日立隔膜式給水用圧力タンク

カ タ ロ グ
快適で、効率的な省エネルギーシステム
7.1Rから5000R
まで機種拡充!
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WR
WXシリーズ
AWXシリーズ
WX-Lシリーズ
DIAS®
ダイアス
日立隔膜式給水用圧力タンク
(公社)日本水道協会品質認証センター認証登録品
目 次
特 長 …………………………………………2
選定例 …………………………………………6
配管例 …………………………………………3
一覧表 …………………………………………7
構造図 …………………………………………4
安全に関するご注意 ……………………………8
設置例 …………………………………………5
給水システムへの提案
現在、建築物、特にマンションおよび集合住宅において給水方式はポンプ圧送方式が主流
になっております。
この給水システムに弊社のダイアス®を組み込むことを提案します。
ダイアス®を採用した場合
給水用圧力タンクを使用することにより、ポンプの発停回数を少なくできます。
1.
給水用圧力タンクの設置は給水システムの配管上ではどの位置にでも設置
2.
できます。
封入圧力の点検は年1回以上の点検および調整が必要です。
3.
ダイアスの特長
1
衛生的です
2
機種が豊富
接水部はダイヤフラムまたはブラダーおよびポリプロピレンライナーを使用しているため、耐食性に
優れ衛生的です。
ダイアス®は、7.1∼5000(R)まで豊富に取り揃えており家庭用から高層ビルまで適正なタンクを
選択することができます。
―2 ―
ダイアス ® を使用した配管例
メンテナンス用
バルブ
フレキシブル
ジョイント
水抜き用バルブ
給水用ポンプユニット
―3 ―
給水用圧力タンク ダイアス®
ダイアス ® 内部構造図
※型式によっては、構造が下図と異なるものがあります。
ダイヤフラム式
ダイヤフラム式(タンクインタンク)
本体
システム接続口
インサート
圧力計
Oリング
空気室
インターナルタンク
ポリプロピレンライナー
空気圧調整弁
銘板
水室
ダイヤフラム
かしめリング
ポリプロピレンライナー
本体
水室
空気室
システム接続口
ダイヤフラム
空気圧調整弁
WR・WXシリーズ
AWXシリーズ
ブラダー式
スカートタイプ
レグタイプ
ブラダー
空気室
圧力計
空気圧調整弁
銘板
ブラダー
空気室
本体
圧力計
空気圧調整弁
銘板
本体
水室
水室
スカート
レグ
システム接続口
システム接続口
WX-Lシリーズ
WX-Lシリーズ
―4 ―
ダイアス ® 設置例
施工の際には取扱説明書を必ずご一読ください。
強制
WX-Lシリーズ設置例
インバーター制御 メンテナンス用 フレキシブル
ポンプユニット
バルブ
ジョイント
WX-Lタンク
水抜き用バルブ
特殊塗装
※標準塗装仕様はさび止め(赤さび色)塗装です。特殊塗装(有償)も承りますので弊社までお問い合わせください。
―5 ―
ダイアス ® 機種選定例
タンク選定にあたっての留意事項
① 選定方法は、ご使用になるポンプユニットの制御方法により異なります。ご不明な点は弊社までお問い合わせください。
② ダイアス ® 機種一覧表により、下記条件を満たすタンクを選定してください。
1)必要タンク容積(Vo)≦機種一覧表のタンク内容積
2)タンク内全水量(Ws)≦機種一覧表の最大使用受水量
3)ポンプ停止(OFF)圧力(P2)≦機種一覧表の最高使用圧力
選定例1
【選定条件】①ポンプ制御方式
1. タンク内最低保有水量(ポンプ吐出量の3秒値を用います。)
t
3
W0 = Q× = 100× 60
60
:ON-OFF制御
②ポンプ吐出量(Q)
:100(R/min)
③ポンプ始動(ON)圧力(P1) :0.22(MPa)
④ポンプ停止(OFF)圧力(P2) :0.31(MPa)
