ACE ショックアブソーバソリューションブック ソリューション:ショックアブソー バ の 選 定 最 適なショックアブソー バを 選 定 いたします! ! 13 ×ショックアブソーバ選定の仕方がわからない 課 題 ×ショックアブソーバの選定に時間を割けない 最適なショックアブソーバを使用するためには選定が必要になります ①1サイクルエネルギー ②重量効果値 ③衝突速度範囲 ④使用温度範囲 ⑤衝突時の偏角度 等の条件に適したショックアブソーバを選定する必要があります 解 決 ショックアブソーバの選定はACEにお任せください! ACEではショックアブソーバの選定サービスを行っています 選定に必要な項目は ①衝突物の重量 ②衝突物の速度 ③衝突物にかかる推進力 ④動作の方向 ⑤使用本数 ⑥周囲の温度 ⑦時間当たりの衝突回数 以上が選定に必要な項目です 次ページからの重量効果値について・選定公式もご参考ください ショックアブソーバ選定情報の送付先 エースコントロールスジャパン FAX:045-945-0122 TEL:045-945-0123 E-mail:[email protected] エース コントロールス ジャパン エルエルシー 〒224-0037 横浜市都築区茅ヶ崎南3-1-42 シティセンタービルⅡ2階 TEL:045-945-0123 FAX:045-945-0122 E-Mail : [email protected] 13 ACE ショックアブソーバソリューションブック 重 量 効 果 値について 14 ※ 理想的な衝撃吸収には重量効果値の選定がポイントです ! ※他社では重量効果値を等価質量と呼ぶところもあります 重量効果値とは 重量効果値とは、衝突物の重量と付加推進力を重量換算した総合重量のことです。 1サイクルエネルギーと同様、 ショックアブソーバの選定には必須な値になります。 重量効果値の求め方 付加推進力のない場合 me = m 付加推進力を伴う場合 me = 2・W3 / v2 重量効果値:me ( kg ) 衝突物の重量:m ( kg ) 1サイクルエネルギー:W3 ( J ) 衝突速度:v ( m/s ) 重量効果値範囲外のショックアブソーバを使用した場合 例)選定条件 衝突物重量 m = 1000 ㎏ 衝突速度 v = 0.1 m/sec N 負荷推進力 F = 0 本 使用本数 =1 選定条件 MC75M1 1サイクルエネルギー:5 J (M12×1) 2 2 運動エネルギー W1 = m・v ・0.5 = 1000・0.1 ・0.5 = 5 J =0 J 仕事エネルギー W2 =5+0 = 5 J 1サイクルエネルギー W3 = W1 + W2 me = m = 1000 kg 重量効果値 1サイクルエネルギー:9 J MC600MH2 (M25×1.5) 1サイクルエネルギー:136 J 重量効果値:1000kg ○ 重量効果値:0.3 1.1 kg ○ 重量効果値:400 2300 kg × ○ 1サイクルエネルギーのみで選定:MC75M1(ただし、重量効果値が範囲外) 1サイクルエネルギーと重量効果値で選定:MC600MH2(どちらも範囲内) このように、衝突条件がショックアブソーバの重量効果値範囲を上回ってしまうと ストロークの終期で高い反力が発生し、衝撃吸収不良を起こしてしまいます 衝突条件がショックアブソーバの 重量効果値範囲を下回った場合 正しい減速(リニア減速) 衝突条件がショックアブソーバの 重量効果値範囲を上回った場合 正しい減速(リニア減速) 重量効果値をしっかりと選定し、全ての衝突条件をクリアした ショックアブソーバを使用しましょう 14 エース コントロールス ジャパン エルエルシー 〒224-0037 横浜市都築区茅ヶ崎南3-1-42 シティセンタービルⅡ2階 TEL:045-945-0123 FAX:045-945-0122 E-Mail : [email protected] ショックアブソーバ選定公式と計算方法について 1. 2. 3. 4. 5. ACE ショックアブソーバのリニア減速は他の緩衝機器より優れた 減衰性能を発揮します。 さらに、右記のたった5つの数値が判るだ けで、90%もの使用状況に対して、最適なACE ショックアブソーバ を簡単に選定することができます。 使用される記号について W1 運動エネルギー W2 仕事エネルギー W3 1サイクルエネルギー8182 W 時間当たりエネルギー8 uD 4 3 NF 重量効果値 N 衝突物の質量 O ショックアブソーバの並列使用本数 W 衝突速度 2v ショックアブソーバへの衝突速度 D ſ 衝突物の回転速度 ' ショックアブソーバに掛かる推進力 D 時間当たりの衝突回数 1 モーター出力 45 /N /N /N /NIS LH LH . * H I T -3S 2 ʗ U B Ũ ũ NT NT SBET / IS L8 停動トルク定数(通常2.5) 推進トルク 慣性モーメント 重力加速度 衝突物からショックアブソーバまでの距離 ショックアブソーバのストローク ショックアブソーバ取付け位置半径 反力 摩擦係数 減衰時間 減速度 偏角度 傾斜角度 4の容量値は常温での使用においてのみ有効 です。 