資料2 - 3(公開版) 平成26年8月6日 地熱部会資料 山葵沢地熱発電所(仮称)設置計画 環 境 影 響 評 価 準 備 書 補 足 説 明 資 料 平成26年 8月 湯 沢 地 熱 株 式 会 社 地熱部会 補足説明資料 目 次 1.冷却塔からの硫化水素排出濃度の根拠について【追加】 ··············· 1 2.硫化水素着地濃度の予測結果について【追加】························ 4 3.硫化水素調査結果の記載内容見直しについて·························· 5 4.対象事業実施区域近傍におけるオゾンのバックグラウンド濃度について · 7 5.マイクロホン・ピックアップの設置点と路肩との距離について ········· 9 6.道路交通振動の要請限度について ··································· 12 7.重要な植物種等の記載内容の見直しについて(一部非公開) ·········· 16 8.配管ルート変更により回避した重要な動植物変更図の記載について (一部非公開)【追加】 ······ 41 9.景観の主要な眺望点、及び主要な眺望景観の記載内容見直しについて ·· 44 10.冷却塔配置計画の記載内容見直しについて··························· 64 11.文献その他の資料調査の記載内容の見直しについて ·················· 65 目次-1 1.冷却塔からの硫化水素排出濃度の根拠について 冷却塔から排出される硫化水素濃度の算出にあたっては、以下に示す将来生産井に使用する調 査井の中で、非凝縮ガス中の硫化水素ガス濃度が最も高い坑井(GW-2)を代表坑井として採用 し、冷却塔からの硫化水素排出濃度を決定しました。 この旨を表 1、2 のとおり評価書に記載いたします。 生産井に転用予定の調査井の噴出試験結果 水ガス比 非凝縮ガス中の硫化水素濃度 (vol% Gas) (vol%) GW-2 0.13 7.8 WZ-7 0.12 6.5 WZ-9 0.13 6.4 坑井名 - 1 - 表1 準備書記載内容の修正 準備書(p2.2-47(p51) 修正案 3. 硫化水素に関する事項 3. 硫化水素に関する事項 硫化水素の冷却塔からの排出諸元は、第 2.2-10 表のとおりである。 第 2.2-10 表 項 目 冷却塔ファンの運転状態 硫化水素の冷却塔からの排出諸元は、第 2.2-10 表のとおりである。 冷却塔からの排出諸元 第 2.2-10 表 単 位 冷却塔出口 項 ― 10 台運転 103 m3N/h 9,235 排出湿空気量 排出湿空気温度 ℃ 約 37 排出湿空気速度 m/s 約 10 排気口の高さ m 約 13 排気口の直径 m 冷却塔の形状 m ppm 4.55 排出湿空気量 硫化水素 排出濃度 排出量 目 単 位 冷却塔出口 ― 10 台運転 103 m3N/h 9,235 排出湿空気温度 ℃ 約 37 排出湿空気速度 m/s 約 10 排気口の高さ m 約 13 約6 排気口の直径 m 約6 長さ 約 116 × 幅 約 12 冷却塔の形状 m 長さ 約 116 × 幅 約 12 ppm 4.55 3 m N/h 冷却塔ファンの運転状態 冷却塔からの排出諸元 硫化水素 42 排出濃度 排出量 注: 硫化水素排出量は、最大定格運転時の値を示す。 3 m N/h 42 注: 1.硫化水素排出量は、最大定格運転時の値を示す。 2.硫化水素排出量は、生産井に転用予定の調査井の中で、排ガス中の硫化水素ガス濃度が 最も高い坑井(GW-2)の値を採用し算出した。 - 2 - 表2 準備書記載内容の修正 3. 硫化水素に関する事項 3. 硫化水素に関する事項 硫化水素の冷却塔からの排出諸元は、第 8.1.1.1-36 表のとおりである。 第 8.1.1.1-36 表 項目 硫化水素の冷却塔からの排出諸元は、第 8.1.1.1-36 表のとおりである。 風洞実験に用いた排出諸元 第 8.1.1.1-36 表 単位 排出諸元 項目 - 10 台運転 冷却塔ファンの運転状態 103m3N/h 9,235 排出湿空気量 排出湿空気温度 ℃ 36.8 排出湿空気速度 m/s 10.32 排気口の高さ m 13 排気口の直径 m 冷却塔の形状 冷却塔ファンの運転状態 排出湿空気量 排出濃度 硫化水素 排出量 風洞実験に用いた排出諸元 単位 排出諸元 - 10 台運転 103m3N/h 9,235 排出湿空気温度 ℃ 36.8 排出湿空気速度 m/s 10.32 排気口の高さ m 13 6.3 排気口の直径 m 6.3 m 長さ 116×幅 12 冷却塔の形状 m 長さ 116×幅 12 ppm 4.55 排出濃度 ppm 4.55 排出量 m3N/h 42 m3N/h 硫化水素 42 注:1. 排出諸元は、夏季運転時の値を示す。 2. 硫化水素排出量は、最大定格運転時の値を示す。 注:1. 排出諸元は、夏季運転時の値を示す。 2. 硫化水素排出量は、最大定格運転時の値を示す。 3. 硫化水素排出量は、生産井に転用予定の調査井の中で、排ガス中の硫化水 素ガス濃度が最も高い坑井(GW-2)の値を採用し算出した。 - 3 - 2.硫化水素着地濃度の予測結果について 準備書 p8.1.1.1-87(p367)に記載した「第 8.1.1.1-20 図(3) 硫化水素着地濃度の予測結果 (風速 10.7m/s、風向:WSW)」について、冷却塔風下の右側と左側で等濃度線の間隔が異なるの は主に冷却塔風下側の地形の影響によるものと考えられます。 風洞実験範囲の地形及び発電所計画地周辺の等高線は図 1、図 2 のとおりであり、風向 WSW に おいて冷却塔の風下は WSW の風向に対して急峻な下り勾配の地形となっていると共に冷却塔風下 の右側では標高が高い傾いた地形となっています。 冷却塔から排出された硫化水素は、地形に沿っ て拡散していきますが、冷却塔風下右側の標高が高くなっていることから冷却塔風下右側へは拡 散しにくくなっていると考えられ、冷却塔風下の右側と左側で等濃度線の間隔が異なったものと 考えられます。 なお、上記の影響は地表に近くなるほど大きくなるため、排気の上昇高さが大きくなる平均風 速 3.4m/s の場合には、排気がより地表付近から離れることになり、その傾向が弱まっていると考 えられます。 図1 風洞実験範囲における発電所計画地の周辺地形 風向ENE 発電所位置 風向WSW km ) x( y z (km) ) (m 図2 発電所計画地周辺の等高線図 風向 WSW - 4 - 標高(m) 3.硫化水素調査結果の記載内容見直しについて 硫化水素調査結果については、調査地点を対象事業実施区域内の 3 地点と周辺の住居地域等 5 地点の 8 地点として結果を整理していましたが、調査地点の特性等について記載していなかった ことから表 1 のとおり評価書で修正いたします。 - 5 - 表 1 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.1.1-57(p337)) 第8.1.1.1-23表 修正案 硫化水素調査結果 第8.1.1.1-23表 硫化水素調査結果 調査期間:春季:平成25年 5月28日9時 ~ 29日9時 調査期間:春季:平成25年 5月28日9時 ~ 29日9時 夏季:平成24年 7月26日9時 ~ 27日9時 夏季:平成24年 7月26日9時 ~ 27日9時 秋季:平成24年 10月16日9時 ~ 17日9時 秋季:平成24年 10月16日9時 ~ 17日9時 冬季:平成24年 12月 1日9時 ~ 冬季:平成24年 12月 1日9時 ~ 2日9時 (単位:ppm) ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 調査地点 項目 春季 夏季 秋季 冬季 全期間 2日9時 (単位:ppm) ① ② 矢地ノ沢 小杉山 地内 地内 ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 調査地点 矢地ノ沢 小杉山 地内 地内 AB還元 基地 計画地 秋ノ宮小 秋ノ宮小 安温泉線 発電所 安温泉線 川原毛 (県道 計画地 (県道 地獄 310 号)① 泥湯 項目 AB還元 310 号)② 平均値 ND ND ND <0.005 ND ND 0.338 0.043 最大値 ND ND ND 0.013 ND ND 0.516 0.078 最小値 ND ND ND ND ND ND 0.045 平均値 ND ND <0.004 ND ND ND 最大値 ND ND 0.004 ND ND 最小値 ND ND ND ND ND 平均値 <0.005 <0.004 <0.004 ND 最大値 0.012 0.006 0.006 最小値 ND ND 平均値 ND ND 最大値 ND 最小値 基地 計画地 秋ノ宮小 秋ノ宮小 安温泉線 発電所 安温泉線 川原毛 (県道 計画地 (県道 地獄 310 号)① 泥湯 310 号)② 平均値 ND ND ND <0.005 ND ND 0.338 0.043 最大値 ND ND ND 0.013 ND ND 0.516 0.078 0.016 最小値 ND ND ND ND ND ND 0.045 0.016 0.336 1.028 平均値 ND ND <0.004 ND ND ND 0.336 1.028 ND 1.254 1.310 最大値 ND ND 0.004 ND ND ND 1.254 1.310 ND 0.061 0.409 最小値 ND ND ND ND ND ND 0.061 0.409 <0.005 <0.004 0.220 1.675 平均値 <0.005 <0.004 <0.004 ND <0.005 <0.004 0.220 1.675 ND 0.014 0.013 0.480 5.268 最大値 0.012 0.006 0.006 ND 0.014 0.013 0.480 5.268 ND ND ND ND 0.007 0.153 最小値 ND ND ND ND ND ND 0.007 0.153 ND ND ND ND 0.594 0.835 平均値 ND ND ND ND ND ND 0.594 0.835 ND ND ND ND ND 1.155 1.176 最大値 ND ND ND ND ND ND 1.155 1.176 ND ND ND ND ND ND 0.283 0.562 最小値 ND ND ND ND ND ND 0.283 0.562 平均値 <0.004 <0.004 <0.004 <0.004 <0.004 <0.004 0.372 0.895 平均値 <0.004 <0.004 <0.004 <0.004 <0.004 <0.004 0.372 0.895 最大値 0.012 0.006 0.006 0.013 0.014 0.013 1.254 5.268 最大値 0.012 0.006 0.006 0.013 0.014 0.013 1.254 5.268 最小値 ND ND ND ND ND ND 0.007 0.016 最小値 ND ND ND ND ND ND 0.007 0.016 春季 夏季 秋季 冬季 全期間 注:1. 調査地点は、第 8.1.1.1-10 図中の番号に対応する。 注:1. 調査地点は、第 8.1.1.1-10 図中の番号に対応する。 2. 表中の「ND」は、定量下限値(0.004ppm)未満を示す。 2. 表中の「ND」は、定量下限値(0.004ppm)未満を示す。 3. 「ND」を含む平均値は、ND を定量下限値(0.004ppm)として算出し、記載数値未満であることを「<」を付けて示す。なお、調 3. 「ND」を含む平均値は、ND を定量下限値(0.004ppm)として算出し、記載数値未満であることを「<」を付けて示す。なお、調査 査期間を通して ND の場合は平均値も ND とした。 期間を通して ND の場合は平均値も ND とした。 4. 調査地点の「⑦川原毛地獄」及び「⑧泥湯」は、景観資源と人と自然の触れ合いの活動の場となっている。周囲は水蒸気や硫化 水素が噴出し、硫化水素の臭いが立ち込めている。 - 6 - 4.対象事業実施区域近傍におけるオゾンのバックグラウンド濃度について 工事用資材等の搬出入による窒素酸化物の予測において、 「窒素酸化物総量規制マニュア ル〔新版〕 」 (公害研究対策センター、平成 12 年) (以下「NOx マニュアル」 )に基づき、指 数近似モデルⅠを用いて拡散計算式によって得られた窒素酸化物の濃度を二酸化窒素の濃 度に換算しています。その際、オゾンのバックグラウンド濃度が必要となりますが、準備 書ではこれまでの発電所の環境影響評価と同様、NOx マニュアルに記載されているオゾンの バックグラウンド濃度を用いました。 しかし、対象事業実施区域は山間地にあり、NOx マニュアルで想定されている窒素酸化物 総量規制の導入対象地域と環境が異なることから、対象事業実施区域近傍においてオゾン の測定がされているかどうか確認を行いました。その結果、対象事業実施区域近傍におけ るオゾン濃度の測定状況について公開資料では確認できませんでした。 一方、 「越境大気汚染・酸性雨長期モニタリング報告書(平成 20~24 年度) 」(環境省、 平成 26 年)によれば、 ① 平成 24 年度の日本におけるオゾンの年間平均濃度は 0.023~0.049ppm(表 1) 。 ② 高山地点では他の地点と比較してオゾン濃度が高い値で推移している。 ③ 非遠隔地域よりも遠隔地域でオゾン濃度が高い傾向にあり、これはオゾンと反応す る窒素酸化物の濃度が遠隔地域で低く、窒素酸化物との反応によるオゾンの消失が 少ないためである。 とされており、対象事業実施区域では NOx マニュアルに記載されたオゾンのバックグラウ ンド濃度よりも高くなる可能性があります。 表 1 平成 24 年度におけるオゾンの年間平均濃度 (単位:ppm) 地点名 区分 オゾン濃度 利尻 遠隔 0.036 札幌 都市 落石岬 地点名 区分 オゾン濃度 新潟巻 田園 0.040 0.027 八方尾根 遠隔 遠隔 0.039 越前岬 竜飛岬 遠隔 0.042 箟岳 田園 0.034 筑波 田園 - 赤城 田園 小笠原 佐渡関岬 地点名 区分 オゾン濃度 蟠竜湖 都市 0.034 0.049 檮原 遠隔 0.035 遠隔 0.044 筑後小郡 田園 0.026 伊自良湖 田園 0.026 大分久住 田園 0.040 犬山 田園 - 対馬 遠隔 0.044 京都八幡 都市 0.028 五島 遠隔 0.044 0.042 尼崎 都市 0.023 えびの 遠隔 0.028 遠隔 0.031 倉橋島 田園 - 屋久島 遠隔 0.042 遠隔 0.047 隠岐 遠隔 0.047 辺戸岬 遠隔 0.035 注 1. 「-」は測定を実施していないことを示す。 〔「越境大気汚染・酸性雨長期モニタリング報告書(平成 20~24 年度) 」(環境省、平成 26 年)より作成〕 -7- NOx マニュアルによれば、窒素酸化物から二酸化窒素への換算式は次のとおりであり、オ ゾンのバックグラウンド濃度が高くなれば二酸化窒素濃度の予測結果は高くなります。し かし、準備書に記載した工事関係車両による二酸化窒素の寄与濃度は十分小さく、オゾン のバックグラウンド濃度を NOx マニュアルに記載されている値よりも大きくしても予測及 び評価の結果はほとんど変わらないものと考えております。 【指数近似モデルⅠ】 [ NO 2 ]=[ NOx ] D・1- ・exp K・t 1+ [記号] [NO 2 ] :二酸化窒素の濃度(ppm) [ NOx ] D :拡散計算によって得られた窒素酸化物の濃度(ppm) t K :排出源近傍での一酸化窒素と窒素酸化物との比(=0.9) :平衡状態を近似する定数(昼夜とも0.3) :拡散時間(s) :実験定数(s-1) K ・u・[O 3 ] B :定数(自動車の場合0.208) u :風速(m/s) [O 3 ] B :オゾンのバックグラウンド濃度(ppm) -8- 5.マイクロホン・ピックアップの設置点と路肩との距離について 騒音・振動測定用のマイクロホン・ピックアップは、駐車帯の端部に設置して測定を行いま した。そのためマイクロホン・ピックアップの設置位置図が適切でないことから表 1 のとおり 修正いたします。 設置点は道路管理者の管理区域内ですが、道路交通騒音・振動の最大影響を予測するため、 通常行う道路端(官民境界)に比べて車道に近い駐車帯の端部に測定器を設置して測定を行い ました。 - 9 - 表1 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.1.2-6(p376)) 修正案 - 10 - 【測定時の状況写真】 - 11 - 6.道路交通振動の要請限度について 道路交通振動の調査結果、予測及び評価の結果について、準備書では調査・予測地点が 道路交通振動の要請限度の区域に指定されていないため、地域の状況から第 2 種区域の要 請限度を準用し評価を行いました。しかし、表 1 に示すとおり第 2 種区域の地域は近隣商 業地域、商業地域、準工業地域及び工業地域であり、調査・予測地点の状況として適当で ないことから、表 2~4 のとおり準用する要請限度の区域を第 1 種区域に修正し評価書へ反 映いたします。 表 1 道路交通振動の要請限度 (振動規制法施行規則第12条及び平成24年湯沢市告示第17号) 区域の区分 種 別 許容限度(デシベル) 地 第 1 種区域 平成 24 年湯沢市告示第 17 号に定める第 1 種区域 第 1 種低層住居専用地域、 第 2 種低層住居専用地域、 第 1 種中高層住居専用地域、 第 2 種中高層住居専用地域、 第 1 種住居地域、 第 2 種住居地域、 準住居地域 第 2 種区域 平成 24 年湯沢市告示第 17 号に定める第 2 種区域 近隣商業地域、 商業地域、 準工業地域及び工業地域 - 12 - 昼 間 夜 間 6 時~21 時 21 時~翌日 6 時 65 60 70 65 域 表 2 準備書記載内容の修正案(1) 準備書(p8.1.1.3-2(p386)) 修正案 (ホ) 調査結果 主要な交通ルート沿いにおける道路交通振動の調査結果は、第8.1.1.3-1表のとおり である。 振動レベルの80%レンジの上端値(L10)は、春季で昼間が33デシベル、夜間が26デ シベル、夏季で昼間が31デシベル、夜間が25デシベル、秋季で昼間が31デシベル、夜間 が26デシベルであり、調査地点は道路交通振動の要請限度の区域に指定されていない が、地域の状況から第2種区域における要請限度を準用した場合、道路交通振動の要請 限度を下回っている。 (ホ) 調査結果 主要な交通ルート沿いにおける道路交通振動の調査結果は、第8.1.1.3-1表のとおり である。 振動レベルの80%レンジの上端値(L10)は、春季で昼間が33デシベル、夜間が26デ シベル、夏季で昼間が31デシベル、夜間が25デシベル、秋季で昼間が31デシベル、夜間 が26デシベルであり、調査地点は道路交通振動の要請限度の区域に指定されていない が、地域の状況から第1種区域における要請限度を準用した場合、道路交通振動の要請 限度を下回っている。 第8.1.1.3-1表 調査 地点 路線名 項目 天気 風向 Ⓐ 一般国道 単位 - 16方位 風速 m/s 気温 ℃ 108号 湿度 測定値 要請限度 % デシベル 道路交通振動の調査結果(L10) 第8.1.1.3-1表 調査期間 時間区分 調査 春季 夏季 秋季 昼間 晴 晴、曇 晴 夜間 晴 晴 晴 昼間 西北西~北東、 南西~南 北北西~北 東南東 北~東南東 昼間 静穏~2.5 静穏~1.6 静穏~2.4 夜間 静穏~0.7 静穏~0.5 静穏~1.3 昼間 8.0~24.4 20.5~26.4 8.0~18.9 夜間 6.4~10.7 19.9~20.5 6.5~10.3 昼間 28~88 71~100 49~91 夜間 75~87 97~99 88~94 昼間 33 31 31 夜間 26 25 26 夜間 (65) 項目 天気 北西 東~南東 (70) 路線名 単位 - 東北東~南南東、 夜間 昼間 地点 風向 Ⓐ 一般国道 風速 m/s 気温 ℃ 108号 湿度 測定値 要請限度 注:1. 調査地点は、第8.1.1.2-1図中の記号に対応する。 