薫風 VOL.17 - 新座志木中央総合病院

新座・志木・朝霞・和光の4市を主な診療圏とし、
地域の皆さまの健康を共に考えていきます。
❶消化器内科の紹介
❷副院長就任のお知らせ/新任・常勤医師のご紹介/研修医紹介
❸栄養科のヘルシーレシピ 旬の食材∼みょうが∼ ❹検査科の紹介
❺地域の先生方のご紹介∼遠山荘一郎内科クリニック
❻平成26年4月2日以降に70歳の誕生日を迎える方へ/消費税8%への引上げ
に伴う対応/アメニティセットのご案内
❼勉強会報告/糖尿病教室のご案内/救急外来を受診される患者様へ
Vol.17
6 月号
2014年 ■標榜診療科目
(19科)
内科、循環器内科、神経内科、消化器内科、小児科、外科、消化器外科、整形外科、脳神経外科、
呼吸器外科、皮膚科、泌尿器科、肛門科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、形成外科、麻酔科、
リハビリテーション科
〒352-0001 埼玉県新座市東北1-7-2
TEL.048-474-7211
(代)
FAX.048-472-7581
■外来受付時間 AM 7:00 ∼12:00 / 12:30
PM 12:30 ∼17:00 / 18:00
受付時間は、曜日・診療科・初診・再診により異なります。
■外来休診日 日曜、休日・年末年始(12/30 PM∼1/3)、診療科により土曜日
新座志木中央総合病院広報誌[薫風]vol.17_2014.6
医師コラム
消化器内科の紹介
消化器内科部長 新戸 禎哲
当科では日本消化器病学会認定施設および日本消化器内視鏡学会専門医指導施設として、
積極的に高度な先進医療を取り込んでいます。上部・下部消化管疾患、肝臓・胆道・膵臓疾患、
門脈圧亢進症(食道・胃静脈瘤)などあらゆる消化器疾患について対応しています。また
我が国における死因の第一位は悪性新生物で、内訳をみますと肺癌をトップに以下胃、大腸、
肝、膵癌の順で消化器癌が並んでいます。従って日々の診療では常に癌を念頭に。正確か
つ迅速な診断をモット―に消化器外科との密な連携のもとに積極的な治療を行い、質の高
い医療を目指し提供しています。以下が当科の診療の取り組みです。
上部・下部消化管疾患:上・下部消化管内視鏡検査数は年々増加しています。内視鏡治
療は早期胃癌に対しては ESD(内視鏡的粘膜剥離術)を行い、大腸ポリープに対しては
EMR(内視鏡的粘膜切除術)行っていますが、治療件数はいずれも年々も増加しています。
胃・十二指腸潰瘍出血:内視鏡による止血術でほとんどの症例は止血可能です。止血困
難な場合には直ちに IVR(血管カテーテルによる動脈塞栓術)を行います。IVR にて止血
困難な場合には手術となりますが過去 3 年間で手術を要したのは1例のみでした。
胆・膵疾患:良・悪性閉塞性黄疸における ENBD(内視鏡的減黄術)
・PTCD(経皮経
肝胆道ドレナージ術)をはじめ、EST(十二指腸乳頭切開術)を基本とした結石治療、悪
性疾患に対する胆道ステンテイングなどを行っています。急性胆嚢炎に対しては ENGBD
(内視鏡的経鼻胆嚢ドレナージ術)や PTGBD(経皮経肝的胆嚢ドレナ−ジ術)を行ってい
ます。
C 型・B 型肝炎、肝硬変:常勤2名の肝臓専門医が治療ガイドライン従って常に最新の
抗ウイルス療法を行っています。
食道・胃静脈瘤:緊急、待期、予防例すべてに対応可能です。食道静脈瘤については EIS(内
視鏡的硬化療法)もしくは EVL(内視鏡的結紮術)
、APC(アルゴンプラズマ凝固)地固
め療法を行い、胃静脈瘤については B-RTO(バルーン下逆行性経静脈的塞栓術)による治
療を行っています。
肝癌:肝細胞癌に関してはガイドラインに準じて RFA(ラジオ波焼灼術)、TACE(肝
動脈化学塞栓療法)などを行っています。治療効果判定には CT・EOB-MRI の他、最新の
超音波装置を用いて造影超音波検査により低侵襲、低被爆検査を行うことが出来るように
なりました。
消化器内科の担当領域は大変広く紙面上ですべてを書くことはできません。お困りの病
