サンフランシスコとカリフォルニアの省エネ政策

サンフランシスコとカリフォルニアの省エネ政策
2014年6月
バリー・フーパー、グリーンビルディング・プログラムスペシャリスト
サンフランシスコ市環境局
議題
• 行動の原動力
• エネルギー効率:カリフォルニアは大きな位置を占める
• サンフランシスコの政策的枠組み
• 既存商業施設に関する条例:初期の結果
• リソース
サンフランシスコ 温室効果ガス排出量
Waste
4%
Residential
21%
Transport
43%
Buildings
53%
Commercial
26%
Municipal
6%
Sources: (2010) PG&E, Hetch Hetchy Water and Power, CA. Dept of Transportation, MTC, Muni, BART
サンフランシスコ 温室効果ガス排出量
8,000,000
4,000,000
CO2e (MMT)
6,000,000
2,000,000
0
1990
2000
2005
2010
2012
2017
2020
実際の値(SF)
SF
(actual)
2025
2030
2035
2040
行動しなかった場合(SF)
SF
(no action)
2045
2050
エネルギー効率に
関する戦略計画
ネット・ゼロ・エネルギー
行動計画:商業施設セクター
2010-2012
ZNEステークホルダー作成
カリフォルニアの目標:以下の分野で
ネット・ゼロ・エネルギーを実現
• 2020年までに全戸の新築住宅
• 2030年までに全ての新規商業施設
• 2030年までに既存の商業施設の50%
詳細情報の参照先:tinyurl.com/CAZNEPlan
30年間のエネルギー費
(平方フィート当たり)
ネット・ゼロ・エネルギーはカリフォルニア
で実現可能
そ
の
他
)
現地の気候区分
低
層
集
合
住
宅
食
小 学 大 料
規 校 学 品
模
店
シ
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グ
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(
倉
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中
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ス
大
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住
宅 レ
ス
ト
ラ
ン
建物種別
―(
小
売
)
ARUP (2012) Technical Feasibility of Zero Net Energy Buildings in California
tinyurl.com/ARUPZNEFeasibility
インセンティブ:優先的な認証処理
以下を公約するプロジェクトは優先的に認証処理されます。
•
•
•
•
LEED Platinum
ネット・ゼロ・エネルギー
リビング・ビルディング・チャレンジ
パッシブハウス
標準的な所要期間
0
6~9か月
特別グリーン・プロジェクトの所要時間
0
1 か月
サンフランシスコ
建物省エネ政策
新築
改修
既存住宅
既存商業施設
規模
年1%以下の売上高
年1%以下の売上高
360,000世帯
2億平方フィート以下
(1万平方フィートを
超える建物)
割り戻し
$
$
$
$$$
政策ツール
カリフォルニア州
タイトル24
エネルギー条例+
LEED
カリフォルニア州
タイトル24
エネルギー条例+
LEED
再販売時の改修
最大の機会
住戸の1%が
グリーン認証取得
賃貸可能オフィスの
40%以上= LEED for
Existing Buildings
結果
景気後退で進捗は鈍
LEED for
化したが、1,500万平
方フィートを超える Commercial Interiors
オフィスと40,000戸
が普及
の住宅が開発中
ピア1:プロロジス本社
• 140万ドルの投資
• プラスのキャッシュフロー
• エネルギーコスト32%削減
• 30の雇用
• 経済活動370万ドル
終了プロジェクト:
• レトロコミッショニング
• 照明
• 200kWの太陽電池アレイ
市の割り戻しプログラム:SF Energy Watch
• 10,500 の省エネプロジェクトを導入
• 2006年以降、3,700万ドル
を超え
るインセンティブ支払い
• 年間の炭素排出を 91,000トン削減
• 年間節減量:サンフランシスコの
44,000 戸への電力供給と同等の量
範囲
• 既存商業施設
既存商業施設
対策のための
市長特別部会
サンフランシスコ市/州に関す
る最終報告書および勧告書
2009年12月
構成
•
•
•
•
•
•
•
•
オーナー側の代表者
不動産管理者
請負業者
事業者
エンジニア
事業計画立案者
ファイナンス
公益事業体
タスク
• コスト効率の良い
省エネルギー
• 最小限のコスト
• 測定可能
既存商業施設に関する条例
全ての商業施設は
以下を備えなければならない:
ベンチマーク
行動計画
透明性
公共施設
SFPUC 報告書:
• 建物446棟、4,600万平方フィート
• うち79%が国の中央値を上回る
• 国レベルでみた際に下位25%に
入ったのは、5か所のみ
• 炭素削減:
• 5% (2011年以降)
• 7% (2009年以降)
ベンチマーク観測
• 2011年のエナジースターのオフィス中
間値は、80以上
2011年におけるエネルギースターの
スコア分布
• 監査またはレトロコミッショニング
(復性能検証)
• エナジースターラベル、または
• LEED for Existing Building
Operations & Maintenance
建物数
• スコア75を超える床面積の93%は、
以下より認証される
スコア
カリフォルニアの重要課題:
データへのアクセス
エネルギーデータの種別
プライバシーの
懸念が最も生じ
やすい
住居
非住居
集合住宅
複合型非住居ビル
プライバシー
の懸念が最も
生じにくい
月次
インターバル・
メーター
リアルタイム
出典:Institute for Market Transformation
適時性
検証、レトロコミッショニングの要件
エネルギー使用分析予測
・kBTU/sf計算
ベンチマーク
・同等の建物との比較
レベル1:実施検証
・EEMの概算費用と節減
1万~5万平方フィート
・投資計画の特定
レベル2:エネルギー調査&分析
・最終用途の内訳
・詳細分析
5万平方フィート超
・EEMの費用と節減
・O&M変更
レベル3:詳細な調査&分析
・綿密な分析
・追加測定
・1時間ごとのシミュレーション
新築建築物
「ベンチマークと検証を通じ、
顧客の経験を無駄にすることな
く、節電を最大化しました」
ピーター・コーラー
ゼネラルマネージャー
InterContinental San Francisco
割り戻し
節減
割り戻し後の費用
レトロコミッ
モーション
ガレージ
ショニング
センサー
照明
開
1
3
開
1
3
開
1
3
始
年
年
始
年
年
始
年
年
歴史的建築物
• 290,000平方フィート
の歴史建造物
• 検証によって推定
120万ドルの節電
• 照明と冷暖房制御の
更新
出典:Carbon Lighthouse, Flood
Building management
画像:ジョー・マーベル
詳細
サンフランシスコ:
グリーンビルディング条例
既存商業施設に関する政策
California
www.sfdbi.org
www.sfenvironment.org/ecb
バリー・フーパー
サンフランシスコ市環境局
カリフォルニア:
CA ネット・ゼロ・エネルギー戦略計画
ARUPネット・ゼロ・エネルギー研究
カリフォルニア州知事令B‐18‐12
CAグリーンビルディング行動計画
tinyurl.com/CAZNEPlan
tinyurl.com/ARUPZNEFeasibility
tinyurl.com/GovGreenOrder
tinyurl.com/CaGBAction