平成25年度 第2回 電気通信主任技術者試験問題 午後の部 (伝送交換) 専門的能力・電気通信システム 注 意 事 試 験 科 目 「電気通信システム」のみ 「専門的能力」のみ 「専門的能力」及び「電気通信システム」 科 1 1 2 1 試験開始時刻 2 試験種別終了時刻 3 14時20分 目 科 科 科 数 目 目 目 終 了 時 刻 15時40分 16時00分 17時20分 試験種別と試験科目別の問題(解答)数及び試験問題ページ 試 験 種 別 試験科目 申請した専門分野 伝 送 無 線 交 換 デ ー タ 通 信 通 信 電 力 専 門 分 野 に かかわらず共通 専門的能力 伝送交換主任技術者 電気通信 システム 4 項 問1 8 8 8 8 8 問 題 問2 8 8 8 8 8 ( 解 答 問3 8 8 8 8 8 ) 数 問4 8 8 8 8 8 問1から問20まで 問5 8 8 8 8 8 20 試験問題 ペ ー ジ 伝 1∼伝15 伝16∼伝32 伝33∼伝48 伝49∼伝63 伝64∼伝79 伝80∼伝83 受験番号等の記入とマークの仕方 (1) マークシート(解答用紙)にあなたの受験番号、生年月日及び氏名をそれぞれ該当枠に記入してください。 (2) 受験番号及び生年月日に該当する箇所を、それぞれマークしてください。 (3) 生年月日の欄は、年号をマークし、生年月日に1桁の数字がある場合、十の位の桁の「0」もマークしてください。 [記入例] 受験番号 01AB941234 生年月日 昭和50年3月1日 生 受 験 番 号 年 月 年 日 日 月 年 号 5 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 2 2 2 2 2 3 3 3 3 3 4 4 4 4 4 5 5 5 5 5 5 6 6 6 6 6 6 6 7 7 7 7 7 7 7 8 8 8 9 9 9 0 0 A A 0 0 0 0 0 0 1 1 B B 1 1 1 1 1 1 2 C C 2 2 2 2 2 2 3 D 3 3 3 3 3 3 4 E 4 4 4 4 4 5 F 5 5 5 5 6 G 6 6 6 7 H 7 7 8 8 8 8 8 8 9 9 9 9 9 9 平 成 H 昭 和 答案作成上の注意 (1) マークシート(解答用紙)は1枚で、2科目の解答ができます。 「専門的能力」は薄紫色(左欄)、「電気通信システム」は青色(右欄)です。 (2) 解答は試験科目の解答欄の正解として選んだ番号マーク枠を、黒の鉛筆(HB又はB)で濃く塗りつぶしてください。 ① ボールペン、万年筆などでマークした場合は、採点されませんので、使用しないでください。 ② 一つの問いに対する解答は一つだけです。二つ以上マークした場合、その問いについては採点されません。 ③ マークを訂正する場合は、プラスチック消しゴムで完全に消してください。 (3) 免除科目がある場合は、その科目欄は記入しないでください。 (4) 受験種別欄は、あなたが受験申請した伝送交換主任技術者(『伝 送 交 換』と略記)を○で囲んでください。 (5) 専門的能力欄は、『伝送・無線・交換・データ通信・通信電力』のうち、あなたが受験申請した専門的能力を○で囲んでく ださい。 (6) 試験問題についての特記事項は、裏表紙に表記してあります。 6 合格点及び問題に対する配点 (1) 各科目の満点は100点で、合格点は60点以上です。 (2) 各問題の配点は、設問文の末尾に記載してあります。 マークシート(解答用紙)は、絶対に折り曲げたり、汚したりしないでください。 次ページ以降は試験問題です。試験開始の合図があるまで、開かないでください。 受 験 番 号 (控 え) (今後の問い合わせなどに必要になります。) 