16方位 % デシベル 道路交通振動の調査結果(L10) 調査期間 時間区分 春季 夏季 秋季 昼間 晴 晴、曇 晴 夜間 晴 晴 昼間 西北西~北東、 南西~南 北北西~北 晴 東北東~南南東、 北西 夜間 東~南東 東南東 北~東南東 昼間 静穏~2.5 静穏~1.6 静穏~2.4 夜間 静穏~0.7 静穏~0.5 静穏~1.3 昼間 8.0~24.4 20.5~26.4 8.0~18.9 夜間 6.4~10.7 19.9~20.5 6.5~10.3 昼間 28~88 71~100 49~91 夜間 75~87 97~99 88~94 昼間 33 31 31 夜間 26 25 26 昼間 (65) 夜間 (60) 注:1. 調査地点は、第8.1.1.2-1図中の記号に対応する。 2. 昼夜の時間区分は、「振動規制法施行規則に基づく道路交通振動の区域及び時間の区分」(平成24年湯沢市告示第17号)に 基づき、昼間が6時~21時、夜間が21時~翌日6時とした。 2. 昼夜の時間区分は、「振動規制法施行規則に基づく道路交通振動の区域及び時間の区分」(平成24年湯沢市告示第17号)に 基づき、昼間が6時~21時、夜間が21時~翌日6時とした。 3. 調査地点は道路交通振動の要請限度の区域に指定されていないが、地域の状況から第2種区域における要請限度を準用し、 ( )内に示した。 3. 調査地点は道路交通振動の要請限度の区域に指定されていないが、地域の状況から第1種区域における要請限度を準用し、 ( )内に示した。 4. 測定値は、各時間帯の振動レベル(L10)の時間帯平均値を示す。 4. 測定値は、各時間帯の振動レベル(L10)の時間帯平均値を示す。 - 13 - 表 3 準備書記載内容の修正案(2) 準備書(p8.1.1.3-10(p394)) 第8.1.1.3-5表 修正案 工事用資材等の搬出入に伴う道路交通振動の予測結果 (工事開始後18ヶ月) 第8.1.1.3-5表 工事用資材等の搬出入に伴う道路交通振動の予測結果 (工事開始後18ヶ月目) (単位:デシベル) (単位:デシベル) 振動レベル予測結果(L10) 予 測 地 点 現況 路線名 地 点 時間帯 区分 実測値 (L10) 現況計算値 現 状 (一般車両) 将来計算値 将来計算値 (一般車両+ (一般車両+ 工事関係車両) 工事関係車両) ① 振動レベル予測結果(L10) 増加分 ② ②-① 現況 路線名 地 点 時間帯 区分 実測値 (L10) 現況計算値 (一般車両) 将来計算値 40 42 33 2 (70) 一般国道 夜間 26 35 35 26 0 (65) 108号 昼間 31 40 43 34 3 (70) (一般車両+ 工事関係車両) 工事関係車両) 夜間 26 35 35 26 0 (65) 要 請 限 度 ② ②-① 31 40 42 33 2 (65) 一般国道 夜間 26 35 35 26 0 (60) 108号 昼間 31 40 43 34 3 (65) 夜間 26 35 35 26 0 (60) b 注:1. 予測地点は、第8.1.1.2-1図中の記号に対応する。 増加分 昼間 a Ⓐ 補正後 将来計算値 (一般車両+ ① 31 b 予 測 地 点 要 請 限 度 昼間 a Ⓐ 補正後 注:1. 予測地点は、第8.1.1.2-1図中の記号に対応する。 2. 地点の記号は第8.1.1.2-2図中の記号に対応し、地点aは近傍住居の前面を通過する車両台数を示し、地点bは交差点を通過 する全方向の車両台数の合計を示す。 2. 地点の記号は第8.1.1.2-2図中の記号に対応し、地点aは近傍住居の前面を通過する車両台数による予測結果を示し、地点b は交差点を通過する全方向の車両台数の合計による予測結果を示す。 3. 昼夜の時間区分は、「振動規制法施行規則に基づく道路交通振動の区域及び時間の区分」(平成24年湯沢市告示第17号)に 基づき、昼間が6時~21時、夜間が21時~翌日6時とした。 3. 昼夜の時間区分は、「振動規制法施行規則に基づく道路交通振動の区域及び時間の区分」(平成24年湯沢市告示第17号)に 基づき、昼間が6時~21時、夜間が21時~翌日6時とした。 4. 予測地点は道路交通振動の要請限度の区域に指定されていないが、地域の状況から第2種区域における要請限度を準用し、 ( )内に示した。 4. 予測地点は道路交通振動の要請限度の区域に指定されていないが、地域の状況から第1種区域における要請限度を準用し、 ( )内に示した。 5. 現況実測値は、予測対象時期の工事開始後18ヶ月目が秋季に当たることから、秋季における現地調査結果の値とした。 - 14 - 5. 現況実測値は、予測対象時期の工事開始後18ヶ月目が秋季に当たることから、秋季における現地調査結果の値とした。 表 4 準備書記載内容の修正案(3) 準備書(p8.1.1.3-11(p395)) 修正案 b. 環境保全の基準等との整合性 b. 環境保全の基準等との整合性 工事用資材等の搬出入による道路交通振動レベル(L10)の予測結果は、近傍住居前 工事用資材等の搬出入による道路交通振動レベル(L10)の予測結果は、近傍住居前 面を対象とした地点aでは昼間が33デシベル、夜間が26デシベル、交差点全体を対象と 面を対象とした地点aでは昼間が33デシベル、夜間が26デシベル、交差点全体を対象と した地点bでは昼間が34デシベル、夜間が26デシベルであり、予測地点は道路交通振動 した地点bでは昼間が34デシベル、夜間が26デシベルであり、予測地点は道路交通振動 の要請限度の区域に指定されていないが、地域の状況から第2種区域における要請限度 の要請限度の区域に指定されていないが、地域の状況から第1種区域における要請限度 を準用した場合、道路交通振動の要請限度を下回っている。 を準用した場合、道路交通振動の要請限度を下回っている。 以上のことから、環境保全の基準等の確保に支障を及ぼすものではないと評価する。 - 15 - 以上のことから、環境保全の基準等の確保に支障を及ぼすものではないと評価する。 【一部非公開】 7.重要な植物種等の記載内容見直しについて 重要な植物種の選定根拠、分類、科名、種名については、「秋田県の絶滅のおそれのある野生 生物 2002-秋田県版レッドデータブック-植物編」(秋田県、平成 14 年)を参考に整理していま したが、同文献が平成 26 年 2 月に「秋田県の絶滅のおそれのある野生生物 秋田県版レッドデー タブック 2014(維管束植物)」として改訂されたことから、最新の文献情報をもとに記載内容を 下記のとおり修正し、評価書に反映します。 上記に伴う修正箇所については、次のとおり取り扱います。 (1)準備書第 3 章の「3.1.5 動植物の生息又は生育、植生及び生態系の状況」のうち重要な植物 (p3.1-66(p122)~)について再整理し、その結果を表 1 のとおり評価書で修正いたします。 (2)準備書第 6 章の「6.2.1 調査、予測及び評価の手法」のうち植物・重要な種(p6.2-42(p260)) の文献その他の資料調査の記載を、表 2 のとおり評価書で修正いたします。 (3)準備書第 8 章の「8.1.5 植物」のうち重要な種(p8.1.5-1(p597)~)の文献その他の資料調査 及び現地調査の結果について再整理し、その結果を表 3 のとおり評価書で修正いたします。 (4)準備書「8.2 環境の保全のための措置」のうち重要な植物の保全(p8.2.2-3(p763))及び環境 監視計画(p8.2.4-1(p781))の記載を表 4 のとおり、「8.4 環境影響の総合的な評価」のうち 重要な種及び重要な群落(p8.4-52(p840)~)の記載を表 5 のとおり評価書で修正いたします。 - 16 - 表 1(1) 準備書記載内容の修正案 準備書(p3.1-66(p122)) 修正案 (3) 重要な種及び重要な群落の概要 参照した文献に記録されていた種について、第 3.1-49 表に示す選定根拠に基づき学 術上または希少性の観点から、重要な種を選定した。選定結果は第 3.1-50 表に示すと おりである。カラクサイノデ、ヒロハイヌワラビ、ネバリタデ、オオバショウマ、ケキ ツネノボタン、ヤシャビシャク、エゾノコリンゴ、ミヤマアカバナ、ベニバナイチヤク ソウ、ウラジロハナヒリノキ、ナガバツガザクラ、カニコウモリ、マルバダケブキ、サ ワギク、アギナシ、ヤマタヌキラン、イイヌマムカゴ等 42 種が挙げられる。 対象事業実施区域が位置する湯沢市における、天然記念物及び重要な群落の生育地と しては、第 3.1-51 表に示すように、秋田県の天然記念物として 1 箇所、湯沢市の天然 記念物として 9 箇所、「自然環境保全基礎調査」(環境省)による「特定植物群落」と して 14 箇所(「秋田県天然記念物」との重複あり)がそれぞれ選定・指定されている。 対象事業実施区域及びその周辺の重要な群落の生育地は、第 3.1-20 図のとおりであ る。 - 17 - (3) 重要な種及び重要な群落の概要 参照した文献に記録されていた種について、第 3.1-49 表に示す選定根拠に基づき学 術上または希少性の観点から、重要な種を選定した。選定結果は第 3.1-50 表に示すと おりである。カラクサイノデ、ヒロハイヌワラビ、ネバリタデ、オオバショウマ、ケキ ツネノボタン、ヤシャビシャク、エゾノコリンゴ、ミヤマアカバナ、ベニバナイチヤク ソウ、ウラジロハナヒリノキ、ナガバツガザクラ、カニコウモリ、マルバダケブキ、サ ワギク、アギナシ、ヤマタヌキラン、イイヌマムカゴ等 36 種が挙げられる。 対象事業実施区域が位置する湯沢市における、天然記念物及び重要な群落の生育地と しては、第 3.1-51 表に示すように、秋田県の天然記念物として 1 箇所、湯沢市の天然 記念物として 9 箇所、「自然環境保全基礎調査」(環境省)による「特定植物群落」と して 14 箇所(「秋田県天然記念物」との重複あり)がそれぞれ選定・指定されている。 対象事業実施区域及びその周辺の重要な群落の生育地は、第 3.1-20 図のとおりであ る。 表 1(2) 準備書記載内容の修正案 準備書(p3.1-67(p123)) 第 3.1-49 表 重要な植物種等の選定根拠 選定根拠 ① 「文化財保護法」(昭和 25 年 法律第 214 号)等により指定 されているもの 修正案 ・国指定特別天然記念物(国特天) ・国指定天然記念物(国天) ・県指定天然記念物(県天) ・市指定天然記念物(市天) 第 3.1-49 表 参考文献等 重要な植物種等の選定根拠 選定根拠 「国指定文化財等データベース」 (文化庁HP、平成 25 年 11 月現在) ① 「文化財保護法」(昭和 25 年 法律第 214 号)等により指定 されているもの 「平成 25 年度 秋田県の生涯学習・文 化財保護」(秋田県教育委員会) ・国指定特別天然記念物(国特天) ・国指定天然記念物(国天) ・県指定天然記念物(県天) ・市指定天然記念物(市天) 「平成 25 年度 湯沢市の教育」(湯沢 市教育委員会) 参考文献等 「国指定文化財等データベース」 (文化庁HP、平成 25 年 11 月現在) 「平成 25 年度 秋田県の生涯学習・文 化財保護」(秋田県教育委員会) 「平成 25 年度 湯沢市の教育」(湯沢 市教育委員会) ② 「絶滅のおそれのある野生動 植物の種の保存に関する法 律」(平成 4 年法律第 75 号) により指定されているもの ・国内希少野生動植物種(国内) ・国際希少野生動植物種(国際) ・緊急指定種(緊急) ・生息地等保護区(生息) 「絶滅のおそれのある野生動植物の種 の保存に関する法律施行令」(平成 5 年政令第 17 号) ② 「絶滅のおそれのある野生動 植物の種の保存に関する法 律」(平成 4 年法律第 75 号) により指定されているもの ・国内希少野生動植物種(国内) ・国際希少野生動植物種(国際) ・緊急指定種(緊急) ・生息地等保護区(生息) 「絶滅のおそれのある野生動植物の種 の保存に関する法律施行令」(平成 5 年政令第 17 号) ③ 「レッドリスト」(環境省) に記載されているもの ・絶滅(EX) ・野生絶滅(EW) ・絶滅危惧ⅠA類(CR) ・絶滅危惧ⅠB類(EN) ・絶滅危惧Ⅱ類(VU) ・準絶滅危惧(NT) ・情報不足(DD) ・絶滅のおそれのある地域個体群(LP) 「第 4 次レッドリストの公表につい て」(環境省、平成 24 年) ③ 「レッドリスト」(環境省) に記載されているもの ・絶滅(EX) ・野生絶滅(EW) ・絶滅危惧ⅠA類(CR) ・絶滅危惧ⅠB類(EN) ・絶滅危惧Ⅱ類(VU) ・準絶滅危惧(NT) ・情報不足(DD) ・絶滅のおそれのある地域個体群(LP) 「第 4 次レッドリストの公表につい て」(環境省、平成 24 年) ④ 「秋田県版レッドデータブッ ク」(秋田県)に記載されて いるもの ・絶滅種(EX) ・野生絶滅種(EW) ・絶滅危惧種ⅠA類(CR) ・絶滅危惧種ⅠB類(EN) ・絶滅危惧種Ⅱ類(VU) ・準絶滅危惧種(NT) ・情報不足種(DD) ・地域個体群(LP) ・分布上希少な雑種(RH) ・留意種(N) 「秋田県の絶滅のおそれのある野生生 物 2002-秋田県版レッドデータブック -植物編」(秋田県、平成 14 年) ④ 「秋田県版レッドデータブッ ク」(秋田県)に記載されて いるもの ・絶滅(EX) ・野生絶滅(EW) ・絶滅危惧ⅠA類(CR) ・絶滅危惧ⅠB類(EN) ・絶滅危惧Ⅱ類(VU) ・準絶滅危惧(NT) ・情報不足(DD) ・地域個体群(LP) ・分布上希少な雑種(雑種) ・留意種(留意) 「秋田県の絶滅のおそれのある野生生 物 秋田県版レッドデータブック 2014(維管束植物)」(秋田県、平成 26 年) ⑤ 「自然環境保全基礎調査」 (環 境省)に重要な植物群落とし て記載されているもの ・特定植物群落(特定) 「第 2 回自然環境保全基礎調査 日本 の重要な植物群落(東北版)」(環境 庁、昭和 55 年) ⑤ 「自然環境保全基礎調査」 (環 境省)に重要な植物群落とし て記載されているもの ・特定植物群落(特定) 「第 2 回自然環境保全基礎調査 日本 の重要な植物群落(東北版)」(環境 庁、昭和 55 年) 「第 3 回自然環境保全基礎調査 日本 の重要な植物群落Ⅱ(東北版 3)」(環 境庁、昭和 63 年) 「第 3 回自然環境保全基礎調査 日本 の重要な植物群落Ⅱ(東北版 3)」(環 境庁、昭和 63 年) 「第 5 回基礎調査特定植物群落調査報 告書」(環境庁、平成 12 年) 「第 5 回基礎調査特定植物群落調査報 告書」(環境庁、平成 12 年) 「生物多様性情報システム」(環境省 生物多様性センターHP、平成 23 年 3 月) 「生物多様性情報システム」(環境省 生物多様性センターHP、平成 23 年 3 月) - 18 - 表 1(3) 準備書記載内容の修正案 準備書(p3.1-68(p124)) 第 3.1-50(1)表 修正案 重要な植物 第 3.1-50(1)表 確認記録 科 名 オシダ メシダ 種 名 A B カラクサイノデ ○ ○ ヒロハイヌワラビ ○ 重要な植物 選定根拠 C ① 天 然 記 念 ② 種 の 保 存 ③ 環 境 省 R 確認記録 ④ 秋 田 県 R 科 VU 名 オシダ VU ミヤマシダ ○ NT マツ コメツガ ○ NT タデ ネバリタデ ○ ナデシコ センジュガンピ キンポウゲ オオバショウマ メシダ 種 名 A B カラクサイノデ ○ ○ ヒロハイヌワラビ ○ 選定根拠 C ① 天 然 記 念 ② 種 の 保 存 ③ 環 境 省 R ④ 秋 田 県 R VU VU ミヤマシダ ○ NT マツ コメツガ ○ NT CR タデ ネバリタデ ○ CR ○ NT ナデシコ センジュガンピ ○ NT ○ EN キンポウゲ オオバショウマ ○ ケキツネノボタン ○ シラネアオイ シラネアオイ ○ ○ ユキノシタ ヤシャビシャク ○ ○ バラ エゾノコリンゴ アカバナ ミヤマアカバナ セリ ○ VU ケキツネノボタン VU ○ ○ NT NT シラネアオイ シラネアオイ ○ ○ N ユキノシタ ヤシャビシャク ○ ○ ○ EN バラ エゾノコリンゴ ○ DD ○ VU アカバナ ミヤマアカバナ ○ NT チドメグサ ○ DD (削除) イチヤクソウ ベニバナイチヤクソウ ○ VU イチヤクソウ ベニバナイチヤクソウ ○ ツツジ サラサドウダン ○ NT ツツジ サラサドウダン ○ シラタマノキ ○ NT シラタマノキ ○ CR ウラジロハナヒリノキ ウラジロハナヒリノキ ○ ○ NT NT NT 留意 VU ○ NT NT ○ EN オオバツツジ ○ NT オオバツツジ ○ NT コメツツジ ○ NT コメツツジ ○ NT コメバツガザクラ ○ NT コメバツガザクラ ○ NT ナガバツガザクラ ○ EN ナガバツガザクラ ○ EN NT (削除) ヒメウスノキ ○ アカネ キクムグラ ○ NT アカネ キクムグラ ○ NT ゴマノハグサ シオガマギク ○ NT ゴマノハグサ シオガマギク ○ VU チョウジギク ○ NT カニコウモリ ○ カニコウモリ ○ マルバダケブキ ○ CR マルバダケブキ ○ CR サワギク ○ VU サワギク ○ VU ウゴアザミ ○ NT (削除) キク ○ (削除) キク VU - 19 - ○ VU 表 1(4) 準備書記載内容の修正案 準備書(p3.1-69(p125)) 第 3.1-50(2)表 修正案 重要な植物 第 3.1-50(2)表 確認記録 科 名 種 名 A B C ① 天 然 記 念 ② 種 の 保 存 確認記録 ③ 環 境 省 R ④ 秋 田 県 R NT 科 オモダカ アギナシ ○ NT オモダカ イネ ヒゲノガリヤス ○ NT (削除) カヤツリグサ ヤマタヌキラン ○ VU NT ナガエスゲ ラン ○ カキラン ○ ノビネチドリ アリドオシラン ハクサンチドリ ホソバノキソチドリ ○ 42 種 A B C ② 種 の 保 存 ③ 環 境 省 R ④ 秋 田 県 R NT 留意 アギナシ ○ ガマ コガマ ○ VU カヤツリグサ ヤマタヌキラン ○ VU ラン ○ カキラン ○ NT ○ NT ○ NT ○ NT (削除) NT ノビネチドリ NT アリドオシラン ○ NT NT ハクサンチドリ ○ NT NT (削除) NT イイヌマムカゴ ○ ホソバノキソチドリ ○ ○ ○ 名 選定根拠 ① 天 然 記 念 オニノヤガラ ○ イイヌマムカゴ 種 ナガエスゲ NT ○ コケイラン 名 NT ○ アケボノシュスラン 20 科 ○ ○ オニノヤガラ 重要な植物 選定根拠 33 種 15 種 EN 2種 0種 0種 3種 42 種 19 科 - 20 - 36 種 ○ NT ○ NT 29 種 12 種 EN NT NT 2種 0種 0種 3種 36 種 表 2 準備書記載内容の修正案 準備書(p6.2-42(p260)) 第6.2-10表(1) 項 環境要素の区分 植 物 重 要 な 種 及 び 重 要 な 群 落 目 影響要因の区分 造成等の施工 による一時的 な影響 地形改変及び 施設の存在 修正案 調査、予測及び評価の手法(植 物) 調査、予測及び評価の手法 第6.2-10表(1) 項 環境要素の区分 方法書からの 変更点 1 調査すべき情報 (1)種子植物その他主な植物に関する植物相及び植生の状況 (2)重要な種及び重要な群落の分布、生育の状況及び生育環境 の状況 植 物 2 調査の基本的な手法 (1)植物相及び植生の状況 【文献その他の資料調査】 「平成 6 年度地熱開発促進調査 環境影響調査報告書 No.C-2 山葵沢地域」(NEDO、平成 8 年)等による情報の 収集並びに当該情報の整理を行った。 【現地調査】 現地調査の基本的な手法は、次によるものとした。 ①植物相:現地踏査による目視観察 ②植 生:現地踏査及びブラウン-ブランケの植 物社会学的植生調査法 (2)重要な種及び重要な群落の分布、生育の状況及び生育環境 の状況 【文献その他の資料調査】 「秋田県の絶滅のおそれのある野生生物 2002-秋田県 版レッドデータブック-」(秋田県、平成 14 年)等によ る情報の収集並びに当該情報の整理を行った。 【現地調査】 「(1)植物相及び植生の状況」の現地調査で確認さ れた種及び群落のリストに基づき、重要な種又は重要な 群落が確認された場合には、重要な種及び重要な群落の 特性に応じ、その分布、生育の状況及び生育環境の状況 等を把握した。 3 調査地域 地域の自然特性及び文献記載の状況を十分把握した上で、 当該地域に生育する植物の生育の特性を踏まえ、対象事業実 施区域及びその周辺とした。 4 調査地点 (1)植物相及び植生の状況 【文献その他の資料調査】 湯沢市とした。 