= 5.0
(R)
2. タンク内保有水量(ポンプ吐出量の30秒値を用います。)
t
30
W1 = Q× = 100× 60
60
= 50
(R)
3. タンク内全水量(W0とW1の合計です。)
W2 = W0+W1= 5+50 = 55(R)
4. ダイアス®選定
4 -1必要タンク容積(V0)
V0 =
(P2+0.10)W2 −(P1+0.10)W0
(P2+0.10)−(P1+0.10)
=
(0.31+0.10)×55 −(0.22+0.10)×5
(0.31+0.10)−(0.22+0.10)
= 233
(R)
よって一覧表により、タンク型式:AWX-100、タンク容積(V):259(R)となります。
4 - 2 封入圧力(P0)
(P1+0.10)
(V−W0)
V
P0 =
−0.10 =
(0.22+0.10)
(259−5)
259
−0.10 = 0.214
(MPa)
選定タンク型式
5. 最大使用受水量の確認
タンク型式
タンク容量
最大使用受水量
寸法(直径×高さ)
質量
第二種圧力容器構造規格
空気封入圧力
よって封入圧力は、0.21(MPa)となります。
W0'= V−
V(P0+0.10)
(P1+0.10)
= 259 −
259×(0.21+0.10)
= 8.1
(R)
(0.22+0.10)
(P1+0.10)
(V−W0')
(0.22+0.10)
(259−8.1)
Ws= V−
= 259 −
= 69.3
(R)
(P2+0.10)
(0.31+0.10)
最大使用受水量109(R)≧Wsを満足しています。
AWX-100
259(R)
109(R)
φ609×1121
125(kg)
合格品
0.21(MPa)
選定例2
1. タンク内最低保有水量(ポンプ吐出量の3秒値を用います。)
t
3
W0 = Q× = 100× 60
60
【選定条件】①ポンプ制御方式
= 5.0
(R)
2. タンク内保有水量(ポンプ吐出量の10秒値を用います。)
t
10
W1 = Q× = 100× 60
60
:インバーター制御
②ポンプ吐出量(Q
:100(R/min)
③ポンプ始動(ON)圧力(P1) :0.22(MPa)
④ポンプ停止(OFF)圧力(P2) :0.31(MPa)
= 16.7
(R)
3. タンク内全水量(W0とW1の合計です。)
W2 = W0+W1= 5+16.7 = 21.7(R)
4. ダイアス®選定
4 -1必要タンク容積(V0)
(P2+0.10)W2 −(P1+0.10)W0
(0.31+0.10)×21.7−(0.22+0.10)×5
=
= 81.1
(R)
(P2+0.10)−(P1+0.10)
(0.31+0.10)−(0.22+0.10)
よって一覧表により、タンク型式:AWX-60、タンク容積(V):96(R)となります。
V0 =
4 - 2 封入圧力(P0)
P0 =
(V−W0)
(0.22+0.10)
(96−5)
(P1+0.10)
−0.10 =
V
96
−0.10 = 0.203
(MPa)
選定タンク型式
よって封入圧力は、0.20(MPa)となります。
5. 最大使用受水量の確認
V(P0+0.10)
96×(0.20+0.10)
= 96 −
= 6.0
(R)
(P1+0.10)
(0.22+0.10)
−W0')
+0.10)
−6.0)
(P
1+0.10)
(V
(0.22
(96
V−
= 96 −
(P2+0.10)
(0.31+0.10)
W0'= V−
Ws=
= 25.8
(R)
最大使用受水量33(R)≧Wsを満足しています。
―6 ―
タンク型式
タンク容量
最大使用受水量
寸法(直径×高さ)
質量
第二種圧力容器構造規格
空気封入圧力
AWX-60
96(R)
33(R)
φ406×936
53(kg)
合格品
