竹田式物理 鉄則集 物理基礎 力学 熱力学 波 電磁気 竹鉄物基-01~05 竹鉄物力-01~04 竹鉄物熱-01~02 竹鉄物波-01~02 竹鉄物電-01~13 物理基礎 竹鉄物基-01 物理基礎の全体像 物理基礎の全体像 【1】 力学 ① 運動は微積とv2-v02=2ax ② v=vA+vB(合成)とv=vB-vA(相対) ③ F=μN(摩擦力),P=ρgh(圧力),F=ρVg(浮力),F=kx(弾性力),F=kv(抵抗力) ④ W=Fs(仕事),P=W/t=Fv(仕事率) ,エネルギー mgh,(1/2)mv2,(1/2)kx2 【2】 熱力学 ① 熱平衡 Q=C⊿T =mc⊿T ② 熱力学第1法則 ⊿U=Q+W ③ 熱機関の効率 e= W/Q1 = (Q1-Q2)/Q1 【3】 波 ① f=1/T, v=fλ ③ うなり f=|f1-f2| 【4】 電磁気 ① V,I,(Q),P,W の関係式 ② 抵抗Rの式と直並列接続 ③ 電流の作る磁界と力,起電力 ④ 放射線の種類と定量の把握 ② v=331.5+0.6t, v=√(S/ρ) ④ (λ/2)・n=L,(λ/4)(2n+1)=L (右ねじの法則,左手の法則,右手の法則) 竹田式物理 ©2013 Takeda 鉄則集 3 竹鉄物基-02 物理基礎(1)-力学 力学 【1】 運動方程式:微積(傾きと面積)で理解する (x-t,v-t,a-tグラフ) (等速,等加速度,自由落下,鉛直投げ上げ,鉛直投げ下ろし,水平投射,斜方投射) ① 微積: 位置⇔速度⇔加速度 ② v2-v02=2ax 【2】 速度の合成と相対速度を正しく理解する ① 速度の合成 v=vA+vB ② 相対速度 vAB=vB-vA (Aから見たB) 【3】 さまざまな力を整理して覚える ① 摩擦力Fmax=μN(F’=μ’N) ② 圧力 p=F/S=ρgh ③ 浮力F=ρVg ④ 弾性力F=kx ⑤ 抵抗力f=kv (v’=mg/k) 【4】 仕事と仕事率とエネルギー ① 仕事W=Fs ,仕事率P=W/t=Fv ② エネルギー mgh,(1/2)mv2,(1/2)kx2 竹田式物理 ©2013 Takeda 鉄則集 4 竹鉄物基-03 物理基礎(2)-熱力学 熱力学 【1】 熱平衡と熱量の保存 Q=C⊿T =mc⊿T T=t+273 【2】 熱力学第1法則 ⊿U=Q+W 【3】 熱力学第2法則 熱現象は不可逆現象(熱は高温から低温へ移動する) 【4】 熱機関 効率 e= W/Q1 = (Q1-Q2)/Q1 竹田式物理 ©2013 Takeda 鉄則集 5 竹鉄物基-04 物理基礎(3)-波 波 【1】 波の基本を理解する ① F=1/T,v=fλ=λ/T ③ 横波と縦波 ⑤ 自由端反射と固定端反射 ② y-tグラフとy-xグラフ ④ 波の独立性と重ね合わせの原理 【2】 音の特徴を理解する 音速 v=331.5+0.6t,弦を伝わる波の速さ v=√(S/ρ) ① うなり f=|f1-f2| ② 弦の固有振動 (λ/2)・n=L ③ 閉管の固有振動 (λ/4)・(2n+1)=L ③ 開管の固有振動 (λ/2)・n=L 竹田式物理 ©2013 Takeda 鉄則集 6 竹鉄物基-05 物理基礎(4)-電磁気 電磁気 【1】 V(電圧V),I(電流A),P(電力W),W(電力量J) を理解する I=Q/t, V=RI, P=VI=RI2, W=Pt=VIt=RI2t 【2】 Rを理解する R=ρ・L/S 直列接続 R=R1+R2, 並列接続 1/R=1/R1+1/R2 【3】 磁界:3つの法則とモ-ター/発電機の原理を理解する 3法則 ①右ねじの法則(磁界) ②左手の法則(力) ③右手の法則(電磁誘導) 【4】 変圧器の原理を理解する V1:V2=N1:N2 ,V1I1=V2I2 【5】 原子力エネルギー:放射線の種類と量を理解する 放射線:α線,β線,γ線,中性子線 ベクレルBq:放射線の強さ シーベルトSv:実効線量(人体への影響) 竹田式物理 ©2013 Takeda 鉄則集 7 物理【力学】 竹鉄物力-01 【1】 力学の基本: 物理【力学】 の全体像 力のつりあい と 運動の3法則 ① [力のつりあい] ② [運動の3法則] ③ [2つの保存則] と[2つの保存則 力のつりあい,モーメントのつりあい 慣性の法則,運動の法則,作用・反作用の法則 力学的エネルギーの保存則,運動量の保存則 【2】 運動方程式:微積(傾きと面積)で理解する ① 微積: 