【現地調査】 調査区域内における植物相の概略を把握する観点か ら、「第 6.2-8 図 植物調査位置」に示す対象事業実施 区域及びその周辺 2 ㎞の範囲とした。 (2)重要な種及び重要な群落の分布、生育の状況及び生育環境 の状況 【文献その他の資料調査】 湯沢市とした。 【現地調査】 「(1)植物相及び植生の状況」と同じ地点とした。 重 要 な 種 及 び 重 要 な 群 落 目 影響要因の区分 造成等の施工 による一時的 な影響 地形改変及び 施設の存在 調査、予測及び評価の手法 - 21 - 方法書からの 変更点 1 調査すべき情報 (1)種子植物その他主な植物に関する植物相及び植生の状況 (2)重要な種及び重要な群落の分布、生育の状況及び生育環境 の状況 2 調査の基本的な手法 (1)植物相及び植生の状況 【文献その他の資料調査】 「平成 6 年度地熱開発促進調査 環境影響調査報告書 No.C-2 山葵沢地域」(NEDO、平成 8 年)等による情報の 収集並びに当該情報の整理を行った。 【現地調査】 現地調査の基本的な手法は、次によるものとした。 ①植物相:現地踏査による目視観察 ②植 生:現地踏査及びブラウン-ブランケの植 物社会学的植生調査法 (2)重要な種及び重要な群落の分布、生育の状況及び生育環境 の状況 【文献その他の資料調査】 「秋田県の絶滅のおそれのある野生生物 秋田県版 レッドデータブック 2014(維管束植物)」(秋田県、平 成 26 年)等による情報の収集並びに当該情報の整理を 行った。 【現地調査】 「(1)植物相及び植生の状況」の現地調査で確認さ れた種及び群落のリストに基づき、重要な種又は重要な 群落が確認された場合には、重要な種及び重要な群落の 特性に応じ、その分布、生育の状況及び生育環境の状況 等を把握した。 3 より 適 切な 表 現 に修正した。 調査、予測及び評価の手法(植 物) 調査地域 地域の自然特性及び文献記載の状況を十分把握した上で、 当該地域に生育する植物の生育の特性を踏まえ、対象事業実 施区域及びその周辺とした。 4 調査地点 (1)植物相及び植生の状況 【文献その他の資料調査】 湯沢市とした。 【現地調査】 調査区域内における植物相の概略を把握する観点か ら、「第 6.2-8 図 植物調査位置」に示す対象事業実施 区域及びその周辺 2 ㎞の範囲とした。 (2)重要な種及び重要な群落の分布、生育の状況及び生育環境 の状況 【文献その他の資料調査】 湯沢市とした。 【現地調査】 「(1)植物相及び植生の状況」と同じ地点とした。 より 適 切な 表 現 に修正した。 表 3(1) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.5-1(p597)) 修正案 8.1.5 植 物 1. 重要な種及び重要な群落 (1) 調査結果の概要 ① 植物相の状況 イ. 文献その他の資料調査 第8.1.5-1表に示す「平成6年度地熱開発促進調査 環境影響調査報告書No.C-2 山葵沢地域」(NEDO、平成8年)等による情報の収集並びに当該情報の整理を行っ た。 (イ) 調査地域 対象事業実施区域及びその周辺の範囲とした。 (ロ) 調査地点 湯沢市とした。 (ハ) 調査時期 入手可能な最新の資料とした。 (ニ) 調査結果 第8.1.5-1表の既存文献及びその他の資料から、湯沢市において生育記録の ある種を整理した。その結果は、第8.1.5-2表のとおりであり、138科953種の 植物が確認されている。 8.1.5 植 物 1. 重要な種及び重要な群落 (1) 調査結果の概要 ① 植物相の状況 イ. 文献その他の資料調査 第8.1.5-1表に示す「平成6年度地熱開発促進調査 環境影響調査報告書No.C-2 山葵沢地域」(NEDO、平成8年)等による情報の収集並びに当該情報の整理を行っ た。 (イ) 調査地域 対象事業実施区域及びその周辺の範囲とした。 (イ) 調査地点 湯沢市とした。 (ロ) 調査時期 入手可能な最新の資料とした。 (ハ) 調査結果 第8.1.5-1表の既存文献及びその他の資料から、湯沢市において生育記録の ある種を整理した。その結果は、第8.1.5-2表のとおりであり、138科953種の 植物が確認されている。 第8.1.5-1表 分 全 植物に係る既存文献及びその他の資料 類 国 第8.1.5-1表 資料名 分 「第2回自然環境保全基礎調査 動植物分布図 「第2回自然環境保全基礎調査 日本の重要な植物群落 「第3回自然環境保全基礎調査 日本の重要な植物群落Ⅱ 「第3回自然環境保全基礎調査 自然環境情報図 「第5回自然環境保全基礎調査 特定植物群落調査報告書」(環境省、平成12年) 「自然環境保全基礎調査 (環境庁) 秋田県」(環境庁、昭和56年) 東北版」(環境庁、昭和55年) 東北版3」(環境庁、昭和63年) 秋田県」(環境庁、平成元年) 全 国 動植物分布調査(第3回・昭和59年度、第4回・平成元~3年度)」 その他 動植物分布図 秋田県」(環境庁、昭和56年) 「第2回自然環境保全基礎調査 日本の重要な植物群落 「第3回自然環境保全基礎調査 日本の重要な植物群落Ⅱ 「第3回自然環境保全基礎調査 自然環境情報図 「第5回自然環境保全基礎調査 特定植物群落調査報告書」(環境省、平成12年) 東北版」(環境庁、昭和55年) 東北版3」(環境庁、昭和63年) 秋田県」(環境庁、平成元年) 動植物分布調査(第3回・昭和59年度、第4回・平成元~3年度)」 「自然環境情報GISデータ(秋田)第2-5回植生調査重ね合わせ植生」(環境省) 「秋田県の絶滅のおそれのある野生生物2002-秋田県版レッドデータブック-植物編」 (秋田県、平成14年) 「平成5年度地熱開発促進調査 No.C-2山葵沢地域 ギー産業技術総合開発機構、平成7年) 資料名 「第2回自然環境保全基礎調査 「自然環境保全基礎調査 (環境庁) 「自然環境情報GISデータ(秋田)第2-5回植生調査重ね合わせ植生」(環境省) 秋田県 植物に係る既存文献及びその他の資料 類 秋田県 1年次環境影響調査報告書」(独立行政法人 新エネル 「平成6年度地熱開発促進調査 環境影響調査報告書No.C-2山葵沢地域」(独立行政法人 新エネルギー産業 技術総合開発機構、平成8年) 「地熱開発促進調査報告書付帯資料 平成7年度地熱開発促進調査報告書No.C-2山葵沢地域 3年次環境影響 調査(動・植物)」(独立行政法人 新エネルギー産業技術総合開発機構、平成7年) - 22 - 「秋田県の絶滅のおそれのある野生生物 (秋田県、平成26年) 秋田県版レッドデータブック2014〔維管束植物〕」 「平成5年度地熱開発促進調査 No.C-2山葵沢地域 ギー産業技術総合開発機構、平成7年) その他 1年次環境影響調査報告書」(独立行政法人 新エネル 「平成6年度地熱開発促進調査 環境影響調査報告書No.C-2山葵沢地域」(独立行政法人 新エネルギー産業 技術総合開発機構、平成8年) 「地熱開発促進調査報告書付帯資料 平成7年度地熱開発促進調査報告書No.C-2山葵沢地域 3年次環境影響 調査(動・植物)」(独立行政法人 新エネルギー産業技術総合開発機構、平成7年) 表 3(2) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.5-12(p608)) ③ 修正案 重要な種及び重要な群落の分布、生育状況及び生育環境の状況 イ. 文献その他の資料調査 第8.1.5-1表に示す「秋田県の絶滅のおそれのある野生生物2002-秋田県版レッ ドデータブック-植物編」(秋田県、平成14年)等による情報の収集並びに当該情 報の整理を行った。 (イ) 調査地域 対象事業実施区域及びその周辺の範囲とした。 (ロ) 調査地点 湯沢市とした。 (ハ) 調査時期 入手可能な最新の資料とした。 (ニ) 調査方法 調査地域に生育する植物について、第8.1.5-4表の選定根拠に基づき、学術上 又は希少性の観点から重要な種及び重要な群落を抽出した。 - 23 - ③ 重要な種及び重要な群落の分布、生育状況及び生育環境の状況 イ. 文献その他の資料調査 第8.1.5-1表に示す「秋田県の絶滅のおそれのある野生生物 秋田県版レッド データブック2014〔維管束植物〕」(秋田県、平成26年)等による情報の収集並 びに当該情報の整理を行った。 (イ) 調査地域 対象事業実施区域及びその周辺の範囲とした。 (ロ) 調査地点 湯沢市とした。 (ハ) 調査時期 入手可能な最新の資料とした。 (ニ) 調査方法 調査地域に生育する植物について、第8.1.5-4表の選定根拠に基づき、学術上 又は希少性の観点から重要な種及び重要な群落を抽出した。 表 3(3) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.5-13(p609)) 8.1.5-4表 重要な種及び重要な群落の選定根拠 選定根拠 全 ① 「文化財保護法」(昭和 25年法律第214号)により 指定されているもの ② 「絶滅のおそれのある野 生動植物の種の保存に関 する法律」(平成4年法律 第75号)により指定され ているもの ③ 「レッドリスト」(環境 省)に記載されているも の 国 ④ 「自然環境保全基礎調 査」(環境省)に学術上 重要な種として記載され ているもの ⑤ 秋 田 県 「秋田県文化財保護条 例」(昭和50年秋田県条 例第41号)により指定さ れているもの ⑥ 「秋田県の絶滅のおそれ の あ る 野 生 生 物 2002レッドデータブック-植 物編-」(秋田県)に記載 されているもの 修正案 ・国指定特別天然記念物(国特天) ・国指定天然記念物(国天) ・国内希少野生動植物種(国内) ・国際希少野生動植物種(国際) ・絶滅(EX) ・野生絶滅(EW) ・絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN) ・絶滅危惧ⅠA類(CR) ・絶滅危惧ⅠB類(EN) ・絶滅危惧Ⅱ類(VU) ・準絶滅危惧(NT) ・情報不足(DD) ・絶滅のおそれのある地域個体群(LP) ・特定植物群落(特定) ・県指定天然記念物(県天) ・絶滅種(EX) ・絶滅危惧種ⅠA類(CR) ・絶滅危惧種ⅠB類(EN) ・絶滅危惧種Ⅱ類(VU) ・準絶滅危惧(NT) ・情報不足種(DD) ・留意種(N) 8.1.5-4表 参考文献等 重要な種及び重要な群落の選定根拠 選定根拠 ・「国指定文化財等データベース」 (文化庁HP、平成25年11月現 在) ・「絶滅のおそれのある野生動植 物の種の保存に関する法律施行 令」(平成5年政令第17号) ・「第4次レッドリストの公表に ついて」(環境省、平成24年8月 28日) 全 ① 「文化財保護法」(昭和 25年法律第214号)により 指定されているもの ② 「絶滅のおそれのある野 生動植物の種の保存に関 する法律」(平成4年法律 第75号)により指定され ているもの ③ 「レッドリスト」(環境 省)に記載されているも の 国 ・「第2回自然環境保全基礎調査 動植物分布図 秋田県」(環境 庁、昭和56年) ・「第3回自然環境保全基礎調査 自然環境情報図 秋田県」(環境 庁、平成元年) ・「秋田県の文化財」(秋田県H P、平成25年10月現在) ④ 「自然環境保全基礎調 査」(環境省)に学術上 重要な種として記載され ているもの ⑤ ・「秋田県の絶滅のおそれのある 野生生物2002-レッドデータブッ ク-植物編-」(秋田県、平成14年) 秋 田 県 (ホ) 調査結果 対象事業実施区域及びその周辺における重要な種及び重要な群落の調査結果 は、第3.1-50~51表(p3.1-68~70)のとおりである。 文献調査による重要な種として、シダ植物3種及び種子植物39種の合計42種が 確認されている。また、重要な群落として、4箇所が選定・指定されている。 - 24 - 「秋田県文化財保護条 例」(昭和50年秋田県条 例第41号)により指定さ れているもの ⑥ 「秋田県の絶滅のおそれ のある野生生物 秋田県 版レッドデータブック 2014〔維管束植物〕」(秋 田県)に記載されている もの ・国指定特別天然記念物(国特天) ・国指定天然記念物(国天) ・国内希少野生動植物種(国内) ・国際希少野生動植物種(国際) ・絶滅(EX) ・野生絶滅(EW) ・絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN) ・絶滅危惧ⅠA類(CR) ・絶滅危惧ⅠB類(EN) ・絶滅危惧Ⅱ類(VU) ・準絶滅危惧(NT) ・情報不足(DD) ・絶滅のおそれのある地域個体群(LP) ・特定植物群落(特定) ・県指定天然記念物(県天) ・絶滅(EX) ・野生絶滅(EW) ・絶滅危惧ⅠA類(CR) ・絶滅危惧ⅠB類(EN) ・絶滅危惧Ⅱ類(VU) ・準絶滅危惧(NT) ・情報不足(DD) ・地域個体群(LP) ・分布上希少な雑種(雑種) ・留意種(留意) 参考文献等 ・「国指定文化財等データベース」 (文化庁HP、平成25年11月現 在) ・「絶滅のおそれのある野生動植 物の種の保存に関する法律施行 令」(平成5年政令第17号) ・「第4次レッドリストの公表に ついて」(環境省、平成24年8月 28日) ・「第2回自然環境保全基礎調査 動植物分布図 秋田県」(環境 庁、昭和56年) ・「第3回自然環境保全基礎調査 自然環境情報図 秋田県」(環境 庁、平成元年) ・「秋田県の文化財」(秋田県H P、平成25年10月現在) ・「秋田県の絶滅のおそれのある 野生生物 秋田県版レッドデー タブック2014〔維管束植物〕」(秋 田県、平成26年) (ホ) 調査結果 対象事業実施区域及びその周辺における重要な種及び重要な群落の調査結果 は、第3.1-50~51表(p3.1-68~70)のとおりである。 文献調査による重要な種として、シダ植物3種及び種子植物33種の合計36種が 確認されている。また、重要な群落として、4箇所が選定・指定されている。 表 3(4) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.5-14(p610)) 修正案 ロ. 現地調査 (イ) 調査地域 対象事業実施区域及びその周辺の範囲とした。 (ロ) 調査地点 「①植物相の状況」と同じとした。 (ハ) 調査時期 「①植物相の状況」と同じとした。 (ニ) 調査方法 「①植物相の状況」の現地調査結果から、第8.1.5-4表に示した重要な種の選 定根拠に該当する種の出現状況を整理した。 (ホ) 調査結果 現地調査で確認した重要な種の概要は第8.1.5-6表、確認位置は第8.1.5-4図 のとおりである。 現地調査において生育を確認した重要な種は、シダ植物3種、種子植物34種で あり、このうち対象事業実施区域においては、種子植物8種を確認した(第 8.1.5-5表)。 第8.1.5-5表 分 種子植物 類 ロ. 現地調査 (イ) 調査地域 対象事業実施区域及びその周辺の範囲とした。 (ロ) 調査地点 「①植物相の状況」と同じとした。 (ハ) 調査時期 「①植物相の状況」と同じとした。 (ニ) 調査方法 「①植物相の状況」の現地調査結果から、第8.1.5-4表に示した重要な種の選 定根拠に該当する種の出現状況を整理した。 (ホ) 調査結果 現地調査で確認した重要な種の概要は第8.1.5-6表、確認位置は第8.1.5-4図 のとおりである。 現地調査において生育を確認した重要な種は、シダ植物2種、種子植物24種で あり、このうち対象事業実施区域においては、種子植物6種を確認した(第 8.1.5-5表)。 対象事業実施区域における重要な種 科 名 種 第8.1.5-5表 名 カタバミ ヒョウノセンカタバミ ツツジ キク 分 種子植物 類 対象事業実施区域における重要な種 科 名 種 (削除) (削除) オオバツツジ ツツジ オオバツツジ カニコウモリ キク カニコウモリ カヤツリグサ ナガエスゲ カヤツリグサ ナガエスゲ ラン コイチヨウラン ラン (削除) オニノヤガラ オニノヤガラ ジガバチソウ ジガバチソウ アリドオシラン アリドオシラン - 25 - 名 表 3(5) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.5-15(p611)) 第8.1.5-6表(1) 分 類 シダ植物 種名(科名) 重要な種の確認状況の概要 確認位置 対象事業 対象事業 実施区域 実施区域外 スギラン (ヒカゲノカズラ科) - ○ ミヤマシシガシラ* (シシガシラ科) - ○ ウスゲミヤマシケシダ (メシダ科) - ○ ノダイオウ (タデ科) - ○ シラネアオイ (シラネアオイ科) - ○ ヤマシャクヤク sp. (ボタン科) - ○ オサバグサ (ケシ科) - ○ 種子植物 ヤシャビシャク (ユキノシタ科) - 修正案 ○ 第8.1.5-6表(1) 選定根拠 確認状況 平成24年10月に対象事業実 施区域外の1地点で2株確認 した。県道脇のブナ林のト チノキに着生していた。 平成24年8月、10月、及び平 成25年6月に対象事業実施区 域外の12地点で計251株確認 した。ブナ林の林縁や林床に 生育していた。 平成25年6月に対象事業実施 区域外の8地点で計126株確 認した。 平成24年7月、平成25年5月、 平成25年6月に対象事業実施 区域外の3地点で計13株確認 した。林道脇の水路沿いで、 ヨモギ、コウヤワラビ、ム ラサキツメクサ、キツネノ ボタンと混生していた。 平成24年7月、平成24年8月、 平成24年9月、平成24年10月、 平成25年5月、平成25年6月に 対象事業実施区域外の37地 点で計741株確認した。雪崩 植生の認められる急傾斜地 や沢筋等に数株ずつまとま って生育していた。 平成24年8月に対象事業実施 区域外の1地点で10株確認し た。ケヤキ林の林床に数株 ずつまとまって生育してい た。 平成25年6月に対象事業実施 区域外の1地点で50株確認し た。岩壁の崩壊地の2m×2m の範囲にまとまって生育し ていた。 平成24年8月、平成24年9月、 平成24年10月、平成25年5月、 平成25年6月に対象事業実施 区域外の25地点で計41株確 認した。林道や県道沿いに生 育するブナやクロベ等の幹 に着生していた。 全 ③VU 国 秋田県 分 類 スギラン (ヒカゲノカズラ科) ⑥EN シダ植物 ⑥NT ノダイオウ (タデ科) ⑥NT - ○ 平成24年10月に対象事業実 施区域外の1地点で2株確認 した。県道脇のブナ林のト チノキに着生していた。 - ○ 平成25年6月に対象事業実施 区域外の8地点で計126株確 認した。 ○ 平成24年7月、平成25年5月、 平成25年6月に対象事業実施 区域外の3地点で計13株確認 した。林道脇の水路沿いで、 ヨモギ、コウヤワラビ、ム ラサキツメクサ、キツネノ ボタンと混生していた。 - シラネアオイ (シラネアオイ科) - ○ ⑥NT ヤマシャクヤク sp. (ボタン科) - ○ ⑥EN オサバグサ (ケシ科) - ○ ⑥NT 種子植物 ③NT ③NT ヤシャビシャク (ユキノシタ科) ⑥NT - 26 - 選定根拠 確認状況 全 ③VU 国 秋田県 ⑥EN (削除) ウスゲミヤマシケシダ (メシダ科) ⑥DD ③VU 種名(科名) 重要な種の確認状況の概要 確認位置 対象事業 対象事業 実施区域 実施区域外 - ○ 平成24年7月、平成24年8月、 平成24年9月、平成24年10月、 平成25年5月、平成25年6月に 対象事業実施区域外の37地 点で計741株確認した。雪崩 植生の認められる急傾斜地 や沢筋等に数株ずつまとま って生育していた。 平成24年8月に対象事業実施 区域外の1地点で10株確認し た。ケヤキ林の林床に数株 ずつまとまって生育してい た。 平成25年6月に対象事業実施 区域外の1地点で50株確認し た。岩壁の崩壊地の2m×2m の範囲にまとまって生育し ていた。 平成24年8月、平成24年9月、 平成24年10月、平成25年5月、 平成25年6月に対象事業実施 区域外の25地点で計41株確 認した。林道や県道沿いに生 育するブナやクロベ等の幹 に着生していた。 ⑥NT ③VU ⑥留意 ⑥NT ③NT ⑥NT ⑥EN ③NT ⑥留意 表 3(6) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.5-16(p612)) 第8.1.5-6表(2) 分 類 種名(科名) 重要な種の確認状況の概要 確認位置 対象事業 対象事業 実施区域 実施区域外 ヒョウノセンカタバミ* (カタバミ科) ○ ○ シャクジョウソウ (イチヤクソウ科) - ○ アキノギンリョウソウ* (イチヤクソウ科) - ○ サラサドウダン (ツツジ科) - ○ シラタマノキ (ツツジ科) - ○ オオバツツジ (ツツジ科) ○ ○ ヒメウスノキ* (ツツジ科) - ○ 種子植物 ホソバツルリンドウ (リンドウ科) - 修正案 ○ 第8.1.5-6表(2) 選定根拠 確認状況 平成24年8月に還元熱水輸送 管敷設用地1地点で3株、平成 24年8~9月、平成25年6月に 対象事業実施区域外23地点 で多数(400株以上)を確認 した。ブナ林やサワグルミ 林の林床やスギ植林の林縁 等に生育していた。 平成24年8月に対象事業実施 区域外の1地点で6株確認し た。ブナ林の林床に生育して いた。 平成24年9月、平成24年10月 に対象事業実施区域外の6地 点で計20株確認した。ブナ林 の林床に生育していた。 平成24年8月、平成24年9月、 平成25年6月に対象事業実施 区域外の10地点で計43株確 認した。尾根筋の低木林や県 道の法面に生育していた。 平成24年7月に対象事業実施 区域外の2地点で数十株、平 成24年10月に対象事業実施 区域外の1地点で1株確認し た。遊歩道脇や県道の法面 で、ヤマタヌキランやアカ モノと混生していた。 平成24年10月及び平成25年6 月に還元熱水輸送管敷設用 地(ブナ林等の急傾斜地)及 び配管防護工事計画地(雪崩 地低木群落)の計6地点で合 計78株、平成24年8月に対象 事業実施区域外8地点で37株 を確認した。 平成24年8月に対象事業実施 区域外の1地点で4株確認し た。尾根筋にチシマザサと 一緒に生育していた。 平成24年9月に対象事業実施 区域外の1地点で14株確認し た。法面下部の土が堆積し た場所で、オオバコやスス キ等に巻きついて生育して いた。 全 国 秋田県 分 類 種名(科名) 重要な種の確認状況の概要 確認位置 対象事業 対象事業 実施区域 実施区域外 ⑥DD (削除) ⑥NT シャクジョウソウ (イチヤクソウ科) ⑥NT (削除) ⑥NT サラサドウダン (ツツジ科) - ○ ⑥NT シラタマノキ (ツツジ科) - ○ ⑥NT オオバツツジ (ツツジ科) ○ ○ ⑥NT (削除) - ○ 種子植物 ③VU ホソバツルリンドウ (リンドウ科) ⑥EN - 27 - - ○ 選定根拠 確認状況 全 平成24年8月に対象事業実施 区域外の1地点で6株確認し た。ブナ林の林床に生育して いた。 秋田県 ⑥NT 平成24年8月、平成24年9月、 平成25年6月に対象事業実施 区域外の10地点で計43株確 認した。尾根筋の低木林や県 道の法面に生育していた。 平成24年7月に対象事業実施 区域外の2地点で数十株、平 成24年10月に対象事業実施 区域外の1地点で1株確認し た。遊歩道脇や県道の法面 で、ヤマタヌキランやアカ モノと混生していた。 平成24年10月及び平成25年6 月に還元熱水輸送管敷設用 地(ブナ林等の急傾斜地)及 び配管防護工事計画地(雪崩 地低木群落)の計6地点で合 計78株、平成24年8月に対象 事業実施区域外8地点で37株 を確認した。 平成24年9月に対象事業実施 区域外の1地点で14株確認し た。法面下部の土が堆積し た場所で、オオバコやスス キ等に巻きついて生育して いた。 国 ⑥NT ⑥NT ⑥NT ③VU ⑥EN 表 3(7) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.5-17(p613)) 第8.1.5-6表(3) 修正案 重要な種の確認状況の概要 第8.1.5-6表(3) 確認位置 分 類 種名(科名) 対象事業 実施区域 選定根拠 対象事業 実施区域外 テングノコヅチ (リンドウ科) - ○ ソクズ (スイカズラ科) - ○ チョウジギク* (キク科) - ○ カニコウモリ (キク科) ○ ○ 種子植物 ウゴアザミ* (キク科) - ○ オオニガナ (キク科) - ○ ヤマタヌキラン (カヤツリグサ科) - ○ 確認状況 分 全 平成24年8月に対象事業実施 区域外の2地点で計11株確認 した。ブナ林の林床に生育し ていた。 平成24年10月に対象事業実 施区域外の1地点で1株確認 した。法面下部の草地に、 カナムグラ、ヤブマメ、キ カラスウリ、アキノウナギ ツカミと混生していた。 平成24年10月に対象事業実 施区域外の2地点で計104株 確認した。ブナ林内の小沢 の岸壁に、アキタブキ、ダ イモンジソウ、ヤマブキシ ョウマ等と生育していた。 平成24年10月及び平成25年6 月に還元熱水輸送管敷設用 地(ブナ林)及び配管防護工 事計画地(雪崩地低木群落) の2地点で111株、平成24年8 月に対象事業実施区域外の 25地点で多数(600株以上) 確認した。 平成24年8月に対象事業実施 区域外の1地点で多数(5,000 ㎡)確認した。登山道脇の風 衝低木林に生育していた。 平成24年7月に対象事業実施 区域外の1地点で約300株確 認した。スギ植林に囲まれ た棚田状の休耕田にまとま って生育しており、ヒメシ ダやミズバショウ、アゼス ゲ、ミゾソバと混生してい た。 平成24年7月に対象事業実施 区域外の2地点で多数(1000 株以上)、平成25年6月に対 象事業実施区域外の2地点で 多数(1000株以上)確認した。 遊歩道脇に、アカモノ、シ ラタマノキ等と混生してい た。 国 重要な種の確認状況の概要 確認位置 類 種名(科名) 秋田県 対象事業 実施区域 選定根拠 対象事業 実施区域外 テングノコヅチ (リンドウ科) - ○ ⑥NT ソクズ (スイカズラ科) - ○ ⑥NT (削除) ③NT カニコウモリ (キク科) ⑥VU ○ (削除) ⑥N (削除) ヤマタヌキラン (カヤツリグサ科) ⑥VU - 28 - - 全 平成24年8月に対象事業実施 区域外の2地点で計11株確認 した。ブナ林の林床に生育し ていた。 平成24年10月に対象事業実 施区域外の1地点で1株確認 した。法面下部の草地に、 カナムグラ、ヤブマメ、キ カラスウリ、アキノウナギ ツカミと混生していた。 国 秋田県 ③NT ⑥NT ○ 平成24年10月及び平成25年6 月に還元熱水輸送管敷設用 地(ブナ林)及び配管防護工 事計画地(雪崩地低木群落) の2地点で111株、平成24年8 月に対象事業実施区域外の 25地点で多数(600株以上) 確認した。 ⑥VU ○ 平成24年7月に対象事業実施 区域外の2地点で多数(1000 株以上)、平成25年6月に対 象事業実施区域外の2地点で 多数(1000株以上)確認した。 遊歩道脇に、アカモノ、シ ラタマノキ等と混生してい た。 ⑥VU 種子植物 ⑥NT 確認状況 表 3(8) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.5-18(p614)) 第8.1.5-6表(4) 分 類 種子植物 種名(科名) 修正案 重要な種の確認状況の概要 確認位置 対象事業 対象事業 実施区域 実施区域外 ナガエスゲ (カヤツリグサ科) ○ ○ キンセイラン (ラン科) - 〇 イチヨウラン (ラン科) - ○ コイチヨウラン* (ラン科) ○ ○ カキラン (ラン科) - ○ ツチアケビ (ラン科) - ○ オニノヤガラ (ラン科) ○ ○ 第8.1.5-6表(4) 選定根拠 確認状況 平成25年6月に、配管防護工 事計画地(雪崩地低木群落) における2地点で103株、平成 24年7月及び平成25年6月に 対象事業実施区域外の3地点 で32株を確認した。雪崩植 生の認められる急傾斜地や 伐採跡地の草地に生育して いた。 平成24年8月に対象事業実施 区域外の1地点で1株確認し た。尾根筋のスギ植林の林 床に生育していた。 ・平成24年8月、平成25年6 月に対象事業実施区域外の4 地点で計14株確認した。ブナ 林の斜面下部の急傾斜地や スギ植林に生育していた。 平成24年7月に発電所計画地 の1地点(カラマツ植林とス ギ植林の境界付近の林床)で 42株、平成24年8月、平成25 年6月に対象事業実施区域外 の3地点(ブナ林内の岩上等) で146株を確認した。 平成24年7月に対象事業実施 区域外の3地点で計73株確認 した。法面に生育してお り、フキ、ススキ、タニウ ツギ等と混生していた。 平成24年9月に対象事業実施 区域外の1地点で2株確認し た。スギ植林の林床に、ミ ヤマカンスゲ、イワガラ ミ、アキタブキ、ヤマブド ウと生育していた。 平成24年7月及び8月に、発電 所計画地及び生産基地(カラ マツ植林等林床)の2地点で 計5株、平成24年8月及び平成 25年9月に対象事業実施区域 外の3地点(スギ植林の林床) で計6株を確認した。 全 ③VU 国 秋田県 分 類 種名(科名) 重要な種の確認状況の概要 確認位置 対象事業 対象事業 実施区域 実施区域外 ⑥NT ナガエスゲ (カヤツリグサ科) ○ ○ ⑥EN キンセイラン (ラン科) - 〇 ⑥VU イチヨウラン (ラン科) - ○ 種子植物 ⑥NT 平成25年6月に、配管防護工 事計画地(雪崩地低木群落) における2地点で103株、平成 24年7月及び平成25年6月に 対象事業実施区域外の3地点 で32株を確認した。雪崩植 生の認められる急傾斜地や 伐採跡地の草地に生育して いた。 平成24年8月に対象事業実施 区域外の1地点で1株確認し た。尾根筋のスギ植林の林 床に生育していた。 平成24年8月、平成25年6月に 対象事業実施区域外の4地点 で計14株確認した。ブナ林の 斜面下部の急傾斜地やスギ 植林に生育していた。 全 国 秋田県 ⑥NT ③VU ⑥EN ⑥VU (削除) ⑥NT カキラン (ラン科) - ○ ⑥EN ツチアケビ (ラン科) - ○ ⑥NT オニノヤガラ (ラン科) ○ ○ - 29 - 選定根拠 確認状況 平成24年7月に対象事業実施 区域外の3地点で計73株確認 した。法面に生育してお り、フキ、ススキ、タニウ ツギ等と混生していた。 平成24年9月に対象事業実施 区域外の1地点で2株確認し た。スギ植林の林床に、ミ ヤマカンスゲ、イワガラ ミ、アキタブキ、ヤマブド ウと生育していた。 平成24年7月及び8月に、発電 所計画地及び生産基地(カラ マツ植林等林床)の2地点で 計5株、平成24年8月及び平成 25年9月に対象事業実施区域 外の3地点(スギ植林の林床) で計6株を確認した。 ⑥NT ⑥EN ⑥NT 表 3(9) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.5-19(p615)) 第8.1.5-6表(5) 分 類 種子植物 種名(科名) 合 計 重要な種の確認状況の概要 確認位置 対象事業 対象事業 実施区域 実施区域外 アケボノシュスラン* (ラン科) - ○ ノビネチドリ (ラン科) - ○ ジガバチソウ** (ラン科) ○ ○ アリドオシラン (ラン科) ○ ○ コケイラン* (ラン科) - ○ ヤマサギソウ (ラン科) - ○ イイヌマムカゴ (ラン科) 37 種 修正案 - ○ 8種 37種 第8.1.5-6表(5) 選定根拠 確認状況 平成24年8月、平成24年9月、 平成24年10月、平成25年5月、 平成25年6月に対象事業実施 区域外の34地点で計2257株確 認した。ケヤキ林やブナ林等 の林床に数株~数十株ずつま とまって生育していた。 平成25年5月に対象事業実施 区域外の2地点で計3株確認し た。スギ植林の林道法面に生 育していた。 平成25年5月に発電所計画地 の1地点(カラマツ林とスギ林 の境界のスギ根本)で1株、平 成24年7月、8月、10月、平成 25年6月に対象事業実施区域 外の6地点(スギの斜面下部 等)で26株を確認した。 平成24年7月、8月、平成25年5 月に、発電所計画地及び生産 基地の6地点で63株、平成24 年8月、平成25年5月、6月、9 月に対象事業実施区域外の14 地点で多数(1,000株以上)確 認した。 ・平成24年8月、平成24年9月、 平成24年10月、平成25年5月、 平成25年6月に対象事業実施 区域外の20地点で計70株確認 した。スギ植林やサワグルミ 林の林床や、林道脇の法面等 に生育していた。 平成25年6月に対象事業実施 区域外の 1地点で 3 株確認し た。ブナ林の歩道脇にハイイ ヌツゲ、ツルアリドオシ等と 生育していた。 平成24年10月に対象事業実施 区域外の 1地点で 3 株確認し た。林道脇の法面にトリアシ ショウマ、キバナイカリソ ウ、ウワバミソウ等と生育し ていた。 全 国 秋田県 8種 類 種名(科名) ⑥NT (削除) ⑥NT ノビネチドリ (ラン科) - ○ ⑥EN ジガバチソウ (ラン科) ○ ○ アリドオシラン (ラン科) ○ ○ 種子植物 ⑥NT ③EN 分 重要な種の確認状況の概要 確認位置 対象事業 対象事業 実施区域 実施区域外 ⑥NT (削除) ⑥VU (削除) イイヌマムカゴ (ラン科) ⑥NT 36種 - 30 - 合 計 26 種 - ○ 6種 26種 選定根拠 確認状況 全 国 平成25年5月に対象事業実施 区域外の2地点で計3株確認し た。スギ植林の林道法面に生 育していた。 平成25年5月に発電所計画地 の1地点(カラマツ林とスギ林 の境界のスギ根本)で1株、平 成24年7月、8月、10月、平成 25年6月に対象事業実施区域 外の6地点(スギの斜面下部 等)で26株を確認した。 平成24年7月、8月、平成25年5 月に、発電所計画地及び生産 基地の6地点で63株、平成24 年8月、平成25年5月、6月、9 月に対象事業実施区域外の14 地点で多数(1,000株以上)確 認した。 平成24年10月に対象事業実施 区域外の 1地点で 3 株確認し た。林道脇の法面にトリアシ ショウマ、キバナイカリソ ウ、ウワバミソウ等と生育し ていた。 秋田県 ⑥NT ⑥VU ⑥NT ③EN 8種 ⑥NT 25種 表 3(10) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.5-20(p616)) 修正案 注:1.選定根拠の記号は第8.1.5-4表のとおりである。 2.「ヤマシャクヤクsp.」は花期に花をつけた個体がなく、同定のポイントとなる花を確認できなかったた め種名を未確定にした。 3.「-」は、確認されなかったことを示す。 4.確認状況に記載の「県道」は、秋ノ宮小安温泉線(県道310号)の略。 5.秋田県では秋田県版レッドリスト(維管束植物)の見直しを行っており、種名に*印がついた種は見直 し案で削除予定の種、**印はカテゴリーが変更予定の種(ジガバチソウ:絶滅危惧種ⅠB類→絶滅危惧 種Ⅱ類)である。 注:1.選定根拠の記号は第8.1.5-4表のとおりである。 2.「ヤマシャクヤクsp.」は花期に花をつけた個体がなく、同定のポイントとなる花を確認できなかったた め種名を未確定にした。 3.「-」は、確認されなかったことを示す。 4.確認状況に記載の「県道」は、秋ノ宮小安温泉線(県道310号)の略。 5.(削除) - 31 - 【一部非公開】 表 3(11) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.5-21(p617)) 第8.1.5-4図(1) 修正案 重要な種の確認位置 第8.1.5-4図(1) - 32 - 重要な種の確認位置 【一部非公開】 表 3(12) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.5-22(p618)) 第8.1.5-4図(2) 修正案 重要な種の確認位置 第8.1.5-4図(2) - 33 - 重要な種の確認位置 表 3(13) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.5-24(p620)) (ヘ) 修正案 予測結果 本事業は、発電所設置計画であり、新たな地形改変は対象事業実施区域の一部 に限られるため、事業の実施により植物の生育環境に影響が及ぶのは、対象事業 実施区域に生育する植物に限られると考えられる。 このことから予測の対象は、現地調査において対象事業実施区域で確認した重 要な種であるヒョウノセンカタバミ、オオバツツジ、カニコウモリ、ナガエスゲ、 コイチヨウラン、オニノヤガラ、ジガバチソウ、アリドオシランの8種とした(第 8.1.5-7表)。 重要な種の生育状況及び予測結果は、以下のとおりである。 なお、湯沢市には、重要な群落等として第3.1-51表(p3.1-70)に示す「川原毛 地獄の硫気孔原植生」、「高松岳の森林植生」や「コケ沼の高層湿原」等の24件 があるが、いずれも対象事業実施区域には分布していない。このため、予測対象 とする重要な群落等はない。 (ハ) 予測結果 本事業は、発電所設置計画であり、新たな地形改変は対象事業実施区域の一部 に限られるため、事業の実施により植物の生育環境に影響が及ぶのは、対象事業 実施区域に生育する植物に限られると考えられる。 このことから予測の対象は、現地調査において対象事業実施区域で確認した重 要な種であるオオバツツジ、カニコウモリ、ナガエスゲ、オニノヤガラ、ジガバ チソウ、アリドオシランの6種とした(第8.1.5-7表)。 重要な種の生育状況及び予測結果は、以下のとおりである。 なお、湯沢市には、重要な群落等として第3.1-51表(p3.1-70)に示す「川原毛 地獄の硫気孔原植生」、「高松岳の森林植生」や「コケ沼の高層湿原」等の24件 があるが、いずれも対象事業実施区域には分布していない。このため、予測対象 とする重要な群落等はない。 第8.1.5-7表 第8.1.5-7表 分類 種子植物 科 予測の対象種 名 種 名 分類 No. 種子植物 科 予測の対象種 名 種 名 No. (削除) カタバミ ヒョウノセンカタバミ a ツツジ オオバツツジ a ツツジ オオバツツジ b キク カニコウモリ b キク カニコウモリ c カヤツリグサ ナガエスゲ c カヤツリグサ ナガエスゲ d ラン ラン コイチヨウラン e オニノヤガラ d オニノヤガラ f ジガバチソウ e ジガバチソウ g アリドオシラン f アリドオシラン h (削除) 注:表中の「No.」は、種毎の予測結果のNo.に対応する。 注:表中の「No.」は、種毎の予測結果のNo.に対応する。 - 34 - 表 3(14) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.5-25(p621)) 修正案 a. ヒョウノセンカタバミ (a) 分布・生態的特徴 北海道西南部、本州(日本海側)のブナ林にはえる。根茎は細長く伸び、古 い葉柄の基部は密集しない。全体が大きく、小葉の幅は2.5~5cm。小葉のかど は円形。 [「日本の野生植物 草本Ⅱ a. ヒョウノセンカタバミ (削除) 離弁花類」(平凡社、昭和57年)より作成] (b) 影響予測 現地調査において、平成24年8月に還元熱水輸送管敷設用地の道路法面の1地 点で3株の生育を確認した。 還元熱水輸送管据付工事により生育確認場所が消失するが、移植方法につい て専門家の助言を受け適地に移植を実施し、適切に維持管理すること、対象事 業実施区域外の23地点でも多数(400株以上)の生育を確認したことから、工事 の実施及び施設の存在によるヒョウノセンカタバミの生育への影響は少ないも のと予測する。 b. オオバツツジ (a) 分布・生態的特徴 秋田県から福井県までの日本海側の温帯上部から亜寒帯に分布する。湿った 低木林内や湿原に生える、高さ1~2mの落葉低木。葉は薄く、大きくて枝先に集 まってつく。新芽が展開するとともに、枝先の1個の花芽から5~10個の花をや や散形状に開く。花冠は黄白色で先は赤色を帯びる。 [「日本の野生植物 木本Ⅱ」(平凡社、平成元年)より作成] a. オオバツツジ (a) 分布・生態的特徴 秋田県から福井県までの日本海側の温帯上部から亜寒帯に分布する。湿った 低木林内や湿原に生える、高さ1~2mの落葉低木。葉は薄く、大きくて枝先に集 まってつく。新芽が展開するとともに、枝先の1個の花芽から5~10個の花をや や散形状に開く。花冠は黄白色で先は赤色を帯びる。 [「日本の野生植物 木本Ⅱ」(平凡社、平成元年)より作成] (b) 影響予測 現地調査において、平成24年10月及び平成25年6月に、対象事業実施区域の山 葵沢の傾斜地1地点3株、ブナ林の傾斜地及び雪崩地低地の2地点9株、雪崩地低 木群落3地点の66株、計6地点において合計78株の生育を確認した。 