2014年度教務補助(Tai・SA)雇用手続要領 教務補助(TAi/SA)は、授業科目、大学院修士課程または専門職学位課程の研究 指導において、学生への指導上の補助、教務事務補助を行う者のことを指します。 TAiの嘱任該当資格は以下のとおりです。 学部に置く場合 本学大学院研究科正規学生。 大学院研究科に 本学博士後期課程正規学生。 置く場合 ただし、特段の事情がある場合は本学大学院修士課程正規学生 または専門職学位課程正規学生も可。 SAの嘱任該当資格は以下のとおりです。 学部に置く場合 本学学部正規学生(成績優秀な2年生以上)。 ただし、単純な教務事務補助に限る。 ①業務内容 ・大学院生(TAi):教務上の補助(授業外で質問を受ける等)、 および教務上の事務補助(出席調査等) ・学部生(SA) :教務上の事務補助のみ ※詳細は「教務補助における大学院生と学部生の業務内容(例示)」をご参照 ②嘱任該当者 上の表のとおりです。 ※いずれの場合も本人が登録している科目の教務補助になる事はできません。 ③嘱任手順 箇所長(文学学術院長)が嘱任します。 1.業務管理者(各論系・コース運営主任)および作業従事者が「早稲田大学 ティーチング・アシスタント(TA/SA)雇用申請書」【大学院】/【学部】に 必要事項を記載の上、文学学術院事務所に提出します。 ※「早稲田大学ティーチング・アシスタント(TA/SA)雇用申請書」【大学院】 /【学部】は、文学学術院ホームページ(「教務補助(Tai・SA)」のページ) よりダウンロードができます。 【※雇用申請書は同学生が大学院と学部で勤務する場合でも、必ず大学院・学 部それぞれに分けて作成してください】 2.雇用管理システムに雇用契約情報が登録されます。 3.教務部・人事部が、登録された雇用情報を、データ上で、ティーチングアシ スタント規程等と照合の上、承認入力を行います。 4.承認済のデータについて雇用通知書を出力し、各論系・コースに配付します。 5.各論系・コースは雇用通知書を確認の上、Tai・SA に交付してください。 ④手当 大学院生:1時間あたり1,100円 学部生 :1時間あたり 900円 ⑤嘱任期間 当該年度の授業期間限りとします。ただし、授業期間以外でも、当該授業 科目が開講されている場合は、授業期間と見なします。 雇用期間は、春学期授業期間と秋学期授業期間各々で、1か月以上の間を 空けて雇用申請をしてください(各授業期間の間の夏季休業期間と春季休 業期間は雇用期間に入りません)。 嘱任箇所や職種が異なっていても、本学内で連続して6か月以上の雇用は できませんので、本人に他箇所の雇用状況についても充分確認の上、雇用 申請書を受理してください。学内の他の臨時雇用と兼職している際など、 授業期間の途中であっても嘱任期間が満了となる場合があります。 なお、2013 年 4 月より TA についても「早稲田大学における有期雇用者の 契約年限に関する規程」が適用され、通算で5年を超えて契約更新を行う ことができません。 ⑥勤務時間と業務内容 (勤務時間) 1週につき 20 時間未満、1日については8時間を上限として雇用申請書に 勤務曜日と勤務時間を明示します。深夜勤務(22:00~5:00)、休日勤務を命 ずることのないようにしてください。 6時間を超えて勤務する場合は、勤務時間の途中に、1時間の休憩をとる ことが必要です。 ※また RA との兼職等、早稲田大学内で他の資格でも契約をしている場合は、 それら全ての従事時間と合わせて、1週につき 20 時間未満になるように してください。 (業務内容) 具体的な業務内容を定め雇用通知書に明示します。教員の個人的業務の補助、 学会の業務等を命ずることはできません。 勤務時間と業務内容については雇用通知書上に定めた勤務時間、業務内容を 守り、通知書記載時間外に業務を命じたり、通知書に記載されていない業務 を命じたりしないでください。 やむを得ず、勤務時間の変更をする場合には、必ず、事前に、業務管理者が TA・SAに通知し、必ず合意を得てください。 ⑦勤務管理 勤務管理システムを導入しました。勤務管理方法については、人事部作成 「勤務管理システム利用ガイド」を参照してください。なお、人事部による 雇用登録が完了するまでは勤務管理システムへの入力ができませんので、こ の間は、あらかじめ紙などで勤務記録を控えておいてください。 ※日々の勤務時間は10分単位とします。 ※月締め処理に支障を来さないように日々遅滞なく勤務入力するよう、指示 徹底してください。 ⑧雇用通知書内容の変更について 勤務時間や業務内容、雇用期間等は雇用通知書に記載されている事項に変更 のないようにしてください。 やむを得ない理由で恒常的な変更が生じる場合は「契約条件変更届」を記載 の上、速やかに文学学術院事務所に提出してください。 ⑨契約の辞退 契約締結後に何らの理由により勤務ができなくなった場合は、「辞退届」を 提出してください。勤務が全くなかった場合のみ、「辞退届」を提出してく ださい。1 日でも勤務した場合は、「契約条件変更届」を提出してください。 ※「辞退届」は、文学学術院ホームページ(「教務補助(Tai・SA)」のペー ジ)よりダウンロードができます。 教員と助手、教育補助(TAo)、教務補助(TAi)の関係について 教員:授業、研究指導の担当教員となり、授 業と成績評価を行う。助手、教育補助、教務 補助の業務を管理する。 助手:担当教員の授業運営方針に従い、教 育指導上の補助を行う。 