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PRESS RELEASE
平成 26 年 11 月 4 日
スパイバー株式会社
ImPACT 始動と 25.5 億円の調達でグローバル展開に向け事業加速
スパイバー株式会社(本社:山形県鶴岡市、代表:関山和秀)は、内閣府創設の「革新的研究開発推
進プログラム(ImPACT)」における鈴木隆領氏(元小島プレス工業株式会社取締役)をプログラム・
マネージャー(PM)とする研究開発プログラム「超高機能構造タンパク質による素材産業革命」が
10 月 2 日付で内閣府により正式に承認され、同社がコア研究組織として指名選定されたことを受け、
参画機関とともに研究開発プログラムを始動致しました。また、研究開発およびグローバル展開に向
けた体制構築推進のため、10 月 31 日付にて第三者割当増資を実施し、25.5 億円を調達致しました。
革 新 的 研 究 開 発 推 進 プ ロ グ ラ ム ( Im PACT) 始 動
「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」とは、実現すれば産業や社会のあり方に大きな変革
をもたらす革新的な科学技術イノベーションの創出を目指し、ハイリスク・ハイインパクトな挑戦的
研究開発を推進することを目的として内閣府が創設したアベノミクス第三の矢「成長戦略」の要とな
る研究開発プログラムです。米国国防高等研究計画局(DARPA)を参考に創設され、研究者優先の制
度的優位点と、研究開発の企画・遂行・管理等に関して大胆な権限を付与するプログラム・マネージ
ャー(PM)方式の利点を融合した新たな仕組みであり、予算総額は 550 億円。2014 年 6 月 24 日に
12 名のプログラム・マネージャー(PM)が決定されました。各 PM が構想する 12 の研究開発プロ
グラムのうち、2014 年 10 月 2 日付で 8 テーマが先行して内閣府の承認を受け、約 5 年間のプログラ
ムが始動しました。
スパイバーがコア研究組織として参画することが決定した研究開発プログラム「超高機能構造タンパ
ク質による素材産業革命」は、鈴木隆領氏(元小島プレス工業株式会社取締役)が PM を務め、学術
界からは理化学研究所や慶應義塾大学が参画することが決定しています。本プログラムでは、異次元
の性能を有するクモの糸(重さ当たりの強靱性が鋼鉄の 340 倍)をはじめとする構造タンパク質の驚
異的な機能発現の基本原理を科学的に解明し、工業化を実現するための基盤技術群を確立、天然を上
回る超高機能構造タンパク質を素材として自由自在に産業利用できるようにすることを目標として
います。スパイバーは、世界最大規模の構造タンパク質原料生産設備を保有し、構造タンパク質の分
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子設計から原料生産・繊維化、試作評価までひとつの拠点で一貫して行える現時点で世界唯一の組織
であることが内閣府から評価され、コア研究機関として指名選定を受けました。スパイバーは、
ImPACT の枠組みを最大限活用し、天然を上回る超高機能構造タンパク質の創出という極めてチャレ
ンジングな目標の実現に向け、これまでに蓄積したあらゆる知見を集結してブレイクスルーに挑みま
す。
採択されたプログラムの詳細については、以下のウェブサイトをご参照ください。
独立行政法人 科学技術振興機構:http://www.jst.go.jp/impact/program06.html
第 三 者 割 当 増 資 に よ り 25.5 億 円 を 調 達
加えて、スパイバーは、研究開発およびグローバル展開に向けた体制構築推進のため、10 月 31 日付
けで TICC 卓越企業投資事業有限責任組合(無限責任組合員:東北イノベーションキャピタル株式会
社、本社:宮城県仙台市、代表:熊谷巧)、荘内銀行(本社:山形県鶴岡市、代表:國井英夫)、や
まがた地域成長ファンド投資事業有限責任組合(無限責任組合員:野村リサーチ・アンド・アドバイ
ザリー株式会社、本社:東京都千代田区、代表:尾島司)、きらやかキャピタル株式会社(本社:山
形県山形市、代表:髙橋幹男)、新生銀行(本社:東京都中央区、代表:当麻茂樹)などを引受先と
して、総額 25.5 億円の第三者割当増資を実施致しました。増資後の資本金は 2,055,330,000 円(資本
準備金 2,045,330,000 円)となります。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------代表からのコメント:
10 月 2 日付で先行して承認された ImPACT の研究開発プログラム 8 テーマのうち 7 テーマは、日本
を代表する大企業が名を連ねています。私たちがコア研究組織として参画することが決定した研究開
発プログラム「超高機能構造タンパク質による素材産業革命」は、地方発のイノベーションシーズで
あり、コア研究組織としてベンチャー企業が指名選定された現状唯一のプログラムであるという点で、
極めて意義深いと考えています。地方創生の成功モデルとして結果を出し、地球規模の課題解決の一
翼を担えるよう、最大限努力させていただきたいと思います。
代表執行役
関山和秀
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