還元熱水輸送管据付工事により、生育確認場所が影響を受けるが、配管防護 柵の基礎形状を小さくすることにより改変範囲を低減すること、移植可能な株 は移植方法について専門家の助言を受け適地に移植を実施し、適切に維持管理 すること、対象事業実施区域外の8地点でも37株の生育を確認したことから、工 事の実施及び施設の存在によるオオバツツジの生育への影響は少ないものと予 測する。 (b) 影響予測 現地調査において、平成24年10月及び平成25年6月に、対象事業実施区域の山 葵沢の傾斜地1地点3株、ブナ林の傾斜地及び雪崩地低地の2地点9株、雪崩地低 木群落3地点の66株、計6地点において合計78株の生育を確認した。 還元熱水輸送管据付工事により、生育確認場所が影響を受けるが、配管防護 柵の基礎形状を小さくすることにより改変範囲を低減すること、移植可能な株 は移植方法について専門家の助言を受け適地に移植を実施し、適切に維持管理 すること、対象事業実施区域外の8地点でも37株の生育を確認したことから、工 事の実施及び施設の存在によるオオバツツジの生育への影響は少ないものと予 測する。 c. カニコウモリ (a) 分布・生態的特徴 温帯上部に生育し、四国・本州(近畿地方以北)に分布する。針葉樹林下に 生える多年草。茎は高さ60~95cm。葉はまばらに3枚内外つき、翼のない長柄が あり、葉身は長さ6~10cm、幅1~20cm。花期は8~9月。茎の先に細い円錐花序 をつくり、白色の頭花をつける。 b. カニコウモリ (a) 分布・生態的特徴 温帯上部に生育し、四国・本州(近畿地方以北)に分布する。針葉樹林下に 生える多年草。茎は高さ60~95cm。葉はまばらに3枚内外つき、翼のない長柄が あり、葉身は長さ6~10cm、幅1~20cm。花期は8~9月。茎の先に細い円錐花序 をつくり、白色の頭花をつける。 [「日本の野生植物 草本Ⅲ 合弁花類」(平凡社、昭和56年)より作成] - 35 - [「日本の野生植物 草本Ⅲ 合弁花類」(平凡社、昭和 56 年)より作成] 表 3(15) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.5-26(p622)) d. 修正案 (b) 影響予測 現地調査において、平成24年10月及び平成25年6月に、対象事業実施区域のブ ナ林及び雪崩地低木群落の2地点において計111株の生育を確認した。 配管防護工事及び還元熱水輸送管据付工事により、生育確認場所が影響を受 けるが、設置する配管防護柵は周囲地形等を考慮しながら、カニコウモリを極 力回避するように設置位置を設定し可能な限り人力で工事を行うことで改変範 囲を低減すること、工事により消失又は影響を受ける株のうち移植可能な株は 移植方法について専門家の助言を受け適地に移植を実施し、適切に維持管理す ること、対象事業実施区域外の25地点でも多数(600株以上)の生育を確認した ことから、工事の実施及び施設の存在によるカニコウモリの生育への影響は少 ないものと予測する。 (b) 影響予測 現地調査において、平成24年10月及び平成25年6月に、対象事業実施区域のブ ナ林及び雪崩地低木群落の2地点において計111株の生育を確認した。 配管防護工事及び還元熱水輸送管据付工事により、生育確認場所が影響を受 けるが、設置する配管防護柵は周囲地形等を考慮しながら、カニコウモリを極 力回避するように設置位置を設定し可能な限り人力で工事を行うことで改変範 囲を低減すること、工事により消失又は影響を受ける株のうち移植可能な株は 移植方法について専門家の助言を受け適地に移植を実施し、適切に維持管理す ること、対象事業実施区域外の25地点でも多数(600株以上)の生育を確認した ことから、工事の実施及び施設の存在によるカニコウモリの生育への影響は少 ないものと予測する。 ナガエスゲ (a) 分布・生態的特徴 本州(秋田県~福井県までの日本海側)に分布する。日本海側多雪地のブナ 帯~亜高山帯の斜面湿草地、特に雪崩斜面に多い。葉は幅4~10mm、やわらかく 上面の2脈が目立ち、裏面は灰緑色。花茎は高さ70~120cm。果期は5~7月。 c. ナガエスゲ (a) 分布・生態的特徴 本州(秋田県~福井県までの日本海側)に分布する。日本海側多雪地のブナ 帯~亜高山帯の斜面湿草地、特に雪崩斜面に多い。葉は幅4~10mm、やわらかく 上面の2脈が目立ち、裏面は灰緑色。花茎は高さ70~120cm。果期は5~7月。 [「日本のスゲ」(文一総合出版、平成17年)より作成] [「日本のスゲ」(文一総合出版、平成17年)より作成] (b) 影響予測 現地調査において、平成25年6月に対象事業実施区域の雪崩地低木群落の2地 点で計103株の生育を確認した。 配管防護工事により生育確認場所が影響を受けるが、設置する配管防護柵は 周囲地形等を考慮しながら、ナガエスゲを極力回避するように設置位置を設定 し可能な限り人力で工事を行うことで改変範囲を低減すること、工事により消 失又は影響を受ける株のうち移植可能な株は移植方法について専門家の助言を 受け適地に移植を実施し、適切に維持管理すること、対象事業実施区域外の3地 点でも32株の生育を確認したことから、工事の実施及び施設の存在によるナガ エスゲの生育への影響は少ないものと予測する。 (b) 影響予測 現地調査において、平成25年6月に対象事業実施区域の雪崩地低木群落の2地 点で計103株の生育を確認した。 配管防護工事により生育確認場所が影響を受けるが、設置する配管防護柵は 周囲地形等を考慮しながら、ナガエスゲを極力回避するように設置位置を設定 し可能な限り人力で工事を行うことで改変範囲を低減すること、工事により消 失又は影響を受ける株のうち移植可能な株は移植方法について専門家の助言を 受け適地に移植を実施し、適切に維持管理すること、対象事業実施区域外の3地 点でも32株の生育を確認したことから、工事の実施及び施設の存在によるナガ エスゲの生育への影響は少ないものと予測する。 e. コイチヨウラン (a) 分布・生態的特徴 北海道、本州中北部、四国に分布する。針葉樹林下に生える多年草。葉は1個、 長さ2~5cmの柄があり、広卵形。葉の基部は心形、表面に網状の脈がある。花 期は7~8月、花茎は高さ10~20cm、淡黄白色~淡黄緑色の小花をまばらに2~7 個つける。 [「日本の野生植物 草本Ⅰ 単子葉類」(平凡社、昭和57年)より作成] (b) 影響予測 現地調査において、平成24年7月に発電所計画地のカラマツ植林とスギ植林の 境界の1地点で42株の生育を確認した。 - 36 - d. コイチヨウラン (削除) ※以降、タイトル№のみ以下のとおり修正する。 d. オニノヤガラ e. ジガバチソウ f. アリドオシラン 表 4(1) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.2.2-3(p763)) 修正案 ③ 重要な植物の保全 ・現地調査において確認した重要な植物(スギラン、ヤシャビシャク、キンセイラン及 びコケイラン)は、当初計画において地形改変により生育環境が消失する可能性があっ たことから、重要な植物の生育が確認された池周辺では還元熱水輸送管との距離がと れるように敷設ルートを迂回し、配管架台の間隔を広げ池を改変しないようにするな ど、還元熱水輸送管敷設ルートを変更することにより、造成等による影響を回避する 計画とした。 ・現地調査において確認した重要な植物(アリドオシラン、オオバツツジ、オニノヤガ ラ、カニコウモリ、コイチヨウラン、ジガバチソウ、ナガエスゲ、ヒョウノセンカタ バミ)は、専門家の助言を受け、事業の実施による影響を受けない適地に移植を実施 し、適切な維持管理を行う計画とした。 ④ 生態系の保全 工事における盛土の転圧及び法面等の保護や工事により発生する残土(表層土)の有効 利用及び計画地周辺の植生に合わせた植栽によりすみやかに緑化し、隣接する樹林地内 のヒメネズミの生息環境として重要なリター層の流出を防止することにより、生態系へ の影響を低減する計画とした。 (4) 廃棄物(産業廃棄物)-造成等の施工による一時的な影響- 大型機器は可能な限り工場組み立てとすることや梱包材の簡素化等により廃棄物の発生 量の低減を図るとともに、可能な限り有効利用に努めることにより、現地での廃棄物の発生 を抑制する計画とした。 ①汚 泥 坑井掘削に伴って生じる排泥水は、泥水処理装置により水と汚泥に分離したのち、汚 泥は産業廃棄物処理業者に委託し、適正に処理する計画とした。 造成工事に適さない腐葉土を含んだ表層土は、法面の緑化基盤材として可能な限り有 効利用する。 また、分別回収が困難であるものは、産業廃棄物処理会社に委託し、適正に処分する 計画とした。 ② 廃 油 潤滑油や洗浄油であり、リサイクル燃料等の原料として再資源可能な産業廃棄物処理 会社に委託し、有効利用する計画とした。 また、分別回収が困難であるものは、産業廃棄物処理会社に委託し、適正に処理する 計画とした。 ③ 廃酸/廃アルカリ 機器や配管の内部洗浄によって生じる機器洗浄水は、産業廃棄物処理業者に委託し、 適正に処理する計画とした。 ④ 紙くず 梱包用ダンボールであり、再生紙の原料として再資源化可能な産業廃棄物処理会社に 委託し、有効利用する計画とした。 また、分別回収が困難であるものは、産業廃棄物処理会社に委託し、適正に処理する ③ 重要な植物の保全 ・現地調査において確認した重要な植物(スギラン、ヤシャビシャク及びキンセイラン) は、当初計画において地形改変により生育環境が消失する可能性があったことから、 重要な植物の生育が確認された池周辺では還元熱水輸送管との距離がとれるように敷 設ルートを迂回し、配管架台の間隔を広げ池を改変しないようにするなど、還元熱水 輸送管敷設ルートを変更することにより、造成等による影響を回避する計画とした。 ・現地調査において確認した重要な植物(オオバツツジ、カニコウモリ、ナガエスゲ、 オニノヤガラ、ジガバチソウ、アリドオシラン)は、専門家の助言を受け、事業の実 施による影響を受けない適地に移植を実施し、適切な維持管理を行う計画とした。 ④ 生態系の保全 工事における盛土の転圧及び法面等の保護や工事により発生する残土(表層土)の有効 利用及び計画地周辺の植生に合わせた植栽によりすみやかに緑化し、隣接する樹林地内 のヒメネズミの生息環境として重要なリター層の流出を防止することにより、生態系へ の影響を低減する計画とした。 (4) 廃棄物(産業廃棄物)-造成等の施工による一時的な影響- 大型機器は可能な限り工場組み立てとすることや梱包材の簡素化等により廃棄物の発生 量の低減を図るとともに、可能な限り有効利用に努めることにより、現地での廃棄物の発生 を抑制する計画とした。 ①汚 泥 坑井掘削に伴って生じる排泥水は、泥水処理装置により水と汚泥に分離したのち、汚 泥は産業廃棄物処理業者に委託し、適正に処理する計画とした。 造成工事に適さない腐葉土を含んだ表層土は、法面の緑化基盤材として可能な限り有 効利用する。 また、分別回収が困難であるものは、産業廃棄物処理会社に委託し、適正に処分する 計画とした。 ② 廃 油 潤滑油や洗浄油であり、リサイクル燃料等の原料として再資源可能な産業廃棄物処理 会社に委託し、有効利用する計画とした。 また、分別回収が困難であるものは、産業廃棄物処理会社に委託し、適正に処理する 計画とした。 ③ 廃酸/廃アルカリ 機器や配管の内部洗浄によって生じる機器洗浄水は、産業廃棄物処理業者に委託し、 適正に処理する計画とした。 ④ 紙くず 梱包用ダンボールであり、再生紙の原料として再資源化可能な産業廃棄物処理会社に 委託し、有効利用する計画とした。 また、分別回収が困難であるものは、産業廃棄物処理会社に委託し、適正に処理する - 37 - 表 4(2) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.2.4-1(p781)) 修正案 8.2.4 環境保全措置に係る環境監視計画 工事中及び供用後においては、事業特性及び地域特性の観点から、環境監視を行うことが 適切と考えられる事項について、環境監視を行う。 この環境監視の結果、当社の行為により環境保全上特に配慮を要する事項が判明した場合 には、速やかに関係機関と協議を行い、所要の対策を講じることとする。 環境監視計画については、第 8.2.4-1 表及び第 8.2.4-2 表のとおりであり、監視結果につ いては、年度ごとに取りまとめ、当社ホームページで公表する計画である。 8.2.4 環境保全措置に係る環境監視計画 工事中及び供用後においては、事業特性及び地域特性の観点から、環境監視を行うことが 適切と考えられる事項について、環境監視を行う。 この環境監視の結果、当社の行為により環境保全上特に配慮を要する事項が判明した場合 には、速やかに関係機関と協議を行い、所要の対策を講じることとする。 環境監視計画については、第 8.2.4-1 表及び第 8.2.4-2 表のとおりであり、監視結果につ いては、年度ごとに取りまとめ、当社ホームページで公表する計画である。 第 8.2.4-1 表 環 境 水環境 建 動 物 要 素 水 環境監視計画(工事中) 監視項目 質 重要な 種及 び注 目すべき生息地 植 物 廃棄物等 重要な 種及 び重 要な群落 産業廃棄物 内 容 環 造成等 の施 工に よる一 時的 な影 響 ハチクマの生 息・繁殖状況 1. 調査方法 定点観察による調査とする。 2. 調査地点 ハチクマの繁殖に重要と考えられる地域周辺とす る。 3. 調査時期及び頻度 工事開始前及び工事期間中の繁殖期に行う。 なお、実施内容は、必要に応じて専門家の助言を 得て適切に実施する。 工 中 第 8.2.4-1 表 施 1. 調査方法 工事中排水の浮遊物質量の測定を行う。 2. 調査地点 工事中排水口とする。 3. 調査時期及び頻度 建設工事中において、適宜測定する。 設 事 実 アリドオシラン、 オオバツツジ、オ ニノヤガラ、カニ コウモリ、コイチ ヨウラン、ジガバ チソウ、ナガエス ゲ、ヒョウノセン カタバ ミの 生育 状況 廃棄物 の処 理状 況 境 水環境 1. 調査方法 移植した植物の生育状況を確認する。 2. 調査地点 対象事業実施区域周辺の移植先 3. 調査時期及び頻度 移植後 3 年の期間 1 回/年とする。 なお、実施内容は、必要に応じて専門家の助言を 得て適切に実施する。 1. 調査方法 廃棄物の種類、発生量、処分量及び処分方法を把 握する。 2. 調査時期及び頻度 建設工事中において、各年度の集計を行う。 - 38 - 建 動 物 要 素 環境監視計画(工事中) 監視項目 廃棄物等 容 重要な 種及 び注 目すべき生息地 ハチクマの生 息・繁殖状況 重要な 種及 び重 要な群落 オオバツツジ、カ ニコウモリ、ナガ エスゲ、オニノヤ ガラ、ジガバチソ ウ、アリドオシラ ンの生育状況 1. 調査方法 移植した植物の生育状況を確認する。 2. 調査地点 対象事業実施区域周辺の移植先 3. 調査時期及び頻度 移植後 3 年の期間 1 回/年とする。 なお、実施内容は、必要に応じて専門家の助言を 得て適切に実施する。 産業廃棄物 廃棄物 の処 理状 況 1. 調査方法 廃棄物の種類、発生量、処分量及び処分方法を把 握する。 2. 調査時期及び頻度 建設工事中において、各年度の集計を行う。 事 物 内 1. 調査方法 定点観察による調査とする。 2. 調査地点 ハチクマの繁殖に重要と考えられる地域周辺とす る。 3. 調査時期及び頻度 工事開始前及び工事期間中の繁殖期に行う。 なお、実施内容は、必要に応じて専門家の助言を 得て適切に実施する。 質 工 植 施 造成等 の施 工に よる一 時的 な影 響 水 設 中 実 1. 調査方法 工事中排水の浮遊物質量の測定を行う。 2. 調査地点 工事中排水口とする。 3. 調査時期及び頻度 建設工事中において、適宜測定する。 表 5 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.4-52(p840)) 第8.4-3表(15) 造成等の施工による一時的な影響、地形改変及び施設の存在 選定項目 植 物 重 要 な 種 及 び 重 要 な 群 落 修正案 第8.4-3表(15) 調査結果の概要・講じようとする環境保全措置 選定項目 (調査結果の概要) (1) 植物相の状況 湯沢市における文献その他の資料調査、対象事業実施区域及びその周辺2kmの範囲内に おける現地調査で確認された植物相の状況は、下表のとおりである。 植 物 植物相の確認状況の概要 文献その他の 資料調査 現地調査 分 類 科数 種数 科数 種数 15 60 15 67 6 9 5 12 離弁花類 64 297 71 393 合弁花類 26 181 28 239 単子葉植物 13 161 19 242 計 124科708種 シダ植物 裸子植物 種子植物 双子葉植物 被子植物 合 文献その他 の資料調査 重要な種 42種 重 要 な 種 及 び 重 要 な 群 落 調査結果の概要・講じようとする環境保全措置 (調査結果の概要) (1) 植物相の状況 湯沢市における文献その他の資料調査、対象事業実施区域及びその周辺2kmの範囲内に おける現地調査で確認された植物相の状況は、下表のとおりである。 植物相の確認状況の概要 対象事業 実施区域外 合計 8種 37種 37種 種子植物 双子葉植物 被子植物 138科953種 合 対象事業実施区域 における確認種 ヒョウノセンカタバミ、 オオバツツジ、カニコウ モリ、ナガエスゲ、コイ チヨウラン、オニノヤガ ラ、ジガバチソウ、アリ ドオシラン 科数 種数 科数 種数 15 60 15 67 6 9 5 12 離弁花類 64 297 71 393 合弁花類 26 181 28 239 単子葉植物 13 161 19 242 計 124科708種 138科953種 (2) 重要な種及び重要な群落 文献その他の資料調査及び現地調査においては確認された重要な種及び重要な群落は、 下表のとおりである。 重要な種 区分 文献その他 の資料調査 重要な種 36種 現地調査 対象事業 実施区域 対象事業 実施区域外 合計 6種 26種 26種 対象事業実施区域 における確認種 オオバツツジ、カニコウ モリ、ナガエスゲ、オニ ノヤガラ、ジガバチソ ウ、アリドオシラン 重要な群落等 文献その他の資料調査 重要な群落等 文献その他の資料調査 類 裸子植物 現地調査 対象事業 実施区域 文献その他の 資料調査 現地調査 分 シダ植物 (2) 重要な種及び重要な群落 文献その他の資料調査及び現地調査においては確認された重要な種及び重要な群落は、 下表のとおりである。 重要な種 区分 造成等の施工による一時的な影響、地形改変及び施設の存在 備考 木地山のコケ沼湿原植物群落 コケ沼の高層湿原 備考 木地山のコケ沼湿原植物群落 コケ沼の高層湿原 高松岳の森林植生 高松岳の森林植生 川原毛地獄の硫気孔原植生 対象事業実施区域には分布しない 神室山の自然植生 川原毛地獄の硫気孔原植生 神室山の自然植生 - 39 - 対象事業実施区域には分布しない 表 5 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.4-53(p841)) 修正案 (予測結果の概要) 本事業は、発電所設置計画であり、新たな地形改変は対象事業実施区域の一部に限られるため、事業の実施 により植物の生育環境に影響が及ぶのは、対象事業実施区域に生育する植物に限られると考えられる。このこ とから予測の対象は、現地調査において対象事業実施区域で確認した重要な種であるヒョウノセンカタバミ、 オオバツツジ、カニコウモリ、ナガエスゲ、コイチヨウラン、オニノヤガラ、ジガバチソウ、アリドオシラン の8種とした。 なお、重要な群落は、対象事業実施区域には分布しない。 (予測結果の概要) 本事業は、発電所設置計画であり、新たな地形改変は対象事業実施区域の一部に限られるため、事業の実施 により植物の生育環境に影響が及ぶのは、対象事業実施区域に生育する植物に限られると考えられる。このこ とから予測の対象は、現地調査において対象事業実施区域で確認した重要な種であるオオバツツジ、カニコウ モリ、ナガエスゲ、オニノヤガラ、ジガバチソウ、アリドオシランの6種とした。 なお、重要な群落は、対象事業実施区域には分布しない。 事業の実施による植物への影響の予測結果(1) 事業の実施による植物への影響の予測結果(1) 種 名 予測結果 (削除) 種 名 予測結果 ヒョウノセン カタバミ 現地調査において、平成24年8月に還元熱水輸送管敷設用地の道路法面の1地点で3株の生育 を確認した。 