試 験 種 別 試 伝送交換主任技術者 験 目 電気通信システム 次 の 問 1か ら 問 2 0 まで に つ い て 、そ れ ぞ れ 内 に 最 も 適 し たも の を 、 各 問の ① ∼ ⑤ の 中 か ら 一 つ 選び 、 そ の 番 号を 記 せ 。 問1 科 (5 点 × 2 0 =1 0 0 点 ) W b/m 2 で あ る 平 等 磁 界 中 に 、 長 さ 2 0 cm の 導 体 図 に 示す よ う に 、 磁束 密 度 が を 磁 界 の方 向 と 3 0 度の 位 置 に 置 いて 、 こ の 導 体に 1 0A の 電 流 を 流し た と き 、 導体 に 働 く 電 磁 力 は 、 6N と な る 。 ① 0.06 ② 0.1 2 ③ 3 ④ 4 .5 ⑤ 6 磁 界 20 cm 10 A 30゜ 問2 図 に 示す よ う な 1 2本 の 各 辺 を それ ぞ れ R Ω の 抵 抗で 構 成 す る 立 方体 形 状 の 回 路に お い て 、 各 抵 抗 Rの 値 が 3 .0 Ω で あ る と き 、端 子 A − B 間の 合 成抵 抗 は 、 ① 2 .0 ② 2.5 ③ 3 .0 ④ 3 .5 Ω で ある 。 ⑤ R R R R R A R R R B R R R 伝80 R 4 .0 問3 図に示す回路の入力側に交流電圧V iを加えたとき、出力側に現れる電圧V oの波形は、 で あ る 。た だ し 、 V >E と す る 。 Vo V E 0 -E -V ① Vo Vo V E 0 -E -V ② Vo Vo V E 0 -E -V Vi V 問4 ⑤ t 入力 Vi 交流電圧 D1 D2 E E 出力 Vo A 及 びB を 入 力 、 Cを 出 力 と す ると き 、 論 理 式C = A・(A + B )+ B ・(A+ B )で 示さ れ る 論 理 回 路は、 ゲ ート で あ る 。 ① 問5 Vo Vo V E 0 -E -V ④ R 0 -V Vo Vo V E 0 -E -V ③ AN D ② OR ③ NOT ④ N AN D ⑤ NOR メ タ リッ ク ケ ー ブ ルを 用 い て デ ジタ ル 伝 送 を 行う 場 合は 、 一 般 に 、 ユニ ポ ー ラ (単 極 性)符 号 を バ イ ポ ー ラ(複 極 性 )符 号に 変 換 し て 送出 す る こ と が多 い 。こ れ は 、 バ イ ポー ラ 符 号 の 平均 電 力 ス ペ ク トルには 成分 が な い と いう 利 点 を 利 用し た もの で あ る 。 ① 問6 直 流 ② 交 流 ③ 雑 音 ④ 側 波帯 ⑤ エネルギー 内部抵抗が0.1Ωで最大目盛が4Aである電流計を用いて最大目盛が50Aの電流計とし Ω の分 流 器 を 用 いれ ば よい 。 た だ し 、 答え は 、 四 捨 五入 に よ り 有 効 て 使 う ため に は 、 数 字 2 桁と す る 。 問7 6.9 × 1 0 − 3 ② 8 .7 × 10 − 3 ④ 1.2 × 1 0 ⑤ 1 .2 × 1 0 2 ③ 1 .2 通 信系で 発生す る雑音の うち、 熱雑音 は、その 振幅の確 率密度が ① 問8 ① ポア ソ ン ② 一 様 ③ 指 数 ④ 分布 に従う。 2項 ⑤ ガウス ア ナ ログ 伝 送 に お ける 変 調 方 式 には 、 振 幅 変 調方 式 、周 波 数 変 調 方 式、 位 相 変 調 方式 な ど が あ る。 振 幅 変 調方 式 は 、 搬 送波 の 伝 送 形 態の 違 い に よ り、 搬 送波 伝 送 方 式 と 搬送 波 方式に分類 さ れ 、 また 、 側 帯 波 の伝 送 形 態 の 違い に よ り 、 両側 帯 波伝 送 方 式 、 単 側帯 波 伝 送 方 式及 び 残 留 側 帯 波 伝 送 方式 に 分 類 さ れる 。 ① 再 生 ② 位 相 ③ 周 波数 伝81 ④ 抑 圧 ⑤ 重 畳 問9 問10 伝 送 する 情 報 量 を 一定 と し 、 1 符号 (シ ン ボ ル )当 た りの 多 値 レ ベ ル 数を 大 き く す ると ① 変 調 速 度 は低 減 で き る が、 耐 雑音 特 性 に は 関 係が な い ② 変 調 速 度 には 関 係 し な いが 、 耐雑 音 特 性 は 改 善さ れ る ③ 変 調 速 度 は低 減 で き る が、 耐 雑音 特 性 は 低 下 する ④ 変 調 速 度 は高 く な る が 、耐 雑 音特 性 は 改 善 さ れる ⑤ 変 調 速 度 が低 減 し 、 耐 雑音 特 性も 改 善 さ れ る 。 電 話 用デ ジ タ ル 交 換機 の 通 話 路 の正 常 性 を 確 認す る ため の 自 動 試 験 で、 通 話 路 に 試験 パ タ ー ン 信 号 を 常 時流 す こ と に よっ て 通 話 路 の導 通 確 認 を 行う 方 法を 用 い る も の は、 一 般 に 、 とい われる。 問11 ① パリ テ ィ 試 験 ② パ イ ロッ ト 試 験 ④ 加入 者 試 験 ⑤ 発 呼 検出 ① 2 ② アー ラ ン で あ る 。 3 ③ 4 ④ 5 ⑤ 6 イ ン ター ネ ッ ト の アク セ ス 回 線 とし て 電 話 共 用型 の AD S L サ ー ビ スを 利 用 す る 場合 、 音 声 信 号 と デ ー タ信 号 の 問13 照 合試 験 ある回線群において、9時∼9時30分の30分間に90呼が加わり、呼の平均保留時間が120 秒 で あ った 。 こ の 回 線群 に 加 わ っ た呼 量 は 問12 ③ を 行 う ため に ス プ リ ッタ が 用い ら れ て い る 。 ① 符 号 化 ・ 復号 ② 等化 増 幅 ④ 変調・復調 ⑤ 分離 ・ 合 成 ③ 光 ア クセ ス ネ ッ ト ワー ク で あ る GE − P O N に用 い られ る 切 替 は 、 ユ ー ザ 宅内 に 設 置 さ れ 光 信 号 と 電 気信 号 の 相 互 変換 を 行 う 機 能な ど を 有 して い る 。 ① 問14 光 合 波・ 分 波器 ② DS U OLT ④ ONU ⑤ O CU 国 際 電話 サ ー ビ ス を利 用 す る 場 合、 相 手 着 信 国の 国 番号 か ら 始 ま る 電気 通 信 番 号 の前 に ダ イ ヤ ル す る 電 気通 信 番 号 は 、一 般 に 、 問15 ③ と い われ 、 日本 で は 0 1 0 が用 い ら れ て いる 。 ① ド メイ ン サフ ィ ッ ク ス ② 国 際 事業 者 識 別 番 号 ④ 国 際プ レ フィ ッ ク ス ⑤ 国 際 ロー ミ ン グ 番 号 ③ プリアンブル 電 話 網の 信 号 方 式 にお い て 、 交 換機 が 着 信 側 の端 末 を呼 び 出 し 中 に 、そ の 端 末 の 加入 者 線 ル ー プ を検出したとき、発信側の端末に対して回線の極性を反転することにより送出する監視信号は、 とい わ れ る 。 ① 起動信号 ② 呼 出信 号 ④ 応答信号 ⑤ 起 動完 了 信号 伝82 ③ 選 択信 号 問16 イ ン ター ネ ッ ト や イン ト ラ ネ ッ トに お い て 電 子メ ー ルを 送 信 す る た めの プ ロ ト コ ルで 、 ユ ー ザ が 電 子 メ ール を 送 信 す ると き 又 は メ ール サ ー バ 間 で電 子 メー ル を 転 送 す ると き に 使 わ れる プ ロ ト コ ル は、 と い われ る 。 ① 問17 P O P3 ② IMAP ③ S MT P ④ SNMP ⑤ F TP 携帯電話などの移動体通信における多元接続技術として用いられるCDMA方式では、複数の ユ ー ザ が同 一 の 周 波 数帯 域 と 時 間 を共 有 し て 通 信を 行 い、 各 ユ ー ザ に 割り 当 て ら れ た に よ り ユ ーザ の 識 別 が 行わ れ て い る 。 問18 ① 拡 散符 号 ② サブキャリア ④ 多 値信 号 ⑤ タ イ ム ス ロ ット シ ン グル モ ー ド 光 ファ イ バ に お ける ③ ベ ース バ ン ド信 号 は 、 信号 光 に 波 形 ひ ずみ を 発 生 さ せ、 伝 送 帯 域 を 制 限 す る要 因 と な る 。 問19 ① 吸収損失 ② モー ド 分散 ④ レ イ リ ー 散乱 ⑤ フレ ネ ル反 射 三 相 変圧 器 の 結 線 方法 に は 、 ③ 結線 と △ 結 線 があ る 。こ の う ち 、 圧 が 各 相 と も同 じ 電 圧 の とき 、 線 間 電 圧は 相 電 圧 の 1 3 ① 問20 ② 波 長分 散 1 2 ③ 1 3 結線 の 巻 線 の 1相 当 た り の 電 倍である。 1 2 ④ ⑤ 3 光 通 信シ ス テ ム に 用い ら れ る エ ルビ ウ ム 添 加 光フ ァ イバ 増 幅 器 は 、 コア に エ ル ビ ウム を 添 加 し た 光 フ ァ イバ 内 に 所 要 の波 長 の 励 起 光を 入 射 す る こと に より 発 生 す る 増 幅 す るも の で あ る 。 ① 自然放出 ② 誘導 放 出 ④ 誘 導 ラ マ ン 散乱 ⑤ 誘導 ブ リル ア ン 散 乱 伝83 ③ レ イ リー 散 乱 を 利 用し て 光 信 号 を 試験問題についての特記事項 (1) 試験問題に記載されている製品名は、それぞれ各社の商標又は登録商標です。 なお、試験問題では、R 及び TM を明記していません。 (2) 問題文及び図中などで使用しているデータは、すべて架空のものです。 (3) 試験問題、図中の抵抗器及びトランジスタの表記は、旧図記号を用いています。 新 図 記 号 旧 図 記 号 新 図 記 号 旧 図 記 号 (4) 論理回路の記号は、MIL記号を用いています。 (5) 試験問題では、常用漢字を使用することを基本としていますが、次の例に示す専門的用語などについては、 常用漢字以外も用いています。 [例] ・迂回(うかい) ・筐体(きょうたい) ・輻輳(ふくそう) ・撚り(より) ・漏洩(ろうえい) など (6) バイト〔Byte〕は、デジタル通信において情報の大きさを表すために使われる単位であり、一般に、2進数の 8桁、8ビット〔bit〕です。 (7) 情報通信の分野では、8ビットを表すためにバイトではなくオクテットが使われますが、試験問題では、一般 に、使われる頻度が高いバイトも用いています。 (8) 試験問題のうち、正誤を問う設問において、句読点の有無など日本語表記上若しくは日本語文法上の誤り だけで誤り文とするような出題はしておりません。 (9) 法令に表記されている「メグオーム」は、「メガオーム」と同じ単位です。 (10) 法規科目の試験問題において、個別の設問文中の「 」表記は、出題対象条文の条文見出しを表しています。 また、出題文の構成上、必ずしも該当条文どおりには表記しないで該当条文中の( 省略などをしている部分がありますが、( )表記箇所の省略や部分 )表記の省略の有無などで正誤を問うような出題はしておりません。
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