宮崎大学工学部

 宮崎大学工学部 学科の目 指すところは
電子物理工学科は、半導体材料開発などに関わる電子物性工学分野と、放射線計測などに関わる物理計測工
学分野の二つからなっています。特に自然エネルギーを活用した安定的な電力供給が世界的課題となっていま
すが、本学科は太陽電池技術開発に関わる社会の先導的リーダーであるばかりでなく、これに関わる先端計測
技術についても幅広い視野を持っています。この様な分野で世界的に活躍できる実質的な研究および教育を行
います。 また、所定の単位を取得すれば、教員の免許(工業、理科)を取得することができます。 ZB-GaAs
WZ-GaAs
数 原子 幅の 量子 ナ ノワ イヤ ーの 作 製 太さ約 80nm のナノワイヤーに、厚さ 10nm
以下の二つの結晶構造の異なる半導体を原
子レベルで制御して繋いで成長させ、高効
率太陽電池に応用する。
世界で誰もやってい
ない、新しいことを
研究してるんだね。 集 光型 高効 率太 陽 電池 試作 機の 実 験 集光レンズを用いて、微少で高効率な太
陽電池に光を集め、高い変換効率を実現
している。
X 線天 文衛 星で 見 たは くち ょう 座
X線を捉える半導体素子を開発してい
る。それを用いて図のようにはくちょう
座を見ると、目には見えない星の爆発し
た後(白い部分)が観測できる。
電 子物 性工 学
先端電子材料である半導体ナノワイヤー、非平衡系素材の光物性、
規則性を破った格子欠陥の物性、真空紫外光を利用した新しい半
導体プロセスに関する研究・開発を行っています。
新 しい 太 陽光 発電 技 術
高効率化合物半導体量子構造太陽電池の作製、太陽光追尾集光型太
陽光発電システムの開発、また新しい透明電極の開発や電子デバイ
スへの応用研究も行っています。
物 理計 測工 学
高エネルギーの光や粒子の計測を通して行う広大な宇宙の観測や
X線を検出する装置の開発、原子や分子の複雑な散乱の理論的研究
を行っています。
詳し いこと は次の ホーム ページ で。 http://www.miyazaki-u.ac.jp/elnphy01/index.html
カリ キュラ ム概要 1年次 2 年次 3 年次 4 年次 研究室所属
工学基礎科 目+専門基礎科目
(実験、演習)
基礎教育科 目
大学入門セミナ一、
保健体育、英語、初
修外国語(韓国語、
中国語、ドイツ語)、
人文・社会系科目な
ど
力学、電磁気学、応用数学、数学解析、工学英語、
セミナー、技術者倫理、実験、インターンシッブなど
電子材料系 科目
物理計測系科目
半導体デバイス工学、材
料物性工学、光エレクト
ロニクス、自然エネルギ
一応用工学、電気回路、
電子回路など
データ処理工学、量子力
学、環境計測工学、放射
線計測工学、熱力学、統
計力学、数値解析、流体
力学など
各研究室へ所属してそれぞれ
の研究に取り組みます。
充実 の最新 機器 走査型電子顕微鏡(SEM)
材料のナノスケールを観察することが
できます。本学科では、太陽電池や光
デバイスの構造を調べています。 分子線エピタキシー装置 超高真空下で、半導体材料等を作製で
きます。本学科では、超高効率太陽電
池の作製を目指しています。 レーザー分光装置 レーザーを用いて材料の性質を調べま
す。本学科では、太陽電池や光デバイ
スの高効率化を目指しています。 電子物理工学科はどのような学生を求めているのでしょう。 ◎自然科学や科学技術に強い関心があり、それらを生かして将来社会の役に立ちたいと思っている人。 ◎日本語や英語によるコミュニケーション能力を持ち、自ら問題解決へ向けて積極的に行動できる人。 ◎数学、物理学などの基礎的学力を有し、持続して勉学に取り組むことのできる人。 <主な就職 先> 東芝、SONY セミコンダクタ、ラピスセミコンダクタ、三菱電機、本田技研、スズキ、富士通
ゼネラル、本田ロック、アイシン精機、日本電産、九南、メイテック、公務員(国土交通省、
高原町)
、高校教員 など