情報メディア演習(3) Word の操作その2<画像処理> (補足:IME 言語バーを使いこなす) <補足:IME 言語バーを使いこなす> ①変換トレーニングウィザードの利用 【日本語変換を強化する方法】 IME にはテキスト形式のファイルを参考に辞書を強化することが できます。「IME変換トレーニングウィザード」を使うと、用語の登録 が簡単に行えます。 例えば長い文章を作成して、その中でこれまでは変換がしづらか った単語もこの操作で次回から変換がスムーズになります。 1)HP からメモ帳で作成した文章をダウンロードして、デスクトップなどに保存してください。「sample.txt」 注意:下線部分を右クリックして、「対象をファイルに保存」をクリックして、デスクトップに保存してください。 2)言語バーの「ツール」ボタン(道具箱の絵)をクリ ックして、「変換トレーニングウィザード」を選択し ます。 3)参照をクリックして、デスクトップにある 「sample.txt」を選択します。 4)「次へ」をクリックすると、自動的にファイルが解 析されます。辞書に登録されていない単語を抽 出します。 5)登録された単語を確 認するには、辞書ツー ルを起動するというア イコンをクリックします。 中には不必要な単語登録もありますので削除します。 ②数式エディタの利用 数式エディタを利用すると下記のような数式を入力することができます。 「挿入」⇒「オブジェクト」⇒新規作成の欄から「Microsoft数式3.0」 を選択 log K2 E ⎛ T2−T1 ⎞ ⎜ ⎟ = K 1 2.303R ⎜⎝ T1T2 ⎟⎠ ※数式エディタがインストールされていない場合もあります。その場合は CD-ROM からカスタムインストールし ます。 1 練習:以下の数式をエディタを利用して入力しなさい − − 1 n ⎛ ⎞⎛ ⎞ S sy = ∑ ⎜ xi − x ⎟⎜ y i − y ⎟ n i =1 ⎝ ⎠⎝ ⎠ ③検索と置き換え HPから「okikae.doc」 をダウンロードします。<文中の「文章」とあるのをすべて「文書」に直す機能です> 1)カーソルを先頭文字に合わせます。 2)編集⇒置換をクリック 3)検索する文字列に文章、 置換後の文字列に文書と入力し、 「置換」をクリックすると、一つずつ、「すべて置換」をクリックするとすべてを置き換えてくれます。 <Word:画像処理> ①画像の種類 より魅力的な文章を作成するには、イラストや写真を利用することが効果的です。最近ではディジタルカメラ の普及もあり、Word でのドキュメント作成でも画像の挿入は一般的になっています。 <画像の保存形式> 画像の保存形式には様々な種類があり、それぞれ特徴があります。 JPEG 静止画像データの圧縮方式の一つ写真などには向いているが、コンピュータグラフィッ クには向かない。 (拡張子 .jpg .JPG ) GIF JPEG と共にインターネットで標準的に使われる画像形式 イラストやアイコンなどの保 存に向いている (拡張子 .gif ) BMP Windows が標準で使用する画像形式。基本的には 無圧縮なので容量は大きくなる。 (拡張子 .bmp ) TIFF アプリケーションに依存しない画像形式 (拡張子 .tiff) 2 Windows に標準についてくる「アクセサリ」の中の「ペイント」はとても便利なソフトです。 これらのファイルをどれでも開くことができますし、BMPファイルの画像をJPEGファイルやGIFファイルとして 新たに保存することもできます。 練習1.ペイントを使って、保存する時に選択できる保存形式を、様々な拡張子に変換して画像の変化をみまし ょう。 ※サンプルに利用できる画像素材を HP 上に UP してあります。「画像サンプル」をクリックすると、画像のページ にジャンプします。ダウンロードしたい画像にカーソルをあてて、「右クリック」⇒「名前をつけて画像を保存」を選 択して「デスクトップ」や「MyPicture フォルダ」に保存してから挿入します。 ここで右クリック ②Wordへの画像挿入 1)挿入したいところにカーソルを合わせて、 「挿入」⇒「図」⇒「ファイルから」を選択します。 2)挿入したいファイルを選択します。 ※My Document の中に My Picture フォルダ があります。Sample Pictures があらかじめ保存されていますので、 挿入してみましょう。先ほどダウンロードした写真でも構いません。 <写真のサイズ変更> 3)「OK」を押すと、Wordの画面に写真が挿入されます、写真をクリックし、写真の右下にカーソルをもっていき、 ポインタが斜めの矢印に変わったところで、ドラッグして大きさを調整します。 3 <写真の補正> 4)Wordの画面上で画像の補正をすることができます。 テキストの折り返し 明るさ・暗さ 色: グレースケール(モノクロ) トリミング(切り取り) 白黒(2色) ウォッシュアウト(薄くなります。 写真を背景などに利用するとき に有効です) 上の図のように写真をクリックすると、図のツールバーが表示されます。 各アイコンで、カラーから白黒にしたり、色のコントラストや、明るさを調整できます。 <図と文字の配置> 5)最初に挿入した時点では、テキストの折り返しは、行内に設定されています。長い文章の中に、イラストを配 置したい場合は、「テキストの折り返し」ボタン(犬の絵)をクリックして一覧から「外周」を選択し、配置したい箇 所にドラッグすると、文章が折り返してくれます。 その他の種類の説明は以下のとおりです。 