資料3-2 東日本大震災について

3.社会情勢の変化と仙台市下水道事業の課題
資料3-2
社会情勢の変化と仙台市下水道事業の課題
(東日本大震災について)
3.社会情勢の変化と仙台市下水道事業の課題
仙台市におけるこれまでの地震対策
 下水道施設の耐震化
①管きょ-老朽管を中心に更生工法による耐震化
②浄化センター-プラント設備更新時に躯体補強
ただし,基礎杭対応は未了
更生工法による管きょの耐震化
浄化センター曝気槽の耐震補強
資料3-2-1
3.社会情勢の変化と仙台市下水道事業の課題
東日本大震災における下水道施設の被害
 管きょの被災状況

全管きょ延長4,592kmのうち約102kmの被災(調査延長の約2%)
管きょ工事掘削箇所の陥没
 南蒲生浄化センター
津波で破損した主ポンプ室の外壁
液状化による人孔の浮上
 ポンプ場
地震により傾いたポンプ棟
資料3-2-2
3.社会情勢の変化と仙台市下水道事業の課題
東日本大震災における下水道施設の被害額
東日本大震災に係る下水道施設の災害査定結果に
基づく被害額(平成24年12月31日現在)
査定
公共下水道施設
(公共)
箇所数
申請額
131 69,060,877
決定額
査定率
(単位:千円)
国費対象額
68,811,726
99.64%
67,794,870
都市排水施設
(都市)
16
747,282
746,897
99.95%
735,868
農業集落排水施設
(農集)
16
884,967
880,939
99.54%
855,114
環境省所管事業
(環境)
28
2,120,042
2,120,042 100.00%
2,120,042
合計
191 72,813,168
72,559,604
99.65%
71,505,894
資料3-2-3
3.社会情勢の変化と仙台市下水道事業の課題
南蒲生浄化センターの復旧について
 南蒲生浄化センター復旧方針検討委員会の設置
–
–
–
学識経験者5名
本復旧方針を定めるに当たり、有識者の意見を聴くととも
に専門的事項について検討
4回の検討を経て,23年9月に市長へ提言
 提言内容(抜粋)
–
–
–
–
段階的水質向上に取り組むべき。接触酸化法が合理的
無動力での自然流下による簡易処理機能の特徴を活かす。
津波対策,事業費,復旧期間等の比較により,水処理施設
は現用地内で復旧
災害時の電力確保や環境負荷低減に向け,省エネ機器の導
入並びに太陽光発電及び小水力発電に取り組むべき。
資料3-2-4
3.社会情勢の変化と仙台市下水道事業の課題
南蒲生浄化センターの復旧について
新・水処理施設の断面図
流れの方向
FL+20.50M
津波高さ ▽+10.40M
FL+10.40M
RFL+10.40M
FL+10.40M
WL+8.60M
FL+8.50M
津波高さ ▽+10.40M
WL+8.10M
覆蓋
GL+4.00M
FL+4.00M
最初沈殿池 WL+2.00M
(2階層)
ポンプ
生物反応槽
(深槽)
WL+1.00M
放流先+1.61M
EL+0.90M
放流渠
EL-1.50M
EL-5.10M
最終沈殿池 EL+4.50M
(2階層)
-0.50M
EL-1.40M
EL-5.00M
新設水処理施設概要図
緊急時放流ルート
平成26年5月30日
資料3-2-5
3.社会情勢の変化と仙台市下水道事業の課題
応急対策と支援体制
 大都市災害時相互応援に関する協定
 下水道災害時における大都市間の連絡・連携体制に関するルール
 平成17年度 「下水道管路施設の災害時復旧応援に関する
協定」
 平成18年度 災害対策マニュアルの整備
 平成22年度当時 BCP(事業継続計画)策定検討
資料3-2-6
3.社会情勢の変化と仙台市下水道事業の課題
東日本大震災復興交付金事業
蒲生・白鳥地区
中野雨水ポンプ場ポンプ整備
原町東部地区
西原雨水ポンプ場整備
原町東部雨水幹線整備
鶴巻ポンプ場整備
原町東部地区
雨水管整備
西原第4号雨水幹線整備
凡例
原町東部地区
荒井東雨水ポンプ場整備
接続水路整備
蒲生・白鳥地区
霞目地区
雨水ポンプ場
霞目地区
第2霞目雨水幹線整備
雨水幹線
資料3-2-7