p h st o raw mi 1k,J . m i l kp r o t e i n s by p s y c h r o t r o p h i cb a c t e r i a,J S c i .,62( s u p pl .1 ) :461 9 7 9 . D a i r yS c , . i6 0:857-8611 9 7 7 . .H .,B u l t h a u s,M.andM a r s h a l l,R . 4 4 ) White,C .andPuhan,Z .,sC a s e i n h y d 5 3 ) Gallmann,P nm i l kc a u s e d by a d d i t i o no f T .,Changes i r o l y s ed u r c hP r o t e a s e na u s g e w a h l t e rM i k - p r o t e a s e -p r o d u c i n gp s y c h r o t r o p h st o raw i l c h w i s r o o r g a n i s m e nd e rR o h m i l c h -f l o r a,M m i l k,J .D a i r yS c , . i 63( s u p pl .1 ):561 9 8 0 . s e n s c h a f t ,37:396-4001 9 8 2 . g z i a b h e r,A .,Humbert ,E .S . and 4 5 ) Gebre-E l a d i k,J .,Kas,J .andD o l e z a l e k, , . ]E f f e c to f 5 4 )H B l a n k e r a g r i,G .,H y d r o l y s i so fm i l kp r o t e i n s p r o t e a s e sf r o mg e n u sp s e u d o m o n a s on t h e . Food P r o t .,43 : by m i c r o b i a l enzymes,J q u a l i t yo fs t o r e ds t e r i l i z e dm i l k ,S b o r n i k 709-7121 9 8 0 . Vysoke S k o l y Chemicko-T e c h n o l o g i c k ev a y e r h o f f e r,H ., . J Ma r s h l l,R .T .,White,C . 4 6 )M .( P o t r a v i n y ),N o .50:67-85 1 9 7 9 . P r a z e,E ( D a i r yS c i,A b s t r .,45:[ 4 9 9 ]1 9 8 3 . ) H . and Lu,M.,C h a r a c t e r i z a t i o no f ah e a t s t a b l ep r o t e a s e o fp s e u d o m o n a sf l u o r e s c e ω 5 5 ) Jackman,D .M.,B a r t l e t t,F .M.andP a t e l,T . P26 ,App l .M i c r o b i o , . l2 5: 4 4 4 81 9 7 3 . e a t s t a b l ep r o t e a s e sf r o mp s y c h r o t r o p h i c R .,H c k e l l a r,R .C .,Developmento fo f f f l a v o r s 4 7 )M pseudomonads:Comparisono fi m m u n o l o g i c a l i nu l t r a -h i g ht e m p e r a t u r e and p a s t e u r i z e d .E n v i r o n,M i c r o b i o , . l 46:6 p r o p e r t i e s,Appl m i l ka saf u n c t i o no fp r o t e o l y s i s,J .D a i r yS c , . i 121 9 8 3 . 5 6 )K i e l w e i n,G .,P r o t e o l y s evonM i l c hundMi ・ 1 64:2138-21451981 . c h p r o d u k t e nd u r c h P s e d o m 0 1 ωsβ仰 向s c e n s , 4 8 )L e m i e t 民 L .andSimard,R .E .,B i t t e rf l a v o u ri nd a i r yp r o d u c t s, 1 .A r e v i e wo ft h ef a c - M i l c h w i s s e n s c h a f t,3 0 :605-6061 9 7 5 . ,m a i n t o r sl i k e l yt oi n f l u e n c ei t sd e v e l o p m e n t .A .,Enzymeso fp s y c h r o t r o p h i cb a c 5 7 ) Law,B l yi nc h e e s em a n u f a c t u r e,L a i t,7 1:599-638 t e r i aandt h e i re f f e c t sonm i l kandm i l kp r o - 1991 . .D a i r yR e s .,46:573-5881 9 7 9 . d u c t s,J .M.,Barach,J .T .andS p e c k,M. 4 9 ) Adams,D .A .,Andrews,A .T,andS h a r p e,M. 5 8 ) Law,B L . ,E f f e c tf op s y c h r o t r o p h i cb a c t e r i af r o mraw E . , G e l a t i