還元熱水輸送管据付工事により生育確認場所が消失するが、移植方法について専門家の助言 を受け適地に移植を実施し、適切に維持管理すること、対象事業実施区域外の23地点でも多数 (400株以上)の生育を確認したことから、工事の実施及び施設の存在によるヒョウノセンカ タバミの生育への影響は少ないものと予測する。 オオバツツジ オオバツツジ 現地調査において、平成24年10月及び平成25年6月に、対象事業実施区域の山葵沢の傾斜地1 地点3株、ブナ林の傾斜地及び雪崩地低地の2地点9株、雪崩地低木群落3地点の66株、計6地点 において合計78株の生育を確認した。 還元熱水輸送管据付工事により、生育確認場所が影響を受けるが、配管防護柵の基礎形状を 小さくすることにより改変範囲を低減すること、移植可能な株は移植方法について専門家の助 言を受け適地に移植を実施し、適切に維持管理すること、対象事業実施区域外の8地点でも37 株の生育を確認したことから、工事の実施及び施設の存在によるオオバツツジの生育への影響 は少ないものと予測する。 現地調査において、平成24年10月及び平成25年6月に、対象事業実施区域の山葵沢の傾斜地1 地点3株、ブナ林の傾斜地及び雪崩地低地の2地点9株、雪崩地低木群落3地点の66株、計6地点 において合計78株の生育を確認した。 還元熱水輸送管据付工事により、生育確認場所が影響を受けるが、配管防護柵の基礎形状を 小さくすることにより改変範囲を低減すること、移植可能な株は移植方法について専門家の助 言を受け適地に移植を実施し、適切に維持管理すること、対象事業実施区域外の8地点でも37 株の生育を確認したことから、工事の実施及び施設の存在によるオオバツツジの生育への影響 は少ないものと予測する。 カニコウモリ カニコウモリ 現地調査において、平成24年10月及び平成25年6月に、対象事業実施区域のブナ林及び雪崩 地低木群落の2地点において計111株の生育を確認した。 配管防護工事及び還元熱水輸送管据付工事により、生育確認場所が影響を受けるが、設置す る配管防護柵は周囲地形等を考慮しながら、カニコウモリを極力回避するように設置位置を設 定し可能な限り人力で工事を行うことで改変範囲を低減すること、工事により消失又は影響を 受ける株のうち移植可能な株は移植方法について専門家の助言を受け適地に移植を実施し、適 切に維持管理すること、対象事業実施区域外の25地点でも多数(600株以上)の生育を確認し たことから、工事の実施及び施設の存在によるカニコウモリの生育への影響は少ないものと予 測する。 現地調査において、平成24年10月及び平成25年6月に、対象事業実施区域のブナ林及び雪崩 地低木群落の2地点において計111株の生育を確認した。 配管防護工事及び還元熱水輸送管据付工事により、生育確認場所が影響を受けるが、設置す る配管防護柵は周囲地形等を考慮しながら、カニコウモリを極力回避するように設置位置を設 定し可能な限り人力で工事を行うことで改変範囲を低減すること、工事により消失又は影響を 受ける株のうち移植可能な株は移植方法について専門家の助言を受け適地に移植を実施し、適 切に維持管理すること、対象事業実施区域外の25地点でも多数(600株以上)の生育を確認し たことから、工事の実施及び施設の存在によるカニコウモリの生育への影響は少ないものと予 測する。 ナガエスゲ ナガエスゲ 現地調査において、平成25年6月に対象事業実施区域の雪崩地低木群落の2地点で計103株の 生育を確認した。 配管防護工事により生育確認場所が影響を受けるが、設置する配管防護柵は周囲地形等を考 慮しながらナガエスゲを極力回避するように設置位置を設定し可能な限り人力で工事を行う ことで改変範囲を低減すること、工事により消失又は影響を受ける株のうち移植可能な株は移 植方法について専門家の助言を受け適地に移植を実施し、適切に維持管理すること、対象事業 実施区域外の3地点でも32株の生育を確認したことから、工事の実施及び施設の存在によるナ ガエスゲの生育への影響は少ないものと予測する。 現地調査において、平成25年6月に対象事業実施区域の雪崩地低木群落の2地点で計103株の 生育を確認した。 配管防護工事により生育確認場所が影響を受けるが、設置する配管防護柵は周囲地形等を考 慮しながらナガエスゲを極力回避するように設置位置を設定し可能な限り人力で工事を行う ことで改変範囲を低減すること、工事により消失又は影響を受ける株のうち移植可能な株は移 植方法について専門家の助言を受け適地に移植を実施し、適切に維持管理すること、対象事業 実施区域外の3地点でも32株の生育を確認したことから、工事の実施及び施設の存在によるナ ガエスゲの生育への影響は少ないものと予測する。 (削除) コイチヨウラ ン 現地調査において、平成24年7月に発電所計画地のカラマツ植林とスギ植林の境界の1地点で 42株の生育を確認した。 改変により、生育確認場所が消失するが、移植方法について専門家の助言を受け適地に移植 を実施し、適切に維持管理すること、対象事業実施区域外の3地点でも146株の生育を確認した ことから、工事の実施及び施設の存在によるコイチヨウランの生育への影響は少ないものと予 測する。 - 40 - 【一部非公開】 8.配管ルート変更により回避した重要な動植物図の記載について 準 備 書 に 記 載 し た 「 重 要 な 動 物 の 保 全 」 (p8.2.2-2_(p762))お よ び 「 重 要 な 植 物 の 保 全 」 (p8.2.2-3_(p763))の説明のため、図1に示す「配管ルート変更により回避した重要な動植物」を 評価書に記載いたします。 なお、回避した重要な動植物は、動物ではクロサンショウウオ、モリアオガエル、植物はスギ ラン、ヤシャビシャク、キンセイランです。 - 41 - 【一部非公開】 図1(1) 配管ルート変更により回避した重要な動植物 - 42 - 【一部非公開】 図1(2) 配管ルート変更により回避した重要な動植物 - 43 - 9.景観の主要な眺望点、及び主要な眺望景観の記載内容見直しについて 景観の主要な眺望点、及び主要な眺望景観については、発電所本館または還元熱水輸送管が視 認できる可能性のある地点を選定していましたが、新たに還元熱水輸送管が視認できる 2 地点を 追加し評価書に反映します。 上記に伴う修正箇所については、次のとおり取り扱います。 (1)準備書第 6 章の「6.2.1 調査、予測及び評価の手法」のうち景観(p6.2-53~(p271~))の調 査時期等、予測地点等の記載を、表 1 のとおり評価書で修正いたします。 (2) 準備書第 8 章の「8.1.7 景観」(p8.1.7-1(p715)~)の現地調査の結果及び予測結果につい て再整理し、その結果を表 2 のとおり評価書で修正いたします。 (3) 準備書第 8 章の「8.4 環境影響の総合的な評価」のうち主要な眺望点及び景観資源並びに主 要な眺望景観(p8.4-72(p860)~)の記載を表 3 のとおり評価書で修正いたします。 - 44 - 表 1(1) 準備書記載内容の修正案 準備書(p6.2-53(p271)) 第 6.2-12 表(1) 項 調査、予測及び評価の手法(景 修正案 観) 第 6.2-12 表(1) 目 環境要素の区分 項 調査、予測及び評価の手法 影響要因 方法書からの変更点 観 主 要 な 眺 望 点 及 び 景 観 資 源 並 び に 主 要 な 眺 望 景 観 観) 目 環境要素の区分 の区分 景 調査、予測及び評価の手法(景 調査、予測及び評価の手法 影響要因 方法書からの変更点 の区分 地 形 改 変 1 調査すべき情報 (1)主要な眺望点 及 び 施 設 の 存 在 (2)景観資源の状況 (3)主要な眺望景観の状況 2 調査の基本的な手法 【文献その他の資料調査】 「日本の自然景観 東北版Ⅲ 秋田県・山形県」(平成元年、 環境庁)等による情報の収集並びに当該情報の整理を行った。 【現地調査】 現地踏査による写真撮影及び目視確認による情報の収集並 びに当該情報の整理及び解析を行った。 3 調査地域 発電所の規模、周囲の地形の状況、眺望点及び景観資源の分布状 況、地域の視程等勘案して、対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲とした。 4 景 観 具体的な調査範囲を 記載した。 調査地点 主 要 な 眺 望 点 及 び 景 観 資 源 並 び に 主 要 な 眺 望 景 観 地 形 改 変 1 調査すべき情報 (1)主要な眺望点 及 び 施 設 の 存 在 (2)景観資源の状況 (3)主要な眺望景観の状況 2 調査の基本的な手法 【文献その他の資料調査】 「日本の自然景観 東北版Ⅲ 秋田県・山形県」(平成元年、 環境庁)等による情報の収集並びに当該情報の整理を行った。 【現地調査】 現地踏査による写真撮影及び目視確認による情報の収集並 びに当該情報の整理及び解析を行った。 3 調査地域 発電所の規模、周囲の地形の状況、眺望点及び景観資源の分布状 況、地域の視程等勘案して、対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲とした。 4 周囲の地形の状況、眺望点及び景観資源の分布状況、地域の視程 並びに不特定多数の者の視点を考慮して、「第 6.2-10 図 景観調 査位置」に示す 6 地点とした。 5 6 7 8 9 調査時期等 【文献その他の資料調査】 入手可能な最新の資料とした。 【現地調査】 季節の変化を考慮し、以下の期間に行った。 秋季:平成24年10月15日~16日 春季:平成25年 6月 3日~ 4日 具体的な調査期間を 記載した。 予測の基本的な手法 フォトモンタージュ法により、眺望景観の変化の程度を予測し た。 6 調査時期等 【文献その他の資料調査】 入手可能な最新の資料とした。 【現地調査】 季節の変化を考慮し、以下の期間に行った。 秋季:平成24年10月15日~16日 春季:平成25年 6月 3日~ 4日 平成26年 6月 2日~ 3日 調査地点を追加した。 具体的な調査期間を 記載した。 予測の基本的な手法 フォトモンタージュ法により、眺望景観の変化の程度を予測し た。 予測地域 「3 調査地域」と同じとした。 予測地点 主要な眺望点として選定した 3 地点とした。 調査地点 周囲の地形の状況、眺望点及び景観資源の分布状況、地域の視程 並びに不特定多数の者の視点を考慮して、「第 6.2-10 図 景観調 査位置」に示す 8 地点とした。 5 具体的な調査範囲を 記載した。 具体的な予測地点を 記載した。 予測対象時期等 発電所の建物等が完成した時点とした。 7 予測地域 「3 調査地域」と同じとした。 8 予測地点 主要な眺望点として選定した 5 地点とした。 9 - 45 - 予測対象時期等 発電所の建物等が完成した時点とした。 具体的な予測地点を 記載した。 表 1(2) 準備書記載内容の修正案 準備書(p6.2-54(p272)) 第 6.2-12 表(2) 項 調査、予測及び評価の手法(景 修正案 観) 目 環境要素の区分 調査、予測及び評価の手法 影響要因 の区分 景 観 眺 望 景 観 主 要 な 眺 望 点 及 び 景 観 資 源 並 び に 主 要 な 地形改 変及び 施設の 存在 10 方法書からの変更 点 評価の手法 調査及び予測の結果を踏まえ、以下により評価を行った。 ・主要な眺望景観に係る環境影響が、実行可能な範囲内で回避 又は低減されているかを検討し、環境の保全についての配慮 が適正になされているかどうかを検討した。 ・「秋田県の景観を守る条例」(平成5年秋田県条例第11号)と の整合が図られているかどうかを検討した。 手法の選定理由 調査地域及び予測地域は、発電所の規模、周囲の地形の状況、眺望点及び景観資源の分布状況、地域の視程等勘案 して、対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲とした。 調査地点については、周囲の地形の状況、眺望点及び景観資源の分布状況、地域の視程並びに不特定多数の者の視 点を考慮して、6 地点とした。 予測の基本的な手法については、フォトモンタージュ法により、眺望景観の変化の程度を予測した。 第 6.2-12 表(2) 項 調査、予測及び評価の手法(景 観) 目 環境要素の区分 調査、予測及び評価の手法 影響要因 の区分 景 観 眺 望 景 観 主 要 な 眺 望 点 及 び 景 観 資 源 並 び に 主 要 な 地形改 変及び 施設の 存在 10 方法書からの変更 点 評価の手法 調査及び予測の結果を踏まえ、以下により評価を行った。 ・主要な眺望景観に係る環境影響が、実行可能な範囲内で回避 又は低減されているかを検討し、環境の保全についての配慮 が適正になされているかどうかを検討した。 ・「秋田県の景観を守る条例」(平成5年秋田県条例第11号)と の整合が図られているかどうかを検討した。 手法の選定理由 調査地域及び予測地域は、発電所の規模、周囲の地形の状況、眺望点及び景観資源の分布状況、地域の視程等勘案 して、対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲とした。 調査地点については、周囲の地形の状況、眺望点及び景観資源の分布状況、地域の視程並びに不特定多数の者の視 点を考慮して、8 地点とした。 予測の基本的な手法については、フォトモンタージュ法により、眺望景観の変化の程度を予測した。 - 46 - 表 1(3) 準備書記載内容の修正案 準備書(p6.2-55(p273)) 第 6.2-10 図 修正案 景観調査位置 第 6.2-10 図 - 47 - 景観調査位置 表 2(1) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.7-1(p715)) 8.1.7 修正案 景 観 8.1.7 1. 主要な眺望点及び景観資源並びに主要な眺望景観 (1) 調査結果の概要 (1) 調査結果の概要 ① 主要な眺望点 ① イ.文献その他の資料調査 「日本の自然景観 景 観 1. 主要な眺望点及び景観資源並びに主要な眺望景観 東北版Ⅲ 主要な眺望点 イ.文献その他の資料調査 秋田県・山形県」(平成元年、環境庁)等による 情報の収集並びに当該情報の整理を行った。 「日本の自然景観 東北版Ⅲ 秋田県・山形県」(平成元年、環境庁)等による 情報の収集並びに当該情報の整理を行った。 (イ)調査地域 (イ)調査地域 対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲とした。 対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲とした。 (ロ)調査地点 (ロ)調査地点 周囲の地形の状況、眺望点及び景観資源の分布状況、地域の視程並びに不特 定多数の者の視点を考慮して、第8.1.7-1図に示す6地点とした。 周囲の地形の状況、眺望点及び景観資源の分布状況、地域の視程並びに不特 定多数の者の視点を考慮して、第8.1.7-1図に示す8地点とした。 (ハ)調査時期 (削除) 入手可能な最新の資料とした。 (ニ)調査結果 (ハ)調査結果 主要な眺望点の概要は第 8.1.7-1 表のとおりである。 主要な眺望点の概要は第 8.1.7-1 表のとおりである。 ロ.発電所の可視領域の検討 ロ.発電所の可視領域の検討 (イ)検討方法 (イ)検討方法 対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲について、メッシュ標高デー 対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲について、メッシュ標高デー タ(「数値地図 50mメッシュ(標高)」(国土地理院))を用いたコンピュー タ(「数値地図 50mメッシュ(標高)」(国土地理院))を用いたコンピュー ター解析を行い、発電所設備のうち最も高い構造物である発電所本館(高さ 23m) ター解析を行い、発電所設備のうち最も高い構造物である発電所本館(高さ 23m) が視認される可能性のある領域を可視領域として検討した。 が視認される可能性のある領域を可視領域として検討した。 (ロ)検討結果 (ロ)検討結果 発電所本館の可視領域は、第 8.1.7-2 図のとおりである。 発電所本館の可視領域は、第 8.1.7-2 図のとおりである。 - 48 - 表 2(2) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.7-2(p716)) 修正案 ハ.現地調査 ハ.現地調査 (イ)調査地域 (イ)調査地域 対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲とした。 対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲とした。 (ロ)調査地点 (ロ)調査地点 第8.1.7-1図に示す主要な眺望点の6地点とした。 第8.1.7-1図に示す主要な眺望点の8地点とした。 (ハ)調査時期 (ハ)調査時期 平成24年10月15日~16日 平成24年10月15日~16日 (ニ)調査方法 平成26年 6月 2日~ 3日 第8.1.7-2図の可視領域を参考に、調査地点における対象事業実施区域(計 画設備)の視認性を現地踏査により確認した。 (ニ)調査方法 第8.1.7-2図の可視領域を参考に、調査地点における対象事業実施区域(計 (ホ)調査結果 画設備)の視認性を現地踏査により確認した。 主要な眺望点からの対象事業実施区域(計画設備)の視認性は第 8.1.7-1 表 のとおりである。 (ホ)調査結果 主要な眺望点からの対象事業実施区域(計画設備)の視認性は第 8.1.7-1 表 のとおりである。 - 49 - 表 2(3) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.7-3(p717)) 第 8.1.7-1 図 修正案 主要な眺望点の位置 第 8.1.7-1 図 - 50 - 主要な眺望点の位置 表 2(4) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.7-5(p719)) 第 8.1.7-1 表 図中 番号 名 称 方 向 距 離 景観区分 利用 形態 ① 三途川渓谷 北 約 5.0km 中景 観光 ② 川原毛地獄 (川原毛地獄 山) 東 約 2.8km 中景 観光 ③ 山伏岳 南東 約 2.0km 中景 レク ④ 秋の宮温泉郷 (スパッチェ温 水プール) 南西 約 4.3km 中景 観光 ⑤ 秋ノ宮小安温泉 東 線(県道 310 号) 約 0.8km ① 近景 観光 ⑥ 秋ノ宮小安温泉 南西 線(県道 310 号) 約 1.0km ② 中景 観光 修正案 主要な眺望点の概要 第 8.1.7-1 表 地点及び眺望の状況 計画設備 の 視認可能 性 ・高松川上流の渓谷。渓流から三途川橋までの高低差は約 40m、 その橋のたもとから眺める光景は断崖絶壁であり、「三途川」 と呼ばれる由縁とも伝えられる。秋の紅葉が美しい。 ・発電所本館は視認できないと考えられる。 × ① × ・特異な火山地形であり、日本三大霊地のひとつに数えられる。 植物はなく、奇岩の連なる岩肌の至る所から水蒸気や硫化ガス が噴出し、硫黄の臭いが立ちこめている。 ・発電所本館は視認できないと考えられる ・標高 1,315m の山岳であり、ブナの森林や眺望が美しい。秋 の宮温泉側と川原毛地獄側に登山口がある。また、泥湯温泉側 から高松岳(1,348m)を経由して登る登山ルートもある。 ・山頂下の展望地点(約 20m 下)から計画地を望むことができ る。発電所本館及び冷却塔は視認できる可能性がある。 ・秋の宮温泉郷は、秋田県内最古の温泉地と言われている。ス パッチェ温水プールは、隣接する「秋の宮山荘」とともに温泉 郷の玄関口に当たる施設群を構成している。 ・発電所本館は視認できないと考えられる。 ・秋ノ宮小安温泉線(県道 310 号)は、秋の宮温泉と木地山高 原を結ぶ道路であり、観光に利用されている。本地点は、その 中でも事業計画地方面に視界が開けている場所の一つである。 ・発電所本館は視認できる可能性がある。 ・秋ノ宮小安温泉線(県道 310 号)は、秋の宮温泉と木地山高 原を結ぶ道路であり、観光に利用されている。本地点は、その 中でも還元井への熱水輸送配管が並行する場所の一つである。 ・発電所本館は視認できないが還元熱水輸送管は視認できる可 能性がある。 