教育補助(TAo):箇所の教育上の特殊性・必 要性から設置を計画し、意思決定機関にて 設置を決定する。担当教員の授業運営方針 に従い、教育指導上の補助を行う。 教務補助(TAi)(大学院生):箇所長または 担当教員の指示に従い、教務上の補助(授 業外で質問を受ける、講義の補足、レポー トの作成支援等)または事務補助を行う。 教務補助(TAi)(学部生):箇所長または担 当教員の指示に従い、単純な事務補助(出 席調査、提出物の整理、AV 機器操作対応、 教材印刷等)を行う。 教務補助における大学院生と学部生の業務内容(例示) TAi SA (大学院生) (学部生) 補助金 対象 教材作成補助(パワーポイント資料作成等:内容は指導教員が考案するものとする) ○ ○ × 教材印刷 ○ ○ × 教材配布 ○ ○ × 教材資料およびデータの整理、管理 ○ ○ × 教材用資料収集補助 ○ × ○ × 具体的な業務内容 〔教材〕 〔考査(試験)等〕 問題配付・回収・監督補助 〔レポート・提出物〕 レポート・課題回収 ○ ○ × 試験・レポート・課題整理(受講生の得点が分からないようにしている場合に限る) ○ ○ × 学生提出物回収・整理 ○ ○ × 試験・レポート・課題採点補助(受講生の得点が分からないようにしている場合に限 る) 〔出欠調査〕 ○ 出欠確認(出席票の配付・回収) ○ ○ × 出欠状況の出席簿への転記 ○ ○ × 授業使用機器(AV機器等)の操作補助(準備・片づけ含む) ○ ○ ○ 実験準備作業補助(実験機器類の設置・後片づけ,実験の試料調製など) ○ ○ ○ 実験指導補助(実験機器類などの使用や実験内容の説明など) ○ ○ ○ 体育実技科目の指導補助 ○ ○ ○ 授業中における学生に対する情報機器(PC、LL機材等)操作に関する助言 ○ ○ ○ 演習科目における発表者・討論への参画 ○ ○ 演習科目におけるディスカッションリーダー(サブゼミの運営を含む) ○ ○ 演習指導補助(演習担当者の指示に基づく,演習問題に対する解法指導などの授業 補助) 学外実習等の引率補助 ○ ○ ○ ○ 授業支援システム(オンデマンド授業におけるBBS管理・運営補助、コースナビの設定等) ○ ○ 論文・レポート作成に関する助言 ○ ○ 資料収集方法に関する助言、レジュメ作成方法に関する助言 ○ ○ 調査・研究方法に関する助言 ○ ○ 学生からの質問に関する助言(担当教員の指導に基づいて行う) ○ ○ 補習授業の指導(担当教員の指示に基づいて行う) ○ ○ 学生と教員との連絡仲介 ○ ○ × PCルーム等の運営補助 ○ ○ × × 〔授業〕 〔授業外支援〕 2 ティーチング・アシスタントと補助金について 大学では、教務補助費を財源とするティーチング・アシスタント(TA)、ス チューデント・アシスタント(SA)の人件費に対して、国から経常費補助金 (一般補助・特別補助)を受けるための申請を行います。しかし、本学の TA・SA業務の全てが経常費補助金対象となるわけではないため、雇用申請書 の「業務内容」欄は、前頁の業務内容(例示)を参照しながら、正確かつ適 切に記載してください。 ご参考までに経常費補助金(2013年度実施)の対象となる学籍、業務内容の別 を記します(○:補助対象、×:補助対象外)。 学籍による区別 大学院生(本学正規学生) 学部生(本学正規学生) 上記以外の者 一般補助 ○ × × 特別補助 × ○ × 一般補助 特別補助 業務内容による区別 教育補助 個別に対応しますので教務課までお問い合 わせください 教務補助 前頁の業務内容(例示)の補助金対象 欄をご確認ください。 3 学外実習等の引率補助を行う場合の注意事項 教育補助(TAo)および教務補助(TAi)に学外実習等の引率補助を行わせる場合 は以下の点に注意してください。 1)学外実習従事申告書について 必ず事前に、文学学術院事務所を経由して教務課に「学外実習従事申告書」を 提出してください。「学外実習従事申告書」は、文学学術院ホームページ(「教 務補助(Tai・SA)」のページ)よりダウンロードができます。 2)従事時間の上限について 1日の契約時間は8時間を超えないようにしてください。深夜勤務もできませ ん。 6時間を超えて勤務する場合は、勤務時間の途中に1時間の休憩をとることが 必要です。 3)従事時間の捉え方 合宿等に同行させる場合は、拘束時間=従事時間 の捉え方については、以下のとおりとなります。 例)移動時間 現地活動中 ではありません。従事時間 学生を引率している等業務を伴う⇒従事時間内 移動のみ⇒従事時間外 ミーティング、講義の補助、 学生引率、指導等の業務を伴う⇒従事時間内 上記以外(休憩時間、昼休み、 業務がない等) ⇒従事時間外 ティーチング・アシスタント規程による従事時間の上限は1週につき20時間 未満ですが、数日間にわたる合宿等に同行するために30日未満の雇用契約を する場合は、1週(土~金)あたりの雇用時間が40時間を超えない範囲で調 整をしてください。 また、連続7日以上の勤務になる場合は事前に文学学術院事務所にご連絡く ださい。 4)交通費、保険料等の費用について 教務補助予算から支出できるものは、従事時間数に相当する人件費のみです。 その他の経費(交通費、保険料、入場料等)については、支出できません。 以上
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