位置⇔速度⇔加速度 ② v2-v02=2ax ①-1 等加速度運動 ②-2 単振動(円運動) a(t)=a0 → v(t)=a0t+v0 → x(t)=(1/2)a0t2+v0t+x0 x(t)=rsinωt → v(t)=rωcosωt → a(t)=-rω2sinωt=-ω2x 【3】 力と運動:力がわかれば運動が決まる,運動から力が見える ① 一定の力(等加速度運動) ② 向心力(等速円運動) ③ 復元力(単振動) 【4】 力(仕事)からエネルギーが求められる ① 位置エネルギー mgh,-GMm/r ③ 弾性エネルギー (1/2)kx2 ② 運動エネルギー (1/2)mv2 【5】 観測者:①地面に立つ観測者 ②加速度運動する観測者(慣性力を考慮) ③等速度運動する観測者(相対速度で考える) 【6】 他 ①2力の合成法(平行,非平行) ②重心の座標 ③抵抗力と終端速度 ④相対速度 ⑤ケプラーの法則 竹田式物理 ©2013 Takeda 鉄則集 9 竹鉄物力-02 物理【力学】 の原理 (1) 位置⇔速度⇔加速度 の関係は微分・積分の関係になることを 説明しなさい (2) 位置エネルギーは mgh,-GMm/r, 運動エネルギーは (1/2)mv2,弾性 エネルギーは (1/2)kx2 となることを示しなさい (3) 2物体の衝突において運動量が保存されることを示しなさい (力積を考えるとよい) (4) バネ振り子の周期は T=2π√(m/k), 単振り子の周期は T=2π√(L/g) となることを示しなさい (5) 重心の座標の式 xG=(m1x1+m2x2)/(m1+m2) を導きなさい (6) ケプラーの第3法則 T2∝a3 を導きなさい 竹田式物理 ©2013 Takeda 鉄則集 10 竹鉄物力-03 力学は 【1】 物理【力学】 の解法(1) 運動方程式 で解くか 又は 運動方程式 で解く エネルギー で解く ⇒微積(傾きと面積) ① 微積: 位置⇔速度⇔加速度 ∝ 力 ② v2-v02=2ax を使う (F=ma) 【2】 力学的エネルギー保存則 で解く ① mgh,-GMm/r ② (1/2)mv2 ③ (1/2)kx2 を使う ※摩擦によるエネルギー消費も考慮する 【3】 運動量保存則+反発係数 で解く 〇 力学的エネルギーが保存されない2物体の衝突 【4】 力学的エネルギー保存則と面積速度一定」で解く(惑星の運動) 〇 T2∝a3 も有効 竹田式物理 ©2013 Takeda ※注意:運動量保存則は使えない 鉄則集 11 竹鉄物力-04 物理【力学】 の解法(2) 力学の問題を解く際に選択すべき点 ⇒やさしいほうを選択すること! ◇ ◇ ◇ ◇ 運動方程式で解くか?エネルギーで解くか? 観測者の立場:慣性系か?非慣性系か? 座標系をどうとるか? 2物体の運動:全体をひとつと捉えて解くか?個々に解くか? ・ひとつと捉えて解くなら 重心にも注目 ・個々に解くなら 個々の物体に対して運動方程式 ◇ はたらく力を見極める 一定の力?復元力?向心力? 竹田式物理 ©2013 Takeda 鉄則集 12 物理【熱力学】 竹鉄物熱-01 物理【熱力学】 の全体像 【1】 熱容量と比熱 (固体・液体) Q=C⊿T=mc⊿T (C:熱容量,c:比熱) (気体:単原子) CV=(3/2)RT,CP=(5/2)RT (CV:定積モル比熱,CP:定圧モル比熱) 【2】 気体の式と内部エネルギー [ボイル・シャルル]PV/T=P’V’/T’ [状態方程式] PV=nRT [内部U(単原子)] U=(3/2)nRT U=(3/2)kT, k=R/NA:ボルツマン定数 【3】 熱と仕事 ⊿U=Q+W 定積変化 ⊿U=Q Q=(3/2)nR⊿T 定圧変化 ⊿U=Q-nR⊿T Q=(5/2)nR⊿T 等温変化 ⊿U=0 Q=W’,PV=一定 断熱変化 Q=0 ⊿U=W, PVγ=一定 (γ=CP/CV) 【3】 熱機関 熱サイクルの閉ループの面積=仕事W 効率 e=W/Q1 =(Q1-Q2)/Q1 竹田式物理 ©2013 Takeda 鉄則集 14 竹鉄物熱-02 □ 熱力学 物理【熱力学】 の原理と解法 の原理 (1) [難] 単原子分子の内部エネルギーは (3/2)nRTとなることを証明せよ (2) 単原子分子のCV,CPがそれぞれ (3/2)nRT,(5/2)nRT となることを導け (3) [難] 断熱変化において PVγ=一定(γ=CP/CV) となることを導け □ 熱力学 の解法 