方 向 距 離 景観区分 利用 形態 三途川渓谷 北 約 5.0km 中景 観光 ② 川原毛地獄 (川原毛地獄 山) 東 約 2.8km 中景 観光 ○ ③ 山伏岳 南東 約 2.0km 中景 レク × ④ 秋の宮温泉郷 (スパッチェ温 水プール) 南西 約 4.3km 中景 観光 ○ ⑤ 秋ノ宮小安温泉 東 線(県道 310 号) 約 0.8km a 近景 観光 ⑥ 秋ノ宮小安温泉 南西 線(県道 310 号) 約 1.0km b 中景 観光 ⑦ 秋ノ宮小安温泉 線(県道 310 号) c - 観光 ⑧ 秋ノ宮小安温泉 線(県道 310 号) d - 観光 図中 番号 ○ 注:1.図中番号は、第 8.1.7-1 図中の番号に対応する。 2.「方向」は対象事業実施区域から見た主要な眺望点の候補地点の方向を、「距離」は対象事業実施区域(計画設備)から主要な眺望点の候補 地点までの直線距離を示す。 3.景観区分は「景観工学」(日本まちづくり協会編、平成 13 年)に基づき、対象事業実施区域(計画設備)からの距離により区分した。 近景:約 1km 以内、中景:約 1~5km 4.「利用形態」の内容は、以下のとおりである。 観光:主に観光を目的として利用される地点(温泉入浴を含む) レク:主に登山等のレクリエーションを行うことを目的として利用される地点 5.「計画設備の視認可能性」は、現地踏査により推定した計画設備の視認状況で、その内容は以下のとおりである。 ○:発電所本館又は還元熱水輸送管が視認できる可能性がある ×:発電所本館又は還元熱水輸送管は視認できないと考えられる 名 称 主要な眺望点の概要 地点及び眺望の状況 計画設備 の 視認可能 性 ・高松川上流の渓谷。渓流から三途川橋までの高低差は約 40m、 その橋のたもとから眺める光景は断崖絶壁であり、「三途川」 と呼ばれる由縁とも伝えられる。秋の紅葉が美しい。 ・発電所本館は視認できないと考えられる。 × ・特異な火山地形であり、日本三大霊地のひとつに数えられる。 植物はなく、奇岩の連なる岩肌の至る所から水蒸気や硫化ガス が噴出し、硫黄の臭いが立ちこめている。 ・発電所本館は視認できないと考えられる ・標高 1,315m の山岳であり、ブナの森林や眺望が美しい。秋 の宮温泉側と川原毛地獄側に登山口がある。また、泥湯温泉側 から高松岳(1,348m)を経由して登る登山ルートもある。 ・山頂下の展望地点(約 20m 下)から計画地を望むことができ る。発電所本館及び冷却塔は視認できる可能性がある。 ・秋の宮温泉郷は、秋田県内最古の温泉地と言われている。ス パッチェ温水プールは、隣接する「秋の宮山荘」とともに温泉 郷の玄関口に当たる施設群を構成している。 ・発電所本館は視認できないと考えられる。 ・秋ノ宮小安温泉線(県道 310 号)は、秋の宮温泉と木地山高 原を結ぶ道路であり、観光に利用されている。本地点は、その 中でも事業計画地方面に視界が開けている場所の一つである。 ・発電所本館は視認できる可能性がある。 ・秋ノ宮小安温泉線(県道 310 号)は、秋の宮温泉と木地山高 原を結ぶ道路であり、観光に利用されている。本地点は、その 中でも還元井への還元熱水輸送管が並行する場所の一つであ る。 ・発電所本館は視認できないが還元熱水輸送管は視認できる可 能性がある。 ・秋ノ宮小安温泉線(県道 310 号)は、秋の宮温泉と木地山高 原を結ぶ道路であり、観光に利用されている。本地点は、その 中でも還元井への還元熱水輸送管が並行する場所の一つであ る。 ・発電所本館は視認できないが還元熱水輸送管は視認できる可 能性がある。 ・秋ノ宮小安温泉線(県道 310 号)は、秋の宮温泉と木地山高 原を結ぶ道路であり、観光に利用されている。本地点は、その 中でも還元井への還元熱水輸送管が並行する場所の一つであ る。 ・発電所本館は視認できないが還元熱水輸送管は視認できる可 能性がある。 × ○ × ○ ○ ○ ○ 注:1.図中番号は、第 8.1.7-1 図中の番号に対応する。 2.「方向」は対象事業実施区域から見た主要な眺望点の候補地点の方向を、「距離」は対象事業実施区域(計画設備)から主要な眺望点の候補 地点までの直線距離を示す。 3.景観区分は「景観工学」(日本まちづくり協会編、平成 13 年)に基づき、対象事業実施区域(計画設備)からの距離により区分した。 近景:約 1km 以内、中景:約 1~5km 4.「利用形態」の内容は、以下のとおりである。 観光:主に観光を目的として利用される地点(温泉入浴を含む) レク:主に登山等のレクリエーションを行うことを目的として利用される地点 5.「計画設備の視認可能性」は、現地踏査により推定した計画設備の視認状況で、その内容は以下のとおりである。 ○:発電所本館又は還元熱水輸送管が視認できる可能性がある ×:発電所本館又は還元熱水輸送管は視認できないと考えられる - 51 - 表 2(5) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.7-13(p727)) 修正案 ③主要な眺望景観の状況 イ.主要な眺望景観の選定 第8.1.7-4図のフローに従い、主要な眺望景観を選定した。 主要な眺望点は、「① 主要な眺望点」で選定した、三途川渓谷、川原毛地獄(川 原毛地獄山)、山伏岳、秋の宮温泉郷(スパッチェ温水プール)、秋ノ宮小安温泉 線(県道310号)①、秋ノ宮小安温泉線(県道310号)②の6地点であり、主要な眺 望点から対象事業実施区域を望む景観を主要な眺望景観とした。 主要な眺望景観の選定理由は、表8.1.7-3表のとおりである。 第8.1.7-4図 調査地域における 主要な眺望点の抽出 主要な眺望景観の選定フロー ③主要な眺望景観の状況 イ.主要な眺望景観の選定 第8.1.7-4図のフローに従い、主要な眺望景観を選定した。 主要な眺望点は、「① 主要な眺望点」で選定した、三途川渓谷、川原毛地獄(川 原毛地獄山)、山伏岳、秋の宮温泉郷(スパッチェ温水プール)、秋ノ宮小安温泉 線(県道310号)a~dの8地点であり、主要な眺望点から対象事業実施区域を望む景 観を主要な眺望景観とした。 主要な眺望景観の選定理由は、表8.1.7-3表のとおりである。 第8.1.7-4図 発電所本館の可視領域の把握 発電所本館等設備の視認状況 の把握 主要な眺望景観の選定フロー 調査地域における 主要な眺望点の抽出 主要な眺望点の選定 発電所本館の可視領域の把握 発電所本館等設備の視認状況 の把握 主要な眺望点の選定 景観資源の把握 景観資源の把握 主要な眺望景観の選定 主要な眺望景観の選定 - 52 - 表 2(6) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.7-14(p728)) 第8.1.7-3表 図中 番号 ① 主要な眺望景観 山伏岳 (山頂下展望点) 方 向 距 離 景観区分 南東 約 2.0km 中景 ② 秋ノ宮小安温泉 線(県道 310 号) ① 東 約 0.8km 近景 ③ 秋ノ宮小安温泉 線(県道 310 号) ② 南西 約 1.0km 中景 修正案 主要な眺望景観の選定理由 計画設備と同時に 視認できる景観資源 ① 小比内山火 山・小比内山 第8.1.7-3表 図中 番号 選定理由 山頂下の展望点(約 20m 下)から計画地を 望むことができる。将来は、発電所本館及 び冷却塔の一部が視認できる可能性があ ① る。不特定の登山者が 2 時間ほどで比較的 容易に山頂及び山頂下の展望地点を訪れ る。 なし 橋の上から樹間に計画地を望むことができ る。将来は、発電所本館が視認できる可能 性がある。秋ノ宮小安温泉線は不特定多数 の車両が通行する。 なし 道路沿いは森林により視界が遮られてい る。将来は、秋ノ宮小安温泉線沿いに計画 される還元熱水輸送管が視認できる可能性 がある。秋ノ宮小安温泉線は不特定多数の 車両が通行する。 注:1.「図中番号」は、第 8.1.7-5 図中の番号に対応する。 2.「方向」は対象事業実施区域から見た主要な眺望点の方向を、「距離」は対象事業実施区域(発電所計画設備)から主要な眺望景観までの直 線距離を示す。 3.景観区分は「景観工学」(日本まちづくり協会編、平成 13 年)に基づき、対象事業実施区域(発電所計画設備)からの距離により区分した。 近景:約 1km 以内、中景:約 1~5km 4.「計画設備と同時に視認できる景観資源」の番号は、第 8.1.7-3 図中の番号に対応する。 主要な眺望景観 山伏岳 (山頂下展望点) 方 向 距 離 景観区分 南東 約 2.0km 中景 主要な眺望景観の選定理由 計画設備と同時に 視認できる景観資源 ① 小比内山火 山・小比内山 選定理由 山頂下の展望点(約 20m 下)から計画地を 望むことができる。将来は、発電所本館及 び冷却塔の一部が視認できる可能性があ る。不特定の登山者が 2 時間ほどで比較的 容易に山頂及び山頂下の展望地点を訪れ る。 なし 橋の上から樹間に計画地を望むことができ る。将来は、発電所本館が視認できる可能 性がある。秋ノ宮小安温泉線は不特定多数 の車両が通行する。 南西 約 1.0km 中景 なし 道路沿いは森林により視界が遮られてい る。将来は、秋ノ宮小安温泉線沿いに計画 される還元熱水輸送管が視認できる可能性 がある。秋ノ宮小安温泉線は不特定多数の 車両が通行する。 - なし ② 秋ノ宮小安温泉 線(県道 310 号) a 東 約 0.8km 近景 ③ 秋ノ宮小安温泉 線(県道 310 号) b ④ 秋ノ宮小安温泉 線(県道 310 号) c ⑤ 秋ノ宮小安温泉 線(県道 310 号) d 将来は、秋ノ宮小安温泉線沿いに計画され - なし る還元熱水輸送管が視認できる可能性があ る。秋ノ宮小安温泉線は不特定多数の車両 が通行する。 将来は、秋ノ宮小安温泉線沿いに計画され る還元熱水輸送管が視認できる可能性があ る。秋ノ宮小安温泉線は不特定多数の車両 が通行する。 注:1.「図中番号」は、第 8.1.7-5 図中の番号に対応する。 2.「方向」は対象事業実施区域から見た主要な眺望点の方向を、「距離」は対象事業実施区域(発電所計画設備)から主要な眺望景観までの直 線距離を示す。 3.景観区分は「景観工学」(日本まちづくり協会編、平成 13 年)に基づき、対象事業実施区域(発電所計画設備)からの距離により区分した。 近景:約 1km 以内、中景:約 1~5km 4.「計画設備と同時に視認できる景観資源」の番号は、第 8.1.7-3 図中の番号に対応する。 - 53 - 表 2(7) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.7-15(p729)) 修正案 ロ. 現地調査 (イ)調査地域 対象事業実施区域を中心とした半径約5kmの範囲とした。 (ロ)調査地点 主要な眺望景観として選定した3地点とした(第8.1.7-5図)。 (ハ)調査時期 秋 季:平成24年10月15日~16日 春 季:平成25年 6月 3日~ 4日 (ニ)調査方法 主要な眺望景観の状況について、現地踏査による目視確認及び視認状況の写 真撮影を実施した。 写真撮影には、デジタル一眼レフカメラ(1,000万画素)を使用した。中景は 人の自然な視野角に近いとされる標準の焦点距離(35㎜フィルム換算50㎜相当、 水平画角約40度)で、近景は広角の焦点距離(35㎜フィルム換算27㎜相当、水平 画角約67度)で撮影した。 (ホ)調査結果 主要な眺望景観の状況は、第8.1.7-6図の上段のとおりである。 ロ. 現地調査 (イ)調査地域 対象事業実施区域を中心とした半径約5kmの範囲とした。 (ロ)調査地点 主要な眺望景観として選定した5地点とした(第8.1.7-5図)。 (ハ)調査時期 秋 季:平成24年10月15日~16日 春 季:平成25年 6月 3日~ 4日 平成26年 6月 2日~ 3日 (ニ)調査方法 主要な眺望景観の状況について、現地踏査による目視確認及び視認状況の写 真撮影を実施した。 写真撮影には、デジタル一眼レフカメラ(1,000万画素)を使用した。 焦点距離は第8.1.7-4表のとおりである。 第8.1.7-4表 図中 番号 主要な眺望景観の撮影方法 主要な眺望景観 ① 山伏岳 (山頂下展望点) ② 秋ノ宮小安温泉線(県道 310 号)a ③ 秋ノ宮小安温泉線(県道 310 号)b ④ 秋ノ宮小安温泉線(県道 310 号)c ⑤ 秋ノ宮小安温泉線(県道 310 号)d 撮影時の焦点距離 広角 (35mm フイルム換算 27mm 相当、 水平画角約 67 度) 広角 (35mm フイルム換算 27mm 相当、 水平画角約 67 度) 広角 (35mm フイルム換算 27mm 相当、 水平画角約 67 度) 標準 (35mm フイルム換算 50mm 相当、 水平画角約 40 度) 標準 (35mm フイルム換算 50mm 相当、 水平画角約 40 度) 注:「図中番号」は、第 8.1.7-5 図中の番号に対応する。 (ホ)調査結果 主要な眺望景観の状況は、第8.1.7-6図の上段のとおりである。 - 54 - 表 2(8) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.7-16(p730)) 第 8.1.7-5 図 修正案 主要な眺望景観調査位置 第 8.1.7-5 図 - 55 - 主要な眺望景観調査位置 表 2(9) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.7-18(p732)) 修正案 (ハ)予測結果 a.主要な眺望点及び景観資源 主要な眺望点及び景観資源への影響については、対象事業実施区域外にあること から、地形改変及び施設の存在による直接的な影響はないものと予測する。 (ハ)予測結果 a.主要な眺望点及び景観資源 主要な眺望点及び景観資源への影響については、対象事業実施区域外にあること から、地形改変及び施設の存在による直接的な影響はないものと予測する。 b.主要な眺望景観 主要な眺望景観の予測結果は、第8.1.7-6図の下段のとおりであり、各眺望景観 の変化の状況は、以下のとおりである。 (a)山伏岳(山頂下展望点) 将来は発電所本館及び冷却塔の一部が視認される。気温が低い気象条件において は冷却塔からの白煙も視認される。また、景観資源として小比内山火山・小比内山 が視認される。 発電所本館や冷却塔の大きさを可能な限り小さくしつつ、かつ高さを抑える計画 とすること、色彩はアースカラーから選定したベージュ系及びブラウン系を採用し、 周辺の自然環境との調和を図ることで、景観に配慮することから、将来の施設の存 在に伴う眺望景観及び景観資源への影響は少ないものと予測する。 b.主要な眺望景観 主要な眺望景観の予測結果は、第8.1.7-6図の下段のとおりであり、各眺望景観 の変化の状況は、以下のとおりである。 (a)山伏岳(山頂下展望点) 将来は発電所本館及び冷却塔の一部が視認される。気温が低い気象条件において は冷却塔からの白煙も視認される。また、景観資源として小比内山火山・小比内山 が視認される。 発電所本館や冷却塔の大きさを可能な限り小さくしつつ、かつ高さを抑える計画 とすること、色彩はアースカラーから選定したベージュ系及びブラウン系を採用し、 周辺の自然環境との調和を図ることで、景観に配慮することから、将来の施設の存 在に伴う眺望景観及び景観資源への影響は少ないものと予測する。 (b)秋ノ宮小安温泉線(県道310号)① 将来は発電所本館の一部が視認される。気温が低い気象条件においては冷却塔か らの白煙も視認される。なお、視認可能な景観資源はない。 発電所本館や冷却塔の大きさを可能な限り小さくしつつ、かつ高さを抑える計画 とすること、色彩はアースカラーから選定したベージュ系及びブラウン系を採用し、 周辺の自然環境との調和を図ることで、景観に配慮することから、将来の施設の存 在に伴う眺望景観への影響は少ないものと予測する。 (b)秋ノ宮小安温泉線(県道310号)a 将来は発電所本館の一部が視認される。気温が低い気象条件においては冷却塔か らの白煙も視認される。なお、視認可能な景観資源はない。 発電所本館や冷却塔の大きさを可能な限り小さくしつつ、かつ高さを抑える計画 とすること、色彩はアースカラーから選定したベージュ系及びブラウン系を採用し、 周辺の自然環境との調和を図ることで、景観に配慮することから、将来の施設の存 在に伴う眺望景観への影響は少ないものと予測する。 (c) 秋ノ宮小安温泉線(県道310号)② 将来は還元熱水輸送管が道路沿いに敷設されるが、道路レベルより低い位置に設 置されるため、視認できない。発電所計画地方向の視界は樹木によって遮られてい るため、発電所本館は視認できない。気温が低い気象状況においては、冷却塔から の白煙の一部が視認される可能性がある。なお、視認可能な景観資源はない。 還元熱水輸送管を道路レベルより低い位置に設置し景観に配慮するとともに、色 彩については、アースカラーから選定したブラウン系を採用し、周辺の自然環境と の調和を図ることから、将来の施設の存在に伴う眺望景観への影響は少ないものと 予測する。 (c) 秋ノ宮小安温泉線(県道310号)b 将来は還元熱水輸送管が道路沿いに敷設されるが、道路レベルより低い位置に設 置されるため、視認できない。発電所計画地方向の視界は樹木によって遮られてい るため、発電所本館は視認できない。気温が低い気象状況においては、冷却塔から の白煙の一部が視認される可能性がある。なお、視認可能な景観資源はない。 還元熱水輸送管を道路レベルより低い位置に設置し景観に配慮するとともに、色 彩については、アースカラーから選定したブラウン系を採用し、周辺の自然環境と の調和を図ることから、将来の施設の存在に伴う眺望景観への影響は少ないものと 予測する。 - 56 - 表 2(10) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.7-18(p732)と p8.1.7-19(p733)の間) 修正案 (d) 秋ノ宮小安温泉線(県道310号)c 将来は還元熱水輸送管が道路沿いに視認される。なお、視認可能な景観資源はな い。 還元熱水輸送管については、地形改変及び樹木の伐採範囲を必要最小限にとどめ、 地形改変部には適切な緑化を行うこと、配管及び架台の大きさは可能な限り小さく して道路沿いに低く設置し景観に配慮するとともに、色彩については、アースカラー から選定したブラウン系を採用し、周辺の自然環境との調和を図ることから、将来 の施設の存在に伴う眺望景観への影響は少ないものと予測する。 (記載なし) (e) 秋ノ宮小安温泉線(県道310号)d 将来は還元熱水輸送管が道路沿いに視認される。なお、視認可能な景観資源はな い。 還元熱水輸送管については、地形改変及び樹木の伐採範囲を必要最小限にとどめ、 地形改変部には適切な緑化を行うこと、配管及び架台の大きさは可能な限り小さく して道路沿いに低く設置し景観に配慮するとともに、色彩については、アースカラー から選定したブラウン系を採用し、周辺の自然環境との調和を図ることから、将来 の施設の存在に伴う眺望景観への影響は少ないものと予測する。 - 57 - 表 2(11) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.7-20(p734)) 修正案 第 8.1.7-6 図(2) 主要な眺望景観の現状と予測結果 (秋ノ宮小安温泉線(県道 310 号)①) 撮影日:平成 25 年 6 月 4 日 【現状】 第 8.1.7-6 図(2) 主要な眺望景観の現状と予測結果 (秋ノ宮小安温泉線(県道 310 号)a) 撮影日:平成 25 年 6 月 4 日 【現状】 【将来】 【将来】 - 58 - 表 2(10) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.7-21(p735)) 修正案 第 8.1.7-6 図(3) 主要な眺望景観の現状と予測結果 (秋ノ宮小安温泉線(県道 310 号)②) 撮影日:平成 25 年 6 月 3 日 【現状】 第 8.1.7-6 図(3) 主要な眺望景観の現状と予測結果 (秋ノ宮小安温泉線(県道 310 号)b) 撮影日:平成 25 年 6 月 3 日 【現状】 【将来】 【将来】 - 59 - 表 2(11) 準備書記載内容の修正案 準備書( p8.1.7-21(p735)と p8.1.7-22(p736)の間) 修正案 第 8.1.7-6 図(4) 主要な眺望景観の現状と予測結果 (秋ノ宮小安温泉線(県道 310 号)c) 撮影日:平成 26 年 6 月 3 日 (記載なし) 【現状】 【将来】 - 60 - 表 2(12) 準備書記載内容の修正案 準備書( p8.1.7-21(p735)と p8.1.7-22(p736)の間) 修正案 第 8.1.7-6 図(5) 主要な眺望景観の現状と予測結果 (秋ノ宮小安温泉線(県道 310 号)d) 撮影日:平成 26 年 6 月 2 日 (記載なし) 【現状】 【将来】 - 61 - 表 3(1) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.4-72(p860)) 第8.4-4表(1) 選定項目 景 観 主 要 な 眺 望 点 及 び 景 観 資 源 並 び に 主 要 な 眺 望 景 観 修正案 地形改変及び施設の存在 第8.4-4表(1) 調査結果の概要・講じようとする環境保全措置 選定項目 (調査結果の概要) 対象事業実施区域を中心とした半径約5kmの範囲内における主要な眺望点について、文献その他の資料調査及び 現地踏査を行い、6地点の候補地から3地点を選定した。