o no fu l t r a h i g h t e m p e r a t u r e s t e ri 1 - m i l k on p r o t e i n s and s t a b i l i t yo f mi 1k p r o - i z e dm i l kbyp r o t e a s e sfromas t r a i no fP s e d o - ,J . t e i n st ou l t r ah i g ht e m p e r a t u r et r e a t m a n t 1n01 ωsf l u o r e s c e n si s o l a t e df r o mrawmi 1 k ,J . , . i5 9:823-8271 9 7 6 . D a i r yS c 9 7 7 . D a i r yR e s .,44:145-1481 5 0 )C o u s i n,M. A .,P r e s e n c e and a c t i v i t yo f 5 9 ) 三河勝彦,有馬俊六郎,牛乳中の細菌由来 耐熱性酵素,乳技協資料, 3 4 ( 1 ) : 11 6 1 9 8 4 . p s y c h r o p h i c m i c r o o r g a n i s m s i n m i l k and e v i e w,J .FoodP r o , . t 45: d a i r yp r o d u c t s,A r l ie r e, ] .B . and V e i l l e t -P o n c e t,L .,The 6 0 ) Mi1 172-2071 9 8 2 . c r u d ep r o t e o l y t i c enzyme s y s t e m so f two o u s i n,M.A .andMarth,E .H .,Changesi n 5 1 )C p s y c h r o t r o p h si s o l a t e df r o mr e f r i g e r a t e draw m i l kp r o t e i n sc a u s e dbyp s y c h r o t r o p h i cb a c - m i l k .L a i t,59:269-298 1 9 7 9 .( D a i r yS c i . i l c h w i s s e n s c h a f t ,3 2:337-3411 9 7 7 . t e r i a,M 4 5 7 1 ]1 9 8 0 ) A b s t r .,42:[ 5 2 ) DeBeukelar,N .J .,Cousun,M.A .,B r a d l e y, 6 1 ) 三浦弘之・三上正幸・石下真人,低温細菌 -2 9ー によるカゼインの分解,帯大研報, 1 0 :4 6 1 - 470 1 9 7 7 . 197-2001 9 8 0 . 7 2 )G r i f f i t h s,M .W.,Phi 1 1i p s,1 .D .,andMuir, 6 2 ) 中西武雄・田辺忠裕,牛乳の低温細菌に関 D . D ., T h e r m o s t a b i l i t y o f .p r o t e a s e s and する研究第 2報,午乳の低温貯蔵中における l i p a s e sf r o manumbero fs p e c i e so fp s y c h r o t - 低温細菌による蛋白質の変化,酪農科学・食 r o p h i cb a c t e r i ao fd a i r yo r i g i n,50:289-303 品の研究, 1 9 : A7 5 8 7 1 9 7 0 . 1981 . .R . , B a r t l e t t,F .M.andHamid, , . 1 6 3 )P a t e l,T 7 3 )G a r c i a,M. L . , S n a z,B .,G a r c i a -Col 1 ia ,P . E x t r a c e l l u l a r h e a t -r e s i s t a n tp r o t e a s e s o f andO r d o n e z,J .A .A c t i v i t yandt h e r m os t a b i l - p s y c h r o t r o p h i c pseudomonads,1 . FoodP r o , . t i t yo ft h ee x t r a c e l l u l a rl i p a s e s and p r o - 46:90-911 9 8 3 . t e i n a s e sf r o m Pseudomonads i s o l a t e df r o m 1k,M i l c h w i s s e n s c h a f t ,44:5 47-550 raw mi 6 4 ) 三河勝彦,乳質におよぽす低温菌の影響。 酪農科学・食品の研究 3 8:A37-A451 9 8 9 . 6 5 ) 笹野貢・岡田迫徳・長南隆夫・大浦義教, 1 9 8 9 . 7 4 )A l i c h a n d i s,E .a nd Andrews,A .T .,Some 冷温保存乳より分離した低温細菌の乳蛋白質 p r o p e r t i e so ft h ee x t r a c e l l u l a rp r o t e a s ep r o・ 0 3 4 0 9 1 9 7 7 . 分解作用, 日畜会報, 48:4 d u c e dbyt h ep s y c h r o t r o p h i cb a c t e r i u mP s e d o - 6 6 ) 柳谷孝幸・三上正幸・三浦弘之,低温細菌 mo1 伯 による牛乳タンパク質の変化,農化, 47: 2 5 9 2 6 6 1 9 7 3 . sf l u o r e s c e n ss t r a i nAR-11,B i o c h i m i c ae t 9 7 7 . B i o p h y s i c aActa,485:424-4331 凶 ,E . ,1 凶e r n a d i o n a lD a i r yF e r e r a t i o n 7 5 )K i s h o 6 7 )A l -S h a b i b i,M. M. A .,L a n g n e r,E .. H ., AnnualB u l l e t i nDocumen t .N o .86:121-124 T o b i a s,J .Tucey,S .L . , E f f e c to fa d d e df a t t y a c i d sont h ef 1a v o ro fm i l k,J .DairyS c i .,47: 1 9 7 5 . 