静電防止剤 ドライエックス (SX-250) 2014年09月16日発行 REV.1.10 SG043103 お願いとご注意 ・ 本資料は、電子工作や電子回路、化学分野について一般的な知識をお持ちの方を対象に しています。 ・ 本資料に掲載している内容は、お客様が用途に応じた適切な製品をご購入、ご使用して いただくことを目的としています。その使用により当社及び第三者の知的財産権その他 の権利に対する保証、または実施権の許諾を意味するものではありません。また、権利 の侵害に関して当社は責任を負いません。 ・ 記載されているデータは規格値ではありません。 ・ 本品は、一般工業用途向けに開発されたものですので、医療用途・食品・化粧品など、 安全面での配慮を必要とする用途へのご使用に際しては、貴社にて事前に当該用途での 安全性をご試験、ご確認の上ご使用の可否をご判断ください。 ・ 体内に埋植、注入する用途、または体内に一部が残留する恐れがある用途には、絶対に 使用しないでください。 ・ 本資料の一部、又は全部を当社の承諾なしで、いかなる形でも転載または複製されるこ とは堅くお断りします。 ・ 全ての情報は本資料発行時点のものであり、当社は予告なしに本資料に記載した内容を 変更することがあります。 ・ 本資料の内容は慎重に制作しておりますが、万一記述誤りによってお客様に損害が生じ ても当社はその責任を負いません。 ・ 本資料に関してのお問い合わせ、その他お気付きの点がございましたら、当社までお問 い合わせください。 ・ 本資料に関する最新情報はサンハヤト株式会社ホームページ (http://www.sunhayato.co.jp/)に掲載しております。 1 ドライエックス 技術資料 目次 目次 1 2 はじめに ..................................................................................................................... 3 1.1 概要 ................................................................................................................... 3 1.2 特長 ................................................................................................................... 3 1.3 用途 ................................................................................................................... 3 特性データ .................................................................................................................. 4 2.1 持続性試験 2.2 除電能力試験 ........................................................................................................ 4 .................................................................................................... 4 3 使用方法 4 取扱い及び保管方法の注意 ..................................................................................................................... 5 ........................................................................................ 6 4.1 取扱い上の注意 ................................................................................................ 6 4.2 保管方法の注意 ................................................................................................ 6 2 ドライエックス 技術資料 1 はじめに 1 はじめに 1.1 概要 ◆本製品はノニオン界面活性剤を使用した表面塗布型の帯電防止剤です。 ◆火気に対する安全性に配慮した不燃性タイプです。 1.2 特長 ◆優れた除電、帯電防止性 即効性で持続性に優れており、ひと吹きで除電、帯電防止に効果を発揮します。 特に除電しにくいマイナスチャージの静電気にも威力を発揮します。 細かい球状粒の界面活性剤が表面に付着するため、比表面積が大きくなり、僅か な噴射量でも充分に効果を発揮します。 ◆ドライタイプ ドライタイプですので、対象物を濡らさず、べたつきもありません。 ◆不燃性 不燃性ですので、紙やフィルムなどの燃えやすいものや微粉末など粉じん爆発 を起こす心配があるものを取り扱う際の静電気対策に有効です。 1.3 用途 ◆食品包装コンベアの計量器の誤作動やプリンター詰まり解消 ◆スーパーやコンビニなどポスシステムの静電気障害防止 ◆コピー機の紙詰まりや重ね吸入防止 ◆ストッキング・スカートなどのまつわり防止 ◆じゅうたん、カーテンなどの帯電除去 ◆その他あらゆる静電気の障害をひと吹きで解消します。 3 ドライエックス 2 技術資料 特性データ 2 特性データ 2.1 持続性試験 ポリカーボネート板とアクリル板に本製品を塗布し、表面抵抗値の経時変化を測定 し、帯電防止効果の持続性を確認した。 測定条件:20℃、50% 表面抵抗値(Ω) プラスチックの種類 1日後 7日後 14日後 21日後 28日後 ポリカーボネート樹脂 3.9×1010 1.2×1010 1.8×1010 1.3×1010 4.7×1010 アクリル樹脂 6.5×1010 2.1×1010 0.9×1010 1.3×1010 1.8×1010 2.2 除電能力試験 測定条件:18℃、57% 測定器具:チャージプレートモニター(リッチモンド社製TI-7000) マイナスチャージの除電能力 4 ドライエックス 2 3 技術資料 特性データ 使用方法 プラスチャージの除電能力 3 使用方法 ①対象物から15~20cm位のところから噴霧して下さい。 ②ひと吹き2~3秒程度が適当です。 ③極端に近くで吹き付けると、濡れ、べたつきの原因になりますので避けて下さい。 ④電子機器の内部(プリント基板回路など)に直接吹きかけないで下さい。 5 ドライエックス 4 技術資料 取扱い及び保管方法の注意 4 取扱い及び保管方法の注意 4.1 取扱い上の注意 ①換気の良い所で使用して下さい。 ②眼や皮膚に付着した場合、炎症をおこす恐れがありますので、使用するときは必 要に応じて保護具を着用して下さい。 ③素材の経時劣化により、一部のプラスチック・塗装・ゴム・印刷面などは、変質 する恐れがありますので注意して下さい。 ④用途以外には使用しないで下さい。 ⑤人体や動植物には使用しないで下さい。 ⑥ご使用に際しては、取扱い説明書、製品安全データシートを熟読の上、お取り扱 いくださるようお願いいたします。MSDSはサンハヤト株式会社ホームページ (http://www.sunhayato.co.jp/)からダウンロードできます。 4.2 保管方法の注意 ①ご使用後は換気の良い冷暗所に保管して下さい。 ②残余廃棄物は、専門の産業廃棄物処理業者に委託するなどして処理して下さい。 6 ドライエックス SX-250 技術資料 発行日 2014 年 09 月 16 日 発 行 サンハヤト株式会社 化学製品開発部 住 所 〒174-0056 東京都板橋区志村 3 丁目 31 番 20 号 Rev1.10 ©2014 Sunhayato Corp. All rights reserved. Printed in Japan. SG043103 7
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