その選定理由は、下表のとおりである。なお、対象事業 実施区域には、主要な眺望点及び景観資源はない。 主要な眺望景観の選定理由 番図 号中 主要な眺望景観 方 向 距 離 景観区分 計画設備と同時に 視認できる景観資 源 南東 小比内山火 約 2.0km 山・小比内山 中景 観 選定理由 山頂下の展望点(約 20m 下)から計画地を望むことがで きる。将来は、発電所本館及び冷却塔の一部が視認でき る可能性がある。不特定の登山者が 2 時間ほどで比較的 容易に山頂及び山頂下の展望地点を訪れる。 ① 山伏岳 (山頂下展望点) ② 東 秋ノ宮小安温泉線 約 0.8km (県道 310 号)① 近景 なし 橋の上から樹間に計画地を望むことができる。将来は、 発電所本館が視認できる可能性がある。秋ノ宮小安温泉 線は不特定多数の車両が通行する。 ③ 南西 秋ノ宮小安温泉線 約 1.0km (県道 310 号)② 中景 なし 道路沿いは森林により視界が遮られている。将来は、秋 ノ宮小安温泉線沿いに計画される還元熱水輸送管が視 認できる可能性がある。秋ノ宮小安温泉線は不特定多数 の車両が通行する。 注: 景 1.「方向」は対象事業実施区域から見た主要な眺望点の方向を、「距離」は対象事業実施区域(発電所計画設備)から主要な 眺望景観までの直線距離を示す。 2.景観区分は「景観工学」(日本まちづくり協会編、平成13年)に基づき、対象事業実施区域(発電所計画設備)からの距離 により区分した。 近景:約1km以内、中景:約1~5km 主 要 な 眺 望 点 及 び 景 観 資 源 並 び に 主 要 な 眺 望 景 観 (調査結果の概要) 対象事業実施区域を中心とした半径約5kmの範囲内における主要な眺望点について、文献その他の資料調査及び 現地踏査を行い、8地点の候補地から5地点を選定した。その選定理由は、下表のとおりである。なお、対象事業 実施区域には、主要な眺望点及び景観資源はない。 主要な眺望景観の選定理由 番図 号中 - 62 - 主要な眺望景観 方 向 距 離 景観区分 計画設備と同時に 視認できる景観資 源 小比内山火 山・小比内山 選定理由 山頂下の展望点(約 20m 下)から計画地を望むことが できる。将来は、発電所本館及び冷却塔の一部が視認 できる可能性がある。不特定の登山者が 2 時間ほどで 比較的容易に山頂及び山頂下の展望地点を訪れる。 ① 山伏岳 (山頂下展望点) 南東 約 2.0km 中景 ② 秋ノ宮小安温泉線 (県道 310 号)a 東 約 0.8km 近景 なし 橋の上から樹間に計画地を望むことができる。将来は、 発電所本館が視認できる可能性がある。秋ノ宮小安温 泉線は不特定多数の車両が通行する。 ③ 秋ノ宮小安温泉線 (県道 310 号)b 南西 約 1.0km 中景 なし 道路沿いは森林により視界が遮られている。将来は、 秋ノ宮小安温泉線沿いに計画される還元熱水輸送管が 視認できる可能性がある。秋ノ宮小安温泉線は不特定 多数の車両が通行する。 ④ 秋ノ宮小安温泉線 (県道 310 号)c - なし 将来は、秋ノ宮小安温泉線沿いに計画される還元熱水 輸送管が視認できる可能性がある。秋ノ宮小安温泉線 は不特定多数の車両が通行する。 ⑤ 秋ノ宮小安温泉線 (県道 310 号)d - なし 将来は、秋ノ宮小安温泉線沿いに計画される還元熱水 輸送管が視認できる可能性がある。秋ノ宮小安温泉線 は不特定多数の車両が通行する。 注: (講じようとする環境保全措置) ・地形改変及び樹木の伐採範囲を必要最小限にとどめ、地形改変部等には適切な緑化を行う。 ・発電所本館や冷却塔の大きさを可能な限り小さくしつつ、かつ高さを抑える計画とする。 ・発電所施設の人工的な構造物は、「秋田県の景観を守る条例」(平成5年秋田県条例第11号)に規定する「秋田県 届出行為景観保全基準」(平成5年秋田県告示第613号)に示されているとおり、落ち着いた色彩を基調とし、周 辺の自然環境との調和に配慮する。 ・発電所建屋の色彩については、アースカラーから選定したベージュ系及びブラウン系を採用し、周辺の自然環 境との調和を図る。 ・還元熱水輸送管は可能な限り道路沿いに低く設置し景観に配慮するとともに、色彩については、アースカラー から選定したブラウン系を採用し、周辺の自然環境との調和を図る。 地形改変及び施設の存在 調査結果の概要・講じようとする環境保全措置 1.「方向」は対象事業実施区域から見た主要な眺望点の方向を、「距離」は対象事業実施区域(発電所計画設備)から主要な 眺望景観までの直線距離を示す。 2.景観区分は「景観工学」(日本まちづくり協会編、平成13年)に基づき、対象事業実施区域(発電所計画設備)からの距離 により区分した。 近景:約1km以内、中景:約1~5km (講じようとする環境保全措置) ・地形改変及び樹木の伐採範囲を必要最小限にとどめ、地形改変部等には適切な緑化を行う。 ・発電所本館や冷却塔の大きさを可能な限り小さくしつつ、かつ高さを抑える計画とする。 ・発電所施設の人工的な構造物は、「秋田県の景観を守る条例」(平成5年秋田県条例第11号)に規定する「秋田県 届出行為景観保全基準」(平成5年秋田県告示第613号)に示されているとおり、落ち着いた色彩を基調とし、周 辺の自然環境との調和に配慮する。 ・発電所建屋の色彩については、アースカラーから選定したベージュ系及びブラウン系を採用し、周辺の自然環 境との調和を図る。 ・還元熱水輸送管は可能な限り道路沿いに低く設置し景観に配慮するとともに、色彩については、アースカラー から選定したブラウン系を採用し、周辺の自然環境との調和を図る。 表 3(2) 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.4-73(p861)) 修正案 予測結果・評価の概要 予測結果・評価の概要 (予測結果の概要) (1) 主要な眺望点及び景観資源 主要な眺望点及び景観資源の位置が対象事業実施区域外であるため、地形改変及び施設の存在による直接的な影響はな い。 (予測結果の概要) (1) 主要な眺望点及び景観資源 主要な眺望点及び景観資源の位置が対象事業実施区域外であるため、地形改変及び施設の存在による直接的な影響はな い。 (2) 主要な眺望景観 ① 山伏岳(山頂下展望点) 将来は発電所本館及び冷却塔の一部が視認される。気温が低い気象条件においては冷却塔からの白煙も視認される。 また景観資源として小比内山火山・小比内山が視認される。 発電所本館や冷却塔の大きさを可能な限り小さくしつつ、かつ高さを抑える計画とすること、色彩はアースカラー から選定したベージュ系及びブラウン系を採用し、周辺の自然環境との調和を図ることで、景観に配慮することから、 将来の施設の存在に伴う眺望景観への影響は少ないものと予測する。 (2) 主要な眺望景観 ① 山伏岳(山頂下展望点) 将来は発電所本館及び冷却塔の一部が視認される。気温が低い気象条件においては冷却塔からの白煙も視認される。 また景観資源として小比内山火山・小比内山が視認される。 発電所本館や冷却塔の大きさを可能な限り小さくしつつ、かつ高さを抑える計画とすること、色彩はアースカラー から選定したベージュ系及びブラウン系を採用し、周辺の自然環境との調和を図ることで、景観に配慮することから、 将来の施設の存在に伴う眺望景観への影響は少ないものと予測する。 ② 秋ノ宮小安温泉線(県道310号)① 将来は発電所本館の一部が視認される。気温が低い気象条件においては冷却塔からの白煙も視認される。なお、視 認可能な景観資源はない。 発電所本館や冷却塔の大きさを可能な限り小さくしつつ、かつ高さを抑える計画とすること、色彩はアースカラー から選定したベージュ系及びブラウン系を採用し、周辺の自然環境との調和を図ることで、景観に配慮することから、 将来の施設の存在に伴う眺望景観への影響は少ないものと予測する。 ② 秋ノ宮小安温泉線(県道310号)a 将来は発電所本館の一部が視認される。気温が低い気象条件においては冷却塔からの白煙も視認される。なお、視 認可能な景観資源はない。 発電所本館や冷却塔の大きさを可能な限り小さくしつつ、かつ高さを抑える計画とすること、色彩はアースカラー から選定したベージュ系及びブラウン系を採用し、周辺の自然環境との調和を図ることで、景観に配慮することから、 将来の施設の存在に伴う眺望景観への影響は少ないものと予測する。 ③ 秋ノ宮小安温泉線(県道310号)② 将来は還元熱水輸送管が道路沿いに敷設されるが、道路レベルより低い位置に設置されるため、視認できない。発 電所計画地方向の視界は樹木によって遮られているため、発電所本館は視認できない。気温が低い気象状況において は、冷却塔からの白煙の一部が視認される可能性がある。なお、視認可能な景観資源はない。 還元熱水輸送管を道路レベルより低い位置に設置し景観に配慮するとともに、色彩については、アースカラーから 選定したブラウン系を採用し、周辺の自然環境との調和を図ることから、将来の施設の存在に伴う眺望景観への影響 は少ないものと予測する。 ③ 秋ノ宮小安温泉線(県道310号)b 将来は還元熱水輸送管が道路沿いに敷設されるが、道路レベルより低い位置に設置されるため、視認できない。発 電所計画地方向の視界は樹木によって遮られているため、発電所本館は視認できない。気温が低い気象状況において は、冷却塔からの白煙の一部が視認される可能性がある。なお、視認可能な景観資源はない。 還元熱水輸送管を道路レベルより低い位置に設置し景観に配慮するとともに、色彩については、アースカラーから 選定したブラウン系を採用し、周辺の自然環境との調和を図ることから、将来の施設の存在に伴う眺望景観への影響 は少ないものと予測する。 ④ 秋ノ宮小安温泉線(県道310号)c 将来は還元熱水輸送管が道路沿いに視認される。なお、視認可能な景観資源はない。 還元熱水輸送管については、地形改変及び樹木の伐採範囲を必要最小限にとどめ、地形改変部には適切な緑化を行 うこと、配管及び架台の大きさは可能な限り小さくして道路沿いに低く設置し景観に配慮するとともに、色彩につい ては、アースカラーから選定したブラウン系を採用し、周辺の自然環境との調和を図ることから、将来の施設の存在 に伴う眺望景観への影響は少ないものと予測する。 ⑤ 秋ノ宮小安温泉線(県道310号)d 将来は還元熱水輸送管が道路沿いに視認される。なお、視認可能な景観資源はない。 還元熱水輸送管については、地形改変及び樹木の伐採範囲を必要最小限にとどめ、地形改変部には適切な緑化を行 うこと、配管及び架台の大きさは可能な限り小さくして道路沿いに低く設置し景観に配慮するとともに、色彩につい ては、アースカラーから選定したブラウン系を採用し、周辺の自然環境との調和を図ることから、将来の施設の存在 に伴う眺望景観への影響は少ないものと予測する。 (評価の概要) 地形改変及び施設の存在に伴う主要な眺望景観については、左欄に示す環境保全措置を講じることにより、施設の存在に 伴う主要な眺望景観の視覚的変化は小さい。 以上のことから、影響は少ないと考えられ、実行可能な範囲内で、低減が図られているものと評価する。 また、構造物等は、落ち着いた色彩を基調とし、周辺の自然環境との調和に配慮することで、景観への影響を低減でき ることから、「秋田県の景観を守る条例」(平成5年秋田県条例第11号) に整合している。 以上のことから、環境保全の基準等の確保に支障を及ぼすものではないと評価する。 (評価の概要) 地形改変及び施設の存在に伴う主要な眺望景観については、左欄に示す環境保全措置を講じることにより、施設の存在に 伴う主要な眺望景観の視覚的変化は小さい。 以上のことから、影響は少ないと考えられ、実行可能な範囲内で、低減が図られているものと評価する。 また、構造物等は、落ち着いた色彩を基調とし、周辺の自然環境との調和に配慮することで、景観への影響を低減でき ることから、「秋田県の景観を守る条例」(平成5年秋田県条例第11号) に整合している。 以上のことから、環境保全の基準等の確保に支障を及ぼすものではないと評価する。 - 63 - 10.冷却塔配置計画の記載内容見直しについて 準備書 p8.2.2-1(p761)に記載している「1.配置計画」については、適切な表現に修正し、 表 1 のとおり評価書に記載します。 表1 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.2.2-1(p761)) 修正案 1. 配置計画 発電所計画予定地は、周囲に下り傾斜面の 地形を多く有しており、環境影響調査及び予 測の結果を踏まえ、冷却塔から発生する白煙 の眺望景観への配慮、硫化水素の拡散を考慮 した配置計画とした。 また、冷却塔からの蒸気による樹木等への 着氷の影響については、冷却塔を敷地中央部 に配置し、敷地周辺に残存する樹木近傍に排 出口を隣接させないことで、着氷の影響が発 生しにくいよう考慮した配置計画とした。 周辺環境への騒音による影響を低減させ るため、騒音の主たる発生源である冷却塔を 森林地が隣接する北東側境界、及び南西側境 界から遠ざけ、発電所中央寄りに配置する計 画とした。 また、発電所周辺からの眺望による景観を 考慮して、発電所本館や冷却塔の大きさを可 能な限り小さくしつつ、かつ高さを抑える計 画とした。 1. 配置計画 発電所計画予定地は、周囲に下り傾斜面の 地形を多く有しており、環境影響調査及び予 測の結果を踏まえ、冷却塔の配置にあたって は、冷却塔の型式や配置方式による硫化水素 および水蒸気の拡散性能の違いについて検 討を行った上で配置を決定し、発電所計画地 点における風向の出現頻度を考慮し、主風向 (西南西)に対し直交する形で冷却塔を直列 に配置することによって、硫化水素の排出口 である冷却塔を水平に広く配置し、局所的に 硫化水素濃度の高い地点が発生しにくい配 置とするとともに、冷却塔から発生する白煙 の眺望景観へ配慮した配置計画とした。 また、冷却塔からの蒸気による樹木等への 着氷の影響については、冷却塔を敷地中央部 に配置し、敷地周辺に残存する樹木近傍に排 出口を隣接させないことで、着氷の影響が発 生しにくいよう考慮した配置計画とした。 周辺環境への騒音による影響を低減させ るため、騒音の主たる発生源である冷却塔を 森林地が隣接する北東側境界、及び南西側境 界から遠ざけ、発電所中央寄りに配置する計 画とした。 また、発電所周辺からの眺望による景観を 考慮して、発電所本館や冷却塔の大きさを可 能な限り小さくしつつ、かつ高さを抑える計 画とした。 - 64 - 11.文献その他の資料調査の記載内容の見直しについて 文献その他の資料調査については、「調査時期」を項立てして記載しておりますが、文献の調 査時期については、「調査結果」に記載があるため、表 1 に例示のとおり削除いたします。 なお、以下の記載箇所についても同様に削除いたします。 8.1.1.2-4(p374) 8.1.1 大気環境 2. 騒音 (1)調査結果の概要 ②沿道の状況 8.1.1.3-3(p387) 8.1.1 大気環境 3. 振動 (1)調査結果の概要 ②沿道の状況 8.1.2.2-1(p413) 8.1.2 その他の環境 2. その他(温泉) (1)調査結果の概要 ①温泉の状況 8.1.3-1(p433) 8.1.3 その他の環境 1. 8.1.4-1(p445) 8.1.4 動物 1. 地盤 (1)調査結果の概要 ①地盤変動の状況 重要な種及び注目すべき生息地 (1)調査結果の概要 ①哺乳類相の状況 8.1.4-9(p453) ②鳥類相の状況 8.1.4-21(p465) ③爬虫類相の状況 8.1.4-25(p469) ④両生類相の状況 8.1.4-29(p473) ⑤昆虫類相の状況 8.1.4-34(p478) ⑥魚類相の状況 8.1.4-39(p483) ⑦底生動物及び水生昆虫類相の状況 8.1.4-41(p485) ⑧付着藻類相の状況 8.1.4-43(p487) ⑨重要な種及び注目すべき生息地の分布、生息の状況及び生息環境の状況 8.1.5-1(p597) 8.1.5 植物 1. 重要な種及び重要な群落 (1)調査結果の概要 ①植物相の状況 8.1.5-6(p602) ②植生の状況 8.1.5-12(p608) ③重要な種及び重要な群落の分布、 8.1.6-1(P627) 8.1.6 生態系 1. 地域を特徴づける生態系 (1)動植物その他の自然環境に係る概況 ①調査結果の概要 8.1.7-1(P715) 8.1.7 景観 1. 主要な眺望点及び景観資源並びに主要な眺望景観 (1)調査結果の概要 ①主要な眺望点(表1に例示) 8.1.7-7(p721) ②景観資源の状況 8.1.8-1(p737) 8.1.8 人と自然との触れ合いの活動の場 1. 主要な人と自然との触れ合いの活動の場 (1)調査結果の概要 ①人と自然との触れ合いの活動の場の状況 - 65 - 表 1 準備書記載内容の修正案 準備書(p8.1.7-1(p715)) 8.1.7 修正案 景 観 8.1.7 1. 主要な眺望点及び景観資源並びに主要な眺望景観 1. 主要な眺望点及び景観資源並びに主要な眺望景観 (1) 調査結果の概要 (1) 調査結果の概要 ① 主要な眺望点 ① イ.文献その他の資料調査 「日本の自然景観 景 観 東北版Ⅲ 主要な眺望点 イ.文献その他の資料調査 秋田県・山形県」(平成元年、環境庁)等による 情報の収集並びに当該情報の整理を行った。 「日本の自然景観 東北版Ⅲ 秋田県・山形県」(平成元年、環境庁)等による 情報の収集並びに当該情報の整理を行った。 (イ)調査地域 (イ)調査地域 対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲とした。 対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲とした。 (ロ)調査地点 (ロ)調査地点 周囲の地形の状況、眺望点及び景観資源の分布状況、地域の視程並びに不特 定多数の者の視点を考慮して、第8.1.7-1図に示す6地点とした。 周囲の地形の状況、眺望点及び景観資源の分布状況、地域の視程並びに不特 定多数の者の視点を考慮して、第8.1.7-1図に示す8地点とした。 (ハ)調査時期 (削除) 入手可能な最新の資料とした。 (ニ)調査結果 (ハ)調査結果 主要な眺望点の概要は第 8.1.7-1 表のとおりである。 主要な眺望点の概要は第 8.1.7-1 表のとおりである。 ロ.発電所の可視領域の検討 ロ.発電所の可視領域の検討 (イ)検討方法 (イ)検討方法 対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲について、メッシュ標高デー 対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲について、メッシュ標高デー タ(「数値地図 50mメッシュ(標高)」(国土地理院))を用いたコンピュー タ(「数値地図 50mメッシュ(標高)」(国土地理院))を用いたコンピュー ター解析を行い、発電所設備のうち最も高い構造物である発電所本館(高さ 23m) ター解析を行い、発電所設備のうち最も高い構造物である発電所本館(高さ 23m) が視認される可能性のある領域を可視領域として検討した。 が視認される可能性のある領域を可視領域として検討した。 (ロ)検討結果 (ロ)検討結果 発電所本館の可視領域は、第 8.1.7-2 図のとおりである。 発電所本館の可視領域は、第 8.1.7-2 図のとおりである。 - 66 -
© Copyright 2025