サンケミカルは Solution Provider になりたい。 ハロゲン系難燃剤が

サンケミカルは Solution Provider になりたい。
昨年、保土谷化学工業株式会社様よりお声を掛けていただきました。
内容は、約 100 年続けてきた塩化ベンジル事業を撤退されるとのこと。
保土谷化学工業㈱様より、設備の一部を引き受け、ベルギー国 INEOS Chloro Toluenes 社
の塩化ベンジルを輸入して事業を継承させていただきます。今年 4 月よりこの事業をスタ
ートさせていただきました。
商社の弊社が引き継ぐ以上、物流の仕組みを変えて、あるいは他の条件改善にもチャレン
ジしてこの仕事をお客様のためにも必死に守り抜こうと思います。
「Something Special」ありきたりな言葉ですが、あったらいいな、この問題を解決したい
な、これ何かに使えないかな?
を一緒に考えたいと望んでいます。
今サンケミカルでは、下記にチャレンジしています。
*添加剤の配合設計(ワンパック品)
弊社が産声を上げてから 38 年。ずっと UV 吸収剤、酸化防止剤、HALS などのプラス
チック添加剤を輸入販売してまいりました。当初はアメリカから、近年はコストパフォー
マンスを求めて、中国から。お客様の製品競争力のために少しでもお役に立てればという
思いでコストダウンにまい進してまいりました。しかしながら更なるコスト競争に打ち勝
つ為についにお客様自身が海外シフトを推進しアジアを中心とした海外生産に踏み切られ
ました。弊社サンケミカルとしては、技術流出の歯止めとして、又は利便性向上の為、プ
ラスチック添加剤を配合設計しワンパックまたは、マスターバッチで供給させていただき
たいと思います。
*耐光性ハロゲン難燃剤
ハロゲン系難燃剤がプラスチックの耐光劣化を著しく促進することは、周知の事実
です。しかし環境問題、安全性を考えると、ノンハロゲン難燃剤という選択肢があります
が、現在のノンハロゲン難燃剤は求める性能を得るには大量の添加量が必要でプラスチッ
クの物性を著しく損ないます。物性を保持したままプラスチックの難燃化が必要な用途に
はハロゲン系難燃剤、しかし耐光性に問題があるから、エクステリアに使えません。
そこでサンケミカルは耐光性ハロゲン難燃剤の開発中です。
*超 UV 吸収剤
サンケミカルが、すでに取り扱っている紫外線吸収剤の中にとてつもない強者があり
ます。300~380nm の紫外線をトリアジン系 UV 吸収剤のなんと 2~3 倍吸収します。融点
310℃以上。微粉化して汎用プラスチックに混ぜてもブリードアウトして出てきます。使え
るプラスチックはエンプラだけでしょうか?
現在この強者 UV 吸収剤の汎用樹脂用途を広げる開発にサンケミカルは取り組んでいます。
未だ、製品として完成しておりませんが、是非この UV 吸収剤を試してみませんか?
*もちろんコストダウンも
サンケミカルは、売り上げのほぼ 80%が輸入品です。貴社のコストダウンのお手伝いをさ
せていただきます。
上に挙げた項目は、ほんの一例です。
お客様が、何気なく使っていた原料を弊社営業マンとの話の中で、全く違う目的でご使用
され始めたケースもあります。
申し上げたいのは、弊社には、今ある問題に向き合う意思があります。
お客様の興味。お客様の抱える問題を一緒に相談しませんか。
サンケミカル株式会社
代表取締役社長
石毛宏一
2014 年 7 月