0.20(MPa)
ダイアス ® 機種一覧表
名 称
型 式
形状
下図参照
タンク内
容積
(R)
WR(ダイヤフラム) WR-71
①
WX-102
WX-103
WXシリーズ
WX-39V
(ダイヤフラム)
②
WX-201
WX-202
7.1
3.5
203×312
2.6
16.6
7.7
279×384
4.1
28.0
10.9
279×566
5.2
39.0
20.0
391×508
10.0
53.0
27.0
391×638
12.0
75.7
36.0
391×814
15.9
8.6
2.9
256×342
12
17.8
7.7
306×416
16
28.8
7.7
306×583
21
○ AWX-5
○ AWX-12
③
○ AWX-20
④
○ AWX-25
AWXシリーズ
ダイヤフラム
タンクインタンク
○●※ AWX-30
○●※ AWX-42
⑤
○●※ AWX-60
39.0
28.0
406×479
36
45.0
33.0
406×554
39
67.0
33.0
406×706
44
96.0
33.0
406×936
53
○●※ AWX-80
126.0
33.0
406×1176
61
○●※ AWX-100
259.0
109.0
609×1121
125
283.0
109.0
609×1206
131
○●※ AWX-210
351.0
109.0
609×1446
147
○●※ WX-200L
200
120
610×1168
158
○●※ WX-300L
300
180
610×1518
193
○●※ WX-400L
400
240
762×1397
236
○●※ WX-500L
500
300
762×1622
244
600
360
762×1847
270
800
480
762×2297
323
○●※ WX-1000L
1000
600
914×2106
470
○●※ WX-1200L
1200
720
914×2406
527
○●※ WX-1400L
1400
840
914×2706
586
○●※ WX-1600L
1600
960
1219×2031
748
○●※ WX-2000L
2000
1200
1219×2381
847
○● WX-3000L
3000
1800
1424×2791
1328
4000
2400
1524×3121
1543
5000
3000
1724×3092
1908
⑥
○●※ AWX-180
○●※ WX-600L
WX-Lシリーズ
(ブラダー)
最大使用
サイズ
質量
受水量 直径(φD)×高さ
(H)
(kg)
(R)
(mm)
⑦
○●※ WX-800L
⑧
○● WX-4000L
○● WX-5000L
接続口径
3
R 4/ B
最高使用
圧力
(MPa)
基準封入
圧力
(MPa)
最高使用
温度
(℃)
0.26
0.98
0.14
0.49
50
Rc1B
Rc1B
0.2未満
3
Rc 4/ B
0.86
Rc1
B
0.10
50
0.39
0.59
50
0.39
0.78
40
0.39
0.59
Rc1B
1
Rc1 4/ B
Rc2B
Rc3
B
100Aフランジ
注:6. AWX-WX-Lシリーズは高圧仕様品も承りますので弊社までお問い合わせください。
注:1. ○印は、受注生産品です。
注:7. AWX-WX-Lシリーズの標準塗装仕様はさび止め
(赤さび色)塗装です。特殊塗装(有償)
も承ります
2. ●印は、第二種圧力容器構造規格合格品です。
ので弊社までお問い合わせください。
注:3. ※印は、
日本水道協会品質認証センター認証登録品です。
上記タンクはすべて屋内設置仕様です。屋外に設置される場合は弊社までお問い合わせください。
「品質認証マーク表示品」が必要な場合は弊社までお問い合わせください。 注:8.
9.