7 6 )S t e p a n i a k,L .a ndFox,P .F .,Thermals t a ・ 295-2961 9 6 4 . b i l i t yo fa ne x t r a c e l l u l a rp r o t e i n a s ef r o mP s e ぬ悦a n a sf l u o r e s c e n sAFT36 ,J .DairyR e s .,50: .' ,B a s s e t t e,R . , Deane,D .D ., 6 8 )S h i p e,W. F Dunkley,W.L . , Hammond,E .G .,H a r p e r,W. J .,Kleyn,D .H .,Morgan,M.E . , N e l s o n,J .H . andS c a n l a n,R .A .,J .DairyS c i .,6 1 :855- 171-1841983. .a ndFox,P .F .,I s o l a t i o nand 7 7 )S t e p a n i a k,L c h a r a c t e r i z a t i o no fh e a ts t a b l ep r o t e i n a s e s s o l a t e d AFT21,J . Dairy f r o m Psedomanas i 8691 9 7 8 . 6 9 ) 笹野貢・熊野康隆・岡田迫徳・長南隆夫, R e s .,52:77-891 9 8 5 . 低温細菌の脂肪分解作用に関する研究,酪農 7 8 ) Fox,P .F .,andS t e p a n i a k,L .I s o l a t i o nand 科学・食品の研究, 32:A1 3 5 1 3 8 1 9 8 3 . some p r o p e r t i s eo fe x t r a c e l l u l a rh e a t -s t a b l e .M.,Barach,1 .T .andS p e c k,M. 7 0 ) Adams,D t r a i n l i p a s e sf r o m Psedomanas Fluorescens s e a tr e s i s t a n tp r o t e a s e sp r o d u c e di nmi 1k L .,H . byp s d y c h r o t r o p h i cb a c t e r i ao fd a i r yo r i g i n,J J .D a i r yR e s .,50:77-891 9 8 3 . AFT36, .L . , Onuorah,C .,O ' L e a r y,J . and 7 9 )H i c k,C D a i r yS c , . i5 8:828-8341 9 7 5 . .E . ,E f f e c to fm i l kq u a l i t ya n dlow L a n g l o i s,B 7 1 )G e b r e -E g z i a b h e r,A .,Humbert ,E .S . and t e m p e r a t u r e s t o r a g e o n c h e e s e y i e l d- A B la n k e r a g r i,G .,H e a t -s a b l ep r o t e a s e sf r o m summation, 1 .D a i r yS c i .,69:639-6571 9 8 6 . p s y c h r o t r o p h si nm i l k,J . Food Pro , . t 43 : .B .,O ' L e a r y,J .andL a n g l o i s,B . 8 0 ) Aylward,E -3 0- E . , E f f e c to fm i l ks t o r a g eo nc o t t a g ec h e e s e c h e e s ec u r d,] .D a i r yS c i .,60( S u p pl .1 ):35 .D a i r yS c i .63:18191 9 8 0 . y i e l d,J 1 9 7 7 . .C .,H i c k s,C .L .a ndO ' L e a r y, , . ] 9 0 ) Onuorah,E i c k s,C .L . , A l l a u d i n,M.,L a n g l o i s,B .E . 8 1 )H and O ' L e a r yJ .,Psychrotrophic bacteria r e - E f f e c to f mi 1k s t o r a g e on Cheddar c h e e s e d u c e sc h e e s ey i e l d,J .FoodPro , . t 45:331- y i e l d,J .D a i r yS c i .,63 ( S u p pl .1 ) 63 :63 3341 9 8 2 . 