PARC の SP ユニットを使用したバンブーオーナメントスピーカー

PARC の SP ユニットを使用したバンブーオーナメントス ピーカー
2014 年 5 月 18 日
柏市
take
1.はじめに
昨年の観賞会ではアクリルパイプを使った
フローティングスピーカー を紹介しました。
ちょっと複雑な構造で作るのが面倒でした。
今年は簡単、超軽量で安価に作れる物にしま
した。二年前に紹介したニトリ製のバンブー
オーナメントをエンクロージャーに使ったも
のです。僅か 3.6L,2kg ですが、まずまずの結
果を得ましたので紹介します。
2.使用ユニット等
WF:Parc
DCU-F121A
TW:Parc
DCU-T114S
図1
バンブーオーナメントスピーカーの外観
ネットワーク 定数は-12db/oct
Fc
:
約 3KHz
WF 側:インピーダンス補正付き
TW 側:Q ノッチ補正もどき付き
エンクロージャー:ニトリ製
バンブーオーナメント ND-J036
アンプ入力でのバッフル補正
:中心 400Hz 前後間で 4db
3.特性の狙いと測定結果
図2
総合周波数特性
(軸上 50cm 高域のみ時間窓 3ms)
WF の口径が 10cm でエンクロージ
ャー容積が 3.6L しかないので低域
での高い音圧は望めません。その代
わりにだら下がり特性とし、部屋の
壁近くに設置することによる低域
上昇を狙いました。
ツイーターの肩特性が急峻なの
で、1.8KHz 付近を低下させる Q ノッ
チフィルタ特性を追加しました。
図2に計測した F 特性を示します。
40Hz~200Hz にかけて緩やかに上昇する
図3
軸上 50cm,音圧 80db での歪特性
特性としました。ポートの Fs は約 55Hz です。40Hz は部屋の定在波でやや盛り上がっています。
図3に 50cm,80db での歪特性を示します。10cm 口径としては低域も比較的低歪です。
重量は全体で2Kg しかなく、小型・超軽量ですが音離れの良い好きな音で鳴ってくれています。