【1】 気体問題は状態方程式と熱量保存則で解く 【2】 P,V,Tはボイル・シャルルで解くか,または状態方程式で解く 【3】 熱機関は熱サイクルで解く,熱サイクルで囲まれた面積が仕事の量 竹田式物理 ©2013 Takeda 鉄則集 15 物理【波】 竹鉄物波-01 物理【波】 の全体像 【1】 波の基本原理 ① 独立性 ② 重ね合わせの原理 (→干渉) ④ 自由端反射と固定端反射 ③ ホイヘンスの原理 (→反射,屈折,回折) 【2】 波の基本式 ① f=1/T,v=fλ=λ/T ② y(x,t)=Asin2π(t/T-x/λ) ③ 屈折の法則 sinθ1/sinθ2 = v1/v2 = λ1/λ2 = n2/n1 【3】 音 ① うなり f=|f1-f2|② ドップラー効果 f={(V-vo)/(V-vs)}・f0 ③ 共振,共鳴 [弦,開管] (λ/2)・n=L [閉管] (λ/4)・(2n+1)=L 【3】 光 ① 全反射と臨界角 1/sinθ=n ② 干渉5式 (ヤングの実験,回折格子,薄膜干渉,くさび形空気層,ニュートンリング) ③ レンズの式 1/a+1/b=1/f 竹田式物理 ©2013 Takeda 鉄則集 17 竹鉄物波-02 物理【波】 の原理と解法 □ 「波」の原理 (1) 波の基本式 y(x,t)=Asin2π(t/T-x/λ) を導け (2) ドップラー効果の式 f={(V-vo)/(V-vs)}・f0 を導け (3) うなりの式 f=|f1-f2| を導け (4) 薄膜干渉の式 2nd・cosθ=(m+1/2)λ を導け (5) レンズの式 1/a+1/b=1/f を導け □ 「波」の解法 【1】 波 【2】 波 【3】 波 【4】 音 最後の手段は「重ね合わせの原理」により,波の合成波を計算する 未知の問題は原理の原理に戻って考える 近似のしかたが勝負 観測者の位置が重要 (静止か移動か) 竹田式物理 ©2013 Takeda 鉄則集 18 物理【電磁気】 竹鉄物電-01 回 路 オーム の法則 物理【電磁気】 の全体像(1) キルヒホッフ の法則 ジュールの法則 なぜVIが電力(=仕事率)か? なぜ∫VIdtがエネルギー(=仕事)か? 交流の 実効値 (無限平面,無限平行板) N/C=本/m2 ÷電荷 クーロン力 電 界 電界 積分↑ ↓微分 電位 いろいろな 電界の導出 電気力線と ガウスの法則 いろいろな 電位の導出 ×電荷 磁 界 右ねじの法則 磁界中の電流に はたらく力 (電磁力) モーター 磁界中を移動する導線に 発生する起電力(電磁誘導) 発電機 F=BLI (左手の法則) V=BLv (右手の法則) 【磁界】 磁界の発生,力の発生,起電力の発生 竹田式物理 ©2013 Takeda コンデンサ Vがπ/2遅れる 位置 エネルギー 鉄則集 いろいろな磁界 の導出 (一部は覚える) F=Bqv (ローレンツ力) V=-N・dΦ/dt (ファラデーの法則) (レンツの法則) Q=CV I=dQ/dt =C dV/dt V=1/C∫Idt L,Mの導出 コイル Iがπ/2遅れる 電 力 & エ ネ 直 ル 並 ギ 交 流 回 路 列 の の 接 導 解 続 出 法 Φ=LI V=dΦ/dt =L dI/dt I=1/L ∫Vdt ー 相 互 作 用 電流がつくる磁界 磁気と力 アンペールの法則 (ビオ・サバール の法則) V=RI Cの導出 (点電荷,一定電界) (直線,円形,ソレノイド) 磁気の正体とは? 抵抗 V,Iは同位相 20 竹鉄物電-02 物理【電磁気】 の全体像(2) 【他の重要原理】 ①εとμ 静電誘導と誘電分極 誘電体(誘電分極,誘電率ε)と磁性体(磁化,透磁率μ) B=μH, H(電界,電気力線)とB(磁束密度,磁束線) ②共振回路と電気振動 ωL-1/ωC =0 【注目事項】 ・内部抵抗 ・電流0計測法 ・いろいろな素子を含む回路 ・電磁力,電磁誘導 ・ローレンツ力 ・交流 竹田式物理 ©2013 Takeda 電池,電流計,電圧計 ホイートストンブリッジ,メートルブリッジ,ポテンショメーター コンデンサ,白熱電球,ダイオード 平行電流,渦電流 ホール効果,サイクロトロン,シンクロトロン 変圧器,高電圧伝送 鉄則集 21 竹鉄物電-03 竹田式物理 ©2013 Takeda 物理【電磁気】 の原理 鉄則集 22 終了
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