気がありましたら気軽にご相談ください。
1
新座志木中央総合病院広報誌[薫風]vol.17_2014.6
副院長就任のお知らせ
4月1日付けで脳神経外科 斎藤 文男先生 循環器内科 新井 富夫先生が
副院長に就任されました。
新任・常勤医師
の
ご 紹 介
内科
内科
水野 真之
石村 奈那
外来日:月曜日午後
水曜日午後
内科
内科
循環器内科
黒澤 貴志
海老島 瑠奈
関谷 宗篤
外来日:火曜日午後
外来日:月曜日午後
水曜日午前
脳神経外科 部長
皮膚科 部長
皮膚科
吉岡 宏起
内山 真樹
牧野 由美
外来日:月曜日午後
金曜日午後
外来日:月曜日午前・火曜日午後
水曜日午後・木曜日午前
土曜日午前
外来日:月曜日午後・火曜日午前
水曜日午前・金曜日午前
土曜日第1,3週午前
皮膚科
外科
外科
福長 美幸
小島 啓夫
多賀 誠
外来日:月曜日午前・火曜日午前
木曜日午後・金曜日午前
土曜日第2,4週午前
外来日:金曜日午前
外来日:火曜日午前
眼科
整形外科
整形外科
里 誠
清家 直人
加藤 慎
外来日:月曜日・火曜日午前
水曜日・木曜日
土曜日午前
外来日:月曜日午後
火曜日午後
金曜日
外来日:月曜日午前
木曜日午後
土曜日午前
整形外科
整形外科
麻酔科
平林 幸大
吉村 玲央
和田 徹
外来日:月曜日午後
木曜日午前
こんにちは。私たちは当院の理念であり
ます人間愛の精神を胸に刻み患者様の立場
に立って医療ができることを目標に日々研
修に励んでおります。
まだまだ半人前ですがスタッフの皆様、患者様に支えて頂き毎日少しでも進歩
していきたいと思います。
昨日できなかった事が今日できるようになっても、今日持っていた思いやりの
気持ちを明日も忘れないように10年後も初心を忘れない医師でありたいです。
誠心誠意頑張ります。今後ともよろしくお願い致します。
研修医:山口 忍・飯田 健太・花輪 洋一
研修医紹介
2
新座志木中央総合病院広報誌[薫風]vol.17_2014.6
旬の食材
∼みょうが∼
みょうがは本州から沖縄まで自生し、生姜の仲間です。香味野菜として日本では古くから親しま
れていますが、食用に栽培しているのは日本だけで、日本でしか食べられない野菜のひとつです。
しゃきしゃきとした食感とさわやかな香りが食欲低下など、夏バテ防止に一役かって食欲を増進
してくれます。
みょうがの独特な香りはアルファピネンという精油成分によるもので、発汗、呼吸、血液循環な
どの機能を促す作用があります。また、ホルモンバランスを整える効果があり、生理不順、更年期、
生理痛などに良いので特に女性におすすめです。
★みょうがを選ぶポイントと保存方法★
・ふっくらと丸みがあるものを選びましょう。
・みょうがは乾燥しないようにラップか袋に包んで冷蔵庫の野菜室で保管しましょう。
4、5日は持ちますが香りがとんでしまうのでなるべく早く食べましょう。
★みょうがの下処理★
・みょうがの香りは繊細で揮発性が高いので使う寸前に刻むようにしましょう。
う。
。
・アクをぬくために刻んだ後はさっと水にさらしましょう。
・さっと湯通ししてからお酢につけると色鮮やかになります。
みょうがしらすごはん
〈材料〉
150g
・ごはん
・食塩
0.5g
・白ごま
2g
・みょうが
5g
・大葉
0.5g
・しらす干し
5g
・錦糸卵
10g
エネルギー
286kcal
塩分
0.7g
〈作り方〉
①みょうがと大葉はそれぞれ千切りにして、みょうがは水にさらしておく
②ごはん、しらす干し、みょうがの半量、白ごま、塩をよく混ぜて器に盛る
③ごはんの上に錦糸卵、大葉、みょうがの順で盛り付ける
3
新座志木中央総合病院広報誌[薫風]vol.17_2014.6
∼検査科の紹介∼
当検査科では現在、臨床検査技師(国家資格)
男性6名女性16名の計22名により様々な検査業
務を行っています。救急対応24時間体制です。
検査のための採血業務も行っています。
様々な検査とは…
主に血液などの検体を扱う検体検査と患者様を直接検査する生体
検査があり、その一部を紹介します。
▲採血室
検体検査 体の状態を知るには、まずこれから!!