2WまたはW は衝突物の最終的なショックアブソーバへの衝突速度になります。 加 D 速運動により、最終的な衝突速度は平均よりも1.5∼2倍程度、速くなることがあり ます。運動エネルギー計算時に、考慮して下さい。 選定公式 使用条件例 W1 W2 W38182 W483uD vD W NFN N W D T NuW2u LH NT IS N 選定公式 使用条件例 N 1W ' D T 2.1 垂直方向押し上げの場合 2.2 垂直方向落下(推力あり)の場合 W1NuW2u W2'uT W38182 W483uD vD W u83 NF WD2 W2'ȲNuH uT W2'NuH uT 3 モーター推進力を伴う場合 選定公式 使用条件例 W1 N W 45 1 D T W u1u45uT 2 W W38182 W483uD vD W u83 NF WD2 4 駆動ローラー上の場合 5 付加推進力のある水平旋回 ∼ /N LHN2 NT2 N N N / 15 T NT2 n n W1 W2 W3 W4 me = 100 · 1.52 · 0.5 =0 = 113 + 0 = 113 · 500 =m = 113 Nm = = = 113 Nm 56500 Nm/hr 100 kg = = = = = 41 10 51 51000 45 仕様一覧表からの推奨型式: MC3350M2 自力補正式 2 付加推進力を伴う場合 NuW2u (kg) (m/s) (N) (/hr) 345 ^モーターの始動トルクと回転トルクの関係により求められる定数 (モーターによって異なります) 次に示す推奨型式はショックアブソーバの83 と84、NF、 ストロークの各性能値 に基づいて決定しています。 1カタログに掲載してある全てのW 1 付加推進力のない場合 m vD F c n 衝突物の質量(重量) 衝突の速度 ショックアブソーバに掛かる推進力 時間当たりの衝突回数 ショックアブソーバの使用本数 LH NT / IS N W1 W2 W3 W4 me = 36 · 1.52 · 0.5 = 400 · 0.025 = 41 + 10 = 51 · 1000 = 2 · 51 : 1.52 Nm Nm Nm Nm/hr kg 仕様一覧表からの推奨型式: MC600M 自力補正式 v は衝突物の最終的なショックアブソーバへの衝突速度 になります。加速運動により、最終的な衝突速度は平均よ りも1.5∼2倍程度、速くなることがあります。 運動エネルギー計算時に、考慮して下さい。 1 LH NT L8 IS N W1 W2 W3 W4 me = 800 · 1.22 · 0.5 = 1000 · 4 · 2.5 · 0.1 : 1.2 = 576 + 834 = 1410 · 100 = 2 · 1410 : 1.22 = 576 Nm = 834 Nm = 1410 Nm = 141000 Nm/hr = 1958 kg 仕様一覧表からの推奨型式: MC64100M2 自力補正式 注記:W1計算の際は、 モーターやクラッチ、 ギヤボックスの 回転エネルギーを含めることを忘れないで下さい。 選定公式 使用条件例 W1NuW2u W2NuʗuHuT W38182 W483uD vD W 3 NFu8 WD2 N W D ʗ T LH NT IS N 選定公式 使用条件例 W1NuW2uu*uſ2 W .uT 2 3 W38182 W483uD vD Wu3ſu3 3 NFu8 WD2 N W . 3 - D T LH NT /N N N IS N W1 W2 W3 W4 me = 250 · 1.52 · 0.5 = 250 · 0.2 · 9.81 · 0.05 = 281 + 25 = 306 · 180 = 2 · 306 : 1.52 = = = = = 281 25 306 55080 272 Nm Nm Nm Nm/hr kg = 10 = 1.2 = 11.2 = 16800 = 0.63 = 56 Nm Nm Nm Nm/hr m/s kg 仕様一覧表からの推奨型式: MC4550M2 自力補正式 W1 W2 W3 W4 vD me = 20 · 12 · 0.5 = 50 · 0.012 : 0.5 = 10 + 1.2 = 306 · 180 = 1 · 0.5 : 0.8 = 2 · 11.2 : 0.632 仕様一覧表からの推奨型式: MC150MH 自力補正式 カタログの最大許容偏角度を参考にし、 ご使用状況の 偏角度をチェックしてください。 (UBOŨT3) エース コントロールス ジャパン エルエルシー 〒224-0037 横浜市都築区茅ヶ崎南3-1-42 シティセンタービルⅡ2階 TEL:045-945-0123 FAX:045-945-0122 E-Mail : [email protected] 15 ショックアブソーバ選定公式と計算方法について 16 6 自由落下 選定公式 W1NuHuI W2NuHuT W38182 W483uD vD ɌuHuI u83 NF WD2 6.1 傾斜滑落 選定公式 使用条件例 N I D T LH N IS N 6.2 旋回軸のある自由落下 W2'ȲNuHuTJOũ uT W2'NuHuTJOũ uT 7 付加推進力のある 水平回転テーブル 選定公式 使用条件例 W1NuW2uu*uſ2 W .uT 2 3 W38182 W483uD v Wu3ſu3 D 3 NFu8 WD2 N W . T - 3 D 選定公式 使用条件例 9 付加推進力のある旋回 アーム (均一な重量配分) 10 制御された速度での落下 反 力 Q [N] Q = 1.5 · W3 s W1 W .uT 2 3 W38182 W483uD vD Wu3ſu3 3 NFu8 WD2 Nm Nm Nm Nm/hr m/s kg ショックアブソーバ中心に対する 偏心荷重 UBOŨT 3 カタログの最大許容偏角度を参考にし、 ご使用状況の 偏角度をチェックしてください。 (UBOŨT3) LH NT /N N N N IS W1 W2 W3 W4 vD me = 1000 · 1.12 · 0.25 = 300 · 0.025 : 0.8 = 28 + 9 = 37 · 1200 = 1.1 · 0.8 : 1.25 = 2 · 366 : 0.72 = 303 = 63 = 366 = 36600 = 0.7 = 1494 Nm Nm Nm Nm/hr m/s kg 仕様一覧表からの推奨型式: MC4550M3 自力補正式 カタログの最大許容偏角度を参考にし、 ご使用状況の 偏角度をチェックしてください。 (UBOŨT3) * ſ . T - 3 D LHN2 SBET /N N N N IS W1 W2 W3 W4 vD me = 0.5 · 56 · 12 = 300 · 0.025 : 0.8 = 28 + 9 = 37 · 1200 = 1 · 0.8 = 2 · 37 : 0.82 = 28 = 9 = 37 = 44400 = 0.8 = 116 Nm Nm Nm Nm/hr m/s kg 仕様一覧表からの推奨型式: MC600M 自力補正式 カタログの最大許容偏角度を参考にし、 ご使用状況の 偏角度をチェックしてください。 (UBOŨT3) 選定公式 使用条件例 W1 W 'uSuT.uT 2 33 W38182 W483uD vD Wu3ſu3 3 NFu8 WD2 N W ' . T S 3 - D 選定公式 使用条件例 W1NuW2u W2NuHuT W38182 W483uD vD W NF u83 WD2 N W T D NuW2uu*uſ2 = 147 = 15 = 162 = 64800 = 3.13 = 33 下記以外の計算は 選定例 6.1と同様 W2 W1NuHuI v ɌuHuIu3 D - 6.1a 傾斜押し上げ 6.1b 傾斜落下 NuW2uu*uſ2 = 30 · 0.5 · 9.81 = 30 · 9.81 · 0.05 = 147 + 15 = 162 · 400 = √2 · 9.81 · 0.5 me = 2 · 162 3.132 仕様一覧表からの推奨型式: MC3350M1 自力補正式 W1NuHuINuWD2u W2NuHuTJOũuT W38182 W483uD vD ɌuHuI 3 NFu8 WD2 8 付加推進力のある旋回 アーム (均一な重量配分) W1 W2 W3 W4 vD LH NT / /N N N N N IS LH NT N IS 停止時間 t [s] t = 2.6 · s vD W1 W2 W3 W4 vD me = 1000 · 22 · 0.17 = 7000 · 0.6 · 0.05 : 0.8 = 680 + 263 = 943 · 900 = 2 · 0.8 : 1.2 = 2 · 943 : 1.332 = 680 = 263 = 943 = 848700 = 1.33 = 1066 Nm Nm Nm Nm/hr m/s kg 仕様一覧表からの推奨型式: CA2x2-1 自力補正式 W1 W2 W3 W4 me = 6000 · 1.52 · 0.5 = 6000 · 9.81 · 0.305 = 6750 + 17 952 = 24702 · 60 = 2 · 24702 : 1.52 = 6750 = 17952 = 24702 = 1482120 = 21957 Nm Nm Nm Nm/hr kg 仕様一覧表からの推奨型式: CA3x12-2 自力補正式 減 速 度 a [m/s2] a = 0.75 · vD s 2 正しい調整を想定した近似値ですので、必要に応じて安全マージンを設定してください。 (正確な値は、実際の使用条件などで変化します。) 16 エース コントロールス ジャパン エルエルシー 〒224-0037 横浜市都築区茅ヶ崎南3-1-42 シティセンタービルⅡ2階 TEL:045-945-0123 FAX:045-945-0122 E-Mail : [email protected] ショックアブソーバ選定公式と計算方法について 11 2本のショックアブソーバを 衝突させる場合 12 車両同士を衝突させる場合 13 2台の車両と2本のショック アブソーバを衝突させる場合 選定公式 使用条件例 W1NuW2u W2'uT W38182 W483uD vD Wu u8 NF 2 3 WD N W D ' T 選定公式 使用条件例 W1N1uN2uW1W2)2u N1N2) W2'uT W38182 W483uD vD W1W2 u83 NF WD2 N v 1 D N 2 v 2 ' T 選定公式 使用条件例 N uN W1 1 2 uW1W2)2u N1N2) W2'uT W38182 W483uD vD W1W2 u83 NF WD2 N v 1 D N 2 v 2 ' T LH NT IS / N LH NT IS LH NT / N LH NT IS LH NT / N W1 W2 W3 W4 vD me = 5000 · 22 · 0.25 = 3500 · 0.150 = 5000 + 525 = 5525 · 10 = 2 · 0.5 = 2 · 5525 : 12 = 5000 = 525 = 5525 = 55250 = 1 = 11050 Nm Nm Nm Nm/hr m/s kg 仕様一覧表からの推奨型式: CA2x6-2 自力補正式 W1 = 7000 · 10000 · 1.72 · 0.5 (7000+10000) W2 = 5000 · 0.127 W3 = 5950 + 635 W4 = 6585 · 20 vD = 1.2 + 0.5 me = 2 · 6585 : 1.72 17 = 5950 = 635 = 6585 = 131700 = 1.7 = 4557 Nm Nm Nm Nm/hr m/s kg 仕様一覧表からの推奨型式: CA3x5-1 自力補正式 W1 = 7000 · 10000 · 1.72 · 0.25 = 2 975 Nm (7000+10000) W2 = 5000 · 0.102 = 510 Nm W3 = 2975 + 510 = 3485 Nm W4 = 3485 · 20 = 69700 Nm/hr vD = (1.2 + 0.5) : 2 = 0.85 m/s me = 2 · 3485 : 0.852 = 9647 kg 仕様一覧表からの推奨型式: CA2x4-2 自力補正式 注記:複数のショックアブソーバを並列使用する場合は、W3、W4、meの各値を使用本数で割ってください。 重 量 効 果 値 (me) A 付加推進力のない場合 使用条件例 B 付加推進力のある場合 m = 100 kg vD WNT W183/N u NF 100 kg 公式 me = m C ショックアブソーバに対する 推進力がない場合 公式 me = m 使用条件例 m = 20 kg vD WNT T N W183/N u NF 20 kg 2 公式 2 · W3 me = vD2 D メカニカルアドバンテージを 伴う推進力のない場合 使用条件例 m = 100 kg ' / vD WNT T N W1/N W2/N W3/N NFu200 kg 使用条件例 m = 20 kg W NT vD NT T N W183/N NFu 320 kg 2 公式 me = 2 · W23 vD 重量効果値は、 ワークの重量と等しい値の場合(上記 A と C ) または、 ワークの重量に付加推進力やレバーでの引き上げ動作などを 重量換算し、加えた想定重量(上記 B と D )があります。 エース コントロールス ジャパン エルエルシー 〒224-0037 横浜市都築区茅ヶ崎南3-1-42 シティセンタービルⅡ2階 TEL:045-945-0123 FAX:045-945-0122 E-Mail : [email protected] 17
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