TM ファイバーコロイド はフロリダ・フード・プロダクツ社の新しい カテゴリーの特許取得ホールフード・ナチュラルファイバーです。 これらのファイバーは、ゲル化するハイドロコロイドと同様のテクスチャ ーと感覚の性質を作り出します。ファイバーコロイドTMは、消費者のクリ ーンラベルに対する要求や生産性の向上に関心を向けている加工業者 の要求を満たすことが可能です。 投入コストが増加し、 ラベルに精通している消費者はより健康的な選択 肢を要求してくるダイナミックな市場において、最終製品のラベルに 繊 維 として表示が出来ることと、その独自の機能性により、 ファイバーコロ TM イド は製品開発者にとって価値のあるツールとなるでしょう。 ファイバーコロイドTMはパウダー製品です。 (セロリベース(左) とシトラスベース(右)) なぜファイバーコロイドTMなのか? 今日の消費者は食品のラベル表示を精読して、 シンプルで、天然で、分か り易い、 より健康的な原料を探しています。加工業者や小売業者にとって のファイバーコロイドTMの利点は: 1) 伝統的なハイドロコロイド(アルギン酸、 カラギーナン、ペクチン) に比べてとても費用対効果が高い 2) 天然で、地球にやさしい(サステイナブル)、グリーン な製品 3) Eナンバー(食品添加物に付与される分類番号) ではない ファイバーコロイドTMで作られたゲル (セロリベース(左) とシトラスベース(右)) 4) 分かりやすい原材料名表示 5) 高い機能性 6) 米国産の製品 ファイバーコロイドTM 炭水化物 脂質 タンパク質 など 不溶性食物繊維 相乗効果 水溶性食物繊維 水和 脂肪の乳化 保水 分散/ せん断 カルシウム ++ 加工 熱 クリーンラベル テクスチャー 解決策 ゲルの形成 熱耐性 非可逆性 ファイバーコロイドTM は、結合活性化された可溶性及び不溶性食物繊維(∼70%) と、炭水化物、脂質、 タンパク質( 30%) から成る、市場にある他のどの食物繊維とも違う、ホールフード・ファイバーとなっています。 相乗効果 ファイバーコロイドTMの独自の構成成分は、単純な水和、熱、及び慎重に熟慮した工程での添加により、多くの食品アプリ ケーションにおいてテクスチャーの解決策を提供いたします。その機能性は、存在するか、 またはシステムに導入した天 然のミネラルカチオンが食物繊維と結合したときに、ゲル化/凝集を形成することによってさらに増強されます。 不溶性食物繊維 水和する時にファイバーコロイドTMの不溶性繊維が膨潤し、他の食物繊維と同様 に水を保持します(最大8倍の水の重量)。 水を吸収することは有益なことですが、水を保持することはドリップや泣きに対す るファイバーコロイドTMの持つ独自の問題解決策です。 食物繊維と前述した残 りの30%の構成成分の組み合わせにより、様々なアプリケーションにおいて脂肪 減少の助けとなる、脂肪管理特性を持ちます。 マヨネーズのような卵ベースの ソースは、 ファイバーコロイドTMの乳化特性による利益を得ることが出来ます。 安定している50/50%の水中油形 乳剤(右)、 ファイバーコロイドTMを 加えて2日後 可溶性食物繊維 ファイバーコロイドTM中の可溶性食物繊維は、 カルシウム イオンがある状況下でゲル化特性を提供するという点で、 ゲル化するハイドロコロイドと類似しています。 イオン的に結合するカルシウムイオンがついたこの新し い食物繊維は、加工業者が多種多様な製品に対してテク スチャーや処理特性を高めようと探し求める、ゲル化/凝 集の機能を作り出します。 ファイバーコロイドTMを2.5%使用した 30BXのゲル。1㎏のおもりを支えている ファイバーコロイドTMの可溶性食物繊維は、水の中でカル シウムイオンに高度に反応します。アプリケーションにお いて適切に効果を発揮する、 ファイバーコロイドTMのゲル /凝集体は、熱に安定していて非可逆性です。たとえゲル が壊れて熱が加えられた時でも、溶解や離水は抑制され ます。そのような機能性は、肉の歩留りの向上、ベーカリー 製品の保湿、 またはお菓子の構造を作ることにおいて有 益となります。 熱非可逆性のゲル。 細かく刻んだ ファイバーコロイドTMのゲルを電子レ ンジで加熱。溶解や離水はしていない アプリケーションや製造工程はどれも比類のないものです。もし使用条件が熟慮されるのであれば、ほとんどの製品がフ ァイバーコロイドTMによる恩恵を受けることが出来ます。処理工程を調べて、必要な水和と可溶化の工程を確認して下さ い。もし必要なら、 カルシウムをどこで添加するかを選び、そして最後に可溶性/ゲル化を最適化するための熱を処理工 程のどこで加えるかを選んでください。適切に実行されれば、ユーザーは費用対効果とクリーンなラベル訴求を、テクス チャー特性/経済性を妥協することなしに実現することが出来ます。 ファイバーコロイドTMの使用の最適化 分散/水和: 熱とせん断による粘度の最適化 ファイバーコロイドTMは水性系に5%まで(室 温∼71℃+)容易に分散します。水和させる ときは、撹拌しながら最初にファイバーコロ イドTMを水、 または水を含むマトリックスに ゆっくりと加えます。高いせん断が加えられ た時に、マトリックスのスラリーの粘度は上 昇し、ゲル/凝集体の形成を促進します。 せん断による粘度の増大 フロリダフード社は研究室でのせん断の有 り、無しでのテストをお勧めいたします。 熱: せん断によるファイバーコロイドTM のゲル強度の増大 カルシウム++: ファイバーコロイドTMのゲル強度 に対するpHの影響 カルシウム塩 塩化カルシウム 酢酸カルシウム 乳酸カルシウム 硫酸カルシウム 炭酸カルシウム リン酸二カルシウム リン酸三カルシウム 機能性を十分に最適化するためには、熱を加 えることが必要です。 熱は、ゲル化と最適化 のための最も重要なパラメーターです。 ゲルや凝集体は、室温(弱い)から93℃(固い) で形成し、71℃以上の温度が推奨されます。 もし可能であれば、処理工程中で最高温度の ときにカルシウムを加えます。 ファイバーコロイドTMは、 カルシウムイオンと 架橋してゲル/凝集体を形成する唯一の食 物繊維です。 ゲル化は瞬時かまたは、有効性、pH、精密な セットの為のキレート形成、に応じてコントロ ールされます。 ゲル/凝集体の生成は、可溶性固形物の混 合物から、広いpHの範囲(3 9)にわたって形 成することが可能です。 一般に、 カルシウム は加熱後か処理工程の後半の最高温度(が 好ましい)の時に添加します。 ナチュラルなアプリケーションにおいては炭 酸カルシウムが一般的に使われますが、一方 では硫酸カルシウムが最も人気があります。 カルシウム(%) 36.11 22.75 13 29.44 40.04 29 29.63 溶解性(%) 40 27 5 0.20 0.0015 0.02 0.002 温度によるファイバーコロイドTMの ゲル形成の最適化 可溶性固形物がファイバー コロイドTMのゲル強度へ与える影響 備考 瞬時にゲル化 瞬時にゲル化 瞬時にゲル化 中性のpH/ゲル化 ナチュラルな処方、低いpHで溶解 酸性のアプリケーション 酸性のアプリケーション pHの上昇
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