*血液検査:貧血・血糖値・肝機能・腎機能などの健康診断で行う
検査から、腫瘍マーカー・アレルギー検査などの特殊検査まで数
多くの項目があります。
*尿検査・便検査:腎臓から尿路や大腸の検査です。出血や感染が
ないかなどを調べます。
*輸血検査:重篤な副作用を起こさないよう安全な輸血をするため
の検査です。
▲生化学分析装置
*感染症検査:インフルエンザや溶連菌検査など近年迅速に診断で
きる試薬が増えています。
生体検査
*心電図検査:心臓のスクリーニング的な検査です。胸痛、動悸が
あるときは迅速に記録します。
*超音波検査(エコー検査)
:超音波を使って心臓や肝臓、腎臓、血管、
乳腺などの各臓器をリアルタイムで画像化し観察します。
*肺機能検査:肺活量を計測します。
▲心電図検査
*脳波検査:てんかんの診断などで検査します。
*聴力検査:聴力低下、めまいなどがある場合、耳鼻咽喉科の依頼
で検査します。
*血圧脈波検査(ABI・PWV検査)
:動脈硬化の検査です。
*睡眠ポリグラフィー検査:睡眠時無呼吸症候群の検査です。
検査科理念
医療チームの一員として専門的知識に基づき安全で適切な医療の
▲超音波検査
提供に貢献します。
日々、すべての患者様に適正な医療が成されるよう迅速かつ正確な検査結果を提供できることを目
標としています。発展していく医療の知識や技術を高める努力を怠らず、苦痛を伴う採血や検査を行
うにあたって患者様の心情に寄り添える医療従事者でありたいと思います。
4
新座志木中央総合病院広報誌[薫風]vol.17_2014.6
地域の先生方のご紹介 遠山荘一郎内科クリニック
遠山荘一郎内科クリニックは平成25年5月開設の内科系クリニックです。
高血圧症や糖尿病、高脂血症といった生活習慣病の定期治療について
は血液検査やエコー検査にあわせて、具体的な食事指導などを行ってい
ます。
カゼや腹痛などの急病への初期対応については検査機器が限定されるため、最重症の方の診療は難し
いですが、病状として落ち着いている方については成人のみならず小児診療も対応しております。
その他、禁煙や睡眠時無呼吸、AGAなどについての治療も行っており、日常生活に密着して、さま
ざまな視点から患者さまの健康状態を向上すべく努めています。
遠山荘一郎内科クリニック
〒352−0011 新座市野火止5−10−24
TEL:048−480−3737
FAX:048−480−3738
URL:http://soichiroclinic.jp/
院 長:遠山 荘一郎
診療科目:内科・消化器内科
診 療 日:
月
火
水
木
金
土
日
午前
○
○
△
○
○
○
×
午後
○
○
△
○
○
△
×
受付時間:午前 9:00∼13:00
午後 15:00∼18:00
○:通常診療(予約可)、△:予約のみ
休 診 日:日曜、祝日
5
略 歴
日本医科大学医学部卒業
日本医科大学附属病院第三内科、高度救急救命センター、
集中治療室。
東京都立府中病院脳神経外科、救急救命センター。
東京都立多摩総合医療センター救急救命センター等に勤務。
医療機器
心電図検査、エコー検査、骨密度検査、血圧脈波測定(血
管年齢測定)、デジタルレントゲン撮影、聴力検査、ホル
ター心電図、睡眠時無呼吸検査、CO濃度測定、ウォーター
ベッド(アクアタイザーQZ-240)
新座志木中央総合病院広報誌[薫風]vol.17_2014.6
平成26年4月2日以降に 歳の誕生日を迎える方へ
70
70歳の誕生月の翌月から医療費の
窓口負担が2割になります
(※ただし、各月1日が誕生日の方はその月から2割になります)
対象者:平成26年4月2日以降に70歳の誕生日を迎える方
(誕生日が昭和19年4月2日以降の方)
2割となる時期:70歳の誕生月の翌月
(ただし、各月1日が誕生日の方はその月)
から
(例)平成26年4月2日∼5月1日に70歳の誕生日を迎える方は、
平成26年5月の診療から2割負担になります。
※一定所得がある方は、これまでどおり3割負担です。
消費税8%への引上げに伴う対応
点 数 別
改定前
初診料
外来診療料
【一般病棟入院基本料】
(1日につき)
7対1入院基本料
→
改定後
1割
2割
3割
270点 →
