2014/6/22 ●相関係数 共分散はデータの単位に影響を受ける (例えば、身長を1.72mか172cmで値が大きく変わる)。 「相関係数」は、共分散のその弱点を補い、2変量 x, y の相関を調べる指標である。 rxy xy x y 70 65 60 相関係数の性質: ・ 1 に近いほど「正の相関」が強い。 ・ –1 に近いほど「負の相関」が強い。 ・ 0 に近いほど「相関が無い」。 ・ データが正規化されているとき、共分散と一致する。 90 80 80 70 70 60 60 50 170 175 x – y 空間 (1 rxy 1) 90 180 50 60 65 y – z 空間 70 170 175 180 z – x 空間 共分散 σxy = 1.18 共分散 σyz = 9.84 共分散 σzx = 31.84 相関係数 rxy = 0.29 相関係数 ryz = 0.53 相関係数 rzx = 0.97 分散や共分散、相関係数は、よく行列にまとめられる。 例えば、3 変量 (x, y, z) の場合、以下のようにまとめら れる。 1 x2 xy xz S xy y2 yz R rxy rxz xz yz z2 rxy 1 ryz rxz ryz 1 行列 S を「分散・共分散行列」、 行列 R を「相関行列」 という。 1
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