サイズ、質量は参考値となりますので、詳細は納入仕様書をご確認ください。
注:4. WX-3000L∼5000Lの接続口はJIS 10Kフランジです。
注:5. 選定結果がWX-3000L以上の場合は弊社までご連絡ください。
留意事項
① ご注文の際は空気封入圧力をご指定ください。ご指定がない場合は、機種一覧表に示す基準封入圧力※に調整いたします。
※基準封入圧力とは、封入圧力のご指定がない場合の弊社出荷時の封入する圧力です。
② 機種一覧表に示すタンク内容積は、タンクの全容積です。
③ 機種一覧表に示す最大使用受水量は、タンク内に受け入れることのできる最大の水量です。
④ 弊社出荷時の空気封入圧力は最大 0.54MPa です。0.54MPa を超える場合は現地にて運転開始の直前に調整願います。詳細は弊社
までお問い合わせください。
A …システム接続口
φD
D
φD
B …空気圧調整弁
B
C …銘板(ラベル)
C
D …圧力計
φD
B
φD
φD
C
C
H
B
A
H
H
H
H
A
A
A
A
A
H
B
H
C
A
銘板座詳細図
C
H
φD
φD
φD
A
B
1
注意
2
3
4
5
6
7
8
ご使用にあたってのお願い
① ダイアス ® は、年 1 回以上の空気封入圧力の点検および調整等が必要です。点検を怠りますと、正常に機能しなくなるだ
けでなく、製品の寿命を著しく低下させます。
② 点検および調整については、取扱説明書に記載された“空気封入圧力の確認・調整手順”
“法定検査および定期点検”を
実施してください。
③ ご不明な点は弊社までお問い合わせください。
④ メンテナンス(有償)は承っておりますので、弊社までお問い合わせください。
―7 ―
安 全 に 関 す る ご 注 意
・弊社、給水用圧力タンクは、年1回以上のメンテナンスを必要とします。
メンテナンスを怠った場合、正常に機能しなくなるばかりでなく、製品の寿命を著しく低下
させることがあります。
・ご使用にあたっては、取扱説明書を必ずお読みいただき、正しい方法でご使用ください。
http://www.hitachi-metals.co.jp
社 ● 〒 105-8614 東京都港区芝浦一丁目 2 番 1 号(シーバンス N 館)
本
配管機器事業部 継手営業部
1(03)5765-4279
FAX(03)5765-8313
北 日 本 支 店 ● 〒 980-0021 仙台市青葉区中央一丁目 6 番 35 号(東京建物仙台ビル)
1(022)267-0216
FAX(022)266-7891
北海道営業所 ● 〒 001-0018 札幌市北区北十八条西五丁目1番12号(北海日立電線機販 1内)
1(011)806-1786(代表)
FAX(011)806-1792
新 潟 営 業 所 ● 〒 950-0087 新潟市中央区東大通一丁目 2 番 23 号(北陸ビル)
1(025)241-5421
FAX(025)243-2558
中 部 東 海 支 店 ● 〒 460-0003 名古屋市中区錦二丁目 13 番 19 号(瀧定ビル)
1(052)220-7463
FAX(052)220-7483
北 陸 営 業 所 ● 〒 939-8216 富山市黒瀬北町二丁目 13 番 1 号(イムズビル)
1(076)420-2881(代表)
FAX(076)491-5201
静 岡 営 業 所 ● 〒 422-8067 静岡市駿河区南町 18 番 1 号(サウスポット静岡)
1(054)202-1580(代表)
FAX(054)202-1588
関
西
支
店 ● 〒 541-0041 大阪市中央区北浜三丁目 5 番 29 号(日生淀屋橋ビル)
中
国
支
店 ● 〒 732-0827 広島市南区稲荷町 2 番 16 号(広島稲荷町第一生命ビル)
九
州
支
店 ● 〒 810-0001 福岡市中央区天神二丁目 14 番 13 号(天神三井ビル)
1(06)6203-9704
1(082)535-1711(代表)
1(092)687-5263
FAX(06)6202-0730
FAX(082)535-1713
FAX(092)687-5266
本カタログ記載の住所、連絡先は2014年4月現在のものです。
変更になる場合もありますので、電話やファクシミリがつながらない場合は、
お手数ですが下記までご連絡をお願いいたします。
日立金属株式会社 コミュニケーション室 Tel.(03)5765-4076 0800-500-5055
Fax.(03)5765-8312
・本カタログの掲載内容は、2014年4月現在です。
・本カタログに掲載の商品は、仕様、外観などを予告なく変更することがあります。
・本カタログに掲載している商品の色は、印刷の関係上、実際と若干異なる場合があります。
・本カタログの掲載内容は、すべて当社に著作権の存するものです。無断の複製は固くお断りいたします。
・ご不明な点は、お近くの支店・営業所にお問い合わせください。
・誤った使用方法、取扱上の不注意や風水害、地震、雷などの天災および火災、公害(特殊環境)
、塩害、
戦争、テロなどの不可抗力、その他当社責任と認められない損害には、当社は一切責任を負いません。
取扱店
カタログ番号 HL-K216-L
2014 年 4 月作成(M - FT3)