282点
280円
560円
850円
70点 →
73点
70円
150円
220円
1,566点 →
1,591点
1,590円
3,180円
4,770円
アメニティセットのご案内
1階
2階
当院ではこの度患者様がご入院に必要とされるアメニ
ティセット(紙おむつ・タオル類・寝巻・日用品等)を
医療関連の専門業者から全病棟にて導入しております。
同システムは
①院内での衛生管理・環境整備の更なる徹底
②患者様へのサ−ビス向上とご家族への労力負担の軽減
を目的としております。
つきましては、アメニティ説明窓口にてシステムのご
説明をさせていただきますので、お越しくださいますよ
うお願い致します。
6
新座志木中央総合病院広報誌[薫風]vol.17_2014.6
●勉強会報告●
●糖尿病教室のご案内●
当院では今年度より、原則1ヵ月に1回の定期的な、職員全体
を対象とした「院内勉強会」を実施継続することにしました。
第一回は「心電図の基礎か
ら臨床応用」をテーマに新井
副院長に講義を行って頂きま
した。
今後も定期的に開催し、職
員一同のレベルアップを図っ
ていきたいと考えております。
当院では、糖尿病で治療中の方もしくはご家族の方
が糖尿病を理解・コントロールし、上手に付き合って
頂ける事を目的とし「糖尿病教室」を実施しています。
1クール4回(毎週月曜日)の講義を年4回、無料
で開催しております。お気軽にご参加ください。
次回の開催は6月です。
● 6 月の開催日(毎週月曜日)●
6/2、6/9、6/16、6/23
救急外来を受診される患者様へ
当院の救急外来について
当院では、救急患者様(体調が急変悪化または事故等によるケガをされた患者様)を受け入れるために救急外来を夜間・休
日に実施しております。
当院の救急医療は、地域の医療機関(診療所・病院)と連携・役割分担を図りながら、手術・検査や緊急入院等を必要とす
る比較的症状の重い患者様(二次救急)を中心に救急医療を行っております。
二次救急医療を円滑に行えるように、日頃から軽症の場合など、すぐに診察してもらえたり、相談ができる近所の診療所と
いった『かかりつけ医』を持たれるよう皆様のご理解とご協力をお願い致します。
救急外来では
①診察までに待ち時間をいただきます
▶救急外来では、重症度を優先して診療を行っております。重症患者様を治療中の場合や入院中の患者様の緊急治療中の場
合などには、診察までの待ち時間が長くなったり、場合によっては診察が一時ストップすることがありますので、予めご
了承下さい。
②夜間・休日では、緊急的な検査のみとなります
▶夜間・休日は、通常の診療体制ではありませんので、平日と同様の診察・検査・治療を受けることができません。何日も
前から症状が出ている場合は、平日の外来診察時間内に受診するようお願い致します。
③お薬は、一日分のみの処方となります
▶夜間の処方は、応急処置の為、原則として1日分または次の平日診療までの薬しか出ませんので、予めご了承下さい。
④症状・疾患により診察が出来ない場合があります
▶夜間・休日では、担当医師の専門領域により、症状・疾患によっては診察ができない場合があり、その際は救急医療情報
センターをご案内しておりますので、予めご了承下さい。
⑤交通事故等で診察された際に診断書が必要な場合であっても、夜間・休日に関しては診断書の発行は致しかねますので、
予めご了承下さい
埼玉県救急医療情報センターのご案内
埼玉県では県民の皆様のお問い合わせに対し、お近くの診療可能な医療機関の名称・所在地、電話番号を24時間対応で
案内しております。尚、歯科・精神科などについては案内しておりませんので予めご了承下さい。
電話番号 0 48-824-4199
【ご利用方法】
①電話照会…受診したい診療科目と地域を告げて下さい
②ご案内…救急医療情報センターでは、ご希望の地域に近い医療機関の「名称・所在地・電話番号」 をお知らせします
③受入れの確認…案内された医療機関を受診される場合は、必ず事前にその医療機関に電話で連絡し、受け入れの了承
を得てから向かって下さい
http://www.niizashiki-hp.jp/
http://www.niizashiki-hp.jp/i/
7