1 9 8 0 . .,L a n g l o i s,B .E .,O ' L e a r y,J .a nd 8 2 ) Yan,L .,L a n g i o i s,B .E . , O ' L e a r y,J . and 9 1 ) Yan,L .L . , E f f e c to fs t o r a g ec o n d i t i o n so f H i c k s,C H i c k s,C .L . , E f f e c to fraw m i l ks t o r a g eo n g r a d eA mi 1konp r o t e o l y s i sandc h e e s ey i e l d, c h a n g e sd u r i n gs t o r a g eo fp a s t e u r i z e dm i l k, J .DairySc , . i 65( s u p pl .1 ) :70( A b s t r . )1 9 8 2 . M i l c h w i s s e n s c h a f t,3 8:658-6601 9 8 3 . .T .,S h a r p e,M.E .andLaw,B . 8 3 ) Chapman,H . , L a n g i o i s,B .E .,O ' L e a r y,] .a nd 9 2 ) Yan,L f f e c to fl o w t e m p e r a t u r es t o r a g eo f A .,Somee H i c k s,C .L . , E f f e c to fs t o r a g ec o n d i t i o n so f mi 1k on c h e e s e p r o d u c t i o n and Cheddar g r a d eA mi 1konp r o t e o l y s i sandc h e e s ey i e l d, J .DairySc , . i 65( S u p pl .1 ):701 9 8 2 . a i r yI n d .4 1( 2 ) :42-45 c h e e s ef l a v o r,D 1 9 7 6 . 9 3 )A l i,A .E .,Andrews,A .T .andChesseman, 8 4 )C o l l i n s, E . B ., H e a tr e s i s t a n tp s y c h r o - G .C .,I n f l u e n c eo ff o r a g eo fmi 1k on c a s e i n t r o p h i cm i c r o o r g a i s m s,J . Dairy S c i ., 64 : d i s t r i b u t i o nb e t w e e nt h em i c e l l a rands o l u b l e 157-1601981 . p h a s e s and i t sr e l a t i o n s h i pt oc h e e s e m a k i n g 8 5 )C o u s i n,M. A . and Marth,E .H .,C o t t a g e ] .D a i r yR e s .,47:3711 9 8 0 . p a r a m e t e r s, c h e e s e and y o g u r tm a n u f a c t u r e df r o m mi 1k s c K i . n n o n,C .H . and P e t t i p h e r,G .1 . , A 9 4 )M p r e c u l t u r e d w i t h p s y c h r o t r o p h i c b a c t e r i a, s u r v e yo fs o u r c e so fh e a t -r e s i s t a n tb a c t e r i a C u l t .D a i r yP r o d . ] .,1 2( 2 ) :15-18,301 9 7 7 . i nm i l kw i t hp a r t i c u l a rr e f e r e n c et op s y c h r o t - .DairyR e s ., r o p h i cs p o r e -f o r m i n gb a c t e r i a,1 8 6 )C o u s i n s,C .M.,S h a r p e,M.E .a ndLaw,B . 50:163-1701 9 8 3 . a c t e r i o l o g i c a lq u a l i t yo f mi 1k f o r A .,The b 9 5 ) 有賀秀子,大封香代子,西部i 閏,市野剛夫, Cheddarc h e e s e m a k i n g ,D a i r yI n d,I n , . t 43( 7 ) :12,13,15,171 9 7 7 . 真鍋就人,西保英隆,チーズの製造特性と原 8 7 )H i c k s,C .L . , O ' L e a r y,J .a ndBucy,J .,De- 6回日本栄 料生乳の細菌的品質について,第4 養・食糧学会総会講演要旨集, 2 4 6 1 9 9 2 . g r a d a t i o no fp r o t e i n and l i p i d sd u r i n g mi 1k s t o r a g ep r i o rt oCheddarc h e e s em a n u f a c t u r e, 1 .DairyS c i .,6 1( S u p pl .1 ):2051 9 7 8 . 8 8 ) Law,B .A .,Andrews,A .T .,C l i f f e,A .J ., S h a r p e,M.E .a ndChapman,H .R .,E f f e c to f p r o t e o l y t i crawmi 1kp s y c h r o t r o p h so nC h e d - .Dairy d a rc h e e s e m a k i n gw i t hs t o r e dmi 1k,J 9 7 9 . R e s .,46:497-5091 e l s o n,P .J .andMarshall,R .T .,M i c r o b i a l 8 9 )N p r o t e o l y s i s s o m e t i m e s d e c r e a e s .y i e l d o f T I - qJ
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