行内 図を行のカーソルの位置に挿入 四角 図の周りを四角く折り返す 外周 図の形に沿って文字を折り返す 背面 図と文字を重ね、図を背面にする 前面 図と文字を重ね、図を前面にする 上下 図の行には文字を配置しない 内部 文章に外周、背面、前面いずれかで図を配置 折り返し点の編集 外周の点の位置を編集する 四角を選択して、長い文章に絵を流し込むと、上の図のような感じになります。 4 サンプルデータをダウンロードして、試してみてください。 練習2. 1.HP の「1.Word のサンプル」をクリック⇒「保存」をクリックして、MyDocument などに保存し、メニューバーの 「編集」⇒「開く」からサンプルを開きます。(ファイル名は gazoput.doc) 2.画像をクリックして、テキストの折り返しを「四角」もしくは「外周」にして、文字の中にドラッグ&ドロップで流し 込みます。 <画像を重ねる> 6)上でダウンロードした Word のサンプルの2ページ目の写真を利用して、合成写真を作成してみましょう。 ③クリップアートの利用 イラストなどは Word にあらかじめ用意されています。 ツールバーを表示します。 1.「表示」⇒「ツールバー」を選択し、「図形描画」にチェックをいれておいてください。 テキストボックス ワードアート クリップアート 2.クリップアートアイコンをクリック (もしくは、挿入⇒図⇒クリップアート)作業ウィンドウが表示されます。 3.検索文字列ボックスに目的のクリップアートのキーワードを入力し、「検索」をクリックします。 ここでは、パソコンと記入してみます。 4.キーワードに合ったクリップアートの一覧が表示されます。使いたいイラストを「クリック」すると Word にイラス トが挿入されます。 5 ④ワードアートの利用 文章のタイトルや、キャッチフレーズなどを変形文字にするとデザインにインパクトがでます。 1.ワードアートアイコンをクリック(もしくは、挿入⇒図⇒ワードアート)します。 2.ワードアートギャラリーダイアログボックスが表示されたら、一覧からスタイルを選択し OK をクリックします。 3.“ここに文字を入力”のところにタイトルを入力します。フォントやサイズもここで変更できます。 ここでは「私の人生計画」というタイトルを入力します。OK をクリックすると、 このような特殊文字が「図」として Word に挿入されます。 ⑤オートシェイプの利用 Word で、簡単な図をかくことができます。 1.図形描画の「オートシェイプ」をクリックします。「基本図形」から描きたい形を選択します。 2.描画キャンバスが表示されます。その中でクリックで始点を決め、終点までドラッグします。 6 3.線の色、塗りつぶしの色を選択します。 いろいろな図形を組み合わせると、下のような図も描くことができます。 練習:以下のような地図を書いてみましょう。 カフェトール 渋谷区○○1-1 03-3333-0000 大 海 けやき通り 緑原スタジアム ○○駅 7 <準備> 1)図形描画のツールバーを表示しておきます。「表示」⇒「ツールバ ー」⇒「図形描画」 2)グリッド線の設定をする。 「図形の調整」⇒「グリッド」⇒右の図のように、グリッド線を表示する にチェックをいれる。 <自由に描いていただいて結構ですが、以下の升目数を参考にどうぞ・・・・> 色の設定のときに円錐などはグラデーションをつけるとより立体的に見えます。 <その他の図形の描き方と操作 ・・・ 3D と重なりの調整> 1)長方形を描きます。 2)3-D スタイルを選択します。 長方形が立体になります。 8 3)奥行きの調整をします。 3-D の設定をクリックします。 図形を選択し、3-D の設定ツールバーから奥行き をクリックします。 4)立体にテキストを挿入します。 図形にマウスをあて、「右クリック」⇒「テキストの追加」 テキストを入力して、フォントやサイズやスタイルを選択します。 5)立体を複製します。 「Ctrl+D」 もしくは、Ctrl キーを押しながらドラッグして5つ程作成します。 6)それぞれ、色とサイズを変更し、テキストを入力します。 最後の立体を選択し、「図形の調整」⇒「オートシェイプの変更」で形を変更します。 7)隣に矢印を作成します。黄色のハンドルを移動すると矢印の先の大きさを変更することができます。 矢印をグラデーションで飾っておきましょう。 細かく図形を変形したり、移動 したりするときは「Alt」キー ここをドラッグ 「図形の調整」⇒「オートシェイプ の変更」で変更しておきます。 9 8)矢印を図形に重ねます。 図形は作成した順に上に重 なることになり ます。 矢印を「 右クリック」⇒「順序」⇒「再背面へ 移動」を選択します。 9)全ての図形を「Shift」キーを押しながら選択します。 「図形の調整」⇒「配置/整列」⇒「左右中 央揃え」を選択します。 10)作成した配置を崩したくない場合は グループ化する図形を選択した後に 「 図形の調整」⇒「グループ化」を選択しま す。 解除することもできます。 <曲線の描き方> オートシェイプでは曲線を描くこともできます。 1)「オートシェイプ」⇒「線」⇒「曲線」を選びます。 2)始点をクリックし、曲げたいところで、クリックします。 終点はダブルクリックです。 10 クリック ダブルクリック クリック クリック 3)頂点の編集 「図形の調整」⇒「頂点の編集」で曲線の角度を変更することができます。 4)頂点付近で「右クリック」することで、頂点を追加、削除等、編集する ことが可能です。 <フリーフォーム> フ リーフォームは直線で多角形を描くことができま す。下の図は描いた図を立体にした図です。 11
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